JP3854908B2 - デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路 - Google Patents

デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3854908B2
JP3854908B2 JP2002226139A JP2002226139A JP3854908B2 JP 3854908 B2 JP3854908 B2 JP 3854908B2 JP 2002226139 A JP2002226139 A JP 2002226139A JP 2002226139 A JP2002226139 A JP 2002226139A JP 3854908 B2 JP3854908 B2 JP 3854908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
frequency
digital
vco
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002226139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004072244A (ja
Inventor
孝志 青山
弘 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
NSC Co Ltd
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Nigata Semitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Nigata Semitsu Co Ltd filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2002226139A priority Critical patent/JP3854908B2/ja
Priority to US10/523,209 priority patent/US20060034409A1/en
Priority to PCT/JP2003/009454 priority patent/WO2004013968A1/ja
Priority to CNA038186292A priority patent/CN1675839A/zh
Priority to TW092120933A priority patent/TW200403927A/zh
Publication of JP2004072244A publication Critical patent/JP2004072244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3854908B2 publication Critical patent/JP3854908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0991Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
    • H03L7/0992Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider comprising a counter or a frequency divider
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルVCO(Voltage Controlled Oscillator)とそのデジタルVCOを用いたPLL(Phase Locked Loop)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)は、従来のVCOの一例を示す図である。
図4(a)に示すように、従来におけるVCO40は、例えば、2つの定電流源41と、2つのスイッチ42と、コンデンサ43と、コンパレータ44と、可変基準電圧回路45とから構成される。
【0003】
VCO40において、定電流源41の電流量は、制御電圧Vinに基づいて可変され、スイッチ42のON/OFFの動作は、コンパレータ44の出力信号に基づいて制御されている。このように、制御電圧Vin及びコンパレータ44の出力発振信号(以下、発振信号という)に基づいて、定電流源41の電流量及びスイッチ42の動作を制御することによりコンデンサ43で充放電される電流量を可変させ、コンパレータ44のON/OFFの動作を制御し、コンパレータ44から出力される発振信号の周波数を可変させている。なお、可変基準電圧回路45から出力される基準電圧は、コンパレータ44から出力される発振信号のHighレベル又はLowレベルに基づいて可変され、コンパレータ44の−端子に入力される。
【0004】
また、図4(b)に示すVCOも従来のVCOの一例を示す図である。
図4(b)に示すVCO46は、リングオシレータと呼ばれるもので、インバータ47から出力される発振信号をインバータ47の入力部に戻すことにより、所定の周波数をもつ発振信号を生成している。発振信号の周波数は、連結されるインバータ47の個数やインバータ47に入力されるバイアス電流に応じて所定の周波数に可変することができ、例えば、定電流源48に入力されるバイアス電流量を増やすことによって、インバータ47の信号切替動作時間を短くし、発振信号の周波数を高くすることができる。
【0005】
このように、従来のVCOは、入力される制御電圧Vin(アナログ値)に基づいて、発振信号の周波数を可変させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のVCOの出力する発振信号の周波数は、VCOを構成するトランジスタ(不図示)、コンデンサ43、又は、抵抗(不図示)などの素子の特性に大きく依存しており、それぞれの素子の特性がばらつくと、VCOのフリーラン周波数が大きくばらついてしまうということがあった。
【0007】
そして、上記VCOをPLL回路に適用する場合において、フリーラン周波数が大きくばらついてしまうと、そのフリーラン周波数がキャプチャレンジから外れてしまい入力信号の位相をロックすることができなくなり、PLL回路として機能しなくなるという問題があった。
【0008】
そこで、従来では、このようなフリーラン周波数のばらつきを抑えるために、上記VCOに、ばらつき調整回路を設けていた。
図4(c)は、例えば、図4(a)のVCO40に、ばらつき調整回路50を備えた回路構成を示す図である。
【0009】
図4(c)に示すばらつき調整回路50は、コンパレータ44から出力される発振信号の周波数が所望の周波数になるように、ばらつき防止制御電圧Vinbを定電流源41に与え、VCOを構成する素子の特性によるフリーラン周波数のばらつきを抑えている。すなわち、従来のVCOは、製品出荷前に、発振信号の周波数をモニタし、そのモニタされた周波数に基づいて発振信号の周波数を制御することによって、素子の特性のばらつきを補正している。
【0010】
しかしながら、図4(c)に示すように、ばらつき調整回路50を備え、フリーラン周波数がばらつかないように設定しても、例えば、製品出荷後、ばらつき補正時と周辺温度が異なる場所においては、素子の温度特性によるフリーラン周波数の変動が起きることがあった。すなわち、VCOにばらつき調整回路50を備えることによって、各素子の製造ばらつきによるフリーラン周波数のばらつきを抑えることはできても、各素子の温度特性のばらつきによるフリーラン周波数のばらつきを抑えることはできなかった。
【0011】
また、上記ばらつき調整回路50では、電源電圧の変化によるフリーラン周波数の変動を補正することが難しかった。すなわち、例えば、製品出荷前に、ばらつき調整回路50によってフリーラン周波数を所望な周波数に補正しても、製品出荷後、ユーザの操作によって上記VCO49の電源電圧が変化した場合、所望なフリーラン周波数が得られないという問題があった。
【0012】
このように、従来のVCOでは、素子の製造ばらつきによるフリーラン周波数のばらつきを抑えることはできても、温度特性の変動や電源電圧の変動によるフリーラン周波数のばらつきを抑えることができず、PLL回路に適用した場合は、そのフリーラン周波数がキャプチャレンジから外れ入力信号の位相がロックされないということがあった。
【0013】
そこで、本発明では、使用される素子の製造ばらつきや温度特性の変動、及び電源電圧の変動に対しても、発振信号の周波数を所望な周波数に設定することができるデジタルVCOを提供することを目的とする。
また、使用される素子の製造ばらつきや温度特性の変動、及び電源電圧の変動に対しても、動作が良好なPLL回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のように構成する。
すなわち、本発明のデジタルVCOは、水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、与えられたアナログ信号をデジタル信号に変換する変換回路と、上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく分周比で分周する分周回路とを備える。
【0015】
このように、素子の製造ばらつきや温度特性、及び電源電圧変化に依らない周波数変動の少ない水晶振動子を使用し、その水晶振動子に基づいて生成される信号から所望の周波数をもつ信号を生成することが可能なデジタルVCOを構成しているので、素子の製造ばらつきや温度特性、及び電源電圧変化による出力信号の周波数変動を少なくすることが可能となる。
【0016】
また、上記デジタルVCOは、上記変換回路から出力されるデジタル信号を一定周期で取り込み、その一定周期で取り込んだデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力するサンプルホールド回路を備える構成としてもよい。
そして、上記サンプルホールド回路は、上記変換回路で用いられるサンプリング時間よりも周期が長く、ホールド時間内に上記変換回路から取り込んだデジタル信号を保持し、その保持したデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力する構成であることが望ましい。
【0017】
これより、上記変換回路においてサンプリング時間が変化しても一定のサンプリング周期でデジタル信号を上記分周回路に出力することができるので、上記分周回路の誤動作を防止することが可能となる。
また、上記デジタルVCOは、上記変換回路で発生する上記デジタル信号のオフセット誤差を補正する補正回路を備える構成としてもよい。
【0018】
上記オフセット誤差は、例えば、上記変換回路における製造上のばらつきによって生じる誤りのあるデジタルデータと製造上のばらつきに依らない正しいデジタルデータとの誤差を示すものであって、このように、出力されるデジタル信号の値が所望な値になっていない場合(誤差がある場合)に、デジタル信号の値が所望な値となるようにデジタル信号にオフセットをかけ、上記変換回路の製造ばらつきによって生じるオフセット誤差を補正することが可能となる。
【0019】
また、上記デジタルVCOは、上記分周比の可変範囲を制限する制限回路を備える構成としてもよい。
これより、デジタルVCO出力の発振周波数の可変範囲を制限することが可能となる。
【0020】
また、本発明のPLL回路は、FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を検出する検出回路と、上記位相差を示す信号をデジタル信号に変換する変換回路と、上記変換回路で発生する上記デジタル信号のオフセット誤差を補正する補正回路と、水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記補正回路で補正されたデジタル信号に基づく上記基準信号の周波数が所望な周波数になるような分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路とを備える。
また、本発明のPLL回路は、FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を検出する検出回路と、上記位相差を示す信号をデジタル信号に変換する変換回路と、水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく上記基準信号の周波数が所望な周波数になるような分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路と、上記分周比の可変範囲を制限する制限回路とを備える。
【0021】
このように、周波数変動の少ない水晶振動子を使用し、その水晶振動子に基づいて生成される信号から所望の周波数をもつ信号を生成することが可能なデジタルVCOをPLL回路に適用するので、そのデジタルVCOのフリーラン周波数はばらつきが少なく、キャプチャレンジから外れて入力信号の位相がロックされない状態となることを防止することが可能となる。
【0022】
また、上記PLL回路は、上記変換回路から出力されるデジタル信号を一定周期で取り込み、その一定周期で取り込んだデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力するサンプルホールド回路を備える構成としてもよい。
これにより、上記変換回路においてサンプリング時間が変化しても一定のサンプリング周期でデジタル信号を上記分周回路に出力することができるので、上記分周回路の誤動作を防止することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のデジタルVCOの原理構成を示す図である。
図1において、デジタルVCO10は、与えられたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ11(請求項に記載の変換回路)と、水晶振動子を備え、ある所定の周波数をもつ信号を生成する水晶発振回路12(請求項に記載の水晶発振回路)と、上記デジタル信号に基づいて分周比を可変させ、その分周比に基づいて水晶発振回路12で生成された信号の周波数を分周する可変分周回路13(請求項に記載の分周回路)とを備えて構成される。例えば、水晶発振回路12において生成される発振信号の周波数がfxoscである場合、可変分周回路13は、入力されるデジタル信号に基づいて、分周比をN(1以上の整数)に可変し、周波数がfxosc/Nである発振信号を出力する。
【0024】
上記水晶発振回路12は、水晶振動子の性質上、製造ばらつきや温度特性、及び電源電圧変化による周波数の変動の少ない信号を生成することができる。
このように、周波数変動の少ない水晶振動子を使用し、その水晶振動子に基づいて生成される信号から所望の周波数をもつ発振信号を生成することが可能なデジタルVCOを構成することによって、製造ばらつきや温度特性、及び電源電圧変化によるフリーラン周波数のばらつきを少なくすることが可能となる。なお、上記可変分周回路13は、例えば、一般的に知られる入力信号の周波数をデジタル信号に基づいて分周するプログラマブルディバイダであって、その詳細な回路構成の図や説明は省略する。また、同様に、A/Dコンバータ11も一般的に知られている回路構成により実現可能であるので、その詳細な回路構成の図や説明は省略する。
【0025】
次に、例えば、上記デジタルVCO10を備えるPLL回路の構成を説明する。
図2は、デジタルVCO10を備えるPLL回路の構成を示す図である。なお、図2に示すPLL回路は、FM受信機におけるPLL回路であるが、デジタルVCO10は、FM受信機に限らず、AM受信機やオーディオ装置などにおける様々な位相ロック回路に適用可能である。
【0026】
図2に示すPLL回路20は、FM受信機で受信されるコンポジット信号の位相と基準信号の位相との位相差に基づく信号(位相差の電圧値を示す電圧値であって、以下、アナログ信号という)を生成する位相検波回路21(請求項に記載の検出回路)と、PLL回路20の制御ループを安定させるために必要なループフィルタ22と、デジタルVCO10と、デジタルVCO10から出力される基準信号の周波数(例えば、76kHz)を2分周する第1の分周回路23と、更に第1の分周回路で分周された基準信号の周波数(例えば、38kHz)を2分周する第2の分周回路24とを備えて構成されている。
【0027】
図2に示すPLL回路20は、コンポジット信号に含まれるパイロット信号(19kHz)に同期した基準発振信号(38kHz)を生成するための回路であり、この基準発振信号を2分周した信号(19kHz)とパイロット信号との位相差に基づいて、所望な周波数をもつ基準発振信号をデジタルVCO10において生成する。そして、このPLL回路20から出力された基準発振信号を、不図示のミキサなどでコンポジット信号と混合することなどで、所望の音声信号を得る。
【0028】
このように、デジタルVCO10をPLL回路20に適用した場合、デジタルVCO10のフリーラン周波数はばらつきが少なく安定するので、キャプチャレンジから外れて入力信号の位相がロックされない状態となることを防止することが可能となる。
【0029】
次に、上記デジタルVCO10を詳細に説明する。
図3は、上記デジタルVCO10を詳細に説明するための図である。
図3に示すように、デジタルVCO10は、A/Dコンバータ11と可変分周回路13との間に、オフセット調整回路30(請求項に記載の補正回路)と、LATCH回路31(請求項に記載のサンプルホールド回路)と、変動範囲調整回路32(請求項に記載の制限回路)とを設けている。また、第3の分周回路33は、水晶発振回路12から出力される発振信号の周波数をK(1以上の整数)分周し、そのK分周された信号をA/D変換動作のためのクロック信号としてA/Dコンバータ11に入力している。なお、オフセット調整回路30、LATCH回路31、及び変動範囲調整回路32は、一般的に知られている回路構成によって実現可能であるので、その詳細な回路構成の図や説明は省略する。
【0030】
上記オフセット調整回路30は、外部において予め設定される調整信号に基づいて、A/Dコンバータ11における製造ばらつきや温度特性によるデジタル信号のオフセット誤差を補正するための回路である。なお、上述のオフセット誤差を補正することとは、例えば、本来、A/Dコンバータ11から出力されるべき、デジタル信号のデータ値が「001011」というデータであるはずが、A/Dコンバータ11の製造ばらつきや温度特性により「001010」というデータが出力されるのを、マイクロコンピュータなどの外部制御回路から入力される調整信号や、一旦内部メモリに取り込まれたオフセット調整信号などによって「001011」に補正(オフセット)させることである。
【0031】
このように、オフセット調整回路30をデジタルVCO10に備えることによって、A/Dコンバータ11の製造ばらつきや温度特性によるデジタル信号のオフセット誤差を補正することができ、デジタルVCO10の誤作動を防止することが可能となる。
【0032】
また、上記LATCH回路31は、オフセット調整回路30から入力されたデータを一定周期でサンプリングし、一定周期でデータを出力するための回路である。
すなわち、A/Dコンバータ11のサンプリング時間よりも時間の長いサンプリング時間でデジタル信号のデータを出力するための回路である。
【0033】
これにより、A/Dコンバータ11においてサンプリング時間が変化しても一定のサンプリング周期でデジタル信号を可変分周回路13に出力することができるので、可変分周回路13の誤動作を防止することができる。
また、上記変動範囲調整回路32は、可変分周回路13の分周比の変動範囲を制限するための回路である。
【0034】
すなわち、変動範囲調整回路32は、入力されるデジタル信号のデータ値が予め決められている下限値以下である場合、その下限値に固定して出力し、また、入力されるデジタル信号のデータ値が予め決められている上限値以上である場合、その上限値に固定して出力する。
【0035】
このように、変動範囲調整回路32によりデジタルVCO10の発振周波数の変動範囲を制限することにより、大きな位相差を示すデジタル信号が可変分周回路13に入力されることを防ぎ、PLL回路20の誤動作を防止することが可能となる。
【0036】
なお、本実施形態のオフセット調整回路30は、上述したように、製品出荷前に外部からの調整信号に基づいてA/Dコンバータ11から出力されるデジタル信号のオフセット誤差を補正する構成であるが、オフセット調整回路30の出力するデジタル信号と所定の基準信号とを比較してその比較結果に基づいてデジタル信号のオフセット誤差を調整するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、周波数変動の少ない水晶振動子を使用し、その水晶振動子に基づいて生成される信号から所望の周波数をもつ信号を生成することが可能なデジタルVCOを構成しているので、素子の製造ばらつきや温度特性、及び電源電圧変化による出力信号の周波数変動を少なくすることが可能となる。
【0038】
また、本発明のデジタルVCOをPLL回路に適用した場合、そのデジタルVCOのフリーラン周波数はばらつきが少ないので、キャプチャレンジから外れて入力信号の位相がロックされない状態となることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデジタルVCOの原理構成を示す図である。
【図2】デジタルVCOが備えられるPLL回路の構成を示す図である。
【図3】デジタルVCO10を詳細に説明するための図である。
【図4】(a)及び(b)は、従来のVCOを示す図である。(c)は、従来のVCOに、ばらつき調整回路を備えた回路構成を示す図である。
【符号の説明】
10 デジタルVCO
11 A/Dコンバータ
12 水晶発振回路
13 可変分周回路
20 PLL回路
21 位相検波回路
22 ループフィルタ
23 第1の分周回路
24 第2の分周回路
30 オフセット調整回路
31 LATCH回路
32 変動範囲調整回路
33 第3の分周回路
40 VCO
41 定電流源
42 スイッチ
43 コンデンサ
44 コンパレータ
45 可変基準電圧回路
46 VCO
47 インバータ
48 定電流源
49 VCO
50 ばらつき調整回路

Claims (13)

  1. 水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、
    与えられたアナログ信号をデジタル信号に変換する変換回路と、
    上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく分周比で分周する分周回路と、
    を備えることを特徴とするデジタルVCO。
  2. 請求項1に記載のデジタルVCOであって、
    上記変換回路から出力されるデジタル信号を一定周期で取り込み、その一定周期で取り込んだデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力するサンプルホールド回路を備えることを特徴とするデジタルVCO。
  3. 請求項2に記載のデジタルVCOであって、
    上記サンプルホールド回路は、上記変換回路で用いられるサンプリング時間よりも周期が長く、ホールド時間内に上記変換回路から取り込んだデジタル信号を保持し、その保持したデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力することを特徴とするデジタルVCO。
  4. 請求項1に記載のデジタルVCOであって、
    上記変換回路で発生する上記デジタル信号のオフセット誤差を補正する補正回路を備えることを特徴とするデジタルVCO。
  5. 請求項1に記載のデジタルVCOであって、
    上記分周比の可変範囲を制限する制限回路を備えることを特徴とするデジタルVCO。
  6. FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を検出する検出回路と、
    上記位相差を示す信号をデジタル信号に変換する変換回路と、
    上記変換回路で発生する上記デジタル信号のオフセット誤差を補正する補正回路と、
    水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、
    上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記補正回路で補正されたデジタル信号に基づく上記基準信号の周波数が所望な周波数になるような分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路と、
    を備えることを特徴とするPLL回路。
  7. FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を検出する検出回路と、
    上記位相差を示す信号をデジタル信号に変換する変換回路と、
    水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、
    上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく上記基準信号の周波数が所望な周波数になるような分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路と、
    上記分周比の可変範囲を制限する制限回路と、
    を備えることを特徴とするPLL回路。
  8. 請求項6または請求項7に記載のPLL回路であって、
    上記変換回路から出力されるデジタル信号を一定周期で取り込み、その一定周期で取り込んだデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力するサンプルホールド回路を備えることを特徴とするPLL回路。
  9. FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を示すアナログ信号を生成する検出回路と、
    デジタルVCOとを備え、
    上記デジタルVCOは、
    水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、
    上記検出回路で生成されるアナログ信号をデジタル信号に変換する変換回路と、
    上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路と、
    を備えることを特徴とするPLL回路。
  10. FM受信機で受信された入力信号と基準信号との位相差を示すアナログ信号を生成する検出回路と、
    上記アナログ信号が入力されるループフィルタと、
    デジタルVCOとを備え、
    上記デジタルVCOは、
    水晶振動子を用いて所定周波数の信号を生成する水晶発振回路と、
    上記ループフィルタから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する変換回路と、
    上記水晶発振回路で生成される信号の周波数を、上記デジタル信号に基づく分周比で分周することにより上記基準信号を生成する分周回路と、
    を備えることを特徴とするPLL回路。
  11. 請求項9または請求項10に記載のPLL回路であって、
    上記変換回路から出力されるデジタル信号を一定周期で取り込み、その一定周期で取り込んだデジタル信号を上記分周比として上記分周回路へ出力するサンプルホールド回路を備え、
    上記サンプルホールド回路のサンプリング時間は、上記変換回路で用いられるサンプリング時間よりも周期が長く、上記サンプルホールド回路は、ホールド時間内に上記変換回路から取り込んだデジタル信号を保持することを特徴とするPLL回路。
  12. 請求項9または請求項10に記載のPLL回路であって、
    上記変換回路で発生する上記デジタル信号のオフセット誤差を補正する補正回路を備えることを特徴とするPLL回路。
  13. 請求項9または請求項10に記載のPLL回路であって、
    上記変換回路と上記分周回路との間に、上記分周比の可変範囲を制限する制限回路を備えることを特徴とするPLL回路。
JP2002226139A 2002-08-02 2002-08-02 デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路 Expired - Fee Related JP3854908B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002226139A JP3854908B2 (ja) 2002-08-02 2002-08-02 デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路
US10/523,209 US20060034409A1 (en) 2002-08-02 2003-07-25 Digital vco and pll circuit using the digital vco
PCT/JP2003/009454 WO2004013968A1 (ja) 2002-08-02 2003-07-25 デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路
CNA038186292A CN1675839A (zh) 2002-08-02 2003-07-25 数字式vco及使用该数字式vco的pll电路
TW092120933A TW200403927A (en) 2002-08-02 2003-07-31 Digital voltage controlled oscillator and phase locked loop circuit using digital voltage controlled oscillator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002226139A JP3854908B2 (ja) 2002-08-02 2002-08-02 デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004072244A JP2004072244A (ja) 2004-03-04
JP3854908B2 true JP3854908B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=31492178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002226139A Expired - Fee Related JP3854908B2 (ja) 2002-08-02 2002-08-02 デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20060034409A1 (ja)
JP (1) JP3854908B2 (ja)
CN (1) CN1675839A (ja)
TW (1) TW200403927A (ja)
WO (1) WO2004013968A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7973608B2 (en) * 2006-11-30 2011-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Phase locked loop, semiconductor device, and wireless tag
JP4879783B2 (ja) * 2007-03-09 2012-02-22 パナソニック株式会社 自動利得制御回路
DE102007034186B4 (de) * 2007-07-23 2010-04-08 Texas Instruments Deutschland Gmbh Digital gesteuerter Oszillator
TW200945802A (en) * 2008-04-30 2009-11-01 Novatek Microelectronics Corp Receiver and receiving method of FM signal

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4446446A (en) * 1981-07-17 1984-05-01 Rockwell International Corporation Programmable frequency synthesizer primarily for use in an atomic clock
WO1987002490A1 (en) * 1985-10-17 1987-04-23 Ampex Corporation Digital-based phase control system
JP2758782B2 (ja) * 1992-05-22 1998-05-28 三菱電機株式会社 電源装置
JP3366032B2 (ja) * 1992-12-14 2003-01-14 パイオニア株式会社 キャリア同期用pll回路
SE514770C2 (sv) * 1999-05-25 2001-04-23 Ericsson Telefon Ab L M Förfarande och arrangemang för korrigering av offsetfel vid A/D-omvandling

Also Published As

Publication number Publication date
US20060034409A1 (en) 2006-02-16
JP2004072244A (ja) 2004-03-04
CN1675839A (zh) 2005-09-28
TW200403927A (en) 2004-03-01
WO2004013968A1 (ja) 2004-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8253454B2 (en) Phase lock loop with phase interpolation by reference clock and method for the same
US8085098B2 (en) PLL circuit
US8253458B2 (en) Digital phase locked loop with reduced switching noise
US7161443B2 (en) Temperature compensated crystal oscillator
US8698568B2 (en) Automatic self-calibrated oscillation method and apparatus using the same
TWI638526B (zh) 頻率合成裝置及其方法
US7151414B2 (en) Method and circuit for frequency synthesis using a low drift current controlled oscillator with wide output frequency range
JP2011040943A (ja) 位相ロックループ回路
JP6234545B2 (ja) 注入同期型分周器のフリーラン周波数調整方法及びそれを用いた位相同期ループ
JP3854908B2 (ja) デジタルvco及びそのデジタルvcoを用いたpll回路
KR100830898B1 (ko) 전압 제어 발진기의 출력 클럭으로 동작하는 스위치드커패시터 네트워크를 이용한 위상 고정 루프 및 제어방법
KR101364843B1 (ko) 자동 주파수 교정회로 및 이를 포함한 주파수 합성장치
WO2001022593A1 (fr) Boucle a phase asservie
JPH1070457A (ja) Pll回路
JP2007295027A (ja) スペクトラム拡散クロックジェネレータ
JP2006287484A (ja) クロック・データリカバリ回路
JPH1065525A (ja) Pll回路
US20090231003A1 (en) Voltage controlled oscillator and pll and filter using the same
JP3781725B2 (ja) 位相同期ループ回路
CN113098508B (zh) 锁相环
US5751196A (en) Circuit arrangement for compensating frequency deviations of a voltage-controlled oscillator, using a second oscillator
TWI502897B (zh) 壓控振盪器及鎖相迴路
JP2002314413A (ja) 位相同期ループ回路
JP2000078003A (ja) Pll回路
JP2011085417A (ja) 角速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees