JPH07131094A - レーザ発振器の高周波電源の位相検出による異常検出装置 - Google Patents

レーザ発振器の高周波電源の位相検出による異常検出装置

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JPH07131094A
JPH07131094A JP27225493A JP27225493A JPH07131094A JP H07131094 A JPH07131094 A JP H07131094A JP 27225493 A JP27225493 A JP 27225493A JP 27225493 A JP27225493 A JP 27225493A JP H07131094 A JPH07131094 A JP H07131094A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波レーザ発振器の電源装置の異常を有効
に検出する異常検出装置を提供する。 【構成】 高周波電源の高周波インバータ1、昇圧トラ
ンス3および整合回路5の各出力の少なくとも一つの出
力の電圧と電流の位相差を検出する位相比較器7、9、
11と、検出された位相差が所定値を越えた場合、警報
を出力する警報器13とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ発振器の高周
波電源の位相検出による異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、レーザ発振器の高周波電源の一
例として、高周波インバータ1、昇圧トランス3、整合
回路5等を示してある。高周波インバータ1は、入力端
子から供給される直流電力を、ブリッジに組み込まれた
4個のFET素子T1 〜T4 と、図示を省略した制御回
路によって前記4個の素子のゲートgを制御することに
より、所定の高周波交流電力に変換する。昇圧トランス
3は、高周波インバータ1から供給される高周波交流電
圧を所定の高圧の高周波交流電圧へ昇圧する。
【0003】整合回路5は電力伝達の効率の向上を図る
もので、可変L、C回路からなり、昇圧トランス3(電
源)と図示を省略したレーザ発振器の放電部(負荷)と
の整合を行う。L、Cを可変にしてあるので、レーザ発
振器の放電電流の広い範囲で整合する。整合時には、昇
圧トランス3の出力の力率は1になる。
【0004】高周波インバータ1、昇圧トランス3、整
合回路5等が正常に動作しているかどうかは、従来は、
例えば図に示すように、高周波インバータ1、昇圧トラ
ンス3および整合回路5の各出力部ab、cd、ef等
の電圧とその電流を、それぞれ交流電圧電流計15、1
7、19等によって計測して判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、高周波
電源の高周波インバータ1、昇圧トランス3、整合回路
5等の出力は、通常の交流電圧、電流計によって計測さ
れ、計測値が規定値の範囲にあれば、一応正常に動作し
ているものと判断されていた。しかし、レーザ発振器の
出力を低下させる高周波電源内や発振器の電極外の異常
放電や、高周波インバータの出力の電圧と電流の位相差
に基づくスイッチング素子の破損等の防止、保護手段と
しては、交流電圧、電流計に替わる装置が必要であっ
た。
【0006】この発明は、このような点に着目してなさ
れたもので、高周波電源を構成する各部の出力の電圧と
電流の位相差を検出することにより、電源装置の異常を
検出する装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明のレーザ発振器の高周波電源の異常検出
装置は、高周波電源の高周波インバータ、昇圧トランス
および整合回路の各出力の少なくとも一つの出力の電圧
と電流の位相差を検出する位相比較器と、位相比較器に
より検出された位相差が所定値を越えた場合、警報を出
力する警報器とからなるものである。ここで、少なくと
も一つの出力とは、高周波インバータ、昇圧トランスお
よび整合回路の三つの出力の内いずれかの一つの出力、
または、いずれかの二つの出力、または、総ての出力と
いう意味である。また、所定値とは、各位相比較器ごと
に予め設定された基準値のことである。
【0008】
【作用】このように、構成されているので、高周波電源
装置の高周波インバータ、昇圧トランスおよび整合回路
の各出力の少なくとも一つの出力の電圧と電流の位相差
が、位相比較器によって検出され、検出値が所定値を越
えた場合には、警報器から警報が出力される。これによ
って、必要な処置を講ずることができる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例について、図1に基
づいて説明する。この図の高周波電源装置は、前述の従
来のレーザ発振器の高周波電源の説明図2と同様である
ので、高周波インバータ1、昇圧トランス3および整合
回路5の構成についての説明は省略する。図示のよう
に、高周波インバータ1、昇圧トランス3および整合回
路5の各出力部は、それぞれ位相比較器7、9、11へ
接続され、これらの出力は警報器13へ接続されてい
る。
【0010】位相比較器7、9、11の構成は、例え
ば、入力した電圧と電流の乗算を行い、フィルタによっ
て高周波を除去したもので、方形波の場合には位相差
に、正弦波の場合には位相差のsinに、それぞれ比例
した電圧を出力する。これらの位相比較器の出力が、そ
れぞれに予め設定された基準値を越えた場合には、該当
する位相比較器から警報信号が出力され、警報器13が
警報を発する。
【0011】次に、各位相比較器の作用について説明す
る。位相比較器7は、高周波インバータ1の出力部ab
の電圧と電流間の位相差を検出するもので、位相差が生
ずると、スイッチング素子が破損する恐れがあるので、
速やかな対策を講ずるために設けたものである。
【0012】位相比較器9は、整合回路5の電源側の昇
圧トランス3の出力部cdの電圧と電流の位相差を検出
するものである。整合回路5は、前記のように、昇圧ト
ランス3と図示を省略したレーザ発振器の放電部との整
合を行うものである。整合状態では、昇圧トランス3の
出力部cdの電圧と電流間の位相差は無いが、非整合状
態では、その程度に応じて位相差を生ずる。高周波電源
が整合状態にあるとき、電極外放電等の異常放電が生ず
ると、整合が崩れ、位相差を生ずる。異常放電の程度が
大きくなると位相差も大きくなる。従って、位相比較器
9によって位相差を検出すれば異常放電の程度を知るこ
とができ、所定値を越えた場合には警報を出力させる。
【0013】位相比較器11は整合回路5の出力部ef
の電圧と電流間の位相差を検出するもので、整合状態に
あるときは位相差はないが、出力部efとレーザ発振器
を接続するケーブル等に異常放電があれば位相差を生ず
る。この値が所定値を越えた場合には警報を出力させ
る。
【0014】このように、それぞれの位相比較器にはそ
れぞれの作用があり、高周波電源装置に対応して効率的
に設ければよく、必ずしも全部設けなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、この
発明は特許請求の範囲に記載の構成を備えているので、
電極外放電等の異常放電を検出することができ、またイ
ンバータの素子の破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザ発振器の高周波電源の異常検
出装置の説明図である。
【図2】従来のレーザ発振器の高周波電源の異常検出装
置の説明図である。
【符号の説明】
1 高周波インバータ 3 昇圧トランス 5 整合回路 7、9、11 位相比較器 13 警報器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器の高周波電源の高周波イン
    バータ、昇圧トランスおよび整合回路の各出力の少なく
    とも一つの出力の電圧と電流の位相差を検出する位相比
    較器と、位相比較器により検出された位相差が所定値を
    越えた場合、警報を出力する警報器とからなることを特
    徴とするレーザ発振器の高周波電源の位相検出による異
    常検出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002208747A (ja) * 2001-01-09 2002-07-26 Amada Eng Center Co Ltd レーザ発振器用電源装置
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JP2015119583A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社ダイヘン インバータ回路の制御回路、この制御回路を備えたインバータ装置、このインバータ装置を備えた誘導加熱装置、および、制御方法

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