JPH0538148A - 順変換装置、順変換装置の制御装置及び無停電電源装置 - Google Patents

順変換装置、順変換装置の制御装置及び無停電電源装置

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JPH0538148A
JPH0538148A JP18445691A JP18445691A JPH0538148A JP H0538148 A JPH0538148 A JP H0538148A JP 18445691 A JP18445691 A JP 18445691A JP 18445691 A JP18445691 A JP 18445691A JP H0538148 A JPH0538148 A JP H0538148A
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JP18445691A
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Keizo Shimada
恵三 嶋田
Akira Kobayashi
彰 小林
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 如何なる負荷条件においても安定に電圧型コ
ンバータを起動することができる順変換装置、順変換装
置の制御装置及び無停電電源装置を提供すること。 【構成】 PWMコンバータ13の出力電圧と出力電圧
指令との偏差が加算器17により求められ、ソフトスタ
ート回路19を介して乗算器20に出力される。乗算器
20では交流入力信号と同期した正弦波信号を発生する
正弦波発生器16の出力信号と、ソフトスタート回路1
9の出力信号との積IxをPWMコンバータの入力電流
指令値とする。ソフトスタート回路19はコンバータ1
3起動時の入力電流指令値を、起動前の入力電流値If
に比例した値から徐々に上昇させ、定常値に到達させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧型コンバータを用
いた順変換装置に係り、特にその起動時のソフトスター
トに関する。
【0002】
【従来の技術】電流制御を行なう電力変換装置の起動時
におけるソフトスタートを採用したものとしては、特開
昭62−203560に見られるように、電流の基準で
ある基準電圧(本発明の実施例では電流指令値と呼ぶ)
を、零から所定の基準電圧まで徐々に立ち上げるように
構成された電力変換装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したソフトスター
トの従来技術を、入力電流の電流制御を行なう電圧型コ
ンバータを用いた順変換装置に適用した場合に電圧型コ
ンバータ起動時のソフトスタートの手法は、電流指令値
を零から徐々に上昇させることになる。
【0004】一方、電圧型コンバータの主回路は、トラ
ンジスタなどのスイッチ素子とダイオードとの組み合わ
せからなる逆並列素子によりフルブリッジ構成にしてい
る。従って電圧型コンバータの動作停止状態において
は、スイッチ素子がオフ状態にあるので、電圧型コンバ
ータはダイオードのみによる全波整流回路を構成してい
る。ここで電圧型コンバータの出力側に常時、負荷が接
続されている場合を考えると、交流電力が入力された時
点で電圧型コンバータは、ダイオードによる全波整流動
作を開始する。このとき、負荷に電力が供給されるため
電圧型コンバータの入力電流はこの時点では零ではな
い。この時点で電圧型コンバータを、上述した従来技術
のソフトスタートの手法を用いて起動すると、一担流れ
ている入力電流を零にまで絞ってから再度、入力電流を
徐々に上昇させることになる。
【0005】電力変換装置におけるソフトスタート方式
の本来の目的は、電力変換装置の起動時に徐々に動作状
態を変化させることにより、制御の安定化を図り、かつ
各構成部品への突入電流を抑制することにある。ところ
が、上述したような負荷を担った状態下で電圧型コンバ
ータを起動する場合に、従来のソフトスタート方式の技
術をそのまま適用すると、電圧型コンバータを起動した
瞬間に、急激に電流変化を起こそうとして制御が不安定
状態になるという問題があった。
【0006】本発明は、いかなる負荷条件においても、
安定に電圧型コンバータを起動することができる順変換
装置、順変換装置の制御装置及び無停電電源装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の順変換
