JP2008250463A - 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008250463A
JP2008250463A JP2007088498A JP2007088498A JP2008250463A JP 2008250463 A JP2008250463 A JP 2008250463A JP 2007088498 A JP2007088498 A JP 2007088498A JP 2007088498 A JP2007088498 A JP 2007088498A JP 2008250463 A JP2008250463 A JP 2008250463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
moving body
information recording
threshold value
output value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007088498A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Okamoto
達也 岡本
Yoshiko Kato
淑子 加藤
Kazutoshi Tanaka
一聡 田中
Nobuaki Toyooka
伸明 豊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2007088498A priority Critical patent/JP2008250463A/ja
Publication of JP2008250463A publication Critical patent/JP2008250463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】移動体の走行履歴情報や運転者の運転習熟度を示す情報に応じて軽微な衝突を的確に判断し、周辺映像の保存の最適化を図ること。
【解決手段】移動体から撮像される移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録装置100において、検出部101は、移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する。決定部102は、衝撃センサからの出力値が検出された場合に、移動体の走行状態に関する情報に応じて、移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する。判断部103は、出力値と、しきい値とを比較することによって、移動体に接触した物体があるか否かを判断する。そして、保存部104は、判断された結果、移動体に接触した物体がある場合に、周辺映像を記録媒体に保存する。
【選択図】図1

Description

この発明は、移動体の利用者を案内する情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
従来、飛行機に搭載されたフライトレコーダと同様に、走行中の車両の周辺状況の記録をおこなうドライブレコーダが知られている。このようなドライブレコーダは、たとえば、車両の周辺を撮像するカメラによって撮像される周辺映像を画像メモリの所定領域に書き込む機能を有しており、画像メモリ情報に車両位置情報および時刻情報を付与した記録情報をバッファメモリに定常的に記録する。
そして、ドライブレコーダは、衝撃検知センサによって所定値以上の衝撃を検知すると、検知時点から所定時間の間の記録情報をストレージメモリに保存する。このように、あて逃げ事件などの事件に遭遇したとき、ストレージメモリに保存された記録情報を確認することにより、あて逃げ車両の特定をおこなうことができる。
近年では、衝撃検知センサによって検知される衝撃について、車両への衝突物の衝突位置に応じて定められたしきい値を用いて、該衝突物が歩行者であるか否かを判定する提案がされている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2004−196239号公報
しかしながら、上述した従来技術では、所定のしきい値を用いて衝突があったか否かを判断することによって、記録情報を保存する構成である。したがって、小石の衝突や対向車とのミラーの接触やドアなどについた微小なキズなどの軽微な衝突の原因を記録情報として保存する場合、衝突事故や人身事故の衝撃を対象とする衝撃検知センサでは、極わずかな衝撃を検知することは困難である。すなわち、衝突事故や人身事故の衝撃を対象とする衝撃検知センサでは、軽微な衝突に対する検出感度が低いため、軽微な衝突に応じたしきい値を用いても、的確に衝突を判断することができないという問題が一例として挙げられる。
また、軽微な衝突を検知することができるセンサを用いて、軽微な衝突の原因を記録情報として保存する場合であっても、車両の運転者や走行場所の相違によってセンサの出力値が大きく異なるため、軽微な衝突があったか否かの判断結果が誤った結果になってしまうという問題が一例として挙げられる。
具体的には、たとえば、交差点などで停止する際に急停止をおこなう運転者が運転する車両は、車両の加速度変化が大きいため、道路の凹凸など軽微な衝突以外の事象であってもセンサからの出力がある場合がある。したがって、軽微な衝突以外の事象による出力値よりも軽微な衝突に応じたしきい値の方が低い場合、余分な記録情報を保存することとなり、記録領域を圧迫してしまうばかりか、記録領域が一杯になってしまうと、必要な記録情報が保存できなくなってしまう。
一方、交差点などで停止する際にゆっくり停止する運転者が運転する車両は、車両の加速度変化が小さいため、軽微な衝突であってもセンサからの出力値が小さくなる場合がある。したがって、軽微な衝突の記録情報を保存できない場合、必要な記録情報を保存できず、軽微な衝突の的確な分析をおこなうことができない。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる情報記録装置は、移動体から撮像される当該移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録装置において、 