JP2758782B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2758782B2
JP2758782B2 JP4130912A JP13091292A JP2758782B2 JP 2758782 B2 JP2758782 B2 JP 2758782B2 JP 4130912 A JP4130912 A JP 4130912A JP 13091292 A JP13091292 A JP 13091292A JP 2758782 B2 JP2758782 B2 JP 2758782B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/38Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers

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  • Inverter Devices (AREA)
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ等の電力変
換器と発電機等の他の交流電源とを電流バランスを制御
しながら並列運転する電源装置に関し、特に横流による
電圧上昇を抑制しながら電力変換器及び交流電源を瞬断
無く切換えるシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インバータのような電力変換
器の出力周波数に垂下特性を持たせることにより、発電
機等のような他の交流電源と並列運転する方法はよく知
られている。この種の電源装置は、例えば航空機用静止
形電源装置として用いられ、通常の飛行中には機体上の
発電機を電源として負荷に給電し、着陸時に発電機を停
止させる場合には地上側のインバータを電源として切換
接続して負荷に給電する。このとき、2つの電源が負荷
に対して一時的に並列接続されることにより、負荷への
給電を遮断することなく電源が切換えられる。
【0003】図8は例えば特公昭51−24690号公
報に示された電力変換器の並列運転システムからなる従
来の電源装置を示す構成図である。図において、1は電
力変換器例えばインバータであり、直流電源(図示せ
ず)からの直流電力Pd(直流電圧Vd及び直流電流I
d)を交流電力P1(交流電圧V1及び交流電流I1)に変
換する。2は発電機等の他の交流電源であり、インバー
タ1に対して並列配置されている。インバータ1の出力
周波数(交流電力P1の周波数)は、後述するインバータ
制御回路により制御され、電源切換時に交流電源2の出
力周波数(交流電力P2の周波数)とほぼ同一となるよう
に調整される。
【0004】並列電源を構成するインバータ1及び交流
電源2は、それぞれスイッチ3及び4を介して共通の交
流母線5に接続されている。更に、母線5には負荷6が
接続されており、インバータ1又は交流電源2からの交
流電力P1又はP2は、負荷6に供給される。並列運転時
には、スイッチ3及び4が共にオンしており、インバー
タ1及び交流電源2は負荷6への電力供給を分担する。
又、通常運転時には、スイッチ3又は4のどちらかがオ
ンしており、インバータ1又は交流電源2のうちの一方
が負荷6への給電を分担する。
【0005】10〜15で示される構成要素はインバー
タ制御回路を構成しており、交流電力P1の有効分に応
じてインバータ1の出力周波数を調整する。10はイン
バータ1からの交流電圧V1を基準電圧Vrefと一致する
ように制御する電圧制御回路、11は交流電圧V1と基
準電圧Vrefとの偏差ΔVを演算する減算器、12は交
流電圧V1を検出する電圧センサであり、これらは、イン
バータ1から出力される交流電圧V1を基準電圧Vrefと
等しくするためのフィードバック制御回路を構成してい
る。
【0006】13は基準電圧Vrefを生成する基準電
圧発生回路であり、電圧制御発振器14から出力される
発振周波数fに基づいてインバータ1の出力周波数を決
定する。15はインバータ1から出力される交流電力P1
の有効電力Pを検出する電力センサであり、検出された
有効電力Pは電圧制御発振器14に入力される。
【0007】電圧制御発振器14は、図9の実線に示す
ような電力−周波数(P−f)特性を有する。尚、破線
は交流電源2のP−f特性である。電圧制御発振器14
の出力周波数fは、インバータ1が無負荷(P=0)の時
には中心周波数foであるが、有効電力Pの増大に応じ
て垂下する。例えば、インバータ1から出力される有効
電力PがPi(>0)のときには、発振周波数fはΔf
だけ垂下する。逆に、有効電力Pが負、即ち交流電力P2
が負荷6で消費されずに回生電力として流入するときに
は、発振周波数fは上昇する。
【0008】図10は図9のような動作特性を有する電
圧制御発振器14の具体的構成例を示すブロック図であ
る。図において、21は一定周波数Fで発振する水晶発
振器からなる発振部、22は発振部21からの発振信号
を分周して例えば8ビット信号22aに変換する分周
