JPH0993125A - Pllシンセサイザ回路 - Google Patents

Pllシンセサイザ回路

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JPH0993125A
JPH0993125A JP8166276A JP16627696A JPH0993125A JP H0993125 A JPH0993125 A JP H0993125A JP 8166276 A JP8166276 A JP 8166276A JP 16627696 A JP16627696 A JP 16627696A JP H0993125 A JPH0993125 A JP H0993125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周波数範囲の広いPLLシンセサイザ回路にお
いて、高周波数帯域と低周波数帯域の各周波数間のロッ
クタイムおよびノイズ特性の変動を抑制する。 【解決手段】分周比設定データDFから生成した制御デ
ータEFにより、チャージポンプ電流制御回路8のチャ
ージポンプ制御電流PFを制御して、チャージポンプ回
路3が生成するチャージポンプ信号Pの電流値を可変制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phas
e−Locked Loop)回路に関し、特にPLL
シンセサイザ回路において周波数特性が広範囲に渡る、
例えば受信周波数範囲の広いテレビジョン(以下TV)
受像器チューナ用のPLLシンセサイザ回路に関する。
【0001】
【従来の技術】PLL回路とは、1つの発振器を有し、
その発振器の周波数および位相が外部からの入力信号の
周波数および位相に一致するように、位相差を検出して
フィードバックにより発振器を制御する回路である。
【0002】近時、TV受像器のチューナは、PLLシ
ンセサイザ方式のものが多く用いられている。これは、
PLLシンセサイザは、故障の原因となる機械的接点が
不要であり、小型でかつリモートコントロールが容易で
あるためである。
【0003】この種のTV受像器用チューナに用いられ
ている従来のPLLシンセサイザ回路の一例を、第1の
従来例として図7に示す。
【0004】図7に示したPLLシンセサイザ回路の第
1の従来例は、基準周波数fsをとる基準信号Sを発生
する基準発振器である水晶発振器1と、基準信号Sと分
周信号D(後述)との位相の比較を行い正負の位相差信
号PDU,PDDを出力する位相比較回路(PD)2
と、位相差信号PDU,PDDの各々の供給に応答して
チャージポンプ信号Pを出力するチャージポンプ回路
(CP)3と、チャージポンプ信号Pの高周波成分を除
去し、すなわちチャージポンプ信号Pを平滑化した発振
制御信号CCを出力するローパスフィルタ(LPF)4
と、発振制御信号CCの供給に応答して発振周波数f0
を制御する発振信号VOを発生する電圧制御発振器(V
CO)5と、発振信号VOを分周比設定データDFで設
定される分周比Nで分周して、周波数f0/Nの分周信
号Dを生成するプログラマブル分周器6と、外部のマイ
クロコンピュータなどからの周波数設定データMFの供
給に応答して分周比設定データDFを生成する入力イン
ターフェース7とを備えている。
【0005】次に、図7のPLLシンセサイザ回路の動
作を説明する。このPLLシンセサイザ回路は、出力し
たい所望の周波数f0を周波数設定データMFで設定
し、基準信号Sと分周信号Dとの位相が一致するように
電圧制御発振器5の発振信号VOを制御する回路であ
る。
【0006】位相比較回路2は、基準信号Sと分周信号
Dとの位相を比較し、基準信号Sより分周信号Dの位相
が遅れていた場合は正の位相差信号PDUを、位相が進
んでいた場合は負の位相差信号PDDを発生し、チャー
ジポンプ回路3に供給する。チャージポンプ回路3は、
供給された位相差信号がPDUの場合には正の、PDD
の場合には負の直流信号であるチャージポンプ信号Pを
生成しローパスフィルタ4に供給する。ローパスフィル
タ4はチャージポンプ信号Pを平滑化し、発振制御信号
CCを出力して電圧制御発振器5に供給する。電圧制御
発振器5は、発振制御信号CCの電圧レベルに対応して
発振周波数f0を制御する発振信号VOを発生し、外部
に出力するとともにプログラマブル分周器6に供給す
る。この場合、発振制御信号CCの電圧が高い場合は周
波数が高くなり、電圧が低い場合は周波数も低くなる。
プログラマブル分周器6は、入力インターフェース7か
らの分周比データDFにより分周比Nが設定されてお
