JP2008204337A - 顧客操作型端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者に対する操作案内を表示し、利用者が操作入力を行う操作表示部1と、装置の動作プログラムを格納する記憶装置7と、動作プログラムに従って装置を制御する主制御部6とを有する顧客操作型端末装置において、操作表示部1の操作表示画面にその操作表示画面のレイアウトを変更するボタンを設け、そのボタンが押下された場合に主制御部6が通常表示に対して90度又は0〜90度の範囲で任意の角度回転させたレイアウトの操作表示画面を操作表示部1に表示するようにした。
【選択図】図1
Description
図21は従来の自動取引装置を示すブロック図である。
図21において、101は利用者に対する操作案内の表示をし、利用者の操作入力を受け入れる操作表示部であり、例えばタッチパネルなどを用いて構成される。102はキャッシュカードの処理と取引明細票の発行を行うカード/レシート処理部、103は通帳の記帳処理を行う通帳記帳部であり、104は紙幣の入金処理・出金処理を行う紙幣入出金部である。105は近接センサであり、利用者が自動取引装置の前方に存在するか否かを検知する。106は自動取引装置の主制御部であり、各ユニットの動作を制御する。107は自動取引装置の動作プログラムや取引履歴などを格納する記憶装置である。
現金の引き出し動作を例に取り、図21のブロック図及び図22の動作フローチャートを用いて説明する。
まず、自動取引装置は取引をしていない時には、操作表示部101の画面表示を消して待機状態となっている(ステップS101、以下ステップの文字は省略する)。近接センサ105は、常に利用者が自動取引装置の前に位置しているか否かを検知しており(S102)、利用者が、取引を行うために自動取引装置の前に位置すると、利用者の存在を検知し、主制御部106に通知する。
しかしながら、この場合も、車椅子利用者が自動取引装置に対して体をひねらせて案内表示の確認と操作をする問題点は解決することができない。
自動取引装置のハードウェアとしては図21に示した従来の自動取引装置と基本的には同じである。
操作表示部1は利用者に対する操作案内の表示をし、利用者が操作入力を行うものであり、例えばタッチパネルなどを用いて構成される。操作表示部1に示される各種の操作画面は後述するように従来と異なっている。
カード/レシート処理部2、通帳記帳部3、紙幣入出金部4及び近接センサ5は従来と同じである。
また、記憶装置7は自動取引装置の動作プログラムや取引履歴などを格納するもので、格納する動作プログラムが従来と異なっている。
図4において、操作表示画面である取引選択画面10には、周知の「お引き出し」、「お預け入れ」、「残高照会」等の取引(選択)ボタンと、操作表示部の表示レイアウトを変更する変更ボタンA11とレイアウト変更ボタンB12が設けられている。ボタン11は90度左回転用であり、ボタン12は90度右回転用である。
まず、自動取引装置は取引をしていない時には、図1に示した操作制御部1の表示画面を消して待機状態となっている(S1)。近接センサ5は、常に利用者が自動取引装置の前に位置しているか否かを検知しており(S2)、利用者が自動取引装置の前に立つか、車椅子利用者が自動取引装置の前に横向きに位置すると、近接センサ5が利用者を検知して主制御部6に通知し、主制御部6は操作表示部1に図4に示すような取引選択画面10を表示する(S3)。操作表示部1は、取引選択画面10を表示すると、レイアウト変更ボタンA11,B12が押下されるか(S4)、取引ボタンが押下されるのを待つ(S7)。
ここで取引選択画面10は、従来技術と同様に利用者が自動取引装置の正面に立って操作する際に案内表示が見易く、操作ボタンが操作し易いようにレイアウトされており、利用者が健常者の場合は、この画面から取引ボタン(ここでは「お引き出し」ボタン)を押下して、以降は従来技術と同様の動作をする(S8〜S19は図22のS105〜S116にそれぞれ対応する)。
なお、ここで誤った方向のレイアウト変更ボタンを押下してしまった場合には、「取消」ボタン15を押下することにより元の取引選択画面10に戻ることができるが、誤操作を防止したい特定の操作ボタン例えば「取消」ボタン15は利用者が誤って押下しないようにレイアウト変更時に利用者から遠い位置に配置される(図5参照)。
なお、カード挿入画面16,17では、カード挿入口等は装置として固定されているので、その画面18は回転させずに、案内文のみを回転させて表示している。
次に自動取引装置は、操作表示部1に取引終了画面を表示した後、利用者が自動取引装置から離れるのを近接センサ5により検知して、操作表示部1の画面表示を消し、待機状態となる(S20)。
また、操作表示部に通常表示に対して回転させたレイアウトの操作表示画面を表示する際、誤操作を防止したい特定の操作ボタン例えば「取消」ボタンを利用者から遠い位置に配置し、頻繁に操作する特定の操作ボタン例えば「完了」ボタンを利用者に近い位置に配置して表示することにより、更に使い易くなり、利用者の利便性が向上する。
図17において、操作表示画面である取引選択画面33には、周知の「お引き出し」、「お預け入れ」、「残高照会」等の取引ボタンと、実施例1と同様に表示レイアウトを変更するレイアウト変更ボタンA11とレイアウト変更ボタンB12が設けられている。
実施例2では、更に0〜90度の範囲で、任意角度左回転させるためのレイアウト変更ボタンC34と任意角度右回転させるためのレイアウト変更ボタンD35を設けている。
なお、一点鎖線で描かれた円部36は回転させて表示する画面部分を示している。
まず、実施例1と同様に自動取引装置は取引をしていない時には、図1に示した操作表示部1の画面表示を消して待機状態となっている(S21)。近接センサ5は常に利用者が自動取引装置の前に位置しているか否かを検知しており(S22)、利用者が自動取引装置の前に立つか、車椅子利用者が自動取引装置に対して横向きに位置すると、近接センサ5が利用者を検知して主制御部6に通知し、主制御部6は操作表示部1に図17に示すような取引選択画面33を表示する(S23)。操作表示部1は、取引選択画面33を表示すると、レイアウト変更ボタンが押下されるか(S24)、取引ボタンが押下されるのを待つ(S28)。
ここで取引選択画面33は、従来技術と同様に利用者が自動取引装置の正面に立って操作する際に表示内容が見易く、操作し易いようにレイアウトされており、利用者が健常者であれば、この画面から取引ボタン(ここでは「お引き出し」ボタン)を押下して、以降は従来技術と同様の動作をする(S29〜S40は図22のS105〜S116にそれぞれ対応する)。
また車椅子利用者が、自動取引装置に対して車椅子を斜め方向に位置した場合には、レイアウト変更ボタンC34またはD35が押下される。主制御部6は、レイアウト変更ボタンが押下されると、押下されたボタンがCかDかを判定し(S26)、Cであれば取引選択画面37を表示し(S27C)、Dであれば取引選択画面38を表示する(S27D)。
同様に取引選択画面38は、右回転方向にθ度回転したレイアウトとなる図18(b)のように表示し、n回連続で押下すると図19(b)のようにθ×n度右回転させたレイアアウトで取引選択画面41を表示する。
また、レイアウト変更ボタンC,Dは、車椅子利用者が自動取引装置に対して斜めに位置した時の体の向きに合わせて選択されるものであり、例えば図20(a)のように斜め左方向(主に右利きを想定)に位置した場合には、レイアウト変更ボタンC34を選択し、図20(b)のように斜め右方向(主に左利きを想定)に位置した場合には、レイアウト変更ボタンD35を選択する。これにより車椅子利用者は、体を自動取引装置に対して斜めに向けた(図20の各矢印G,Hの方向)まま画面の案内表示を確認し、取引ボタン(ここでは「お引き出し」ボタン)を押下することができる。
以降は実施例1と同様の動作を行うが、各操作における案内は、S26で押下されたレイアウト変更ボタンCまたはDにより、θ×n度左回転または右回転させたレイアウト(S29C,S31C,S33C,S35C,S36C,S38C,S40C,またはS29D,S31D,S33D,S35D,S36D,S38D,S40D)で表示する。
また、実施例1,2は、自動取引装置を例に説明したが、自動取引装置に限らず、テーブル部に操作表示部を持つ顧客操作型情報端末装置全般に対して容易に適用可能である。
2 カード/レシート処理部
3 通帳記帳部
4 紙幣入出金部
5 近接センサ
6 主制御部
7 記憶装置
10,13,14 取引選択画面
11 レイアウト変更ボタンA
12 レイアウト変更ボタンB
15 取消ボタン
16,17 カード挿入画面
18 カード挿入口画面
19,20 暗証番号入力画面
21 完了ボタン
22,23 取引金額入力画面
24,25 処理中画面
26,27 カード返却/明細票発行画面
28,29 紙幣出金画面
30 紙幣出金口画面
31,32 取引終了画面
33,37,38,40,41 取引選択画面
34 レイアウト変更ボタンC
35 レイアウト変更ボタンD
36 円部
39 中心部
S1〜S41,S6A〜S19A,S6B〜S19B,S27C〜S40C,S27D〜S40D ステップ
Claims (5)
- 利用者に対する操作案内を表示し、利用者が操作入力を行う操作表示部と、装置の動作プログラムを格納する記憶装置と、前記動作プログラムに従って装置を制御する制御手段とを有する顧客操作型端末装置において、
前記操作表示部の操作表示画面に前記操作表示画面のレイアウトを変更するボタンを設け、前記ボタンが押下された場合に前記制御手段が通常表示に対して90度回転させたレイアウトの操作表示画面を前記操作表示部に表示するように制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。 - 利用者に対する操作案内を表示し、利用者が操作入力を行う操作表示部と、装置の動作プログラムを格納する記憶装置と、前記動作プログラムに従って装置を制御する制御手段とを有する顧客操作型端末装置において、
前記操作表示部の操作表示画面に前記操作表示画面のレイアウトを変更するボタンを設け、前記ボタンが押下された場合に前記制御手段が通常表示に対して0〜90度の範囲で任意の角度回転させたレイアウトの操作表示画面を前記操作表示部に表示するように制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。 - 利用者に対する操作案内を表示し、利用者が操作入力を行う操作表示部と、装置の動作プログラムを格納する記憶装置と、前記動作プログラムに従って装置を制御する制御手段とを有する顧客操作型端末装置において、
前記操作表示部の操作表示画面に前記操作表示画面のレイアウトを変更する第1のボタンと第2のボタンを設け、前記第1のボタンが押下された場合は前記制御手段が通常表示に対して90度回転させたレイアウトの操作画面を前記操作表示部に表示し、前記第2のボタンが押下された場合は前記制御手段が通常表示に対して0〜90度の範囲で任意の角度回転させたレイアウトの操作表示画面を前記操作表示部に表示するように制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。 - 前記操作表示部に通常表示に対して回転させたレイアウトの操作画面を表示する際、誤操作を防止したい特定の操作ボタンを利用者から遠い位置に配置して表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顧客操作型端末装置。
- 前記操作表示部に通常表示に対して回転させたレイアウトの操作表示画面を表示する際、頻繁に操作する特定の操作ボタンを利用者に近い位置に配置して表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の顧客操作型端末装置。
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