前記移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する検出手段と、前記検出手段によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、前記移動体の走行状態に関する情報に応じて、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する決定手段と、前記出力値と、前記決定手段によって決定されたしきい値とを比較することによって、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された結果、前記移動体に接触した物体がある場合に、前記周辺映像を記録媒体に保存する保存手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる情報記録方法は、移動体から撮像される当該移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録方法において、前記移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する検出工程と、前記検出工程によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、前記移動体の走行状態に関する情報に応じて、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する決定工程と、前記出力値と、前記決定工程によって決定されたしきい値とを比較することによって、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって判断された結果、前記移動体に接触した物体がある場合に、前記周辺映像を記録媒体に保存する保存工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる情報記録プログラムは、請求項8に記載の情報記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項9に記載の情報記録プログラムを記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(情報記録装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかる情報記録装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる情報記録装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、移動体から撮像される移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録装置100は、検出部101と、決定部102と、判断部103と、保存部104と、から構成されている。
検出部101は、移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する。衝撃センサは、たとえば、振動センサや加速度センサや移動体に対する接触センサなどでもよい。より具体的には、たとえば、検出部101は、複数の感圧センサからなる衝撃センサからの出力値を検出する。
決定部102は、検出部101によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、移動体の走行状態に関する情報に応じて、移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する。走行状態に関する情報は、たとえば、移動体の走行履歴情報や移動体を運転する運転者や運転者の運転習熟度を示す情報などである。
具体的には、たとえば、決定部102は、移動体に対して軽微なキズを生じる接触の際に検出される出力値に応じたしきい値を決定することとしてもよい。軽微なキズは、たとえば、小石の衝突や対向車とのミラーの接触やドアなどについた微小なキズなどの軽微な衝突を伴う。
より具体的には、たとえば、決定部102は、移動体の走行履歴情報や識別される運転者や運転者の運転習熟度を示す情報に応じて、軽微な衝突を判断するためのしきい値を決定する構成であり、軽微な衝突の出力値が高くなる状況下ではしきい値を高くし、軽微な衝突の出力値が低くなる状況下ではしきい値を低くすることとしてもよい。また、決定部102は、軽微な衝突が発生する確率が高ければ低いしきい値に決定し、軽微な衝突が発生する確率が低ければ高いしきい値に決定することとしてもよい。
また、決定部102は、軽微な衝突を判断するためのしきい値の上限と下限を決定することとしてもよい。換言すれば、軽微な衝突と判断できる出力値の範囲を決定する構成としてもよい。
判断部103は、検出部101によって検出された出力値と、決定部102によって決定されたしきい値とを比較することによって、移動体に接触した物体があるか否かを判断する。具体的には、たとえば、判断部103は、出力値がしきい値よりも高い場合に、移動体に接触した物体があると判断し、出力値がしきい値よりも低い場合に、接触した物体がないと判断する。より具体的には、たとえば、判断部103は、移動体に対して軽微な衝突があったか否かを判断することとしてもよい。
保存部104は、判断部103によって判断された結果、移動体に接触した物体がある場合に、周辺映像を図示しない記録媒体に保存する。具体的には、たとえば、保存部104は、判断部103によって移動体に対して軽微な衝突があった場合に周辺映像を保存する構成でもよく、出力値が検出された時点の前後の周辺映像を保存する。
(情報記録装置の処理の内容)
つぎに、図2を用いて本実施の形態にかかる情報記録装置100の処理の内容について説明する。図2は、本実施の形態にかかる情報記録装置の処理の内容を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、移動体の周辺映像を上書き記録する(ステップS201)。周辺映像は、たとえば、移動体が走行を開始すると図示しない撮像部によって撮像される構成でもよい。
つぎに、検出部101によって、移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値が検出されたか否かを判断する(ステップS202)。衝撃センサは、たとえば、移動体に設置された複数の感圧センサからなることとしてもよい。
ステップS202において、衝撃センサからの出力値が検出されない場合(ステップS202:No)は、ステップS201へ戻って処理を繰り返す。
ステップS202において、衝撃センサからの出力値が検出された場合(ステップS202:Yes)は、決定部102によって、移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する(ステップS203)。具体的には、たとえば、決定部102は、ステップS202によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、移動体の走行状態に関する情報に応じて、移動体に軽微な衝突があるか否かを判断するためのしきい値を決定する。
なお、図2のフローチャートでは、ステップS203において、衝撃センサからの出力値が検出された場合にしきい値を決定することとして説明したが、衝撃センサからの出力値が検出される前に、移動体の走行状態に関する情報に応じてしきい値をあらかじめ決定しておく構成でもよい。
つぎに、判断部103によって、ステップS203において決定されたしきい値を用いて、接触に関する判断をおこなう(ステップS204)。具体的には、たとえば、接触に関する判断は、ステップS202において検出された出力値と、ステップS203において決定されたしきい値とを比較することによって、移動体に軽微な衝突があるか否かを判断する。
そして、保存部104によって、ステップS204において判断された結果に応じて、周辺映像を保存し(ステップS205)、一連の処理を終了する。具体的には、たとえば、保存部104は、ステップS204において移動体に対して軽微な衝突があった場合、出力値が検出された時点の前後の周辺映像を図示しない記録媒体に保存することとしてもよい。
