JP2010069246A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Katsuyoshi Hayashi
克佳 林
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Sammy Corp
サミー株式会社
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Abstract

【課題】変動パターンの数を増やさなくても、遊技状態に応じた演出表示ができる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】図柄決定手段114は、変動時間値の長さを調整する調整値と当該調整値を用いた調整方法を示す情報である調整情報を変動時間値に付与するか否かを所定の基準に従って決定する。調整手段200は図柄決定手段114で調整情報を付与する旨の決定がなされた場合に調整値を用いて変動時間値の長さを調整する。パターン記憶手段130は、調整手段200で調整された変動時間値に対応する演出時間の演出が定められた演出パターンとして、調整方法に従う演出を実行する調整演出パターンと、調整演出パターンと同等の変動時間値で異なる内容の演出を実行する代替調整演出パターンとを含む。演出決定手段132は、調整手段200で変動時間値の調整がなされた場合、調整演出パターンと代替調整演出パターンのいずれかを遊技状態に応じて選択する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、ぱちんこ遊技機における演出制御技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに当否抽選値が取得されるものがある。取得された当否抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。そして、保留球は順次1つずつ読み出される。読み出された当否抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示され、特別図柄の停止表示態様により当否判定の結果が遊技者に報知される。
当否判定の結果を遊技者に報知する場合、特別図柄を用いて報知する場合もあるが、特別図柄の変動表示期間中に装飾図柄や演出図柄などとよばれる演出目的の図柄を変動表示させることにより、遊技者の大当たりに対する期待感を更に高めるような演出を実行することがある。このように演出を行う場合、特別図柄の変動態様を定めた変動パターンと装飾図柄の変動態様を定めた演出パターンとを1対1で対応付けて管理することにより、変動パターンの選択で対応する演出パターンを決定することができる。また、演出パターンを選択する場合、通常表示する演出に付加的な演出を追加するものがある。この場合、主となる演出内容が同じでも付加的に表示する演出を変化させることにより他の演出が表示されたかのように見せることが可能になり、演出の幅を広げるという効果が期待できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−36139号公報
ところで、遊技機の抽選状態は大当たりを引きやすい遊技状態のときや、その状態より大当たりを引き難い遊技状態になることがある。本出願の発明者らは、このように遊技状態が変化する場合、その遊技状態に応じて演出の内容を変化させられれば、さらに演出の幅を広げられるとの考えに到った。しかし、遊技状態に応じて演出パターンの数を増加させると、それに対応して変動パターンの数も増加することになる。また、上述したように、付加的な演出を行う場合でも、付加的な演出を含む演出パターンを選択するための情報を付加した変動パターンを準備する必要がある。このように、変動パターンを多数準備することは抽選時に参照されるデータテーブルの肥大化を招く。
変動パターンの種類が増加する反面で、遊技機に搭載される記憶媒体のデータ容量は、コスト抑制との関係で必ずしも増加しないため、制御や演出が複雑になるほど記憶容量は圧迫され、逆にデータ量削減の必要性が高まる。特にメイン基板においては数バイトの単位でROMのデータ量削減が求められている上、開発者に課されるコスト要求も大きく、ROM記憶容量の増加といった直接的な方法で解決することは難しい。しかも、機種ごとの部品共通化によるコスト削減といった観点でも、機種ごとにROM記憶容量を変えたり、テーブル構造を大幅に変更したりすることは避けなければならない。こうした状況の中、データ量の増大を避けながら演出的効果を高める手法は開発者によってつねに模索されている。ここで、開発者としては、遊技演出を設計する上で、特定の演出を表示させるために対応する変動パターンを選択させたいといった状況が事実として生じる。しかし、すでにROM記憶容量が切迫して僅かでもデータ削減を図りたい中で、特定の演出パターンを選択させるために参照テーブルを肥大化させてしまえば、さらなるROM切迫を招くこととなり設計上好ましくない。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、変動パターンの数を増やすことなく、遊技状態に応じた演出表示ができる弾球遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機に当否抽選を実行する抽選手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、当否抽選の結果を示す図柄の変動が表示される表示装置と、当否抽選の結果を示すための図柄の変動開始から停止までの変動時間値を複数保持して当否抽選の結果に応じて複数の変動時間値からいずれかを選択すると共に、変動時間値の長さを調整する調整値と当該調整値を用いた調整方法を示す情報である調整情報を変動時間値に付与するか否かを所定の基準に従って決定する図柄決定手段と、図柄決定手段で調整情報を付与する旨の決定がなされた場合に調整値を用いて変動時間値の長さを調整する調整手段と、変動時間値に対応した演出時間の演出が定められた演出パターンを複数保持するパターン記憶手段と、変動時間値に対応する演出パターンをパターン記憶手段に保持された演出パターンの中から選択する演出決定手段と、演出決定手段で選択された演出パターンに従う演出を表示装置に表示させる表示制御手段と、を含む。パターン記憶手段は、調整手段で調整された変動時間値に対応する演出時間の演出が定められた演出パターンとして、調整方法に従う演出を実行する調整演出パターンと、調整演出パターンと同等の変動時間値で異なる内容の演出を実行する代替調整演出パターンとを含む。演出決定手段は、調整手段で変動時間値の調整がなされた場合、調整演出パターンと代替調整演出パターンのいずれかを遊技状態に応じて選択する。
