JP5116077B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、弾球遊技機内部の信号制御に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものがある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次1つずつ読み出される。読み出された抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示され、特別図柄の停止表示態様により当否判定の結果が遊技者に報知される。
当たり態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口もいったん閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
上述したように当否判定の実行タイミングと報知タイミングの間には特別図柄の変動表示期間という「ずれ」がある。特別図柄の変動表示が開始されると、遊技者は特別図柄が当たり態様にて停止することを期待する。そこで、特別図柄の変動表示期間中に装飾図柄や演出図柄などとよばれる演出目的の図柄も変動表示させることにより、遊技者の大当たりに対する期待感を更に高めるような演出を実行することも多い。
ぱちんこ遊技機の内部においては、複数の基板が信号線により電気的に接続されている。この信号線は、各基板に対する制御命令を電気信号として伝送する(以下、このような遊技内容の制御に関わるコマンドやデータのことを「遊技制御データ」とよぶ)。通常、メイン基板とよばれる主制御装置が遊技球の入賞判定、抽選、払出しなどの出球制御を担当する。一方、サブ基板とよばれる副制御装置は、演出画像の表示や音声出力など視聴覚的なユーザインタフェース処理を主として担当する。遊技状況に応じて、メイン基板はサブ基板に対して遊技制御データを送信する。サブ基板はメイン基板からの遊技制御データに基づいて演出処理等を行う。
特開2003−230714号公報 特開2006−149531号公報
通常、メイン基板は、サブ基板に対して図柄変動の開始指示、確率変動遊技(後述)の開始や終了、保留球数等、さまざまな遊技制御データをサブ基板に送信する。サブ基板は、遊技制御データに対応して各種の演出処理を実行する。遊技制御データにより、メイン基板の処理とサブ基板の処理が連携し、遊技制御データの送信回数や情報量が多くなるほど、サブ基板はメイン基板の制御状態を詳細に知ることができる。
しかし、遊技制御データの送信頻度やデータサイズが大きくなると、送信の遅延や失敗のリスクが高くなる。このような遅延や失敗が発生すると、遊技機としての機能が好適に発揮されなくなる。
本発明はこのように認識された課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、主制御装置と副制御装置との間において送受される遊技制御データの量を削減することにより、安定した遊技性を提供するための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、弾球遊技機に関する。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、図柄が変動表示される図柄表示装置と、遊技内容を制御する主制御装置と、主制御装置による制御内容を図柄の変動表示により遊技者に示す副制御装置と、を備える。
主制御装置は、始動入賞口へ遊技球が入球したことを契機として当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果が当たりであったときに、大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、所定の遊技条件が成立したとき、通常の遊技状態よりも特別遊技へ移行しやすい遊技状態である特定遊技を実行する特定遊技制御手段と、図柄の変動開始から停止までの変動過程を定める変動パターンを特定するパターン情報を複数種類保持するパターン情報保持手段と、当否抽選の実行を契機として、いずれかのパターン情報を選択するパターン情報選択手段と、当否抽選の結果と選択されたパターン情報を副制御装置に送信する指示送信手段と、を含む。
副制御装置は、当否抽選の結果とパターン情報を受信する指示受信手段と、複数の変動パターンを保持するパターン保持手段と、受信されたパターン情報にしたがって、いずれかの変動パターンを選択する演出決定手段と、選択された変動パターンにしたがって図柄表示装置に図柄を変動表示させたあと、受信された当否抽選の結果を示す図柄を停止表示させる表示制御手段と、を含む。
主制御装置のパターン情報保持手段は、変動パターンごとに第1のパターン情報群に属するパターン情報と第2のパターン情報群に属するパターン情報の双方をそれぞれ対応づけて保持し、主制御装置のパターン情報選択手段は、所定の遊技条件が成立しているときには第1のパターン情報群からパターン情報を選択し、成立していないときには第2のパターン情報群からパターン情報を選択し、副制御装置の表示制御手段は、第1のパターン情報群に属するパターン情報が受信されたときには、特定遊技の実行を示唆する示唆図柄を表示させる。
ここでいう「パターン情報」は、数字や文字、記号あるいはそれらの組合せにて変動パターンを識別可能な情報であればよい。このような態様によれば、主制御装置側が第1のパターン情報群と第2のパターン情報群のいずれからパターン情報を選択するかにより、副制御装置側にて特定遊技を実行条件の成否を判断できる。たとえば、主制御装置から副制御装置に対して、特定遊技の実行開始を示す信号を別途送信しなくても、パターン情報の種別によって暗黙的に特定遊技の実行開始を通知できる。主制御装置から副制御装置に送信される一の信号に複数の意味を持たせることにより、信号の種類や一信号あたりのデータサイズを減らすことができる。これにより、遊技機の動作安定性やメンテナンス性を高めやすくなる。
副制御装置の表示制御手段は、第2のパターン情報群に属するパターン情報が受信されたときにも所定の確率にて示唆図柄を表示させ、第1のパターン情報群に属するパターン情報が受信されたときには、第2のパターン情報群に属するパターン情報が受信されたときよりも高い確率にて示唆図柄を表示させてもよい。