なお、本発明の情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、図1に示した情報記録装置100によって、その機能を実現することとしたが、情報記録装置100に限ることはなく、図1に示す機能部を備える構成とすれば、複数の装置であってもよい。各機能部を異なる装置として接続する場合、装置間の接続は、たとえば、有線、無線を問わず、Bluetooth(登録商標)などによって通信をおこなって接続することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、移動体の走行履歴情報や運転者の運転習熟度を示す情報に応じてしきい値を決定し、軽微な衝突を的確に判断することができるため、周辺映像の保存の最適化を図ることができる。
以下に、本発明の実施例1について説明する。本実施例1では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明の情報記録装置を実施した場合の一例について説明する。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
まず、図3を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、ナビゲーション装置300は、車両などの移動体に搭載されており、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インターフェース)308と、スピーカ309と、入力デバイス310と、映像I/F311と、ディスプレイ312と、カメラ313と、通信I/F314と、GPSユニット315と、各種センサ316と、を備えている。また、各構成部301〜316はバス320によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、表示プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
ここで、経路探索プログラムは、後述する光ディスク307に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F311へ出力される。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、通信I/F314によって取得されたナビゲーション装置300の現在地点情報、光ディスク307から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F311へ出力される。
音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、CPU301を介して音声I/F308へ出力する。
表示プログラムは、映像I/F311によってディスプレイ312に表示する地図情報の表示形式を決定させ、決定された表示形式によって地図情報をディスプレイ312に表示させる。
また、CPU301は、後述する各種センサ316によって、トリガーが検知された場合に、常時上書き記録していた車両の周辺映像であるドライブレコーダ用画像の記録先を切り替える構成としてもよい。ドライブレコーダ用画像の記録先は、たとえば、常時上書き記録する上書き用記録領域と、トリガーを検知した場合に保存する保存用記録領域を有するものであってもよいし、上書き記録用の記録媒体と保存用の記録媒体を備える構成としてもよい。また、上書き用記録領域や上書き記録用の記録媒体は、複数あってもよい。
また、CPU301は、後述するトリガーを検知するしきい値を決定する。詳細は図4〜図6を用いて説明するが、しきい値の決定は、たとえば、車両の走行履歴に関する情報や車両を運転する運転者情報に応じて決定することとしてもよい。
トリガーは、たとえば、後述するドライブレコーダ用画像を保存するきっかけとなるような各種センサ316の出力などで、各種センサ316から、CPU301によって決定されたしきい値を超える出力値があった場合に、トリガーが検知される構成でもよい。
より具体的には、たとえば、トリガーは、車両に対する接触を検知する感圧センサの出力が、CPU301によって決定されたしきい値を超えた場合に検知される。すなわち、しきい値を超えた圧力の検知によって、車両に対して小石の衝突や対向車とのミラーの接触やドアなどについた微小なキズなどの軽微な衝突があった可能性が高いこととして、ドライブレコーダ用画像を保存する。
このように、トリガーを検知するしきい値は、たとえば、車両に対する軽微な衝突があったか否かを判断するために用いられるが、感圧センサからの出力値は、識別される運転者、運転者の習熟度や運転傾向、走行場所などの影響によって変動する。したがって、軽微な衝突に対する判断のトリガーを的確に検知するためには、しきい値を運転者の習熟度や運転傾向、走行場所などに応じて決定する必要がある。
詳細は図4を用いて説明するが、しきい値の決定は、走行中の車両について、過去に同じ場所を走行した際の走行状態を示す走行履歴に関する情報を用いて決定することとしてもよい。具体的には、たとえば、走行場所と加速度量や速度量などの走行状態に応じて、過去に記憶した感圧センサの出力値を元にしきい値を学習することとしてもよい。
より具体的には、たとえば、駐車場や細街路などの走行では、ミラー接触やドアの擦り傷など軽微な衝突が発生する可能性が高いこととして、しきい値を低く決定することとしてもよい。また、過去に軽微な衝突に遭遇した走行場所や走行状態を学習し、同様の走行場所や走行状態になった場合にしきい値を低く決定することとしてもよい。すなわち、軽微な衝突を起こす可能性の高い地点でしきい値を低く決定することで、確実にトリガーを検知することができる。
また、走行状態の学習について、車両の加速度量や速度量などの履歴を学習する場合、同様な条件下における走行時の感圧センサの出力値から、履歴に基づいた加速度および速度による圧力を差し引くことで、加速度および速度以外の要因(たとえば、軽微な衝突)による圧力の検出感度を向上させることができる。
また、しきい値の決定は、たとえば、運転者の運転に関する運転者情報を用いて決定することとしてもよい。具体的には、たとえば、しきい値の決定は、運転者ごとに決定する構成でもよく、あらかじめ登録された運転者ごとのしきい値を用いることとしてもよい。また、しきい値の決定は、走行場所に応じた車両の加速度量や速度量などを運転者の運転走行パターンとして運転者情報を学習して、しきい値を決定する構成でもよい。
より具体的には、たとえば、地図情報から信号での停止と判断できる場合に、緩やかに停止する運転者と、急停止に近い停止をおこなう運転者では、単位時間あたりの加速度量の変動が大きくなる。したがって、急停止に近い停止をおこなう運転者の方が、緩やかに停止する運転者よりも大きいしきい値に決定することとしてもよい。換言すれば、荒っぽい(危険と判断できる)運転をする運転者の場合、高いしきい値に決定することで、無駄にトリガーを検知することを抑制し、おとなしい(安全と判断できる)運転をする運転者の場合、低いしきい値に決定することで、トリガーの検知による軽微な衝突を漏らさないようにすることができる。
また、上述の説明では、運転者情報について、信号での停止を例にして説明したが、坂道の走行や交差点の曲がり方など、運転者の特性が表れる地点における運転者情報を用いることとしてもよい。
