JP2003217098A - 車両用報知装置 - Google Patents

車両用報知装置

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JP2003217098A
JP2003217098A JP2002013599A JP2002013599A JP2003217098A JP 2003217098 A JP2003217098 A JP 2003217098A JP 2002013599 A JP2002013599 A JP 2002013599A JP 2002013599 A JP2002013599 A JP 2002013599A JP 2003217098 A JP2003217098 A JP 2003217098A
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vehicle
environment
driver
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encounter
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JP2002013599A
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Akira Shiratori
朗 白鳥
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現時点で車両を運行している運転者に対し
て、その運転者の将来の環境を分かり易く報知すること
が可能な車両用報知装置を実現する。 【解決手段】 運転操作検出部1、走行状態検出部2、
環境検出部3の検出結果に基づき不慮遭遇度を判定し、
その判定結果に基づいて、運転者が不慮の事態に遭遇し
た環境の情報を記憶部7に記憶する。一方、不慮遭遇度
の判定結果により報知必要性判定部9にて運転者への報
知が必要と判定されると、現時点で車両を運行している
運転者が過去に体験した不慮遭遇時の環境とほぼ同一の
環境が現時点の直近の将来に存在するか否かが判定さ
れ、存在すると判定された時に過去の不慮遭遇時の環境
情報に基づいてその運転者の将来の環境を運転者に報知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転者が将
来遭遇する環境をその運転者に報知する車両用報知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の運転時に、運転者の環
境や運転操作を検出し、その検出結果に基づいて運転者
に報知する装置がある。このような報知装置として、例
えば特開平5−54291号公報や特開平11−120
488号公報に記載されたものがある。
【0003】従来の車両用報知装置では、例えば、道路
の急カーブへの車両の進入時に速度超過による車線逸脱
の注意を運転者に促す場合には、「この先、急カーブ
!」といった表現で運転者に報知している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
報知装置では、予め定められた表現によって報知を行っ
ているため、そのような報知が必ずしも運転者にとって
分かり易いものではなかった。
【0005】本発明の目的は、車両を運行している運転
者に対して、その運転者の将来の環境を分かり易く報知
することが可能な車両用報知装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車両の運転者が将来遭遇する環境を該運転者に報知
する車両用報知装置において、現時点で車両を運行して
いる運転者が過去に体験した不慮の事態に遭遇した環境
と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在する時に、
過去の不慮遭遇時の環境情報に基づいて前記運転者の将
来の環境情報を前記運転者に提供する手段を備えること
を特徴とする。
【0007】請求項2の発明にあっては、車両の運転者
が将来遭遇する環境を該運転者に報知する車両用報知装
置において、運転者が過去に不慮の事態に遭遇した環境
の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
ている情報により、現時点で車両を運行している運転者
が過去に不慮の事態に遭遇した環境と略同一の環境が現
時点の直近の将来に存在するか否かを判定する不慮遭遇
環境判定手段と、前記不慮遭遇環境判定手段によって、
不慮遭遇時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将来
に存在すると判定された時に、前記運転者が過去に不慮
の事態に遭遇した環境の情報を、前記記憶手段に記憶さ
れている情報から選択する情報選択手段と、前記情報選
択手段によって選択された環境情報に基づいて前記運転
者の将来の環境を前記運転者に報知する報知手段とを有
することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の車両用報知装置であって、前記記憶手段は、運転者
が過去に不慮の事態に遭遇した複数の環境の情報を、遭
遇した時刻と共に記憶し、前記情報選択手段は、前記記
憶手段に記憶されている時刻の情報に基づいて、運転者
が過去に不慮の事態に遭遇した略同一の複数の環境情報
から、最新の不慮遭遇時の環境情報を選択することを特
徴とする。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項2また
は3に記載の車両用報知装置であって、前記不慮遭遇環
境判定手段は、現時点で車両を運行中の運転者の環境を
検出する環境検出手段の検出結果と、前記運転者の運転
操作を検出する運転操作検出手段の検出結果と、車両の
走行状態を検出する走行状態検出手段の検出結果と、前
記記憶手段に記憶されている情報とに基づいて、不慮遭
遇時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在
するか否かの判定を行い、前記情報選択手段は、前記環
境検出手段と運転操作検出手段と走行状態検出手段の少
なくともいずれか1つの検出結果に基づいて不慮遭遇時
の環境情報を選択することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の情報選択手段は、前記環境検出手段にて路面の凍
結、積雪、濡れ、冠水のいずれかの状態が検出され、か
つ、前記走行状態検出手段にて車両の速度が所定値以上
であると検出された場合に、第1段階で、運転操作に対
して車体挙動が背反する状態が継続した環境、および、
運転者が不慮の事態に遭遇した際に運転操作を補助する
運転操作補助装置が作動した環境の2つの情報を選択
し、その後、第2段階で、直前に選択したものを抽出す
ることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明にあっては、請求項4に記
