JP2011050637A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】普通図柄抽選の実行状況を弾球遊技機における演出効果の向上に寄与させる。
【解決手段】本発明の実施の一形態であるぱちんこ遊技機10は、演出表示装置60に表示させる演出態様を決定するとともに、その演出態様の決定において、当否抽選が当たりとなる期待度を示唆するための特殊演出態様を表示させるか否かを決定する演出決定手段132を備える。この演出決定手段132は、普通図柄抽選の抽選値を保留する普図保留手段147における普通図柄抽選の保留状態に応じた所定の基準にしたがって特殊演出態様を表示させるか否かを決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における画面表示内容を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機においては、遊技盤上に設けられた始動口への入球を契機に当否抽選が行われ、その抽選結果に応じて特別図柄とよばれる図柄が変動表示される。その当否判定の結果が当たりとなり、特別図柄が特定態様にて停止表示されると、遊技状態が大当たりと呼ばれる特別遊技へ移行される。一般には、その特別図柄の変動表示に連動して装飾図柄とよばれる演出目的の図柄が変動表示され、遊技者の興趣と期待感が高められている(例えば特許文献1参照)。
一方、始動口には、その入球容易性を高めるために拡開される役物が設けられたものがある。遊技盤上に設けられた作動口への入球を契機に別の当否抽選が行われ、その抽選結果に応じて普通図柄とよばれる図柄が変動表示される。その当否判定の結果が当たりとなり、普通図柄が特定態様にて停止表示されると、その役物が拡開されて始動口の入球容易性が高められる。その結果、遊技者は大当たりを狙いやすくなる。
このような遊技機においては、特別遊技が終了した後の所定期間、特定遊技として変動時間短縮遊技(以下、「時短」という)が開始されるものがある。一般に、時短中は始動口が拡開される開放時間が通常より長くなるため、賞球払出がコンスタントに生じ、遊技者の持ち玉が減り難くなる。これにより、遊技者は持ち玉を減らさずに遊技ができるというメリットがある。また、遊技者が時短中の大当たりを期待して遊技を継続し易くなるため、その出玉を促進できるという点でホール側にもメリットがある。
特開2003−230714号公報
ところで、上述した普通図柄により示される抽選(以下、「普通図柄抽選」ともいう)は、特別図柄により示される抽選(以下、「当否抽選」ともいう)のように大当たりに直接結びつくものではなく、当たりとなったときに始動口等への入球容易性を高める間接的な抽選ともいえる。機種によっては時短中に普通図柄抽選が当たりとなる確率を高めるものもあるが、基本的には、遊技において裏方的で単調な性質を有するものであった。そのため、普通図柄抽選の実行状況を演出効果の向上に寄与させるといった発想やそのための方法は十分提案されてこなかった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、普通図柄抽選の実行状況を弾球遊技機における演出効果の向上に寄与させることである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が相対的に入球困難な状態から入球容易な状態へ変化可能に構成された始動口と、始動口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示すための特別図柄を変動表示させる特図表示制御手段と、当否抽選の結果が当たりとなり、特別図柄が所定の当たり態様で停止されたときに特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、当否抽選の結果を示すための演出が表示される演出表示装置と、当否抽選の結果に応じて演出表示装置に表示させる演出態様を決定するとともに、その演出態様の決定において、当否抽選が当たりとなる期待度を示唆するための特殊演出態様を演出態様として表示させるか否かを決定する演出決定手段と、演出決定手段により決定された演出態様による演出を演出表示装置に表示させる演出表示制御手段と、遊技領域の所定領域に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、作動口への入球を契機として、始動口を入球容易な状態へ変化させるか否かを判定するための普通図柄抽選を実行する普図抽選手段と、普通図柄抽選の結果を示すための普通図柄を変動表示させる普図表示制御手段と、普通図柄抽選の結果が当たりとなり、普通図柄が所定の当たり態様で停止されたときに始動口を入球容易な状態へ変化させる開閉制御手段と、新たな普通図柄抽選が実行されるときにそれ以前の普通図柄抽選の結果に対応する普通図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、新たな普通図柄抽選の抽選値をその普通図柄抽選の結果に対応する普通図柄の変動表示開始まで保留する普図保留手段と、を備える。演出決定手段は、普図保留手段における普通図柄抽選の保留状態に応じた所定の基準にしたがって特殊演出態様を演出態様として決定する。
「特殊演出態様」は、当否抽選の結果を視覚的に演出する装飾図柄について予め設けられた複数の変動態様のうち当たりの期待度を示唆するための特定の変動態様であってもよい。また、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する予告演出であってもよく、また、複数の予告演出のうち所定の表示態様を有する特定の一部の予告演出であってもよい。「普通図柄抽選の保留状態に応じた所定の基準」は、普図保留手段に保留された普通図柄抽選値の個数に基づく基準であってもよく、例えば、普通図柄抽選値の保留数と特殊演出態様の選択確率とを対応づけた基準であってもよい。また、保留状態と時間との関係に基づく基準であってもよく、例えば、所定の保留状態の継続時間と特殊演出態様の選択確率とを対応づけた基準であってもよい。さらにまた、普図保留手段に保留された普通図柄抽選値の当否結果に基づく基準であってもよく、例えば、保留された普通図柄抽選値のうち当たりの個数と特殊演出態様の選択確率とを対応づけた基準であってもよい。
この態様によると、これまで始動口を拡開させるか否かの決定に用いられてきた普通図柄についてその保留状態を、当否抽選が当たりになったか否かの期待度を示唆する演出(以下、「期待度示唆演出」ともいう)の提供条件として使用する。普通図柄抽選の保留状態は、始動口への入球容易性に影響を与え、現時点で予定されている特別図柄の変動回数が今後増えにくくなるか、増えやすくなるかの決定要因となるものである。したがって、特別遊技への移行に対する遊技者の期待感を左右するものである。普通図柄抽選の保留状態に応じて期待度示唆演出を表示させることにより、普通図柄抽選の保留状態に左右される遊技者の期待感を調整しやすくなる。さらに、これまでは演出内容の決定要因となっていなかった普通図柄抽選の保留状態が演出内容の決定要因となるため、これまでにはない新たなタイミングで演出内容を切替える等、演出のバリエーションが増加する。例えば、普通図柄抽選の保留状態を確認するユーザに対しては、その保留状態の変化と演出の変化との関係に着目させるような新たな遊技性を提供できる。また、開発者に対しては演出設計の自由度の向上をもたらすことができる。
演出決定手段は、普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値の個数が少ないほど高い確率で特殊演出態様を表示させることを決定してもよい。この態様によると、普通図柄抽選の保留数が少なく、現時点で予定されている特別図柄の変動回数が今後増えにくくなる場合には示唆演出の頻度が高まる。これにより、予定される特別図柄の変動回数が増えにくくなる場合でも、期待度示唆演出を高頻度で表示させて遊技者の関心を引きつけることで、遊技者の期待感を維持させやすくなる。
新たな当否抽選が実行されるときにそれ以前の当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、新たな当否抽選の抽選値をその当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示開始まで保留する特図保留手段をさらに備えてもよい。演出決定手段は、特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値の個数が少ない場合にはその個数が多い場合よりもさらに高い確率で特殊演出態様を表示させることを決定してもよい。
「特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値の個数」は、保留された当否抽選の抽選値のうち直ちに特別図柄の変動が開始されるものを除いた残りの個数であってもよい。また、その個数が少なくとも1以上であることがこの処理の前提とされてもよい。保留された特別図柄抽選値の個数が少ない状態は、現時点で予定されている特別図柄の変動回数がそもそも少ないため遊技者の期待感が一層損なわれやすい状態であるが、この態様によると、期待度示唆演出がさらに高頻度で表示されるため、遊技者の期待感を維持させやすくなる。
新たな当否抽選が実行されるときにそれ以前の当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、新たな当否抽選の抽選値をその当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示開始まで保留する特図保留手段をさらに備えてもよい。演出決定手段は、特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値が当たりであった場合、普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値の個数にあらかじめ対応づけられた確率よりも高い確率で特殊演出態様を表示させることを決定してもよい。演出決定手段は、期待度示唆演出の実行確率を規定する基準であって、特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値が当たりである場合に適用すべき当たり時基準と、外れである場合に適用すべき外れ時基準とをそれぞれ保持してよい。この当たり時基準においては、期待度示唆演出の実行確率が外れ時基準よりも大きくなるよう規定されてもよい。
この態様によると、保留された特別図柄抽選値の中に当たりが含まれる場合には期待度示唆演出の頻度が高まる。その結果、期待度示唆演出が表示されたことに対する遊技者の期待感を向上させることができる。言い換えれば、期待度示唆演出が表示されても結局外れであるとの認識を遊技者に抱かせにくくすることができる。これにより、当否抽選の結果が外れのときに期待度示唆演出が表示された場合でも、その演出に遊技者の関心を引きつけやすくなる。
演出決定手段は、普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値のうち所定個以上が外れである場合、保留された普通図柄抽選の抽選値の個数にあらかじめ対応づけられた確率よりも高い確率で特殊演出態様を表示させることを決定してもよい。この態様によると、普通図柄抽選値の保留数が多くてもその中に外れが多く、実質的に保留数が少ないことと同様の場合には、期待度示唆演出の頻度を高くすることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、普通図柄抽選の実行状況を演出効果の向上に寄与させることができる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 予告決定テーブルの構成を模式的に示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図5におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図8におけるS54の演出態様決定処理を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS16を詳細に示すフローチャートである。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄195が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄195の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。演出表示装置60の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄195の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄195の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。さらに演出表示装置60の上方および下方には、それぞれ遊技効果ランプ90が設けられている。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)がさらに開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基板39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、変動パターン決定手段115、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、普図抽選手段119、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124、条件保持手段176を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、図柄態様決定手段131、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
ただし、メイン基板102とサブ基板104の間におけるデータの送受信はメイン基板102からサブ基板104への一方向であるため、そのような一方向でのデータ送受信にて全体動作が実現されるよう各構成がメイン基板102とサブ基板104に配置される。このようにメイン基板102からサブ基板104へのデータ送信の一方向性が保たれるため、サブ基板104に含まれる構成からメイン基板102に含まれる構成へはデータを送信することができず、データ送信の要求もできない。したがって、メイン基板102で生成された情報は、メイン基板102がサブ基板104へ一方的に送信しない限りサブ基板104から参照することはできない。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112が当否抽選値として取得する値は、特図保留手段144により一時的に保留される。ただし、所定の保留上限数を超えない範囲で当否抽選値が保留される。
当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための当否テーブルを参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブルを参照する。当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
本実施例の当否抽選手段112は、新たに特別図柄の変動を開始すべき際、特図保留手段144に保留された当否抽選値を全て読み出して、それらの当否抽選値全てに対して当否判定を実行する。言い換えれば、新たに図柄変動を開始すべき対象の当否抽選値(以下、「当該変動抽選値」ともいう)と、将来時点において図柄変動を開始する対象の当否抽選値(以下、「将来変動抽選値」ともいう)との両方の当否判定を行う。そして、それぞれの当否抽選値の当否判定結果を演出決定手段132へ送出する。
普図抽選手段119は、遊技球が作動口68を通過したときに抽選乱数の値を抽選値(以下、「普図抽選値」ともいう)として取得する。普図抽選手段119が普図抽選値として取得する値は、普図保留手段147により一時的に保留される。ただし、所定の保留上限数を超えない範囲で普図抽選値が保留される。
普図抽選手段119は、所定の当否テーブルを参照し、普図抽選値が当たりであるか否かを判定する。この当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と普図抽選値とが対応づけられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。普図抽選手段119による抽選の結果は、普通図柄表示装置59において普通図柄195の形で変動表示される。普図抽選手段119は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄195の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。その図柄範囲テーブルには普図抽選値と普通図柄195との対応関係が定められており、普図抽選手段119は、普通図柄195の停止図柄を図柄範囲テーブルを参照して決定する。
普通図柄195について決定された停止図柄が所定の図柄となった場合、普通図柄195が当たりに該当したと判定される。この場合、その停止図柄にて普通図柄195の変動表示が停止された後に、開閉制御手段124が始動口62の拡開機構を所定時間拡開させる。
本実施例の普図抽選手段119は、新たに特別図柄の変動を開始すべき際、普図保留手段147に保留された普図抽選値を全て読み出して、それらの普図抽選値全てに対して当否判定を実行する。そして、それぞれの普図抽選値の当否判定結果を演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄を、当否抽選手段112による当該変動抽選値に対する当否判定結果に応じて決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄を示すデータをメイン表示制御手段118、図柄態様決定手段131、演出決定手段132へ送出する。
変動パターン決定手段115は、当否抽選手段112による当該変動抽選値に対する当否判定結果に応じて複数種の変動パターンからいずれかの変動パターンを選択する。変動パターン決定手段115は、変動パターンを決定するために参照すべきパターン選択テーブルを保持する。図柄決定手段114は、決定した変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118、図柄態様決定手段131、演出決定手段132へ送出する。変動パターン決定手段115は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつとともに、その変動時間にて複数の図柄で構成される装飾図柄による図柄変動も実行されることを前提として規定される。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄および装飾図柄の変動が停止される。
保留制御手段116は、特図保留手段144、普図保留手段147を含む。特図保留手段144は、新たに当否抽選が実行されるときにそれ以前の当否抽選に対応する特別図柄が変動表示されている場合、新たな当否抽選の当否抽選値をその抽選に対応する特別図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では、4個を上限として当否抽選値を保持するが、その当否抽選値に対して予め当否抽選手段112において実行された当否判定の結果とともに保持してもよい。普図保留手段147は、新たに普通図柄抽選が実行されるときにそれ以前の普通図柄抽選に対応する普通図柄が変動表示されている場合、新たな普通図柄抽選の普図抽選値をその抽選に対応する普通図柄の変動表示開始まで保留する。これらの保留球がそれぞれ、抽選保留ランプ20、作動保留ランプ22の点灯数または点滅数により表される。
メイン表示制御手段118は、特図制御手段148、普図制御手段153を含む。特図制御手段148は、当否抽選手段112による当該変動抽選値に対する当否判定結果を、変動パターン決定手段115により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。普図制御手段153は、普図抽選手段119による普図抽選値に対する当否判定結果を、普通図柄195の変動表示として普通図柄表示装置59に表示させる。
条件保持手段176は、特別遊技へ移行するための条件として特別遊技作動条件を保持する。この特別遊技作動条件は、当否抽選手段112による当否抽選結果が特別遊技へ移行する旨を示す当たりとなり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選が特別遊技への移行を示す結果となった場合、特別図柄192が所定の大当たり態様で停止されたときに特別遊技作動条件が成立したと判定し、大入賞口66を開放させることにより特別遊技を実行する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、当否抽選値が確変状態へ移行すべき値であった場合に、特別遊技後の遊技状態を確変状態へ移行させる。確変状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。また、特定遊技実行手段122は、当否抽選値の如何に関わらず、特別遊技後に遊技状態を時短の状態へ移行させる。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。なお時短の状態においては、時短の状態でないときよりも、始動口62の拡開機構が拡開する時間が長くなるよう設定される(以下、「開放延長」とも呼ぶ)。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動において演出表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。演出パターンには、装飾図柄190の変動表示における変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動演出パターンと、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する複数の予告演出パターンとが含まれる。
演出決定手段132は、当否抽選手段112による当該変動抽選値に対する当否判定結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて変動演出パターンを決定する。演出決定手段132は、変動演出パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。演出決定手段132は、決定した変動演出パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
変動演出パターンには、通常の外れの図柄組合せを表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れの図柄組合せを表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たりの図柄組合せを表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動演出パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、変動時間が等しい演出画像の変動演出パターンを選択する。
図柄態様決定手段131は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置を、当否抽選手段112による当該変動抽選値に対する当否判定結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターン、装飾図柄の変動演出パターンに応じて決定する。図柄態様決定手段131は、決定した停止図柄の組合せを示す情報を演出表示制御手段134へ送信する。図柄態様決定手段131は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンや装飾図柄の変動演出パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像などを一時的に画面表示させる演出パターンや、特定の音声を出力する演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当たり態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるだけの通常予告演出や、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出がある。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当たりへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出がさらに含まれる。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定するとともに、表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンの種類を選択するときに参照すべき予告種類テーブルとを保持する。予告決定テーブルは、当否抽選の結果に応じて異なる欄が参照されるように設定されており、当否抽選が当たりの場合は外れの場合よりも高い確率で予告演出を表示させるよう、当否抽選の結果と予告演出を表示するか否かの対応関係が定められる。これにより、予告演出が表示されること自体で大当たりへの期待度の高さを示唆することができる。
本実施例の予告演出は、その予告演出が実行された図柄変動以降に実行される図柄変動において大当たりが発生する期待度を示唆する演出であることとする。演出決定手段132は、予告決定テーブルを参照して、当否抽選手段112から受け付けた将来変動抽選値に対する当否判定結果、普図抽選手段119から受け付けた普図抽選値に対する当否判定結果に基づいて予告演出の表示有無を決定する。
図4は、予告決定テーブルの構成を模式的に示す。同図の「当否結果」欄は、特図保留手段144に保留された当否抽選値の当否を規定する。「特図保留数」欄は、特図保留手段144に保留された当否抽選値の個数を規定する。特図保留手段144の保留上限数は4であるため特図保留数は0〜4の範囲の値となる。「普図保留数」欄は、普図保留手段147に保留された普図抽選値のうち当否判定結果が当たりとなった普図抽選値の個数を規定する。普図保留手段147の保留上限数も4であるため普図保留数は0〜4の範囲の値となる。「予告確率」欄は、予告演出の実行確率を規定する。
図4の予告決定テーブルにおいては、当否結果「外れ」に対応する予告確率よりも当否結果「当たり」に対応する予告確率の方が大きく設定され、また、普図保留数が少ないほど予告確率が大きく設定される。さらに原則として特図保留数が少ないほど予告確率が大きく設定されるが、特図保留数「0」に対しては予告確率「0%」が設定される。本実施例では、新たに特別図柄の変動を開始すべき際の特図保留数であるためそもそも特図保留数「0」に該当することはない。
変形例として、特図保留数から当該変動抽選値を除く場合であっても特図保留数「0」に対しては、普図保留数の多寡にかかわらず、予告確率「0%」が設定されてもよい。特保留数「0」の場合、予告演出が実行された図柄変動に続く図柄変動が行われないため、予告演出を表示させたとしても遊技者に次回以降の図柄変動に対して期待感を持たせることが困難だからである。また別の変形例として、予告演出とともに実行される図柄変動そのものの当たりの期待度を予告演出にて示唆する場合は、特図保留数「0」についても0%より大きな予告確率が設定されてよい。例えば、特図保留数「1〜2」における予告確率よりもさらに大きな値が設定されてもよい。
図4の予告決定テーブルにおいては、当否結果「外れ」、普図保留数「3〜4」の場合に予告確率が非常に小さく設定されている。これに対し、当否結果「当たり」、普図保留数「3〜4」の場合には予告確率が大きく増加している。すなわち、普図保留数「3〜4」でありながら予告演出が選択された場合は、当否結果が当たりである可能性が高い。したがって、遊技者は普通図柄の保留数が3以上のときに予告演出が表示された場合、当たりを強く期待できる。このように、本実施例では、普図保留数「3」の場合の予告演出表示を、遊技者に対する実質的な当たり告知として使用する。
演出決定手段132は、将来変動抽選値に対する当否判定結果に当たりが含まれる場合には当否結果「当たり」を選択し、含まれない場合は当否結果「外れ」を選択する。次に、将来変動抽選値に対する当否判定結果の個数に応じて特図保留数を選択する。そして、普図抽選値に対する当否判定結果のうち当たりを示す当否判定結果の個数に応じて普図保留数を選択する。そして、予告決定テーブルの選択レコードに記録された予告確率を取得する。演出決定手段132は、取得した演出確率にしたがい予告演出の実行を決定した場合は、次回以降の図柄変動における当たりの期待度の示唆を内容とする予告演出パターンを予告種類テーブルから選択する。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、選択された変動演出パターンデータにしたがって演出表示装置60へ装飾図柄を含む演出画像を変動表示させる。
演出表示制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を演出表示装置60へ表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
図5は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合の処理を実行し(S10)、通常遊技中であれば(S12のY)、図柄変動などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、通常遊技中でなければ(S12のN)、特別遊技の制御処理を実行する(S16)。その後、S10の入賞処理においてセットされた賞球数にて各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図6は、図5におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。遊技球が作動口68を通過した場合(S100のY)、普図保留手段147による保留数が4未満であるか否かを参照してさらなる保留が可能な状態であれば(S102のY)、普図抽選値を取得する。そして、その普図抽選値を普図保留手段147へ保留する(S104)。S100において遊技球による作動口68の通過がない場合はS100からS104をスキップする(S100のN)。S102において保留数が上限に達していてさらなる保留が不可能な場合はS104をスキップする(S102のN)。
始動口62に入球があった場合(S106のY)、始動口62に対応する賞球数をセットし(S108)、特図保留手段144による保留数が4未満であるか否かを参照してさらなる保留が可能な状態であれば(S110のY)、当否抽選値を取得する。そして、その当否抽選値を特図保留手段144へ保留する(S112)。S106において始動口62への入球がない場合はS108からS112までの処理をスキップする(S106のN)。S110において保留数が上限に達していてさらなる保留が不可能な場合はS112をスキップする(S110のN)。
一般入賞口72に入球があった場合は(S114のY)、一般入賞口72に対応する賞球数をセットし(S116)、一般入賞口72への入球がないときはS116をスキップする(S114のN)。大入賞口66に入球があった場合は(S118のY)、大入賞口66に対応する賞球数をセットし(S120)、大入賞口66への入球がないときはS120をスキップする(S118のN)。
図7は、図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、特別図柄が変動表示中でなければ(S32のN)、後述の当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において特別図柄が変動表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図8は、図7におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、普図抽選手段119が保留された普図抽選値を読み出して(S40)、その普図抽選値に基づいて当否を判定する(S42)。次に、当否抽選手段112が保留された当否抽選値を読み出して(S44)、その当否抽選値に基づいて当否を判定する(S46)。普図抽選手段119による普図抽選値の当否判定結果と、当否抽選手段112による当否抽選値の当否判定結果は、演出決定手段132へ送出される。図柄決定手段114は、当否判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定し(S48)、変動パターン決定手段115は、特別図柄の変動パターンを選択する(S50)。図柄態様決定手段131は、当否判定結果および特別図柄に基づいて装飾図柄の停止図柄組合せを決定し(S52)、演出決定手段132は、後述する演出態様決定処理を実行する(S54)。
図9は、図8におけるS54の演出態様決定処理を詳細に示すフローチャートである。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて装飾図柄の変動パターンを選択する(S60)。演出決定手段132は、予告決定テーブルを参照し、普図抽選値および当否抽選値それぞれの保留数および当否判定結果に応じて予告確率を取得する(S62)。その予告確率に基づき予告演出の実行を決定した場合は(S64のY)、予告種類テーブルを参照して予告演出パターンを選択する(S66)。予告演出の非実行を決定した場合は(S64のN)、本図のフローを終了する。
図10は、図5におけるS16を詳細に示すフローチャートである。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
第1の変形例を説明する。上述の実施例では、演出決定手段132は、当否抽選値の保留状態および普図抽選値の保留状態に応じて予告演出の実行を決定した。変形例では、当否抽選値の保留状態および普図抽選値の保留状態に応じて装飾図柄の変動態様を決定してもよい。例えば、特別図柄の変動時間に合致する変動時間を有する装飾図柄の複数の変動演出パターンの中から、今回の図柄変動以降に実行される図柄変動において大当たりが発生する期待度を示唆するための特定の変動演出パターンを選択してもよい。
第2の変形例を説明する。上述の実施例では、当否抽選手段112および普図抽選手段119は、特別図柄の変動開始時点に保留された当否抽選値および普図抽選値を読み出してその当否判定結果を演出決定手段132へ送信した。変形例では、当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球時に、当否抽選手段112は、保留された当否抽選値全体に対して、それぞれの当否抽選値に対応する特別図柄の変動が直ちに開始されるか否かにかかわらず当否判定を実行し、それぞれの当否判定結果を演出決定手段132へ送信してもよい。同様に、遊技球の作動口68通過時に、普図抽選手段119は、保留された普図抽選値全体に対して、それぞれの普図抽選値に対応する普通図柄の変動が直ちに開始されるか否かにかかわらず当否判定を実行し、それぞれの当否判定結果を演出決定手段132へ送信してもよい。
第3の変形例を説明する。演出決定手段132は、大当たりが発生する期待度を示唆するための複数の図柄変動、予告演出(以下、総称して「演出態様」ともいう)をそれぞれは異なる期待度と対応づけて保持してもよい。そして、保留された当否抽選の当否抽選値に当たりが含まれる場合には、当たりが含まれない場合よりも、期待度の高い演出態様を高確率で選択してもよい。この変形例によれば、期待度の高さが異なる複数の演出態様のうち相対的に期待度が高い演出態様は、当否抽選の結果が当たりである場合に表示されやすくなり、その演出態様が表示された際の当たりの信頼度を高くすることができる。これにより、遊技者は演出態様の種類に関心を持つこととなり、遊技者の関心を引きつけやすくなる。この変形例は以下のように表現することもできる。すなわち、演出決定手段は、特殊演出態様として、それぞれの演出により示唆される期待度の高さが異なる複数の演出態様からいずれかを決定するとともに、その決定において、より期待度の高い演出態様は、特図保留手段により保留された当否抽選の結果が当たりであった場合に外れであった場合よりも高い確率で選択する。
第4の変形例を説明する。実施例に記載した当否抽選値の保留状態および普図抽選値の保留状態に応じて予告演出を提供する処理は、時短等、始動口62の開放延長が行われている場合に限り実行されてもよい。一般的に開放延長時は遊技者の当たりへの期待感が向上するが、普図抽選値の保留が無くなると始動口62の開放が行われず、その結果、当否抽選値の保留もなくなってしまい、遊技者の演出への期待度が損なわれてしまう。本変形例によれば、当否抽選値の保留数が現状よりも増えにくくなった場合は、予告演出が表示されて遊技者の関心を引きつけることができ、またその間に当否抽選値および普図抽選値の保留数も回復することが見込まれるため、遊技者の期待感を維持しやすくなる。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 演出表示装置、 62 始動口、 68 作動口、 112 当否抽選手段、 119 普図抽選手段、 120 特別遊技制御手段、 124 開閉制御手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 144 特図保留手段、 147 普図保留手段、 148 特図制御手段、 153 普図制御手段、 190 装飾図柄、 192 特別図柄、 195 普通図柄。

Claims (5)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が相対的に入球困難な状態から入球容易な状態へ変化可能に構成された始動口と、
    前記始動口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示すための特別図柄を変動表示させる特図表示制御手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりとなり、前記特別図柄が所定の当たり態様で停止されたときに前記特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記当否抽選の結果を示すための演出が表示される演出表示装置と、
    前記当否抽選の結果に応じて前記演出表示装置に表示させる演出態様を決定するとともに、その演出態様の決定において、前記当否抽選が当たりとなる期待度を示唆するための特殊演出態様を前記演出態様として表示させるか否かを決定する演出決定手段と、
    前記演出決定手段により決定された演出態様による演出を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定領域に設けられ、遊技球が入球可能な作動口と、
    前記作動口への入球を契機として、前記始動口を前記入球容易な状態へ変化させるか否かを判定するための普通図柄抽選を実行する普図抽選手段と、
    前記普通図柄抽選の結果を示すための普通図柄を変動表示させる普図表示制御手段と、
    前記普通図柄抽選の結果が当たりとなり、前記普通図柄が所定の当たり態様で停止されたときに前記始動口を前記入球容易な状態へ変化させる開閉制御手段と、
    新たな普通図柄抽選が実行されるときにそれ以前の普通図柄抽選の結果に対応する普通図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、前記新たな普通図柄抽選の抽選値をその普通図柄抽選の結果に対応する普通図柄の変動表示開始まで保留する普図保留手段と、
    を備え、
    前記演出決定手段は、前記普図保留手段における普通図柄抽選の保留状態に応じた所定の基準にしたがって前記特殊演出態様を前記演出態様として決定することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記演出決定手段は、前記普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値の個数が少ないほど高い確率で前記特殊演出態様を表示させることを決定することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 新たな当否抽選が実行されるときにそれ以前の当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、前記新たな当否抽選の抽選値をその当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示開始まで保留する特図保留手段をさらに備え、
    前記演出決定手段は、前記特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値の個数が少ない場合にはその個数が多い場合よりもさらに高い確率で前記特殊演出態様を表示させることを決定することを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 新たな当否抽選が実行されるときにそれ以前の当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示がなされているときは、所定個数を上限に、前記新たな当否抽選の抽選値をその当否抽選の結果に対応する特別図柄の変動表示開始まで保留する特図保留手段をさらに備え、
    前記演出決定手段は、前記特図保留手段により保留された当否抽選の抽選値が当たりであった場合、前記普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値の個数にあらかじめ対応づけられた確率よりも高い確率で前記特殊演出態様を表示させることを決定することを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  5. 前記演出決定手段は、前記普図保留手段により保留された普通図柄抽選の抽選値のうち所定個以上が外れである場合、前記保留された普通図柄抽選の抽選値の個数にあらかじめ対応づけられた確率よりも高い確率で前記特殊演出態様を表示させることを決定することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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