なお、運転者の識別は、後述する入力デバイス310によって入力を受け付ける識別情報を用いておこなったり、運転開始から所定時間内の運転パターンに基づいて特定することとしてもよい。識別情報は、たとえば、運転者のID(IDentifier)や生体情報などである。さらに、運転者を特定しなくても、習熟度に応じて、たとえば、初級者、中級者、上級者ごとにしきい値を決定する構成でもよい。
なお、しきい値の決定は、感圧センサについておこなうこととしたが、その他、車両に対する衝撃を検知する加速度センサなどを有する場合、加速度センサのしきい値を決定する際に同様の構成を用いることとしてもよい。
また、上述の説明では、しきい値を決定するための基準として、走行履歴に関する情報や、運転者の運転に関する運転者情報を用いることとしたが、その他、車速や渋滞情報や継続運転時間や平均速度や気象情報などを用いる構成であってもよい。また、しきい値は、渋滞情報などの予測情報に基づいて、実際に車速の変化する地点に到達する直前に車速の変化を予測して決定することとしてもよい。このようにすることで、汎用性の高い装置を提供することができる。
また、CPU301は、しきい値の代わりにトリガーとなる各種センサ316(たとえば、感圧センサ)の出力パターンなどを決定する構成でもよい。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク305、光ディスク307に記録される情報の一例として、後述するカメラ313で得られた車両周辺の周辺映像、後述するGPSユニット315で検出された車両の現在地点情報、後述する各種センサ316からの出力値などが挙げられる。また、各種センサ316の出力から検知したトリガーに基づいてトリガー情報を累積保存してもよい。これらの情報は、ナビゲーション装置300が有するドライブレコーダ機能によって記録され、交通事故発生時の検証用資料などとして用いられる。
その他、磁気ディスク305、光ディスク307に記録される情報の他の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ312の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置300が経路誘導中の場合は、地図情報と後述するGPSユニット315によって取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。
なお、本実施例1では地図情報を磁気ディスク305、光ディスク307に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報は、ナビゲーション装置300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置300の外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーション装置300は、たとえば、通信I/F314を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報はRAM303などに記録される。
また、音声I/F308は、音声出力用のスピーカ309に接続され、スピーカ309からは音声が出力される。
また、入力デバイス310は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
また、映像I/F311は、ディスプレイ312およびカメラ313と接続される。映像I/F311は、具体的には、たとえば、ディスプレイ312全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ312を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ312には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ312は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。また、ディスプレイ312は、車両に複数備えられていてもよく、たとえば、運転者に対するものと後部座席に着座する搭乗者に対するものなどである。
カメラ313は、可動式や固定式を問わず複数でもよく、車両内部あるいは外部などの周辺映像を撮影する。映像は、静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ313によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F311を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力する。また、カメラ313によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F311を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力する。また、記録媒体に出力された映像は、ドライブレコーダ用画像として上書き記録や保存がおこなわれる。
また、通信I/F314は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F314は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F314は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報などを取得する。なお、VICSは登録商標である。
また、GPSユニット315は、GPS衛星からの受信波や後述する各種センサ316(たとえば、角速度センサや加速度センサ、タイヤの回転数など)からの出力値を用いて、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を示す情報を算出する。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ316は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどであり、その出力値は、GPSユニット315による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
また、各種センサ316は、たとえば、車両にかかった圧力を検知する感圧センサを含む構成でもよい。具体的には、たとえば、感圧センサは、車両に対して小石の衝突や対向車とのミラーの接触やドアなどについた微小なキズなどの軽微な衝突があった際に圧力を検知する構成でもよく、車両に複数設置する構成でもよい。
また、各種センサ316は、ドライバーによる車両の各操作を検知するセンサなども含む。車両の各操作の検知は、たとえば、ハンドル操作やウインカーの入力やアクセルペダルの踏み込みやブレーキペダルの踏み込みなどを検知する構成としてもよい。また、各種センサ316の出力値は、ドライブレコーダ機能で記録してもよい。
また、各種センサ316においては、前述のようにCPU301によってドライブレコーダ用画像を保存する際のトリガーが決定され、トリガーが検知された場合にドライブレコーダ用画像が磁気ディスク305、光ディスク307などに保存されることとしてもよい。トリガーは、たとえば、ドライブレコーダ用画像を保存するきっかけとなるものなどで、各種センサ316(たとえば、感圧センサ)における、所定のしきい値以上の出力や所定のパターンと近似する出力などをトリガーとする構成でもよい。
なお、本実施例1では、車両に搭載されたナビゲーション装置300による例について説明するが、利用者の携帯端末や、PC(パーソナル・コンピュータ)によって本発明の案内装置を実施するようにしてもよい。
なお、図1に示した情報記録装置100が備える検出部101、決定部102、判断部103、保存部104は、図3に示したナビゲーション装置300におけるROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置300における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例1のナビゲーション装置300は、ナビゲーション装置300における記録媒体としてのROM302に記録されているプログラムを実行することにより、図1に示した情報記録装置100が備える機能を、図2に示した手順で実行することができる。
(走行履歴の学習の概要)
つぎに、図4を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置300における走行履歴に関する情報の概要について説明する。図4は、本実施例1にかかる走行履歴の学習の一例を示す説明図である。
図4において、走行履歴情報400は、ナビゲーション装置300によって地図情報から信号停止と判断できる場合の走行時における加速度の変動を示すグラフである。走行履歴情報400は、緩やかに停止する場合の信号における加速度変動401と、急停止に近い停止をおこなう場合の信号における加速度変動402と、を示している。
走行履歴情報400は、車両における過去の走行について加速度の変動を記録する構成でもよく、複数回走行している地点では、その平均を走行履歴情報としてもよい。また、加速度の代わりに、図3に示した各種センサ316の出力から、速度や方位の変化量や車両の各操作などを学習することとしてもよいし、それら複数を学習する構成でもよい。
このように、信号機に応じて停止時の加速度変動が異なることを利用して、ナビゲーション装置300によって、トリガーを検知するしきい値を決定する。具体的には、たとえば、加速度変動402が示す信号での停止など、単位時間あたりの加速度の変動が大きい場合には、しきい値を高く設定する。また、加速度変動401が示す信号での停止など、単位時間あたりの加速度の変動が小さい場合には、しきい値を低く設定することとしてもよい。
また、上述の説明では、信号停止を例にして説明したが、坂道の走行や交差点の走行などの走行履歴情報を用いる構成でもよい。
(ナビゲーション装置300の処理の内容)
つぎに、図5を用いて、本実施例1にかかるナビゲーション装置300の処理の内容について説明する。図5は、本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置300は、車両が走行を開始したか否かを判断する(ステップS501)。車両の走行に関する判断は、たとえば、各種センサ316の出力を参照しておこなってもよい。
ステップS501において、車両が走行を開始するのを待って、走行を開始した場合(ステップS501:Yes)は、CPU301による磁気ディスクドライブ304や光ディスクドライブ306の制御によって、磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に、カメラ313によって撮影されたドライブレコーダ用画像を上書き記録する(ステップS502)。上書き記録は、たとえば、一定時間における動画を、記録媒体の記録容量を超えないように、順次上書きして記録することであり、上書き記録用の記録媒体や上書き記録用の記録領域を有する記録媒体に記録する。
つぎに、CPU301によって、車両の走行履歴に関する情報を取得する(ステップS503)。走行履歴に関する情報は、たとえば、図4に示した走行履歴情報であり、車両が現在走行している走行場所に応じて磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体から読み出す構成でもよい。
そして、CPU301によって、ステップS503において取得された走行履歴に関する情報に基づいて、現在の走行場所が加速度の変動が小さいか否かを判断する(ステップS504)。具体的には、たとえば、ステップS504における判断は、現在の走行場所における走行履歴から、加速度の変動が大きな走行をした地点か否かを判断する。
ステップS504において、加速度の変動が小さいと判断された場合(ステップS504:Yes)は、現在設定されているトリガーのしきい値を下げる(ステップS506)。
また、ステップS504において、加速度の変動が大きいと判断された場合(ステップS504:No)は、現在設定されているトリガーのしきい値を上げる(ステップS505)。
そして、CPU301によって、ステップS505およびステップS506において決定されたトリガーを用いて、トリガーを検知したか否かを判断する(ステップS507)。具体的には、たとえば、トリガーの検知は、車両に複数備えられた感圧センサの出力値と、しきい値とを比較することによって、車両に対して軽微な衝突があったか否かを判断する構成でもよい。
なお、図5のフローチャートでは、ステップS504において、現在の走行場所における走行履歴の加速度の変動について判断したが、現在の走行場所が軽微な衝突のおこる可能性が高いか否かを判断する構成でもよい。具体的には、たとえば、軽微な衝突の可能性は、現在の走行場所が、駐車場や細街路などの特定の場所を走行中なのかに基づいて判断してもよい。その場合、軽微な衝突の可能性が高いと判断されると、しきい値を低く決定して、軽微な衝突の可能性が低いと判断されると、しきい値を高く設定することとしてもよい。
ステップS507において、トリガーを検知した場合(ステップS507:Yes)は、CPU301による磁気ディスクドライブ304や光ディスクドライブ306の制御によって、磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体にドライブレコーダ用画像を保存する(ステップS508)とともに、CPU301によって、車両の走行は終了したか否かを判断する(ステップS509)。
また、ステップS507において、トリガーを検知しなかった場合(ステップS507:No)は、ステップS509へ移行して、CPU301によって、車両の走行は終了したか否かを判断する(ステップS509)。車両の走行に関する判断は、たとえば、各種センサ316の出力を参照しておこなってもよい。より具体的には、各種センサ316の出力が停止した時点で車両の走行が終了したと判断してもよい。
ステップS509において、車両の走行が終了しない場合(ステップS509:No)は、ステップS502に戻って、ドライブレコーダ用画像の上書き記録を繰り返す。また、ステップS509において、車両の走行が終了した場合(ステップS509:Yes)は、そのまま一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施例1によれば、トリガーを検知するしきい値を、走行履歴に関する情報に応じて決定することができる。したがって、確実にトリガーを検知することで、ドライブレコーダ用画像の保存の最適化を図ることができる。特に、走行履歴に関する情報を用いることで、軽微な衝突などのトリガーを適切に検知することができる。