り、発振信号VOの供給に応答して基準周波数fsとほ
ぼ同じ周波数f0/Nの分周信号Dを発生する。このよ
うにして周波数fsと周波数f0/Nとの位相差が0と
なるように制御する。なお、周波数がロックした後は、
位相差信号PDU,PDDの両信号とも出力されず、チ
ャージポンプ回路3の出力はハイインピーダンス状態と
なる。
【0007】この種のPLLシンセサイザ回路の動作特
性を決める重要な要因には、チャンネル切替(周波数切
替)時の周波数安定時間(ロックタイム)および電圧制
御発振器の信号純度を示すキャリアノイズ(C/N)が
ある。
【0008】上述のロックタイムおよびキャリアノイズ
の両特性を同時に改善するために、従来、特開平2−1
13726号公報(以下第2の従来例)のような回路が
提案されており、図8に示して説明する。
【0009】第2の従来例は、PLL回路のチャージポ
ンプ回路において、定電流型のチャージポンプ回路9に
抵抗値の違う外部抵抗R1,R2を接続し、これらの外
部抵抗を選択することによりチャージポンプ信号Pの大
きさを制御する構成を有している。そして、外部抵抗の
切替のために、位相比較回路2から出力される位相差信
号PDU,PDDをロック検出回路(LD)11に入力
し、ロック検出回路11が2つの位相差信号PDU,P
DDから周波数がロックしたかどうかを検出してその状
態によりいずれかの外部抵抗を選択する。外部抵抗の抵
抗値はR2>R1となっており、ロックアップ前にはR
1が、ロックアップ後にはR2が選択される。R1が選
択されるとチャージポンプ信号Pの電流が大きくなって
ロックアップを高速化し、R2が選択されると電流が小
さくなって安定度を高める(すなわち、位相比較回路に
多少の誤差信号が生じてもローパスフィルタの出力変動
は小さくなるため、ロック周波数の変動も小さくな
る)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
TV受像器用チューナのPLLシンセサイザ回路は、T
VチャンネルがVHF帯からUHF帯までをカバーする
必要があるため、一般的な通信用PLLシンセサイザ回
路で使用する周波数範囲に比べ対応周波数帯域が広く、
約80〜930MHzに及ぶ。そのため、上述した第1
の従来例のようなPLLシンセサイザ回路を用いると、
高周波数帯域(UHF帯)と低周波数帯域(VHF帯)
の相互間のループゲインの変動幅が大きく、ロックタイ
ムおよびC/N特性に差が生じる。具体的に説明する
と、UHF帯ではVHF帯に比べて周波数が高いので分
周比を大きくする必要があり、この結果、ループゲイン
低下、および電圧制御発振器の同調素子であるバラクタ
ダイオードそのものの電圧−容量特性の非線形の影響が
生じ、UHF,VHF帯の相互間で上述のロックタイム
等の値が変わってしまう。なお、周知のように、ロック
タイムおよびC/Nの両特性は、PLL回路のダンピン
グファクタにより決定される。
【0011】また、ロックアップ前の高速切替とロック
アップ後のノイズ特性の向上を図った第2の従来例を用
いても、周波数に対応した特性補償能力がないため、ル
ープゲインの変動に対して対応できない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるPLLシン
セサイザ回路の主要な構成は、出力周波数を設定する周
波数設定データが入力され、この出力周波数を発生する
電圧制御発振器と、電圧制御発振器の発信周波数を制御
するチャージポンプ電流を生成するチャージポンプ回路
とを少なくとも備えるPLLシンセサイザ回路におい
て、周波数設定データによりチャージポンプ回路のチャ
ージポンプ電流の電流値を調整することを特徴とする。
また、チャージポンプ電流の調整には、入力された周波
数設定データから複数のビットを選択して制御データを
生成し、当該制御データのビット数に対応した数のチャ
ージポンプ電流の電流値を調整するチャージポンプ電流
制御回路を用いる。
【0013】本発明によるPLLシンセサイザ回路は、
具体的には、出力周波数を設定する周波数設定データが
入力される入力部と、基準周波数を発生する基準発振器
と、出力周波数を制御するための発振信号を発生する電
圧制御発振器と、発振信号および周波数設定データが入
力されて当該発振信号を基準周波数の値に分周した分周
信号を発生する分周器と、基準周波数と分周信号の位相
を比較して位相差信号を発生する位相比較回路と、位相
差信号により電圧制御発振器の出力周波数を制御するチ
ャージポンプ電流を発生するチャージポンプ回路を備え
るPLLシンセサイザ回路において、周波数設定データ
から制御データを生成し、当該制御データにもとづいて
