JP2008237249A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008237249A
JP2008237249A JP2007077873A JP2007077873A JP2008237249A JP 2008237249 A JP2008237249 A JP 2008237249A JP 2007077873 A JP2007077873 A JP 2007077873A JP 2007077873 A JP2007077873 A JP 2007077873A JP 2008237249 A JP2008237249 A JP 2008237249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
reach
pattern
isometric
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007077873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5207509B2 (ja
Inventor
Yuhei Tanaka
祐平 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007077873A priority Critical patent/JP5207509B2/ja
Publication of JP2008237249A publication Critical patent/JP2008237249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5207509B2 publication Critical patent/JP5207509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】準備されたリーチ演出パターンを十分に活用して遊技演出ができる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】パターン記憶手段130は、あと一つ図柄が揃えば当たりとなるリーチ態様の演出パターンとして、変動時間が実質的に同じである複数の等長リーチ演出パターンを含む。図柄決定手段114は特別図柄の変動時間として、その変動中に等長リーチ演出パターンの何れもが連動できる特殊変動時間を含む。演出決定手段132は、図柄決定手段114により特殊変動時間が選択された場合、過去に選択した等長リーチ演出パターンの履歴情報に基づき、今回の等長リーチ演出パターンを選択して、等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように補正する。演出決定手段132は、利用する等長リーチ演出パターンを自由に選択できるので、利用されない等長リーチ演出パターンが生じてしまうことを回避できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における画面表示内容を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画像と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、図柄等の画像にキャラクタを用いて変動表示にストーリーを持たせる演出を施したり、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動等の特定遊技の制御によっても遊技者の期待感を高めている。
特開2003−230714号公報
リーチ画像を用いたリーチ演出は、演出効果を向上させるために複数種類準備されている。また、演出内容を多彩にするため長短様々な変動時間のリーチ演出が準備されている。従来、リーチ演出を含む装飾図柄の演出時間(変動時間)は、遊技球が始動口に入球したことを契機に実行される抽選によって決まる特別図柄と呼ばれる図柄の変動時間と同じになるように決定されている。そして、特別図柄の変動時間に対応した変動時間のリーチ演出が選択テーブルから選択される。リーチ演出の機能の1つとして大当たりに対する期待感を持たせるというものがある。リーチ演出の変動時間が長い方が当たりに対する期待感を持たせ易いので、大当たりの場合、短い変動時間のリーチ演出より長い変動時間のリーチ演出を選択することが多い。その一方で、大当たりのときに、長い変動時間のリーチ演出ばかりを実行すると、そのリーチ演出の信頼度が低下してしまう。また、短い変動時間のリーチ演出が実行された場合は当たらないという観念が生じてしまう虞がある。そこで、選択テーブルの作り方を工夫して、長短様々なリーチ演出が選択されるようにしている。しかし、前述したように、当たりのときには長い変動時間、外れのときには短い変動時間を選択し易いのが実情である。ぱちんこ遊技機における設計上の大当たり確率は、機種によって異なるが、低確率時ではたとえば1/300〜1/400程度であることが多い。その結果、リーチ演出が実行されても「外れ」の場合の方が多くならざるを得ない。そのため、滅多に選択されないリーチ演出がどうしても生じてしまう。その結果、折角作ったリーチ演出の中には遊技者の目に全く触れず十分に活用されないものも生じてしまう。リーチ演出を準備するからには、遊技者の目に触れさせたいし、遊技者全員にそのようなリーチ演出を見る機会を与えたいという要望がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、準備されたリーチ演出パターンを満遍なく遊技者に見せることを可能にすると共に、リーチ演出を十分に活用し遊技演出を行うことのできる弾球遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、始動入賞口へ遊技球が入球したことを契機として抽選を実行する抽選手段と、抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させるときの変動時間と抽選の結果との対応関係が定められた変動テーブルを保持し、その変動テーブルを参照して特別図柄の変動時間を選択するとともに、特別図柄の変動停止時に表示させる停止図柄を決定する図柄決定手段と、抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、特別図柄の変動中に演出表示装置で変動表示させる演出画像の変動開始から停止までの態様が定められた演出パターンを複数種類保持する演出パターン記憶手段と、演出パターン記憶手段が記憶する複数の演出パターンから特別図柄の変動時間に応じた演出パターンを選択する演出決定手段と、演出決定手段が選択した演出パターンに対応する演出画像を演出表示装置に変動表示させる演出表示制御手段と、抽選の結果が当たりであるときに、特別図柄の変動が停止した後に通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、を備える。演出パターン記憶手段は、あと一つ図柄が揃えば当たりとなるリーチ態様の演出パターンとして、変動時間が実質的に同じである複数の等長リーチ演出パターンを含む。図柄決定手段は特別図柄の変動時間として、その変動中に等長リーチ演出パターンの何れもが連動できる特殊変動時間を含む。演出決定手段は、図柄決定手段により特殊変動時間が選択された場合、過去に選択した等長リーチ演出パターンの履歴情報に基づき、今回の等長リーチ演出パターンを選択して、等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように補正する。