つぎに、本発明の実施例2について説明する。前述の実施例1では、トリガーを検知するためのしきい値の決定について、走行履歴に関する情報を用いることとして説明したが、本実施例2では、走行履歴に関する情報の代わりに運転者情報を用いる場合について説明する。
なお、本実施例2にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成については図3とほぼ同様であるため説明を省略する。また、運転者情報の概要については、図4に示した走行履歴情報400を運転者情報に置き換えることとする。
具体的には、たとえば、運転者情報400は、運転者ごとに、ナビゲーション装置300によって地図情報から信号停止と判断できる場合の走行時における加速度の変動を示すグラフである。すなわち、運転者情報400は、運転者ごとに信号で緩やかに停止する運転者の加速度変動401と、急停止に近い停止をおこなう運転者の加速度変動402と、を示すこととなる。
(ナビゲーション装置300の処理の内容)
ここで、図6を用いて、本実施例2にかかるナビゲーション装置300の処理の内容について説明する。図6は、本実施例2にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置300は、車両が走行を開始したか否かを判断する(ステップS601)。車両の走行に関する判断は、たとえば、各種センサ316の出力を参照しておこなってもよい。
ステップS601において、車両が走行を開始するのを待って、走行を開始した場合(ステップS601:Yes)は、CPU301による磁気ディスクドライブ304や光ディスクドライブ306の制御によって、磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に、カメラ313によって撮影されたドライブレコーダ用画像を上書き記録する(ステップS602)。上書き記録は、たとえば、一定時間における動画を、記録媒体の記録容量を超えないように、順次上書きして記録することであり、上書き記録用の記録媒体や上書き記録用の記録領域を有する記録媒体に記録する。
つぎに、CPU301によって、運転者情報を取得する(ステップS603)。運転者情報は、たとえば、前述した運転者情報400であり、車両が現在走行している走行場所に応じて、運転者ごとに磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体から読み出す構成でもよい。
そして、CPU301によって、ステップS603において取得された運転者情報に基づいて、現在運転している運転者は、安全な運転が多いか否かを判断する(ステップS604)。具体的には、たとえば、ステップS604における判断は、停止時における単位時間あたりの加速度の変動に基づいて判断することとしてもよく、急停止に近い停止をおこなうことの多い運転者は危険な運転が多く、緩やかに停止することの多い運転者は安全な運転が多いと判断してもよい。また、停止時における加速度の変動の他に、坂道の走行や交差点の曲がり方など、運転者の特性が表れる地点における運転者情報を用いることとしてもよい。
ステップS604において、安全な運転が多いと判断された場合(ステップS604:Yes)は、現在設定されているトリガーのしきい値を下げる(ステップS606)。
また、ステップS604において、安全な運転が少ないと判断された場合(ステップS604:No)は、現在設定されているトリガーのしきい値を上げる(ステップS605)。
そして、CPU301によって、ステップS605およびステップS606において決定されたトリガーを用いて、トリガーを検知したか否かを判断する(ステップS607)。具体的には、たとえば、トリガーの検知は、車両に複数備えられた感圧センサの出力値と、しきい値とを比較することによって、車両に対して軽微な衝突があったか否かを判断する構成でもよい。
ステップS607において、トリガーを検知した場合(ステップS607:Yes)は、CPU301による磁気ディスクドライブ304や光ディスクドライブ306の制御によって、磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体にドライブレコーダ用画像を保存する(ステップS608)とともに、CPU301によって、車両の走行は終了したか否かを判断する(ステップS609)。
また、ステップS607において、トリガーを検知しなかった場合(ステップS607:No)は、ステップS609へ移行して、CPU301によって、車両の走行は終了したか否かを判断する(ステップS609)。車両の走行に関する判断は、たとえば、各種センサ316の出力を参照しておこなってもよい。より具体的には、各種センサ316の出力が停止した時点で車両の走行が終了したと判断してもよい。
ステップS609において、車両の走行が終了しない場合(ステップS609:No)は、ステップS602に戻って、ドライブレコーダ用画像の上書き記録を繰り返す。また、ステップS609において、車両の走行が終了した場合(ステップS609:Yes)は、そのまま一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施例2によれば、トリガーを検知するしきい値を、運転者情報に応じて決定することができる。したがって、確実にトリガーを検知することで、ドライブレコーダ用画像の保存の最適化を図ることができる。特に、運転者情報を用いることで、軽微な衝突などのトリガーを適切に検知することができる。
なお、前述した実施例1および実施例2では、ナビゲーション装置によって、走行履歴に関する情報と、運転者情報とを用いる場合についてそれぞれを説明したが、実施例1および実施例2の機能を兼ね備える構成としてもよい。このようにすることで、しきい値の決定を的確にすることができ、トリガーの検知の信頼性の向上を図ることができる。
また、実施例1および実施例2ではナビゲーション装置によって本発明の情報記録装置を実施した場合について説明したが、利用者の携帯端末や、PC(パーソナル・コンピュータ)によって実施することとしてもよく、汎用性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した情報記録方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
本実施の形態にかかる情報記録装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる情報記録装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例1にかかる走行履歴の学習の一例を示す説明図である。 本実施例1にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例2にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
100 情報記録装置
101 検出部