チャージポンプ電流を制御するチャージポンプ電流制御
信号を発生するチャージポンプ電流制御回路をさらに備
える。また、入力部は、周波数設定データから分周器の
分周比を設定する分周比設定データを生成して分周器に
出力し、さらに分周比設定データから複数のビットを選
択して制御データとしてチャージポンプ電流制御回路に
出力する。チャージポンプ電流制御信号は、制御データ
のビット数に対応した数の電流源により発生される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0015】図1(a)は、本発明によるPLLシンセ
サイザ回路の実施の形態であり、図7に示した従来例と
同一の構成部分には同一符号を付け、説明を省略する。
【0016】図1(a)に示した本実施の形態は図7の
従来例と同様に、水晶発振器1,位相比較回路2,ロー
パスフィルタLPF4,電圧制御発振器5およびプログ
ラマブル分周器6を備えているが、チャージポンプ回路
3A,入力インターフェース7Aおよびチャージポンプ
電流制御回路8が本実施の形態特有の構成を有してい
る。まず、これら3つの回路を簡単に説明する。入力イ
ンターフェース7Aは入力された周波数設定データMF
から生成された分周比設定データDFのいくつかのビッ
トを制御ビットとして選択し、制御データEFとしてチ
ャージポンプ電流制御回路8に出力する。また、チャー
ジポンプ電流制御回路8は入力された制御データEFに
対応して、あらかじめ定められた大きさのチャージポン
プ制御電流PFを出力し、チャージポンプ回路3Aはこ
のチャージポンプ制御電流PFと位相比較回路2からの
位相差信号PDU,PDDによりチャージポンプ信号P
の電流レベルを制御する。すなわち、本実施の形態は、
周波数設定データMFによりチャージポンプ信号Pを制
御するものである。
【0017】図1(b)に、本実施の形態によるTV受
像器のブロック図を示す。本実施の形態のPLLシンセ
サイザ回路100は、図1(a)の水晶発振器1を除い
た部分が1チップ上に配置されている。このPLLシン
セサイザ回路100は、外部の水晶発振器1から、基準
入力端子Irを介して基準周波数が入力され、外部のマ
イクロプロセッサ等のコントローラ101により、PL
L入力端子を介して周波数設定データMFが入力され
る。発信周波数f0は、PLL出力端子OUTより、ア
ンテナ104が接続されたチューナ102に出力され
る。また、コントローラ101は、PLLシンセサイザ
回路100を制御するとともにビデオコントロールユニ
ット(VCU)103の制御も行い、CRT105に映
像信号を出力する図2(a)に、チャージポンプ回路3
A,入力インターフェース7Aおよびチャージポンプ電
流制御回路8の詳細なブロック図を示す。本実施の形態
では、説明の簡単のために、分周比設定データDFの上
位2ビットを制御ビットとして選択する場合を示す。
【0018】入力インターフェース7Aは、外部から任
意のタイミングで供給された周波数設定データMFを入
力処理して分周比設定データDFを生成する入力部71
と、入力部71からの分周比設定データDFをラッチし
てこのラッチデータをプログラマブル分周器6に出力
し、また制御ビットを制御データEFとしてチャージポ
ンプ電流制御回路8に出力するデータラッチ部72とを
備える。
【0019】ここで、周波数設定データMFのデータフ
ォーマットを示すタイムチャートを図3に示す。周波数
設定データMFは、周波数の値を2進数で表したnビッ
トのデータM1〜Mnから成るシリアルデータSDと、
ビット同期用のクロックCLKと、シリアルデータSD
の有効部分を指定するイネーブル信号ENとで構成され
る。シリアルデータSDは、周波数を2値化して表して
いるため、例えば低周波数帯域であるVHF帯の周波数
を指定したときは上位ビットに「0」が多くなり、高周
波数帯域であるUHF帯を指定したときは上位ビットは
「1」となる。
【0020】図2(b)および図3を参照して入力イン
ターフェース7Aの動作を説明する。入力部71は上述
した周波数設定データMFのシリアルデータSD,クロ
ックCLKおよびイネーブル信号ENを受ける。シリア
ルデータ転送制御回路71Aは、入力されたイネーブル
信号ENがハイレベルになったときのみ信号(EN)を
シフトレジスタに出力する。そして、シフトレジスタ7
1Bは、信号(EN)が入力されたときだけクロックC
LKにもとづいてシリアルデータSDが入力され、シリ
アルデータSDを直並列変換して並列の分周比設定デー
タDFを生成するが、信号(EN)の出力が停止すると
クロックCLKが無効となる。また、イネーブル信号E
Nがローレベルになると、分周比設定データDFは、シ
リアルデータ転送制御回路7Aから発生されるラッチ信
号LATCHに応答してデータラッチ部72にラッチさ
れる。ラッチされた分周比設定データDFは、プログラ
マブル分周器6に出力されると同時に、その上位2ビッ
ト(Mn,Mn−1)が制御データEFとしてチャージ
ポンプ電流制御回路8に出力される。
【0021】次にチャージポンプ電流制御回路8および
チャージポンプ回路3Aを図2(a)および図4を参照
して説明する。
【0022】チャージポンプ電流制御回路8は、制御デ
ータEFの制御ビットの各々に対応して電流値の異なる
電流制御部81,82を備える。電流制御部81,82
は、それぞれスイッチS81,S82および電流源I8
1,I82で構成されている。本実施の形態において、
各電流源の電流値は、I82>I81として設定されて
いる。各電流制御部のスイッチSは、制御ビットの第1
の論理レベル(例えば「1」)または第2の論理レベル
(例えば「0」)に対応してオンまたはオフとなる。こ
の制御データEFによるスイッチSの取り得る状態の組
み合わせを、表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】すなわち、チャージポンプ制御電流PFは
4段階に制御され、制御ビットMn,Mn−1が「0,
0」(状態1)のとき最小レベル(0)となり、「1,
1」(状態4)のとき最大レベルとなる。
【0025】次にチャージポンプ回路3Aは、電源レベ
ルVccに接続された電流源I31および接地レベルG
NDに接続された電流源I32と、出力節点outと各
電流源I31,I32との間にそれぞれ接続されたスイ
ッチS31,S32を備えている。チャージポンプ回路
3Aは、正の位相差信号PDUが供給されたときS31
がオンとなって電流源I31の電流がチャージポンプ信
号Pとして出力され、同様に負の位相差信号PDDが供
給されたときは電流源I32の電流がチャージポンプ信
号Pとされるが、本実施の形態では、チャージポンプ制
御電流PFによりチャージポンプ信号Pの大きさが制御
される。すなわち、図5に示したように、制御ビットM
n,Mn−1の値によってチャージポンプ制御電流PF
の電流レベルが増大すると、チャージポンプ信号Pの電
流レベルも増大する。
【0026】ここで、チャージポンプ電流制御回路8お
よびチャージポンプ回路3Aの詳細な回路は、図4に示
すような構成になっている。上述のチャージポンプ信号
Pの出力電流値の制御は、チャージポンプ電流制御回路
8の抵抗R2,R3で行う。これら抵抗の抵抗値は、R
3>R2となっており、チャージポンプ電流制御回路8
に入力される制御ビットMn,Mn−1により抵抗R
2,R3が選択されてチャージポンプ制御電流PFが決
まる。したがって、チャージポンプ回路3の抵抗R1に
よるチャージポンプ信号Pに、抵抗R2,R3によるチ
ャージポンプ制御電流PFが加えられる形となる。な
お、チャージポンプ回路3Aの抵抗R1の大きさは適宜
設定されている。
【0027】上述の、チャージポンプ電流制御回8の状
態1〜4により設定された、チャージポンプ信号Pの電
流値に対して補正されたダンピングファクタの一例を図
6に示す。ここで言うダンピングファクタとは、特に過
渡特性の振幅を意味する。従来のダンピングファクタ
は、破線で示したように周波数に比例して増加するが、
本実施の形態では実線で示したように状態1〜4と進む
につれてチャージポンプ信号Pの電流値が増大する。こ
れにより、ローパスフィルタの充放電が早まる等の効果
があるため、ダンピングファクタの増加が抑制される。
【0028】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上述した実施の形態に限られることなく、主々
の変形が可能である。例えば、制御データとして分周比
設定データの上位2ビットのみではなく、さらに多くの
ビットを用い、電流制御部の数をビット数の増加に対応
して増設することにより、チャージポンプ信号Pをさら
に精細に制御・調整することができる。したがって、よ
り広い周波数帯域に対して、最適なダンピングファクタ
を設定することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLLシ
ンセサイザ回路は、周波数設定データ、すなわち分周比
を制御するデータから生成したチャージポンプ電流制御
データの供給に応答してチャージポンプ信号Pの電流値
が制御されるので、分周比の変化に対応してチャージポ
ンプ信号を可変することにより、ダンピングファクタの
変動幅を抑制し、UHF帯およびVHF帯の各々のチャ
ンネル間でのロックタイムやノイズ特性の変動も大幅に
改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明のPLLシンセサイザ回路の
第1の実施の形態を示すブロック図 (b)本発明のPLLシンセサイザ回路によるTV受像
器を示すブロック図
【図2】 (a)本発明の入力入力インターフェー
ス,チャージポンプ電流制御回路およびチャージポンプ
回路のブロック図 (b)本発明の入力入力インターフェースの詳細なブロ
ック図
【図3】 周波数設定データのフォーマットおよびラ
ッチ信号を示すタイムチャート
【図4】 本発明のチャージポンプ電流制御回路およ
びチャージポンプ回路の詳細な回路図
【図5】 本発明によるチャージポンプ信号の特性
【図6】 本発明によるダンピングファクタの特性
【図7】 第1の従来例を示すブロック図
【図8】 第2の従来例を示すブロック図
【符号の説明】
1 水晶発振器 2 位相比較回路 3A チャージポンプ回路 4 ローパスフィルタ 5 電圧制御発振器 6 プログラマブル分周器 7A 入力インターフェース 8 チャージポンプ電流制御回路 71 入力部 71A シリアルデータ転送制御回路 71B シフトレジスタ 72 データラッチ部 81,82 電流制御部 S31,S32,S81,S82 スイッチ I31,I32,I81,I82 電流源 100 PLLシンセサイザ回路 101 コントローラ 102 チューナ 103 ビデオコントロールユニット 104 アンテナ 105 CRT

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力周波数を設定する周波数設定データが
    入力され、前記出力周波数を発生する電圧制御発振器
    と、前記電圧制御発振器の発信周波数を制御するチャー
    ジポンプ電流を生成するチャージポンプ回路とを少なく
    とも備えるPLLシンセサイザ回路において、前記周波
    数設定データにより前記チャージポンプ回路の前記チャ
    ージポンプ電流の電流値を調整することを特徴とするP
    LLシンセサイザ回路。
  2. 【請求項2】前記チャージポンプ電流の電流値の調整
    は、前記入力された周波数設定データから複数のビット
    を選択して制御データを生成し、当該制御データのビッ
    ト数に対応した数の前記チャージポンプ電流の電流値を
    調整するチャージポンプ電流制御回路により行うことを
    特徴とする請求項1記載のPLLシンセサイザ回路。
  3. 【請求項3】出力周波数を設定する周波数設定データが
    入力される入力部と、基準周波数を発生する基準発振器
    と、前記出力周波数を制御するための発振信号を発生す
    る電圧制御発振器と、前記発振信号および前記周波数設
    定データが入力されて当該発振信号を前記基準周波数の
    値に分周した分周信号を発生する分周器と、前記基準周
    波数と前記分周信号の位相を比較して位相差信号を発生
    する位相比較回路と、前記位相差信号により前記電圧制
    御発振器の前記出力周波数を制御するチャージポンプ電
    流を発生するチャージポンプ回路を備えるPLLシンセ
    サイザ回路において、前記周波数設定データから制御デ
    ータを生成し、当該制御データにもとづいて前記チャー
    ジポンプ電流を制御するチャージポンプ電流制御信号を
    発生するチャージポンプ電流制御回路をさらに備えるこ
    とを特徴とするPLLシンセサイザ回路。
  4. 【請求項4】前記入力部は、前記周波数設定データから
    前記分周器の分周比を設定する分周比設定データを生成
    して前記分周器に出力し、さらに前記分周比設定データ
    から複数のビットを選択して前記制御データとして前記
    チャージポンプ電流制御回路に出力することを特徴とす
    る請求項3記載のPLLシンセサイザ回路。
  5. 【請求項5】前記チャージポンプ電流制御信号は、前記
    制御データのビット数に対応した数の電流源により発生
    することを特徴とする請求項3記載のPLLシンセサイ
    ザ回路。
  6. 【請求項6】前記制御データは、前記周波数設定データ
    の上位2ビットが選択されることを特徴とする請求項2
    または請求項4記載のPLLシンセサイザ回路。
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