載の情報選択手段は、前記環境検出手段と走行状態検出
手段にて、車両が速度超過状態で道路のカーブに接近し
ている状況が検出された場合に、車両が自車線から逸脱
した環境の情報を選択の対象とすることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明にあっては、請求項4に記
載の情報選択手段は、前記環境検出手段にて、自車線を
区分するレーンマークへ車両が接近している状況が検出
され、かつ、前記運転操作検出手段にて、車両の方向指
示器の動作が停止した状態であると検出された場合に、
車両が自車線から逸脱した環境の情報を選択の対象とす
ることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明にあっては、請求項4に記
載の情報選択手段は、前記環境検出手段にて、車両の近
傍に存在する物体が車両へ接近している状況が検出され
た場合に、車両の周囲の物体が車両に接触した環境の情
報、または車両の周囲の物体と車両との接触を回避する
運転操作が行われた環境の情報を選択の対象とすること
を特徴とする。
【0014】請求項9の発明にあっては、請求項2また
は3に記載の車両用報知装置であって、前記不慮遭遇環
境判定手段は、前記車両の外部から送信された環境情報
を受信する通信手段の受信情報と、前記記憶手段に記憶
されている情報とに基づいて、不慮遭遇時の環境と略同
一の環境が現時点の直近の将来に存在するか否かの判定
を行い、前記情報選択手段は、前記通信手段の受信情報
に基づいて不慮遭遇時の環境情報を選択することを特徴
とする。
【0015】請求項10の発明にあっては、請求項9に
記載の情報選択手段は、前記通信手段にて、車両の走行
方向前方で道路に段差が存在している情報を受信した場
合に、車両の本体に所定の基準値以上の衝撃が与えられ
た環境の情報を選択の対象とすることを特徴とする。
【0016】請求項11の発明にあっては、請求項2ま
たは3に記載の車両用報知装置であって、運転者の運転
操作を検出する運転操作検出手段と、車両の走行状態を
検出する走行状態検出手段と、運転者の環境を検出する
環境検出手段と、前記運転操作検出手段と走行状態検出
手段と環境検出手段の少なくも1つの検出結果に基づい
て運転者が不慮の事態に遭遇したか否かを判定する不慮
遭遇事態判定手段とを有し、前記記憶手段は、前記不慮
遭遇事態判定手段によって、運転者が不慮の事態に遭遇
したと判定された場合に、該運転者が不慮の事態に遭遇
した環境の情報を、前記運転操作検出手段と走行状態検
出手段と環境検出手段の少なくも1つの検出結果に基づ
いて記憶することを特徴とする。
【0017】請求項12の発明にあっては、請求項2〜
11のいずれかに記載の車両用報知装置であって、前記
記憶手段は、運転者を識別する識別手段によって識別さ
れた運転者別に不慮遭遇時の環境情報を区分して記憶す
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、現時点
で車両を運行している運転者が過去に体験した不慮の事
態に遭遇した環境と略同一の環境が現時点の直近の将来
に存在する時に、過去の不慮遭遇時の環境情報に基づい
て前記運転者の将来の環境情報を前記運転者に提供する
ことにより、その運転者の過去の自らの体験を引用した
報知を行うことができ、運転者は、過去の自らの体験に
よって将来の環境の状況を容易に把握することができ
る。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、運転者が
過去に不慮の事態に遭遇した環境の情報を記憶する記憶
手段の情報により、現時点で車両を運行している運転者
が過去に不慮の事態に遭遇した環境と略同一の環境が現
時点の直近の将来に存在するか否かを判定し、不慮遭遇
時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在す
ると判定された時に、前記運転者の過去の不慮遭遇時の
環境情報を情報選択手段によって記憶手段から選択し
て、選択した情報に基づいて運転者の将来の環境を報知
することによって、記憶手段に記憶されている過去の自
らの体験を引用した報知が行われるので、報知された運
転者は、過去の自らの体験によって将来の環境の状況を
容易に把握することができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、最新の不
慮遭遇時の環境情報に基づいて報知が行われるので、運
転者にとって記憶に新しい過去の不慮遭遇時の環境情報
を運転者に提示でき、より分かり易い報知を行うことが
できる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、運転者の
環境情報と、運転者の運転操作と、車両の走行状態とに
応じて、過去の不慮遭遇時の環境情報を引用した報知を
することができ、様々な情報に基づいた報知を行うこと
ができるので、1つの検出手段の検出結果に基づいて行
う場合よりも精度の良い報知を行うことができる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、路面の凍
結、積雪、濡れ、冠水のいずれかの状態の路面を所定値
以上の車速で走行していることの報知を、運転操作に対
して車体挙動が背反する状態が継続したという過去の自
らの体験、または運転者が不慮の事態に遭遇した際に運
転操作を補助する運転操作補助装置が作動したという、
運転者の印象に残る過去の自らの体験を引用して行われ
るので、現時点の走行状態がどのような状態かを運転者
に分かり易く知らせることができ、より精度の良い報知
を行うことができる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、車両が速
度超過状態で道路のカーブに接近しているという報知
を、車両が自車線から逸脱したという過去の自らの体験
を引用して行うことができるので、そのカーブの曲がり
具合がどの位の程度か等を運転者が把握し易くなり、運
転者にとってより分かり易い内容で報知することができ
る。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、車両の方
向指示器を作動させずに車両がレーンマークへ接近して
いることの報知を、車両が自車線から逸脱したという過
去の自らの体験を引用して行われ、すなわち、車両が自
車線から逸脱する可能性のあるという内容の報知が、レ
ーンマークへ接近している情報に基づいて行われるの
で、正確な情報に基づいた報知が行われ、より精度の良
い報知が行われる。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、車両の近
傍に存在する物体が車両へ接近していることの報知が、
車両に物体が接触した体験、または物体との接触を回避
する運転操作を行った体験といった、運転者の印象に残
っている過去の体験を引用して行われるので、車両が他
の物体に接触する可能性のあることの報知を、運転者に
とってより分かり易く行うことができ、より精度の良い
報知を行うことができる。
【0026】請求項9に記載の発明によれば、通信手段
にて受信した環境情報に応じて、過去の不慮遭遇時の環
境情報を引用した報知をすることができるので、運転者
の様々な環境に対応した報知を行うことができる。
【0027】請求項10に記載の発明によれば、走行先
に道路の段差があることの報知を、車両の本体に所定の
基準値以上の衝撃が与えられたという過去の自らの体験
を引用して行うことができるので、車体にどのくらいの
衝撃が与えられるかを運転者に分かり易く知らせること
ができる。
【0028】請求項11に記載の発明によれば、運転操
作検出手段と走行状態検出手段と環境検出手段の少なく
とも1つの検出結果に基づいて、運転者が不慮の事態に
遭遇したことを不慮遭遇事態判定手段によって判定し、
運転者が不慮の事態に遭遇した環境の情報を記憶手段に
記憶することによって、運転者が体験した不慮遭遇時の
環境情報を追加して記録でき、その情報を将来の報知で
引用することができる。
【0029】請求項12に記載の発明によれば、記憶手
段が、識別手段によって識別された運転者別に不慮遭遇
時の環境情報を区分して記憶することによって、複数の
運転者に対応して、過去の不慮遭遇時の環境情報に基づ
いた報知を運転者毎に行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施形態に係る車両用報知装置の構成を示
すブロック図である。図1に示すように本実施形態の車
両用報知装置は、運転操作検出部1と、走行状態検出部
2と、環境検出部3と、車両側通信部(通信手段)4
と、不慮遭遇度判定部5と、不慮遭遇事態判定部6と、
記憶部7と、ナビゲーション部8と、報知必要性判定部
9と、不慮遭遇環境判定部10と、情報選択部11と、
音声提示部12(報知手段)と、表示部(報知手段)1
3とを備えている。この車両用報知装置と、道路側通信
部14と、道路側設備15とから車両用報知システムが
構成されている。
【0031】運転操作検出部1は、運転者による車両の
運転操作を検出し、本実施形態では、ステアリングの蛇
角、ブレーキペダルの踏み込み量、方向指示器における
進行方向の指示操作を、操作機器からの信号や検出部か
らの検出信号に基づいて検出する。
【0032】走行状態検出部2は、車両の車幅方向、前
後方向、上下方向の3方向(xyz方向)の加速度と、
xyz軸周り角加速度を、ジャイロを用いて検出し、そ
の検出結果に基づいて車両の走行状態を検出する。ま
た、ABS(Anti-lock BrakeSystem)など、運転者が
不慮の事態に遭遇した際に運転操作を補助する運転操作
補助装置が作動しているか否かを検出して走行状態を検
出する。
【0033】環境検出部3は、タイヤのスリップが起こ
り易い路面状態の検出、自車両が走行している車線、自
車両の周囲にある周囲物、自車両の車体へ強度の衝撃が
与えられることなど、運転者の外界の環境を検出する。
タイヤのスリップが起こり易い路面状態の検出は、降
雨、降雪、凍結を検出することにより行う。これは、ワ
イパの作動指示の検出、車外気温の計測により自車両で
行うことができる。また、走行地点や走行先の路面状況
を、道路の脇などに設置された道路側設備15にて検出
し、その検出結果を無線通信によって車両に送る構成と
してもよい。
【0034】環境検出部3では、自車両が走行している
車線の検出に、例えば特開2001−206237号公
報に開示されている車線逸脱防止装置の技術を用いるこ
とができる。自車両の周囲物の検出には、例えば特開2
001−283389号公報に記載されている車両用障
害物見知装置の技術を用いることができる。自車両の車
体への衝撃の検出は、例えば車体の振動を検出できるマ
イクロフォンや、車体のサスペンション設置個所に設け
た圧力センサの検出結果に基づいて行うことができる。
また、環境検出部3は、車体に衝撃が発生し得る要因と
して、走行先での道路段差の存在を、道路側設備15か
ら無線通信によって送られた情報に基づいて検出する。
【0035】道路側設備15は、上述したように道路の
脇などに設置されており、タイヤのスリップが起こり易
い路面状態や、走行先の道路段差の存在を検出する。こ
の道路側設備15の検出結果が、例えば道路側設備15
と共に道路の脇に設置された道路側通信部14を介して
無線通信によって車両に送信される。車両には、道路側
通信部14と無線通信を行う車両側通信部4が搭載され
ており、道路側通信部14から送信された情報が車両側
通信部4を介して環境検出部3に送られる。車両側通信
部4と道路側通信部14との通信には、電波や光ビーコ
ン、DSRC(狭域無線通信:Dedicated Short Range
Communication)などを用いることができる。
【0036】ナビゲーション部8は、地図情報など各種
情報のデータベースを有しており、そのデータベースに
基づいて運転者の走行経路を探索する機能を有してい
る。また、ナビゲーション部8は車両の走行地点や走行
道路名、目的地などを現在の時刻と共に走行情報として
出力する。
【0037】一方、不慮遭遇度判定部5は、運転操作検
出部1、走行状態検出部2、環境検出部3から出力され
た各検出結果から、運転者が不慮の事態に遭遇する傾向
性を示す不慮遭遇度を判定する。不慮遭遇事態判定部6
は、不慮遭遇度判定部5の判定結果に基づいて、運転者
が不慮の事態に遭遇したか否かを判定する。
【0038】記憶部7は、不慮遭遇事態判定部6にて運
転者が不慮の事態に遭遇したと判定された際に、その運
転者が不慮の事態に遭遇している現在の環境の情報を、
遭遇した時刻と共に記憶する。従って、不慮遭遇事態判
定部6は、運転者が現在遭遇している環境の情報を、不
慮の事態に遭遇した過去体験として記憶部7に記憶する
必要性を判断している。運転操作検出部1、走行状態検
出部2、環境検出部3の各検出部の検出情報や、ナビゲ
ーション部8からの出力情報に基づいて、不慮遭遇時の
車両の状況が、報知要因の種別、車両の走行地点や道路
名、目的地、現在時刻と併せて、不慮遭遇時の環境情報
として記憶部7に記憶される。
【0039】報知必要性判定部9は、不慮遭遇度判定部
5にて判定された不慮遭遇度に基づいて運転者への報知
の必要性を判定する。不慮遭遇環境判定部10は、報知
必要性判定部9により報知の必要があると判定された場
合に、運転操作検出部1、走行状態検出部2、環境検出
部3の各検出結果と、記憶部7に記憶されている情報と
を照合し、運転操作検出部1、走行状態検出部2、環境
検出部3の少なくとも1つの検出部により検出された環
境の情報とほぼ同じ情報、または類似の情報が記憶部に
記憶されているか否かを判定する。不慮遭遇事態判定部
6、報知必要性判定部9、および不慮遭遇環境判定部1
0の各判定によって、現時点で車両を運行している運転
者が過去に不慮の事態に遭遇した環境と略同一の環境が
現時点の直近の将来に存在するか否かが判定される。
【0040】情報選択部11は、不慮遭遇環境判定部1
0によって不慮遭遇時の環境と略同一の環境が現時点の