部、23は電力センサ15からのアナログ信号即ち有効
電力Pをデジタル変換して例えば4ビット信号23aに
変換するAD変換器である。
【0009】24は4ビット信号23aと8ビット信号
22aとのデジタル掛算を行う乗算部であり、8ビット
信号22aの下位4ビットを4ビット信号23aによっ
て変調することにより、一定の発振周波数Fを有効電力
Pによって調整するように動作する。25は乗算部24
での演算により得られた周波数を分周する分周部であ
り、インバータ1の出力周波数に対応した適切な発振周
波数fを出力する。
【0010】次に、図9を参照しながら、図8に示した
従来の電源装置の動作について説明する。いま、スイッ
チ3がオン、スイッチ4がオフし、インバータ1の出力
電力P1が負荷電力P6として負荷6に供給されていると
し、この状態から負荷6への給電をインバータ1から交
流電源2に切換えることを考える。
【0011】このとき、出力母線5の電圧を停電させな
いように切換えるために、先にスイッチ4をオンして並
列運転状態を作ってからスイッチ3をオフするが、並列
運転状態になったときに、インバータ1と交流電源2と
の間には両者の電圧の大きさと位相の差に応じた横流が
流れる。
【0012】ここで、両者の電圧の大きさが同じである
とし、両者の間のインピーダンスが主に発電機の内部リ
アクタンス分によるリアクタンスだけであるとすると、
横流は、ほぼ両者の電圧の位相差により流れる有効分の
みとなる。従って、両者のP−f特性に応じた電力分担
をするような周波数、位相差で動作する。即ち、図9に
示した周波数f1において、インバータ1がP1、交流電
源2がP2という電力を分担するような動作点で動作す
る。但し、負荷6に供給される負荷電力P6はP1+P2
で表わされる。
【0013】このように、インバータ制御回路10〜1
5の制御下でインバータ1に周波数特性を持たせること
により、インバータ1及び交流電源2は、それぞれのP
−f特性に応じて負荷を分担する事になる。しかしなが
ら、スイッチ3及び4がオンして並列運転となった直後
の過渡状態を全く考慮していないため、2つの電源即ち
インバータ1及び交流電源2の各交流電力P1及びP2
同期がとれない期間において種々の問題が生じている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換器の並
列運転制御装置は以上のように構成されているので、定
常状態では負荷6への給電を分担することができるが、
並列運転に入った直後の過渡状態では、2つの電源の同
期がとれるまでに大きな横流が流れる。従って、特に、
インバータ1と交流電源2とを電圧瞬断無く切換えるよ
うなシステムにおいてはインバータ1及び交流電源2を
短時間だけ並列運転するが、この並列運転の間にインバ
ータ1又は交流電源2の定格を越える大きな横流が流れ
ると、インバータ1又は交流電源2からの交流電圧V1
又はV2が垂下してしまい、切換中又は切換直後に交流
母線5の電圧が低下して電源装置としての信頼性が低下
する。又、並列運転による切換終了後の単独運転中でも
インバータ1の出力周波数が有効電力Pに応答して垂下
するので、負荷6によって出力周波数が低下してしまう
という問題点があった。
【0015】又、並列運転に入るときに、インバータ1
からの交流電圧V1の位相が交流電源2からの交流電圧
2の位相より遅れていると、インバータ1の交流出力端
子側に交流電源2からの交流電力P2が流入してしま
う。従って、例えばインバータ1の直流入力端子側に交
流電力P2が回生され、直流電圧Vdが上昇してインバー
タ1の素子を破損するおそれがあるという問題点があっ
た。
【0016】更に、インバータ1の出力周波数を調整す
るために、図8のように電力センサ15により有効電力
Pを検出しているので、フィードバック制御系統の構成
が複雑となり、更に電源装置の信頼性を低下させる要因
になり得るという問題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、並列運転になった後、横流が生
じたときのみインバータと交流電源との間で速やかに同
期制御させることにより、横流を抑制し且つ不所望な出
力周波数低下を防止して信頼性を向上させた電源装置を
提供することを目的とする。
【0018】又、この発明は、並列運転終了後に、イン
バータの出力周波数を他の交流電源に同期制御せずに徐
々に中心周波数に設定し、滑らかに出力周波数の低下を
防止して信頼性を向上させた電源装置を提供することを
目的とする。
【0019】又、この発明は、並列運転になった後、交
流電源からインバータ側に電力回生が行われたときに、
インバータと交流電源との間で速やかに同期制御させる
ことにより、インバータ素子の損傷を防止して信頼性を
向上させた電源装置を提供することを目的とする。
【0020】更に、この発明は、インバータ出力同期制
御用のフィードバック制御系統の構成を簡略化して信頼
性を向上させた電源装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電源装置は、電力変換器からの第1の交流電流を検出