装置は、入力電流を検出する電流検出手段と、入力電流
指令を出力する電流指令生成手段と、電流検出手段の検
出出力と入力電流指令とを一致するように電圧型コンバ
ータを制御する制御手段と、制御手段により制御され交
流入力を直流出力に変換する電圧制御型コンバータを有
する順変換装置において、コンバータ起動時の入力電流
指令を、起動前の入力電流値に比例した値から徐々に上
昇させて定常値に到達させるソフトスタート回路を設け
たことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の順変換装置は、ソフトス
タート回路が、コンバータの入力電流を整流する整流手
段と、整流手段の出力信号を積分する積分手段と、積分
手段の出力信号の出力をコンバータの運転または停止指
令に応じて許可または禁止し、かつ積分手段の出力信号
を出力中に積分手段の出力信号がコンバータの出力電圧
指令とコンバータの実際の出力電圧との誤差電圧より大
きくなった際に誤差電圧を出力する出力手段とを有する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の順変換装置は、入力電流
を検出する電流検出手段と、入力電流指令を出力する電
流指令生成手段と、電流検出手段の検出出力と入力電流
指令とを一致するように電圧型コンバータを制御する制
御手段と、制御手段により制御され交流入力を直流出力
に変換する電圧制御型コンバータを有する順変換装置に
おいて、コンバータの出力側にスイッチ手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の順変換装置の制御装置
は、コンバータ起動時の入力電流指令を、起動前の入力
電流値に比例した値から徐々に上昇させて定常値に到達
させるソフトスタート回路を有することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の順変換装置の制御装置
は、ソフトスタート回路が、コンバータの入力電流を整
流する整流手段と、整流手段の出力信号を積分する積分
手段と、積分手段の出力信号の出力をコンバータの運転
または停止指令に応じて許可または禁止し、かつ積分手
段の出力信号を出力中に積分手段の出力信号がコンバー
タの出力電圧指令とコンバータの実際の出力電圧との誤
差電圧より大きくなった際に誤差電圧を出力する出力手
段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の無停電電源装置は、交流
電力を直流電力に変換する順変換装置と、順変換装置の
出力側に接続され、順変換装置の直流電力出力を蓄積す
る電力蓄積装置と、順変換装置及び電力蓄積装置の出力
端にその入力端が接続され、直流電力を交流電力に変換
する逆変換装置とを有する無停電電源装置において、順
変換装置は、入力電流を検出する電流検出手段と、入力
電流指令を出力する電流指令生成手段と、電流検出手段
の検出出力と入力電流指令とを一致するように電圧型コ
ンバータを制御する制御手段と、制御手段により制御さ
れ交流入力を直流出力に変換する電圧制御型コンバータ
とを有し、コンバータ起動時の入力電流指令を、起動前
の入力電流値に比例した値から徐々に上昇させて定常値
に到達させるソフトスタート回路を有することを特徴と
する。
【0013】請求項7に記載の無停電電源装置は、交流
電力を直流電力に変換する順変換装置と、順変換装置の
出力側に接続され、順変換装置の直流電力出力を蓄積す
る電力蓄積装置と、順変換装置及び電力蓄積装置の出力
端にその入力端が接続され、直流電力を交流電力に変換
する逆変換装置とを有する無停電電源装置において、順
変換装置は、入力電流を検出する電流検出手段と、入力
電流指令を出力する電流指令生成手段と、電流検出手段
の検出出力と入力電流指令とを一致するように電圧型コ
ンバータを制御する制御手段と、制御手段により制御さ
れ交流入力を直流出力に変換する電圧制御型コンバータ
とを有し、電圧型コンバータの出力端にスイッチ手段を
有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成の順変換装置においては、ソフトスタ
ート回路によりコンバータ起動時の入力電流指令が、コ
ンバータ起動前の実際の入力電流値に比例した値から徐
々に上昇し定常値に到達する。
【0015】従って、コンバータ起動直後に急激に電流
を絞ったり、逆に急激に電流を増大させることがなく、
円滑に電圧型コンバータを起動させることができる。ま
たコンバータ起動前の負荷の状態が起動する毎に異なる
ような場合にも、それに応じてソフトスタートの開始点
も変動するので常に安定した起動を行なうことができ
る。
【0016】またソフトスタート回路を使用しない上記
構成の順変換装置においては、コンバータ起動前にコン
バータと負荷とを接続するスイッチ手段がオフ状態にあ
るので、起動時にコンバータは、常に無負荷状態にあ
り、この状態で起動されるので安定に起動することが可
能となる。
【0017】上記構成の順変換装置の制御装置、無停電
電源装置についても同様に、いかなる負荷状態において
も電圧型コンバータを安定に起動することが可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1には本発明に係る順変換装置の一実施例の構成
が示されている。同図において、交流電源10はリアク
トル11を介してPWMコンバータ13の入力側に接続
されている。PWMコンバータ13の出力端には平滑用
コンデンサ14及び負荷15が並列に接続されている。
更にPWMコンバータ13の入力側には入力交流電流を
検出するための変流器12が設けられている。以上が電
圧型コンバータの主回路構成である。
【0019】次に電圧型コンバータを制御する制御回路
(制御装置)の構成を説明する。この制御回路は、PW
Mコンバータ13の出力電圧と、PWMコンバータ13
の出力電圧の電圧指令を生成する電圧指令発生器18の
出力電圧との偏差を増幅する加算器17と、ソフトスタ
ート回路19と、PWMコンバータ13の入力電圧に同
期した正弦波信号を生成する同期正弦波発生器16と、
乗算器20と、乗算器20の出力信号と変流器12によ
り検出される入力電流検出値Ifとの偏差を増幅する加
算器21と、三角波発生回路22と、三角波発生回路2
2の出力信号と加算器21との出力信号とを比較するコ
ンパレータ23と、パルス分配器24とから構成されて
いる。
【0020】上記構成においてPWMコンバータ13の
出力電圧と電圧指令発生器18の出力電圧との偏差が加
算器17により求められ、ソフトスタート回路19に入
力される。ソフトスタート回路19にはPWMコンバー
タ13の運転もしくは停止を指示するための運転停止指
令が入力されるようになっており、PWMコンバータ1
3の起動時にソフトスタート回路19に運転指令が入力
されるようになっている。このソフトスタート回路19
には変流器12により検出される入力電流検出値Ifが
入力されるようになっており、ソフトスタート回路19
に停止指令が入力されている時にはこの入力電流検出値
Ifに比例した電圧が乗算器20に対して出力されるよ
うになっている。ソフトスタート回路19は、定常状態
では入力電圧Vin及び出力電圧Voutは等しくなる。
【0021】ソフトスタート回路19の出力信号と同期
正弦波発生器16の出力信号は乗算器20により乗算さ
れ、電流指令値Ixとして出力される。乗算器20から
出力される電流指令値Ixと変流器12により検出され
る入力電流検出値Ifとが加算器21により加算され、
その誤差信号がコンパレータ23の一方の入力端に入力
される。コンパレータ23ではこの加算器21の出力信
号と三角波発生回路22の出力信号とを比較し、PWM
信号をパルス分配器24に出力する。パルス分配器24
は運転停止指令を受けてPWMコンバータ13の運転時
にのみPWMコンバータ13のスイッチ素子にパルスを
分配し、停止時にはパルスの出力を停止する。ここでP
WMコンバータ13の運転時における定常状態において
は、ソフトスタート回路19の入力電圧Vinとその出力
電圧Voutとは既述したように等しくなっていので、加
算器17及び乗算器20よりPWMコンバータ13の出
力電圧Edが一定電圧になるように電流指令値Ixの振幅
を増減する。更に加算器21によりPWMコンバータ1
3の入力電流が、入力電流指令値Ifに一致するように
PWMコンバータ13のパルス幅が制御される。このよ
うに図1に示す回路は、出力電圧を一定に保ちながら、
入力電流を入力電圧に位相同期した正弦波波形に制御す
る電圧型PWMコンバータとして動作する。
【0022】ソフトスタート回路19は、停止状態にお
いては、入力電流検出値Ifの大きさに比例した電圧を
出力する。運転指令が入力されると、その出力電圧Vou
tを停止状態の出力値から徐々に上昇させ、最終的には
ソフトスタート回路19の入力電圧Vinをそのまま出力
する。このソフトスタート回路19の機能によって、P
WMコンバータ13に起動信号を与えると、電流指令値