102 決定部
103 判断部
104 保存部

Claims (10)

  1. 移動体から撮像される当該移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録装置において、
    前記移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、前記移動体の走行状態に関する情報に応じて、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する決定手段と、
    前記出力値と、前記決定手段によって決定されたしきい値とを比較することによって、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって判断された結果、前記移動体に接触した物体がある場合に、前記周辺映像を記録媒体に保存する保存手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記決定手段は、前記走行状態に関する情報として、前記移動体の走行履歴情報を用いて、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記決定手段は、前記走行状態に関する情報として、前記移動体を運転する運転者を識別することで、当該運転者ごとに前記しきい値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録装置。
  4. 前記決定手段は、前記走行状態に関する情報として、前記移動体を運転する運転者の運転習熟度を示す情報を用いて、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  5. 前記決定手段は、前記移動体に対して軽微なキズを生じる接触の際に検出される前記出力値に応じた前記しきい値を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  6. 前記検出手段は、複数の感圧センサからなる前記衝撃センサからの出力値を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  7. 前記保存手段は、前記出力値が前記しきい値を超えた場合、当該出力値が検出された時点の前後の前記周辺映像を保存することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  8. 移動体から撮像される当該移動体の周辺映像を上書き記録する情報記録方法において、
    前記移動体に対する衝撃に関する衝撃センサからの出力値を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって衝撃センサからの出力値が検出された場合に、前記移動体の走行状態に関する情報に応じて、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断するためのしきい値を決定する決定工程と、
    前記出力値と、前記決定工程によって決定されたしきい値とを比較することによって、前記移動体に接触した物体があるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって判断された結果、前記移動体に接触した物体がある場合に、前記周辺映像を記録媒体に保存する保存工程と、
    を含むことを特徴とする情報記録方法。
  9. 請求項8に記載の情報記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報記録プログラム。
  10. 請求項9に記載の情報記録プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
JP2007088498A 2007-03-29 2007-03-29 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Pending JP2008250463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007088498A JP2008250463A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007088498A JP2008250463A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008250463A true JP2008250463A (ja) 2008-10-16

Family

ID=39975375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007088498A Pending JP2008250463A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008250463A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101010902B1 (ko) 2008-11-19 2011-01-25 재단법인대구경북과학기술원 차량의 충격 이력을 제공하는 방법 및 장치
JP2012027623A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Fujitsu Ten Ltd ドライブレコーダ、及び、画像記憶方法
JP2014078071A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Denso Corp 移動体用画像記憶装置
WO2014169632A1 (zh) * 2013-08-22 2014-10-23 中兴通讯股份有限公司 移动设备取证处理方法及装置
CN109903422A (zh) * 2019-04-03 2019-06-18 北京首汽智行科技有限公司 一种行车记录系统
CN110662682A (zh) * 2017-06-01 2020-01-07 三菱电机株式会社 移动体控制装置、移动体控制方法以及移动体控制程序
JP2020194505A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法及びプログラム
WO2020261765A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217098A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Nissan Motor Co Ltd 車両用報知装置
JP2007001536A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Calsonic Kansei Corp 乗員保護装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217098A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Nissan Motor Co Ltd 車両用報知装置