ここで、図柄決定手段の変動テーブルは、特殊変動時間と当該特殊変動時間とは異なる変動時間を含む。また、演出パターン記憶手段は、複数の等長リーチ演出パターンと当該等長リーチ演出パターンの変動時間とは異なる変動時間の演出パターンを含む。変動テーブルに保持される特殊変動時間は、1つでもよいし、実質的に変動時間が同じであれば複数でもよい。また、等長リーチ演出パターンは、特殊変動時間の変動時間と実質的に同じ変動時間であれば、各等長リーチ演出パターンの演出内容はそれぞれ異なる内容にすることが好ましい。たとえば、演出の背景が異なったり、演出に登場するキャラクタが異なったり、ストーリーが異なってもよい。そして、各等長リーチ演出パターンの演出内容を異ならせることにより、従来変動時間の長短で表していた大当たり信頼度と同様な優劣を付けてもよい。また、類似する演出内容の等長リーチ演出パターンを複数準備して、類似する演出内容が多い等長リーチ演出パターンを劣分類、類似する演出内容が少ない等長リーチ演出パターンを優分類としてもよい。
この態様によれば、図柄決定手段によって特別図柄の変動時間として特殊変動時間が選択された場合、演出決定手段は、複数準備された等長リーチ演出パターンのいずれでも選択できる。このとき、過去に選択した等長リーチ演出パターンの履歴に基づく選択を行うことで、等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように調整できる。つまり、演出決定手段は、出現率を調整しながら等長リーチ演出パターンを選択するので、実行されない等長リーチ演出パターンや極端に実行され過ぎる等長リーチ演出パターンが発生することを回避できる。また、リーチ演出パターンに演出上の信頼度や優劣が付けられている場合でも、信頼度や優劣に拘わりなくリーチ演出パターンの選択ができる。その結果、準備したリーチ演出パターンを満遍なく遊技者の目に触れさせることが可能になり、リーチ演出パターンを十分に活用した演出ができる。
演出決定手段は、抽選の結果に応じて演出パターンを選択する中で、等長リーチ演出パターンについて同一の等長リーチ演出パターンを所定回数続けて選択している場合で、次の等長リーチ演出パターンの選択に対応する抽選の結果が当たりであるときには、所定回数続けて選択した等長リーチ演出パターンと同じ等長リーチ演出パターンを選択し、抽選の結果が外れであるときには、所定回数続けて選択した等長リーチ演出パターンと異なる等長リーチ演出パターンを選択してもよい。演出決定手段は特殊変動時間が選択された場合、等長リーチ演出パターンの中からいずれかの演出パターンを選択できる。たとえば、これまでの選択で、同一の等長リーチ演出パターンをたとえば2回連続して選択し、いずれも外れ演出であった場合、今回の抽選が当たりなら同じ等長リーチ演出パターンを選択して当たりの演出をする。つまり、過去に同じ演出で外れとしていたが、その外れが所定回数連続した場合、プレミア的に同じ演出で当たりとする。その結果、経験上外れるだろうと予想されるリーチ演出でも所定条件が揃った場合に当たりの演出として利用して期待感を持たせる新たな演出を提供できる。また、今回の変動が外れの場合、過去の演出パターンと異なる等長リーチ演出パターンを実行することで、また同じ演出パターンで外れた遊技者が感じてしまうことを回避できる。さらに、同じ等長リーチ演出パターンが連続しているか否かは、遊技者本人にしか分からない。そのため、遊技者はリーチ演出の連続性を確認するようになり、同じ遊技機で長時間遊技させることができる。その結果、遊技者の遊技機定着率の向上に寄与できる。
演出決定手段は、演出パターンの選択が所定回数行われる間に、演出パターン記憶手段に記憶した等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように等長リーチ演出パターンを選択してもよい。たとえば、等長リーチ演出パターンが20種類準備されていた場合、演出パターンの選択回数が1000回になるまでの間に、20種類全ての等長リーチ演出パターンが少なくとも一回は選択されるように出現率を調整しながら選択を行う。この場合、各等長リーチ演出パターンの出現率を参照し、たとえば選択回数が少ないものから順次選択してもよい。また、予め定めた所定回数を超えて選択された等長リーチ演出パターンの選択を一時的に休止してもよい。その結果、演出パターンの表示を所定回数行えば、準備した等長リーチ演出パターンを全て表示することが可能になり、準備した全ての等長リーチ演出パターンを有効活用した演出を遊技者に提供できる。
演出表示制御手段は、演出決定手段が選択した等長リーチ演出パターンの履歴情報を参照して過去に選択した等長リーチ演出パターンの情報を演出表示装置に表示してもよい。履歴情報は、演出表示装置の所定位置に常時表示させてもよいし、客待ち画面が表示されているときのみ表示させてもよい。この態様によれば、同じ内容の等長リーチ演出パターンが連続している場合には、その連続性で次回当たりを期待させる新たな遊技性を提供できる。また、遊技者が遊技機を選択するときの新たな基準を演出パターンの履歴により提供できる。