このような態様によれば、不確実さを内包したかたちにて特定遊技への移行を示唆できる。示唆図柄が表示されると当たりが発生しやすくなるという因果関係を遊技者に認識させることができるので、示唆図柄自体に対する遊技者の興味を喚起しやすくなる。
主制御装置のパターン情報選択手段は、所定の遊技条件が成立しているときには成立していないときよりも高い確率にて第1のパターン情報群からパターン情報を選択し、所定の遊技条件が成立しいないときには成立しているときよりも高い確率にて前記第2のパターン情報群からパターン情報を選択するとしてもよい。
このような態様によれば、主制御装置側の制御に基づいて、不確実さを内包したかたちにて特定遊技への移行を示唆できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、弾球遊技機の動作を安定させる上で効果がある。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。操作ボタン82は、遊技者が遊技機に所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。更に遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62が拡開すると、遊技球は始動口62に入球しやすくなる。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が「大当たり」を示す態様にて停止したときに開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する演出図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。始動口62への遊技球の落入を契機として抽選(以下、「当否抽選」とよぶ)が実行される。当否抽選後、特別図柄192の変動表示が開始される。特別図柄192は当否抽選の結果に対応した図柄であり、変動表示が停止されたときの態様にて当否抽選の結果を示す。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。特別図柄表示装置61は、特別図柄192の変動表示として、0〜9の範囲で数字を循環させる。特別図柄192が当たりを示す態様にて停止したときに「大当たり」の発生となり、大入賞口66が開放される。
特別図柄192は、当たり時は0、外れ時は1〜9のいずれかが停止図柄として停止表示される。
当否抽選の結果は大当たりか外れのいずれかであるが、大当たりは、更に、「通常当たり」と「確変当たり」の2種類に分けることができる。確変当たりが発生すると、以後の当否抽選は通常よりも高い当たり確率にて実行される。当否抽選の当たり確率が通常よりも高く設定される遊技者に有利な遊技状態のことを「確率変動遊技」とよぶ。確率変動遊技は、再度大当たりが発生するまで継続する。いいかえれば、通常当たりが発生するまで継続することになる。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で演出図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。演出図柄190は、当否抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60の画面には、演出図柄190の変動表示態様を含む演出画像が動画再生表示される。演出図柄190の変動表示は特別図柄192の変動表示と連動する。すなわち、特別図柄192の変動開始時に演出図柄190の変動表示も開始され、特別図柄192の変動停止時に演出図柄190の変動表示も停止する。また、当否抽選の結果に応じて演出図柄190の停止図柄も決まる。演出表示装置60の画面には、左変動列、中央変動列および右変動列という3つの図柄領域が設けられ、各変動列においては演出図柄190が上から下へ縦方向に変動表示される。ちょうどスロットマシンのリールを模した演出態様となる。
特別図柄192および演出図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および演出図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した演出図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、たとえば15回を限度として繰り返される。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選(以下、「普通図柄抽選」とよぶ)の契機となる。
遊技球が作動口68を遊技球が通過すると、普通図柄抽選が実行され、所定時間、普通図柄が普通図柄表示装置59にて変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。普通図柄表示装置59は、2つのランプを備える。それぞれのランプが交互に点滅する動作が「普通図柄の変動表示」に相当する動作である。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開し、遊技球が始動口62に入球しやすくなる。このとき、普通図柄表示装置59の2つのランプの所定の一方が点灯表示されることになる。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。また、演出表示装置60は、遊技状態に応じて動作する複数の可動役物140を備える。演出表示装置60の左下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。いいかえれば、4個を上限として抽選値を貯蔵できるようになっている。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。このように、4個を上限として普通図柄の抽選値も貯蔵できる。遊技効果ランプ90は遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