ここでいう調整とは、変動時間値を延長する調整であってもよいし、短縮する調整であってもよい。また、調整値として実質的な調整を行わない「0調整」を含んでもよい。また、調整方法は、調整値を用いた演出の具体的な調整内容を示すもので、例えば、+5秒の調整値を用いて当たりの種類を変更したように見せるいわゆる「再抽選演出」で調整する旨を示すことができる。また、例えば−3秒の調整値を用いて抽選結果を早く表示する、いわゆる「滑り演出」で調整する旨を示すこと等ができる。パターン記憶手段が演出パターンとして保持する調整演出パターンは、調整値と調整方法を含む調整情報に従う調整を実行した場合の演出内容を定めるパターンであり、例えば、+5秒の調整値を用いて再抽選演出で調整するような演出パターンである。一方、代替調整演出パターンは、調整演出パターンと同等の変動時間値で異なる演出内容を定めるパターンであり、例えば、+5秒の調整値で延長された演出時間で表示される連続した内容の演出を行う演出パターンを含むことができる。遊技状態は、遊技の進行に伴って変化する状態で分類することができる。例えば抽選結果として大当たりを引きやすい遊技状態や引き難い遊技状態、抽選値の保留が所定値以上の場合と、所定値未満の場合、特別遊技終了後の変動回数が所定値以上の場合と、所定値未満の場合等で分類することができる。
この態様によれば、パターン記憶手段は、同等の変動時間値に対応する演出パターンとして調整演出パターンと代替調整演出パターンとを含む。調整手段が図柄決定手段で管理される調整値によって変動時間値を調整した場合、演出決定手段は、調整された変動時間値に対応する演出時間の演出が定められた調整演出パターンと代替調整演出パターンのいずれかを遊技状態に応じて決定する。つまり、図柄決定手段で管理される調整情報が付与された変動時間値に対して、演出決定手段は遊技状態に応じて異なる演出パターンを選択する。その結果、図柄決定手段で持つ調整情報付きの変動時間値のデータを増加させなくても、演出決定手段での処理により調整情報付きの変動時間値のデータを増加させた場合と同様の状態で演出の選択ができる。
遊技状態が調整方法に従う演出の実行が不適切であると定められている遊技状態であるときに、調整手段で変動時間値の調整がなされた場合、演出決定手段は、演出パターンとして、代替調整演出パターンを選択してもよい。例えば、当否結果を効率よく表示させて遊技をテンポよく進めるような遊技状態のときに再抽選など結果を出し惜しみするような演出は遊技者に煩わしさを与えてしまう可能性がある。このような演出は、現在の遊技状態に対し不適切な演出であると見なすことができる。この態様によれば、調整情報の調整内容に従う調整演出パターンの演出内容が現在の遊技状態に不適切である場合、変動時間値が同等の他の演出内容である代替調整演出パターンに切り替える。その結果、変動時間値の調整を行いつつも、遊技状態に不適切な演出を回避した演出ができる。
図柄決定手段は、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、当否抽選の結果を示す図柄の停止図柄が所定図柄であるか否かによって付与を決定してもよい。この態様によれば、停止図柄が特定の図柄のときに調整情報を付与する旨が決定されるように見せつつ、遊技状態に応じて演出パターンを変化させることができる。その結果、当否抽選の結果を示す図柄と演出内容との対応関係を分かり難くできるので演出の意外性が向上できる。
図柄決定手段は、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、付与決定抽選値を取得し、その結果が所定結果であるか否かによって付与を決定してもよい。この態様によれば、付与決定抽選を行うので調整情報を付与するか否かの規則性を低くできる。また、遊技状態に応じて演出パターンを変化させるので、調整情報付与の規則性をさらに低くできて、演出の意外性が向上できる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、変動パターンの数を増やさなくても、遊技状態に応じた演出表示が可能になり、演出の幅を広げて遊技性を向上させることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機10の前面側における基本的な構造を示す。
以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口62の拡開機構を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62の拡開機構が拡開されたとき、始動口62の開口幅が拡がって入球容易性が向上する。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の左方に設けられた特別図柄表示装置61および遊技領域52の略中央に設けられた演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等とよぶ)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる当否抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右下方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。特別図柄表示装置61の下方には、抽選保留ランプ20が設けられ、その対称的な位置である遊技領域52の右下部には、普通図柄表示装置59の下に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない開放抽選の数を示す。さらに演出表示装置60の上方および下方には、それぞれ遊技効果ランプ90が設けられている。操作ボタン82は、遊技者が遊技機へ所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)が開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