等長リーチ演出パターンは、演出パターン記憶手段に含まれるリーチ態様の演出パターンの中で変動時間が所定時間より長いパターンであってもよい。従来リーチ演出における大当たりに対する信頼度は変動時間が長いほど高いという認識がある。そこで、所定時間より短いリーチ態様と、それより長いリーチ態様を設けて、所定時間より長いリーチ態様に等長リーチ演出パターンを適用する。その結果、リーチ演出の中で差別化が可能になり従来と同様に変動時間の長短による信頼度の違いを設けることができる。変動時間が所定時間より短いリーチ態様は、特別図柄が外れ態様の場合に選択されることが多いので、選択されない演出パターンが生じる可能が少ない。また、連続的に選択され外れとなっても、遊技者は変動時間の短いリーチ演出は信頼度が低いと認識しているので違和感を与える可能性は低い。一方、変動時間が所定時間より長い等長リーチ演出パターンは、履歴情報に基づき所定の出現率に収まるように選択される。所定時間より変動時間が長く信頼度が高いと認識される等長リーチ演出パターンは、その出現率の調整が行われるので、準備された全ての等長リーチ演出パターンを出現させることが可能になり、等長リーチ演出パターンを有効活用した演出を遊技者に提供できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、準備されたリーチ演出パターンを十分に活用することが可能になり演出効果を高められる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。特別図柄表示装置61の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。また、センター飾り64の一部や遊技盤50の周縁部などには、遊技状態に応じて遊技演出を行う可動役物140や遊技効果ランプ90などが配置されている。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)がさらに開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブル200を複数保持する。複数の当否テーブル200には、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための当否テーブルを参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブルを参照する。当否抽選手段112は、複数の当否テーブル200のうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブル202や、変動パターンを決定するために参照すべき変動テーブル204を保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、図柄範囲テーブル202を参照し当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。また、図柄決定手段114は、変動テーブル204を参照して当否抽選手段112による当否判定結果に応じて複数の変動パターンからいずれかのパターン(変動時間)を選択する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
変動テーブル204は、当否抽選手段112の抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。変動テーブル204は、特別図柄の変動時間として、特殊変動時間とこの特殊変動時間より変動時間の短い一般変動時間を含む。特殊変動時間は、装飾図柄をリーチ演出を伴って図柄停止させるときに用いる複数の演出パターン(後述する等長リーチ演出パターン)のいずれもが連動できる長さの変動時間である。また、一般変動時間は、リーチ演出を伴わずに図柄停止させるときに用いる変動時間である。図4に特別図柄の変動時間を決定するときに用いる変動テーブル204の一例を示す。特殊変動時間は、たとえば60秒に設定される。また、一般変動時間は、たとえば8秒や10秒に設定される。当否抽選手段112による抽選が当たりの場合、図柄演出はリーチ演出を伴うので、図柄決定手段114は100%の確率で60秒の特殊変動時間を選択する。また、当否抽選手段112による抽選が外れの場合、図柄決定手段114は8秒か10秒の一般変動時間か60秒の特殊変動時間を選択する。図4の例では、図柄決定手段114は8秒の一般変動時間をたとえば30%の確率で選択し、10秒の一般変動時間をたとえば40%の確率で選択する。また、60秒の特殊変動時間をたとえば30%の確率で選択する。
なお、別実施例で詳細に説明するが、従来のリーチ演出では、変動時間が長いほど当たり信頼度が高いという認識がある。その結果、図4のように、リーチ演出の変動時間に対応する特別図柄の変動時間を全て同じ変動時間の特殊変動時間にすると、変動時間による信頼度の表現ができず、従来の遊技機との間で違和感を生じる可能性がある。そこで、リーチ演出に対応する特別図柄の変動時間を所定時間より短い変動時間と、それより長い変動時間に分け、所定時間より長い変動時間を特殊変動時間としている。これにより、リーチ演出の変動時間の差を設けることが可能で変動時間の違いによる信頼度を従来と同様に設けることができる。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄決定手段114により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、当否抽選値が確変状態へ移行すべき値であった場合に、特別遊技後の遊技状態を確変状態へ移行させる。確変状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。また、特定遊技実行手段122は、当否抽選値の如何に関わらず、特別遊技後に遊技状態を時短の状態へ移行させる。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄を含む演出画像の変動パターンとして変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンデータを保持する。変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときの通常パターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときの外れリーチパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときの当たりリーチパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。本実施例においてリーチ状態を経るときのパターンは、いずれも変動時間が実質的に同じ等長リーチ演出パターンである。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の変動パターンを選択する。したがって、本実施例の場合、パターン記憶手段130は、特別図柄の一般変動時間と同じ8秒か10秒でリーチ演出を伴わない変動パターンと、特殊変動時間と同じ60秒でリーチ演出を伴う変動パターン(等長リーチ演出パターン)を複数種類保持している。そして、図柄決定手段114によって特殊変動時間が選択された場合、当該特殊変動時間の変動中にいずれのリーチパターンでも連動できることになる。
