JP3383100B2 - 電力変換器の異常検出装置 - Google Patents

電力変換器の異常検出装置

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JP3383100B2
JP3383100B2 JP01950595A JP1950595A JP3383100B2 JP 3383100 B2 JP3383100 B2 JP 3383100B2 JP 01950595 A JP01950595 A JP 01950595A JP 1950595 A JP1950595 A JP 1950595A JP 3383100 B2 JP3383100 B2 JP 3383100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特にバイパススイッ
チを備えた無停電電源装置を構成する電力変換器の異常
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば特開平5−26873
4号公報に開示されたバイパススイッチを備えた電力変
換器の構成を単線様式で示したものである。図におい
て、1は図示しない蓄電池より供給された直流電力を交
流電圧VAに変換して出力する電力変換器(インバー
タ)であり、電力変換器1の構成として図14に示すよ
うに転流用ダイオードD1〜D4がそれぞれ並列接続さ
れたスイッチング素子S1〜S4がフルブリッジ接続し
て構成されている。
【0003】電力変換器1で変換出力された交流電圧V
Aはインバータ電流IA検出用の電流検出器601を通し
てリアクトル2とコンデンサ3より構成されるフィルタ
に入力されてキャリア周波数成分の高調波が除去され
る。交流電圧VAはフィルタを通った後にコンタクタ
5、負荷電流IL検出用の電流検出器603を通して負
荷4に供給される。コンタクタ5を通ったインバータ出
力電圧VSは電圧検出器604によって検出される。以
上の構成によりインバータループが構成される。
【0004】9は電力変換器1の故障或いは過大負荷に
なった場合に電力変換器1に代わって負荷に電力を供給
する予備電源であり、予備電源9より供給される交流電
圧はノーヒューズブレイカー8、バイパス電流IS検出
用の電流検出器600、バイパススイッチ6を通った後
に、電流検出器603を通って負荷4に供給される。
尚、バイパススイッチ6は逆並列接続されたサイリスタ
6a,6bとサイリスタ6a,6bに並列接続されたコ
ンタクタ7より構成されている。以上の構成によりバイ
パスループが構成されている。
【0005】次に、図において900番台の符号は電力
変換器1の制御回路の構成要素である。そして、901
は交流正弦波基準電圧(インバータ電圧指令値)Esin
ωt(=Vc*)を発生する交流正弦波基準電圧発生回
路、902は交流正弦波基準電圧Esinωtに対して90
°位相を進ませてコンデンサ3に流すべき交流基準電流
指令値(コンデンサ電流)Ic*=ωCpEcosωtを
発生する電流指令値発生回路、903はこれら発生回路
907,902の出力の時間ベースとなるクロック信号
を発生するクロック発生器、910は電圧制御増幅器で
あり、この電圧制御増幅器910は加算器911で演算
されたインバータ出力電圧VSとインバータ電圧指令値
Vc*の偏差を増幅する。
【0006】911は負荷電流IL、交流基準電流指令
値Ic*、インバータ電圧指令値Vc*の増幅分Jcを加
算してインバータ電流指令値IA*を出力する加算器、9
05はインバータ電流指令値IA*をインバータ1の許容
電流以下に制限するリミッタ、906は電流制御増幅器
であり、この電流制御増幅器906は加算器912で演
算されたインバータ電流指令値IA*とインバータ電流I
Aとの偏差を増幅して出力信号IE1をPWM変調回路
908に出力する。
【0007】PWM変調回路908は図15に示すよう
に電流制御増幅器906より出力された出力信号IE1
と搬送波発生回路908bより出力された1〜2kHz
程度以上の三角波CAと比較してPWM変調信号PWM
Oを、電力変換器1を構成するスイッチング素子S1〜
S4に出力する比較回路908bより構成されている。
【0008】更に、図において800番台の符号はバイ
パススイッチ6の異常検出回路の構成要素である。図
中、807はコンパレータ812aと812bより出力
されるの論理レベル信号の論理和をとり出力するOR回
路である。コンパレータ812aと812bの各比較電
圧入力端子にはバイパススイッチ6に流れるバイパス電
流ISの電圧変換値(仮にバイパス電圧)Veが比較値
として入力される。
【0009】そして、コンパレータ812aの基準電圧
入力端子には基準電圧発生回路813aより+側基準電
圧VRA(+VSE)が入力され、コンパレータ812bの
基準電圧入力端子には基準電圧発生回路813aより−
側基準電圧VRB(−VSE)が入力されている。820は
OR回路807より出力された論理レベル信号とバイパ
ススイッチ操作回路821より出力された論理レベル信
号の論理積をとるAND回路である。
【0010】840はAND回路820よりハイベル信
号が入力されると動作してパルス信号を後続するトラン
ジスタ841のベースに出力するワンショットマルチ回
路である。トランジスタ841がパルス信号の入力によ
りオン動作すると、コレクタに接続されたノーヒューズ
ブレーカCB1のシャントトリップコイル841に、直
流電源843より励磁電流が流れて付勢されてノーヒュ
ーズブレーカCB1を遮断する。
【0011】次に、図13に示した従来の電力変換器の
異常検出装置の動作について説明する。先ず、動作説明
を行う前にインバータ(電力変換器)1の制御回路の動
作について説明する。制御回路は電力変換制御のために
瞬時電流制御を行う電流マイナーループと、電力変換制
御に対する応答がさほど速くない電圧制御ループとから
構成されている。インバータ1が交流電圧VAを出力す
るために流すべくインバータ電流指令値IA*を求め、こ
の指令値に対して電流マイナーループによりインバータ
電流IAを瞬時に応答させ、インバータ電圧指令値VC*
に追従した交流電圧VAを得る。
【0012】即ち、電流マイナーループの動作は次の通
りである。インバータ1が交流電圧VAを出力するため
に流すべきインバータ電流指令値IA*と電流検出器60
1で検出されたインバータ電流IAの誤差を加算器91
2で求める。この誤差は電流制御増幅器906で増幅さ
れ、増幅された誤差は出力信号IE1としてPWM変調
回路908に入力された後にPWM変調信号PWM0を
インバータ1に加えてPWM制御する。
【0013】次に、インバータ電流指令値IA*の求め方
について説明する。インバータ1が流すべき電流は、コ
ンデンサ3に流れるコンデンサ電流Icと負荷電流IL
である。従って、インバータ電流指令値IA*は、コンデ
ンサ電流指令発生回路902の出力であるコンデンサ電
流指令値IC*と電流検出器603で検出された負荷電流
ILに電圧偏差(インバータ電圧指令VC*とインバータ
出力電圧VSとの偏差)を最小にするための補正分Jc
を加算器911で加え、その結果をリミッタ905で許
容電流以下に制限した信号である、そしてインバータ電
流指令値IA*は電流マイナーループの基準として与えら
れる。
【0014】次に、電圧制御ループの動作について説明
する。負荷4の変動や不確定要素によるインバータ出力
電圧VSの正弦波形からの乱れを修正して制御系を安定
させるため、加算器909の出力であるインバータ電圧
指令値VC*と電圧検出器604で検出されたインバータ
出力電圧VSの誤差を電圧制御増幅器910で増幅し、
増幅された誤差を補正分Jcとしてインバータ電流指令
値IA*に加えている。
【0015】次にバイパススイッチ6の異常検出回路の
動作について説明する。負荷4をインバータ1によって
運転する場合は、予備電源9より負荷4に交流電力が供
給されることはない。そのためバイパススイッチ6はオ
フ状態になっているのが正常な状態である。しかし、バ
イパススイッチ6をオフにする操作をしたにも拘わらず
ノーヒューブレーカ8、バイパススイッチ6を通して予
備電源9とインバータ1との間でバイパス電流ISが流
れた場合、バイパススイッチ6の故障としてノーヒュー
ズブレーカ8を遮断する。そして、バイパススイッチ6
の保護と共に、通電状態となったノーヒューズブレーカ
8の接続端子を触れたことで引き起こす感電事故を防止
する。
【0016】以下、異常検出回路の動作を具体的に説明
する。バイパススイッチ操作回路821がバイパススイ
ッチ6をオフ状態にする操作を行うと、バイパススイッ
チ操作回路821からAND回路820の負論理入力端
子にローレベル信号が入力される。この状態において、
バイパス電流ISを検出する電流検出器600よりバイ
パス電圧Veに変換されたバイパス電流はコンパレータ
812aと812bの比較電圧入力端子に入力される。
【0017】コンパレータ812aの基準電圧入力端子
には基準電圧発生器813aより正の基準電圧VRAが、
コンパレータ812bの基準電圧入力端子には基準電圧
発生器813bより負の基準電圧VRBが入力されてい
る。各コンパレータ812a,812bは入力されたバ
イパス電圧Veと入力されている基準電圧VRA,VRBと
比較して比較結果を論理レベル信号でOR回路807に
出力する。
【0018】OR回路807は入力された論理レベル信
号の論理和とり論理レベル信号をAND回路820に出
力し、バイパススイッチ操作回路821より入力されて
いるローレベル信号と共に論理積をとる。この時、OR
回路807の論理レベル信号がハイレベルであれば、A
ND回路820はハイレベルの論理レベル信号をワンシ
ョットマルチ840へ出力して所定時間幅のパルス信号
をトランジスタ841のベースに出力させる。
【0019】トランジスタ841はパルス信号を入力す
るとオン動作してコレクタに接続したシャントトリップ
コイル842に直流電源843より励磁電流を流して付
勢し、バイパスループに挿入したノーヒューズブレーカ
ー8を遮断する。
【0020】尚、基準電圧発生器813a、813bは
電流検出器600の誤差を考慮して誤差に応じた正と負
の電圧±VSE(VSE>0)を発生し+VSE(=VRA)、
−VSE(=VRB)を基準電圧としてそれぞれコンパレー
タ812a、812bに入力している。従って、バイパ
ススイッチ6が正常にオフになって電流検出器600及
びバイパススイッチ6に流れるバイパス電流ISが0で
あれば、バイパス電圧Veと各基準電圧VRA、VRBとの
関係はVRA>Ve>VRBとなる。そして各コンパレータ
812a,812bの出力はローレベルとなってOR回
路807に入力される。その結果、OR回路807の出
力はローレベルとなってAND回路820に入力される
ため、ワンショットマルチ840は動作せず後続するト
ランジスタ841のオフ状態を維持させてノーヒューズ
ブレーカー8の閉成を保つ。
【0021】しかし、バイパススイッチ6のオフ操作に
も拘わらずバイパスループに挿入した電流検出器600
によりバイパス電流ISが検出され、コンパレータ81
2a,812bの比較電圧入力端子に基準電圧+VSE或
いは−VSEを超えるバイパス電圧Veが入力されると、
基準電圧VSEを超えてバイパス電圧Veが入力されたい
ずれか一方のコンパレータよりハイレベル信号がOR回
路807に入力される。
【0022】そして、OR回路807よりハイレベル信
号がAND回路820に入力されると、AND回路82
0は入力されたハイレベル信号とバイパススイッチ操作
回路821より負論理入力端子に入力されているローレ
ベル信号との論理積によりハイレベル信号をワンショッ
トマルチ840に出力して動作させる。
【0023】ワンショットマルチ840が動作してパル
ス信号をトランジスタ841のベースに出力すると、ト
ランジスタ841はオン動作してコレクタに接続したシ
ャントトリップコイル842に直流電源843から励磁
電流を流して付勢する。付勢によりノーヒューズブレー
カー8が遮断されるとバイパス電流ISも遮断される。
このようにして、バイパススイッチ6がオフ状態になら
ないという異常に対して安全策を講じている。
【0024】このように安全策を講じることで、UL9
91(安全規格)で取り決められているように、予備電
源1の停電中(予備電源9からの電力供給が停止時)に
負荷電流ILがバイパスループ側に分岐して流入し、予
備電源9の近辺にあるノーヒューズブレーカー8に流れ
た場合でも、ノーヒューズブレーカー8の接続端子に接
触することで引き起こされる感電事故を防止できる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換器の異
常検出装置は以上のように構成されているので、バイパ
ス電流検出用にバイパスループに電流容量の大きな電流
検出器が必要であった。特に、負荷に大電力を供給する
電力変換システム等においては供給電力の増大に伴って
電流検出器は外形が大きくなって装置も大規模化し、さ
らに装置全体の価格も高騰してしまうという問題点があ
った。
【0026】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、供給電力の増大と共に大型化す
るバイパス電流検出用の電流検出器を用いることなくバ
イパススイッチの異常を検出することのできる電力変換
器の異常検出装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
力変換器の異常検出装置は電力変換器より負荷に出力さ
れる電力を、予備電源からの電力に切り替えるバイパス
スイッチと、このバイパススイッチのオン、オフ操作を
行うスイッチ操作手段、前記電力変換器の出力電流を検
出する第1の検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を
検出する第2の検出手段と、前記第1と第2の検出手段
の出力を加算する加算手段と、この加算手段の加算結果
が前記スイッチ操作手段がオフ操作された時に所定値に
至らなかった時、前記バイパススイッチの異常を判定す
る異常判定手段とを備えたものである。
【0028】請求項2の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、電力変換器より負荷に出力される電力を、予
備電源からの電力に切り替えるバイパススイッチと、こ
のバイパススイッチのオン、オフ操作を行うスイッチ操
作手段、前記電力変換器の出力電流を検出する第1の検
出手段と、前記電力変換器の出力電圧に基づく電流を検
出する第3の検出手段と、前記第1と第3の検出手段の
出力を加算する加算手段と、この加算手段の加算結果が
前記スイッチ操作手段がオフ操作された時に所定値に至
らなかった時、前記バイパススイッチの異常を判定する
異常判定手段とを備えたものである。
【0029】請求項3の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、電力変換器より負荷に出力される電力を、予
備電源からの電力に切り替えるバイパススイッチと、こ
のバイパススイッチのオン、オフ操作を行うスイッチ操
作手段、前記電力変換器の出力電流を検出する第1の検
出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する第2の
検出手段と、前記電力変換器の出力電圧に基づく電流を
検出する第3の検出手段と、前記第1、第2及び第3の
検出手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の
加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作された時に
所定値に至らなかった時、前記バイパススイッチの異常
を判定する異常判定手段とを備えたものである。
【0030】請求項4の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、電力変換器よりフィルタを通して負荷に出力
される電力を、予備電源からの電力に切り替えるバイパ
ススイッチと、このバイパススイッチのオン、オフ操作
を行うスイッチ操作手段、前記負荷に流れる負荷電流を
検出する第2の検出手段と、前記フィルタに流れる電流
を検出する第4の検出手段と、前記フィルタより流れる
電流を検出する第5の検出手段と、前記第2、第4及び
第5の検出手段の出力を加算する加算手段と、この加算
手段の加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作され
た時に所定値に至らなかった時、前記バイパススイッチ
の異常を判定する異常判定手段とを備えたものである。
【0031】請求項5の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、電力変換器よりフィルタを通して負荷に出力
される電力を、予備電源からの電力に切り替えるバイパ
ススイッチと、このバイパススイッチのオン、オフ操作
を行うスイッチ操作手段、前記負荷に流れる負荷電流を
検出する第2の検出手段と、前記フィルタに流れる電流
を検出する第4の検出手段と、前記フィルタの出力電圧
に基づく電流を検出する第6の検出手段と、前記第2、
第4及び第6の検出手段の出力を加算する加算手段と、
この加算手段の加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ
操作された時に所定値に至らなかった時、前記バイパス
スイッチの異常を判定する異常判定手段とを備えたもの
である。
【0032】請求項6の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、請求項4または5の発明においてフィルタは
電力変換器と負荷を接続する電力線間に挿入されたリア
クトルと、このリアクトルの負荷端と接地間に接続され
たコンデンサより構成され、第4の検出手段は前記リア
クトルに流れる電流を検出し、第5の検出手段は前記コ
デンサに流れる電流を検出し、第6の検出手段は前記コ
ンデンサにかかる電圧を検出するものである。
【0033】請求項7の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、請求項2または5の発明において第3、第6
の検出手段は検出した電圧を微分処理して電流変換する
ものである。
【0034】請求項8の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、請求項1ないし7のいずれかの発明において
異常判定手段は、出力端子より入力端子に対して帰還抵
抗が接続された演算増幅器の前記入力端子に各検出器よ
り検出信号を入力させて構成したものである。
【0035】請求項9の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、請求項8の発明において異常判定手段は、演
算増幅器の入力端子にバイアス電圧を印加するものであ
る。
【0036】請求項10の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、請求項1ないし7のいずれか発明において
異常判定手段は、各検出器からの出力をそれぞれ抵抗を
通して一点に合体するものである。
【0037】請求項11の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、請求項10の発明において異常検出手段は
抵抗が合体する一点にバイアス電圧を印加するものであ
る。
【0038】請求項12の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、請求項1ないしを8いずれかの発明におい
て各検出手段の検出信号を順次選択出力するマルチプレ
クサと、このマルチプレクサより選択出力された検出信
号をデジタル変換するデジタル変換器を備え、デジタル
変換された検出信号の加算処理及び加算結果によるバイ
パススイッチの異常判定をマイクロプロセッサで行うも
のである。
【0039】請求項13の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、請求項1ないしを8のいずれかの発明にお
いて各検出手段の検出信号をデジタル変換する前記各検
出手段に対応したデジタル変換器を備え、前記各デジタ
ル変換器でデジタル変換された検出信号の加算処理及び
加算結果によるバイパススイッチの異常判定をマイクロ
プロセッサで行ものである。
【0040】
【作用】請求項1の発明に係る電力変換器の異常検出装
置は、スイッチ操作手段によるバイパススイッチのオフ
操作にも拘わらず、電力変換器の出力電流と負荷電流と
の和が所定値に至らなかった場合は、バイパススイッチ
のオフ異常により電力変換器よりバイパススイッチ側に
電流が流れ込んでいるものとして予備電源とバイパスス
イッチとの間に設けられた遮断器を遮断する。
【0041】請求項2の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、スイッチ操作手段によるバイパススイッチの
オフ操作にも拘わらず、電力変換器の出力電流と電力変
換器の出力電圧を電流変換したものとの和が所定値に至
らなかった場合は、バイパススイッチのオフ異常により
電力変換器よりバイパススイッチ側に電流が流れ込んで
いるものとして予備電源とバイパススイッチとの間に設
けられた遮断器を遮断する。
【0042】請求項3の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、スイッチ操作手段によるバイパススイッチの
オフ操作にも拘わらず、電力変換器の出力電流、負荷電
流、及び電力変換器の出力電圧を電流変換したものとの
和が所定値に至らなかった場合は、バイパススイッチの
オフ異常により電力変換器よりバイパススイッチ側に電
流が流れ込んでいるものとして予備電源とバイパススイ
ッチとの間に設けられた遮断器を遮断する。
【0043】請求項4の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、スイッチ操作手段によるバイパススイッチの
オフ操作にも拘わらず、フィルタに流れる電流、フィル
タより流れる電流、及び負荷電流との和が所定値に至ら
なかった場合は、バイパススイッチのオフ異常により電
力変換器よりバイパススイッチ側に電流が流れ込んでい
るものとして予備電源とバイパススイッチとの間に設け
られた遮断器を遮断する。
【0044】請求項5の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、スイッチ操作手段によるバイパススイッチの
オフ操作にも拘わらず、フィルタに流れる電流、フィル
タの出力電圧を電流変換したもの、及び負荷電流との和
が所定値に至らなかった場合は、バイパススイッチのオ
フ異常により電力変換器よりバイパススイッチ側に電流
が流れ込んでいるものとして予備電源とバイパススイッ
チとの間に設けられた遮断器を遮断する。
【0045】請求項6の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、フィルタはリアクトルとコンデンサより構成
され、フィルタに流れる電流はリアクトルに流れる電流
にて検出し、フィルタより流れる電流はコンデンサより
流れる電流にて検出し、フィルタの出力電圧はコンデン
サ電圧にて検出する。
【0046】請求項7の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、検出した電圧を微分処理することによって電
流変換するものである。
【0047】請求項8の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、各検出器で検出された電流をそれぞれ抵抗を
通し、演算増幅器より構成される反転加算器に入力して
検出電流の加算値を求める。
【0048】請求項9の発明に係る電力変換器の異常検
出装置は、各検出器で検出された電流をそれぞれ抵抗を
通して演算増幅器より構成される反転加算器に入力する
と共に、検出電流とは別にバイアス電圧を反転加算器に
印加することで加算結果が0である場合に加算出力とし
てバイアス電圧が出力される。
【0049】請求項10の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、各検出器で検出された電流をそれぞれ抵抗
を通して一点で合体させて合体点における電圧が所定値
に至ったか否かによりバイパススイッチの異常を判定す
る。
【0050】請求項11の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、各検出器で検出された電流をそれぞれ抵抗
を通して一点で合体させると共に、バイアス電圧をもそ
の一点に合体させて合体点における電圧がバイアス電圧
に至ったか否かによりバイパススイッチの異常を判定す
る。
【0051】請求項12の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、各検出手段の出力をマルチプレクサを通し
て順次1台のデジタル変換器に出力してデジタル変換し
た後、マイクロプロセッサに加算処理及び異常判定処理
を行なわすことで異常判定処理がより高速化される。
【0052】請求項13の発明に係る電力変換器の異常
検出装置は、各検出手段の出力を各検出出力毎のデジタ
ル変換器に出力してデジタル変換した後、マイクロプロ
セッサに加算処理及び異常判定処理を行なわすことで異
常判定処理がより高速化されるとともにデジタル変換器
の故障をも検出できる。
【0053】
【実施例】
実施例1.次に、実施例1に係る電力変換器の異常検出
装置を図について説明する。図1は本実施例に係る電力
変換器の異常検出装置の構成図である。尚、図中、図1
3と同一符号は同一又は相当部分を示す。図において、
805は出力端子をコンパレータ812a,812bの
比較電圧入力端子に接続したオペアンプであり、このオ
ペアンプ805は出力端子と反転入力端子に帰還抵抗R
14を接続し、反転入力端子に入力抵抗R11〜R13の一端
を共通接続し、更に非反転入力端子を接地して加算手段
である反転加算器を構成している。
【0054】また、入力抵抗R11の他端は反転増幅器8
06を通してインバータ電流IA検出用の電流検出器
(第1の検出手段)601に接続され、入力抵抗R12の
他端はコンデンサ電流Ic検出用の電流検出器(第5の
検出手段)602に接続され、入力抵抗R13の他端は負
荷電流IL検出用の電流検出器(第2の検出手段)60
3に接続されている。他の構成に関しては従来装置と同
様である。尚、電流検出手段601はリアクトル2に流
れる電流を検出する第4の検出手段を構成する。
【0055】バイパススイッチ6に流れるバイパス電流
ISが0の場合は、IA=IC+ILであるため、各入力
抵抗R11〜R13を通してオペアンプ805の反転入力端
子より帰還抵抗R14に流れる各電流の合成値Ioは−I
A+IC+IL=0の関係になる。従って、オペアンプ8
05の出力電圧(バイパス電圧Ve)はVe=−R14
(−IA+IC+IL)より0となって異常判定手段を構
成する各コンパレータ812a,812bの比較電圧入
力端子に入力される。この結果、従来技術装置と同様に
バイパスループに挿入されたノーヒューズブレーカー8
は閉成状態を保つ。
【0056】しかし、バイパススイッチ6のオフ操作に
も拘わらずバイパススイッチ6にバイパス電流ISが流
れ込むと、IA=Ic+IL+ISとなるが各入力抵抗R1
1〜R13を通してオペアンプ805の反転入力端子より
帰還抵抗R14に流れる電流はIA,Ic,ILであり、
バイパス電流ISの存在を考慮すると合成値Ioは−IA
+IC+IL≠0の関係になる。従って、オペアンプ80
5の出力電圧(バイパス電圧Ve)は(≠0)となって
各コンパレータ812a,812bの比較電圧入力端子
に入力される。
【0057】コンパレータ812a,812bの比較電
圧入力端子に基準電圧+VSE或いは−VSEを超えるバイ
パス電圧Veが入力されると、基準電圧VSEを超えてバ
イパス電圧Veが入力されたコンパレータよりハイレベ
ル信号がOR回路807に入力される。
【0058】そして、OR回路807よりハイレベル信
号がAND回路820に入力されると、AND回路は入
力されたハイレベル信号とバイパススイッチ操作回路8
21より負論理入力端子に入力されているローレベル信
号との論理積によりハイレベル信号をワンショットマル
チ840に出力して動作させる。
【0059】ワンショットマルチ840が動作してパル
ス信号をトランジスタ841のベースに出力すると、ト
ランジスタ841はオン動作してコレクタに接続したシ
ャントトリップコイル842に直流電源843から励磁
電流を流して付勢する。付勢によりノーヒューズブレー
カー8が遮断されることでバイパス電流ISも遮断され
る。このようにして、バイパス電流の検出をせずに、バ
イパススイッチ6がオフ状態にならないという故障に対
して安全策を講じている。
【0060】一般に、バイパス電流ISはインバータ1
の電流容量と等しい大きさの電流(100%程度)であ
り、それに対してコンデンサ電流Icは、通常インバー
タ電流の20%程度である。従って、コンデンサ3に必
要される電流容量はインバータ1の電流用量の20%程
度の大きさである。そのため、バイパス電流ISを直接
検出する電流検出器600に対して、コンデンサ3に流
れる電流を検出するための電流検出器602の電流容量
はかなり小さくて済み、そのため装置のコストの低減及
び小型化が計れる。
【0061】実施例2.上記、実施例1ではオペアンプ
805より出力されるバイパス電圧Veが0であるか否
かでバイパススイッチ6の故障を判定して安全策を講じ
るようにした。しかし、オペアンプ805の故障により
出力(Ve)が0の場合もあるのでバイパス電圧Veが
一定電圧値を超えた時にバイパススイッチ6の故障を判
定して安全策を講じるようにしても良い。図2は本実施
例における電力変換器の異常検出装置の構成図である。
【0062】尚、図中、図1と同一符号は同一又は相当
部分を示す。図において、805Aは本実施例における
オペアンプであり、反転入力端子には入力抵抗R11〜R
13に加えてバイアス電圧VBを発生するバイアス電圧発
生器823が抵抗R15を介して接続されている。
【0063】また、基準電圧発生器813Aはバイアス
電圧VBにプラス方向の基準電圧+VSEに加算した基準
電圧VRAが発生し、基準電圧発生器813Bはバイアス
電圧VBにマイナス方向の基準電圧−VSEを加算した基
準電圧VRBが発生する。従って、バイアス電圧VBを追
加したため、オペアンプ805Aの出力電圧(バイパス
電圧)Veは以下の式で表せる。
【0064】 Ve=IA・R11+Ic・R12+IL・R13+VB
【0065】そこで、バイパススイッチ6に流れるバイ
パス電流ISが0である時、電流検出器601,60
2,603の出力電流の関係は、−IA+Ic+IL=0
となるため、反転加算器を構成しているオペアンプ80
5Aの出力電圧はVe=VBとなる。しかし、バイパス
電流ISが流れると電流検出器601,602,603
の出力電流の関係は、実施例1で説明したように−IA
+Ic+IL≠0となる。従って反転加算器を構成して
いるオペアンプ805Aの出力電圧は,バイパス電流I
Sによる電圧がバイアス電圧VBに加算されてVe≠VB
となる。
【0066】しかし、実際は各電流検出器601,60
2,603には検出誤差があるため、検出誤差に応じた
正と負の電圧±VSE(VSE>0)を+VBに加算した各
基準電圧(VRA=+VSE+VB,VRB=+VSE+VB)を
基準電圧発生器813A,813Bで発生して各コンパ
レータ812a,812bの基準電圧入力端子に印加す
る。
【0067】そこで、バイパス電流ISが流れた時に、
オペアンプ805Aの出力Veを各コンパレータ812
a,812bに入力すると、出力VeはVBとなって基
準電圧VRAとVRBの間にあるため各コンパレータ812
a,812bの出力はローレベル信号となってOR回路
807に入力される。
【0068】しかし、バイパススイッチ6がオン状態と
なりバイパス電流ISが流れると、オペアンプ805A
の出力VeはVBにバイパス電流ISによる電圧を加算し
た電圧となり、基準電圧VRA或いはVRBの一方を超えて
しまう。そして、コンパレータの一方がハイレベルの出
力をOR回路807に出力する。この結果、実施例1と
同様にシャントトリップコイル842を付勢してノーヒ
ューズブレーカ8を遮断する。更に、オペアンプ805
Aの出力が0の場合は当然オペアンプ805Aの出力は
−側の基準電圧VRB以下となるため、コンパレータ81
2bは動作してハイレベル信号を出力するためオペアン
プ805Aの異常をも検出することができる。
【0069】実施例3.上記、実施例1,2では反転加
算器805,805Aの出力Veを各コンパレータ81
2a,812bの比較電圧入力端子に入力して反転加算
器の出力Veよりバイパススイッチ6の異常、正常を判
定したが、反転加算器を用いずに抵抗R21〜R23の突き
合わせ点に発生する電圧Veのみでバイパススイッチ6
の異常、正常を判定しても良い。
【0070】図3は本実施例に係る電力変換器の異常検
出装置の構成図である。尚、図中、図1と同一符号は同
一又は相当部分を示す。図1と異なる点はオペアンプ8
05と帰還抵抗R14を削除し、抵抗R21〜R23の突き合
わせ点を直接各コンパレータ812a,812bの比較
電圧入力端子に接続している。
【0071】ここで、抵抗R21,R22,R23の抵抗値を
総て同一であるとすると抵抗R21,R22,R23の突き合
わせて電圧Veは以下の式で表せる。
【0072】Ve(−A+Ic+IL)/3
【0073】そして、バイパススイッチ6に流れるバイ
パス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、電流検出器601,602,603の出力関係
は、以下のようになる。
【0074】−IA+Ic+IL=0
【0075】従って、バイパス電流ISが0の場合は突
き合わせ電圧Veは0となる。しかし、バイパススイッ
チ6がオンになるとバイパス電流ISが流れるため、電
流検出器601,602,603の出力関係は、以下の
ようになる。
【0076】−IA+Ic+IL≠0
【0077】よって、抵抗R21,R22,R23の突き合わ
せの電圧Veは≠0となって各コンパレータ812a,
812bの比較電圧入力端子に入力される。しかし、実
際、各電流検出器601,602,603には検出誤差
があるため、検出誤差に応じた正と負の電圧±VSE(V
SE>0)を基準電圧発生器813a,813bで発生し
(VRA=+VES,VRB=−SE),コンパレータ813a
と812bによる電圧比較結果より、出力電圧VeがV
RA〜VRBの間にない時は、出力電圧Veはいずれか一方
の基準電圧を逸脱してVe≠0となったことを判定す
る。
【0078】即ち、バイパススイッチ6がオン状態とな
りバイパス電流ISが流れると、突き合わせ点の出力V
eは0とならず基準電圧VRA或いはVRBの一方を超えて
しまい、コンパレータの一方がハイレベルの出力をOR
回路807に出力する。この結果、実施例1と同様にシ
ャントトリップコイル842を付勢してノーヒューズブ
レーカ8を遮断する。
【0079】実施例4.上記、実施例3では抵抗R21,
R22,R23の突き合わせ点の電圧Veをリード線を介し
てコンパレータ812a,812bの比較電圧入力端子
に接続し、Veの値が基準電圧VRA〜VRBの間に有る限
りバイパススイッチ6を正常と判定した。
【0080】本実施例は突き合わせ点の電圧Veとコン
パレータ812a,812bの比較電圧入力端子を接続
するリードの断線をも検知してノーヒューズブレーカー
8を遮断してもよい。図4は本実施例に係る電力変換器
の異常検出装置である。尚、図中、図3と同一符号は同
一又は相当部分を示す。本実施例と図3に示す実施例3
と相違する点は抵抗R21〜R23の突き合わせ点に抵抗R
25を介してバイアス電圧VBを発生する発生するバイア
ス電圧発生器823を接続したことである。
【0081】次に、本実施例の動作について説明する。
ここで、抵抗R21,R22,R23,R25の抵抗値を総て同
一であるとすると抵抗R21,R22,R23,R25の突き合
わせて電圧Veは以下の式で表せる。
【0082】Ve(−IA+Ic+IL+VB)/4
【0083】そして、バイパススイッチ6に流れるバイ
パス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、電流検出器601,602,603の出力関係
は、以下のようになる。
【0084】−IA+Ic+IL=0
【0085】従って、バイパス電流ISが0の場合は突
き合わせ電圧VeはVB/4となる。しかし、バイパス
スイッチ6がオンの場合がバイパス電流ISが流れるた
め、電流検出器601,602,603の出力関係は、
以下のようになる。
【0086】−IA+Ic+IL≠0
【0087】よって、抵抗R21,R22,R23の突き合わ
せ点の電圧Veは≠VB/4となって各コンパレータ8
12a,812bの比較電圧入力端子に入力される。し
かし、実際、各電流検出器601,602,603には
検出誤差があるため、検出誤差に応じた正と負の電圧±
VSE(VSE>0)を基準電圧発生器813a,813b
で発生し(VRA=+VES+VB/4,VRB=−SE+VB/
4),コンパレータ813aと812bによりVeがV
RA〜VRBの間にない時は、Veは一方の基準電圧を逸脱
してVe≠VB/4としている。
【0088】バイパススイッチ6がオン状態となりバイ
パス電流ISが流れると、突き合わせ点の出力VeはVB
/4とならず基準電圧VRA或いはVRBの一方を超えてし
まい、コンパレータの一方がハイレベルの出力をOR回
路807に出力する。この結果、実施例1と同様にシャ
ントトリップコイル842を付勢してノーヒューズブレ
ーカ8を遮断する。
【0089】また、突き合わせ点と各コンパレータ81
2a,812bの比較電圧入力端子を接続するリード線
が断線すると各コンパレータ812a,812bの入力
電圧Vaは0となり基準電圧VRBを下廻るため、VRB=
−SE+VB/4を基準電圧として設定したコンパレータ
812bが動作してOR回路807にハイレベル信号を
出力する。その結果、実施例1と同様にシャントトリッ
プコイル842を付勢してノーヒューズブレーカ8を遮
断する。
【0090】実施例5.上記、実施例3では各電流検出
器601〜603よりインバータ電流IA、コンデンサ
電流Ic、負荷電流ILをアナログ形式で入力して処理
してバイパススイッチ6の異常判定を行ったが、各電流
をデジタル変換してマイクロプロセッサで異常判定処理
をしても良い。
【0091】図5は本実施例に係る電力変換器の異常検
出装置の構成図である。尚、図中、図3と同一符号は同
一又は相当部分を示す。図におい、808は各電流検出
器601〜603より検出したインバータ電流IA、コ
ンデンサ電流Ic、負荷電流ILを選択的に順次A/D
変換器809に切り替え出力するマルチプレクサであ
る。800はデジタル変換されたインバータ電流IA、
コンデンサ電流Ic、負荷電流ILに従ってバイパスス
イッチ6の異常判定処理を行うマイクロプロセッサであ
る。
【0092】マイクロプロセッサ800の機能として
は、インバータ電流IA、コンデンサ電流Ic、負荷電
流ILの合成電流を求めて出力電圧Veに変換する加算
機能、出力電圧Veの比較対象となる+側の基準電圧V
RAを各電流検出器601〜603の検出精度に併せて設
定する基準電圧発生機能813a、−側の基準電圧VRB
を各電流検出器601〜603の検出精度に併せて設定
する基準電圧発生機能813b、各基準電圧VRA,VRB
と出力電圧Veを比較する比較機能812a,812
b、各比較機能812a,812bの出力の論理和を求
める論理和機能807、論理和機能807の出力とバイ
パススイッチ操作機能821の出力との論理積を求め、
その結果を論理レベル信号にして外部のワンショットマ
ルチ840に出力する論理積機能820を有する。
【0093】次に、本実施例の動作について説明する。
各電流検出器601〜603より検出したインバータ電
流IA、コンデンサ電流Ic、負荷電流ILはマルチプ
レクサ808により選択的に順次切り替え出力されてA
/D変換器809に入力される。A/D変換器809は
電流が入力される毎にデジタル変換してマイクロプロセ
ッサ800に出力する。
【0094】マイクロプロセッサ800の加算機能81
0は入力されてきた各電流を合成して電圧変換し出力電
圧Veを生成する。この時、バイパス電流ISがバイパ
ススイッチ6に流れなければ出力電圧Veは0となり各
比較機能812a,812bに入力される。この結果、
実施例3と同様にシャントトリップコイル842は付勢
されることはないためノーヒューズブレーカー8は遮断
されることはない。
【0095】実施例6.上記、実施例5は検出された各
電流IA,Ic,ILをマルチプレクサ808で順次切り
替えてA/D変換器809へ出力したが、各電流毎にA
/D変換器を備えて一括して各電流をデジタル変換して
もよい。
【0096】図6は本実施例に係る電力変換器の異常検
出装置である。尚、図中、図5と同一符号は同一又は相
当部分を示す。図におて、809a,809b、809
cはそれぞれ電流検出器601,602,603より検
出したインバータ電流IA、コンデンサ電流Ic、負荷
電流ILをデジタル変換するデジタル変換器である。
【0097】マイクロプロセッサ800の機能について
は実施例5と同様にVe=0である時にバイパススイッ
チ6の正常を判定し、バイパス電流ISが流れてVe≠
0の時にバイパススイッチ6の異常を判定する。更に、
バイパス電流ISの流れ込みとは別にA/D変換器80
9a,809b,809cの内、1台のA/D変換器が
異常となった場合でも−IA+Ic+IL≠0となり出力
電圧Ve≠0となる。従って、バイパススイッチ6の異
常に加えてA/D変換器の異常をも検出できる。
【0098】実施例7.上記、各実施例1〜6ではバイ
パス電流検出用の電流検出器801に比較して電流容量
の小さいコンデンサ電流検出用の電流検出器602を用
いたが、既存のインバータ出力電圧VS検出用の電圧検
出器604より検出されたインバータ出力電圧VSを電
流変換しても良い。
【0099】図7は本実施例に係る電力変換器の異常検
出装置の構成図である。尚、図中、図1と同一符号は同
一又は相当部分を示す。図1に示す実施例1と本実施例
と異なる点は、実施例1ではコンデンサ電流Icを電流
検出器602に代えて本実施例ではインバータ1の出力
電圧VSを検出する電圧検出器604より検出したイン
バータ出力電圧VSを微分器822で微分処理(S・C
p・VS)した後にコンデンサ電流Icに変換している
点である。尚、電圧検出器604と微分器822より第
3の検出手段或いは第6の検出手段を構成する。
【0100】微分器822による微分処理とは電圧と電
流との間にπ/2の位相関係があることに注目し、イン
バータ出力電圧VSを微分処理してコンデンサ電流Ic
に変換するものである。その他の構成に関しては実施例
1と同様である。次に、本実施例の動作について説明す
る。
【0101】各電流検出器601,603で検出された
インバータ電流IA、負荷電流IL、電圧検出器604で
検出されてインバータ出力電圧VSを微分器822で微
分処理した後に得られたコンデンサ電流Ic(S・Cp
・VS)は以下の関係式で表せる。
【0102】 −IA+Ic+IL=−IA+S・Cp・Vc+IL=0
【0103】即ち、バイパススイッチ6に流れるバイパ
ス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、各検出器601,603,604の出力の関係は
以下の式で表せる。
【0104】−IA+S・Cp・Vc+IL=0
【0105】従って、反転加算器を構成しているオペア
ンプ805の出力電圧Veは0となって各コンパレータ
812a、812bに入力される。しかし、バイパスス
イッチ6が異常を起こしてバイパス電流ISが流れる
と、各検出器601,603,604の出力の関係は以
下の式で表せる。
【0106】−IA+S・Cp・Vc+IL≠0
【0107】反転加算器を構成しているオペアンプ80
5の出力電圧Veは≠0となって各コンパレータ812
a、812bに入力される。本実施例でも各検出器の検
出誤差を考慮して基準電圧発生器813a,813bで
設定する正側の基準電圧VRAは0Vラインを基準として
+VSE、負側の基準電圧VRBは0Vラインを基準として
−VSEに設定して各コンパレータ813a,813bの
基準電圧入力端子に印加する。
【0108】従って、出力電圧Veの値が基準電圧VRA
とVRBの間にある時は各コンパレータ812a,812
bは出力を出さない。しかし、出力電圧Veが基準電圧
VRA或いはVRBの一方を逸脱した場合は一方のコンパレ
ータよりOR回路807にハイレベルの論理信号を出力
する。
【0109】このように、バイパススイッチ操作回路8
21にバイパススイッチ6を指令するローレベル信号を
出力しているにも拘わらずオペアンプ805の出力電圧
Veが≠0であれば、バイパススイッチ6の異常と判定
される。異常判定後の動作は実施例1と同様にトランジ
スタ841を駆動してシャントトリップコイル842を
付勢し、ノーヒューズブレーカー8を遮断する。
【0110】本実施例では既存の電圧検出器604より
検出したインバータ出力電圧VSを電流変換するという
方法を用いることでより簡易な回路構成でバイパススイ
ッチ6の異常を検出することができる。
【0111】実施例8.上記 実施例7ではオペアンプ
805の出力電圧Veが0か否かに基づいてバイパスス
イッチ6の異常を判定したが、オペアンプ805の出力
電圧Veが0となるようなオペアンプ805の異常を検
出するよにしてもよい。図8は本実施例に係る電力変換
器の異常検出装置の構成図である。尚、図中、図7と同
一符号は同一又は相当部分を示す。図7に示す実施例7
と構成上で異なる点はオペアンプ805Aの反転入力端
子に抵抗R15を介してバイアス電圧発生器823を接続
した点である。
【0112】図8において、バイアス電圧発生器823
と抵抗R15を追加したことにより反転加算器を構成す
るオペアンプ805の出力電圧Veは以下の関係式で表
せる。
【0113】Ve=−IA+S・Cp・Vc+IL+VB
【0114】即ち、バイパススイッチ6に流れるバイパ
ス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、各検出器601,603,604の出力の関係は
以下の式で表せる。
【0115】−IA+S・Cp・Vc+IL=0
【0116】従って、反転加算器を構成しているオペア
ンプ805Aの出力電圧はVe=VBとなって各コンパ
レータ812a、812bに入力される。しかし、バイ
パススイッチ6が異常を起こしてバイパス電流ISが流
れると、各検出器601,602,603の出力の関係
は以下の式で表せる。
【0117】−IA+S・Cp・Vc+IL≠0
【0118】反転加算器を構成しているオペアンプ80
5Aの出力電圧はVe≠VBとなって各コンパレータ8
12a、812bに入力される。本実施例でも各検出器
の検出誤差を考慮して基準電圧発生器813A,813
Bで設定する正側の基準電圧VRAは+VBラインを基準
として+VSE、負側の基準電圧VRBは+VBラインを基
準として−VSEに設定して各コンパレータ813a,8
13bの基準電圧入力端子に印加する。
【0119】従って、出力電圧Veの値が基準電圧VRA
とVRBの間にある時は各コンパレータ812a,812
bは出力を出さない。しかし、出力電圧Veが基準電圧
VRA或いはVRBの一方を逸脱した場合は一方のコンパレ
ータよりOR回路807にハイレベルの論理信号を出力
する。
【0120】このように、バイパススイッチ操作回路8
21にバイパススイッチ6のオフを指令するローレベル
信号を出力しているにも拘わらずオペアンプ805Aの
出力電圧がVe≠VBであれば、バイパススイッチ6の
異常と判定される。異常判定後の動作は実施例7と同様
にトランジスタ841を駆動してシャントトリップコイ
ル842を付勢してノーヒューズブレーカー8を遮断す
る。
【0121】本実施例では既存の電圧検出器604より
検出したインバータ出力電圧VSを電流変換するという
方法を用いることでより簡易な回路構成でバイパススイ
ッチ6の異常を検出することができる。さらに、オペア
ンプ805Aが異常を起こしVe=0となってもコンパ
レータ812bが動作して、その異常を検出する。
【0122】実施例9.上記、実施例8ではオペアンプ
805Aの出力Veを各コンパレータ812a,812
bの比較電圧入力端子して反転加算器の出力Veよりバ
イパススイッチ6の異常、正常を判定したが、反転加算
器を用いずに抵抗R21〜R23の突き合わせ点に発生
する電圧Veのみでバイパススイッチ6の異常、正常を
判定しても良い。
【0123】図9は本実施例に係る電力変換器の異常検
出装置の構成図である。尚、図中、図8と同一符号は同
一又は相当部分を示す。図8と異なる点はオペアンプ8
05Aと帰還抵抗R14を削除して抵抗R21〜R23の突
き合わせ点を直接各コンパレータ812a,812bの
比較電圧入力端子に接続している。
【0124】ここで、抵抗R21,R22,R23の抵抗値を
総て同一であるとすると抵抗R21,R22,R23の突き合
わせて電圧Veは以下の式で表せる。
【0125】Ve(−IA+S・Cp・Vc+IL)/3
【0126】そして、バイパススイッチ6に流れるバイ
パス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、電流検出器601,603、電圧検出器604の
出力関係は、以下のようになる。
【0127】−IA+S・Cp・Vc+IL=0
【0128】従って、バイパス電流ISが0の場合は突
き合わせ電圧Veは0となる。しかし、バイパススイッ
チ6がオンの場合にはバイパス電流ISが流れるため、
電流検出器601,603、電圧検出器604の出力関
係は、以下のようになる。
【0129】−IA+S・Cp・Vc+IL≠0
【0130】よって、抵抗R21,R22,R23の突き合わ
せの電圧はVe≠0となって各コンパレータ812a,
812bの比較電圧入力端子に入力される。しかし、実
際、各電流検出器601,603、電圧検出器604に
は検出誤差があるため、検出誤差に応じた正と負の電圧
±VSE(VSE>0)を基準電圧発生器813a,813
bで発生し(VRA=+VES,VRB=−SE),コンパレー
タ813aと812bによりVeがVRA〜VRBの間にな
いとした判定された時はVe≠0としている。
【0131】バイパススイッチ6がオン状態となりバイ
パス電流ISが流れると、突き合わせ点の出力Veは0
とならず基準電圧VRA或いはVRBの一方を超えてしま
い、コンパレータの一方がハイレベルの出力をOR回路
807に出力する。この結果、実施例7と同様にシャン
トトリップコイル842を付勢してノーヒューズブレー
カ8を遮断する。
【0132】実施例10.上記、実施例9では抵抗R2
1,R22,R23の突き合わせ点の電圧Veをリード線を
介してコンパレータ812a,812bの比較電圧入力
端子に接続し、Veの値が基準電圧VRA〜VRBの間に有
る限りバイパススイッチ6を正常と判定した。
【0133】本実施例は突き合わせ点の電圧Veとコン
パレータ812a,812bの比較電圧入力端子を接続
するリードの断線を検知してノーヒューズブレーカー8
を遮断してもよい。図10は本実施例に係る電力変換器
の異常検出装置である。尚、図中、図9と同一符号は同
一又は相当部分を示す。本実施例と図9に示す実施例3
と相違する点は抵抗R21〜R23の突き合わせ点に抵抗R
25を介して電圧VBを発生する発生するバイアス電圧発
生器823を接続したことである。
【0134】次に、本実施例の動作について説明する。
ここで、抵抗R21,R22,R23,R25の抵抗値を総て同
一であるとすると抵抗R21,R22,R23,R25の突き合
わせて点の電圧Veは以下の式で表せる。
【0135】 Ve(−IA+S・Cp・VC+IL+VB)/4
【0136】そして、バイパススイッチ6に流れるバイ
パス電流ISが0である時(バイパススイッチ6がオ
フ)、電流検出器601,603、電圧検出器604の
出力関係は、以下のようになる。
【0137】−IA+S・Cp・VC+IL=0
【0138】従って、バイパス電流ISが0の場合は突
き合わせ電圧VeはVB/4となる。しかし、バイパス
スイッチ6がオンの場合がバイパス電流ISが流れるた
め、電流検出器601,603、電圧検出器604の出
力関係は、以下のようになる。
【0139】−IA+S・Cp・VC+IL≠0
【0140】よって、抵抗R21,R22,R23、R
25の突き合わせの電圧Ve≠VB/4となって各コン
パレータ812a,812bの比較電圧入力端子に入力
される。しかし、実際、各電流検出器601,603、
電圧検出器604には検出誤差があるため、検出誤差に
応じた正と負の電圧±VSE(VSE>0)を基準電圧発生
器813a,813bで発生し(VRA=+VES+VB/
4,VRB=−SE+VB/4),コンパレータ813aと
812bによりVeがVRA〜VRBの間にない時をVe≠
VB/4としている。
【0141】バイパススイッチ6がオン状態となりバイ
パス電流ISが流れると、突き合わせ点の出力VeはVB
/4とならず基準電圧VRA或いはVRBの一方を超えてし
まい、コンパレータの一方がハイレベルの出力をOR回
路807に出力する。この結果、実施例9と同様にシャ
ントトリップコイル842を付勢してノーヒューズブレ
ーカ8を遮断する。
【0142】また、突き合わせ点と各コンパレータ81
2a,812bの比較電圧入力端子を接続するリード線
が断線すると各コンパレータ812a,812bの入力
電圧Vaは0となるため、VRB=−SE+VB/4を基準
電圧として設定したコンパレータ812bが動作してO
R回路807にハイレベル信号を出力する。その結果、
バイパススイッチ6の異常時と同様にシャントトリップ
コイル842を付勢してノーヒューズブレーカ8を遮断
する。
【0143】実施例11.上記、実施例10では各検出
器601,603,604よりインバータ電流IA、負
荷電流IL、インバータ出力電圧VSをアナログ形式で入
力して処理してバイパススイッチ6の異常判定を行った
が、各電流をデジタル変換してマイクロプロセッサで異
常判定処理しても良い。
【0144】図11は本実施例に係る電力変換器の異常
検出装置の構成図である。尚、図中、図10と同一符号
は同一又は相当部分を示す。図におい、808は各電流
検出器601〜603より検出したインバータ電流I
A、インバータ出力電圧VS、負荷電流ILを選択的に順
次A/D変換器809に切り替え出力するマルチプレク
サである。800はデジタル変換されたインバータ電流
IA、インバータ出力電圧VS、負荷電流ILに従ってバ
イパススイッチ6の異常判定処理を行うマイクロプロセ
ッサである。
【0145】マイクロプロセッサ800の機能は、実施
例5で述べた機能に加えてインバータ出力電圧VSを微
分処理してコンデサ電流に変換する微分処理機能823
を有する。
【0146】次に、本実施例の動作について説明する。
各電流検出器601,603、電圧検出器604より検
出したインバータ電流IA、負荷電流IL、インバータ
出力電圧VSはマルチプレクサによりを選択的に順次切
り替え出力されてA/D変換器809に入力される。A
/D変換器809は電流、電圧が入力される毎にデジタ
ル変換してマイクロプロセッサ800に出力する。
【0147】マイクロプロセッサ800の加算機能81
0は入力されてきた各電流IA,ILと共に、インバータ
出力電圧VSを微分処理機能で変換したコンデンサ電流
Icを合成して電圧変換し出力電圧Veを生成する。こ
の時、バイパス電流ISがバイパススイッチ6に流れな
ければ出力電圧Veは0となって各比較機能812a,
812bに入力される。この結果、実施例3と同様にシ
ャントトリップコイル842は付勢されることはないた
めノーヒューズブレーカー8は遮断されることはない。
【0148】実施例12.上記、実施例5は検出された
各電流IA,IL、電圧VSをマルチプレクサ808で順
次切り替えてA/D変換器809へ出力したが、各電流
および電圧毎にA/D変換器を備えて一括して各電流及
び電圧をデジタル変換してもよい。
【0149】図12は本実施例に係る電力変換器の異常
検出装置である。尚、図中、図10と同一符号は同一又
は相当部分を示す。図におて、809a,809b、8
09cはそれぞれ電流検出器601,603、電圧検出
器604より検出したインバータ電流IA、負荷電流I
L、インバータ出力電圧VSをデジタル変換するデジタル
変換器である。
【0150】デジタル変換されたインバータ電流IA、
負荷電流IL、及び微分処理して得られたコンデンサ電
流(S・Cp・Vc)は加算機能810で合成されて出
力電圧Veに変換せれて各比較機能812a,812b
に入力される。そして、Ve=0である時にバイパスス
イッチ6の正常を判定し、バイパス電流ISが流れてV
e≠0の時にバイパススイッチ6の異常を判定する。更
に、バイパス電流ISの流れ込みとは別にA/D変換器
809a,809b,809cの内、1台のA/D変換
器が異常となった場合でも−IA+S・Cp・Vc+IL
≠0となり出力電圧Ve≠0となる。従って、バイパス
スイッチ6の異常に加えてA/D変換器の異常をも検出
できる。
【0151】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電力変換器よ
り負荷に出力される電力を、予備電源からの電力に切り
替えるバイパススイッチと、このバイパススイッチのオ
ン、オフ操作を行うスイッチ操作手段、前記電力変換器
の出力電流を検出する第1の検出手段と、前記負荷に流
れる負荷電流を検出する第2の検出手段と、前記第1と
第2の検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手
段の加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作された
時に所定値に至らなかった時に、前記バイパススイッチ
の異常を判定する異常判定手段とを備えたので、大電流
容量を必要とするバイアス電流検出手段を不要とするこ
とができるため装置のコストを低減できると共に、装置
の小型化できるという効果がある。
【0152】請求項2の発明によれば、電力変換器より
負荷に出力される電力を、予備電源からの電力に切り替
えるバイパススイッチと、このバイパススイッチのオ
ン、オフ操作を行うスイッチ操作手段、前記電力変換器
の出力電流を検出する第1の検出手段と、前記電力変換
器の出力電圧に基づく電流を検出する第3の検出手段
と、前記第1と第3の検出手段の出力を加算する加算手
段と、該加算手段の加算結果が前記スイッチ操作手段が
オフ操作された時に所定値に至らなかった時に、前記バ
イパススイッチの異常を判定する異常判定手段とを備え
たので、大電流容量を必要とするバイアス電流検出手段
を不要とすることができると共に、既存のインバータ出
力電圧検出手段の検出結果より負荷側に流れる電流を検
出するよにしたため装置のコストを低減できると共に、
装置をより小型化できるという効果がある。
【0153】請求項3の発明によれば、電力変換器より
負荷に出力される電力を、予備電源からの電力に切り替
えるバイパススイッチと、このバイパススイッチのオ
ン、オフ操作を行うスイッチ操作手段、前記電力変換器
の出力電流を検出する第1の検出手段と、前記負荷に流
れる負荷電流を検出する第2の検出手段と、前記電力変
換器の出力電圧に基づく電流を検出する第3の検出手段
と、前記第1、第2及び第3の検出手段の出力の加算す
る加算手段と、該加算手段の加算結果が前記スイッチ操
作手段がオフ操作した時に所定値に至らなかった時に前
記バイパススイッチの異常を判定する異常判定手段とを
備えたので、大電流容量を必要とするバイアス電流検出
手段を不要とすることができるため装置のコストを低減
できると共に、装置の小型化できると共に、より精度よ
くバイパススイッチの異常を検出できるという効果があ
る。
【0154】請求項4の発明によれば、電力変換器より
フィルタを通して負荷に出力される電力を、予備電源か
らの電力に切り替えるバイパススイッチと、このバイパ
ススイッチのオン、オフ操作を行うスイッチ操作手段、
前記負荷に流れる負荷電流を検出する第2の検出手段
と、前記フィルタに流れる電流を検出する第4の検出手
段と、前記フィルタより流れる電流を検出する第5の検
出手段と、前記第1、第4及び第5の検出手段の出力の
加算する加算手段と、該加算手段の加算結果が前記スイ
ッチ操作手段がオフ操作した時に所定値に至らなかった
時に前記バイパススイッチの異常を判定する異常判定手
段とを備えたので、大電流容量を必要とするバイアス電
流検出手段を不要とすることができるため装置のコスト
を低減できると共に、装置の小型化できると共に、フィ
ルタの異常を検出できるため装置の信頼性が向上すると
いう効果がある。
【0155】請求項5の発明によれば、電力変換器より
フィルタを通して負荷に出力される電力を、予備電源か
らの電力に切り替えるバイパススイッチと、このバイパ
ススイッチのオン、オフ操作を行うスイッチ操作手段、
前記負荷に流れる負荷電流を検出する第2の検出手段
と、前記フィルタに流れる電流を検出する第4の検出手
段と、前記フィルタの出力電圧に基づく電流を検出する
第6の検出手段と、前記第1、第4及び第6の検出手段
の出力の加算する加算手段と、該加算手段の加算結果が
前記スイッチ操作手段がオフ操作した時に所定値に至ら
なかった時に前記バイパススイッチの異常を判定する異
常判定手段とを備えたので、大電流容量を必要とするバ
イアス電流検出手段を不要にできると共に、既存のイン
バータ出力電圧検出手段の検出結果より負荷側に流れる
電流を検出するよにしたため、装置のコストを低減、及
び装置の小型化でき、且つ、フィルタの異常が検出でき
るため装置の信頼性が向上するという効果がある。
【0156】請求項6の発明によれば、請求項4または
5の発明においてフィルタは電力変換器と負荷を接続す
る電力線間に挿入されたリアクトルと、このリアクトル
の負荷端と接地間に接続されたコンデンサより構成さ
れ、第4の検出手段は前記リアクトルに流れる電流を検
出し、第5の検出手段は前記コデンサに流れる電流を検
出し、第6の検出手段は前記コンデンサにかかる電圧を
検出するようにしたので、請求項4または5の効果に加
えてフイルタの異常検出がより精度よく行えるという効
果がある。
【0157】請求項7の発明によれば、請求項2または
5の発明において第3、第6の検出手段は検出した電圧
を微分処理して電流変換するようにしたので、大電流容
量を必要とする電流検出手段を使用せずに電流検出が行
えるため装置の小型化、コストの低減化が計れるという
効果がある。
【0158】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7のいずれかの発明において異常判定手段は、出力端子
より入力端子に対して帰還抵抗が接続された演算増幅器
の前記入力端子に各検出器より検出信号を入力するよう
に構成したので、請求項1ないし7の効果に加えて抵抗
器の抵抗精度に併せて異常検出精度を容易に向上させる
ことができるという効果がある。
【0159】請求項9の発明によれば、請求項8の発明
において異常判定手段は、演算増幅器の入力端子にバイ
アス電圧を印加するようにしたので、請求項8の効果に
加えて演算増幅器の異常を検出できるため装置の信頼性
が向上するという効果がある。
【0160】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し7のいずれか発明において異常判定手段は、各検出器
からの出力をそれぞれ抵抗を通して一点に合体するよう
にしたので、装置を簡易に構成できるという効果があ
る。
【0161】請求項11の発明によれば、請求項10の
発明において異常検出手段は抵抗が合体する一点にバイ
アス電圧を印加するようにしたので、請求項10の効果
に加えて装置の信頼性が向上するという効果がある。
【0162】請求項12の発明によれば、請求項1ない
しを8いずれかの発明において各検出手段の検出信号を
順次選択出力するマルチプレクサと、このマルチプレク
サより選択出力された検出信号をデジタル変換するデジ
タル変換器を備え、デジタル変換された検出信号の加算
処理及び加算結果によるバイパススイッチの異常を判定
うマイクロプロセッサで行うようにしたので、請求項1
0の効果に加えて異常判定処理を高速化できると共に異
常判定値を容易に変更できるためより汎用性が広がると
いう効果がある。
【0163】請求項13の発明によれば、請求項1ない
しを8のいずれかの発明において各検出手段の検出信号
をデジタル変換する前記各検出手段に対応したデジタル
変換器を備え、前記各デジタル変換器でデジタル変換さ
れた検出信号の加算処理及び加算結果によるバイパスス
イッチの異常を判定うマイクロプロセッサで行なわせる
ようにしたので、請求項1ないし8の効果に加えて異常
判定処理をより高速化できると共に異常判定値を容易に
変更できるためより汎用性が広がり、且つ、デジタル変
換器の異常検出が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施例2に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図3】 この発明の実施例3に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図4】 この発明の実施例4に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図5】 この発明の実施例5に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施例6に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図7】 この発明の実施例7に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施例8に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施例9に係る電力変換器に異常
検出装置の構成図である。
【図10】 この発明の実施例10に係る電力変換器に
異常検出装置の構成図である。
【図11】 この発明の実施例11に係る電力変換器に
異常検出装置の構成図である。
【図12】 この発明の実施例12に係る電力変換器に
異常検出装置の構成図である。
【図13】 従来の電力変換器に異常検出装置の構成図
である。
【図14】 電力変換器に一般的な構成図である。
【図15】 電力変換器にPWM変調信号を出力するP
WM変調回路の構成図である。
【符号の説明】
1 電力変換器、2 リアクトル、3 コンデンサ、4
負荷、6 バイパススイッチ、9 予備電源、60
1,602,603 電流検出器、604 電圧検出
器、800 マイクロプロセッサ、805,805A
オペアンプ、808マルチプレクサ、809a〜809
c デジタル変換器、812a,812bコンパレー
タ、R11〜R13 抵抗、821 バイパススイッチ操作
回路、822 微分器、823 バイアス電圧発生器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 9/00 - 9/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換器より負荷に出力される電力
    を、予備電源からの電力に切り替えるバイパススイッチ
    と、このバイパススイッチのオン、オフ操作を行うスイ
    ッチ操作手段、前記電力変換器の出力電流を検出する第
    1の検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する
    第2の検出手段と、前記第1と第2の検出手段の出力を
    加算する加算手段と、この加算手段の加算結果が前記ス
    イッチ操作手段がオフ操作された時に所定値に至らなか
    った時、前記バイパススイッチの異常を判定する異常判
    定手段とを備えたことを特徴とする電力変換器の異常検
    出装置。
  2. 【請求項2】 電力変換器より負荷に出力される電力
    を、予備電源からの電力に切り替えるバイパススイッチ
    と、このバイパススイッチのオン、オフ操作を行うスイ
    ッチ操作手段、前記電力変換器の出力電流を検出する第
    1の検出手段と、前記電力変換器の出力電圧に基づく電
    流を検出する第3の検出手段と、前記第1と第3の検出
    手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の加算
    結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作された時に所定
    値に至らなかった時、前記バイパススイッチの異常を判
    定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする電力変
    換器の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 電力変換器より負荷に出力される電力
    を、予備電源からの電力に切り替えるバイパススイッチ
    と、このバイパススイッチのオン、オフ操作を行うスイ
    ッチ操作手段、前記電力変換器の出力電流を検出する第
    1の検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する
    第2の検出手段と、前記電力変換器の出力電圧に基づく
    電流を検出する第3の検出手段と、前記第1、第2及び
    第3の検出手段の出力を加算する加算手段と、この加算
    手段の加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作され
    た時に所定値に至らなかった時、前記バイパススイッチ
    の異常を判定する異常判定手段とを備えたことを特徴と
    する電力変換器の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 電力変換器よりフィルタを通して負荷に
    出力される電力を、予備電源からの電力に切り替えるバ
    イパススイッチと、このバイパススイッチのオン、オフ
    操作を行うスイッチ操作手段、前記負荷に流れる負荷電
    流を検出する第2の検出手段と、前記フィルタに流れる
    電流を検出する第4の検出手段と、前記フィルタより流
    れる電流を検出する第5の検出手段と、前記第2、第4
    及び第5の検出手段の出力を加算する加算手段と、この
    加算手段の加算結果が前記スイッチ操作手段がオフ操作
    された時に所定値に至らなかった時に前記バイパススイ
    ッチの異常を判定する異常判定手段とを備えたことを特
    徴とする電力変換器の異常検出装置。
  5. 【請求項5】 電力変換器よりフィルタを通して負荷に
    出力される電力を、予備電源からの電力に切り替えるバ
    イパススイッチと、このバイパススイッチのオン、オフ
    操作を行うスイッチ操作手段、前記負荷に流れる負荷電
    流を検出する第2の検出手段と、前記フィルタに流れる
    電流を検出する第4の検出手段と、前記フィルタの出力
    電圧に基づく電流を検出する第6の検出手段と、前記第
    2、第4及び第6の検出手段の出力の加算する加算手段
    と、この加算手段の加算結果が前記スイッチ操作手段が
    オフ操作された時に所定値に至らなかった時、前記バイ
    パススイッチの異常を判定する異常判定手段とを備えた
    ことを特徴とする電力変換器の異常検出装置。
  6. 【請求項6】 フィルタは電力変換器と負荷を接続する
    電力線間に挿入されたリアクトルと、このリアクトルの
    負荷端と接地間に接続されたコンデンサより構成され、
    第4の検出手段は前記リアクトルに流れる電流を検出
    し、第5の検出手段は前記コデンサに流れる電流を検出
    し、第6の検出手段は前記コンデンサにかかる電圧を検
    出することを特徴とする請求項4または5に記載の電力
    変換器の異常検出装置。
  7. 【請求項7】 第3、第6の検出手段は検出した電圧を
    微分処理して電流変換することを特徴とする請求項2ま
    たは5に記載の電力変換器の異常検出装置。
  8. 【請求項8】 異常判定手段は、出力端子より入力端子
    に対して帰還抵抗が接続された演算増幅器の前記入力端
    子に各検出器より検出信号を入力させて構成したことを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電力変
    換器の異常検出装置。
  9. 【請求項9】 異常判定手段は、演算増幅器の入力端子
    にバイアス電圧を印加したことを特徴とする請求項8に
    記載の電力変換器の異常検出装置。
  10. 【請求項10】 異常判定手段は、各検出器からの出力
    をそれぞれ抵抗を通して一点に合体することを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載の電力変換器の異
    常検出装置。
  11. 【請求項11】 異常検出手段は抵抗が合体する一点に
    バイアス電圧を印加したことを特徴とする請求項10に
    記載の電力変換器の異常検出装置。
  12. 【請求項12】 各検出手段の検出信号を順次選択出力
    するマルチプレクサと、このマルチプレクサより選択出
    力された検出信号をデジタル変換するデジタル変換器を
    備え、デジタル変換された検出信号の加算処理及び加算
    結果によるバイパススイッチの異常判定をマイクロプロ
    セッサで行うことを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の電力変換器の異常検出装置。
  13. 【請求項13】 各検出手段の検出信号をデジタル変換
    する前記各検出手段に対応したデジタル変換器を備え、
    前記各デジタル変換器でデジタル変換された検出信号の
    加算処理及び加算結果によるバイパススイッチの異常判
    定をマイクロプロセッサで行うことを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれかに記載の電力変換器の異常検出装
    置。
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