JP2007001536A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Calsonic Kansei Corp 乗員保護装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101010902B1 (ko) 2008-11-19 2011-01-25 재단법인대구경북과학기술원 차량의 충격 이력을 제공하는 방법 및 장치
JP2012027623A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Fujitsu Ten Ltd ドライブレコーダ、及び、画像記憶方法
JP2014078071A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Denso Corp 移動体用画像記憶装置
WO2014169632A1 (zh) * 2013-08-22 2014-10-23 中兴通讯股份有限公司 移动设备取证处理方法及装置
CN110662682A (zh) * 2017-06-01 2020-01-07 三菱电机株式会社 移动体控制装置、移动体控制方法以及移动体控制程序
CN109903422A (zh) * 2019-04-03 2019-06-18 北京首汽智行科技有限公司 一种行车记录系统
JP2020194505A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法及びプログラム
WO2020241088A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法及びプログラム
JP7215333B2 (ja) 2019-05-30 2023-01-31 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法及びプログラム
WO2020261765A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法およびプログラム
JP2021006951A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法およびプログラム
JP7192678B2 (ja) 2019-06-28 2022-12-20 株式会社Jvcケンウッド 車両用記録制御装置、記録制御方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4799565B2 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2008250463A (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
US11118934B2 (en) Method and system of route guidance for a towing vehicle
WO2007122927A1 (ja) 位置登録装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
WO2007122926A1 (ja) ナビゲーション装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
WO2008010391A1 (fr) dispositif de distribution d'informations, dispositif de traitement d'informations, procédé de distribution d'informations, procédé de traitement d'informations, programme de distribution d'informations, programme de traitement d'informations, et support d'enregistrement lisible par un ordinateur
WO2007049596A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
WO2007102406A1 (ja) 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体
WO2007066696A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4637302B2 (ja) 路面標示認識システム
WO2008010392A1 (fr) dispositif de traitement d'informations, procédé de traitement d'informations, programme de traitement d'informations et support d'enregistrement lisible par un ordinateur
WO2007052536A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体
JP4917609B2 (ja) データ記録装置、データ記録方法、データ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4866061B2 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4845481B2 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
US20110242324A1 (en) Image display device, image display method, image display program, and recording medium
WO2007063849A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4521036B2 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
WO2008072282A1 (ja) 情報記録装置、情報処理装置、情報記録方法、情報処理方法、情報記録プログラム、情報処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2008090683A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP4825555B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4987872B2 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4776627B2 (ja) 情報開示装置
WO2007055241A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体
WO2007049520A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120821