本実施例において、パターン記憶手段130が保持する等長リーチ演出パターンは、変動時間が同じである。そのため、演出内容によって各等長リーチ演出パターンの大当たりに対する信頼度の差別化を図っている。たとえば、背景画像を変えたり、背景色を変えることにより変動表示させたときの大当たり信頼度を表現する。また、登場するキャラクタの種類や数、演出のストーリーを変えることによって信頼度の差別化を図ってもよい。演出のストーリーで差別化を行う場合、たとえば、リーチ演出と共に変動表示させる装飾図柄の変動は継続したまま、ストーリーを二転三転させたりカットイン画像を入れてもよい。また、演出画像や装飾図柄を一時的に停止したようにみせ、再度変動させるようにして他の変動とは異なる変動であることを強調してもよい。
演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置および変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出決定手段132は、等長リーチ演出パターンが選択された場合に、いずれの等長リーチ演出パターンであったかを保持する履歴保持手段206を有している。演出決定手段132は、等長リーチ演出パターンが選択される度に履歴保持手段206を更新すると共に、等長リーチ演出パターンを決めるときには更新済みの履歴保持手段206を参照する。演出決定手段132は、履歴保持手段206を参照して次に選択する等長リーチ演出パターンを決めることにより、等長リーチ演出パターンの出現率を意図的に変化させることができる。たとえば、特定の等長リーチ演出パターンが頻繁に選択されている場合、この等長リーチ演出パターンの出現率を下げるように他の等長リーチ演出パターンを選択することができる。逆に、同じ等長リーチ演出パターンを意図的に選択したい場合も容易に選択することができる。たとえば、これまでの選択で、演出決定手段132が同一の等長リーチ演出パターンをたとえば2回連続して選択し、それがいずれも外れ演出であった場合を考える。このような場合、遊技者は、このリーチ演出パターンの信頼度は低いという印象を持つ。そこで、同一の等長リーチ演出パターンで所定回数続けて外れとなった場合、次の等長リーチ演出パターンの選択時に当たりの場合、あえて同一の等長リーチ演出パターンを選択する。その結果、経験上外れるだろうと予想されるリーチ演出でも所定条件が揃った場合に当たりの演出として利用し期待感を持たせるという新たな演出が提供できる。また、同じ演出で外れが連続しても遊技者の遊技意欲を減退させないようにできる。なお、所定回数同じ等長リーチ演出パターンが連続した後に、選択する等長リーチ演出パターンが外れの場合、前回までとは異なる等長リーチ演出パターンを選択すれば、同じ演出でまた外れてしまったという印象を遊技者に与えてしまうことを回避できる。
また、遊技者は、同じ等長リーチ演出パターンで外れが連続すれば、次のリーチ演出に期待感を持つ。この場合、同じ等長リーチ演出パターンで外れが所定回数連続しているか否かは、実際に遊技をしている本人にしか分からない。したがって、遊技者に同じ遊技機を長時間遊技させることができるので、遊技者の遊技機定着率の向上に寄与することができる。なお、履歴保持手段206が保持する履歴情報は、図5に示すように、演出表示装置60等を用いて表示するようにしてもよい。図5の例では、演出表示装置60の中央下部に履歴表示領域210が形成されている。図5の例では、1回前および2回前のリーチ演出が稲妻をモチーフとする「稲妻リーチ」、3回前のリーチ演出が雪だるまをモチーフとする「雪だるまリーチ」であることを示している。遊技者は、履歴表示領域210に表示された履歴情報を確認することにより、今までの「稲妻リーチ」は信頼度が低かったが、次に「稲妻リーチ」が表示されたときには、信頼度が非常に高いという認識を持つようになる。このように、同じ等長リーチ演出パターンが連続している場合には、その連続性で次回当たるかもしれないという期待感を遊技者に提供できる。また、遊技者が遊技機を選択するときの新たな基準を演出パターンにより提供することができる。このように、従来は、リーチ演出の信頼度がリーチ演出自体に予め設定されていたが、本実施例のようにリーチ演出の表示履歴に応じてリーチ演出を選択することにより、従来のような固定的な信頼度の概念がなくなり遊技性を向上させることができる。なお、履歴情報は、演出表示装置60の所定位置に常時表示させてもよいし、客待ち画面が表示されているときのみ表示させてもよい。
また、演出決定手段132は、等長リーチ演出パターンの出現率を保持する出現率保持手段208を有している。出現率保持手段208は、等長リーチ演出パターンが選択される度に更新される。演出決定手段132は等長リーチ演出パターンを選択するとき、出現率保持手段208を参照しながら、たとえば出現率の低い等長リーチ演出パターンを優先的に選択する。その結果、選択され難い等長リーチ演出パターンが生じることを回避できる。また、演出決定手段132は、演出パターンの選択が所定回数行われる間に、演出パターン記憶手段に記憶した等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように等長リーチ演出パターンを選択することができる。演出決定手段132は、演出パターンを1000回選択する間に各等長リーチ演出パターンの出現率が「0%」にならないように出現率を調整しながら等長リーチ演出パターンの選択を行う。このような選択を行うことにより、特定の等長リーチ演出パターンが何時までも選択されないという状態を回避することができる。その結果、所定回数演出パターンの選択を行えば、準備した等長リーチ演出パターンを全て実行することが可能になり、等長リーチ演出パターンを有効に活用した遊技演出ができる。また、所定回数変動させれば、準備されたリーチ演出を全て実行することができるので、全てのリーチ演出を見るという遊技形態を遊技者に提供できる。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、選択された変動パターンデータにしたがって演出表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
図6は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図7は、図6におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図8は、図7のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、当否抽選手段112は、保留制御手段116から読み出した抽選値の当否判定を行う(S50)。確率変動遊技中であれば当否テーブル200に含まれる確変当否テーブル、確率変動遊技中でなければ非確変当否テーブルにより当否判定がなされる。大当たりであれば(S52のY)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオンする(S54)。特別遊技フラグがオンのときには、当該変動の終了後に特別遊技が実行される。
更に、確変当たりであれば(S58のY)、特定遊技実行手段122は確変フラグをオンする(S60)。通常当たりであれば(S58のN)、確変フラグはオフされる(S62)。確変フラグがオンのときには、当該変動の次の変動開始時から確率変動遊技が実行されることになる。
なお、当否抽選が外れであれば(S52のN)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオフする(S56)。
続いて、図柄決定手段114は、当否判定の結果に基づき変動テーブル204を参照して特別図柄の変動時間を決定し(S100)、さらに図柄範囲テーブル202を参照して特別図柄の停止図柄を決定する(S102)。決定した特別図柄の変動時間と停止図柄のデータは、メイン表示制御手段118及び演出決定手段132に送信される。
演出決定手段132では、受け取った特別図柄の変動時間が特殊変動時間の場合(S104のY)、履歴保持手段206の等長リーチ演出パターン選択の履歴情報を参照する(S106)。そして、前回、前々回の等長リーチ演出パターンの選択で同一の等長リーチ演出パターンを選択していた場合で(S108のY)、今回の当否抽選の結果が大当たりの場合(S110のY)、今回も同一の等長リーチ演出パターンを選択する(S112)。このような選択を行うことで、所定回数、たとえば2回連続した後に、さらに同じリーチ演出パターンが連続すれば、今まで当たり信頼度が低いと思われていた演出パターンで大当たりさせるという演出ができる。つまり、遊技者に今まで大当たり信頼度が低いので「来るな」と思われていた演出パターンを、今度は「来い」と思わせることができる。その結果、等長リーチ演出パターンに様々な印象を持たせることができて遊技性を向上させることができる。
一方、今回の抽選の結果が外れの場合(S110のN)、前回、前々回とは異なる内容の等長リーチ演出パターンを選択する(S114)。このような選択を行うことにより、同じリーチ演出パターンで連続して外れたという印象を遊技者に与えてしまうことが回避でき、遊技者の遊技意欲の減退を避けることができる。
また、S108において、同一の等長リーチ演出パターンが連続して選択されていない場合(S108のN)、演出決定手段132は、出現率保持手段208に保持された等長リーチ演出パターンの出現率を参照する(S116)。演出決定手段132は、たとえば、出現率が最も低い等長リーチ演出パターンを選択する(S118)。演出決定手段132は、たとえば、演出パターンを1000回選択する間に各等長リーチ演出パターンの出現率が「0%」にならないように各等長リーチ演出パターンの出現率を調整しながら選択する。このような選択を行うことにより、特定の等長リーチ演出パターンが何時までも選択されないという状況を回避することができる。その結果、遊技者は所定回数以上演出パターンの選択を行えば、演出向上のために準備したリーチ演出を全て見ることが可能になり遊技性が向上する。また、準備されたリーチ演出を全て遊技者に見せることができるので、リーチ演出の有効活用ができる。
演出パターンが決定したら、演出決定手段132は、選択した等長リーチ演出パターンに基づき履歴保持手段206及び出現率保持手段208を更新する(S120)。一方、S104において、特殊変動時間が選択されなかった場合(S104のN)、演出決定手段132は、リーチ演出を伴わない演出パターンの選択を行う(S122)。そして、演出パターンが決定されると、演出決定手段132は、特別図柄の当否結果に基づき、装飾図柄の停止図柄を決定してこのフローを終了する(S124)。
図9は、図6のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
特別遊技は、当否抽選が大当たりとなって特別遊技フラグがオンとなったとき、図柄変動後に実行される遊技である。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。なお、確変当たりであったときには(S92のY)、特定遊技実行手段122は当否抽選のための当否テーブルとして確変当否テーブルを設定し(S94)、通常当たりであったときには(S92のN)、非確変当否テーブルを設定する(S96)。通常当たりの場合、特定遊技実行手段122は変動短縮遊技を開始する。
なお、ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
前述した実施例では、リーチ演出を全て等長リーチ演出パターンとした例を示した。この場合、リーチ演出は全て同じ変動時間となるので、従来のように変動時間の長短により大当たりに対する信頼度の違いを表現することができないので、従来の遊技機に慣れた遊技者に違和感を与える場合がある。そこで、所定時間より短いリーチ態様と、それより長いリーチ態様を設けて、所定時間より長いリーチ態様に等長リーチ演出パターンを適用して、従来と同様に変動時間の違いによる信頼度を設ける。所定時間より短いリーチ態様は、従来にいうところの「ノーマルリーチ」に対応し、それより長いリーチ態様は、従来にいうところの「スーパーリーチ」に対応する。図10は、特別図柄の変動時間を決定するときに用いる変動テーブル204の一例である。特殊変動時間は、たとえば90秒に設定される。また、一般変動時間は、リーチ演出が付かない態様で、たとえば8秒や10秒に設定され、リーチ演出(ノーマルリーチ)が付く態様で、たとえば20秒、25秒、30秒に設定されている。当否抽選手段112による抽選が当たりの場合、図柄演出はリーチ演出を伴うので、図柄決定手段114は、20秒、25秒、30秒、90秒のいずれかの変動時間を選択する。各選択確率は、たとえば、10%、15%、25%、50%である。また、当否抽選手段112による抽選が外れの場合、図柄決定手段114はリーチ演出なしの8秒か10秒の一般変動時間か、ノーマルリーチ演出付きの20秒から30秒の一般変動時間か、90秒の特殊変動時間を選択する。図10の例では、図柄決定手段114は8秒の一般変動時間をたとえば30%、10秒の一般変動時間をたとえば40%の確率で選択する。また、20秒のリーチ付き一般変動時間をたとえば12%、25秒のリーチ付き一般変動時間をたとえば8%、30秒のリーチ付き一般変動時間をたとえば6%の確率で選択する。また、90秒の特殊変動時間をたとえば4%の確率で選択する。
