JP2885662B2 - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP2885662B2
JP2885662B2 JP7040263A JP4026395A JP2885662B2 JP 2885662 B2 JP2885662 B2 JP 2885662B2 JP 7040263 A JP7040263 A JP 7040263A JP 4026395 A JP4026395 A JP 4026395A JP 2885662 B2 JP2885662 B2 JP 2885662B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLL回路に関し、特に
周波数シンセサイザ用のPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コードレス電話や移動体通信等の
ディジタル通信化や多チャネル化の動向にともない、上
記諸装置のチューナやダウンコンバータ等を構成する周
波数シンセサイザのチャネル切替も高速性が要求され、
したがってチャネル切替後の周波数が安定(ロック)す
るまでの時間すなわち周波数ロックタイムの高速化が大
きな課題となってきている。
【0003】この種の周波数シンセサイザは、電圧制御
発振器(VCO)の発振信号を所定の分周比で分周する
カウンタと、位相ロックループ(PLL)回路とから構
成されており、上記周波数ロックタイムはPLL回路の
過渡応答動作特性に依存する。上記過渡応答特性は、公
知のように、PLL回路のループゲインと角周波数およ
びダンピングファクタとで決定される。これらのうち、
上記ループゲインはVCOおよび位相比較器の入出力特
性が支配的であり、上記ダンピングファクタは主にルー
プフィルタの時定数に依存する。
【0004】ループフィルタを一般的なアクティブ型の
フィルタで構成した場合には、自然角周波数ωnおよび
ダンピングファクタζは次式で表される。 ωn={(Kφ・Kv/C1・R1)}1/2 ………………………………(1) ζ={(Kφ・Cv/C1・R1)}1/2 ×(C1・R2/2)………(2) =ωn×(C1・R2/2)………………………………………………(3) ただし、Kφ,Kvはそれぞれ位相比較器利得およびV
CO変換利得であり、R1,C1,R2はそれぞれ演算
増幅器の入力抵抗、負帰還容量および抵抗である。この
ように上記ダンピングファクタは2つの時定数C1・R
1とC1・R2に依存する。
【0005】従来、一般的にこの種のPLL回路はロッ
クタイムを最短にするために、ダンピングファクタζを
0.7程度に設定している。
【0006】従来のPLLの過渡応答特性の一例を示す
図7を参照すると、ダンピングファクタζが例えば2.
0と大きい場合、自然角周波数ωnも大きいため立上が
りが早く初期周波数fo1から設定周波数fo2までの
到達時間は速いものの微小な周波数偏差に対する補正感
度が低いので最終的に安定するまでの収束時間が長く結
果としてロックタイムTLが長くなる。また、ループの
等価雑音帯域幅が大きいため、VCOの高域のノイズ成
分が十分除去できず、キャリア対ノイズ比(C/N)が
劣化する。一方、ダンピングファクタζが0.7付近で
は、初期周波数fo1から設定周波数fo2までの到達
時間が中庸であるものの周波数偏差に対する補正感度が
高いので最終的に安定するまでの収束時間が短く結果と
してロックタイムTLが最小となる。
【0007】従来の一般的なPLL回路をブロックで示
す図6を参照すると、この従来の第1のPLL回路は、
PLLの主要部を集積回路化したシンセサイザIC1
と、信号CPを平滑化して電圧制御信号VCを供給する
ループフィルタ用のアクティブ型のフィルタ2と、電圧
制御信号VCに応答して所定の発振周波数foの発振信
号Oを出力するVC03とを備える。
【0008】シンセサイザIC1は、レファレンス信号
Rと分周信号Fとの位相比較を行い位相誤差信号Dを出
力する位相比較器11と、位相誤差信号Dをアナログ量
の直流信号CPに変換するチャージポンプ回路12と、
発振信号Oの供給を受け所定の分周比で分周して分周信