図2は、ぱちんこ遊技機10の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や複数の可動役物140の動作、遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物140や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基板39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、可動役物140のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や可動役物140、電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、調整手段200、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、役物制御手段136を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための当否テーブルを参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブルを参照する。当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄の停止図柄と特別図柄の変動開始から停止までの変動時間値を定めた変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、決定した変動パターンの変動時間値の長さを調整する調整値とその調整値を用いた調整方法を示す情報である調整情報を変動時間値に付与するか否かを所定の基準に従って決定する。例えば、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、当否抽選の結果を示す特別図柄の停止図柄が所定図柄であるか否かによって付与を決定することができる。また別の実施例では、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、付与決定抽選値を取得し、その結果が所定結果であるか否かによって付与を決定することができる。
また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターン決定テーブル、調整情報を付与するか否かを決定するために参照する調整テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。当否判定結果に基づいて当否および時短や確変への移行可否が決定される。その決定結果が停止図柄として示される。また、図柄決定手段114は、パターン決定抽選値を取得する。図柄決定手段114は、パターン決定抽選値により、複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間値をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。図4は、当否抽選手段112による当否判定結果と、当否別のパターン決定抽選値と変動パターンNoの対応関係、各変動パターンの変動時間値、その変動時間値に対応する変動内容の関係を説明する説明図である。本実施例の場合、当否抽選値の0〜200が当たりであり、当否抽選値の201〜65535が外れとなる場合を示し、パターン決定抽選値が同じ値でも当否抽選が当たりの場合と、外れの場合とで異なる変動内容を選択するようにしている。例えば、当たりの場合は、スーパーリーチを表示するための変動パターンが選択され易く、外れの場合はリーチ無しを表示するための変動パターンが選択され易く設定されている。具体的には、当否抽選手段112による当否判定結果が「当たり」であり、パターン決定抽選値が0〜225のうち「65」の場合、変動パターンNo「04」が選択される。この変動パターンNo「04」は変動時間値として「30秒」であり、ノーマルリーチを表示するための変動時間値となる。また、当否抽選手段112による当否判定結果が「外れ」であり、パターン決定抽選値が0〜225のうち「150」の場合、変動パターンNo「12」が選択される。この変動パターンNo「12」は変動時間値として「10秒」であり、リーチ無しを表示するための変動時間値となる。なお、図4は、各抽選値や変動時間値の対応関係を説明する図であり、図柄決定手段114が有するテーブルとは異なる。
前述したように本実施例の場合、図柄決定手段114は、決定した特別図柄が予め定めた所定の停止図柄か否かによって調整情報の付与を決定する。本実施例の場合、特別図柄(特図という場合もある)に対応して調整情報の付与の有無を定めている。例えば、特別図柄の種類が0〜9の場合で、決定された特別図柄が偶数のときには調整情報を付与しない旨の決定がなされる。一方、特別図柄が奇数のときには調整情報を付与する旨の決定がなされる。調整情報は、調整値と調整方法を定める。調整値は、図柄決定手段114が先に決定した変動パターンの変動時間値を増減調整する値であり、例えば、+5秒や+10秒、−5秒などが定められている。調整方法は、例えば一度表示した当たりの種類を変更したように見せるいわゆる「再抽選演出」や演出の一部を省略して結果を表示したように見せるいわゆる「滑り」等がある。図柄決定手段114は、調整情報を付加する旨を決定した場合、その調整に用いる調整値と調整方法を決定することになる。