する電流センサ手段と、第1の交流電流が所定値を越え
たことを判定するコンパレータと、コンパレータの出力
信号に応答して電力変換器からの第1の交流電力の有効
分を取り込む調整入力手段とを電力変換器制御回路に設
け、第1の交流電流が所定値を越えたときに、第1の交
流電力の有効分に応じて、電力変換器の出力周波数を交
流電源の出力周波数と一致するように調整するものであ
る。
【0022】又、この発明の請求項2に係る電源装置
は、有効電力を取り込む調整入力手段の機能として、電
源切換用のスイッチ手段が電力変換器からの第1の交流
電力及び交流電源からの第2の交流電力を負荷に供給す
る並列運転過渡時に第1の交流電力の有効分を通過し、
スイッチ手段が第1の交流電力のみを負荷に供給する単
独運転時に第1の交流電力の有効分の通過を禁止する機
能を設け、電力変換器制御回路が、並列運転過渡時に電
力変換器の出力周波数を調整し、過渡時終了後の単独運
転時に電力変換器の出力周波数を無負荷時に対応した中
心周波数に調整するものである。
【0023】又、この発明の請求項3に係る電源装置
は、第1の交流電力を検出する電力センサ手段と、第1
の交流電力が回生状態であることを判定するコンパレー
タと、コンパレータの出力信号に応答して第1の交流電
力の有効分を取り込む調整入力手段とを電力変換器制御
回路に設け、第1の交流電力が回生状態のときに、第1
の交流電力の有効分に応じて、電力変換器の出力周波数
を交流電源の出力周波数と一致するように調整するもの
である。
【0024】又、この発明の請求項4に係る電源装置
は、電力変換器制御回路が、電力変換器の出力周波数を
調整するときに、第1の交流電力を第2の交流電力より
も常に大きい状態にするものである。
【0025】又、この発明の請求項5に係る電源装置
は、第1の交流電流を検出する電流センサ手段と、第1
の交流電流が所定値を越えたことを判定するコンパレー
タと、コンパレータの出力信号に応答して且つ第1の交
流電力の有効分の極性に応じて電力変換器の出力周波数
を切換える周波数切換手段とを電力変換器制御回路に設
け、第1の交流電流が所定値を越え且つ有効分が負極性
のときには電力変換器の出力周波数を最高周波数に調整
し、第1の交流電流が所定値を越え且つ有効分が正極性
のときには電力変換器の出力周波数を最低周波数に調整
し、第1の交流電流が所定値以内のときには電力変換器
の出力周波数を中心周波数に調整するものである。
【0026】更に、この発明の請求項6に係る電源装置
は、電力変換器がインバータであって、電力変換器制御
回路は、インバータの直流側の電流値を検出する直流電
流センサ手段を含み、直流側の電流値に応答して、電力
変換器の出力周波数を交流電源の出力周波数と一致する
ように調整するものである。
【0027】
【作用】この発明の請求項1においては、並列運転過渡
時に交流電源及び電力変換器の出力電力が速やかに同期
制御され、両者の間の横流が少なくなるように電圧制御
発振器の出力周波数が調整され、同期制御が不要なとき
には出力周波数が一定に調整される。
【0028】又、この発明の請求項2においては、並列
運転過渡時に交流電源及び電力変換器の出力電力が速や
かに同期制御されると共に、単独運転時に交流電源及び
電力変換器の同期制御を徐々に禁止して、電力変換器の
出力周波数の低下を滑らかに防止する。
【0029】又、この発明の請求項3においては、交流
電源から電力変換器への回生状態時に、交流電源と電力
変換器とが速やかに同期されて、過電圧による電力変換
器の素子損傷を防止する。
【0030】又、この発明の請求項4においては、電力
変換器からの交流電力を常に交流電源からの交流電力よ
りも大きく設定し、切換制御の安定性を向上させる。
【0031】又、この発明の請求項5においては、並列
運転時に第1の交流電流が所定値を越えたときに、第1
の交流電力の有効分の極性に応じて電力変換器の出力周
波数を最高値又は最低値に設定し、速やかに同期制御を
行う。
【0032】更に、この発明の請求項6においては、電
力変換器即ちインバータの直流側の電流に基づき、極め
て簡単な構成でインバータ出力周波数を制御する。
【0033】
【実施例】実施例1.以下、この発明の請求項1に対応
した実施例1を図について説明する。図1はこの発明の
実施例1を示す構成図であり、1〜6及び10〜15は
前述と同様のものである。この場合、インバータ制御回
路は、以下の16〜19の構成要素を更に含んでいる。
16はインバータ1から出力される交流電流I1を検出す
るための変流器、17は変流器16で検出された交流電
流I1を電圧信号に変換する電流センサであり、これらは
電流センサ手段を構成している。
【0034】18は電流センサ17からの交流電流I1
所定値を越えたことを判定したときにHレベルの出力信
号Cを生成するコンパレータである。19は電力センサ
15の出力端子と電圧制御発振器14との間に挿入され
たアナログスイッチであり、コンパレータ18の出力信
号CがHレベルのときにオン(閉成)する。アナログスイ
ッチ19は、コンパレータ18の出力信号Cに応答して
交流電力P1の有効分Pを取り込む調整入力手段を構成し
ている。
【0035】コンパレータ18での判定用の所定値は、
インバータ1及び交流電源2の並列運転時の交流電流I
1に対応しており、交流電流I1が所定値を越えたとき即
ち並列運転時にアナログスイッチ19が閉成し、交流電
力P1の有効分即ち有効電力Pが電圧制御発振器14に取
り込まれる。従って、並列運転時において、インバータ
1の出力周波数は、インバータ制御回路10〜19によ
り、有効電力Pに応じて、交流電源2の出力周波数と一
致するように調整される。
【0036】一方、並列運転状態が終了して単独運転状
態になると、交流電流I1の値が所定値以下になるため、
コンパレータ18の出力信号CはLレベルとなり、アナ
ログスイッチ19が開放されて有効電力Pの入力は遮断
される。従って、単独運転時において、電圧制御発振器
14の発振周波数fは中心周波数foとなり、インバー
タ1の出力周波数は中心周波数foに調整される。
【0037】従来の図9の特性では、インバータ1の出
力周波数が有効電力Pにより垂下するので、インバータ
1の単独運転状態でも負荷6によって出力周波数fが低
下してしまう。しかし、上記実施例1では、並列運転の
時だけインバータ1の出力周波数調整に基づく同期制御
を行うことにより、単独運転状態では中心周波数foを
出力するように動作するので、出力周波数fが低下する
ことはない。
【0038】上述したように、実施例1においては、コ
ンパレータ18の比較レベル(所定値)を通常の負荷6
に対する供給電流値よりも高い値に設定したので、イン
バータ1からの交流電流I1として、交流電源2との横流
による大電流が流れたときのみ、有効電力Pに基づく周
波数制御即ちインバータ1の同期制御が行われる。従っ
て、インバータ1の単独運転状態では出力周波数fは、
P=0に対応する中心周波数foになる。
【0039】実施例2.上記実施例1では、並列運転終
了後、交流電流I1がコンパレータ18で設定された所定
値以下になると直ちにアナログスイッチ19が開放し、
インバータ1の出力周波数fを中心周波数foに急変さ
せたが、滑らかに中心周波数foに移行することが望ま
しい。
【0040】次に、電源切換過渡時の並列運転時のみ同
期制御をし、並列運転終了後にゆっくりと滑らかに中心
周波数foに戻すようにしたこの発明の実施例2につい
て説明する。
【0041】図2はこの発明の請求項2に対応した実施
例2を示す構成図であり、20は調整入力手段として電
力センサ15と電圧制御発振器14との間に挿入された
可変ゲインアンプであり、コンパレータ18の出力信号
CがHレベルのときに1なるゲインを有し、コンパレー
タ18の出力信号CがLレベルになると、T1秒間で徐
々にゲインが0に低下するように設定されている。
【0042】又、可変ゲインアンプ20の設定時間T1
は、スイッチ3及び4が同時にオンしている電源切換時
の並列運転時間よりも充分長く設定されている。従っ
て、スイッチ3及び4がオンして交流電力P1及びP2
負荷6に供給している過渡時に、交流電力P1の有効電力
Pをゲイン1で通過させ、スイッチ3がオンし且つスイ
ッチ4がオフして交流電力P1のみを負荷6に供給する過
渡時経過後(T1秒後)に、徐々に有効電力Pの通過を
禁止するようになっている。
【0043】即ち、インバータ1及び交流電源2の並列
運転によりインバータ1の交流側に所定値を越える横流
が流れると、コンパレータ18の出力信号Cによって可
変ゲインアンプ20のゲインが1になって前述と同様の
同期制御が開始するが、インバータ1と交流電源2との
位相差が小さくなるが、横流が所定値よりも小さくなる
と、可変ゲインアンプ20のゲインはT1秒間かけて徐
々に0になる。これにより、電圧制御発振器14の入力
が徐々に0になるので、インバータ1の出力周波数fは
これに応じて滑らかに中心周波数foに戻り、単独運転
時には無負荷時に対応した中心周波数foになるように
動作する。
【0044】実施例3.上記実施例1及び2では、並列
運転に入ったときの各交流電力P1及びP2間の位相差が
小さければ、横流の値は小さくコンパレータ18が動作
せず、インバータ1の出力周波数制御が行われない。し
かし、インバータの位相が少しでも遅れていて交流電源
2からインバータ1に電力が回生すると、インバータ1
が逆変換動作して直流側の電圧が上昇するという問題が
ある。従って、このような回生状態がわずかでも生じた
場合には、同様に同期制御を行う必要がある。
【0045】次に、交流電源2からインバータ1に電力
が回生されたときに同期制御を行うようにしたこの発明
の実施例3について説明する。図3はこの発明の請求項
3に対応した実施例3を示す構成図であり、この場合の
インバータ制御回路は、以下の構成要素22及び23を
含んでいる。22は電力センサ15の出力端子に接続さ
れたコンパレータであり、電力センサ15で検出された
有効電力Pに基づいて交流電力P1が回生状態であること
を判定し、有効電力Pの値が負の時にHレベルの出力信
号Dを生成する。
【0046】23はコンパレータ22の出力信号Dに応
答するワンショットマルチバイブレータであり、出力信
号DがHレベルとなったときにT2秒間の幅のパルスE
を出力する。尚、時間T2は、スイッチ3及び4が同時
にオンする切換時の並列運転時間よりも充分長く設定さ
れている。アナログスイッチ19は、ワンショットマル
チバイブレータ23がパルスEを出力したときにオン
し、コンパレータ22の出力信号Dに応答して、有効電
力Pを取り込む調整入力手段を構成している。
【0047】もし、コンパレータ22が負極性の有効電
力Pを検出して交流電力P1が回生状態であることを判定
した場合には、出力信号DがHレベルとなり、ワンショ
ットマルチバイブレータ23のT2秒間だけHレベルと
なるパルスEを出力する。従って、アナログスイッチ1
9がオンとなり、有効電力Pを通過させて電圧制御発振
器14に入力する。この結果、インバータ制御回路は、
有効電力Pに応じて、インバータ1の出力周波数を交流
電源2の出力周波数と一致するように調整する。
【0048】このように、並列運転に入ったときにイン
バータ1の出力電力の位相が遅れ、交流電源2からイン
バータ1に電力が回生して有効電力Pが負になると、イ
ンバータ制御回路はT2秒間だけ同期制御動作を行い、
インバータ1及び交流電源2を速やかに同期させる。こ
のとき、時間T2は並列運転時間よりも充分長いので、
並列運転中は同期制御が効き、単独運転時には中心周波
数foになるように動作する。尚、このような回生判定
回路22及び23を各実施例1及び実施例2の電流セン
サ17と併用することもできる。
【0049】実施例4.尚、上記実施例1〜3では、図
9のような特性を有する電圧制御発振器14を用い、有
効電力Pが正極性の場合に、各交流電力P1及びP2がP
1<P2の関係を満たすように同期制御したが、常にP1
>P2となるように同期制してもよい。この場合、制御
安定性が向上する。
【0050】次に、並列運転中に、インバータ1からの
有効電力P1が負荷6への電力P6を主に分担するような
実施例4について説明する。図4はこの発明の請求項4
に対応した実施例4の電圧制御発振器のP−f特性を示
す特性図であり、実線がインバータ1の出力周波数特
性、破線が交流電源2の出力周波数特性である。
【0051】図4において、インバータ1の周波数(実
線)は、有効電力P=0即ち無負荷時には交流電源2の
周波数(破線)の中心周波数foよりも高い周波数を出力
し、有効電力Pが正の時には周波数が垂下し、有効電力
Pが負の時には上昇する。この場合、並列運転中の例え
ば周波数f1(>0)で、インバータ1及び交流電源2が
それぞれP1及びP2だけ負荷電力P6を分担した動作点
で動作する。但し、負荷電力P6はP1+P2で表わされ、
1>P2である。
【0052】このように、インバータ制御回路は、出力
周波数調整時の並列運転中に、インバータ1が分担する
交流電力P1が交流電力P2よりも常に大きくなるように
設定するので、電源切換前、電源切換中、電源切換後と
段階的に負荷6が移行し、切換が円滑になる。尚、図4
から明らかなように、インバータ1の周波数(実線)が
1 に変化するとき、交流電源2の周波数もfoからf 1
に変化し、結果的に、インバータ1の出力周波数と交流
電源2の出力周波数とは一致する。並列運転が終了する
と、アナログスイッチ19はオフとなり、同期制御は禁
止される。
【0053】実施例5.尚、上記実施例1〜4では、図
9又は図4のP−f特性を有する電圧制御発振器14を
用い、インバータ出力周波数fを調整して各交流電力P
1及びP2を同期制御したが、並列運転開始時に同期制御
を強くかけて速やかに同期をかけることが望ましい。
【0054】次に、並列運転時のインバータ同期制御を
強くかけるようにしたこの発明の実施例5について説明
する。図5はこの発明の請求項5に対応した実施例5を
示す構成図であり、14Aは中心周波数foを生成する
電圧制御発振器、14Bは有効電力Pの極性に応じて最
低周波数fmin又は最高周波数fmaxを生成する電圧制御
発振器、25は各電圧制御発振器14A及び14Bと基
準電圧発生回路13との間に挿入された切換スイッチで
ある。
【0055】18Aは交流電流I1が所定値を越えたこと
を判定するとHレベルの出力信号Fを生成するコンパレ
ータであり、出力信号Fは切換スイッチ25に入力され
る。切換スイッチ25は、出力端子が電圧基準信号発生
器13の入力端子に接続されており、コンパレータ18
Aの出力信号FがLレベルの場合には電圧制御発振器1
4Aからの中心周波数foを通過させ、出力信号FがH
レベルの場合には電圧制御発振器14Bからの最低周波
数fmin又は最高周波数fmaxを通過させる。
【0056】電圧制御発振器14A、14B及び切換ス
イッチ25は、コンパレータ18Aの出力信号Fに応答
して且つ有効電力Pの極性に応じて、インバータ1の出
力周波数を選択的に切換える周波数切換手段を構成して
いる。
【0057】図6は図5内の周波数切換手段14A、1
4B及び25によるP−f特性を示す特性図であり、有
効電力Pが正極性(力行状態)を示す場合には所定の最
低周波数fminを生成し、有効電力Pが負極性(回生
状態)を示す場合には所定の最高周波数fmaxを生成
し、有効電力Pが0(無負荷状態)を示す場合には、中
心周波数foを生成する。
【0058】実施例5の場合、交流電流I1が所定値を越
え且つ有効電力Pが負極性のときには、Hレベルの出力
信号Fに応答して切換スイッチ25が電圧制御発振器1
4B側を選択すると共に、負極性の有効電力Pに応答し
て電圧制御発振器14Bが最高周波数fmaxを生成す
る。従って、インバータ制御回路は、インバータ1の出
力周波数fを最高周波数fmaxに調整する。
【0059】一方、交流電流I1が所定値を越え且つ有
効電力Pが正極性のときには、Hレベルの出力信号Fに
応答して切換スイッチ25が電圧制御発振器14Bを選
択し、正極性の有効電力Pに応答して電圧制御発振器1
4Bが最低周波数fminを生成する。従って、インバ
ータ制御回路は、インバータ1の出力周波数fを最低周
波数fminに調整する。
【0060】更に、交流電流I1が所定値以内(即ち、ほ
ぼ0)のときには、Lレベルの出力信号Fに応答して切
換スイッチ25が電圧制御発振器14A側を選択し、イ
ンバータ制御回路は、インバータ1の出力周波数fを中
心周波数foに調整する。
【0061】一般に、インバータ1及び交流電源2から
の各交流電力P1及びP2の位相の合う速さは両者の周波
数差が大きいほど速くなる。従って、電源切換による並
列運転開始時に所定以上の横流が流れたときに、図6の
ように有効電力Pの極性に応じて出力周波数fを所定の
最低周波数fmin又は最高周波数fmaxに設定する
ことにより、速やかに同期合わせをする事ができる。
【0062】尚、上記各実施例1〜5においては、電力
変換器として、直流電力を交流電力に変換するインバー
タ1を用いたが、交流電力を交流電力に変換するサイク
ロコンバータを用いた場合でも同等の効果を奏すること
は言うまでもない。
【0063】実施例6.更に、各実施例1〜5では、従
来(図8)と同様に電力センサ15で検出された有効電
力Pを電圧制御発振器14にフィードバックしたが、電
力変換器をインバータ1に限定すれば、直流側の電流値
をフィードバックしてもよい。次に、有効電力Pを検出
する代わりに、インバータ1の直流側電流Idを検出す
る実施例6について説明する。
【0064】図7はこの発明の請求項6に対応した実施
例6を示す構成図であり、27はインバータ1の入力側
の直流電流Idを検出する変流器、28は検出された直
流電流Idを電圧信号に変換する電流センサである。変
流器27及び電流センサ28は、インバータ1の直流側
電流値を検出する直流電流センサ手段を構成しており、
電流センサ28から出力される直流電流Idは、電圧制
御発振器14Cに入力されてインバータ1の出力周波数
制御に用いられる。
【0065】この場合、直流電流センサ手段27及び2
8を含むインバータ制御回路は、直流電流Idに応答し
て、インバータ1の出力周波数を交流電源2の出力周波
数と一致するように同期調整する。一般に、インバータ
1の直流側には有効電力しか流れないので、直流電圧V
dがほぼ一定とすると、インバータ1の入力側の直流電
流Idは有効電流にほぼ比例する。従って、インバータ
1の出力電流I1の代わりに入力側の直流電流Idを検出
しても、実施例1〜5と同様の効果を奏する。
【0066】例えば、実施例1〜5のように交流電力P1
の中から有効電力Pを検出するためには、交流電圧V1
と交流電流I1との位相関係を検出しなければならず、
センサ手段が複雑になる。しかし、実施例6によれば、
直流電流Idは電流センサ手段27及び28のみにより
容易に検出できるので、検出回路構成を簡略化すること
ができる。
【0067】尚、ここでは、図示を省略するが、図3と
同様に、電流センサ28と電圧制御発振器14Cとの間
にアナログスイッチを挿入すると共に、電流センサ28
からの直流電流Idをコンパレータにバイパスし、直流
電流Idが回生状態(負極性)又は横流状態(正極性)を示
すときに、コンパレータ出力によりアナログスイッチを
オンする構成にするが可能なことは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、電力変換器からの第1の交流電流を検出する電流セ
ンサ手段と、第1の交流電流が所定値を越えたことを判
定するコンパレータと、コンパレータの出力信号に応答
して電力変換器からの第1の交流電力の有効分を取り込
む調整入力手段とを電力変換器制御回路に設け、第1の
交流電流が所定値を越えたときに、第1の交流電力の有
効分に応じて電力変換器の出力周波数を交流電源の出力
周波数と一致するように調整し、電力変換器の単独運転
状態では出力周波数を変動させず、並列運転時に第1の
交流電流が所定値を越える程度に横流が存在するときの
みに電力変換器と交流電源のと間で速やかに同期制御し
て横流を抑制するようにしたので、単独運転中の出力周
波数低下を防止でき安定性及び信頼性を向上させた電源
装置が得られる効果がある。
【0069】又、この発明の請求項2によれば、電力変
換器からの有効電力を取り込む調整入力手段の機能とし
て、電源切換用のスイッチ手段が電力変換器からの第1
の交流電力及び交流電源からの第2の交流電力を負荷に
供給する並列運転過渡時に第1の交流電力の有効分を通
過し、スイッチ手段が第1の交流電力のみを負荷に供給
する単独運転時に第1の交流電力の有効分の通過を禁止
する機能を設け、電力変換器制御回路が、並列運転過渡
時に電力変換器の出力周波数を調整し、過渡時終了後の
単独運転時に電力変換器の出力周波数を無負荷時に対応
した中心周波数に調整するようにしたので、並列運転過
渡時に交流電源及び電力変換器の出力電力を速やかに同
期させると共に、並列運転終了後の単独運転時に出力周
波数を徐々に中心周波数に戻して交流電源及び電力変換
器の同期制御を禁止し、出力周波数の低下を滑らかに防
止することができ安定性及び信頼性を向上させた電源装
置が得られる効果がある。
【0070】又、この発明の請求項3によれば、第1の
交流電力を検出する電力センサ手段と、第1の交流電力
が回生状態であることを判定するコンパレータと、コン
パレータの出力信号に応答して第1の交流電力の有効分
を取り込む調整入力手段とを電力変換器制御回路に設
け、第1の交流電力が回生状態のときに、第1の交流電
力の有効分に応じて、電力変換器の出力周波数を交流電
源の出力周波数と一致するように調整するようにしたの
で、わずかの回生状態が発生しても確実に出力電力の同
期制御をかけることができ電力変換器の素子損傷を防止
して信頼性を向上させた電源装置が得られる効果があ
る。
【0071】又、この発明の請求項4によれば、電力変
換器の出力周波数調整時に、第1の交流電力を第2の交
流電力よりも常に大きい状態にし、有効電力が適切に分
担された状態から切換えることにより切換時の負荷移行
を滑らかにしたので、切換制御の安定性を向上すること
ができ信頼性を向上させた電源装置が得られる効果があ
る。
【0072】又、この発明の請求項5によれば、第1の
交流電流を検出する電流センサ手段と、第1の交流電流
が所定値を越えたことを判定するコンパレータと、コン
パレータの出力信号に応答して且つ第1の交流電力の有
効分の極性に応じて電力変換器の出力周波数を切換える
周波数切換手段とを電力変換器制御回路に設け、第1の
交流電流が所定値を越え且つ有効分が負極性のときには
電力変換器の出力周波数を最高周波数に調整し、第1の
交流電流が所定値を越え且つ有効分が正極性のときには
電力変換器の出力周波数を最低周波数に調整し、第1の
交流電流が所定値以内のときには電力変換器の出力周波
数を中心周波数に調整するようにしたので、横流により
電流が所定の値を越えたときに更に速やかに同期制御を
行うことができ信頼性を向上させた電源装置が得られる
効果がある。
【0073】更に、この発明の請求項6によれば、電力
変換器がインバータであって、電力変換器制御回路は、
インバータの直流側の電流値を検出する直流電流センサ
手段を含み、有効電力に対応した直流電流値に応答し
て、電力変換器の出力周波数を交流電源の出力周波数と
一致するように調整するようにしたので、極めて簡単な
構成で出力周波数制御が可能となり、フィードバック制
御系統の構成を簡略化して信頼性を向上させた電源装置
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例4の電圧制御発振器によるP
−f特性を示す特性図である。
【図5】この発明の実施例5を示す構成図である。
【図6】この発明の実施例5の周波数切換手段によるP
−f特性を示す特性図である。
【図7】この発明の実施例6を示す構成図である。
【図8】従来の電源装置を示す構成図である。
【図9】一般的な電源装置に用いられる電圧制御発振器
のP−f特性を示す特性図である。
【図10】一般的な電圧制御発振器の具体的構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ(電力変換器) 2 他の交流電源 3、4 スイッチ 6 負荷 10 電圧制御回路 14、14A、14B、14C 電圧制御発振器 15 電力センサ 16、27 変流器 17、28 電流センサ 18、18A、22 コンパレータ 19 アナログスイッチ(調整入力手段) 20 可変ゲインアンプ(調整入力手段) 23 ワンショットマルチバイブレータ 25 切換スイッチ C、D、F コンパレータの出力信号 f 出力周波数 fo 中心周波数 fmax 最高周波数 fmin 最低周波数 Id 直流電流 V 第1の交流電圧 I 第1の交流電流 P 第1の交流電力 V 第2の交流電圧 I 第2の交流電流 P 第2の交流電力 P 有効電力

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の交流電圧及び第1の交流電流から
    なる第1の交流電力を出力する電力変換器と、 第2の交流電圧及び第2の交流電流からなる第2の交流
    電力を出力する交流電源と、 前記第1及び第2の交流電力の少なくとも一方を負荷に
    供給するスイッチ手段と、 前記第1の交流電力の有効分に応じて前記電力変換器の
    出力周波数を調整する電力変換器制御回路と、 を備えた電源装置において、 前記電力変換器制御回路は、 前記第1の交流電流を検出する電流センサ手段と、 前記第1の交流電流が所定値を越えたことを判定するコ
    ンパレータと、 前記コンパレータの出力信号に応答して前記第1の交流
    電力の有効分を取り込む調整入力手段と、 を含み、 前記第1の交流電流が前記所定値を越えたときに、前記
    第1の交流電力の有効分に応じて、前記電力変換器の出
    力周波数を前記交流電源の出力周波数と一致するように
    調整することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記調整入力手段は、 前記スイッチ手段が前記第1及び第2の交流電力を前記
    負荷に供給する並列運転過渡時に前記第1の交流電力の
    有効分を通過し、 前記スイッチ手段が前記第1の交流電力のみを前記負荷
    に供給する単独運転時に前記第1の交流電力の有効分の
    通過を禁止し、 前記電力変換器制御回路は、 前記並列運転過渡時に前記電力変換器の出力周波数を調
    整し、 過渡時終了後の前記単独運転時に前記電力変換器の出力
    周波数を無負荷時に対応した中心周波数に調整すること
    を特徴とする請求項1の電源装置。
  3. 【請求項3】 第1の交流電圧及び第1の交流電流から
    なる第1の交流電力を出力する電力変換器と、 第2の交流電圧及び第2の交流電流からなる第2の交流
    電力を出力する交流電源と、 前記第1及び第2の交流電力の少なくとも一方を負荷に
    供給するスイッチ手段と、 前記第1の交流電力の有効分に応じて前記電力変換器の
    出力周波数を調整する電力変換器制御回路と、 を備えた電源装置において、 前記電力変換器制御回路は、 前記第1の交流電力を検出する電力センサ手段と、 前記第1の交流電力が回生状態であることを判定するコ
    ンパレータと、 前記コンパレータの出力信号に応答して前記第1の交流
    電力の有効分を取り込む調整入力手段と、 を含み、 前記第1の交流電力が回生状態のときに、前記第1の交
    流電力の有効分に応じて、前記電力変換器の出力周波数
    を前記交流電源の出力周波数と一致するように調整する
    ことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 前記電力変換器制御回路は、前記電力変
    換器の出力周波数を調整するときに、前記第1の交流電
    力を前記第2の交流電力よりも常に大きい状態にするこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかの電源
    装置。
  5. 【請求項5】 第1の交流電圧及び第1の交流電流から
    なる第1の交流電力を出力する電力変換器と、 第2の交流電圧及び第2の交流電流からなる第2の交流
    電力を出力する交流電源と、 前記第1及び第2の交流電力の少なくとも一方を負荷に
    供給するスイッチ手段と、 前記電力変換器の出力周波数を調整する電力変換器制御
    回路と、 を備えた電源装置において、 前記電力変換器制御回路は、 前記第1の交流電流を検出する電流センサ手段と、 前記第1の交流電流が所定値を越えたことを判定するコ
    ンパレータと、 前記コンパレータの出力信号に応答して且つ前記第1の
    交流電力の有効分の極性に応じて、前記電力変換器の出
    力周波数を切換える周波数切換手段と、 を含み、 前記第1の交流電流が所定値を越え且つ前記有効分が負
    極性のときには前記電力変換器の出力周波数を最高周波
    数に調整し、 前記第1の交流電流が前記所定値を越え且つ前記有効分
    が正極性のときには前記電力変換器の出力周波数を最低
    周波数に調整し、 前記第1の交流電流が前記所定値以内のときには前記電
    力変換器の出力周波数を中心周波数に調整することを特
    徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 第1の交流電圧及び第1の交流電流から
    なる第1の交流電力を出力する電力変換器と、 第2の交流電圧及び第2の交流電流からなる第2の交流
    電力を出力する交流電源と、 前記第1及び第2の交流電力の少なくとも一方を負荷に
    供給するスイッチ手段と、 前記電力変換器の出力周波数を調整する電力変換器制御
    回路と、 を備えた電源装置において、 前記電力変換器はインバータであり、 前記電力変換器制御回路は、 前記インバータの直流側の電流値を検出する直流電流セ
    ンサ手段を含み、 前記直流側の電流値に応答して、前記電力変換器の出力
    周波数を前記交流電源の出力周波数と一致するように調
    整することを特徴とする電源装置。
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