なお、通常当たりであった場合、特別遊技が終了した後の通常遊技においては変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄192および演出図柄190の変動時間が通常より短縮される。特別図柄192および演出図柄190の変動時間は、所定回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。以下においては、確率変動遊技および変動時間短縮遊技のことをまとめていうときには、「特定遊技」とよぶ。特定遊技は、通常遊技における一形態であり、通常時よりも特別遊技に移行しやすい状態である。一般的には、変動時間短縮遊技よりも確率変動遊技の方が遊技者にとって有利であることが多い。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124および指示送信手段200を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136および指示受信手段202を備える。
なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
メイン基板102は遊技の基本的な流れを制御し、その処理結果は指示送信手段200により遊技制御データとしてサブ基板104に送信される。サブ基板104の指示受信手段202はメイン基板102から各種遊技制御データを受信する。サブ基板104は遊技制御データに対応する演出処理を実行する。特別図柄192の変動表示はメイン基板102によって制御され、演出図柄190の変動表示はサブ基板104によって制御される。メイン基板102は、当否抽選を実行し、特別図柄192の変動開始から変動終了までの変動過程を定めた変動パターンを選択する。そして、サブ基板104に当否や変動パターンを通知する。一方、サブ基板104は、メイン基板102が選択した変動パターンに対応して、演出図柄190の変動開始から変動終了までの変動過程を定めた演出パターンを選択する。このとき、特別図柄192の変動時間と演出図柄190の変動時間が一致する演出パターンが選択される。演出パターンにしたがって演出図柄190を変動表示させた後、当否を示す演出図柄190を演出表示装置60に停止表示させる。
一般的なぱちんこ遊技機においては、メイン基板102は、当否を示す情報、変動パターンを示す情報に加えて、確変当たりと通常当たりの別を示す情報もサブ基板104に別途送信する。確変当たりとなると、サブ基板104は確変移行を示す所定演出を実行する。しかし、本実施例におけるぱちんこ遊技機10においては、メイン基板102は確変当たりと通常当たりの別をサブ基板104に明示的に通知しない構成となっている。
1.メイン基板102
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を「当否抽選値」として取得する。当否抽選値は0〜65535の範囲から1つ取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる擬似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、確率変動遊技の実行中以外においては低確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「非確変当否テーブル」とよぶ)を参照し、確率変動遊技の実行中においては高確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「確変当否テーブル」とよぶ)を参照する。非確変当否テーブルにおいては0〜255の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。確変当否テーブルにおいては、0〜2550の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。当否抽選手段112は、いずれかの当否テーブルを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定することにより当否抽選を実行する。当否抽選手段112による判定結果、すなわち当否は、特別図柄表示装置61において特別図柄192の変動表示により示される。当否は、指示送信手段200から指示受信手段202に送信される。これにより、サブ基板104はメイン基板102における当否抽選の結果を知ることができる。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄192の停止図柄と変動パターンを当否抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を普通図柄抽選の結果に応じて決定する。停止図柄とは、図柄変動の終了時に表示すべき当否を示す図柄である。当否抽選が当たりの時の特別図柄の停止図柄は「0」、外れの時には「1〜9」のいずれかとなる。
図柄決定手段114は、パターン情報保持手段204とパターン情報選択手段206を含む。パターン情報保持手段204は、特別図柄192の変動パターンを決定するためのパターン決定テーブルを保持する。パターン情報選択手段206は、特別図柄192の変動開始時において「パターン決定抽選値」を取得する。パターン決定抽選値は、「0〜255」の範囲で生成される乱数である。パターン決定テーブルにおいては、特別図柄192の変動パターンに対してパターン情報とパターン決定抽選値が対応づけられている。パターン決定テーブル210のデータ構造については、次の図4に関連して詳述する。パターン決定抽選値とパターン決定テーブルから特別図柄192の変動パターンが特定される。パターン情報は、指示送信手段200から指示受信手段202に送信される。
当否抽選値が当たりであるときには、パターン決定抽選値によって、通常当たりか確変当たりのいずれとなるかが決定されるが詳細は後述する。なお、当否抽選値が外れであれば、「1〜9」の外れ図柄のうちのいずれかが停止図柄として決定される。通常当たりと確変当たりの別は、指示送信手段200から指示受信手段202への送信対象とならない。
すなわち、当否抽選の実行に際しては、指示送信手段200から指示受信手段202には、当否とパターン情報が通知されるが、確変当たりか否かは明示的に通知されない構成となっている。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合には、普通図柄を決定するための抽選値を取得し、その抽選値に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。保留制御手段116は、普通図柄抽選の結果についても4つを上限として保持する。
メイン表示制御手段118は、特別図柄192を特別図柄表示装置61に変動表示させる。指示送信手段200は、特別図柄192の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドをサブ基板104の指示受信手段202に送信させる。これにより、メイン表示制御手段118による特別図柄192と演出表示制御手段134による演出図柄190の変動表示が同期し、連動が保たれる。変動開始コマンドは、当否とパターン情報をパラメータとするコマンドである。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選が当たりであった場合に、特別遊技の実行を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当たり確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、確変当たりが発生した場合、特別遊技後の通常遊技を高確率状態に設定することにより確率変動遊技を実行する。このときには、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、確変当否テーブルを設定する。高確率状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり確率は高い値のまま維持される。高確率状態において通常当たりが発生すると、特別遊技終了後の通常遊技は低確率状態となる。すなわち、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、非確変当否テーブルを設定する。
また、特定遊技実行手段122は、通常当たりが発生した場合、特別遊技後に通常遊技を時短状態に設定することにより変動時間短縮遊技を実行する。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
2.サブ基板104
サブ基板104は、メイン基板102から送出されるさまざまな遊技制御データに基づいて、遊技の演出を実行する。
サブ基板104のパターン記憶手段130は、演出図柄190の変動表示も含めた演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを保持する。演出パターンには、通常の外れ図柄を表示するときの演出図柄190の変動パターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときの変動パターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときの変動パターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときの変動パターンとしては、長短様々な変動時間をもつ変動パターンが含まれる。各演出パターンには、その図柄変動の終了条件として変動時間が定められており、その変動時間の経過時に演出図柄190の変動表示が停止される。演出決定手段132は、指示受信手段202が受信したパターン情報に応じて、特別図柄の変動時間とその変動時間が等しい演出パターンを選択する。パターン情報に応じて演出図柄190の停止態様も決定されることになるが、詳しくは後述する。
以下においては、特別図柄192の変動時間とその変動過程のことを「特別図柄192の変動パターン」または単に「変動パターン」、演出図柄190の変動時間とその変動過程のことを「演出図柄190の変動パターン」、演出図柄190の変動表示も含めた演出画像の動画再生過程を示すデータのことを「演出パターン」とよぶ。
演出決定手段132は、演出図柄190の停止図柄の組合せとその配置および演出パターンを、当否抽選の結果、特別図柄192の変動パターンに応じて決定する。
演出図柄190の停止態様は、3つの演出図柄190の組み合わせとして形成される。大当たり、すなわち、特別遊技への移行を示す場合は「7・7・7」や「1・1・1」のように3つの同じ演出図柄190が並んで停止表示される。
当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「3・1・2」や「9・4・6」のように3つの演出図柄190が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「1・9・1」や「7・2・7」のように1つだけ演出図柄190が揃っていない組合せを選択する。演出パターンによる動画再生過程においては、演出図柄190の変動表示以外の動画も再生される。たとえば、当該変動が当たり変動である可能性を示唆する特別な動画を再生することにより、遊技者の大当たりに対する期待感を喚起してもよい。いわゆるスーパーリーチなどとよばれる演出態様においては、演出図柄190の変動表示以外にもさまざまなアニメーションや実写の動画再生がなされることが多い。
本実施例のぱちんこ遊技機10では、特別図柄192に比べて演出図柄190の方が格段に目立つように表示される。そのため、遊技者は同じ数字の演出図柄190が並ぶか否かにより当否を認識することになる。演出決定手段132は、演出図柄190の停止図柄と演出パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出表示制御手段134は、選択された演出パターンにしたがって演出表示装置60に演出図柄190を含む演出画像を動画表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
メイン基板102から変動開始コマンドとそのパラメータとしてパターン情報と当否が受信され、演出パターンが選択されると、特別図柄192の変動開始に合わせて演出図柄190も変動開始する。また、特別図柄192の変動終了に合わせて演出図柄190の変動表示も終了する。このとき、当否を示す態様にて3つの演出図柄190が停止表示される。遊技者は、通常、演出図柄190の変動表示が開始されると、演出図柄190の停止態様が「7・7・7」や「2・2・2」のような「大当たり」態様となることを期待する。
図4は、パターン決定テーブル210のデータ構造図である。
本実施例における特別図柄192の変動パターンは20種類である。特別図柄192の変動パターンと演出パターンは一対一対応しているため、演出パターンも20種類となる。
基本パターン情報欄212は基本パターン情報を示す。抽選値欄213は各基本パターン情報に対応するパターン決定抽選値の範囲を示す。まず、パターン決定抽選値により、「0〜20」の基本パターン情報(ID)のうちのいずれかが選択される。同図によれば、パターン決定抽選値が「50」のときには、基本パターン情報「03」が選択されることになる。
当否抽選が当たりであるときには、基本パターン情報により、確変当たりか否かが決定される。本実施例においては、基本パターン情報が「01」〜「10」であるときには確変当たり、「11」〜「20」であるときには通常当たりとなる。当否抽選値が当たり、かつ、パターン決定抽選値が「50」であれば、基本パターン情報は「03」なので確変当たりとなる。
特別図柄の変動パターンは、「01〜40」の「派生パターン情報」によって一意に特定される。派生パターン情報「01〜40」のうち、前半「01〜20」を「A群」、後半「21〜40」を「B群」とよぶ。A群に属する派生パターン情報を「A群パターン情報」、B群に属する派生パターン情報を「B群パターン情報」とよぶ。パターン決定テーブル210においては、特別図柄192の変動パターンごとにA群パターン情報とB群パターン情報の双方が対応づけられている。たとえば、A群パターン情報「03」として特定される特別図柄の変動パターンと、B群パターン情報「23」として特定される特別図柄の変動パターンは同じものである。同一の変動パターンに対して2種類のIDが付与されていることになる。
パターン決定抽選値から基本パターン情報が特定されると、A群またはB群のいずれかから派生パターン情報が選択される。当否抽選が当たりであって、かつ、確変当たりとなるときには「0〜20」のA群パターン情報の中のいずれかがランダムに選択される。いいかえれば、当否抽選が当たりであり、かつ、「01〜10」の基本パターン情報が選択されたときには、A群パターン情報が選択されることになる。それ以外のときには、B群パターン情報が選択される。すなわち、当否抽選が外れとなるか、当たりとなっても「11〜20」の基本パターン情報が選択されて通常当たりとなるときには、B群パターン情報が選択対象となる。
指示送信手段200は、選択された派生パターン情報をサブ基板104に送出し、サブ基板104の演出決定手段132は受信された派生パターン情報に対応する演出パターンを選択する。派生パターン情報「03」と「23」は、どちらもおなじ変動パターンを示すため、どちらが受信されたとしても選択される演出パターンは同じである。
確変当たり発生時には、指示送信手段200は「01〜20」のいずれかのA群パターン情報を指示受信手段202に送信することになる。
一方、確変当たり発生時以外、すなわち、通常当たり発生時や外れ時には、B群から派生パターン情報が選択される。すなわち、「21〜40」のいずれかのB群パターン情報が指示送信手段200から送出される。
A群パターン情報「03」が送られてきたときとB群パターン情報「23」が送られてきたときに選択される演出パターンは同じである。ただし、サブ基板104は送られてきた派生パターン情報がA群かB群かにより確変当たりか否かを内部的に認識できることになる。サブ基板104は、変動開始コマンドのパラメータとして「当たり」および「A群パターン情報」を取得すると、確変当たりが発生したと認識する。一方、「当たり」と「B群パターン情報」を取得すると、通常当たりが発生したと認識する。このような態様によれば、メイン基板102は確変当たりか通常当たりか示す情報をサブ基板104に別途伝えなくても、サブ基板104はパターン情報がA群パターン情報であるか検証することにより確変当たりの発生を認識できる。
演出表示制御手段134は、確変当たりであることを示す画像(以下、「示唆図柄」とよぶ)を演出図柄の停止態様として設定してもよい。たとえば、「7」を示す演出図柄が確変当たりを示す示唆図柄であるとする。この場合、確変当たりが発生したとき、「7・7・7」により確変当たりが示される。一方、通常当たりとなると「6・6・6」のように「7」以外が3つ揃う態様にて通常当たりが示される。サブ基板104は、変動開始コマンドのパラメータとして、「当たり」および「A群パターン情報」を受信したときには、演出図柄の変動停止後、「7・7・7」により確変当たりを示す。「7・7・7」にて大当たりとなると、遊技者は確変当たりが発生したと認識する。
この「7・7・7」が確変当たりを意味することを遊技者に教えなくてもよい。このような方法によれば、「7・7・7」による大当たり表示がなされたあと、次の大当たりが早期に発生しやすいという経験則から、遊技者は「7・7・7」が確変当たりを意味することを徐々に認識することになる。いいかえれば、遊技者が「7・7・7」が確変当たりを意味するという仕様を自ら発見するという遊技性を提供できる。示唆図柄は、「7」のように当たり図柄組合せの一部となる演出図柄ではなく、所定のキャラクタ画像であってもよい。あるいは、音声により確変当たりを示唆してもよい。あるいは、ぱちんこ遊技機に応じて、「7」を示唆図柄としたり、「5」を示唆図柄とするといった調整を施せば、更に、確変の不可知性を高めることができる。
昨今、メイン基板102がサブ基板104に対して、確変当たりと通常当たりの別を通知せず、サブ基板104も確変中か否かを遊技者に通知しないぱちんこ遊技機も市場に投入されつつある。このような弾球遊技機(以下、このような仕様の弾球遊技機のことを「非報知型弾球遊技機」とよぶ)の場合、確変か否かは遊技者にとって不可知となる。このため、遊技者は常に「確変なのではないか」という一定の期待感を持ち続けやすくなる。
上記のように、「7・7・7」が確変当たりを意味することを遊技者に教えなければ、遊技者はぱちんこ遊技機10が非報知型弾球遊技機であると認識しやすい。しかし、遊技を継続するうちに「7・7・7」が確変当たりを示しているのかもしれないという認識が徐々に確信にかわっていくことになる。
示唆図柄の使用により、非報知型弾球遊技機特有の遊技性を踏襲しつつも、確変当たりを通知可能な仕様のぱちんこ遊技機を実現できる。本実施例におけるぱちんこ遊技機10は、非報知型弾球遊技機としての遊技性をより明確にするため、確変当たりを遊技者に対して確定的に通知しない仕様となっている。すなわち、通常当たりか確変当たりかに関わらず「7・7・7」により大当たりが示される可能性があるが、確変当たり時には通常当たり時に比べて「7・7・7」が表示されやすい。本実施例においては、サブ基板104の演出表示制御手段134は、A群パターン情報が受信されたとき、すなわち、確変当たり時には、80%という高い確率にて「7・7・7」の大当たり表示を実行する。一方、通常当たり時においても、10%という低い確率にて「7・7・7」の大当たり表示を実行する。このような設定により、「7・7・7」となるときには確変当たりである可能性が高いが、実際に確変当たりであるとは限らないという遊技状況が現出することになる。非報知型弾球遊技機特有の遊技性と示唆図柄による確変示唆とのバランスをとることができる。
演出表示制御手段134は、大当たり発生時において上記いずれかの確率にて示唆判定を実行し、示唆判定が肯定判定となるとき「7・7・7」にて大当たりを示す。
図5は、ぱちんこ遊技機10における基本的な動作過程を示すフローチャートである。
同図に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図6は、図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。当否判定処理の詳細については、次の図7に関連して説明する。メイン表示制御手段118は特別図柄192の変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドをサブ基板104へ送信する。これを受信した演出決定手段132は演出パターンを選択し、演出表示制御手段134は演出図柄190の変動表示を開始する(S36)。S36の処理の詳細については図8に関連して説明する。
S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動中であった場合は(S32のY)、S34からS36までの処理がスキップされる。図柄変動がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄の変動表示処理が続行される(S40)。図柄変動中でないときは(S38のN)、S40の処理はスキップされる。
図7は、図6のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、当否抽選手段112は、保留制御手段116から読み出した抽選値の当否判定を行う(S50)。確率変動遊技中であれば確変当否テーブル、確率変動遊技中でなければ非確変当否テーブルにより当否判定がなされる。大当たりであれば(S52のY)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオンする(S54)。特別遊技フラグがオンのときには、当該変動の終了後に特別遊技が実行される。
更に、確変当たりであれば(S58のY)、特定遊技実行手段122は確変フラグをオンする(S60)。通常当たりであれば(S58のN)、確変フラグはオフされる(S62)。確変フラグがオンのときには、当該変動の次の変動開始時から確率変動遊技が実行されることになる。
なお、当否抽選が外れであれば(S52のN)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオフする(S56)。
図8は、図6のS36における変動開始処理を詳細に示すシーケンス図である。
まず、パターン情報選択手段206は、パターン決定抽選値および基本パターン情報から当否抽選が確変当たりであるか否かを判定する(S100)。確変当たりであれば(S100のY)、パターン情報選択手段206は、A群パターン情報を選択する(S102)。確変当たりでなければ(S100のN)、パターン情報選択手段206はB群パターン情報を選択する(S104)。指示送信手段200は、当否と選択された派生パターン情報をパラメータとして変動開始コマンドを指示受信手段202に宛てて送出る(S106)。送出後、メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示を開始する(S122)。
指示受信手段202は、変動開始コマンドにより当否と派生パターン情報を取得する。演出決定手段132は、派生パターン情報に対応する演出パターンを選択する(S108)。当否抽選の結果が外れであれば(S109のN)、処理はS124に移行する。当たりであって(S109のY)、受信された派生パターン情報がA群パターン情報であれば(S110のY)、演出表示制御手段134は示唆判定を高確率設定し(S112)、B群パターン情報であれば(S109のY、S110のN)、示唆判定を低確率設定する(S114)。
演出表示制御手段134は、S112またはS114にて設定された確率にて示唆判定を実行する(S116)。肯定的結果となると(S118のY)、演出表示制御手段134は演出図柄の停止図柄として「7・7・7」をセットする(S120)。そのあと、演出表示制御手段134は選択された演出パターンにしたがって演出図柄の変動表示を開始する。
確変中当たり時には通常当たり時に比べて示唆判定が肯定判定となりやすいため、「7・7・7」による大当たり表示となりやすい。しかし、通常当たり時であっても、「7・7・7」による大当たり表示がなされる可能性がある。このような確率設定により、遊技者に「7」により確変当たりを不確実なかたちで通知できる。
図9は、図5のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
特別遊技は、当否抽選が大当たりとなって特別遊技フラグがオンとなったとき、図柄変動後に実行される遊技である。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S72)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。なお、確変当たりであったときには(S92のY)、特定遊技実行手段122は当否抽選のための当否テーブルとして確変当否テーブルを設定し(S94)、通常当たりであったときには(S92のN)、非確変当否テーブルを設定する(S96)。通常当たりの場合、特定遊技実行手段122は変動短縮遊技を開始する。
なお、ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、確変当たりと通常当たりの別を示すために特別図柄192の停止図柄に関する情報をメイン基板102からサブ基板104に別途送信しなくても、サブ基板104にて確変当たりを認識できる。また、確変当たり以外の遊技情報であっても、パターン情報のグループ化により、暗黙的にサブ基板104に伝えることができる。更に、示唆図柄により不確実性をもたせたかたちで確変当たりと通常当たりの別を遊技者に通知することにより、通常当たり時であっても遊技者に確変中かもしれないという期待感を持たせることができる。同様に、確変当たり時であっても確変ではないかもしれないという不安を抱かせることができる。このような不確実な確変報知により、遊技者が確変を確信しにくい遊技性を実現できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の図柄表示装置の機能は、本実施例においては、主として、演出表示装置60により実現される。請求項に記載の第1のパターン情報群と第2のパターン情報群は、本実施例においてはA群およびB群として表現されている。
このほかにも、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
以下、いくつか変形例を示す。
変形例1:
本実施例においては、確変当たり時にはA群、それ以外のときにはB群から派生パターン情報を選択し、これをメイン基板102からサブ基板104に通知するとして説明した。変形例1においては、確変中にはA群、それ以外のときにはB群から派生パターン情報を選択する。たとえば、確変中に外れた時には、すなわち、当否抽選が外れとなり、派生パターン情報としてA群パターン情報が送られてきたときには、演出決定手段132は「7・4・2」や「7・7・2」のように示唆図柄「7」を含む外れ図柄組合せにて外れを示してもよい。このような態様によれば、外れ時においても示唆図柄「7」が含まれていれば、遊技者は現在の遊技状態が確変中であることを認識しやすくなる。このため、外れ図柄が確変中か否かを示唆することになるため、外れ図柄に対する遊技者の興味を高めやすくなる。
変形例2:
時短中にはA群、それ以外のときにはB群から派生パターン情報を選択するとしてもよい。通常当たり発生時においては、特別遊技の終了後、特別図柄192が所定回数変動するまで時短となる。この時短期間においてはA群、時短終了後にはB群から派生パターン情報を選択するとすれば、時短の終了タイミングをメイン基板102からサブ基板104に暗黙的に伝えることができる。
変形例3:
本実施例においては、A群パターン情報かB群パターン情報のいずれが受信されたかによりサブ基板104は確変当たりの発生を正確に認識できる。そして、サブ基板104は示唆判定により、確変当たりを不確実なかたちで報知するとして説明した。
変形例3においては、メイン基板102そのものがサブ基板104に対して不確実なかたちで確変当たりを報知する。図柄決定手段114は、たとえば、確変当たり時においては90%の確率でA群パターン情報、10%の確率でB群パターン情報を選択する。一方、通常当たり時においては10%の確率でA群パターン情報、90%の確率でB群パターン情報を選択する。サブ基板104は、A群パターン情報を受信した時には、確変当たりの発生の可能性が高いと認識するが、確実に確変当たりの発生を知ることはできなくなる。サブ基板104は、A群パターン情報が受信されたときには「7・7・7」にて演出図柄を停止表示させるとしてもよい。このような処理方法によっても、結果として、遊技者に対して不確実なかたちで確変当たりの発生を報知するという遊技性を実現できる。
変形例4:
変形例4においては、基本パターン情報ごとに各派生パターン情報の選択確率を設定してもよい。たとえば、基本パターン情報「01」が選択されるときには、派生パターン情報「01」が選択される確率は20%、派生パターン情報「11」が選択される確率は5%であるとする。一方、基本パターン情報「02」が選択されるときには、派生パターン情報「01」が選択される確率は1%、派生パターン情報「11」が選択される確率は15%であるとする。
このような態様によれば、パターン決定抽選値からどの基本パターン情報が選択されるかは一意に決まるが、基本パターン情報に応じてどの派生パターン情報が選択されるかについては確率による揺らぎをもたせることができる。結果として、たとえば、確変当たりのときには通常当たりのときに比べて派生パターン情報「01」が選択されやすくなるとすれば、メイン基板102が派生パターン情報「01」をサブ基板104に送信したとき、サブ基板104は通常当たりである可能性よりも確変当たりである可能性が高いと認識する。このような処理方法によっても、メイン基板102そのものがサブ基板104に対して不確実なかたちで確変当たりを報知するという変形例3と同様の効果を実現できる。また、基本パターン情報ごとにおける各派生パターン情報の選択確率を調整することにより、報知の確かさを細かく設定しやすくなる。
変形例5:
本実施例においては、特別図柄の変動パターンによって演出図柄の演出パターンも決定されるが、演出図柄の停止態様は演出決定手段132が当否抽選の結果に応じて自ら決定するとして説明した。
変形例5においては、特別図柄の変動パターンによって演出図柄の停止態様が決定される。たとえば、大当たり発生時においては、A群パターン情報「05」またはB群パターン情報「25」のいずれが送信されたときにも「5・5・5」により大当たりが示される。ただし、確変当たりとなりA群パターン情報が選択対象となるとき「05」が選ばれる確率は50%という高確率、通常当たりとなりB群パターン情報が選択対象となるとき「25」が選ばれる確率は3%という低確率に設定されているとする。サブ基板104は、A群パターン情報「05」を受信したときにもB群パターン情報「25」を受信したときにも、当否抽選自体が当たりであれば「5・5・5」にて大当たりを示す。上記確率設定によれば、「5・5・5」にて大当たりが示されるときには、B群パターン情報「25」ではなくA群パターン情報「05」が選択されている可能性が高く、すなわち、通常当たりではなく確変当たりである可能性が高いことになる、結果として、このような処理方法によっても、遊技者に対して「5・5・5」は確変当たりの可能性が高いという不確実性を含んだかたちにて確変当たりを示唆することができる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 パターン決定テーブルのデータ構造図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のS36における変動開始処理を詳細に示すシーケンス図である。 図5のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 17 発射ハンドル、 20 抽選保留ランプ、 22 作動保留ランプ、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 58 アウト口、 59 普通図柄表示装置、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 64 センター飾り、 66 大入賞口、 68 作動口、 69 通過検出装置、 72 一般入賞口、 73 一般入賞検出装置、 74 始動入賞検出装置、 76 普通電動役物ソレノイド、 78 入賞検出装置、 80 大入賞口ソレノイド、 82 操作ボタン、 90 遊技効果ランプ、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 116 保留制御手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 124 開閉制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 190 演出図柄、 192 特別図柄、 200 指示送信手段、 202 指示受信手段、 204 パターン情報保持手段、 206 パターン情報選択手段、 210 パターン決定テーブル。

Claims (3)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、
    図柄が変動表示される図柄表示装置と、
    遊技内容を制御する主制御装置と、
    前記主制御装置による制御内容を図柄の変動表示により遊技者に示す副制御装置と、を備え、
    前記主制御装置は、
    前記始動入賞口へ遊技球が入球したことを契機として当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりであったときに、前記大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    所定の遊技条件が成立したとき、通常の遊技状態よりも特別遊技へ移行しやすい遊技状態である特定遊技を実行する特定遊技制御手段と、
    図柄の変動開始から停止までの変動過程を定める変動パターンを特定する識別情報を複数種類保持するパターン情報保持手段と、
    前記当否抽選の実行を契機として、いずれかの識別情報を選択するパターン情報選択手段と、
    前記当否抽選の結果と選択された識別情報を前記副制御装置に送信する指示送信手段と、を含み、
    前記副制御装置は、
    前記当否抽選の結果と前記識別情報を受信する指示受信手段と、
    複数の変動パターンを保持するパターン保持手段と、
    前記受信された識別情報にしたがって、いずれかの変動パターンを選択する演出決定手段と、
    前記選択された変動パターンにしたがって前記図柄表示装置に図柄を変動表示させたあと、前記受信された当否抽選の結果を示す図柄を停止表示させる表示制御手段と、を含み、
    前記指示送信手段から前記指示受信手段へ送信される前記当否抽選の結果には、前記特定遊技の実行を伴う結果であるかを示す情報が含まれず、
    前記主制御装置のパターン情報保持手段は、一つの変動パターンに対し、第1の識別情報群に属する識別情報と第2の識別情報群に属する識別情報の双方を対応づけて保持し、
    前記主制御装置のパターン情報選択手段は、前記所定の遊技条件が成立しているときには前記選択された変動パターンに対応付けられた前記第1の識別情報群の識別情報を選択し、成立していないときには前記選択された変動パターンに対応付けられた前記第2の識別情報群の識別情報を選択し、
    前記副制御装置の表示制御手段は、前記第1の識別情報群の識別情報が受信されたときには、特定遊技の実行を示唆する示唆図柄を表示させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記副制御装置の前記表示制御手段は、前記第2の識別情報群の識別情報が受信されたときにも所定の確率にて前記示唆図柄を表示させ、前記第1の識別情報群の識別情報が受信されたときには、前記第2の識別情報群の識別情報が受信されたときよりも高い確率にて前記示唆図柄を表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記主制御装置の前記パターン情報選択手段は、前記所定の遊技条件が成立しているときには成立していないときよりも高い確率にて前記第1の識別情報群の識別情報を選択し、前記所定の遊技条件が成立しいないときには成立しているときよりも高い確率にて前記第2の識別情報群の識別情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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