図柄決定手段114は、決定した特別図柄の停止図柄および変動パターンを示すデータを調整手段200へ送出する。調整手段200は、図柄決定手段114で調整情報を付与する旨の決定がなされた場合、当否抽選手段112の当否抽選の結果に応じて決定した変動時間値の長さを調整情報の調整値を用いて調整する。例えば、当否判定結果が「当たり」であり、パターン決定抽選値が「65」で変動パターンNoが「04」の場合、仮の変動時間値として「30秒」が選択される。そして、特別図柄として「1」を選択した場合、図柄決定手段114は調整値が「5秒」で調整方法が「再抽選」の調整を行う旨を決定する。従って、調整手段200は変動時間値を「30秒」から「35秒」に調整する。なお、調整手段200は、調整を行わない旨が決定されている場合、実質的な変動時間値の調整を行うことなく仮の変動時間値とされた「30秒」を実際の変動時間値とする。
図柄決定手段114は、決定した特別図柄の停止図柄を示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。また、調整手段200は、調整または非調整で決定した変動時間値を示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、調整手段200により決定された変動時間値にしたがって特別図柄を変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数が上限回数に達していなければ、現在の単位遊技の終了後に次の単位遊技を開始させる。単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率の状態から高確率の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短とがある。
特定遊技実行手段122は、当否抽選値が確変状態へ移行すべき値であった場合に、特別遊技後の遊技状態を確変状態へ移行させる。確変状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。また、特定遊技実行手段122は、確変に移行しないときには、特別遊技後に遊技状態を時短の状態へ移行させる。時短は、特別遊技後の特別図柄の変動回数が所定回数、たとえば100回に至るまで継続される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動開始から停止までに演出表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。パターン記憶手段130は演出パターンとして、調整情報による変動時間値の調整が行われなかった場合に選択される通常演出パターンを含む。また、パターン記憶手段130は、調整情報による変動時間値の調整が行われた場合に選択される演出パターンとして、調整情報の調整方法に従う演出を実行する調整演出パターンと、この調整演出パターンと同等の変動時間値で異なる内容の演出を実行する代替調整演出パターンとを含む。また、演出パターンには、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当たりへの期待度の高さを予告的に示唆する複数の予告演出パターンが含まれる。
演出パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各演出パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンとその時の遊技状態に応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の演出パターンを選択する。
演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄の組合せとその配置および演出パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動時間値に応じて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、演出パターンを決定するために参照すべきパターン決定テーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の演出パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の演出パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像などを一時的に画面表示させる演出パターンや、特定の音声を出力する演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当たり態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるだけの通常予告演出や、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出がある。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当たりへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出がさらに含まれる。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。
演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定するとともに、表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンの種類を選択するときに参照すべき予告種類テーブルとを保持する。予告決定テーブルは、当否抽選の結果に応じて異なる欄が参照されるように設定されており、当否抽選が当たりの場合は外れの場合よりも高い確率で予告演出を表示させるよう、当否抽選の結果と予告演出を表示するか否かの対応関係が定められる。これにより、予告演出が表示されること自体で大当たりへの期待度の高さを示唆することができる。
演出決定手段132は、調整手段200で変動時間値の調整がなされた場合、調整演出パターンと代替調整演出パターンのいずれかをそのときの遊技状態に応じて選択する。本実施例の場合、遊技状態は、例えば「確変状態」か「非確変状態」かによって分けることができる。別の例としては、「時短状態」か「非時短状態」かによって分けることができる。例えば、調整手段200で変動時間値の調整がなされた場合であって、遊技状態が「非確変状態」の場合、演出決定手段132は、調整演出パターンを選択する。また、遊技状態が「確変状態」の場合、演出決定手段132は、代替調整演出パターンを選択する。このように、図柄決定手段114で管理される調整情報が付与された変動時間値に対して、演出決定手段132は遊技状態に応じて異なる演出パターンを選択することができる。その結果、図柄決定手段114で持つ調整情報付きの変動時間値のデータを増加させなくても、演出決定手段132での処理により調整情報付きの変動時間値のデータを増加させた場合と同様の状態で演出パターンの選択が可能になる。言い換えれば、複数種類準備された演出パターンの選択をそれより少ない数の変動パターンで管理することができる。従って、変動パターンを保持するための記憶領域が同等の動作を実現する場合より少なくて済む。
例えば、「確変状態」と「非確変状態」でそれぞれ別々の演出パターンを選択させる場合、確変状態のときの演出パターンを選択するための変動パターンと非確変状態のときの演出パターンを選択するための変動パターンが必要になる。つまり、図柄決定手段114で保持する変動パターンの数は単純に2倍になる。一方、調整情報が付与される変動パターンの変動時間値を準備して、演出決定手段132の処理で遊技状態に応じた演出パターンを選択することで、変動パターンの数は従来と同じ数でありながら遊技状態に応じた演出パターンの選択を行うことができる。その結果、メイン基板102側の変動パターンを保持するROMの使用領域を増やすこと無く種々の演出パターンの選択が可能になり多彩な演出を行うことができる。言い換えれば、変動パターンの保持のためのROM領域を節約することができるので、その領域を他の制御のために利用することが可能になり遊技機の性能向上に寄与できる。また、遊技状態に応じて演出内容を選択することにより、その時の遊技状態に適した演出を表示することが容易になる。例えば、演出決定手段132は、調整情報の調整内容に従う調整演出パターンの演出内容が現在の遊技状態に不適切である場合、変動時間値が同等の他の演出内容である代替調整演出パターンに切り替えることができる。この場合も、図柄決定手段114で持つ調整情報付きの変動時間値のデータを増加させなくても、演出決定手段132での処理により調整情報付きの変動時間値のデータを増加させた場合と同様の状態で変動時間値の調整を行いつつも、遊技状態に不適切な演出を回避した演出ができる。
また、本実施例によれば、代替調整演出パターンとして表示する例えばスーパーリーチAは、普通演出パターンとしても表示可能である。また、代替調整演出パターンとして表示する救済演出パターンは、普通演出パターンとして表示可能であると共に、通常演出パターンにおける外れ演出の後に救済部分を付加すれば、全体としての救済演出パターンを構成できるので、救済演出パターンを単独で保持する必要がない。このように、代替調整演出パターンは通常演出パターンとしても表示可能であり、通常演出パターンと代替調整演出パターンとを別々に保持する必要がない。従って、サブ基板104側のパターン記憶手段130も通常演出パターンと代替調整演出パターンを別々に保持する必要がなく、同じ演出パターンを通常演出パターンか代替調整演出パターンかによって使い分けるだけでよいので、サブ基板104におけるデータ量増加を回避できる。このように、本実施例によれば、サブ基板104側でもデータ量増加を抑制しつつ、データを増加した場合と同様な演出を行うことができる。その結果、メイン基板102側でのデータ量増加抑制と同様に、サブ基板104側でも節約できた領域を他の演出のために利用可能となり、演出の幅を広げて演出性や嗜好性の向上に寄与できる。
図5は、調整情報の付与の有無と、調整情報が付与された場合に遊技状態によって選択される演出パターンとその演出内容の関係を説明する説明図である。例えば、特別図柄が「0」の場合、調整情報は付与されない。従って、調整時間は「0秒」である。演出決定手段132は、調整がなされていない変動時間値と同じ変動時間の演出パターンを選択する。本実施例では、調整演出パターンや代替調整演出パターンと区別するため通常演出パターンと称する。この場合の演出は、図6(a)に示すように変動を開始した装飾図柄190は、まず、左図柄を「0」で停止させて(図6(b))、次いで右図柄を「0」で停止させてリーチ状態にする(図6c))。そして、中図柄が「0」で停止させて大当たりを遊技者に知らせる図柄を揃える(図6(d))。なお、この場合、演出パターンは、装飾図柄190の変動の態様を定めるだけで、その演出パターンに装飾図柄190の停止図柄として定めた「0」が表示されるようにしている。
また、特別図柄が「1」の場合、調整情報は付与される。従って、調整時間は調整値として定められた「+5秒」で図柄決定手段114の選択した変動パターンの変動時間値を調整する。図柄決定手段114で変動時間値が「30秒」の変動パターンを選択していた場合、特別図柄192の変動時間は「35秒」に調整される。演出決定手段132は、調整がなされた変動時間値と同じ変動時間の演出パターンを選択する。この場合、遊技状態が「非確変状態」の場合、調整情報で示される調整方法に従う調整演出パターンを選択する。例えば、特別図柄192として「1」が決定され、それに対応する調整情報に「+5秒」の「再抽選演出」で調整すると定められている場合、図7(a)〜図7(f)に示すような再抽選を伴う調整演出パターンを選択する。この場合の演出において装飾図柄190が「1」となる場合を説明する。図7(a)に示すように変動を開始した装飾図柄190は、まず、左図柄を「1」以外の例えば「2」で停止させて(図7(b))、次いで右図柄をリーチ状態が形成されるように「2」で停止させる(図7(c))。そして、中図柄を「2」で上下振動を伴う状態で半停止させて、「2」の装飾図柄190が3つ揃って大当たりになったように見える演出を行う(図7(d))。所定時間半停止状態で装飾図柄190を表示した後、図7(e)に示すように、3つの装飾図柄190が揃った状態で回転を開始させて、当たり図柄の再抽選の演出を表示させる。そして、調整された変動時間値の終期に合わせて、当初予定していた「1」の装飾図柄190を3つ揃えた状態で停止させる。それにより、再抽選の後に確変図柄である「1」で大当たりとなったような演出を表示する(図7(f))。このような再抽選を伴う演出を表示することにより遊技者の大当たり獲得感の増大に寄与することができる。
一方、遊技状態が「確変状態」の場合、演出決定手段132は調整演出パターンと同等の代替調整演出パターンを選択する。例えば、特別図柄192として「1」が決定され、それに対応する調整情報に「+5秒」の「再抽選演出」で調整すると定められている場合、図7(a)〜図7(f)に示すような調整演出パターンで再抽選を伴う演出を表示した場合と同じ35秒で再抽選とは異なる演出内容の代替調整演出パターンを選択する。この場合、代替調整演出パターンが装飾図柄190の停止図柄を「1」となるスーパーリーチ演出である例を説明する。図8(a)に示すように変動を開始した装飾図柄190は、まず、左図柄を「1」で停止させて(図8(b))、次いで右図柄をリーチ状態が形成されるように「1」で停止させる(図8(c))。そして、中図柄を非表示として例えば「稲妻」等を表示すると共に、半透明等の装飾図柄190を低速移動表示させて装飾図柄190が3つ揃うか否かの期待感を向上させるような演出、すなわち、「スーパーリーチ演出」を表示させる(図8(d)、図8(e))。図8(d)、図8(e)に示すスーパーリーチ演出は、全体の変動時間値である35秒以内であれば、調整値で定められた+5秒の間で行ってもよいし、調整値を超える例えば15秒をスーパーリーチ演出に当てるようにしてもよい。例えば、図5に示すように、特別図柄192の「1」に対応する調整情報で定められる代替調整演出パターンは、調整値で定められる5秒間で表示するスーパーリーチAとしてもよい。また、特別図柄192の「7」に対応する調整情報で定められる代替調整演出パターンは、調整値を超える15秒間で表示するスーパーリーチBとしてもよい。なお、図5の場合、特別図柄192の「7」に対応する調整情報は、調整値を「+7秒」に設定しているので、調整演出パターン及び代替調整演出パターンの変動時間は図柄決定手段114の決定した変動パターンの変動時間値に7秒を加算した値となる。
図9(a)〜図9(f)は、代替調整演出パターンとして、一度外れ演出が表示された後に大当たりの表示が行われる、いわゆる「救済演出」を表示する例を示している。
図9(a)に示すように変動を開始した装飾図柄190は、まず、左図柄を「3」で停止させて(図9(b))、次いで右図柄をリーチ状態が形成されるように「3」で停止させる(図9(c))。そして、中図柄を「3」以外の例えば「4」で上下振動を伴う状態で半停止させて、外れたように見える演出を行う(図9(d))。所定時間半停止状態で装飾図柄190を表示した後、図9(e)に示すように、中図柄を変動を再開させて、変動が復活する救済演出を表示させる。そして、調整された変動時間値の終期に合わせて、当初予定していた「3」の装飾図柄190を3つ揃えた状態で停止させる。それにより、一度外れた後に、救済された後に確変図柄である「3」で大当たりとなったような演出を表示する(図9(f))。このような救済を伴う演出を表示することにより遊技者の大当たり獲得に対する期待感を大きく変化させることが可能になり遊技性の向上に寄与できる。
この他、調整演出パターンと同等の変動時間値の代替調整演出パターンとして、例えば、擬似連続演出(擬似連)を表示することもできる。この場合、図9(d)に示すように、一度外れ態様の停止図柄を表示し、その後、図9(a)〜(c)に示すように、3つの装飾図柄190を再変動させて、リーチ演出が連続しているかのような演出をしてもよい。また、調整演出パターンとして、変動時間を短縮させる「滑り演出」を表示してもよい。滑り演出は、図柄決定手段114が当否結果に応じて仮に選択した状態の変動時間値を短くする演出であり、例えば右図柄や中図柄を停止表示するとき、通常であれば所定時間の変動後に停止するものをその所定時間経過前に強制的停止させることで調整値の定める時間短縮を行う。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果として、決定された演出パターンデータにしたがって演出表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を演出表示装置60へ表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
役物制御手段136は、演出表示制御手段134から受け取る指示にしたがい、演出表示装置60における演出内容や遊技効果ランプ90の点滅過程に沿って、可動役物140を演出的に動作させる。
図10は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図11は、図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が演出パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図12は、図11におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、当否抽選手段112が当否抽選値を読み出して(S200)、その当否抽選値に基づいて当否を判定する(S202)。図柄決定手段114は、当否判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定し(S204)、特別図柄の変動パターンを選択する(S206)。図柄決定手段114は決定したと特別図柄192の停止図柄が、選択した変動パターンの変動時間値を調整する旨を示す調整情報を付与する停止図柄であった場合(S208のY)、特別図柄192に対応した調整情報を付与して、調整手段200にそのデータを送信する。なお、本実施例では、当否結果が当たりの場合であり、調整情報を付与することが定められた特定の特別図柄の場合、例えば奇数の場合にのみ調整情報を付与するもととする。調整手段200は、調整情報が付与された変動パターンのデータを取得すると、調整値に従い変動時間値の調整を行う(S210)。例えば、当否結果に基づいて決定された変動時間値が30秒で調整値が+5秒の場合、変動時間値を35秒に調整する。そして、演出表示制御手段134に調整後の変動時間値のデータを送信する。演出決定手段132は、調整後の変動時間値のデータを取得すると、調整情報に定められた調整方法を取得し(S212)、現在の遊技状態が「確変中」の場合(S214のY)、代替調整演出パターンを選択する(S216)。例えば、特別図柄192が「1」の場合、調整演出パターンの「再抽選演出」に代えて、「スーパーリーチA」を表示する代替調整演出パターンを選択する。そして、演出決定手段132は装飾図柄190の停止図柄を決定して(S218)、このフローを終了する。また、S214において、現在の遊技状態が「非確変中」の場合(S214のN)、調整演出パターンを選択する(S220)。例えば、特別図柄192が「1」の場合、「再抽選演出」を選択する。そして、演出決定手段132は装飾図柄190の停止図柄を決定して(S218)、このフローを終了する。
一方、S208で調整情報が付与されない場合(S208のN)、演出決定手段132は、特別図柄の非調整の変動時間値に応じた装飾図柄の通常演出パターンを選択する(S222)。そして、演出決定手段132は装飾図柄190の停止図柄を決定して(S218)このフローを終了する。
図13は、図10のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S74)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。なお、確変当たりであったときには、特定遊技実行手段122は当否抽選のための当否テーブルとして高確率の当否テーブルを設定し、通常当たりであったときには、低確率の当否テーブルを設定する。通常当たりの場合、特定遊技実行手段122は変動短縮遊技を開始する。
ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
上述した実施例では、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、当否抽選の結果を示す図柄である特別図柄192の停止図柄が所定図柄であるか否かによって付与を決定する例を説明した。この場合、特別図柄192の停止図柄が特定の図柄のときに調整情報を付与する旨が決定されるように見せつつ、遊技状態に応じて演出パターンを変化させるので、演出の意外性を向上できる。別の実施例においては、調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、付与決定抽選値を取得し、その結果が所定結果であるか否かによって付与を決定してもよい。この場合、付与決定抽選を行い、図12のフローチャートのS206とS208との間に付与決定抽選値を取得するステップが追加され、その他のステップは同じとすることができる。このように、付与決定抽選を行うので調整情報を付与するか否かの規則性を低くできる。また、遊技状態に応じて演出パターンを変化させるので、調整情報付与の規則性をさらに低くできて、演出の意外性を向上できる。
また、上述した実施例では、当否抽選の結果が当たりの場合であり、特別図柄192が所定の図柄の場合に調整情報を付与する例を説明したが、当否結果が外れの場合でも調整情報を付与するようにしてもよい。例えば、再抽選演出の場合、再抽選の前に当たりであることが確定していることが演出の前提になるので、最終的に外れとなるときに再抽選演出を表示すると違和感を生じする。一方、スーパーリーチ演出や擬似連演出、滑り演出の等の場合、当否結果が当たりの場合に表示しても外れの場合に表示しても遊技者に違和感を与えることは少ない。そこで、外れの場合は、調整演出パターンとして外れ態様の擬似連演出を設定し、代替調整演出パターンとして外れ態様のスーパーリーチ演出を設定することもできる。同様に、外れの場合は、調整演出パターンとして外れ態様の滑り演出を設定し、代替調整演出パターンとして外れ態様変動時間値が短く調整されたスーパーリーチ演出を設定することもできる。
また、本実施例では、調整手段200がメイン基板102側に設けられた例を説明したが、サブ基板104側に設けてもよい。この場合、図柄決定手段114から特別図柄の情報や変動パターンの情報、調整情報の付与の有無、付加される場合はその内容などのデータがサブ基板104側の調整手段200に送信され、変動時間値の調整等が実行されることになる。また、調整手段200は単独で設けられてもよいし、他の構成手段に含まれてもよい。また、本実施例では遊技状態として確変中か否かで分類したり、時短中であるか否かで分類する例を示したが、他の項目を用いて遊技状態を分類してもよい。例えば、遊技状態を保留球数で分類してもよい。例えば保留球数3未満の場合は、代替調整演出パターンを選択し、3以上場合は調整演出パターンを選択するようにしてもよい。また、特別遊技終了後の変動回数によって遊技状態を分類してもよい。例えば、特別遊技終了後の変動回数が300回未満の場合は、調整演出パターンを選択し、300回以上の場合は代替調整演出パターンを選択するようにしてもよい。また、上述した遊技状態の組合せによって調整演出パターンと代替調整演出パターンのいずれを選択するか決めてもよい。
また、他の実施例として、遊技状態をメイン基板102側で決定している演出モードで分類してもよい。例えば、遊技状態が上述した非確変中であっても、サブ基板104側で決定しているキャラクタが異なる場合がある。このような場合、同じ非確変状態でもキャラクタAを主人公とした演出が行われている場合は、遊技状態Aと定め調整演出パターンを選択するようにできる。一方、同じ非確変状態でもキャラクタBを主人公とした演出が行われている場合は、遊技状態Bと定め代替調整演出パターンを選択するようにしてもよい。この他、演出モードの違いとしては、例えば背景が異なったり、効果音や遊技効果ランプ90の発光状態等が異なる場合を含んでもよい。このように、通常は、キャラクタや背景等によって演出を変更しようとする場合、それに対応する数の変動パターンのデータをメイン基板102側で保持する必要がある。一方、本実施例によれば、メイン基板102側のデータ数を増やすことなく、サブ基板104側の演出決定手段132の処理でメイン基板102側のデータの数を増やした場合と同様な演出を実現することができる。その結果、メイン基板102側のデータ量を増大させることなく演出の幅を広げることが可能になり遊技機としての演出性や嗜好性の向上に寄与できる。また、上述した確変状態のときや時短、非時短の場合も同様に演出モードによる分類が可能であり、同様の効果を得ることができる。また、保留球数による分類、変動回転数による分類を行っている場合でも演出モードによる分類を導入してもよい。
本実施例では、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機について説明したが、変動時間値が定められた演出により当否結果を表示する遊技機であれば、本実施例と同様の効果を得ることができる。例えば、第1種ぱちんこ遊技機を複数融合させた複合機と呼ばれる遊技機や、第1種ぱちんこ遊技機と第2種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機を複合させた遊技機にも本実施例の技術が適用可能である。また、本実施例では、装飾図柄190がスロットマシンのように変動する表示形態を一例に説明したが、例えば、変動時間値に対応する時間内であれば、ムービーなど映像を表示する演出でもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 当否抽選手段による当否判定結果と、当否別のパターン決定抽選値と変動パターンNoの対応関係、各変動パターンの変動時間値、その変動時間値に対応する変動内容の関係を説明する説明図である。 調整情報の付与の有無と、付与された場合に遊技状態によって選択される演出パターンとその演出内容の関係を示す説明図である。 通常演出パターンの表示の推移を説明す説明図である。 調整演出パターンにおける再抽選演出の表示推移を説明す説明図である。 代替調整演出パターンにおけるスーパーリーチ演出の表示推移を説明す説明図である。 代替調整演出パターンにおける救済演出の表示推移を説明す説明図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図10におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図11におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図10のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 116 保留制御手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 124 開閉制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 136 役物制御手段、 140 可動役物、 190 装飾図柄、 192 特別図柄、 200 調整手段。

Claims (4)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動入賞口と、
    前記始動入賞口への入球を契機に当否抽選を実行する抽選手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、前記当否抽選の結果を示す図柄の変動が表示される表示装置と、
    前記当否抽選の結果を示すための図柄の変動開始から停止までの変動時間値を複数保持して前記当否抽選の結果に応じて前記複数の変動時間値からいずれかを選択すると共に、前記変動時間値の長さを調整する調整値と当該調整値を用いた調整方法を示す情報である調整情報を前記変動時間値に付与するか否かを所定の基準に従って決定する図柄決定手段と、
    前記図柄決定手段で前記調整情報を付与する旨の決定がなされた場合に前記調整値を用いて前記変動時間値の長さを調整する調整手段と、
    前記変動時間値に対応した演出時間の演出が定められた演出パターンを複数保持するパターン記憶手段と、
    前記変動時間値に対応する演出パターンを前記パターン記憶手段に保持された演出パターンの中から選択する演出決定手段と、
    前記演出決定手段で選択された演出パターンに従う演出を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
    を含み、
    前記パターン記憶手段は、前記調整手段で調整された変動時間値に対応する演出時間の演出が定められた演出パターンとして、前記調整方法に従う演出を実行する調整演出パターンと、前記調整演出パターンと同等の変動時間値で異なる内容の演出を実行する代替調整演出パターンとを含み、
    前記演出決定手段は、前記調整手段で変動時間値の調整がなされた場合、前記調整演出パターンと前記代替調整演出パターンのいずれかを遊技状態に応じて選択することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技状態が前記調整方法に従う演出の実行が不適切であると定められている遊技状態であるときに、前記調整手段で変動時間値の調整がなされた場合、前記演出決定手段は、前記演出パターンとして、前記代替調整演出パターンを選択することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記図柄決定手段は、前記調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、前記当否抽選の結果を示す図柄の停止図柄が所定図柄であるか否かによって付与を決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記図柄決定手段は、前記調整情報を付与するか否かを決定する所定の基準として、付与決定抽選値を取得し、その結果が所定結果であるか否かによって付与を決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の弾球遊技機。
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