号Fを供給するカウンタ13とを備える。
【0009】フィルタ2は演算増幅器A1と、演算増幅
器A1の入力抵抗である抵抗R1と、演算増幅器A1の
反転出力と入力との間に直列接続され負帰還回路を構成
する抵抗R2とコンデンサC1とを備える。
【0010】次に、図6を参照して、従来のPLL回路
の動作について説明すると、まず、定常状態では、レフ
ァレンス信号Rと分周信号Fとは位相同期しており、V
CO3はレファレンス信号Rの周波数frのN倍の周波
数、fo=N×frの信号Oを出力する。
【0011】次に、周波数切替によりカウンタ13の分
周比Nが当初の分周比N1からN2に変化したとする
と、分周信号Fの周波数が変化する。そして、位相比較
期11は、2つの入力信号であるレファレンス信号Rと
分周信号Fの位相誤差を検出し、位相誤差信号Dを出力
する。チャージポンプ回路12は、位相誤差信号Dをア
ナログ直流電圧に変換しチャージポンプ信号CPを出力
する。フィルタ2は、チャージポンプ信号CPを平滑化
し制御電圧VCに変換し、これによりVCO3の発振信
号Oの周波数foを変化させる。発振周波数foが変化
すると、分周信号Fの周波数ffも変化しこの位相とレ
ファレンス信号Rの周波数frの位相と同期させるよう
に負帰還が働く。以上のようにして、新たなVCO3の
発振周波数fo2=N2×frに対する定常状態に到達
する。
【0012】フィルタ2のコンデンサC1および抵抗R
1,R2は、上述の(2)式のC1,R1,R2にそれ
ぞれ対応し、一般的には、各々の値はダンピングファク
タζが上述したように周波数ロックタイムを最短とする
0.7付近となるように選定されている。
【0013】一例としてコードレス電話に適用さえたこ
の従来の技術による周波数切替時におけるPLL回路の
ロックタイムは40mS程度である。
【0014】上述したように、周波数ロックタイムの短
縮はチューナなどの多チャネル化に要求される切替時間
の高速化に必須であり、この周波数ロックタイムを短縮
するための技術が以下のように盛んに開発されている。
【0015】まず、特開平2−94710号公報(文献
1)記載の従来の第2のPLL回路は、周波数切替時に
おける過渡状態中(アンロック)のときのみレファレン
ス信号周波数を高くしロック後に元の周波数に戻すレフ
ァレンス周波数切替方式である。
【0016】特開昭60−16731号公報(文献
2)、特開昭62−92521号公報(文献3)、およ
び特開平3−191642号公報(文献4)記載の従来
の第3のPLL回路は、PLLのロックの前後のロック
・アンロックの状態に対応してチャージポンプ回路やス
イッチ等によりダンピングファクタを切替えロックタイ
ム最適化とノイズ特性改善の両立を図る2モードダンピ
ングファクタ切替方式であり、広く用いられている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
PLL回路は、ダンピングファクタが1つの値に固定さ
れており、ロックタイムも一定値に固定されているとい
う欠点があった。
【0018】また、従来の第2のPLL回路は、周波数
切替時のロックのふらつきやジッタによる誤動作などの
性能劣化要因が多く、また、調整も困難であるという欠
点があった。
【0019】さらに、従来の第3のPLL回路は、ルー
プ定数の最適値で決まるロックタイム以上の高速化が不
可能であるという欠点があった。
【0020】本発明の目的は、ロックタイムのより高速
化を実現するPLL回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL回路は、
制御電圧により制御される発振信号を発生する発振器
と、前記発振信号を設定された分周比に従って分周して
分周信号を発生する分周器と、前記分周信号および基準
信号の位相差を比較し前者が後者よりも進んでいるとき
にアクティブレベルをとる第1の信号および前者が後者
よりも遅れているときにアクティブレベルをとる第2の
信号を発生する位相比較手段と、前記第1および第2の
信号に応答して可変時定数をもって前記制御電圧を発生
する手段と、前記分周比の変化に応答して前記可変時定
数を第1の値に設定し、前記位相比較器がアクティブレ
ベルの第1(又は第2)の信号を発生していた状態から
アクティブレベルの第2(又は第1)の信号を発生する
状態への変化に応答して前記可変時定数を前記第1の値
よりも大きな第2の値に変更する手段とを備える
【0022】より詳述すると、制御手段は分周比の変更
にもとづきまずフィルタ時定数を小さな値に設定する。
これによってVCOの発振周波数の目標値に向って高速
に変化する。VCOの発振周波数に所謂オーバシュート
又はアンダシュートが生じると、位相比較出力は周波数
増大(減少)を指示する状態から周波数減少(増大)を
指示する状態に変化する。制御信号はかかる位相比較出
力の状態の変化からオーバシュート又はアンダシュート
の発生を検出し、フィルタ時定数を大きくする。同様に
して、オーバシュート又はアンダシュートが生じる毎に
フィルタ時定数は順々に大きくされる。
【0023】かくして、分周比の変化にともない、VC
Oの出力は目標周波数まで最適、最小のロックタイムを
経てロックされることになる。
【0024】
【実施例】本発明の上記および他の目的、特徴および効
果をより明瞭にすべて、以下添付図面を参照しながら本
発明の実施例につき説明する。
【0025】図1に本発明の一実施例を示す。図6と共
通の構成要素を共通の参照文字/数字を付してそれらの
説明は省略する。本実施例のPLL回路では、シンセサ
イザIC1A中に位相比較期11、チャージポンプ回路
12および分周器13に加えて、スイッチ制御回路15
と、一端がチャージポンプ回路17の出力に他端が抵抗
R11〜R14の各々に接続されたスイッチS11〜S
14から成るスイッチ群16を備えている。また、分周
比を生成し設定する制御ユニット17も示されている。
フィルタ2Aにおいては入力抵抗が削除されている。
【0026】位相比較器11は、より知られているよう
に、基準信号Rが分周数信号Fよりも位相が進んでいる
ときはVCOの発振周波数を増大させることをアクティ
ブロウレベルにより示すアップ信号Uと、一方、前者が
後者よりも遅れているときはVCOの発振周波数を減少
させることをアクティブロウレベルにより示すダウン信
号Dとを出力する。また、制御ユニット17は分周器1
3に設定すべき分周比を生成するが、ワンショット上の
設定パルスPSを発生しながら分周比を分周期13に設
定する。これら信号U、DおよびPSはスイッチ制御回
路15に供給されている。
【0027】スイッチ制御回路は、図2に示すように、
8個のフリップフロップF1〜F8および4つのORゲ
ートG1〜G4を備え、図示のように接続されている。
各フリップフロップFはセット端子S Dタイプのもの
である。セット端子Sにハイレベルが供給されている限
りそのQ出力はハイレベルとなる。セット端子Sがロウ
レベルの状態でクロック端子Cにクロックの立下がりが
生じる毎にデータ端子Dの入力レベルを取り込む出力す
る。
【0028】以下、動作につき説明する。VCO3は図
4に示すように周波数foで発振しているものとする。
この状態で、次のチャンネルを受信するためにVCO3
の発振周波数をfoからf1に上昇させる指定を制御ユ
ニット15が受けると、同ユニット15はそのための分
周比を生成し、この分周比をセットパルスPSを時点t
oで発生しながら分周器13に設定する。セットパルス
PSの発生により、各フリップフロップFoのQ出力は
ハイレベルとなり、図3のように、スイッチ信号U1〜
U4のすべてはハイレベルとなる。この結果、全スイッ
チS1〜S4がオンとなる。かくして、抵抗R11〜R
15が互いに並列に接続されたことになり、その合成抵
抗値は最小値r1Aとなる。
【0029】位相比較器11は、分周器13の分周比が
高い値に変更されたことにより、図3のように基準信号
Rおよび分周信号Fの各パルス毎にその位相位を示すア
ップ信号Uを発生する。アップ信号Uによりフリップフ
ロップF1のQ出力はロウレベルとなるが、フリップフ
ロップF5の出力はハイレベルのままであるので、スイ
ッチ信号U1および残りの信号U2〜U4もハイレベル
を保持している。かくして、チャージポンプ回路12は
最小値となった合成抵抗を介してフィルタ2Aを充電す
る。すなわち、フィルタ2Aの時定数は最小値となる。
したがって、VCOの発振周波数は図4に示すようにf
oからf1に向って急速に変化する。
【0030】時刻t1でVCOの発振周波数にオーバシ
ュートが生じると、位相比較器1は今後はダウン信号D
にアクティブロウレベルを発生する(図3)。この信号
により、フリップフロップF5はそのQ出力をロウレベ
ルにし、この結果、スイッチ信号U1はロウレベルに変
化され、対応するスイッチS1はオフとなる。フリップ
フロップF6はそのQ出力をロウレベルとするが、アク
ティブロウレベルのダウン信号Dが最初に到来した時点
では、ORゲートG1の出力はハイレベルであり、ま
た、アップ信号Uはハイレベルを保ったままであるの
で、フリップフロップF2のQ出力はハイレベルとなっ
ている。したがって、スイッチ信号U2はハイレベルを
保持する。残りのスイッチ信号U3,U4もハイレベル
のままである。したがって、フィルタ2Aの入力抵抗は
抵抗R12〜R15で決定されることになり、その抵抗
値は期間to〜t1よりも大きなものである。すなわ
ち、放電の時定数が高められる。
【0031】同様にして、時点t2,t3,t4でのオ
ーバシュートはアンダシュートにより位相比較器4のア
ップ信号U、ダウン信号Dの発生状態が変化し、その都
度、スイッチ信号U2〜U4が順々にロウレベルと変化
する。すなわち、スイッチS2〜S4が順々にオフとな
り、フィルタ時定数も順々に増大する。
【0032】上述したように、PLL回路のロックタイ
ムを決定する自然角周波数Ωnおよびダンピングファク
タζは、(1),(2)式により示されるように、時定
数C1,R1の一方を構成する抵抗R1すなわち本実施
例の抵抗群17の抵抗値r1の平方根に比例する。本実
施例では、時刻t0〜t4の各々に対応するダンピング
ファクタは、図4に示すように、それぞれ2.0,1.
5,0,0.7に設定されている。周波数切替直後の時
刻t0で、最低の抵抗値r1Aに設定することにより、
自然角周波数Ωnおよびダンピングファクタζを大きく
して立上り時間を早くすることにより選択周波数f02
までの到達時間を短縮する。次に、時刻t1〜tでスイ
ッチS11〜S14を次々と切離すよう制御することに
より、抵抗値r1A,r1B,r1C,r1Dと上昇さ
せて、自然角周波数ωnおよびダンピグファクタζを順
次低減することにより。周波数偏差に対する補正感度を
増大させて選択周波数f02への収束時間を短縮する。
よって、本実施例では周波数切替時のロックタイムは5
mS以下とすることができる。一方、図6の従来例では
40mSである。本実施例では、したがって、コードレ
ス電話システムにも十分に対処できる。
【0033】図5を参照すると、本発明の第2の実施例
では、シンセサイザIC1は抵抗を備えておらず、その
代りにトランスファゲート×1〜×418を備えてい
る。また、チャージポンプ端子がCP1,CP2とし示
されるように二つ設けられ、図示のように抵抗R15お
よびR16とともに接続されている。
【0034】トランスファゲート×1〜×4は、スイッ
チ信号U1〜U4の対応する信号のハイレベルにより導
通する。かかる導通抵抗を時定数制御のために利用され
ている。動作的には前述の第1の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0035】本実施例では、シンセサイザIC1Bが常
住のように、能動素子のトランスファのみで構成され抵
抗などの受動素子を含まないので、IC化が一層容易で
あるという特徴を有する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL回
路は、フィルタ回路の複数の時定数を切替るスイッチ回
路と、周波数切替時の過渡期間の開始時に最小の時定数
に設定し位相誤差信号の変化に応答して上記スイッチ回
路を順次大きな時定数に切替制御するスイッチ制御回路
とを備えるので、周波数切替時の過渡応答状態に最適に
追従するように自然角周波数およびダンピングファクタ
を可変することによりロックタイムが大幅に高速化でき
るという効果がある。
【0037】本発明は上記実施例に限定されないことは
明らかである。例えば、抵抗R11〜R15の抵抗値あ
るいはトランスファゲート×1〜×4の導通抵抗値に差
をもたせることもできる。抵抗を並列接続するか否かで
時定数を制御したが、直列接続された複数の抵抗を順々
に短絡することにより時定数を変更することもできる。
さらに、図2のスイッチ制御回路において説明したゲー
トの種類や信号レベルは適宜変更して同一の機能を実現
できる。すなわち、位相比較器の出力状態の変化を検出
して時定数を制御すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の第1の実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のスイッチ制御回路の構成を示す回路図で
ある。
【図3】図2の例のスイッチ制御回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図4】本実施例のPLL回路の過渡応答特性の一例を
示す特性図である。
【図5】本発明のPLL回路の第2の実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】従来のPLL回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来のPLL回路の過渡応答特性の一例を示す
特性図である。
【符号の説明】
1,1A,1B シンセサイザIC 2,2A,2B フィルタ 3 VCO 11 位相比較器 12 チャージポンプ回路 13 カウンタ 15 スイッチ制御回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧により制御される発振信号を発
    生する発振器と、前記発振信号を設定された分周比に従
    って分周して分周信号を発生する分周器と、前記分周信
    号および基準信号の位相差を比較し前者が後者よりも進
    んでいるときにアクティブレベルをとる第1の信号およ
    び前者が後者よりも遅れているときにアクティブレベル
    をとる第2の信号を発生する位相比較手段と、前記第1
    および第2の信号に応答して可変時定数をもって前記制
    御電圧を発生する手段と、前記分周比の変化に応答して
    前記可変時定数を第1の値に設定し、前記位相比較器が
    アクティブレベルの第1(又は第2)の信号を発生して
    いた状態からアクティブレベルの第2(又は第1)の信
    号を発生する状態への変化に応答して前記可変時定数を
    前記第1の値よりも大きな第2の値に変更する手段とを
    備えるPLL回路。
  2. 【請求項2】 制御電圧により制御される発振信号を発
    生する発振器と、前記発振信号を設定された分周比に従
    って分周して分周信号を発生する分周器と、前記分周信
    号および基準信号の位相差を示す制御信号を発生する位
    相検出手段と、所定の時定数をもって前記制御信号を前
    記制御電圧に変換するフィルタ手段とを備え、前記分周
    比の変化により前記発振信号の周波数は変化されロック
    時間経過後に所望の周波数にロックされるPLL回路に
    おいて、前記フィルタ手段の時定数を、前記分周比の変
    化に応答して小さくし、前記制御信号に基づいて大きく
    する時定数可変手段を設けたことを特徴とするPLL回
    路。
  3. 【請求項3】 前記時定数可変手段が、前記分周比が変
    化してから、前記発振信号の周波数が前記所望の周波数
    にロックされるまでの間に、前記制御信号に基づいて複
    数回徐々に時定数を大きくする時定数可変手段であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記時定数可変手段は、前記制御信号が
    前記分周信号と前記基準信号との位相が逆転したことを
    示したときに時定数を大きくする時定数可変手段である
    ことを特徴とする請求項2または3記載のPLL回路。
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