直近の将来に存在すると判定された時に、現時点で車両
を運行している運転者が過去に不慮の事態に遭遇した環
境の情報を、記憶部7に記憶されている情報から選択す
る。
【0041】音声提示部12及び表示部13はそれぞ
れ、情報選択部11によって選択された環境情報に基づ
いて、現時点で車両を運行している運転者の将来の環境
をその運転者に報知する報知手段である。音声提示部1
2は、音声による報知を行い、例えば、「先日、[○○
スキー場]に行く[朝]、[沼田]でひやっとしたくら
いの[急カーブ]!」などとフレーズを合成し、音声に
より運転者に提示する。表示部13は、表示により運転
者への報知を行い、例えば、上記のフレーズと同様なメ
ッセージを、車室内のダッシュボード上に設置した表示
モニタにて運転者に対して表示する。本実施形態の車載
用報知装置では、運転操作検出部1による運転操作の情
報と、走行状態検出部2による車両走行状態の情報と、
環境情報検出部3による運転者の環境情報と、車両側通
信部4による受信情報とに応じて、現時点で車両を運行
中の運転者が過去に体験した不慮遭遇時の環境情報を記
憶部7から取り出し、その環境情報を引用した報知を行
う。
【0042】次に、本実施形態の車両用報知装置の動作
について図2〜図7を参照して説明する。
【0043】図2は、車両用報知装置の動作を示すメイ
ンフロー図である。まず、イグニッションキーがONとな
り、車両用報知装置の動作が開始すると、不慮遭遇度判
定部5は、運転操作検出部1、走行状態検出部2、環境
検出部3から出力された検出結果を読み込む(ステップ
S1)。次に、不慮遭遇度判定部5は、読み込んだ検出
結果を参照して、車両の現在の状況、すなわち運転者の
現在の環境から、現時点での不慮遭遇度を判定する(ス
テップS2)。ここでは運転者が不慮の事態に遭遇する
要因別に不慮遭遇度を判定し、その判定結果と遭遇要因
とを報知必要性判定部9と不慮遭遇事態判定部6のそれ
ぞれに出力する。不慮遭遇度を判定する処理について
は、図3〜図7に基づいて後述する。
【0044】次に、判定された不慮遭遇度に基づいて報
知必要性判定部9にて報知の必要性を判定する(ステッ
プS3)。必要性がなければ、ステップS1に戻って運
転操作検出部1、走行状態検出部2、環境検出部3から
の検出結果の読み込みを行う。報知の必要性があれば、
現時点での運転者の環境情報と、記憶部7に記憶されて
いる環境情報との照合を行い、ステップS2にて出力さ
れた遭遇要因と同様な要因を含む、過去の不慮遭遇時の
環境情報を、過去の体験情報として情報選択部11によ
って記憶部7から取り出す(ステップS4)。同様な遭
遇要因を含む過去の体験情報が記憶部7に複数存在する
場合には、記憶部7に記憶されている過去の体験の遭遇
時刻に基づいて、最新の環境情報を過去体験として選択
する。このように最新の環境情報を選択することによ
り、運転者にとって記憶に新しい過去の不慮遭遇時の環
境情報を運転者に提示できる。次に、取り出した環境情
報に基づいて、過去の不慮遭遇時の環境情報を引用した
報知を音声提示部12及び表示部13にて実施する(ス
テップS5)。ここで、ステップS2にて出力された遭
遇要因と同様な要因を含む過去の不慮遭遇時の環境情報
が記憶部7に記憶されていなければ、「○○注意!」な
ど、従来と同様な表現によって運転者に対して報知を行
う。
【0045】ステップS5の報知が実施された後には、
不慮遭遇度判定部5にて判定された不慮遭遇度に基づい
て、現時点の運転者の環境情報を記憶部7に記憶する必
要性を判定する(ステップS6)。ここでは、不慮遭遇
度判定部5にて判定された不慮遭遇度によって、現時点
で車両を運転している運転者が不慮の事態に遭遇したか
否かを不慮遭遇事態判定部6にて判定し、運転者が不慮
の事態に遭遇したと判定された場合に、現時点の運転者
の環境情報を記憶部7に記憶する必要性があると判定す
る。
【0046】ステップS6にて現時点の運転者の環境情
報を記憶する必要があると判定された場合には、運転操
作検出部1、走行状態検出部2、環境検出部3のそれぞ
れで検出した情報と、ナビゲーション部8にて取得した
情報とに基づいて、現時点すなわち不慮遭遇時点での運
転者の環境情報を記憶部7に記憶させる(ステップS
7)。このように本実施形態では、運転者の印象に残る
ような、不慮の事態に遭遇した環境の情報を記憶部7に
記憶させる。記憶させる環境情報は、不慮の事態に遭遇
する要因の種別、車両の走行地点や道路名、目的地、遭
遇時刻などとする。ステップS6にて現時点の運転者の
環境情報を記憶する必要がないと判定された場合には、
ステップS1に戻って運転操作検出部1、走行状態検出
部2、環境検出部3からの検出結果の読み込みを行う。
【0047】次に、イグニッションキーがOFFである
か否かが判定され(ステップS8)、OFFであれば車
両用報知装置の動作が終了し、OFFでなければ、ステ
ップS1以降の処理を繰り返す。
【0048】図3は、図2のステップS2において、運
転者が不慮の事態に遭遇する環境の要因毎に運転者の不
慮遭遇度を判定する処理を示すサブフロー図である。
【0049】まず、環境1について、運転操作による車
両運転制御が不可能になる不慮遭遇度を判定する(ステ
ップS21)。この不慮遭遇度は、運転操作と車体の挙
動から判定する。
【0050】次に、環境2について、車両が走行してい
る自車線からその車両が逸脱する不慮遭遇度を判定する
(ステップS22)。この不慮遭遇度は、自車線のレー
ンマークと自車両との位置関係、自車両の方向指示器の
操作状態から判定される。
【0051】次に、環境3について、道路のカーブに進
入する車両が車線から逸脱する不慮遭遇度を判定する
(ステップS23)。この不慮遭遇度は、カーブ進入時
の車両の速度と、そのカーブの曲率半径とから判定す
る。また、ここでの判定では、例えば特開平5−542
91号公報に記載されている関係式を適用することがで
きる。あるいは、タイヤの横滑り音(スキッド音)の発
生をマイクによって検出し、その検出結果に基づいて判
定することもできる。
【0052】次に、環境4について、自車両の周囲にあ
る周囲物に自車両が接触する不慮遭遇度を判定する(ス
テップS24)。この不慮遭遇度は、周囲部が存在する
か、また、周囲物が自車両に近付いているか遠ざかって
いるかの検出結果に基づいて判定する。
【0053】次に、環境5について、自車両の車体への
衝撃によって車体が損傷する不慮遭遇度を判定する(ス
テップS25)。この不慮遭遇度は、車体に付与される
衝撃の検出結果と、道路側通信部14から送信された情
報に基づいて走行先の路面に大きな段差が存在するか否
かを検出した結果とに基づいて判定する。
【0054】本実施形態では、不慮遭遇度をA,B,C
の3段階に分け、不慮遭遇度Aが、不慮の事態に遭遇す
る傾向性が最も高く、不慮遭遇度Cが、不慮の事態に遭
遇する傾向性がもっと低い。不慮遭遇度がAと判定され
た環境は、運転者の印象に残るような、運転者が不慮の
事態に遭遇した環境であると不慮遭遇事態判定部6にて
判定され、その環境情報が記憶部7に記憶される。ま
た、不慮遭遇度がAと判定された環境と、Bと判定され
た環境は、報知必要性判定部9にて報知の必要があると
判定され、過去の不慮遭遇時の環境情報に基づいた報
知、または従来から行われている報知がなされる。
【0055】次に、上記の環境1〜5について判定した
不慮遭遇度を比較し、不慮遭遇度が最も高い環境を報知
の対象として選択する(ステップS26)。不慮遭遇度
のレベルが同じ環境が複数存在する場合には、環境1〜
5のそれぞれに付した環境番号を比較し、環境番号が小
さい環境を、報知及び記録の判定対象として選択する。
【0056】図4は、環境1について不慮遭遇度を判定
する処理を示すサブフロー図である。図4の処理では、
まず、運転操作検出部1にて検出した運転操作の状態
と、走行状態検出部2にて検出した走行状態とを比較
し、運転操作によってもたらされるべき車体挙動と実際
の車体挙動との間に差異があるか否かが判定される(ス
テップS31)。差異が生じた具体的な例としては、ス
テアリングの操作方向と、車体の回頭方向(ヨー方向)
とが異なる現象が挙げられる。また、ブレーキペダルの
踏み込み量に比べて車両の減速度が増加しない現象が挙
げられる。差異があると判定された場合には不慮遭遇度
がAと判定される(ステップS32)。
【0057】運転操作によってもたらされるべき車体挙
動と実際の車体挙動との間に差異がなければ、ABSな
どの運転操作補助装置が作動しているか否かが走行状態
検出部2の検出結果に基づいて判定される(ステップS
33)。作動中と判定された場合には不慮遭遇度がAと
判定される(ステップS32)。運転操作補助装置が作
動していないと判定された場合には、自車両の速度が所
定値以上であるかが判定される。この所定値は、道路管
理者にて設定され、道路標識などによって運転者に提示
される値である。自車両の速度がこの所定値未満であれ
ば、不慮遭遇度がCと判定される(ステップS35)。
所定値以上であれば、環境検出部3の検出結果に基づい
て、走行先の路面がタイヤのスリップし易い状態か否か
が判定される。スリップし易い路面状態であれば、不慮
遭遇度がBと判定され(ステップS37)、スリップし
易い路面状態でなければ、不慮遭遇度がCと判定される
(ステップS35)。ステップS32,S35,S37
にて不慮遭遇度が判定された後には、図3に示すフロー
チャートに復帰する。
【0058】環境1における検出結果と、記憶部7から
選択する環境情報との関係としては、環境検出部3にて
路面の凍結、積雪、濡れ、冠水のいずれかの状態が検出
され、かつ、走行状態検出部2にて車両の速度が所定値
以上であると検出された場合、すなわち不慮遭遇度がB
と判定された場合に、情報選択部11は、第1段階で、
運転操作に対して車体挙動が背反する状態が継続した環
境、および、運転者が不慮の事態に遭遇した際に運転操
作を補助する運転操作補助装置が作動した環境の2つの
情報を選択し、その後、第2段階で、直前に選択したも
のを抽出する。
【0059】図5は、環境2について不慮遭遇度を判定
する処理を示すサブフロー図である。図5の処理では、
まず、環境検出部3にて検出した環境により、自車両が
自車線から逸脱しているかが判定される(ステップS4
1)。逸脱していると判定された場合には、環境検出部
3の検出結果に基づいて、自車両の後方から他車が接近
しているかが判定される(ステップS42)。他車が接
近していると判定された場合には、運転操作検出部1の
検出結果に基づいて、自車両の方向指示器が作動中であ
るかが判定される(ステップS43)。作動中でなけれ
ば不慮遭遇度がAと判定され(ステップS44)、作動
中であれば不慮遭遇度がBと判定される(ステップS4
5)。
【0060】ステップS42において自車両の後方から
他車が接近していないと判定された場合にも、自車両の
方向指示器が作動中であるかが判定される(ステップS
46)。ここで方向指示器が作動中であれば不慮遭遇度
がCと判定され(ステップS47)、作動中でなければ
不慮遭遇度がBと判定される(ステップS45)。
【0061】一方、ステップS41において自車両が自
車線から逸脱していないと判定された場合には、自車両
が自車線の中で片側のレーンマーク(白線)に接近して
いるかの判定(ステップS48)、すなわち自車線内で
偏って走行しているかの判定が行われる。自車両が片側
のレーンマークに接近している場合には、自車両の方向
指示器が作動中であるかが判定され(ステップS4
9)、作動中でなければ不慮遭遇度がBと判定され(ス
テップS45)、作動中であれば不慮遭遇度がCと判定
される(ステップS47)。ステップS48において自
車両が片側のレーンマークに接近していないと判定され
た場合にも不慮遭遇度がCと判定される。ステップS4
4,S45,S47にて不慮遭遇度が判定された後に
は、図3に示すフローチャートに復帰する。
【0062】図6は、環境4について不慮遭遇度を判定
する処理を示すサブフロー図である。図6の処理では、
まず、環境検出部3の検出結果に基づいて、自車両とは
異なる別の物体が自車両の極近傍に周囲物として存在す
るか判定する(ステップS51)。存在すると判定され
た場合には、その周囲物が、自車両に接近する方向へ
と、自車両に対して相対的に移動しているかが判定され
る(ステップS52)。接近方向に相対移動していると
判定された場合には不慮遭遇度がAと判定され(ステッ
プS53)、接近方向に相対移動していないと判定され
た場合には不慮遭遇度がBと判定される(ステップS5
4)。一方、ステップS51において、自車両とは異な
る別の物体が自車両の極近傍に存在していないと判定さ
れた場合には、不慮遭遇度がCと判定される(ステップ
S55)。ステップS53,S54,S55にて不慮遭
遇度が判定された後には、図3に示すフローチャートに
復帰する。
【0063】環境4における検出結果と、記憶部7から
選択する環境情報との関係としては、環境検出部3に
て、車両の近傍に存在する物体が車両へ接近している状
況が検出された場合に、情報選択部11は、車両の周囲
の物体が車両に接触した環境の情報、または車両の周囲
の物体と車両との接触を回避する運転操作が行われた環
境の情報を選択の対象とする。
【0064】図7は、環境5について不慮遭遇度を判定
する処理を示すサブフロー図である。図7の処理では、
まず、環境検出部3の検出結果に基づいて、自車両の車
体への所定の基準値以上の強度の衝撃を検出したかを判
定する(ステップS61)。検出した場合には不慮遭遇
度がAと判定される(ステップS62)。車体への強度
の衝撃が検出されない場合には、環境検出部3の検出結
果に基づいて、走行先の路面に大きな段差などの衝撃発
生要因が存在するかを判定し(ステップS63)、衝撃
発生要因が存在すると判定された場合には不慮遭遇度が
Bと判定される(ステップS64)。この衝撃発生要因
の判定は、上述したように道路側設備15からの環境情
報を車両側通信部4にて受信することによって行われ
る。衝撃発生要因が存在しないと判定された場合には、
不慮遭遇度がCと判定される(ステップS65)。ステ
