JP2008227687A - 自動利得制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタを用いた積分回路を必要とすることなく、聴感的により優れた自動利得調整回路を実現できるようにする。
【解決手段】自動利得制御回路は、利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部11と、カウント制御信号生成部12と、アップダウンカウンタ13と、利得制御信号生成部14と、ダウンカウントクロック信号生成部15とを備えている。アップダウンカウンタ13は、カウント制御信号生成部12が生成するカウント制御信号に基づいて、アップカウントクロック信号をアップカウントする動作又はダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う。利得制御信号生成部14は、アップダウンカウンタ13のカウント値に対応した利得制御信号を生成する。ダウンカウントクロック信号生成部15は、アップダウンカウンタ13のカウント値に対応した周波数のダウンカウントクロック信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム又は音声システムにおいて、入力信号の振幅に応じて可変利得増幅回路の利得を制御する自動利得制御回路に関する。
通信システム又は音声システム等において、入力信号の振幅に応じて増幅回路の利得を制御する自動利得制御(AGC)回路には、一般にキャパシタを用いた積分回路が用いられている。しかし、このような積分回路において必要とされるキャパシタの静電容量値はかなり大きな値となるため、半導体集積回路に内蔵することが困難である。
キャパシタを用いる必要がなく、半導体集積回路に内蔵することが容易なAGC回路としては、例えば本出願人らが開示しているものがある(例えば、特許文献1を参照。)。従来のAGC回路は、例えば図21に示すように整流器112と電圧比較器113とにより、可変利得増幅部111の出力に応じたカウント制御信号を生成する。カウント制御信号によりアップダウンカウンタ114をアップカウント又はダウンカウントさせ、アップダウンカウンタ114のカウント値に応じた利得制御信号をデジタルアナログ変換器115及び増幅器116により生成する。なお、図21はアップダウンカウンタ114のカウント値が小さいほど可変利得増幅部111の利得が大きくなるように設定された例を示している。
可変利得増幅部111に入力される信号のレベルが大きくなり、可変利得増幅部111の出力が設定した閾値Vthのレベルを超えると、アップダウンカウンタ114のアップカウントが進み可変利得増幅部111の利得が抑制される。一方、可変利得増幅部111の出力が設定した閾値Vthのレベルを越えない場合には、アップカウントが行われずダウンカウントが進むため、可変利得増幅部111の利得が上昇する。
特開2004−274571号公報
しかしながら、前記従来のAGC回路には以下のような問題がある。図22(a)に示すような波形の信号が入力された場合、入力信号レベルが急激に大きくなる期間T3において、アップダウンカウンタ114のアップカウントが進む。これにより、図22(b)に示すように利得制御信号の電圧が上昇し、可変利得増幅部111の利得が抑制され、元の信号レベルを維持しようとする。続いて、期間T4において入力信号のレベルが急激に小さくなると、アップダウンカウンタ114のダウンカウントが進み、利得制御信号の電圧が下降し、可変利得増幅部111の利得を上昇させることにより元の信号レベルを維持しようとする。
しかし、信号レベルを瞬時に同じレベルに戻してしまうと、臨場感や遠近感が損なわれ、聴感的な違和感を生じてしまう。一般に、大きな信号レベルを抑制するアタック動作は素早く行われることが好ましいが、入力信号が小さくなった場合に再び元のレベルにまで戻すリカバリ動作の時間が短すぎると、違和感が大きくなる。このため、図22(c)及び(d)に示すようにダウンカウントクロックの周波数をアップカウントクロックの周波数よりも低くし、リカバリ動作がゆっくり行われるように設定している。
しかし、従来のAGC回路においては、図22(a)に示すような波形の信号が入力された場合の出力信号の変化は図22(e)に示すようになり、リカバリ動作の際に振幅の変化が直線的になる。また、リカバリ動作を終了して振幅が一定になる際に振幅の変化が急になくなる。このため、聴感的に大きな違和感が生じるという問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決し、キャパシタを用いた積分回路を必要とすることなく、聴感的により優れた自動利得調整回路を実現できるようにすることを目的とする。
具体的に本発明に係る第1の自動利得制御回路は、利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、可変利得増幅部の出力に基づいてカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、カウント制御信号に基づいて、アップカウントクロック信号をアップカウントする動作又はダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行うアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタのカウント値に対応した利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、アップダウンカウンタのカウント値に対応した周波数のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする。
第1の自動利得制御回路によれば、アップダウンカウンタのカウント値に対応した周波数のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部を備えているため、リカバリ動作の際に利得制御信号の経時変化が曲線的になる。従って、リカバリ動作の際に可変利得増幅部の出力が滑らかに変化するので、聴感的に違和感がない自動利得制御回路を実現できる。
第1の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、アップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換するデジタルアナログ変換部を有していることが好ましい。このような構成とすることにより、可変利得増幅部の利得を電圧により制御することができる。
本発明の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、デジタルアナログ変換部の出力を増幅する利得制御信号増幅部を有していることが好ましい。このような構成とすることにより、可変利得増幅部の制御に最適な範囲の利得制御信号が得られる。
第1の自動利得制御回路において、ダウンカウントクロック信号生成部は、デジタルアナログ変換部の出力により発振周波数が制御される電圧制御発信回路であることが好ましい。このような構成とすることにより、ダウンカウントクロックの周波数をアップダウンカウンタのカウント値に対応して変化させることができる。
また、ダウンカウントクロック信号生成部は、アップダウンカウンタのカウント値に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つをダウンカウントクロック信号として選択する選択スイッチを有していてもよい。このような構成であっても、ダウンカウントクロックの周波数をアップダウンカウンタのカウント値に対応して変化させることができる。
この場合において、ダウンカウントクロック信号生成部は、デジタルアナログ変換部の出力に対応したデジタルデータを生成するアナログデジタル変換部を有し、選択スイッチは、アナログデジタル変換部の出力により制御されることが好ましい。
第1の自動利得制御回路において、カウント制御信号生成部は、可変利得増幅部の出力を整流する整流回路と、整流回路の出力と閾値電圧とを比較して、比較結果をカウント制御信号として出力する閾値電圧比較部とを有していることが好ましい。
この場合において、閾値電圧は、アップダウンカウンタのカウント値に基づいて決定することが好ましい。このような構成とすることにより、入力信号の変化に応じて出力信号を変化させることができる。聴感的により優れた自動利得制御回路を実現できる。
この場合において、デジタルアナログ変換部の出力を閾値電圧に変換する閾値電圧変換部をさらに備えていることが好ましい。
この場合において、閾値電圧変換部は、利得を変化させることができる増幅器であることが好ましい。このような構成とすることにより、入力信号の振幅レベルに対する出力信号の振幅レベルの変化幅を任意に設定することが可能となる。
本発明に係る第2の自動利得制御回路は、利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、可変利得増幅部の出力に基づいて第1のカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、第1のカウント制御信号に基づいて、第1のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第1のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第1のアップダウンカウンタと、第2のカウント制御信号に基づいて、第2のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第2のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第2のアップダウンカウンタと、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との比較結果に基づいて第2のカウント制御信号を生成すると共に、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値とのうちの大きい方のカウント値に基づいて利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との差に対応した周波数の第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする。
第2の自動利得制御回路によれば、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との差に対応した周波数の第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部を備えているため、リカバリ動作の際に利得制御信号を滑らかに変化させることができる。また、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値とのうちの大きい方のカウント値に基づいて利得制御信号を生成する利得制御信号生成部を備えているため、入力信号の変化に応じて利得制御信号の応答性を変化させることができる。従って、聴感的に違和感のない自動利得制御回路を実現できる。
本発明に係る第3の自動利得制御回路は、利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、可変利得増幅部の出力に基づいて第1のカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、第1のカウント制御信号に基づいて、第1のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第1のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第1のアップダウンカウンタと、第2のカウント制御信号に基づいて、第2のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第2のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第2のアップダウンカウンタと、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との比較結果に基づいて第2のカウント制御信号を生成すると共に、第1のアップダウンカウンタのカウント値に基づいて利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、第1のアップダウンカウンタのカウンタ値と第2のアップダウンカウンタのカウンタ値との差に対応した周波数の第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする。
第3の自動利得制御回路は、第1のアップダウンカウンタのカウンタ値と第2のアップダウンカウンタのカウンタ値との差に対応した周波数の第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部と、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との比較結果に基づいて第2のカウント制御信号を生成すると共に、第1のアップダウンカウンタのカウント値に基づいて利得制御信号を生成する利得制御信号生成部を備えている。このため、リカバリ動作の際に利得制御信号を滑らかに変化させることができ、聴感的に違和感のない自動利得制御回路を実現できる。また、利得制御信号生成部の構成が簡単になるため、回路の占有面積を小さくし、コストも低減することができる。さらに、利得制御信号の供給元を切り換える切換スイッチが不要となるため、切換スイッチのスイッチングノイズ等による出力波形の歪み及び異常信号の発生を抑制できる。
第2の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第1のデジタルアナログ変換部と、第2のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第2のデジタルアナログ変換部と、第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力のうちの一方を選択して利得制御信号として出力する利得制御信号切換スイッチと第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力とを比較して、第2のカウント制御信号を生成する信号生成部とを有し、利得制御信号切換スイッチは、信号生成部において生成された信号により制御されることが好ましい。
第3の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換して、利得制御信号を生成する第1のデジタルアナログ変換部と、第2のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第2のデジタルアナログ変換部と、第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力とを比較して、第2のカウント制御信号を生成する信号生成部とを有していることが好ましい。
第2又は第3の自動利得制御回路において、ダウンカウントクロック信号生成部は、第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差により発振周波数が制御される電圧制御発信回路であることが好ましい。
第2又は第3の自動利得制御回路において、ダウンカウントクロック信号生成部は、第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つを第1のダウンカウントクロックとして選択する選択スイッチとを有していてもよい。
この場合において、ダウンカウントクロック信号生成部は、第1のデジタルアナログ変換部の出力と第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差に対応したデジタルデータを生成するアナログデジタル変換部を有し、選択スイッチは、アナログデジタル変換部の出力により制御することが好ましい。
第3の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換して、利得制御信号を生成する第1のデジタルアナログ変換部と、第1のアップダウンカウンタのカウント値と、第2のアップダウンカウンタのカウント値とを比較演算して第2のカウント制御信号を生成する演算回路とを有していることが好ましい。このような構成とすることにより、デジタルアナログ変換部が一つで済むため、省スペース化及びコストダウンが可能となる。
この場合において、ダウンカウントクロック信号生成部は、演算回路の出力に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つを第1のダウンカウントクロックパルスとして選択する選択スイッチとを有していることが好ましい。
第2又は第3の自動利得制御回路において、利得制御信号生成部は、利得制御信号を増幅する利得制御信号増幅部を有していることが好ましい。
第2又は第3の自動利得制御回路において、カウント制御信号生成部は、可変利得増幅部の出力を整流する整流回路と、整流回路の出力と閾値電圧とを比較して、比較結果を第1のカウント制御信号として出力する閾値電圧比較部とを有していることが好ましい。
第2又は第3の自動利得制御回路において、閾値電圧は、第1のアップダウンカウンタのカウント値に基づいて決定することが好ましい。
この場合において、第1のデジタルアナログ変換部の出力を閾値電圧に変換する閾値電圧変換部をさらに備えていることが好ましい。
この場合において、閾値電圧変換部は、利得を変化させることができる増幅器であることが好ましい。
キャパシタを用いた積分回路を必要とすることなく、聴感的により優れた自動利得調整回路を実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る自動利得調整(AGC)回路の回路構成を示している。図1に示すように第1の実施形態のAGC回路は、可変利得増幅部11の利得を入力信号Vaの値に応じて制御する。可変利得増幅部11は、利得制御端子11aに印加された利得制御信号に応じて利得が変化する。可変利得増幅部11からの出力信号Vbは、カウント制御信号生成部12に入力される。カウント制御信号生成部12は、可変利得増幅部11の出力信号を検波整流する整流部21と、整流部21の出力を閾値電圧と比較する閾値電圧比較部22とを有している。
カウント制御信号生成部12の出力は、アップダウンカウンタ13のカウント制御端子13aに入力される。アップダウンカウンタ13は、カウント制御端子13aに入力されたカウント制御信号の電圧がハイレベルの場合には、アップカウントクロック端子13bに入力されたアップカウントクロックに従いアップカウントを行い、カウント制御信号の電圧がローレベルの場合には、ダウンカウントクロック端子13cに入力されたダウンカウントクロックに従いダウンカウントを行う。
アップダウンカウンタ13のカウント値は、利得制御信号生成部14により可変利得増幅部11の利得を制御する利得制御信号に変換される。利得制御信号生成部14は、アップダウンカウンタ13のカウント値を電圧に変換する、デジタルアナログ(D/A)変換部31と、D/A変換部31の出力を増幅する利得制御信号増幅部32とを有している。
アップダウンカウンタ13のアップカウントクロック端子13b及びダウンカウントクロック端子13cには、それぞれアップカウントクロックとダウンカウントクロックとが入力される。アップカウントクロックは、アップカウントクロック生成部(図示せず)によって発生させた周波数が固定のクロック信号である。なお、アップカウントクロック生成部は、所定の周波数のクロック信号が得られればどのようなものであってもよい。
ダウンカウントクロックは、ダウンカウントクロック生成部15によって生成される。ダウンカウントクロック生成部15は、アップダウンカウンタ13のカウント値に対応した周波数のクロックパルスを発生させる。本実施形態のダウンカウントクロック生成部15は、D/A変換部31の出力により制御される電圧制御発信(VCO)部41である。
なお、本実施形態においては、可変利得増幅部11は、利得制御端子11aに印加される電圧が高いほど利得が小さくなる特性を有し、VCO部41は発信制御端子41aに印加される電圧が高いほど発振周波数が高くなる特性を有している。
以下に、第1の実施形態に係るAGC回路の動作について説明する。まず、ゲインコントロールの基本的な動作について説明する。
図2は(a)〜(f)はそれぞれ、可変利得増幅部11の出力Vb、整流部21の出力、カウント制御信号生成部12の出力、アップカウントクロック、ダウンカウントクロック及びD/A変換部31の出力Vcの波形をそれぞれ示している。なお、説明を簡略化するために、アップカウントクロック及びダウンカウントクロックは、それぞれ周波数が一定のクロックパルスであるとし、出力Vbは正弦波であるとしている。
図2(a)に示すような波形の可変利得増幅部11の出力Vbは、整流部21により整流され図2(b)に示すような脈流波形とされた後、閾値電圧比較部22に入力される。閾値電圧比較部22は、あらかじめ設定された閾値電圧Vthと整流部21の出力とを比較し、図2(c)に示すようなパルス波形を出力する。カウント制御信号生成部12の出力は、アップダウンカウンタ13のカウント制御端子13aに入力される。従って、可変利得増幅部11の出力Vbのレベルが高いほど、カウント制御端子13aの電圧がハイレベルとなる時間が長くなる。
一方、アップダウンカウンタ13のアップカウントクロック端子13bには、図2(d)に示すようなアップカウントクロックが入力されており、ダウンカウントクロック端子13cには、図2(e)に示すようなダウンカウントクロックが入力されている。
アップダウンカウンタ13は、カウント制御端子13aの電圧がハイレベルである期間T1においては、アップカウントクロックに従いアップカウントを行う。一方、カウント制御端子13aの電圧がローレベルである期間T2においては、ダウンカウントクロックに従いダウンカウントを行う。従って、アップダウンカウンタ13は、アップカウントとダウンカウントとを繰り返し、D/A変換部31の出力Vcは図2(f)に示すようになる。
D/A変換部31の出力Vcが高くなると可変利得増幅部11の利得が低下し、出力信号Vbのレベルが低下するため、ダウンカウントが進む。これにより、D/A変換部31の出力Vcが低くなるため、今度は可変利得増幅部11の利得が上昇する。これにより、出力信号Vbのレベルが上昇するため、アップカウントが進む。これを繰り返すことにより、可変利得増幅部11の出力信号Vbのレベルは一定のレベルに収束する。
図2(d)及び(e)に示すようにアップカウントクロックに比べダウンカウントクロックの周波数を低く設定すると、アップカウントは速く進み、ダウンカウントはゆっくり進む。従って、上昇した出力信号Vbのレベルを元に戻すアタック動作は素早く行われ、下降した出力信号Vbのレベルを元に戻すリカバリ動作はゆっくり行われる。例えば、アップカウントクロックの周波数を250KHzとし、ダウンカウントクロックの周波数を250Hzとすると、アタック動作に要する時間は1ミリ秒となり、リカバリ動作に要する時間は1秒となる。
本実施形態のAGC回路においては、ダウンカウントクロックがD/A変換部31の出力Vcによって制御されるVCO部41によって供給されており、D/A変換部31の出力Vcの電圧が高いほど、ダウンカウントクロックの周波数が高くなる。従って、リカバリ動作における可変利得増幅部11の利得の変化は、可変利得増幅部11の利得が低いほど大きくなる。
可変利得増幅部11に入力される入力信号Vaが、図3(a)に示すように期間T3において振幅が急激に大きくなり、期間T4において振幅が急激に小さくなる信号である場合を想定する。この場合、図3(b)に示すように期間T3においてD/A変換部31の出力Vcは上昇し、可変利得増幅部11の利得を抑制するアタック動作が行われる。また、アタック動作は素早く行われるため、図3(d)に示すように、期間T3において出力信号Vbの変動はほとんどない。
一方、期間T4において入力信号Vaの振幅が急激に小さくなると、D/A変換部31の出力Vcの電圧は降下し、可変利得増幅部11の利得を増大させるリカバリ動作が行われる。リカバリ動作の初期においては、D/A変換部31の出力Vcの電圧が高いため、図3(c)に示すようにVCO部41によって生成するダウンカウントクロックの周波数が高い。このため、ダウンカウントが速く進み、D/A変換部31の出力Vcの低下率が大きくなり、可変利得増幅部11の利得は大きく上昇する。しかし、D/A変換部31の出力Vcが上昇すると、図3(c)に示すようにダウンカウントクロックの周波数が低くなるため、ダウンカウントの速度が低下し、D/A変換部31の出力Vcの低下率は小さくなる。このため、出力信号Vbは直線的に回復するのではなく、図3(d)に示すようにカーブを描いて滑らかに回復する。これにより、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的な違和感を低減することができる。
(第1の実施形態の第1変形例)
第1の実施形態において、ダウンカウントクロック生成部15として、VCO部を用いたが、他の方法を用いてダウンカウントクロックを発生させてもよい。例えば、図4に示すように、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスを発生させるクロックパルス発生部(図示せず)から供給されたクロックパルスをクロック信号選択スイッチ42により切り換える構成としてもよい。図4においてクロック信号選択スイッチ42は3入力1出力の切換スイッチであり、D/A変換部31の出力Vcによって制御される。具体的には、D/A変換部31の出力Vcを増幅部44により増幅した後、アナログデジタル(A/D)変換部43によりデジタルデータに変換することによりクロック信号選択スイッチ42の制御信号としている。
このような構成とした場合の動作を図5に示す。期間T3において入力信号Vaのレベルが上昇すると、D/A変換部31の出力Vcが上昇する。これにより、クロック信号選択スイッチ42は、周波数が高いCL1を選択する。このため、期間T4において入力信号Vaのレベルが急激に低下した場合には、アップダウンカウンタ13は周波数が高いCL1に基づいてダウンカウントを行う。従って、D/A変換部31の出力Vcは急速に低下し、可変利得増幅部11の利得が急上昇し、出力信号Vbの振幅は急激に大きくなる。D/A変換部31の出力Vcの上昇に伴い、クロック信号選択スイッチ42はCL1よりも周波数が低いCL2を選択する。これによりダウンカウントの速度が遅くなり、D/A変換部31の出力Vcの変化率は小さくなる。従って、出力信号Vbの変化率も小さくなる。さらに、D/A変換部31の出力Vcが上昇すると、クロック信号選択スイッチ42はCL2よりも周波数が低いCL3を選択する。これによりD/A変換部31の出力Vcの変化率はさらに小さくなる。
この場合には、ダウンカウントクロックが段階的に変化するため、リカバリ動作の際の波形の変化が粗くなるが、聴覚的な違和感を抑える効果を十分得ることができる。また、図4ではダウンクロックの周波数を3段階に変化させているが、図6(a)及び(b)に示すように切換段数を多くすることにより、リカバリ動作の際の波形の変化をより細かくすることができる。
本変形例においてはD/A変換部の出力を再びA/D変換することによりクロック信号選択スイッチの制御信号を発生させているが、図7に示すようにクロック信号選択スイッチ42とアップダウンカウンタ13とを直接接続してもよい。
また、ダウンカウントクロックの周波数をアップダウンカウンタのカウント値に応じて変化されることができればよく、クロックパルス発生部の発振周波数自体を変化させるような構成としてもよい。
(第1の実施形態の第2変形例)
第1の実施形態において、カウント制御信号を生成するための閾値電圧Vthを一定の電圧とする例を示したが、閾値電圧をD/A変換部31の出力Vcに基づいて生成する構成としてもよい。例えば、図8に示すように、D/A変換部31の出力Vcを電圧増幅器からなる閾値電圧変換部51により所定の電圧に変換した後、閾値電圧比較部22に入力すればよい。このような構成とすることにより、アップダウンカウンタ13のアップカウント動作と、ダウンカウント動作とを切り換える閾値電圧Vthを、入力信号Vaの大きさに対応して変化させることができる。このため、出力信号Vbを常に一定のレベルに保つのではなく、入力信号Vaの大きさに応じて出力信号Vbの大きさを変化させることができる。従って、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的な奥行きや遠近感のある音声信号を出力することが可能となる。
この場合の動作を以下に説明する。図9は本変形例のAGC回路における各部の信号波形を示している。例えば、図9(a)に示すように可変利得増幅部11に入力される入力信号Vaの振幅レベルがVa1から上昇してVa2となるとする。この場合、D/A変換部31の出力Vcは、図9(b)に示すようにVc1からVc2に上昇する。同時に、閾値電圧は、図9(c)に示すようにVth1からVth2にΔVthだけ上昇する。これにより、出力信号は、図9(d)に示すようにVb1からVb2まで、ΔVbだけ上昇する。
つまり、図10に示すように、AGC機能がオン状態であっても、入力信号のレベルに応じて出力信号のレベルが上昇する。これにより、これにより、聴感的な奥行きや遠近感のある音声信号を得ることができる。
なお、第1の実施形態の第1変形例のようにダウンカウントクロックを段階的に変化させる構成において、閾値電圧VthをD/A変換部31の出力Vcに基づいて生成してもよい。また、閾値電圧変換部51を電圧増幅器としたが、D/A変換部31の出力Vcに基づいて閾値電圧Vthを生成できればどのような構成としてもよい。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図11は第2の実施形態に係るAGC回路の回路構成を示している。利得制御端子11aに印加された電圧に応じて利得が変化する可変利得増幅部11の出力は、カウント制御信号生成部12に入力される。カウント制御信号生成部12は、可変利得増幅部11の出力信号を検波整流する整流部21と、整流部21の出力を閾値電圧と比較する閾値電圧比較部22とを有している。
カウント制御信号生成部12の出力は、第1のアップダウンカウンタ16の第1のカウント制御端子16aと接続されている。第1のアップダウンカウンタ16は、第1のカウント制御端子16aに印加された第1のカウント制御信号の電圧がハイレベルの場合には、第1のアップカウントクロック端子16bに入力された第1のアップカウントクロックに従いアップカウントを行い、第1のカウント制御信号の電圧がローレベルの場合には、第1のダウンカウントクロック端子16cに入力された第1のダウンカウントクロックに従いダウンカウントを行う。
本実施形態のAGC回路は、第2のアップダウンカウンタ17を有している。第2のアップダウンカウンタ17は、第2のカウント制御端子17aに印加された第2のカウント制御信号の電圧がハイレベルの場合には、第2のアップカウントクロック端子17bに入力された第2のアップカウントクロックに従いアップカウントを行い、第2のカウント制御信号の電圧がローレベルの場合には、第2のダウンカウントクロック端子17cに入力された第2のダウンカウントクロックに従いダウンカウントを行う。
第1のアップダウンカウンタ16のカウント値及び第2のアップダウンカウンタ17のカウント値から、利得制御信号生成部14により可変利得増幅部11の利得を制御する利得制御信号が生成される。利得制御信号生成部14は、第1のアップダウンカウンタ16のカウント値を電圧に変換する第1のD/A変換部33と、第2のアップダウンカウンタ17のカウント値を電圧に変換する第2のD/A変換部34とを有している。第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力とは、利得制御信号切換スイッチ35に入力される。利得制御信号切換スイッチ35のスイッチ制御端子35aは、電圧比較器である切換信号生成部36の出力と接続されている。切換信号生成部36は、第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力とを比較する。従って、第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力のうちの大きい方が利得制御信号切換スイッチ35により選択されて出力される。利得制御信号切換スイッチ35の出力は利得制御信号増幅部32により増幅され可変利得増幅部11の利得制御端子11aに入力される。
切換信号生成部36の出力は、第2のアップダウンカウンタ17の第2のカウント制御端子17aとも接続されている。これにより、第2のアップダウンカウンタ17は、第1のD/A変換部33の出力が第2のD/A変換部34の出力よりも大きい場合にはアップカウント動作を行い、第1のD/A変換部33の出力が第2のD/A変換部34の出力よりも小さい場合にはダウンカウント動作を行う。
本実施形態の第1のダウンカウントクロックは、VCO部41からなるダウンカウントクロック生成部15により生成される。VCO部41は、第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力との電位差によって制御される。つまり、第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力との電位差が大きいほど高い周波数の第1のダウンカウントクロックが供給される。第1のアップカウントクロック、第2のアップカウントクロック及び第2のダウンカウントクロックは、それぞれクロック生成部(図示せず)により供給される周波数が固定されたクロックパルスである。
以下に、第2の実施形態のAGC回路の動作について図面を参照して説明する。第2の実施形態のAGC回路は、アップダウンカウンタを2つ用い、それぞれにカウント動作用クロックとして周波数が異なるクロックを供給している。例えば、音声信号処理に用いる場合には、検波整流された信号のリップルが利得制御信号中に残ると、歪みが発生する。これを抑制するため、第2のダウンカウントクロックの周波数は、一般的に可変利得増幅において増幅する信号の周波数よりも低く設定する。また、アップカウントクロックに関しても差をつけ、第1のアップカウントクロックの周波数は、第2のアップカウントクロックの周波数よりも1000倍程度高く設定することが好ましい。
一方、第1のダウンカウントクロックは、VCO部41により供給される。VCO部41は、第1のD/A変換部33の出力と第2のD/A変換部34の出力との電位差がゼロに近い場合には、第2のダウンカウントクロックとほぼ同じ周波数のクロックパルスを生成し、電位差が大きくなると第2のダウンカウントクロックよりも高い周波数のクロックパルスを生成する。
第2の実施形態のAGC回路に、図12(a)に示すような期間T3において振幅が急激に大きくなり、期間T4において振幅が急激に小さくなる信号が入力された場合を想定する。この場合、図12(b)に示すように期間T3において第1のアップダウンカウンタ16はアップカウントが進むため、第1のD/A変換部33の出力Vcは上昇する。これにより、第1のD/A変換部33の出力Vcが第2のD/A変換部34の出力Vdよりも高くなり、切換信号生成部36の出力はハイレベルとなる。これにより、第2のアップダウンカウンタ17もアップカウントを開始する。しかし、第2のアップカウントクロックの周波数は、第1のアップカウントクロックの周波数よりも低いため、第2のD/A変換部34の出力Vdの上昇率は、第1のD/A変換部33の出力Vcの上昇率に比べて小さい。従って、切換信号生成部36の出力はハイレベルを維持し、利得制御信号切換スイッチ35は第1のD/A変換部33の出力を選択して出力し、可変利得増幅部11の利得は、第1のD/A変換部33の出力により制御される。その結果、迅速なアタック動作が行われ、図12(e)に示すように出力信号の振幅はほとんど変化しない。
一方、期間T4において入力信号Vaの振幅が急激に小さくなると、第1のアップダウンカウンタ16はダウンカウントを開始する。この際に、第1のD/A変換部33の出力Vcと第2のD/A変換部34の出力Vdとの電位差が大きいためVCO部41により供給される第1のダウンカウントクロックの周波数は、図12(c)及び(d)に示すように第2のダウンカウントクロックの周波数よりも高くなっている。このため、第1のアップダウンカウンタのダウンカウントは速く進み、第1のD/A変換部33の出力Vcは急激に低下し、可変利得増幅部11の利得は大きく上昇する。
この時点においても、第1のD/A変換部33の出力Vcは、第2のD/A変換部34の出力Vdよりも大きいため、第2のアップダウンカウンタ17はアップカウントを続け、第2のD/A変換部34の出力Vdはゆっくりと上昇を続ける。従って、第1のD/A変換部33の出力Vcと第2のD/A変換部34の出力との電位差は次第に小さくなり、VCO部41が供給する第1のダウンカウントクロックの周波数は、次第に低下する。これにより、第1のアップダウンカウンタ16のダウンカウントの速度が低下し、第1のD/A変換部33の出力Vcの低下率は小さくなる。このため、可変利得増幅部11の利得の上昇が次第に小さくなり、出力信号Vbは直線的に回復するのではなく、図12(e)に示すようにカーブを描いて滑らかに回復する。
さらに、第1のD/A変換部33の出力Vcの電圧が低下し、第2のD/A変換部34の出力Vdよりも小さくなると、切換信号生成部36の出力はローレベルとなる。このため、可変利得増幅部11の利得は、第2のD/A変換部34の出力Vdにより制御される。また、第2のアップダウンカウンタ17もダウンカウントを開始する。この時点において、第1のダウンカウントクロックの周波数と、第2のダウンカウントクロックの周波数とはほぼ同じであるため、利得制御信号が第2のD/A変換部34の出力Vdに切り替わった後も、出力信号Vbは滑らかに変化する。これにより、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的な違和感を低減することができる。
(第2の実施形態の第1変形例)
第2の実施形態において、第1のダウンカウントクロックの周波数を変化させるために、VCO部を用いたが、第1の実施形態の第1変形例のように、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスを発生させるクロックパルス発生部(図示せず)から供給されたクロックパルスをクロック切換スイッチにより切り換える構成としてもよい。例えば、図13に示すように、ダウンカウントクロック生成部15を、クロック信号選択スイッチ42と、切換信号生成部36の出力を増幅する増幅部44と、増幅部44の出力をデジタルデータに変換するA/D変換部43とにより構成すればよい。
このような構成とした場合には、ダウンカウントクロックが段階的に変化するため、リカバリ動作の際の波形の変化が粗くなるが、聴覚的な違和感を抑える効果を十分得ることができる。また、図13ではダウンクロックの周波数を3段階に変化させているが、切換段数を多くすることにより、リカバリ動作の際の波形の変化をより細かくすることができる。
また、第1のアップダウンカウンタのカウント値と第2のアップダウンカウンタのカウント値との差に応じて第1のダウンカウントクロックの周波数を変化させることができればどのような構成としてもよい。
(第2の実施形態の第2変形例)
また、カウント制御信号を生成するための閾値電圧を一定の電圧とする例を示したが、第1の実施形態の第2変形例と同様に、閾値電圧を第1のD/A変換部33の出力Vcに基づいて生成する構成としてもよい。例えば、図14に示すように、第1のD/A変換部33の出力Vcを電圧増幅器からなる閾値電圧変換部51により所定の閾値電圧に変換した後、閾値電圧比較部22に入力すればよい。このような構成とすることにより、第1のアップダウンカウンタ16のアップカウント動作と、ダウンカウント動作とを切り換えるための閾値電圧Vthを、入力信号の大きさに対応して変化させることができる。このため、出力信号を常に一定のレベルに保つのではなく、入力信号の大きさに応じて出力信号の大きさを変化させることができる。従って、例えば音声信号処理に使用した場合、聴感的な奥行きや遠近感のある音声信号を出力することが可能となる。
また、図15に示すように、閾値電圧変換部51を通常の電圧増幅器に代えて利得を制御できる可変増幅器51Bとし、第1のD/A変換部33の出力Vcが閾値電圧に寄与する寄与度を変化させてもよい。このようにすることにより、AGC機能のオン状態で入力信号の振幅レベルに応じた出力信号の振幅レベルの変化幅を任意に設定することができる。
例えば、可変増幅器51Bの利得を図16のL1に示すようにすれば、入力レベルがVa1の場合の出力レベルがVb1となり、入力レベルがVa2の場合の出力レベルがVb2となる。出力レベルの変化を小さくしたい場合には、可変増幅器51Bの利得をL2とすることにより、入力レベルがVa1からVa2に変化すると、出力レベルはVb1からVb3に変化する。逆に出力レベルの変化を大きくしたい場合には、可変増幅器51Bの利得をL3とすることにより、入力レベルがVa1からVa2に変化すると、出力レベルはVb1からVb4に変化する。これにより、AGC機能がオン状態においても入力信号の振幅レベルに応じた出力信号の振幅レベルの変化幅を任意に設定することができるさらに優れたAGC回路を実現できる。なお、可変増幅器51Bの利得は、何段階に変化させてもかまわない。また、連続的に変化させてもかまわない。なお、第1の実施形態の第2変形例の回路においても、閾値電圧変換部を可変増幅器とすることができる。
また、ダウンカウントクロック生成部15をVCO部に代えて、第2の実施形態の第1変形例に示したように、クロックパルスを選択する選択スイッチとしてもよい。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図17は本発明の第3の実施形態に係るAGC回路の回路構成を示している。図17において図13同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図17に示すように、本実施形態のAGC回路は、利得制御信号を第1のD/A変換部33の出力Vcを増幅することにより生成している。
利得制御信号の供給元が切り換わることにより、利得制御信号の波形に歪が生じたり、本来入力されていない周波数の信号が発生したりするおそれがある。また、信号の切換を行う切換回路がスイッチングノイズ等を発生させ、利得制御信号の波形が歪んだり、異常信号が発生したりするおそれがある。しかし、本実施形態のAGC回路は、出力選択部が不要であるため、利得制御信号の波形の歪み及び以上信号の発生を抑えることができる。また、リカバリ動作における出力信号の波形を曲線的かつ滑らかにすることができるさらに優れたAGC回路を実現することができる。
第3の実施形態のAGC回路においても、図18に示すように閾値電圧Vthを第1のD/A変換部33の出力Vcにより発生させてもよい。この場合には、閾値電圧変換部51を利得が制御可能な可変増幅器としてもよい。また、ダウンカウントクロック生成部15をVCO部としてもよい。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。図19は第4の実施形態に係るAGC回路の回路構成を示している。図19において図17と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図19に示すように本実施形態のAGC回路は、第2のアップダウンカウンタ17の第2のカウント制御端子17aに入力する信号を、第1のアップダウンカウンタ16の出力と第2のアップダウンカウンタ17の出力との差をデジタルデータとして出力する演算回路37により生成している。また、第1のダウンカウントクロックは、クロック信号選択スイッチ42を演算回路37により生成したデジタルデータにより切り換えることにより段階的に切り換えている。
このような回路構成とすることにより、第2のD/A変換部及び電圧比較器が不要となる。また、クロック信号選択スイッチ42を駆動するための増幅部及びAD変換部も不要となり、コストダウン及び省スペース化を実現できる。
なお、図20に示すように閾値電圧変換部51を設け、閾値電圧Vthを第1のD/A変換部33の出力Vcに基づいて発生させてもよい。この場合に、閾値電圧変換部51を利得が制御可能な可変増幅器としてもよい。また、ダウンカウントクロック生成部15は、第1のD/A変換部33の出力Vcにより制御するVCO部等としてもよい。
各実施形態及び変形例において、可変利得増幅部11の利得制御が電圧方式の場合を示したが、可変利得増幅部11の利得制御方式は、電流方式等の他の方式であってもよい。この場合には、アップダウンカウンタのカウント値を利得制御信号に変換するためのD/A変換部及び利得制御信号生成部の回路構成を適宜変更すればよい。
以上、本発明の具体的実施形態について詳細に説明したが、本発明は、これら具体例に限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに、種々の変形が可能である。
本発明に係る自動利得制御回路は、キャパシタを用いた積分回路を必要とすることなく、聴感的により優れた自動利得調整回路を実現でき、通信システム又は音声システムにおいて、入力信号の振幅に応じて可変利得増幅回路の利得を制御する自動利得制御回路等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るAGC回路を示すブロック図である。 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係るAGC回路の基本動作における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の第1変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態の第1変形例に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態の第1変形例に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の第2変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の第3変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態の第3変形例に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の第3変形例に係るAGC回路における入力信号と出力信号との相関を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るAGC回路を示すブロック図である。 (a)〜(e)は本発明の第2の実施形態に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。 本発明の第2の実施形態の第1変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例に係るAGC回路における入力信号と出力信号との相関を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るAGC回路の変形例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るAGC回路を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るAGC回路の変形例を示すブロック図である。 従来例に係るAGC回路を示すブロック図である。 (a)〜(e)は従来例に係るAGC回路における各部の信号波形をそれぞれ示すグラフである。
符号の説明
11 可変利得増幅部
11a 利得制御端子
12 カウント制御信号生成部
13 アップダウンカウンタ
13a カウント制御端子
13b アップカウントクロック端子
13c ダウンカウントクロック端子
14 利得制御信号生成部
15 ダウンカウントクロック生成部
16 第1のアップダウンカウンタ
16a 第1のカウント制御端子
16b 第1のアップカウントクロック端子
16c 第1のダウンカウントクロック端子
17 第2のアップダウンカウンタ
17a 第2のカウント制御端子
17b 第2のアップカウントクロック端子
17c 第2のダウンカウントクロック端子
21 整流部
22 閾値電圧比較部
31 D/A変換部
32 利得制御信号増幅部
33 第1のD/A変換部
34 第2のD/A変換部
35 利得制御信号切換スイッチ
35a スイッチ制御端子
36 切換信号生成部
37 演算回路
41 VCO部
41a 発信制御端子
42 クロック信号選択スイッチ
43 A/D変換部
44 増幅部
51 閾値電圧変換部
51B 可変増幅器

Claims (24)

  1. 利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、
    前記可変利得増幅部の出力に基づいてカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、
    前記カウント制御信号に基づいて、アップカウントクロック信号をアップカウントする動作又はダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行うアップダウンカウンタと、
    前記アップダウンカウンタのカウント値に対応した前記利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、
    前記アップダウンカウンタのカウント値に対応した周波数の前記ダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 前記利得制御信号生成部は、前記アップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換するデジタルアナログ変換部を有していることを特徴とする請求項1に記載の自動利得制御回路。
  3. 前記利得制御信号生成部は、前記デジタルアナログ変換部の出力を増幅する利得制御信号増幅部を有していることを特徴とする請求項2に記載の自動利得制御回路。
  4. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、前記デジタルアナログ変換部の出力により発振周波数が制御される電圧制御発信回路であることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動利得制御回路。
  5. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、
    前記アップダウンカウンタのカウント値に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つを前記ダウンカウントクロック信号として選択する選択スイッチを有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動利得制御回路。
  6. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、前記デジタルアナログ変換部の出力に対応したデジタルデータを生成するアナログデジタル変換部を有し、
    前記選択スイッチは、前記アナログデジタル変換部の出力により制御されることを特徴とする請求項5に記載の自動利得制御回路。
  7. 前記カウント制御信号生成部は、
    前記可変利得増幅部の出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力と閾値電圧とを比較して、比較結果を前記カウント制御信号として出力する閾値電圧比較部とを有していることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の自動利得制御回路。
  8. 前記閾値電圧は、前記アップダウンカウンタのカウント値に基づいて決定することを特徴とする請求項7に記載の自動利得制御回路。
  9. 前記デジタルアナログ変換部の出力を前記閾値電圧に変換する閾値電圧変換部をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の自動利得制御回路。
  10. 前記閾値電圧変換部は、利得を変化させることができる増幅器であることを特徴とする請求項9に記載の自動利得制御回路。
  11. 利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、
    前記可変利得増幅部の出力に基づいて第1のカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、
    前記第1のカウント制御信号に基づいて、第1のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第1のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第1のアップダウンカウンタと、
    第2のカウント制御信号に基づいて、第2のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第2のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第2のアップダウンカウンタと、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値と前記第2のアップダウンカウンタのカウント値との比較結果に基づいて前記第2のカウント制御信号を生成すると共に、前記第1のアップダウンカウンタのカウント値と前記第2のアップダウンカウンタのカウント値とのうちの大きい方のカウント値に基づいて前記利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値と前記第2のアップダウンカウンタのカウント値との差に対応した周波数の前記第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする自動利得制御回路。
  12. 利得制御信号により利得が制御される可変利得増幅部と、
    前記可変利得増幅部の出力に基づいて第1のカウント制御信号を生成するカウント制御信号生成部と、
    前記第1のカウント制御信号に基づいて、第1のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第1のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第1のアップダウンカウンタと、
    第2のカウント制御信号に基づいて、第2のアップカウントクロック信号をアップカウントする動作又は第2のダウンカウントクロック信号をダウンカウントする動作を行う第2のアップダウンカウンタと、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値と前記第2のアップダウンカウンタのカウント値との比較結果に基づいて前記第2のカウント制御信号を生成すると共に、前記第1のアップダウンカウンタのカウント値に基づいて前記利得制御信号を生成する利得制御信号生成部と、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウンタ値と前記第2のアップダウンカウンタのカウンタ値との差に対応した周波数の前記第1のダウンカウントクロック信号を生成するダウンカウントクロック信号生成部とを備えていることを特徴とする自動利得制御回路。
  13. 前記利得制御信号生成部は、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第1のデジタルアナログ変換部と、
    前記第2のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第2のデジタルアナログ変換部と、
    前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力のうちの一方を選択して前記利得制御信号として出力する利得制御信号切換スイッチと
    前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力とを比較して、前記第2のカウント制御信号を生成する信号生成部とを有し、
    前記利得制御信号切換スイッチは、前記信号生成部において生成された信号により制御されることを特徴とする請求項11に記載の自動利得制御回路。
  14. 前記利得制御信号生成部は、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換して、前記利得制御信号を生成する第1のデジタルアナログ変換部と、
    前記第2のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換する第2のデジタルアナログ変換部と、
    前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力とを比較して、前記第2のカウント制御信号を生成する信号生成部とを有していることを特徴とする請求項12に記載の自動利得制御回路。
  15. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差により発振周波数が制御される電圧制御発信回路であることを特徴とする請求項13又は14に記載の自動利得制御回路。
  16. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、
    前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つを前記第1のダウンカウントクロックとして選択する選択スイッチとを有していることを特徴とする請求項13又は14に記載の自動利得制御回路。
  17. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、前記第1のデジタルアナログ変換部の出力と前記第2のデジタルアナログ変換部の出力との電圧差に対応したデジタルデータを生成するアナログデジタル変換部を有し、
    前記選択スイッチは、前記アナログデジタル変換部の出力により制御することを特徴とする請求項16に記載の自動利得制御回路。
  18. 前記利得制御信号生成部は、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値を電圧に変換して、前記利得制御信号を生成する第1のデジタルアナログ変換部と、
    前記第1のアップダウンカウンタのカウント値と、前記第2のアップダウンカウンタのカウント値とを比較演算して前記第2のカウント制御信号を生成する演算回路とを有していることを特徴とする請求項12に記載の自動利得制御回路。
  19. 前記ダウンカウントクロック信号生成部は、
    前記演算回路の出力に基づいて、互いに周波数が異なる複数のクロックパルスのうちの1つを前記第1のダウンカウントクロックパルスとして選択する選択スイッチとを有していることを特徴とする請求項18に記載の自動利得制御回路。
  20. 前記利得制御信号生成部は、前記利得制御信号を増幅する利得制御信号増幅部を有していることを特徴とする請求項13から18のいずれか1項に記載の自動利得制御回路。
  21. 前記カウント制御信号生成部は、
    前記可変利得増幅部の出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力と閾値電圧とを比較して、比較結果を前記第1のカウント制御信号として出力する閾値電圧比較部とを有していることを特徴とする請求項13から20のいずれか1項に記載の自動利得制御回路。
  22. 前記閾値電圧は、前記第1のアップダウンカウンタのカウント値に基づいて決定することを特徴とする請求項21に記載の自動利得制御回路。
  23. 前記第1のデジタルアナログ変換部の出力を前記閾値電圧に変換する閾値電圧変換部をさらに備えていることを特徴とする請求項22に記載の自動利得制御回路。
  24. 前記閾値電圧変換部は、利得を変化させることができる増幅器であることを特徴とする請求項23に記載の自動利得制御回路。
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