Ifは、停止時の入力電流値から徐々に上昇することに
なる。
【0023】例えば負荷15が軽く、停止時にPWMコ
ンバータ13のダイオードを通して流れる電流が小さい
とき、図3に示すように起動時(t=t0)以前には、
入力電流検出値Ifは小さく、ソフトスタート回路19
の出力電圧Voutも小さい値となっている。時刻t=t0
でソフトスタート回路19を起動すると、その入電流検
出値IfからPWMコンバータ13は始動するので、ソ
フトスタート動作が完了する時刻t1まで、徐々にPW
Mコンバータ13の入力電流は上昇し、時刻t1以後は
定常運転に移行する。
【0024】負荷15が重い場合における入力電流検出
値Ifとソフトスタート回路19の出力電圧の波形を図
4に示す。この場合は動作停止状態のPWMコンバータ
13のダイオードを通して流れる電流が大きいので、起
動時(t=t0)以前におけるソフトスタート回路19
の出力電圧Voutの値も大きく、従って大きい電流値か
らスタートすることになる。
【0025】以上のように本実施例によれば、PWMコ
ンバータ13の出力側に如何なる負荷が接続されている
状態においても円滑な起動が可能となる。
【0026】次に図1におけるソフトスタート回路19
の具体的構成を図2に示す。同図において入力端100
は抵抗30を介して出力端104に接続されている。ま
た変流器12の検出出力である入力電流検出値Ifが入
力される入力端102には全波整流回路31が接続さ
れ、全波整流回路31の出力側にはコンデンサ32、抵
抗33,34、演算増幅器35からなる積分回路40が
接続されており、この積分回路40の出力側には抵抗3
6、コンデンサ38からなる時定回路が接続されてい
る。更にこの時定回路を構成するコンデンサ38の両端
にはフォトカプラ39が接続されている。このフォトカ
プラ39はダイオード37を介して出力端104に接続
されている。
【0027】上記構成において全波整流回路31により
入力電流検出値Ifが全波整流されこの全波整流回路3
1の出力電圧は積分回路40に入力され、積分回路40
によりその平均値が求められる。
【0028】一方PWMコンバータ13の停止状態にお
いてはフォトカプラ39には端子106を介して停止指
令が入力され、このためフォトカプラ39がオン状態に
なっているためダイオード37もオン状態となってい
る。この結果、ソフトスタート回路19の出力電圧Vou
tは積分回路40の出力電圧がそのまま出力されること
になる。このためにPWMコンバータ13の停止状態に
おいては、入力電流検出値Ifの大きさに比例した電圧
が端子104を介して乗算器20に出力されることにな
る。
【0029】次に端子106を介して運転指令が入力さ
れると、フォトカプラ39がオフ状態となり、この結果
時定回路を構成するコンデンサ38が抵抗36及びコン
デンサ38の定数により定まる時定数で徐々に充電さ
れ、ダイオード37のカソード側の電位が徐々に上昇
し、入力端100における入力電圧Vinの電圧値より高
くなると、ダイオード37はオフ状態となり、入力電圧
Vinは抵抗30を介してそのまま出力端104より出力
電圧Voutとして出力される。すなわち入力電圧Vinと
出力電圧Voutが等しくなる。
【0030】次に図1に示した順変換装置を無停電電源
装置に適用したときの実施例を図5に示す。同図におい
て、図1に示した順変換装置50により交流電源10か
ら供給される交流電圧を直流電圧に変換し、この直流電
圧をバッテリ51及び逆変換装置52に出力する。この
結果順変換装置50が動作している場合には常時、バッ
テリ51に充電が行なわれることになる。また逆変換装
置52では順変換装置50から供給される直流電圧を交
流電圧に変換し、負荷53に供給する。ここで交流電源
10が停電したときにはバッテリ51の電力が逆変換装
置52により交流に変換され、負荷6へ交流電力の供給
が続行され、無停電化を図っている。
【0031】続いて交流電源10が復電すると、順変換
装置50が再起動され、定常の運転モードになる。
【0032】この場合に停電時間が短くて、バッテリ5
1の電圧の低下が小さい場合、復電したときに、順変換
装置50のコンバータを構成するダイオードを介して流
れる電流がほとんどなく、従来技術によるコンバータの
起動方法でも安定な起動を行なうことができる。
【0033】しかし停電時間が長くなってバッテリ51
の電圧低下が大きくなると、復電したときに順変換装置
50のコンバータのダイオードを介して電流が流れるこ
とになる。このときに従来技術での安定起動が不可能で
あるが、本発明による順変換装置によれば安定起動が可
能である。
【0034】更に停電時間は、一定していないので、バ
ッテリー51の電圧低下の状態はまちまちであり、従っ
て順変換装置を構成するコンバータの起動時のコンバー
タの負荷の大きさもまちまちとなる。
【0035】本発明による順変換装置によれば如何なる
停電の後の起動も安定に行なうことができる。
【0036】次に無停電電源装置の他の実施例を図6に
示す。本実施例では図5における順変換装置50の代わ
りにソフトスタート回路を用いない一般の順変換装置6
0を用い、その出力と負荷との間にスイッチ手段として
のサイリスタ61を設けた構成としている。
【0037】上記構成において停電時には、順変換装置
60とサイリスタ61がオフ状態となり、バッテリ60
より逆変換装置63に直流電圧が供給され、逆変換装置
63により交流電力が負荷64に供給される。交流電源
10が復電した場合には、順変換装置60のコンバータ
を起動した後に、サイリスタ61をオン状態にする。本
実施例では停電の程度に関係なく、サイリスタ61がオ
フ状態で順変換装置60内のコンバータを無負荷状態で
起動することができる。従って順変換装置60内のコン
バータの起動方法は、従来技術のままでよく、本実施例
によれば何如なる負荷が接続されていても安定な起動が
可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の順変換装
置によれば、ソフトスタート回路によりコンバータ起動
時の入力電流指令が、コンバータ起動前の実際の入力電
流値に比例した値から徐々に上昇させ、定常値にまで到
達させるように構成したので、如何なる負荷状態におい
ても順変換装置を構成する電圧型コンバータを安定に起
動することが可能となる。また順変換装置の制御装置、
無停電電源装置についても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る順変換装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1におけるソフトスタート回路の具体的構成
を示す回路図である。
【図3】図1におけるソフトスタート回路の動作状態を
示す波形図である。
【図4】図1におけるソフトスタート回路の動作状態を
示す波形図である。
【図5】本発明に係る無停電電源装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る無停電電源装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】 10 交流電源 11 リアクトル 12 変流器 13 PWMコンバータ 16 同期正弦波発生器 18 電圧指令発生器 19 ソフトスタート回路 20 乗算器 22 三角波発生回路 23 コンパレータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流を検出する電流検出手段と、入
    力電流指令を出力する電流指令生成手段と、前記電流検
    出手段の検出出力と入力電流指令とを一致するように電
    圧型コンバータを制御する制御手段と、該制御手段によ
    り制御され交流入力を直流出力に変換する電圧制御型コ
    ンバータを有する順変換装置において、 前記コンバータ起動時の入力電流指令を、起動前の入力
    電流値に比例した値から徐々に上昇させて定常値に到達
    させるソフトスタート回路を設けたことを特徴とする順
    変換装置。
  2. 【請求項2】 前記ソフトスタート回路は、前記コンバ
    ータの入力電流を整流する整流手段と、 該整流手段の出力信号を積分する積分手段と、 該積分手段の出力信号の出力を前記コンバータの運転ま
    たは停止指令に応じて許可または禁止し、かつ前記積分
    手段の出力信号を出力中に該積分手段の出力信号が前記
    コンバータの出力電圧指令と該コンバータの実際の出力
    電圧との誤差電圧より大きくなった際に該誤差電圧を出
    力する出力手段とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の順変換装置。
  3. 【請求項3】 入力電流を検出する電流検出手段と、入
    力電流指令を出力する電流指令生成手段と、前記電流検
    出手段の検出出力と入力電流指令とを一致するように電
    圧型コンバータを制御する制御手段と、該制御手段によ
    り制御され交流入力を直流出力に変換する電圧制御型コ
    ンバータを有する順変換装置において、前記コンバータ
    の出力側にスイッチ手段を設けたことを特徴とする順変
    換装置。
  4. 【請求項4】 交流入力を直流出力に変換し、負荷に供
    給する電圧型コンバータを、その入力電流と入力電流指
    令とが一致するように制御する順変換装置の制御装置に
    おいて、 該制御装置は、前記コンバータ起動時の入力電流指令
    を、起動前の入力電流値に比例した値から徐々に上昇さ
    せて定常値に到達させるソフトスタート回路を有するこ
    とを特徴とする順変換装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ソフトスタート回路は、前記コンバ
    ータの入力電流を整流する整流手段と、 該整流手段の出力信号を積分する積分手段と、 該積分手段の出力信号の出力を前記コンバータの運転ま
    たは停止指令に応じて許可または禁止し、かつ前記積分
    手段の出力信号を出力中に該積分手段の出力信号が前記
    コンバータの出力電圧指令と該コンバータの実際の出力
    電圧との誤差電圧より大きくなった際に該誤差電圧を出
    力する出力手段とを有することを特徴とする請求項4に
    記載の順変換装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 交流電力を直流電力に変換する順変換装
    置と、該順変換装置の出力側に接続され、該順変換装置
    の直流電力出力を蓄積する電力蓄積装置と、前記順変換
    装置及び電力蓄積装置の出力端にその入力端が接続さ
    れ、直流電力を交流電力に変換する逆変換装置とを有す
    る無停電電源装置において、 前記順変換装置は、入力電流を検出する電流検出手段
    と、入力電流指令を出力する電流指令生成手段と、前記
    電流検出手段の検出出力と入力電流指令とを一致するよ
    うに電圧型コンバータを制御する制御手段と、該制御手
    段により制御され交流入力を直流出力に変換する電圧制
    御型コンバータとを有し、 前記コンバータ起動時の入力電流指令を、起動前の入力
    電流値に比例した値から徐々に上昇させて定常値に到達
    させるソフトスタート回路を有することを特徴とする無
    停電電源装置。
  7. 【請求項7】 交流電力を直流電力に変換する順変換装
    置と、該順変換装置の出力側に接続され、該順変換装置
    の直流電力出力を蓄積する電力蓄積装置と、前記順変換
    装置及び電力蓄積装置の出力端にその入力端が接続さ
    れ、直流電力を交流電力に変換する逆変換装置とを有す
    る無停電電源装置において、 前記順変換装置は、入力電流を検出する電流検出手段
    と、入力電流指令を出力する電流指令生成手段と、前記
    電流検出手段の検出出力と入力電流指令とを一致するよ
    うに電圧型コンバータを制御する制御手段と、該制御手
    段により制御され交流入力を直流出力に変換する電圧制
    御型コンバータとを有し、該電圧型コンバータの出力端
    にスイッチ手段を有することを特徴とする無停電電源装
    置。
JP18445691A 1991-07-24 1991-07-24 順変換装置、順変換装置の制御装置及び無停電電源装置 Pending JPH0538148A (ja)

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JP18445691A JPH0538148A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 順変換装置、順変換装置の制御装置及び無停電電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980065436A (ko) * 1997-01-10 1998-10-15 김광호 소프트 스타트 기능을 갖는 승압형 콘버터의 고역률 보상회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19980065436A (ko) * 1997-01-10 1998-10-15 김광호 소프트 스타트 기능을 갖는 승압형 콘버터의 고역률 보상회로

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