ップS62,S64,S65にて不慮遭遇度が判定され
た後には、図3に示すフローチャートに復帰する。
【0065】環境5における検出結果と、記憶部7から
選択する環境情報との関係としては、車両側通信部4に
て、車両の走行方向前方で道路に段差が存在している情
報を受信した場合に、情報選択部11は、車両の本体に
所定の基準値以上の衝撃が与えられた環境の情報を選択
の対象とする。
【0066】環境3における不慮遭遇度の判定において
も、運転者の印象に強く残るような不慮遭遇度の高い環
境を不慮遭遇度Aと判定する処理にすればよい。また、
不慮遭遇度Bの判定としては、現時点で車両を運行して
いる運転者が現時点の直近の将来に不慮の事態に遭遇す
る環境が存在すると判断できるときに、その時の環境の
不慮遭遇度をBと判定する処理にすればよい。
【0067】環境2および3における検出結果と、記憶
部7から選択する環境情報との関係としては、環境検出
部3と走行状態検出部2にて、車両が速度超過状態で道
路のカーブに接近している状況が検出された場合と、環
境検出部3にて、自車線を区分するレーンマークへ車両
が接近している状況が検出され、かつ、運転操作検出部
1にて、車両の方向指示器の動作が停止した状態である
と検出された場合と、環境検出部3にて、タイヤの横滑
りによる音の発生が検出された場合に、情報選択部11
は、車両が自車線から逸脱した環境の情報と、自車線の
側方に設置された側壁に車両が接触した環境の情報と、
側壁との車両の接触を回避する運転操作が行われた環境
の情報とを選択の対象とする。
【0068】図2〜図7に基づいて上述した動作では、
図2におけるステップS1〜S5の処理が、現時点で車
両を運行している運転者が過去に体験した不慮の事態に
遭遇した環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存
在する時に、過去の不慮遭遇時の環境情報に基づいて前
記運転者の将来の環境情報を前記運転者に提供する処理
に対応している。また、図2におけるステップS1か
ら、ステップS4での環境情報の照合を行うまでの処理
が、記憶部7に記憶されている情報により、現時点で車
両を運行している運転者が過去に不慮の事態に遭遇した
環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在するか
否かを判定する処理に対応している。さらに、そのステ
ップS4で記憶部7から環境情報を取り出す処理が、不
慮遭遇時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に
存在すると判定された時に、前記運転者が過去に不慮の
事態に遭遇した環境の情報を、記憶部7に記憶されてい
る情報から選択する処理に対応している。さらに、図2
におけるステップS4の処理が、情報選択部11によっ
て選択された環境情報に基づいて運転者の将来の環境を
運転者に報知する処理に対応している。
【0069】以上で説明したように本実施形態の車両用
報知装置によれば、現時点で車両を運行している運転者
が過去に体験した不慮の事態に遭遇した環境と略同一の
環境が現時点の直近の将来に存在する時に、過去の不慮
遭遇時の環境情報に基づいてその運転者の将来の環境情
報を前記運転者に提供するので、記憶部7に記憶されて
いる運転者の過去の自らの体験を引用した報知を行うこ
とができ、運転者は、過去の自らの体験によって将来の
環境の状況を容易に把握することができる。
【0070】また、本実施形態の車両用報知装置では、
具体的には、運転者が過去に不慮の事態に遭遇した環境
の情報を記憶する記憶部7の情報により、現時点で車両
を運行している運転者が過去に不慮の事態に遭遇した環
境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在するか否
かを判定する。そして、不慮遭遇時の環境と略同一の環
境が現時点の直近の将来に存在すると判定された時に、
前記運転者の過去の不慮遭遇時の環境情報を情報選択部
11によって記憶部7から選択して、選択した情報に基
づいて運転者の将来の環境を報知する。これにより、記
憶部7に記憶されている過去の自らの体験を引用した報
知が運転者に対して行われるので、報知された運転者
は、過去の自らの体験によって将来の環境の状況を容易
に把握することができる。
【0071】さらに、情報選択部11は、記憶部7に記
憶されている時刻の情報に基づいて、略同一の複数の環
境情報から最新の不慮遭遇時の環境情報を選択すること
により、最新の不慮遭遇時の環境情報に基づいて報知が
行われるので、運転者にとって記憶に新しい過去の不慮
遭遇時の環境情報を運転者に提示でき、より分かり易い
報知を行うことができる。
【0072】さらに、本実施形態の車両用報知装置で
は、不慮遭遇環境判定部10は、環境検出部3の検出結
果や、運転操作検出部1の検出結果、走行状態検出部2
の検出結果、記憶部7に記憶されている情報とに基づい
て不慮遭遇時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将
来に存在するか否かの判定を行い、情報選択部11は、
それら3つの検出部の少なくともいずれか1つの検出結
果に基づいて不慮遭遇時の環境情報を選択することによ
って、運転者の環境情報と、運転者の運転操作と、車両
の走行状態とに応じて、過去の不慮遭遇時の環境情報を
引用した報知をすることができ、様々な情報に基づいた
報知を行うことができるので、1つの検出部の検出結果
に基づいて行う場合よりも精度の良い報知を行うことが
できる。
【0073】具体的には、情報選択部11は、環境検出
部3にて路面の凍結、積雪、濡れ、冠水のいずれかの状
態が検出され、かつ、走行状態検出部2にて車両の速度
が所定値以上であると検出された場合に、第1段階で、
運転操作に対して車体挙動が背反する状態が継続した環
境、および、運転者が不慮の事態に遭遇した際に運転操
作を補助する運転操作補助装置が作動した環境の2つの
情報を選択し、その後、第2段階で、直前に選択したも
のを抽出する。これにより、路面の凍結、積雪、濡れ、
冠水のいずれかの状態の路面を所定値以上の車速で走行
していることの報知を、運転操作に対して車体挙動が背
反する状態が継続したという、運転者の印象に残る過去
の自らの体験を引用して行われるので、現時点の走行状
態がどのような状態かを運転者に分かり易く知らせるこ
とができ、より精度の良い報知を行うことができる。
【0074】また、情報選択部11は、環境検出部3と
走行状態検出部2にて、車両が速度超過状態で道路のカ
ーブに接近している状況が検出された場合に、車両が自
車線から逸脱した環境の情報を選択の対象とする。これ
により、車両が速度超過状態で道路のカーブに接近して
いるという報知を、車両が自車線から逸脱したという過
去の自らの体験を引用して行うことができるので、その
カーブの曲がり具合がどの位の程度か等を運転者が把握
し易くなり、運転者にとってより分かり易い内容で報知
することができる。
【0075】さらに、情報選択部11は、環境検出部3
にて、自車線を区分するレーンマークへ車両が接近して
いる状況が検出され、かつ、運転操作検出部1にて、車
両の方向指示器の動作が停止した状態であると検出され
た場合に、車両が自車線から逸脱した環境の情報を選択
の対象とする。これにより、車両の方向指示器を作動さ
せずに車両がレーンマークへ接近していることの報知
を、車両が自車線から逸脱したという過去の自らの体験
を引用して行われ、すなわち、車両が自車線から逸脱す
る可能性のあるという内容の報知が、レーンマークへ接
近している情報に基づいて行われるので、正確な情報に
基づいた報知が行われ、より精度の良い報知が行われ
る。
【0076】さらに、情報選択部11は、環境検出部3
にて、車両の近傍に存在する物体が車両へ接近している
状況が検出された場合に、車両の周囲の物体が車両に接
触した環境の情報、または車両の周囲の物体と車両との
接触を回避する運転操作が行われた環境の情報を選択の
対象とする。これにより、車両の近傍に存在する物体が
車両へ接近していることの報知が、車両に物体が接触し
た体験、または物体との接触を回避する運転操作を行っ
た体験といった、運転者の印象に残っている過去の体験
を引用して行われるので、車両が他の物体に接触する可
能性のあることの報知を、運転者にとってより分かり易
く行うことができ、より精度の良い報知を行うことがで
きる。
【0077】さらに、本実施形態の車両用報知装置で
は、不慮遭遇環境判定部10は、車両の外部から送信さ
れた環境情報を受信する車両側通信部4の受信情報と、
記憶部7に記憶されている情報とに基づいて、不慮遭遇
時の環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在す
るか否かの判定を行い、情報選択部11は、車両側通信
部4の受信情報に基づいて不慮遭遇時の環境情報を選択
することにより、車両側通信部4にて受信した環境情報
に応じて、過去の不慮遭遇時の環境情報を引用した報知
をすることができるので、運転者の様々な環境に対応し
た報知を行うことができる。
【0078】具体的には、情報選択部11は、車両側通
信部4にて、車両の走行方向前方で道路に段差が存在し
ている情報を受信した場合に、車両の本体に所定の基準
値以上の衝撃が与えられた環境の情報を選択の対象とす
る。これにより、走行先に道路の段差があることの報知
を、車両の本体に所定の基準値以上の衝撃が与えられた
という過去の自らの体験を引用して行うことができるの
で、車体にどのくらいの衝撃が与えられるかを運転者に
分かり易く知らせることができる。
【0079】また、運転者が体験する、印象に深く残る
ような深刻な環境を検出し、その環境情報を記憶部7に
順次追加して記録していくので、追加した環境情報を将
来の報知で引用することができ、過去の複数の同じ体験
のうち最新の過去体験を引用して、運転者にとって最適
な報知を行うことができる。
【0080】(第2の実施の形態)図8は、本発明の第
2の実施形態に係る車両用報知装置の構成を示すブロッ
ク図である。図8に示すように本実施形態の車両用報知
装置の構成は、第1の実施形態のものと比較して、運転
者識別部(識別手段)16を有している点が主に異なっ
ている。図8では、第1の実施形態とほぼ同一の構成要
素には同一の符号を付し、以下では、第1の実施形態と
異なる点を中心に説明する。
【0081】図8に示される運転者識別部16は、現時
点で車両を運行している運転者を識別する。記憶部7
は、この運転者識別部16の識別結果に基づいて、識別
された運転者別に不慮遭遇時の環境情報を区分して記憶
する。また、不慮遭遇環境判定部10は、運転者識別部
16の識別結果を参照して判定を行う。
【0082】運転者識別部16にて運転者を識別する方
法としては、運転者毎に異なる鍵や暗証番号を設定し、
その鍵や暗証番号を各運転者が使用することによって運
転者を識別することができる。あるいは、シートの位置
や姿勢の調整結果や、ミラー角度の調整結果から運転者
を識別してもよい。
【0083】図9は、本実施形態の車両用報知装置の動
作を示すメインフロー図である。本実施形態では、イグ
ニッションキーがONとなり、車両用報知装置の動作が開
始すると、まず、運転者識別部16にて、車両に乗車し
ている運転者を識別する(ステップS71)。その識別
結果は、記憶部7と不慮遭遇環境判定部10に送られ
る。その後の処理(ステップS72以降の処理)は、第
1の実施形態において図2に基づいて説明した処理とほ
ぼ同様であるが、ステップS75における過去体験の取
り出しでは、不慮遭遇環境判定部10は、運転者識別部
16の識別結果を参照して、環境情報の照合と取り出し
を運転者別に行う。ステップS78における記憶部7の
環境情報の記憶では、記憶部7は、運転者識別部16の
識別結果を参照して、運転者別に区分して環境情報を記
録する。
【0084】本実施形態の車両用報知装置によれば、記
憶部7が、運転者識別部16によって識別された運転者
別に不慮遭遇時の環境情報を区分して記憶することによ
って、複数の運転者に対応して、過去の不慮遭遇時の環
境情報に基づいた報知を運転者毎に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車両用報知装置
の構成を示すブロック図。
【図2】車両用報知装置の動作を示すメインフロー図。
【図3】運転者が不慮の事態に遭遇する環境の要因毎に
運転者の不慮遭遇度を判定する処理を示すサブフロー
図。
【図4】環境1について不慮遭遇度を判定する処理を示
すサブフロー図。
【図5】環境2について不慮遭遇度を判定する処理を示
すサブフロー図。
【図6】環境4について不慮遭遇度を判定する処理を示
すサブフロー図。
【図7】環境5について不慮遭遇度を判定する処理を示
すサブフロー図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る車両用報知装置
の構成を示すブロック図。
【図9】図8に示す構成の車両用報知装置の動作を示す
メインフロー図。
【符号の説明】
1 運転操作検出部 2 走行状態検出部 3 環境検出部 4 車両側通信部 5 不慮遭遇度判定部 6 不慮遭遇事態判定部 7 記憶部 8 ナビゲーション部 9 報知必要性判定部 10 不慮遭遇環境判定部 11 情報選択部 12 音声提示部 13 表示部 14 道路側通信部 15 道路側設備 16 運転者識別部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転者が将来遭遇する環境を該運
    転者に報知する車両用報知装置において、 現時点で車両を運行している運転者が過去に体験した不
    慮の事態に遭遇した環境と略同一の環境が現時点の直近
    の将来に存在する時に、過去の不慮遭遇時の環境情報に
    基づいて前記運転者の将来の環境情報を前記運転者に提
    供する手段を備えることを特徴とする車両用報知装置。
  2. 【請求項2】 車両の運転者が将来遭遇する環境を該運
    転者に報知する車両用報知装置において、 運転者が過去に不慮の事態に遭遇した環境の情報を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている情報により、現時点で車
    両を運行している運転者が過去に不慮の事態に遭遇した
    環境と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在するか
    否かを判定する不慮遭遇環境判定手段と、 前記不慮遭遇環境判定手段によって、不慮遭遇時の環境
    と略同一の環境が現時点の直近の将来に存在すると判定
    された時に、前記運転者が過去に不慮の事態に遭遇した
    環境の情報を、前記記憶手段に記憶されている情報から
    選択する情報選択手段と、 前記情報選択手段によって選択された環境情報に基づい
    て前記運転者の将来の環境を前記運転者に報知する報知
    手段とを有することを特徴とする車両用報知装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、運転者が過去に不慮の
    事態に遭遇した複数の環境の情報を、遭遇した時刻と共
    に記憶し、 前記情報選択手段は、前記記憶手段に記憶されている時
    刻の情報に基づいて、運転者が過去に不慮の事態に遭遇
    した略同一の複数の環境情報から、最新の不慮遭遇時の
    環境情報を選択することを特徴とする請求項2に記載の
    車両用報知装置。
  4. 【請求項4】 前記不慮遭遇環境判定手段は、 現時点で車両を運行中の運転者の環境を検出する環境検
    出手段の検出結果と、前記運転者の運転操作を検出する
    運転操作検出手段の検出結果と、車両の走行状態を検出
    する走行状態検出手段の検出結果と、前記記憶手段に記
    憶されている情報とに基づいて、不慮遭遇時の環境と略
    同一の環境が現時点の直近の将来に存在するか否かの判
    定を行い、 前記情報選択手段は、 前記環境検出手段と運転操作検出手段と走行状態検出手
    段の少なくともいずれか1つの検出結果に基づいて不慮
    遭遇時の環境情報を選択することを特徴とする請求項2
    または3に記載の車両用報知装置。
  5. 【請求項5】 前記情報選択手段は、 前記環境検出手段にて路面の凍結、積雪、濡れ、冠水の
    いずれかの状態が検出され、かつ、前記走行状態検出手
    段にて車両の速度が所定値以上であると検出された場合
    に、第1段階で、運転操作に対して車体挙動が背反する
    状態が継続した環境、および、運転者が不慮の事態に遭
    遇した際に運転操作を補助する運転操作補助装置が作動
    した環境の2つの情報を選択し、その後、第2段階で、
    直前に選択したものを抽出することを特徴とする請求項
    4に記載の車両用報知装置。
  6. 【請求項6】 前記情報選択手段は、 前記環境検出手段と走行状態検出手段にて、車両が速度
    超過状態で道路のカーブに接近している状況が検出され
    た場合に、車両が自車線から逸脱した環境の情報を選択
    の対象とすることを特徴とする請求項4に記載の車両用
    報知装置。
  7. 【請求項7】 前記情報選択手段は、 前記環境検出手段にて、自車線を区分するレーンマーク
    へ車両が接近している状況が検出され、かつ、前記運転
    操作検出手段にて、車両の方向指示器の動作が停止した
    状態であると検出された場合に、車両が自車線から逸脱
    した環境の情報を選択の対象とすることを特徴とする請
    求項4に記載の車両用報知装置。
  8. 【請求項8】 前記情報選択手段は、 前記環境検出手段にて、車両の近傍に存在する物体が車
    両へ接近している状況が検出された場合に、車両の周囲
    の物体が車両に接触した環境の情報、または車両の周囲
    の物体と車両との接触を回避する運転操作が行われた環
    境の情報を選択の対象とすることを特徴とする請求項4
    に記載の車両用報知装置。
  9. 【請求項9】 前記不慮遭遇環境判定手段は、 前記車両の外部から送信された環境情報を受信する通信
    手段の受信情報と、前記記憶手段に記憶されている情報
    とに基づいて、不慮遭遇時の環境と略同一の環境が現時
    点の直近の将来に存在するか否かの判定を行い、 前記情報選択手段は、 前記通信手段の受信情報に基づいて不慮遭遇時の環境情
    報を選択する請求項2または3に記載の車両用報知装
    置。
  10. 【請求項10】 前記情報選択手段は、 前記通信手段にて、車両の走行方向前方で道路に段差が
    存在している情報を受信した場合に、車両の本体に所定
    の基準値以上の衝撃が与えられた環境の情報を選択の対
    象とすることを特徴とする請求項9に記載の車両用報知
    装置。
  11. 【請求項11】 運転者の運転操作を検出する運転操作
    検出手段と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手
    段と、運転者の環境を検出する環境検出手段と、前記運
    転操作検出手段と走行状態検出手段と環境検出手段の少
    なくも1つの検出結果に基づいて運転者が不慮の事態に
    遭遇したか否かを判定する不慮遭遇事態判定手段とを有
    し、 前記記憶手段は、前記不慮遭遇事態判定手段によって、
    運転者が不慮の事態に遭遇したと判定された場合に、該
    運転者が不慮の事態に遭遇した環境の情報を、前記運転
    操作検出手段と走行状態検出手段と環境検出手段の少な
    くも1つの検出結果に基づいて記憶することを特徴とす
    る請求項2または3に記載の車両用報知装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、運転者を識別する識
    別手段によって識別された運転者別に不慮遭遇時の環境
    情報を区分して記憶することを特徴とする請求項2〜1
    1のいずれかに記載の車両用報知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250463A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Pioneer Electronic Corp 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2013145458A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Denso Corp 車両用制御装置
JP2013171439A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Toyota Motor Corp 運転支援装置

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