図11は、リーチ演出パターンに対応する変動時間を特殊変動時間と一般変動時間に分けた場合の演出パターンの選択動作を説明するフローチャートである。このフローチャートは図8に示す当否判定処理(S34)のS120の部分と置き換えられる。したがって、ここでは置き換えられる部分の説明だけを行い、他のステップは図8の説明を参照するものとする。
S104において、当否抽選手段112が特別図柄の変動時間として、特殊変動時間を選択していない場合(S104のN)、演出決定手段132は選択した変動時間がリーチ演出用であるか確認する(S200のY)。つまり、当否抽選手段112が20秒〜30秒の変動時間を選択している場合、演出決定手段132は、当否抽選手段112で決定された特別図柄の変動時間に対応する変動時間で構成されるノーマルリーチ用のリーチ演出パターンを選択する(S202)。一方、S200において、選択された変動時間がリーチ演出用ではない場合(S200のN)、演出決定手段132はリーチ演出なしの演出パターンを選択する(S204)。演出決定手段132は、演出パターンを決定した後、当否抽選手段112の抽選結果に基づき、装飾図柄の停止図柄を決定してこのフローを終了する(S124)。
このように、リーチ演出パターンの変動時間を特殊変動時間と一般変動時間に分けることにより、従来のようにリーチ演出の変動時間による大当たりに対する信頼度の表現が可能になる。すなわち、変動時間の短いノーマルリーチは、大当たり信頼度が低く、変動時間の長いスーパーリーチは大当たり信頼度が高いという従来と同じ印象を遊技者に持たせることができる。なお、リーチ演出付きの一般変動時間(変動時間の比較的短い20秒〜30秒のもの)は、当否抽選手段112の当否抽選の結果が外れであった場合に選択されやすいので、準備されたノーマルリーチ用のリーチ演出パターンの中に出現しにくいものが生じるという不都合が起こりにくい。一方、大当たりへの信頼度が高い反面、従来出現率が低いとされていた変動時間の長いリーチ演出(本実施例の等長リーチ演出パターン)は、出現率の調整が行われるので、準備された全ての等長リーチ演出パターンをまんべんなく表示可能になり全ての等長リーチ演出パターンを演出に活用できる。なお、等長リーチ演出パターンは、前述した例と同様に、演出内容によって信頼度を設けて、等長リーチ演出パターンの中でも当たり信頼度を変化させることがリーチ演出効果向上の点からも好ましい。
本実施例では、従来「第1種ぱちんこ遊技機」と呼ばれていた遊技機を例にとって説明したが、図柄を用いたリーチ演出を行う機種であればいずれの機種にも適用可能である。たとえば、第1種ぱちんこ遊技機の遊技性を複数融合させた複合機や第1種ぱちんこ遊技機と従来第2種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機の遊技性を融合させた複合機などにも適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 当否抽選手段が特別図柄の変動時間を決めるときに用いる変動テーブルの一例である。 過去に実行された等長リーチ演出パターンの履歴情報の表示例を説明する図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図6におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図6におけるS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 当否抽選手段が特別図柄の変動時間を決めるときに用いる他の変動テーブルの一例である。 リーチ演出パターンに対応する変動時間を特殊変動時間と一般変動時間に分けた場合の演出パターンの選択動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 60 演出表示装置、 62 始動口、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 190 装飾図柄、 192 特別図柄、 200 当否テーブル、 202 図柄範囲テーブル、 204 変動テーブル、 206 履歴保持手段、 208 出現率保持手段、 210 履歴表示領域。

Claims (5)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、
    前記始動入賞口へ遊技球が入球したことを契機として抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させるときの変動時間と前記抽選の結果との対応関係が定められた変動テーブルを保持し、その変動テーブルを参照して前記特別図柄の変動時間を選択するとともに、前記特別図柄の変動停止時に表示させる停止図柄を決定する図柄決定手段と、
    前記抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、
    前記特別図柄の変動中に前記演出表示装置で変動表示させる演出画像の変動開始から停止までの態様が定められた演出パターンを複数種類保持する演出パターン記憶手段と、
    前記演出パターン記憶手段が記憶する複数の演出パターンから前記特別図柄の変動時間に応じた演出パターンを選択する演出決定手段と、
    前記演出決定手段が選択した演出パターンに対応する演出画像を前記演出表示装置に変動表示させる演出表示制御手段と、
    前記抽選の結果が当たりであるときに、前記特別図柄の変動が停止した後に通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    を備え、
    前記演出パターン記憶手段は、あと一つ図柄が揃えば当たりとなるリーチ態様の演出パターンとして、変動時間が実質的に同じである複数の等長リーチ演出パターンを含み、
    前記図柄決定手段は前記特別図柄の変動時間として、その変動中に前記等長リーチ演出パターンの何れもが連動できる特殊変動時間を含み、
    前記演出決定手段は、前記図柄決定手段により前記特殊変動時間が選択された場合、過去に選択した等長リーチ演出パターンの履歴情報に基づき、今回の等長リーチ演出パターンを選択して、等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように補正することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記演出決定手段は、前記抽選の結果に応じて演出パターンを選択する中で、前記等長リーチ演出パターンについて同一の等長リーチ演出パターンを所定回数続けて選択している場合で、次の等長リーチ演出パターンの選択に対応する前記抽選の結果が当たりであるときには、前記所定回数続けて選択した前記等長リーチ演出パターンと同じ等長リーチ演出パターンを選択し、前記抽選の結果が外れであるときには、前記所定回数続けて選択した前記等長リーチ演出パターンと異なる等長リーチ演出パターンを選択することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記演出決定手段は、前記演出パターンの選択が所定回数行われる間に、前記演出パターン記憶手段に記憶した等長リーチ演出パターンの出現率が所定範囲に収まるように等長リーチ演出パターンを選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記演出表示制御手段は、前記演出決定手段が選択した等長リーチ演出パターンの履歴情報を参照して過去に選択した等長リーチ演出パターンの情報を前記演出表示装置に表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記等長リーチ演出パターンは、前記演出パターン記憶手段に含まれるリーチ態様の演出パターンの中で変動時間が所定時間より長いパターンであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
JP2007077873A 2007-03-23 2007-03-23 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP5207509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077873A JP5207509B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077873A JP5207509B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008237249A true JP2008237249A (ja) 2008-10-09
JP5207509B2 JP5207509B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=39909314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007077873A Expired - Fee Related JP5207509B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5207509B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119648A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010119651A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010119652A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2012045147A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013111114A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Heiwa Corp 遊技機
JP2014076151A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014147718A (ja) * 2014-01-24 2014-08-21 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2015156918A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156916A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156915A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156917A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156914A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173837A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173826A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173838A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188716A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2016064036A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社高尾 弾球遊技機
JP2017023324A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017042220A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020116265A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020116266A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニューギン 遊技機
JP2022119344A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0928877A (ja) * 1995-07-19 1997-02-04 Sankyo Kk 遊技機
JP2001246093A (ja) * 2000-03-07 2001-09-11 Samii Kk 遊技機
JP2003010462A (ja) * 2001-06-28 2003-01-14 Heiwa Corp パチンコ機
JP2004024504A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2004358080A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Sankyo Kk 遊技機
JP2005168923A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Aruze Corp 遊技機
JP2005348889A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0928877A (ja) * 1995-07-19 1997-02-04 Sankyo Kk 遊技機
JP2001246093A (ja) * 2000-03-07 2001-09-11 Samii Kk 遊技機
JP2003010462A (ja) * 2001-06-28 2003-01-14 Heiwa Corp パチンコ機
JP2004024504A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2004358080A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Sankyo Kk 遊技機
JP2005168923A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Aruze Corp 遊技機
JP2005348889A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119648A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010119651A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010119652A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2012045147A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013111114A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Heiwa Corp 遊技機
JP2014076151A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014147718A (ja) * 2014-01-24 2014-08-21 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2015156918A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156916A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156915A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156917A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015156914A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173837A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173826A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015173838A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188716A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2016064036A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社高尾 弾球遊技機
JP2017023324A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017042220A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020116265A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020116266A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ニューギン 遊技機
JP7023520B2 (ja) 2019-01-25 2022-02-22 株式会社ニューギン 遊技機
JP7023521B2 (ja) 2019-01-25 2022-02-22 株式会社ニューギン 遊技機
JP2022119344A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7207768B2 (ja) 2021-02-04 2023-01-18 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5207509B2 (ja) 2013-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5207509B2 (ja) 弾球遊技機
JP5354770B2 (ja) 弾球遊技機
JP4817192B2 (ja) 弾球遊技機
JP4725954B2 (ja) 弾球遊技機
JP5051695B2 (ja) 弾球遊技機
JP4641542B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010000109A (ja) 弾球遊技機
JP2009297194A (ja) 弾球遊技機
JP2008212280A (ja) 弾球遊技機
JP2010069246A (ja) 弾球遊技機
JP4674816B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008237643A (ja) 弾球遊技機
JP2008161388A (ja) 弾球遊技機
JP2009106684A (ja) 弾球遊技機
JP5311562B2 (ja) 弾球遊技機
JP5240929B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010115280A (ja) 弾球遊技機
JP5283264B2 (ja) 弾球遊技機
JP5019560B2 (ja) 弾球遊技機
JP2011050637A (ja) 弾球遊技機
JP5489263B2 (ja) 弾球遊技機
JP4817454B2 (ja) 弾球遊技機
JP5041366B2 (ja) 弾球遊技機
JP5116077B2 (ja) 弾球遊技機
JP5522863B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees