JP2008161390A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008161390A
JP2008161390A JP2006353523A JP2006353523A JP2008161390A JP 2008161390 A JP2008161390 A JP 2008161390A JP 2006353523 A JP2006353523 A JP 2006353523A JP 2006353523 A JP2006353523 A JP 2006353523A JP 2008161390 A JP2008161390 A JP 2008161390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
lottery
display
variation
stop symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006353523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4963606B2 (ja
Inventor
Naruaki Kushima
成晃 串間
Kazuki Kitagawa
和樹 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006353523A priority Critical patent/JP4963606B2/ja
Publication of JP2008161390A publication Critical patent/JP2008161390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4963606B2 publication Critical patent/JP4963606B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】弾球遊技機において複数の図柄の変動表示による演出効果を更に高める。
【解決手段】当否抽選手段は、始動口への入球を契機として、特別遊技への移行可否を判定するための当否抽選を実行する。パターン記憶手段は、複数の変動列ごとに複数種類の停止図柄候補と、複数種類のブランク図柄とを変動表示させる変動パターンを保持する。変動パターンの中には、通常変動に加えて擬似連続変動を実行することにより当否抽選1回あたり2回分以上の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を遊技者に示す連続変動パターンがある。連続変動パターンによる演出表示に際しては、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させた後に、演出図柄の擬似連続変動を開始させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における演出制御技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものがある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次1つずつ読み出される。読み出された抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示され、特別図柄の停止表示態様により当否判定の結果が遊技者に報知される。
当たり態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口もいったん閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
上述したように当否判定の実行タイミングと報知タイミングの間には特別図柄の変動表示期間という「ずれ」がある。特別図柄の変動表示が開始されると、遊技者は特別図柄が当たり態様にて停止することを期待する。そこで、特別図柄の変動表示期間中に装飾図柄や演出図柄などとよばれる演出目的の図柄も変動表示させることにより、遊技者の大当たりに対する期待感を更に高めるような演出を実行することも多い。
一例として、スロットマシンのゲームを模した3列の演出図柄を変動表示させる弾球遊技機がある。演出図柄の変動表示は特別図柄の停止タイミング、いいかえれば、当否の報知タイミングにあわせて停止される。大当たりの場合には、同じ演出図柄が3つ並んで停止表示される。特別図柄の停止態様だけでなく演出図柄の停止態様によっても遊技者は当否を認識できる。一般的には、演出図柄のサイズは特別図柄のサイズよりも格段に大きく設定されることが多いため、遊技者は特別図柄の停止態様よりも同じ演出図柄が3つ並ぶかを注視することになる。
更に、弾球遊技機の中には、1列あたり3枚の演出図柄が停止表示されるものもある。この場合、3枚×3列の計9枚の演出図柄が停止表示されることになる。このような演出態様においては、画面横方向のみならず対角方向であっても同じ演出図柄が3つ並んで停止表示されると大当たりとなる。停止する演出図柄の数を増やすことにより、遊技者に大当たりとなりやすい遊技であるかのような印象を与えることができる。以下、そのライン上に位置する複数の図柄が停止表示されたときの態様にて抽選の結果を示すラインのことを「有効ライン」とよぶ。画面横方向のみならず対角方向も有効ラインとなる、いわゆる「マルチライン」によれば、ダブルリーチやトリプルリーチとよばれる演出も可能となる。マルチラインは、遊技者の期待感を高めるために有効な方法として広く採用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−230714号公報 特開2001−112981号公報
マルチラインに基づくダブルリーチやトリプルリーチといった演出は遊技者の期待感を高める上で効果的な演出方法である。その一方、このような演出方法が多用されてきた結果、マルチラインに基づく演出に遊技者が慣れてきているという事実がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、複数の図柄の変動表示による演出効果を更に高めるための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、弾球遊技機に関する。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示すための複数の図柄が変動表示される図柄表示装置と、図柄表示装置の表示領域を分割して形成される複数の図柄領域のそれぞれに、当否抽選の結果を示すための停止図柄組合せの一部となる複数種類の停止図柄候補と、停止図柄組合せの一部とはならない複数種類のブランク図柄とを変動表示させるパターンであって、変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンを保持するパターン記憶手段と、当否抽選が実行されるときに、複数の変動パターンからいずれかを選択する演出決定手段と、選択された変動パターンにしたがって図柄表示装置に複数種類の停止図柄候補および複数種類のブランク図柄を変動表示させる表示制御手段と、当否抽選の結果が当たりとなったことを示す当たり図柄組合せにて停止図柄組合せが表示されたときに、遊技者にとって通常遊技より有利な遊技である特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、を備える。
パターン記憶手段は、変動パターンとして、停止図柄候補とブランク図柄を一体として変動表示させたあとに当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより当否抽選1回につき1回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す単一変動パターンと、停止図柄候補とブランク図柄を一体として変動表示させたあとに当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを暫定的に停止表示させ、更に、停止図柄候補の変動表示を再開させて当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す連続変動パターンと、を保持する。
表示制御手段は、連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させたあとに停止図柄候補の変動表示を再開させる。
「停止図柄候補」とは、当否抽選の結果表示に関わる数字画像を含む演出図柄であってもよい。「ブランク図柄」とは、そのような数字画像を含まない演出図柄であってもよい。本明細書において停止図柄候補とブランク図柄をまとめていうときには、単に「演出図柄」とよぶ。「複数種類のブランク図柄」は、種類ごとに彩色、形状、大きさ、模様などの外観が互いに異なるよう構成されてもよい。「停止表示」とは、演出図柄が揺動しながらほぼ停止する状態のように、実質的な停止表示状態も含むものとする。
単一変動パターンによる演出表示の場合、遊技者から見た当否抽選1回あたりの図柄変動演出は1回分であってもよい。これに対して、連続変動パターンによる演出表示の場合、遊技者から見た当否抽選1回あたりの図柄変動演出は複数回分であってもよい。連続変動パターンによる複数回分の図柄変動演出によれば、演出実行中に大当たりの可能性が拡大されていくような遊技感覚を喚起させやすくなる。
連続変動パターンにより図柄変動演出が再開されるとき、同じライン上に同種のブランク図柄が揃って停止表示される。そのため、本来は当否抽選の結果を示すための演出図柄ではないブランク図柄が、新たな変動表示の開始を示唆することになる。これにより、遊技者の興味の対象とはなりにくいブランク図柄の演出効果を高めることができる。
表示制御手段は、連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させたままの状態で停止図柄候補の再度の変動表示を実行してもよい。
このような処理方法によれば、連続変動パターンにおける各図柄変動演出を見た目上において区別しやすくなる。また、ブランク図柄が停止表示されたまま停止図柄候補だけを変動表示させることにより、停止中のブランク図柄が有効ラインの一部を制限することになるので、遊技者に特殊な図柄変動過程にあることを認識させやすくなる。
表示制御手段は、連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、再開後における停止図柄候補の変動表示において停止図柄候補をリーチ態様にて表示させてもよい。
このような演出表示態様によれば、連続変動パターンにしたがって演出図柄を変動表示させるときの遊技者の大当たりに対する期待感をいっそう高めやすくなる。
表示制御手段は、連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させるときには、複数の同種のブランク図柄を明滅表示させてもよい。
このような演出表示態様によれば、連続変動パターンにより図柄変動演出が再実行されるときの演出上の契機を遊技者が認識しやすくなる。ここでいう「明滅」とは「明・暗」の変化だけでなく「点滅」も含む概念である。
パターン記憶手段は、連続変動パターンとして、当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを1回だけ暫定的に停止表示させることにより当否抽選1回につき2回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す第1の連続変動パターンと、当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを2回以上暫定的に停止表示させることにより当否抽選1回につき3回分以上の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す第2の連続変動パターンと、を保持する。
表示制御手段は、第2の連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、当否抽選の外れを示す停止図柄組合せの1回目の暫定的な停止表示に際しては同じライン上に第1の態様のブランク図柄を揃えて停止表示させ、当否抽選の外れを示す停止図柄組合せの2回目の暫定的な停止表示に際しては第1の態様とは異なる第2の態様のブランク図柄を揃えて停止表示させてもよい。
このような演出表示態様によれば、連続変動パターンの中でも、特に、第2の連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときの遊技者の大当たりに対する期待感をいっそう高めやすくなる。また、このような演出表示態様によれば、第2の連続変動パターンにより図柄変動演出が再実行されるときの演出上の契機を遊技者が認識しやすくなる。
演出決定手段は、当否抽選の結果が当たりであるときの選択確率が外れであるときの選択確率よりも高くなるような選択確率にて第2の連続変動パターンを選択してもよい。
このような確率設定によれば、第2の連続変動パターンの選択により図柄変動演出が多数回にわたって実行されるときには大当たりとなる可能性が高いという因果関係を設定できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、弾球遊技機において複数の図柄の変動表示による演出効果を更に高める上で効果がある。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。操作ボタン82は、遊技者が遊技機に所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。更に遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口の普通電動役物を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。
遊技領域52の略中央に設けられた特別図柄表示装置61および演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192と、特別図柄192に連動する演出画像190を変動表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。始動口62への遊技球の落入を契機として抽選(以下、「当否抽選」とよぶ)が実行される。特別図柄192は、当否抽選の結果に対応した図柄である。特別図柄192は、当否抽選後に変動表示され、変動表示が停止されたときの態様にて当否抽選の結果を示す。特別図柄表示装置61は、たとえば7セグメントLEDで構成される表示手段である。特別図柄表示装置61は、特別図柄192の変動表示として、0〜9の範囲で数字を循環させる。特別図柄192が当たりを示す態様にて停止したときに「大当たり」の発生となり、大入賞口66が開放される。
当否抽選の結果は大当たりか外れのいずれかであるが、大当たりは、更に、通常当たりと確変当たりの2種類に分けることができる。確変当たりが発生すると、以後の当否抽選は通常よりも高い当たり確率にて実行される。当否抽選の当たり確率が通常よりも高く設定される遊技者に有利な遊技状態のことを「確率変動遊技」とぶ。確率変動遊技は、再度大当たりが発生するまで継続する。いいかえれば、通常当たりが発生するまで継続することになる。
特別図柄192は、通常当たり時は0、確変当たり時は1、外れ時は2〜9のいずれか、が停止図柄として停止表示される。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動するかたちで演出図柄を変動表示する液晶ディスプレイである。演出図柄は演出画像190の構成要素となる画像である。演出表示装置60の画面には特別図柄192に連動して演出図柄が変動態様にて動画再生表示される。演出表示装置60の画面は、左変動列202、中央変動列204および右変動列206が設けられ、各変動列においては演出図柄が上から下へ縦方向に変動表示される。ちょうどスロットマシンのリールを模した演出態様となる。これらの演出図柄は、当否抽選を視覚的に演出する。演出図柄の動画表示態様については、図4(a)以降に関連して詳述する。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選(以下、「普通図柄抽選」とよぶ)の契機となる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および演出画像190の演出図柄が変動表示される。特別図柄192および演出図柄の変動表示は、表示に先立って決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および演出画像190が大当たりを示す停止態様である場合、特別遊技に移行し、大入賞口66が開放状態となる。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後でいったん閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、たとえば15回を限度として繰り返される。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄とよばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右方に設けられる。普通図柄表示装置59は、2つのランプを備える。それぞれのランプが交互に点滅する動作が「普通図柄の変動表示」に相当する動作である。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開し、遊技球が始動口62に入球しやすくなる。このとき、普通図柄表示装置59の2つのランプの所定の一方が点灯表示されることになる。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64は、その上部に抽選保留ランプ20が設けられ、左側部に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した当否抽選の結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。いいかえれば、4個を上限として抽選値を貯蔵できるようになっている。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。このように、4個を上限として普通図柄の抽選値も貯蔵できる。遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの当否抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132および演出制御手段146を備える。
なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。当否抽選値は0〜65535の範囲から1つ取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる擬似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、確率変動遊技の実行中以外においては低確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「非確変当否テーブル」とよぶ)を参照し、確率変動遊技の実行中においては高確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「確変当否テーブル」とよぶ)を参照する。非確変当否テーブルにおいては0〜255の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。確変当否テーブルにおいては、0〜2500の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。当否抽選手段112は、いずれかの当否テーブルを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定することにより当否抽選を実行する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄192の変動表示により示される。また、当否抽選手段112による判定結果は演出図柄の変動表示によっても示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄192の停止図柄と変動パターンを当否抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を普通図柄抽選の結果に応じて決定する。停止図柄とは、図柄変動の終了時に表示すべき当否を示す図柄である。図柄決定手段114は、変動パターンを決定するためのパターン決定テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄192の変動開始時においてその変動パターンを決定するためのパターン決定抽選値を取得する。パターン決定抽選値は、「0〜255」の範囲で生成される乱数である。パターン決定テーブルは、パターン決定抽選値と特別図柄の変動パターンの対応関係を定めた判定テーブルである。図柄決定手段114は、パターン決定テーブルとパターン決定抽選値から変動パターンを決定する。こうして、特別図柄192の変動時間が決定される。
図柄決定手段114は、長短様々な変動時間をもつ複数種の変動パターンを保持する。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄192の変動表示が停止される。
また、図柄決定手段114は0〜255の範囲で生成される図柄抽選値に応じて特別図柄の停止図柄態様を決定する。図柄決定手段114は、当否抽選実行時において図柄抽選値を生成する。当否抽選値が当たりであるときには、図柄抽選値によって、通常当たりか確変当たりのいずれとなるかが決定される。なお、当否抽選値が外れであれば、複数種類の外れ図柄のうちのいずれかが停止図柄として決定される。
図柄決定手段114は、当否抽選の結果、変動パターンを示すデータ、停止図柄をメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合には、普通図柄を決定するための抽選値を取得し、その抽選値に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。保留制御手段116は、普通図柄抽選の結果についても4つを上限として保持する。
メイン表示制御手段118は、特別図柄192を特別図柄表示装置61に変動表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118による特別図柄192と演出表示制御手段134による演出図柄の変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特定遊技実行手段122は、確変当たりが発生した場合、特別遊技後の通常遊技を高確率状態に設定することにより確率変動遊技を実行する。このときには、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、確変当否テーブルを設定する。高確率状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。高確率状態において通常当たりが発生すると、特別遊技終了後の通常遊技は低確率状態となる。すなわち、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、非確変当否テーブルを設定する。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、左変動列202、中央変動列204および右変動列206の各変動列における演出図柄の変動パターンを複数種類保持する。ここでいう変動パターンとは、演出画像190の動画再生過程を定義するデータである。演出図柄の変動パターンは、(1)単一変動パターン、(2)連続変動パターン、(3)特殊変動パターンの3種類に大別されるが詳しくは後述する。演出決定手段132は、演出図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選の結果や特別図柄の変動時間に応じて決定する。
演出図柄の停止態様は、3つの演出図柄の組み合わせとして形成される。大当たり、すなわち、特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの同じ演出図柄が並んで停止表示される。確変当たりとなったときには、同一奇数を示す演出図柄が並ぶ。すなわち、確変当たりの場合には、「1・3・5・7」のうちのいずれかが3つ並んで停止する。一方、通常当たりの場合には、「2・4・6」のうちのいずれかが3つ並んで停止する。
当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの演出図柄が揃っていない組み合わせが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように1つだけ演出図柄が揃っていない組み合わせを選択する。
本実施例のぱちんこ遊技機10では、特別図柄192にくらべて演出画像190の方が格段に目立つように表示される。そのため、遊技者は同じ数字の演出図柄が並ぶか否かにより当否を認識し、並んだ数字が奇数か否かにより確変移行の成否を認識することになる。演出決定手段132は、演出図柄の停止図柄と変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出制御手段146は、選択された変動パターンにしたがって演出表示装置60に演出図柄を変動表示態様にて動画再生する。演出制御手段146は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理も制御する。
図4は、演出表示装置60の各変動列において変動表示される演出図柄の図柄列を示す図である。
本実施例における演出図柄は、停止図柄候補とブランク図柄の2種類に大別される。具体的には、停止図柄候補とは、「1」から「7」のいずれかの数字画像を含む演出図柄である。当否抽選の結果は、停止図柄候補の並び方によって示される。
(A)大当たり
演出決定手段132は、演出図柄の変動表示過程としていずれかの変動パターンを選択する。演出表示制御手段134は、変動停止時において、同じ数字の停止図柄候補が3つ並ぶように停止表示させる。確変当たりであれば奇数、通常当たりであれば偶数の停止図柄候補を並べて停止表示させる。
(B)外れ
演出決定手段132は、演出図柄の変動表示過程としていずれかの変動パターンを選択する。演出表示制御手段134は、変動停止時において、同じ数字の停止図柄候補が並ばないように停止表示させる。
停止図柄候補とは当否抽選の結果を遊技者に示す情報の一部となり得る図柄である。一方、ブランク図柄とは、複数種類の表示態様、たとえば、ハート、スペード、ダイヤ、クローバーのうちのいずれかの記号画像である。最終的にどのようなブランク図柄がどのような位置に停止表示されるかは当否抽選の結果を示すものではない。
図4(a)は、停止図柄候補とブランク図柄を共に含む主図柄列208を示す図である。
主図柄列208は、停止図柄候補とブランク図柄を交互に連結したかたちの図柄列である。同図の上下は連結され、主図柄列208はリング状の図柄列となる。特別図柄192の変動表示が開始されるタイミングで、演出表示制御手段134は、左変動列202において主図柄列208が回転するような態様にて演出図柄を変動表示させる。いいかえれば、変動パターンにはそのような変動態様が定義されている。中央変動列204や右変動列206についても同様である。
図4(b)は、停止図柄候補のみを含む第1副図柄列210を示す図である。また、図4(c)は、ブランク図柄のみを含む第2副図柄列212を示す図である。演出図柄の変動表示過程のうち中盤においては、第1副図柄列210や第2副図柄列212が回転するような態様にて変動表示される。図4(a)、図4(b)および図4(c)からわかるように、主図柄列208は第1副図柄列210と第2副図柄列212を互い違いに組み合わせたかたちの図柄列である。第1副図柄列210および第2副図柄列212の回転態様による変動表示については、図5(a)から図8(b)に関連して後述する。
(1)単一変動パターン、(2)連続変動パターン、(3)特殊変動パターンのうち、いずれの変動パターンが選択されても、左変動列202、中央変動列204、右変動列206において、主図柄列208の回転を模した態様により停止図柄候補とブランク図柄が一体として変動表示される。このときの主図柄列208に基づく変動表示のことを「通常変動」とよぶことにする。上記3種類の変動パターンの特徴は以下の通りである。
(1)単一変動パターン
所定時間の通常変動後に、当否抽選の結果を停止図柄候補の停止態様にて確定的に示す。単一変動パターンが選択される場合、当否抽選1回につき1回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果が示されることになる。
(2)連続変動パターン
所定時間の通常変動後に、停止図柄候補を外れ態様にて暫定的に停止させた上で、再度停止図柄候補を変動表示させる。このような通常変動後の再度の変動表示のことを「擬似連続変動」とよぶことにする。連続変動パターンが選択される場合、通常変動後に1回以上の擬似連続変動を経た上で、停止図柄候補を確定的に停止させることにより当否抽選の結果が示されることになる。すなわち、当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果が示されることになる。なお、擬似連続変動においては、主図柄列208の回転態様として停止図柄候補とブランク図柄が一体として変動してもよいが、本実施例においては第1副図柄列210の回転態様として停止図柄候補だけを変動表示させる。
(3)特殊変動パターン
所定時間の通常変動後に、停止図柄候補を外れ態様にて暫定的に停止させた上で、ブランク図柄の表示態様を変化させて当否抽選の結果を示す。特殊変動パターンは擬似連続変動を含んでも含まなくてもよいが、特殊変動パターンの変動表示過程と連続変動パターンの変動表示過程は途中まで同一であることが、演出上の重要なポイントである。これについては図8(a)、図8(b)、図9等に関連して詳述する。
本実施例におけるぱちんこ遊技機10の演出決定手段132は、
(A)大当たりの時:
単一変動パターン(25%)、連続変動パターン(65%)、特殊変動パターン(5%)
(B)外れの時:
単一変動パターン(75%)、連続変動パターン(25%)
という確率にて各変動パターンを選択するように設定されている。
このような確率設定によれば、単一変動パターンによる演出が実行されるとき、遊技者は大当たりに対する期待感をそれほど喚起されない。しかし、通常変動から擬似連続変動に移行すると、すなわち、連続変動パターンによる演出が実行されると、遊技者の大当たりに対する期待感は俄然高められる。また、特殊変動パターンによる演出が実行されるとき、遊技者は大当たりを確信することになる。外れ時には特殊変動パターンは選択され得ないからである。
図5(a)は、演出図柄の変動過程のうちの第1過程を示す画面図である。
演出決定手段132がいずれの変動パターンを選択したとしても、演出表示制御手段134は、左変動列202において主図柄列208が回転する態様にて演出図柄を変動表示させる。中央変動列204および右変動列206についても同様である。第1過程は通常変動過程の一部である。3つの主図柄列208の変動速度は同じであってもよいし異なってもよい。また、変動速度は第1過程の間で可変であってもよい。遊技者からみると、各変動列において停止図柄候補とブランク図柄が交互に連結されたリールが回転しているように見える。第1過程においては、有効ライン226a〜eという5つの有効ライン226が設定される。この5つの有効ライン226上のいずれかにおいて同じ数字の停止図柄候補が並んで停止表示されると大当たりとなる。
図5(b)は、演出図柄の変動過程のうちの第2過程を示す画面図である。
第2過程も通常変動過程の一部である。演出表示制御手段134は、左変動列202において停止図柄候補を停止させる。具体的には、左上領域214および左下領域216において2つの停止図柄候補を停止させる。停止対象となる停止図柄候補は、主図柄列208の並び順にしたがって選択される。主図柄列208においては第1演出図柄は「・・・7・7・6・5・4・3・2・1・7・7・・・・」という順序で並んでいる。したがって、「7・7」や「6・5」、「1・7」は左上領域214と左下領域216にて選択されうる組み合わせであるが、「7・5」や「5・2」は選択され得ない組み合わせである。同図においては、左上領域214および左下領域216のそれぞれにおいて「7・7」が停止表示されている。実際、どの組み合わせを選択するかはランダムに決定してもよい。図4(a)に示した主図柄列208によると、「7」と「7」の間のブランク図柄は「スペード」である。したがって、主図柄列208の並び順に完全にしたがうならば「7・7」が左上領域214と左下領域216に停止される場合、左中央領域218にはスペードのブランク図柄が停止することになる。しかし、本実施例の場合、演出表示制御手段134は、左中央領域218においてブランク図柄のみの第2副図柄列212を回転態様にて変動表示させる。
演出表示制御手段134は、右変動列206においても停止図柄候補を停止させる。同図の場合、右上領域220と右下領域224にそれぞれ「6・5」が停止している。このときにも右中央領域222においては、第2副図柄列212が回転態様にて変動表示される。図5(b)に示す態様によると、図5(a)に示した有効ライン226e上に同じ停止図柄候補が並ぶ可能性はなくなっているので、有効ライン226は4つに減っている。
更に、図5(b)の場合、4つの有効ライン226a、226b、226c、226dのいずれにおいてもリーチが成立していない。図5(b)のような表示態様となると、いずれの有効ライン226においても3つの同じ停止図柄候補が並ぶ可能性はなくなるため、通常であれば遊技者はこの段階で「外れ」と認識することになる。
図5(c)は、演出図柄の変動過程のうち第3過程を示す画面図である。
第3過程も通常変動過程の一部である。演出表示制御手段134は、中央変動列204においても停止図柄候補「3・2」を停止表示させる。ただし、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222においては、それぞれ第2副図柄列212が変動表示される。第2副図柄列212は、ブランク図柄のみから構成される図柄列であり、ブランク図柄は当否を示す演出図柄ではない。従来のぱちんこ遊技機の演出常識にしたがうなれば、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222の表示態様にどのようなブランク図柄が停止しようとも、大当たりが示されることはない。
図6(a)は、演出図柄の変動過程のうち第4過程を示す画面図である。
演出表示制御手段134は、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222にそれぞれ同じ態様のブランク図柄を停止表示させている。同図では3つのハート記号が並んでいる。第3過程のあとの第4過程において、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222に同じブランク図柄が並ぶと、外れ態様にて停止していた6つの停止図柄候補が再び変動を開始する。これが擬似連続変動である。以下、図6(a)に示すように左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222に同一のブランク図柄が揃って停止表示されることを「ブランク一致表示」とよぶことにする。演出表示制御手段134は、擬似連続変動に移行するときに中央にそろっている3つのブランク図柄を明滅させる。これにより、遊技者は通常変動とは異なる特別な変動に移行したことを認識しやすくなっている。
連続変動パターンによる図柄変動の場合、通常変動後の第4過程において同態様のブランク図柄が並べて停止表示された上で、擬似連続変動に移行する。通常変動パターンの場合、図6(a)の第4過程において同種のブランク図柄が並ぶことはない。ここで、通常変動パターンによる演出過程を整理すると以下の通りである。
(A)大当たり時に通常変動パターンが選択されたときの演出過程
図5(b)の第2過程においてリーチが成立し、図5(c)の第3過程においていずれかの有効ライン226上に同一の停止図柄候補が3つ並ぶ。
(B)外れ時に通常変動パターンが選択されたときの演出過程
図5(c)の第3過程においていずれの有効ライン226上にも同じ停止図柄候補が並ばずにそのまま停止する。あるいは、図5(c)の第3過程から図6(a)の第4過程に移行するが、ブランク一致表示とはならずにそのまま外れ確定となる。
図6(b)は、演出図柄の変動過程のうち第5過程を示す画面図である。
第5過程は擬似連続変動過程の一部である。ブランク一致表示となると擬似連続変動が開始する。このとき、既に外れ態様にて停止されていた停止図柄候補が再び動き出す。これにより、遊技者は、図5(c)の「外れ表示」がリセットされて、再びチャンスが与えられたかの印象を受けることになる。実際は1回分の当否抽選に対応した変動表示でありながら、遊技者から見ると複数回の変動表示が実行されているように見える。そのため、「ブランク一致表示」という表示態様が「再チャレンジ」という遊技者利益を示唆する演出となる。
擬似連続変動においては、停止図柄候補だけでなくブランク図柄も変動表示されてもよいが、本実施例においては、ブランク図柄は停止したまま停止図柄候補だけを変動表示させている。ブランク図柄が停止したまま停止図柄候補だけを変動表示させることにより、通常変動と擬似連続変動の見た目上の違いがより明確になる。また、ブランク一致表示を維持したままの擬似連続変動の場合、有効ライン226は有効ライン226aと有効ライン226bの2つだけとなる。このため、遊技者は、通常変動とは異なる特殊な変動が実行されていることを更に認識しやすくなる。
図6(c)は、演出図柄の変動過程のうち第6過程を示す画面図である。
第6過程も擬似連続変動過程の一部である。図6(c)では、有効ライン226bにおいて「7・7」によりリーチが成立している。連続変動パターンが選択され、擬似連続変動に移行すると高確率で、あるいは、確定的にリーチが成立するとすれば、擬似連続変動時における遊技者の期待感をいっそう高めることができる。
図7(a)は、演出図柄の変動過程のうち第7過程を示す画面図である。
演出表示制御手段134は、第6過程のあとに当否抽選の結果を示してもよいが、更に、ブランク一致表示させた上で、新たな擬似連続変動を実行してもよい。図7(a)は、2回目のブランク一致表示の表示態様を示している。このときも、演出表示制御手段134は、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222にそれぞれ同じ態様のブランク図柄を停止表示させる。このあとに実行される2回目の擬似連続変動の態様も図6(a)や、図6(c)と同様である。同図では3つのハート記号が並んでいる。ただし、図6(a)のハート記号とは異なる色彩のハート記号を並べている。図6(a)に示したブランク一致表示と図7(a)に示すブランク一致表示におけるブランク図柄の違いにより、遊技者は、更に特別な演出過程に入ったことを認識する。色彩だけでなく、たとえば、図6(a)の第4過程においてハートでブランク一致表示となっていたときには、図7(a)の第7過程においてはスペードでブランク一致表示させてもよい。2回目のブランク一致表示は、「再・再チャレンジ」を示唆する演出となる。
擬似連続変動においては、主図柄列208の回転態様として停止図柄候補とブランク図柄が一体として変動してもよいし、第1副図柄列210の回転態様としてブランク図柄の停止表示を維持したまま停止図柄候補だけを変動表示させてもよい。いずれの態様においてもブランク一致表示におけるブランク図柄は当否抽選の当たりに対する信頼度を示唆してもよい。たとえば、ハートのブランク図柄は高い信頼度にて大当たりを示唆し、スペードのブランク図柄は低い信頼度にて大当たりを示唆してもよい。
スペードのブランク図柄にてブランク一致表示したあと1回目の擬似連続変動を実行し、ハートのブランク図柄にてブランク一致表示したあとに2回目の擬似連続変動を実行すれば、2回目の擬似連続変動における遊技者の大当たりに対する期待感をいっそう喚起できる。
ブランク一致表示中に、停止しているブランク図柄を変化させてもよい。たとえば、スペードのブランク図柄にてブランク一致表示となっているときに、ブランク図柄の全部または一部をハートのブランク図柄に唐突に変化させてもよい。更に、遊技者が操作ボタン82を押下したことを条件としてブランク図柄を変化させてもよい。たとえば、スペードのブランク図柄にてブランク一致表示となっているときに遊技者が操作ボタン82を押下すると、所定の確率にてスペードのブランク図柄をハートのブランク図柄に変化させてもよい。このような態様によれば、操作ボタン82を押下した遊技者にだけ、正確な信頼度にて大当たりの可能性を示唆することができるため、操作ボタン82押下にともなう演出効果を高めることができる。
図7(b)は、演出図柄の変動過程のうち第8過程を示す画面図である。
本実施例における連続変動パターンは、更に、連続変動パターンA、連続変動パターンBおよび連続変動パターンCの3種類に分けることができる。3種類の連続変動パターンの特徴は以下の通りである。
(1)連続変動パターンA
所定時間の通常変動後に、1回だけ擬似連続変動を実行した上で、当否抽選の結果を示す。
(2)連続変動パターンB
所定時間の通常変動後に、2回分の擬似連続変動を実行した上で、当否抽選の結果を示す。
(3)連続変動パターンC
連続変動パターンCは大当たりの時にしか選択されない。所定時間の通常変動後に、2回分の擬似連続変動を実行した上で、大当たりを示す停止図柄候補を停止表示させる。更に、揃った状態の停止図柄候補を一斉に表示させることにより、確変当たりに対する遊技者の期待感を喚起する。図7(b)に示す第8過程はこのときの「全回転変動」の態様を示している。全回転変動が開始されると遊技者は大当たりを確信した上で、「1・3・5・7」のいずれかの確変を示す停止図柄候補が揃って停止することにより確変当たりとなることを期待する。
連続変動パターンによる演出過程を整理すると以下の通りである。
(A)大当たり時に連続変動パターンが選択されたときの演出過程
図6(a)の第4過程においてブランク一致表示となって擬似連続変動に移行し、いずれかの有効ライン226上に同種の停止図柄候補が並ぶ。擬似連続変動は、1回または2回であり、全回転変動に移行する場合もある。
(B)外れ時に連続変動パターンが選択されたときの演出過程
図6(a)の第4過程においてブランク一致表示となって擬似連続変動に移行するが、同種の停止図柄候補がいずれの有効ライン226にも並ぶことなくそのまま外れ確定となる。擬似連続変動は、1回または2回である。
図8(a)は、演出図柄の変動過程のうち第9過程を示す画面図である。
ここに示す第9過程は、特殊変動パターンが選択されたときの表示態様を示している。図6(a)の第4過程と同じく、図8(a)の第9過程も通常変動後に実行される演出過程である。ここでは、図5(b)の第2過程において有効ライン226cに「7・7」のリーチが成立したが、中央・中央領域228にブランク図柄が停止したので大当たりとはならなかった場合を示している。ただし、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222においてブランク一致表示となったので、通常であれば図6(b)のような擬似連続変動が開始する。
図8(b)は、演出図柄の変動過程のうち第10過程を示す画面図である。
第10過程も、特殊変動パターンが選択されたときの表示態様を示している。第10過程においては、図8(b)に示すように中央ライン230上のブランク図柄が停止図柄候補に差し替えられるような演出が実行される。同図の場合、有効ライン226c上に「777」が揃っているので大当たりとなる。中央ライン230上の3つのブランク図柄が同一停止図柄候補に変化することにより、中央ライン230を有効ライン226として大当たりを示してもよい。
大当たり時においては65%の確率で連続変動パターンが選択されるが、大当たり時に特殊変動パターンが選択される確率はわずか5%である。そのため、特殊変動パターンは滅多に選択されない稀少な変動パターンである。本実施例のぱちんこ遊技機10の演出に慣れてくると、遊技者はブランク図柄一致表示が擬似連続変動という演出発展の予兆であることを認識するようになる。このような遊技者にとって、特殊変動パターンによる演出は認識の裏をかく意外なものとなり、演出の興趣をいっそう深めることができる。
図9は、各変動パターンによる演出過程のタイムチャートである。
(1)単一変動パターン
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、当否抽選の結果を示す態様にて停止図柄候補を時刻tまで停止表示させる。時刻t〜時刻tまでの表示態様は図5(a)、図5(b)、図5(c)として例示した通りである。
(2)連続変動パターン
(2−1)連続変動パターンA
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで停止表示させる。このとき、図6(a)に示したようにブランク一致表示として同種のブランク図柄が並んで停止表示される。時刻t〜時刻tまで擬似連続変動したあと、当否抽選の結果を示す態様にて停止図柄候補を時刻tまで停止表示させる。時刻t〜時刻tまでの表示態様は、図6(b)、図6(c)として例示した通りである。
(2−1)連続変動パターンB
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで停止表示させる。時刻t〜時刻tまで擬似連続変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで再び停止表示させる。このとき、図7(a)に示したように、時刻tのときとは異なる種類にて同種のブランク図柄が並んで停止表示される。時刻t〜時刻tまで再度擬似連続変動したあと、当否抽選の結果を示す態様にて停止図柄候補を停止表示させる。
(2−1)連続変動パターンC
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで停止表示させる。時刻t〜時刻tまで擬似連続変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで再び停止表示させる。時刻t〜時刻tまで再度擬似連続変動したあと、当否抽選の当たりを示す態様にて停止図柄候補を停止表示させる。時刻t〜時刻tまで全回転変動したあと、確変当たりか通常当たりのいずれかを停止図柄候補の停止態様により示す。時刻t〜時刻tまでの表示態様は、図7(b)として例示した通りである。
(3)特殊パターン
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで停止表示させる。このとき、図8(a)に示したように同種のブランク図柄が並んで停止表示される。そして、図8(b)に示したようにブランク図柄を停止図柄候補に変化させることにより大当たりを示す。
連続変動パターンは、大当たりのときには65%という高確率にて選択されるが、外れのときには25%の低確率にて選択される。同様にして、大当たりのときに連続変動パターンBが選択される確率に比べて外れの時に連続変動パターンBが選択される確率が格段に低くなるように設定すれば、2回目の擬似連続変動のときに大当たりに対する遊技者の期待感をいっそう喚起することができる。一例として、
(A)大当たり時
単一変動パターン(25%)、連続変動パターン(65%)、特殊変動パターン(5%)において、連続変動パターンA(30%)、連続変動パターンB(40%)、連続変動パターンC(15%)
(B)外れ時
単一変動パターン(75%)、連続変動パターン(25%)において、連続変動パターンA(20%)、連続変動パターンB(5%)、連続変動パターンC(0%)
として確率設定してもよい。
図10は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。
同図に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図11は、図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。当否判定処理の詳細については、次の図12に関連して説明する。S34の当否判定処理は、図9でいえばtのタイミングで実行される。メイン表示制御手段118が特別図柄192の変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信する。これを受信した演出決定手段132は演出図柄の変動パターンを選択し、演出表示制御手段134は演出画像190の変動表示を開始する(S36)。
S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動中であった場合は(S32のY)、S34からS36までの処理がスキップされる。図柄変動がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理が続行される(S40)。図柄変動中でないときは(S38のN)、S40の処理は実行されない。
図12は、図11のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、当否抽選手段112は、保留制御手段116から読み出した抽選値の当否判定を行う(S50)。確率変動遊技中であれば確変当否テーブル、確率変動遊技中でなければ非確変当否テーブルにより当否判定がなされる。大当たりであれば(S52のY)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオンする(S54)。特別遊技フラグがオンのときには、当該変動の終了後に特別遊技が実行される。
更に、確変当たりであれば(S58のY)、特定遊技実行手段122は確変フラグをオンする(S60)。通常当たりであれば(S58のN)、確変フラグはオフされる(S62)。確変フラグがオンのときには、当該変動の次の変動開始時から確率変動遊技が実行されることになる。
なお、当否抽選が外れであれば(S52のN)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオフする(S56)。
図13は、図10のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
特別遊技は、当否抽選が大当たりとなって特別遊技フラグがオンとなったとき、図柄変動後に実行される遊技である。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。なお、確変当たりであったときには(S92のY)、特定遊技実行手段122は当否抽選のための当否テーブルとして確変当否テーブルを設定し(S94)、通常当たりであったときには(S92のN)、非確変当否テーブルを設定する(S96)。
なお、ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10は、当否抽選の結果を示す図柄組合せの一部とはならないブランク図柄がブランク一致表示態様にて停止表示されるときに、擬似連続変動となるという演出を実現している。ブランク図柄は遊技者になじみのある演出図柄であるが、当否抽選の結果を示す停止図柄候補に比べれば遊技者の興味の対象とはなりにくい図柄である。本実施例のぱちんこ遊技機10では、「ブランク一致表示」という事象が擬似連続変動開始の前触れとなっており、ブランク図柄の表示態様と遊技者の期待感をつなげることにより、ブランク図柄に対する遊技者の興味を高めている。また、図6(c)に示したように擬似連続変動においては必ず、または、通常変動よりも高確率にてリーチとなるように演出すれば、擬似連続変動の演出効果をいっそう高めることができる。
図6(a)に関連して説明したように、ブランク一致表示のときには、ブランク図柄を明滅表示してもよい。これにより、擬似連続変動への移行という演出を遊技者に認識させやすくなる。2回目の擬似連続変動を実行する連続変動パターンBの場合においても、1回目のブランク一致表示とは別の態様にて2回目のブランク一致表示させることにより、通常変動から擬似連続変動、更に次の擬似連続変動に発展するという演出の流れを遊技者が認識しやすくなる。特に、擬似連続変動が2回続く連続変動パターンBは大当たりのときにしか選択されにくくなるように確率を設定することにより、擬似連続変動における遊技者の期待感を効果的に喚起できる。
連続変動パターンによる演出過程と同様の演出過程を含む特殊変動パターンにより、「ブランク一致表示」が「新たな変動の開始」という遊技者の認識を覆すような演出を実現している。特殊変動パターンにより、演出の意外性を高めることができる。特殊変動パターンは滅多に選択されず、しかも、特殊変動パターンは大当たりのときにしか選択されないように設定することにより、特殊変動パターンによる「意外な大当たり報知」という効果をいっそう明確にできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の表示制御手段の機能は、本実施例においては主として演出表示制御手段134により実現される。請求項に記載の第1の連続変動パターンは本実施例においては連続変動パターンA、請求項に記載の第2の連続変動パターンは本実施例においては連続変動パターンBや連続変動パターンCとして表現されている。
このほかにも、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
以上の実施の形態および変形例から把握される発明のいろいろな態様をすでに特許請求の範囲に記載したものも含むかたちにて以下に例示する。
A1.遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
前記始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
前記当否抽選の結果を示すための複数の図柄が変動表示される図柄表示装置と、
前記図柄表示装置の表示領域を分割して形成される複数の図柄領域のそれぞれに、前記当否抽選の結果を示すための停止図柄組合せの一部となる複数種類の停止図柄候補と、前記停止図柄組合せの一部とはならない複数種類のブランク図柄とを変動表示させるパターンであって、前記変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンを保持するパターン記憶手段と、
前記当否抽選が実行されるときに、前記複数の変動パターンからいずれかを選択する演出決定手段と、
前記選択された変動パターンにしたがって前記図柄表示装置に前記複数種類の停止図柄候補および前記複数種類のブランク図柄を変動表示させる表示制御手段と、
前記当否抽選の結果が当たりとなったことを示す当たり図柄組合せにて前記停止図柄組合せが表示されたときに、遊技者にとって通常遊技より有利な遊技である特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、を備え、
前記パターン記憶手段は、前記変動パターンとして、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに前記当否抽選の結果を示す前記停止図柄組合せを確定的に停止表示させる通常変動パターンと、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させるとともに前記当否抽選の外れの組合せにて前記停止図柄候補も暫定的に停止表示させ、更に、前記ブランク図柄を前記停止図柄候補に変化させる特殊変動パターンと、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させるとともに前記当否抽選の外れの組合せにて前記停止図柄候補も暫定的に停止表示させ、更に、前記停止図柄候補の変動表示を再開させる連続変動パターン、とを保持し、
前記表示制御手段は、前記特殊変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、前記停止図柄候補の停止状態を維持しつつ前記ブランク図柄を前記停止図柄候補に変化させ、既に停止表示されている停止図柄候補と前記ブランク図柄から変化した停止図柄候補との組合せにより前記当否抽選の結果を示し、前記連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、前記ブランク図柄の停止状態を維持しつつ前記停止図柄候補の変動表示を再実行した後に、その停止表示時における前記停止図柄候補の組合せにより前記当否抽選の結果を示すことを特徴とする弾球遊技機。
A2.前記表示制御手段は、前記特殊変動パターンまたは前記連続変動パターンが選択された場合において、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに前記当否抽選の外れの組合せにて前記停止図柄候補を停止表示させるときには、その組合せによって示される前記当否抽選の結果が確定的でないことを示唆するために、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させることを特徴とするA1に記載の弾球遊技機。
A3.前記演出決定手段は、前記連続変動パターンよりも低い確率にて前記特殊変動パターンを選択することを特徴とするA1に記載の弾球遊技機。
A4.前記演出決定手段は、前記当否抽選の結果が当たりとなることを条件として、前記特殊変動パターンを選択し、
前記表示制御手段は、前記特殊変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、前記当たり図柄組合せとなるように前記ブランク図柄をいずれかの停止図柄候補に変化させることを特徴とするA1に記載の弾球遊技機。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 (a)は停止図柄候補とブランク図柄を共に含む主図柄列を示す図であり、(b)は停止図柄候補のみを含む第1副図柄列を示す図であり、(c)はブランク図柄のみを含む第2副図柄列を示す図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうちの第1過程を示す画面図であり、(b)は演出図柄の変動過程のうちの第2過程を示す画面図であり、(c)は演出図柄の変動過程のうちの第3過程を示す画面図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうちの第4過程を示す画面図であり、(b)は演出図柄の変動過程のうちの第5過程を示す画面図であり、(c)は演出図柄の変動過程のうちの第6過程を示す画面図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうちの第7過程を示す画面図であり、(b)は演出図柄の変動過程のうちの第8過程を示す画面図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうちの第9過程を示す画面図であり、(b)は演出図柄の変動過程のうちの第10過程を示す画面図である。 各変動パターンによる演出過程のタイムチャートである。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図11のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図10のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、39 セット基盤、45 払出制御基板、50 遊技盤、52 遊技領域、58 アウト口、59 普通図柄表示装置、60 演出表示装置、61 特別図柄表示装置、62 始動口、66 大入賞口、68 作動口、69 通過検出装置、72 一般入賞口、73 一般入賞検出装置、74 始動入賞検出装置、76 普通電動役物ソレノイド、78 入賞検出装置、80 大入賞口ソレノイド、90 遊技効果ランプ、100 遊技制御装置、102 メイン基板、104 サブ基板、110 入球判定手段、112 当否抽選手段、114 図柄決定手段、116 保留制御手段、118 メイン表示制御手段、120 特別遊技制御手段、122 特定遊技実行手段、124 開閉制御手段、130 パターン記憶手段、132 演出決定手段、134 演出表示制御手段、146 演出制御手段、202 左変動列、204 中央変動列、206 右変動列、208 主図柄列、210 第1副図柄列、212 第2副図柄列、226 有効ライン。

Claims (6)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示すための複数の図柄が変動表示される図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置の表示領域を分割して形成される複数の図柄領域のそれぞれに、前記当否抽選の結果を示すための停止図柄組合せの一部となる複数種類の停止図柄候補と、前記停止図柄組合せの一部とはならない複数種類のブランク図柄とを変動表示させるパターンであって、前記変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンを保持するパターン記憶手段と、
    前記当否抽選が実行されるときに、前記複数の変動パターンからいずれかを選択する演出決定手段と、
    前記選択された変動パターンにしたがって前記図柄表示装置に前記複数種類の停止図柄候補および前記複数種類のブランク図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりとなったことを示す当たり図柄組合せにて前記停止図柄組合せが表示されたときに、遊技者にとって通常遊技より有利な遊技である特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、を備え、
    前記パターン記憶手段は、前記変動パターンとして、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに前記当否抽選の結果を示す前記停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより前記当否抽選1回につき1回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す単一変動パターンと、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを暫定的に停止表示させ、更に、前記停止図柄候補の変動表示を再開させて前記当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより前記当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す連続変動パターンと、を保持し、
    前記表示制御手段は、前記連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させたあとに前記停止図柄候補の変動表示を再開させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させたままの状態で前記停止図柄候補の再変動表示を実行することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、再開後における前記停止図柄候補の変動表示において停止図柄候補をリーチ態様にて表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、前記連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させるときには、前記複数の同種のブランク図柄を明滅表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  5. 前記パターン記憶手段は、前記連続変動パターンとして、前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを1回だけ暫定的に停止表示させることにより前記当否抽選1回につき2回分の図柄変動演出を経て前記当否抽選の結果を示す第1の連続変動パターンと、前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを2回以上暫定的に停止表示させることにより前記当否抽選1回につき3回分以上の図柄変動演出を経て前記当否抽選の結果を示す第2の連続変動パターンと、を保持し、
    前記表示制御手段は、前記第2の連続変動パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せの1回目の暫定的な停止表示に際しては同じライン上に第1の態様のブランク図柄を揃えて停止表示させ、前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せの2回目の暫定的な停止表示に際しては前記第1の態様とは異なる第2の態様のブランク図柄を揃えて停止表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  6. 前記演出決定手段は、前記当否抽選の結果が当たりであるときの選択確率が外れであるときの選択確率よりも高くなるような選択確率にて前記第2の連続変動パターンを選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
JP2006353523A 2006-12-27 2006-12-27 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4963606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353523A JP4963606B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353523A JP4963606B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008161390A true JP2008161390A (ja) 2008-07-17
JP4963606B2 JP4963606B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=39691634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006353523A Expired - Fee Related JP4963606B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963606B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172836A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012019994A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012165774A (ja) * 2011-02-09 2012-09-06 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012179254A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013070755A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015013143A (ja) * 2014-08-04 2015-01-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018139689A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 遊技機
JP2018171412A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018183308A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 株式会社三共 遊技機
JP2022028969A (ja) * 2017-05-31 2022-02-16 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300760A (ja) * 1999-04-26 2000-10-31 Sankyo Kk 弾球遊技機
JP2002239137A (ja) * 2000-12-11 2002-08-27 Heiwa Corp 遊技機
JP2006000362A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Samii Kk 弾球遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300760A (ja) * 1999-04-26 2000-10-31 Sankyo Kk 弾球遊技機
JP2002239137A (ja) * 2000-12-11 2002-08-27 Heiwa Corp 遊技機
JP2006000362A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Samii Kk 弾球遊技機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172836A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012019994A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012165774A (ja) * 2011-02-09 2012-09-06 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012179254A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013070755A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015013143A (ja) * 2014-08-04 2015-01-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018139689A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 株式会社三共 遊技機
JP2018171412A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018183308A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 株式会社三共 遊技機
JP2022028969A (ja) * 2017-05-31 2022-02-16 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4963606B2 (ja) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4553393B2 (ja) 弾球遊技機
JP4963606B2 (ja) 弾球遊技機
JP5152890B2 (ja) 弾球遊技機
JP4888902B2 (ja) 弾球遊技機
JP5116084B2 (ja) 弾球遊技機
JP5435537B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010000111A (ja) 弾球遊技機
JP5537060B2 (ja) 弾球遊技機
JP4873418B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009240376A (ja) 弾球遊技機
JP2010099313A (ja) 弾球遊技機
JP4888903B2 (ja) 弾球遊技機
JP4919224B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010264072A (ja) 弾球遊技機
JP5207460B2 (ja) 弾球遊技機
JP2011050637A (ja) 弾球遊技機
JP4878325B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008245929A (ja) 弾球遊技機
JP5398063B2 (ja) 弾球遊技機
JP5354782B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010213750A (ja) 弾球遊技機
JP4683503B2 (ja) 弾球遊技機
JP4743386B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008245909A (ja) 弾球遊技機
JP4771337B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees