JP2002314413A - 位相同期ループ回路 - Google Patents

位相同期ループ回路

Info

Publication number
JP2002314413A
JP2002314413A JP2001118065A JP2001118065A JP2002314413A JP 2002314413 A JP2002314413 A JP 2002314413A JP 2001118065 A JP2001118065 A JP 2001118065A JP 2001118065 A JP2001118065 A JP 2001118065A JP 2002314413 A JP2002314413 A JP 2002314413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
output
preset value
locked loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001118065A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Maeda
実 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP2001118065A priority Critical patent/JP2002314413A/ja
Publication of JP2002314413A publication Critical patent/JP2002314413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】PLL回路で制御する電圧制御発振回路感度を
更に小さくして、位相ノイズの少ない信号純度の高い、
発振出力を得ることができるPLL回路をえる。 【解決手段】分周回路3を介した出力周波数信号と、基
準周波数信号との比較偏差が、ループフィルタ2を介し
て電圧制御発振回路4に与えられる位相同期ループ回路
において、前記電圧制御発振回路が、2つの電圧制御端
子を備え、前記ループフィルタを介した比較偏差が与え
られる、一方の前記電圧制御端子の電圧を積分する第1
の積分手段5を設け、前記第1の積分手段の積分出力
が、所定の範囲を超えた際に、他方の電圧制御端子に与
えられているプリセット値を変更するプリセット値変更
手段を設けた位相同期ループ回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広帯域にわたり周波
数を可変する位相同期ループ回路に属する。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来の位相同期ループ(以下、
PLLという)回路を示す。図9において、21は周波
数・位相比較器、22はループフィルタ、23は分周回
路、24は電圧制御発振回路である。周波数・位相比較
器21には、基準周波数と分周回路23からの出力が与
えられて比較され、その比較出力はループフィルタ22
を介して電圧制御発振回路24に供給されている。ま
た、電圧制御発振回路24の制御端子には、プリセット
電圧が与えられる構成になっている。
【0003】広帯域にわたり周波数を可変する従来のP
LL回路では、電圧制御発振回路の共振周波数を広帯域
わたり変化させる必要がある。この場合、電圧制御発振
回路の制御端子が1個であるため、全ての周波数を制御
しようとすると、端子感度(可変周波数/電圧)が大き
くなるため、PLLを構成するとき、外乱ノイズ感度も
上がってしまい、位相ノイズの小さい信号純度の高い発
振出力を得ることが難しくなるという問題があった。
【0004】前記問題を解決するために、例えば、電圧
制御発振回路の共振回路として、図4に示す回路を使用
して、図5に示す如き、2種類の容量/電圧変化特性を
もった可変容量ダイオードを用いるものがあった。
【0005】図5の、2種類の容量/電圧変化特性をも
った可変容量ダイオード回路について図6を用いて説明
する。図6において、C1は容量/電圧変化特性の大き
い可変容量ダイオード、C2は容量/電圧変化特性の小
さい可変容量ダイオードである。また、Vfw及びVfnは、
前記可変容量ダイオードに印加される電圧を示してい
る。
【0006】目標周波数に必要な共振回路の容量をC0と
すると、C0はC1とC2との和となる。周波数の大まかな設
定を、容量/電圧変化の大きな端子に、固定電圧Vfwを
印加(プリセット)することで行い、位相同期ループに
は容量/電圧変化の小さい端子を使用する。つまり、電
圧制御発振回路の感度を下げてPLL回路を実現し、信
号純度の高い発振出力を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなPLL回路
では、周囲温度変化による容量/電圧変化の影響のた
め、その変化量(図6において、ΔC1)を補うことが
できる範囲の容量変化をもった可変容量ダイオードを使
用する必要があり、PLL回路で制御する端子側の電圧
制御発振回路の感度を下げるには、限界があった。本発
明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、PLL
回路で制御する電圧制御発振回路感度を更に小さくし
て、位相ノイズの少ない信号純度の高い、発振出力を得
ることができるPLL回路を実現することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、分周回路3を介した出力周波数信号と、基準周波数
信号との比較偏差が、ループフィルタ2を介して電圧制
御発振回路4に与えられる位相同期ループ回路におい
て、前記電圧制御発振回路が、2つの電圧制御端子及
びを備え、前記ループフィルタを介した比較偏差が与
えられる、一方の前記電圧制御端子の電圧を積分する第
1の積分手段5を設け、前記第1の積分手段の積分出力
が、所定の範囲を超えた際に、他方の電圧制御端子に与
えられているプリセット値を変更するプリセット値変更
手段を設けることにより、PLL回路で制御する電圧制
御発振回路感度を更に小さくして、位相ノイズの少ない
信号純度の高い、発振出力を得ることができるPLL回
路を実現できる。(請求項1)
【0009】また、前記プリセット値変更手段は、前記
第1の積分手段の積分出力が与えられる比較手段6を備
え、前記比較手段により、前記積分出力が所定の範囲を
超えた際に出力される信号を、前記分周回路の分周比の
設定に応じたプリセット値を出力するカウンタ9に与え
て、プリセット値を変更すると共に、前記カウンタの出
力をDA変換回路8を介して第2の積分手段7で積分し
て、前記他方の電圧制御端子に与えることによりPLL
回路を構成できる。(請求項2)
【0010】また、前記プリセット値変更手段は、前記
第1の積分手段の積分出力が、所定の範囲を超えた際に
出力される信号を、分周比設定毎に、予めプリセット値
が設定されるカウンタに与えて、プリセット値を変更す
ることにより、PLL回路の出力周波数をより短時間で
設定値にすることができる。(請求項3) しかし、分周比設定毎に、プリセット値を設定しなくと
も、時間は余分に掛かるが自動的にプリセット電圧にな
る。
【0011】また、前記プリセット値変更手段は、前記
第1の積分手段の積分出力がAD変換回路を介して与え
られるCPUを含む制御回路11を備え、前記制御回路
において、前記第1の積分手段の出力が所定の範囲を超
えた際に出力される信号を、DA変換回路8を介して第
2の積分手段7で積分して、前記他方の電圧制御端子に
与えることにより、カウンタを使用することなく構成で
きる。(請求項4)
【0012】また、前記電圧制御発振回路の一方の電圧
制御端子の感度は、他方の電圧制御端子の感度に比べて
低くすることによって、PLL回路で制御する電圧制御
発振回路感度を更に小さくして、位相ノイズの少ない信
号純度の高い発振出力を得ることができる。(請求項
5) また、前記第1の積分手段の時定数が、前記第2積分手
段の時定数及び、位相同期ループ応答時間(分周比設定
変えて周波数が安定するまでの時間)に比べ数倍以上大
きくすることにより、電圧制御発振回路感度を更に小さ
くして、位相ノイズの少ない信号純度の高い、発振出力
を得ることができる。(請求項6) また、前記電圧制御発振回路の共振回路の共振用コンデ
ンサが、容量/電圧変化特性が異なる可変容量ダイオー
ドで構成することができる。(請求項7)
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を用いて本発明の第1
の実施の形態の説明を行う。図1は、本発明の第1の実
施の形態であるPLL回路の構成を示す図である。図1
において、1は周波数・位相比較器、2はループフィル
タ、3は分周回路、4は電圧制御発振回路である。周波
数・位相比較器1には、基準周波数と分周回路3からの
出力が与えられて比較され、その比較出力はループフィ
ルタ2を介して電圧制御発振回路4に供給されている。
また、電圧制御発振回路4には、2つの電圧制御端子が
あり、感度の高い方が積分回路7出力に、感度の低い方
が積分回路5の入力に接続されている。
【0014】次に、図1のPLL回路の動作を、図8を
用いて説明する。先ず、図1のPLL回路にて、同期が
とれている状態(ロック状態)で、電圧制御発振回路4
の一方の電圧制御端子を積分回路5を介して比較回路
6に接続する。
【0015】温度変動等の影響で、積分回路5の出力値
が、所定値(VH)以上、または、所定値(VL)以下にな
った時(t1、図8では、VHを越えた場合)、比較回路6
は出力(ステップ電圧)を発生させる。比較回路6から
のステップ電圧出力に基づき、カウンタ回路9では、分
周比設定の時に予め設定したプリセット値に対し、アッ
プまたはダウンカウントを行う。(例えば1秒毎に1カ
ウントとする。)
【0016】カウンタ回路9のカウント出力値は、DA
変換回路8においてアナログ値に変換され、積分回路7
を通して電圧制御発振回路4の他方の電圧制御端子に
加えられる。(例えば、積分回路7は0.2秒程度で最
終電圧値の99%位に達するような時定数とする。)
【0017】図1のPLL回路は、他方の電圧制御端子
に印加された電圧に追従して、設定分周比を維持(設
定周波数を維持)しようとして動作する。(PLLの応
答時間は例えば0.1秒以下で目標周波数に達する様な
ループ定数であるとする。) その結果、電圧制御発振回路4の一方の電圧制御端子
は変化し(この場合はVH以下となり)、比較回路6は出
力をリセットし(t2)、カウント動作を停止する。
【0018】図2は、カウンタ回路9の具体例であり、
比較回路6である決められた範囲を超えたときの出力が
あった場合、カウント用クロックを(例えば1秒毎に)
発生させ、そのクロックにより、U/D(アップ又はダ
ウン)カウントさせる回路を示している。U/Dカウン
タは、図1PLL回路の分周比設定時、分周比に対応し
た値をプリセットする。
【0019】上記説明における積分回路の時定数及び、
PLLの応答時間は1例であり、図8の関係が成立すれ
ばよい。そして、積分回路5の時定数が、積分回路7の
時定数及び、位相同期ループ応答時間(分周比設定を行
って周波数が安定するまでの時間)に比べ少なくても数
倍以上大きければ良い。
【0020】なお、PLL回路の応答時間を、積分回路
時定数に比べ、小さくすればする程、プリセット電圧が
変化した瞬間の、PLL信号出力の位相変動への影響を
少なくすることができる。また、上記説明では、分周比
設定の時に予め設定したプリセット値に対して、カウン
トアップ又はダウンするとしたが、分周比設定の時に、
必ずしもプリセットをしなくてもよい。(時間は余分に
掛かるが、自動的にプリセット電圧に近い値になるか
ら。)
【0021】また、図面を用いて本発明の第2の実施の
形態の説明を行う。図3は、本発明の第2の実施の形態
であるPLL回路の構成を示す図である。図3におい
て、1は周波数・位相比較器、2はループフィルタ、3
は分周回路、4は電圧制御発振回路である。周波数・位
相比較器1には、基準周波数と分周回路3からの出力が
与えられて比較され、その比較出力はループフィルタ2
を介して電圧制御発振回路4に供給されている。また、
電圧制御発振回路4には、2つの電圧制御端子があり、
感度の高い方が積分回路7出力に、感度の低い方が積分
回路5の入力に接続されている。
【0022】次に、図3のPLL回路の動作を、図8を
用いて説明する。先ず、図3のPLL回路にて、同期が
とれている状態(ロック状態)で、電圧制御発振回路4
の一方の電圧制御端子の電圧を積分回路5を介して、
AD変換回路10でデジタル値に変換する。AD変換す
るタイミングは任意で良い。
【0023】AD変換回路10からのデジタル値を、C
PU及び周辺回路等を組み合わせた制御回路11で読み
込む。制御回路11では、AD変換回路からのデジタル
出力値が、温度変動等の影響で、所定値(VH)以上、ま
たは、所定値(VL)以下になった時(t1、図8では、VH
を越えた場合)に、それまでに設定していたDA変換回
路8に対する出力値に対し増加若しくは減少させた値を
出力するようにソフトウエア処理を行う。
【0024】制御回路11の出力値はDA変換回路8で
アナログ値に変換され、積分回路7を介して電圧制御発
振回路4の他方の電圧制御端子に印加される。(例え
ば、積分回路14は0.2秒程度で最終電圧値の99%
位に達するような時定数とする。)
【0025】図3のPLL回路は、他方の電圧制御端子
に印加された電圧に追従して、設定分周比を維持(設
定周波数を維持)しようとして動作する。(PLLの応
答時間は例えば0.1秒以下で目標周波数に達する様な
ループ定数であるとする。) その結果、電圧制御発振回路の一方の電圧制御端子は
変化し、積分回路5を介してAD変換回路10でデジタ
ル値に変換される。そして、制御回路11は、AD変換
回路からのデジタル出力値を読み込み、予め決まったあ
る値の範囲に入っている場合は、DA変換回路8に対す
る出力を変化させない。
【0026】本発明のPLL回路では、周波数を大きく
変えるための可変容量の大きい方のダイオードの、周囲
温度変動による容量変化を、PLL回路の電圧制御発振
回路の一方の電圧制御端子の変化として相対的にモニ
タすることができる。
【0027】図6で、C1の値が、温度変動等の影響で大
きくなると、電圧制御発振回路4の一方の電圧制御端子
の電圧が上がる(C2が小さくなる)ため、プリセット
電圧を高くしC1の容量を下げる。また、C1が小さくな
ると、電圧制御発振回路4の一方の電圧制御端子の電
圧が低くなる(C2が大きくなる)ため、プリセット電圧
を低くする事によりC1の容量を増す。
【0028】VCOの電圧制御端子1の電圧は、ある決
められた範囲で動作させることができる。従って、VC
O制御電圧感度は、従来は使用温度範囲すべてに於いて
周囲温度による容量変化分を補うことができる容量/電
圧変化特性が必要であったが、本発明により、図7に示
す如く、より小さな容量/電圧変化特性でよいことにな
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、分周回路3
を介した出力周波数信号と、基準周波数信号との比較偏
差が、ループフィルタ2を介して電圧制御発振回路4に
与えられる位相同期ループ回路において、前記電圧制御
発振回路が、2つの電圧制御端子及びを備え、前記
ループフィルタを介した比較偏差が与えられる、一方の
前記電圧制御端子の電圧を積分する第1の積分手段5を
設け、前記第1の積分手段の積分出力が、所定の範囲を
超えた際に、他方の電圧制御端子に与えられているプリ
セット値を変更するプリセット値変更手段を設けること
により、PLL回路で制御する電圧制御発振回路感度を
更に小さくして、位相ノイズの少ない信号純度の高い、
発振出力を得ることができるPLL回路を実現できる。
【0030】また、請求項2に記載の発明では、前記プ
リセット値変更手段は、前記第1の積分手段の積分出力
が与えられる比較手段6を備え、前記比較手段により、
前記積分出力が所定の範囲を超えた際に出力される信号
を、前記分周回路の分周比の設定に応じたプリセット値
を出力するカウンタ9に与えて、プリセット値を変更す
ると共に、前記カウンタの出力をDA変換回路8を介し
て第2の積分手段7で積分して、前記他方の電圧制御端
子に与えることによりPLL回路を構成できる。
【0031】また、請求項3に記載の発明では、前記プ
リセット値変更手段は、前記第1の積分手段の積分出力
が、所定の範囲を超えた際に出力される信号を、分周比
設定毎に、予めプリセット値が設定されるカウンタに与
えて、プリセット値を変更することにより、PLL回路
の出力周波数をより短時間で設定値にすることができ
る。
【0032】また、請求項4に記載の発明では、前記プ
リセット値変更手段は、前記第1の積分手段の積分出力
がAD変換回路を介して与えられるCPUを含む制御回
路11を備え、前記制御回路において、前記第1の積分
手段の出力が所定の範囲を超えた際に出力される信号
を、DA変換回路8を介して第2の積分手段7で積分し
て、前記他方の電圧制御端子に与えることにより、カウ
ンタを使用することなく構成できる。
【0033】また、請求項5に記載の発明では、前記電
圧制御発振回路の一方の電圧制御端子の感度は、他方の
電圧制御端子の感度に比べて低くすることによって、P
LL回路で制御する電圧制御発振回路感度を更に小さく
して、位相ノイズの少ない信号純度の高い発振出力を得
ることができる。また、請求項6に記載の発明では、前
記第1の積分手段の時定数が、前記第2積分手段の時定
数及び、位相同期ループ応答時間(分周比設定変えて周
波数が安定するまでの時間)に比べ数倍以上大きくする
ことにより、電圧制御発振回路感度を更に小さくして、
位相ノイズの少ない信号純度の高い、発振出力を得るこ
とができる。また、請求項7に記載の発明では、前記電
圧制御発振回路の共振回路の共振用コンデンサが、容量
/電圧変化特性が異なる可変容量ダイオードで構成する
ことができる。
【0034】つまり、本発明のPLL回路では、広帯域
でありながら、VCO感度を低く設定できるため、ルー
プへの外乱ノイズの影響がより少ない、信号純度の高い
信号出力を得ることが出きる。また、VCO感度自体
も、ある決められた制御電圧範囲内で使用する事が出来
るため、感度の安定化も図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のPLL回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】具体化したカウンタ回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明に係る第2のPLL回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】2つの電圧制御端子をもつ広帯域電圧制御発振
回路の構成を示す図である。
【図5】図4の共振回路の回路例の図である。
【図6】図5の回路の容量の関係を示す図である。
【図7】本発明の電圧制御発振回路の電圧制御端子の容
量/電圧変化特性を示す図である。
【図8】図1の第1のPLL回路の動作を説明する波形
とタイミングを示す図である。
【図9】従来のPLL回路の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 周波数・位相比較器 2 ループフィルタ 3 分周回路 4 電圧制御発振回路 5、7 積分回路 6 比較回路 8 DA変換回路 9 カウンタ回路 10 AD変換回路 11 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 CC01 CC21 CC31 CC41 CC53 DD02 DD06 DD19 DD31 DD35 DD36 EE10 GG01 HH03 JJ01 KK03 KK06 KK25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分周回路を介した出力周波数信号と、基
    準周波数信号との比較偏差が、ループフィルタを介して
    電圧制御発振回路に与えられる位相同期ループ回路にお
    いて、 前記電圧制御発振回路が、2つの電圧制御端子を備え、 前記ループフィルタを介した比較偏差が与えられる、一
    方の前記電圧制御端子の電圧を積分する第1の積分手段
    を設け、 前記第1の積分手段の積分出力が、所定の範囲を超えた
    際に、他方の電圧制御端子に与えられているプリセット
    値を変更するプリセット値変更手段を設けた、 ことを特徴とする位相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 前記プリセット値変更手段は、 前記第1の積分手段の積分出力が与えられる比較手段を
    備え、 前記比較手段により、前記積分出力が所定の範囲を超え
    た際に出力される信号を、前記分周回路の分周比の設定
    に応じたプリセット値を出力するカウンタに与えて、プ
    リセット値を変更すると共に、 前記カウンタの出力をDA変換回路を介して第2の積分
    手段で積分して、前記他方の電圧制御端子に与える、 ことを特徴とする請求項1に記載の位相同期ループ回
    路。
  3. 【請求項3】 前記プリセット値変更手段は、 前記第1の積分手段の積分出力が、所定の範囲を超えた
    際に出力される信号を、分周比設定毎に、予めプリセッ
    ト値が設定されるカウンタに与えて、プリセット値を変
    更することを特徴とする請求項2に記載の位相同期ルー
    プ回路。
  4. 【請求項4】 前記プリセット値変更手段は、 前記第1の積分手段の積分出力がAD変換回路を介して
    与えられるCPUを含む制御回路を備え、 前記制御回路において、前記第1の積分手段の出力が所
    定の範囲を超えた際に出力される信号を、DA変換回路
    を介して第2の積分手段で積分して、前記他方の電圧制
    御端子に与える、 ことを特徴とする請求項1に記載の位相同期ループ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記電圧制御発振回路の一方の電圧制御
    端子の感度は、他方の電圧制御端子の感度に比べて低い
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    位相同期ループ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の積分手段の時定数が、前記第
    2積分手段の時定数及び、位相同期ループ応答時間に比
    べ数倍以上大きいことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の位相同期ループ回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧制御発振回路の共振回路の共振
    用コンデンサが、容量/電圧変化特性が異なる可変容量
    ダイオードで構成されていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の位相同期ループ回路。
JP2001118065A 2001-04-17 2001-04-17 位相同期ループ回路 Pending JP2002314413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118065A JP2002314413A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 位相同期ループ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118065A JP2002314413A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 位相同期ループ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002314413A true JP2002314413A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18968512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118065A Pending JP2002314413A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 位相同期ループ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002314413A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189016A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Sony Corp デジタル位相ロックループを実施するためのシステム及び方法
JP2009284221A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Nec Electronics Corp 周波数シンセサイザおよびその制御方法
CN106059574A (zh) * 2015-04-17 2016-10-26 台湾积体电路制造股份有限公司 用于数字化相位差的电路、pll电路及用于其的方法
JP2020195080A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 株式会社デンソー 異常検出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189016A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Sony Corp デジタル位相ロックループを実施するためのシステム及び方法
JP2009284221A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Nec Electronics Corp 周波数シンセサイザおよびその制御方法
CN106059574A (zh) * 2015-04-17 2016-10-26 台湾积体电路制造股份有限公司 用于数字化相位差的电路、pll电路及用于其的方法
JP2020195080A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 株式会社デンソー 異常検出装置
JP7120155B2 (ja) 2019-05-29 2022-08-17 株式会社デンソー 異常検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7605662B2 (en) Oscillator controller incorporating a voltage-controlled oscillator that outputs an oscillation signal at a desired oscillation frequency
US5534823A (en) Phase locked loop (PLL) circuit having variable loop filter for shortened locking time
JP3764785B2 (ja) Pll回路及びその自動調整回路並びに半導体装置
EP1039640B1 (en) PLL circuit
WO2003065586A3 (en) Phase-locked-loop with reduced clock jitter
US5479073A (en) Dot clock generator for liquid crystal display device
US6614318B1 (en) Voltage controlled oscillator with jitter correction
JP2002314413A (ja) 位相同期ループ回路
US6546059B1 (en) Adaptive integrated PLL loop filter
JPH1070457A (ja) Pll回路
KR100739998B1 (ko) 전압제어발진기의 자동보정장치를 구비한 위상동기루프
JP2003032107A (ja) 位相同期回路
JP2944530B2 (ja) 位相同期発振器
US7308066B2 (en) Clock recovery circuit capable of automatically adjusting frequency range of VCO
JP2004080624A (ja) 周波数シンセサイザ
JP2885662B2 (ja) Pll回路
JP2001230670A (ja) Pll発振回路
JP2006186548A (ja) 位相同期回路
JP3226838B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ
JP3008938B1 (ja) Pll回路
JP2000244314A (ja) Pll回路
KR960000053Y1 (ko) 대역가변 dpll회로
JPH04368020A (ja) 周波数シンセサイザ
JP2592675B2 (ja) フェーズロックループ回路調整方法
JPH09252219A (ja) 電圧制御発振器及びそれを用いた周波数シンセサイザ