JP2008195339A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】カーカス層に沿って発生する故障を抑制することできるとともに、ビード部の耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、ビード部3と、カーカス層5と、第1ワイヤーチェーファー11と、第2ワイヤーチェーファー13と、第3ワイヤーチェーファー15とを少なくとも備え、第1幅方向内側端部(P1)が第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置し、第2径方向外側端部(P3)が表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置し、第2傾き角度(α)が85〜90度であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、トラックやバス等の積載量や車体重量が大きい重荷重車両に装着される空気入りタイヤに関する。
従来から、空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部が大きく撓むだけではなく、リムホイールのリムフランジに接触するビード部のタイヤ径方向外側でトレッド幅方向外側へ倒れ込む現象である倒れ込み現象が多く見られる。
この倒れ込み現象に伴い、ビードコア相互間をわたるカーカス本体部及びビードコアの周りで折り返されている折返し部によって構成されるカーカス層に沿って発生するせん断歪み(せん断変形)によってセパレーション等の故障が発生することがあり、ビード部の耐久性が悪化してしまう懸念がある。
特に、重荷重負荷の下で使用されると、ビード部からサイドウォール部に至るカーカス層において、タイヤ周方向に対する変形が大きく、カーカス層における折返し部の端部近傍で故障が発生しやすく、ビード部の耐久性が悪化してしまう。
このようなビード部の耐久性を向上させる方法として、以下のような空気入りタイヤが開示されている。例えば、カーカス層における折返し部の端部の位置がタイヤ最大幅近傍まで折り返えされるカーカス層と、該カーカス層に沿ってビードコアの周りを折り返すカーカス補強層とを備える空気入りタイヤ(以下、第1タイヤ)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カーカス層におけるカーカス本体部と折返し部との間に、タイヤ径方向外側へ向けて先細り状に形成され、硬度の異なる2層のゴムからなるゴム補強層を備える空気入りタイヤ(以下、第2タイヤ)が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、カーカス層における折返し部のトレッド幅方向外側に、スチールコード又は有機繊維コードとゴムとにより形成される少なくとも2層のチェーファーを備える空気入りタイヤ(以下、第3タイヤ)が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、近年の空気入りタイヤ(特に、トラックやバス等の積載量や車体重量が大きい重荷重車両に装着される空気入りタイヤ)では、車両の積載量の増加によって該車両の荷重が増加してしまうことやタイヤの偏平化に伴って、負荷が増大してしまい、ビード部の変形量が増加(すなわち、タイヤ周方向に対する倒れ込み変形)する傾向である。
特開2002−144826号公報 特開平8−225005号公報 特開2003−89305号公報
しかしながら、上述した従来の第1タイヤや第2タイヤでは、カーカス補強層やゴム補強層が設けられているものの、重荷重負荷の下で使用された場合には、ビード部の変形量が増大してしまい、ビード部の耐久性を向上させるには不十分であるのが現状である。
一方、従来の第3タイヤでは、チェーファーが設けられているものの、重荷重負荷の下で使用された場合には、カーカス層とチェーファーとの間で故障が発生しやすく、上記と同様にビード部の耐久性を向上させるには不十分であった。
そこで、上述の問題を鑑みてなされたものであり、カーカス層に沿って発生する故障を抑制することできるとともに、ビード部の耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、ビードコアを少なくとも含む一対のビード部と、ビードコア相互間をわたり、ビードコアの周りで折り返されるカーカス層と、ビード部におけるカーカス層の周りで折り返され、金属とゴムとにより形成される第1ワイヤーチェーファーと、ビード部におけるカーカス層及び第1ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向内側に配置され、金属とゴムとにより形成される第2ワイヤーチェーファーとを備え、第1ワイヤーチェーファーにおけるトレッド幅方向内側に位置する端部である第1幅方向内側端部(P1)が、前記第1ワイヤーチェーファーにおけるトレッド幅方向外側に位置する端部である第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置し、第2ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第2径方向外側端部(P3)が、タイヤ正規内圧時にリムホイールのリムフランジと接するタイヤ外表面の位置である表面位置(P4)を通り、かつ、該表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置し、第2ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向に対して前記金属が傾いている角度である第2傾き角度(α)が、85〜90度であることを要旨とする。
ここで、タイヤ正規内圧とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2004年度版の最大負荷能力に対応する空気圧である。日本以外では、内圧とは下記規格に記載されている単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことである。
規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc. のYear Book ”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”である。
かかる特徴によれば、ビード部におけるカーカス層のトレッド幅方向内側に配置される第1ワイヤーチェーファー及び第2ワイヤーチェーファーを備えることによって、リムホイールのリムフランジに接触するビード部の変形が抑制され(タイヤ変形の影響を受けにくくすることができ)、カーカス層に沿って発生する故障(例えば、カーカス層と第1ワイヤーチェーファー又は第2ワイヤーチェーファーとの間でのせん断歪みによるセパレーション)を抑制することできるとともに、ビード部の耐久性を向上させることができる。
具体的には、第1幅方向内側端部(P1)が第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置していることによって、空気入りタイヤの骨格となるカーカス層を補強することができ、タイヤ周方向に対する変形を抑制することができる。
このタイヤ周方向に対する変形の抑制に伴い、車両走行時におけるビード部の温度上昇を抑制することができるため、ビード部の耐久性を向上させることができる。
また、第2径方向外側端部(P3)が表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置していることや、第2傾き角度(α)が85〜90度であることによって、倒れ込み現象によるカーカス層の周りでのせん断歪みを緩和することができ、セパレーション等の故障を抑制することができる。
特に、第2傾き角度(α)が85〜90度であることによって、タイヤ周方向に対する変形を抑制することができ、ビード部の変形(ビードコアの周りの変形)を抑制することができる。したがって、倒れ込み現象によるカーカス層の周りでのせん断歪みを緩和することができるため、セパレーション等の故障を抑制することができるとともに、車両走行時におけるビード部の温度上昇を抑制することができるため、ビード部の耐久性を向上させることができる。
本発明の他の特徴に係る発明は、第2ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向外側に配置され、かつ、第2径方向外側端部(P3)をトレッド幅方向外側に向けて覆っており、金属とゴムとにより形成される第3ワイヤーチェーファーをさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第3ワイヤーチェーファーが第2径方向外側端部(P3)をトレッド幅方向外側に向けて覆っていることによって、カーカス層をさらに補強することができ、タイヤ周方向に対する変形をさらに抑制することができる。
本発明の他の特徴に係る発明は、第3ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向外側に配置され、かつ、第3ワイヤーチェーファーをトレッド幅方向外側に向けて覆っており、金属とゴムとにより形成される第4ワイヤーチェーファーをさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第4ワイヤーチェーファーが第3ワイヤーチェーファーをトレッド幅方向外側に向けて覆っていることによって、カーカス層をさらに補強することができ、タイヤ周方向に対する変形をさらに抑制することができる。
本発明の他の特徴に係る発明は、第3ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向内側に配置され、かつ、第3ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第3径方向外側端部(P5)をトレッド幅方向外側に向けて覆っており、ナイロンとゴムとにより形成されるナイロンチェーファーをさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、ナイロンチェーファーが第3径方向外側端部(P5)をトレッド幅方向外側に向けて覆っていることによって、カーカス層に沿って発生する故障(例えば、カーカス層に隣接する第2ワイヤーチェーファーとカーカス層との間でのせん断歪によるセパレーション)を抑制することができ、ビード部の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明の他の特徴に係る発明は、第3ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第3径方向外側端部(P5)よりもタイヤ径方向外側に配置され、ショアーA硬度が70度以上のゴムにより形成されるゴム部材をさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、ゴム部材が第2径方向外側端部(P4)よりもタイヤ径方向外側に配置されることによって、カーカス層に沿って発生する故障(例えば、カーカス層に隣接する第2ワイヤーチェーファーとカーカス層との間でのせん断歪によるセパレーション)を抑制することができ、ビード部の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、カーカス層に沿って発生する故障を抑制することできるとともに、ビード部の耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
なお、以下において説明する空気入りタイヤ1は、トラックやバス等の積載量や車体重量が大きい重荷重車両に装着される重荷重用空気入りタイヤであるものとする。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図であり、図2は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図であり、図3は、第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するチェーファーのみを示す図(図2のA矢印図)である。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、ビードコア3aとビードフィラー3bとを含む1対のビード部3を有している。また、空気入りタイヤ1は、ビードコア3aの相互間に亘り、ビードコア3aの周りでトレッド幅方向内側からトレッド幅方向外側に折り返されるカーカス層5を有している。
カーカス層5のタイヤ径方向外側には、複数(図1では4層)のベルト層7が配置されている。このベルト層7のタイヤ径方向外側には、路面と接するトレッド部9が配置されている。
この空気入りタイヤ1は、ビード部3におけるカーカス層5の周りで折り返され、金属とゴムとにより形成される第1ワイヤーチェーファー11を有している。また、ビード部3におけるカーカス層5及び第1ワイヤーチェーファー11のトレッド幅方向内側には、金属とゴムとにより形成される第2ワイヤーチェーファー13が配置されている。
第2ワイヤーチェーファー13のトレッド幅方向内側には、金属とゴムとにより形成される第3ワイヤーチェーファー15が配置されている。第3ワイヤーチェーファー15のトレッド幅方向内側には、金属とゴムとにより形成される第4ワイヤーチェーファー17が配置されている。
ここで、第1ワイヤーチェーファー11におけるトレッド幅方向内側に位置する端部を“第1幅方向内側端部(P1)”と示し、第1ワイヤーチェーファー11におけるトレッド幅方向外側に位置する端部を“第1幅方向外側端部(P2)”と示し、第2ワイヤーチェーファー13におけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部を“第2径方向外側端部(P3)”と示し、タイヤ正規内圧時にリムホイールRのリムフランジFと接するタイヤ外表面の位置を“表面位置(P4)”と示す(図2参照)。
また、第1ワイヤーチェーファー11におけるタイヤ径方向に対してコード(金属)が傾いている角度を“第1傾き角度”と示し、第2ワイヤーチェーファー13におけるタイヤ径方向に対してコード13a(金属)が傾いている角度を“第2傾き角度(α)”と示し、第3ワイヤーチェーファー15におけるタイヤ径方向に対してコード(金属)が傾いている角度を“第3傾き角度”と示し、第4ワイヤーチェーファー17におけるタイヤ径方向に対してコード(金属)が傾いている角度を“第4傾き角度”と示す。すなわち、この第1傾き角度、第2傾き角度(α)、第3傾き角度及び第4傾き角度は、0〜90度の範囲である。
図2に示すように、第1幅方向内側端部(P1)は、第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置している。すなわち、第1幅方向内側端部(P1)は、第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に向けて距離D突出している。
また、第2径方向外側端部(P3)は、表面位置(P4)を通り、かつ、該表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置している。
なお、第2径方向外側端部(P3)が垂直線(L1)よりもタイヤ径方向外側に位置していると、倒れ込み現象によるカーカス層5の周りでのせん断歪みを緩和する効果が大きくなることに伴い、タイヤ周方向に対する変形を抑制する効果が大きくなりすぎて、タイヤ周方向に対して変形できなくなったカーカス層5周辺のゴムがタイヤ幅方向へ変形してしまう。
この結果、倒れ込み現象によるカーカス層5の周りでのせん断歪みを緩和することができるものの、カーカス層5に沿って発生する故障(例えば、カーカス層5と第1ワイヤーチェーファー11又は第2ワイヤーチェーファー13との間でのせん断歪みによるセパレーション)を抑制することが困難となってしまい、ビード部3の耐久性が悪化してしまう。
図3に示すように、第2傾き角度(α)は、85〜90度であることが好ましい。なお、第2傾き角度(α)が85度よりも小さいと、車両走行時におけるビード部3の温度上昇を抑制するには不十分であり、ビード部3の耐久性を向上させることができないことがある。
また、第1傾き角度、第2傾き角度(α)、第3傾き角度及び第4傾き角度は、タイヤ周方向に対する変形を20%以上抑制するために、それぞれ異なっていることが好ましい。すなわち、第1ワイヤーチェーファー11のコードと、第2ワイヤーチェーファー13のコード13aと、第3ワイヤーチェーファー15のコードと、第4ワイヤーチェーファー17のコードとが、それぞれ交差していることが好ましい。
なお、第3ワイヤーチェーファー15は、第2径方向外側端部(P3)をトレッド幅方向外側に向けて覆っている。また、第4ワイヤーチェーファー17は、第3ワイヤーチェーファー15をトレッド幅方向外側に向けて覆っている。
(第1の実施の形態に係る作用・効果)
以上説明した第1の実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、ビード部3におけるカーカス層5のトレッド幅方向内側に配置される第1ワイヤーチェーファー11及び第2ワイヤーチェーファー13を備えることによって、リムホイールRのリムフランジFに接触するビード部3の変形が抑制され(タイヤ変形の影響を受けにくくすることができ)、カーカス層5に沿って発生する故障(例えば、カーカス層5と第1ワイヤーチェーファー11又は第2ワイヤーチェーファー13との間でのせん断歪みによるセパレーション)を抑制することできるとともに、ビード部3の耐久性を向上させることができる。
具体的には、第1幅方向内側端部(P1)が第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置していることによって、空気入りタイヤ1の骨格となるカーカス層5を補強することができ、タイヤ周方向に対する変形を抑制することができる。
このタイヤ周方向に対する変形の抑制に伴い、車両走行時におけるビード部3の温度上昇を抑制することができるため、ビード部3の耐久性を向上させることができる。
また、第2径方向外側端部(P3)が表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置していることや、第2傾き角度が85〜90度であることによって、倒れ込み現象によるカーカス層5の周りでのせん断歪みを緩和することができ、セパレーション等の故障を抑制することができる。
特に、第2傾き角度(α)が85〜90度であることによって、タイヤ周方向に対する変形を抑制することができ、ビード部3の変形(ビードコア3aの周りの変形)を抑制することができる。したがって、倒れ込み現象によるカーカス層5の周りでのせん断歪みを緩和することができるため、セパレーション等の故障を抑制することができるとともに、車両走行時におけるビード部3の温度上昇を抑制することができるため、ビード部3の耐久性を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る空気入りタイヤについて、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。なお、上述した第1の実施の形態に係る空気入りタイヤと相違する部分を主として説明する。
図4に示すように、第3ワイヤーチェーファー15と第4ワイヤーチェーファー17との間には、ナイロンとゴムとにより形成されるナイロンチェーファー19が配置されている。このナイロンチェーファー19は、第3ワイヤーチェーファー15におけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第3径方向外側端部(P5)をトレッド幅方向外側に向けて覆っている。
(第2の実施の形態に係る作用・効果)
この第2の実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、第1の実施の形態の作用・効果に加え、ナイロンチェーファー19が第3径方向外側端部(P5)をトレッド幅方向外側に向けて覆っていることによって、カーカス層5に沿って発生する故障(例えば、カーカス層5に隣接する第2ワイヤーチェーファー13とカーカス層5との間でのせん断歪によるセパレーション)を抑制することができ、ビード部3の耐久性をさらに向上させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に係る空気入りタイヤについて、図5を用いて説明する。図5は、第3の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。なお、上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る空気入りタイヤと相違する部分を主として説明する。
図5に示すように、カーカス層5と第4ワイヤーチェーファー17との間、かつ、第3径方向外側端部(P5)よりもタイヤ径方向外側には、タイヤ径方向外側へ向けて先細り状に形成され、ショアーA硬度が70度以上のゴムにより形成されるゴム部材21が配置されている。
なお、ショアーA硬度とは、ショアー硬度計(硬さ試験機)を用いて、台の上に載せられた試験片(ゴム片)をハンマーで叩き、そのハンマーが跳ね返るの大きさで測定された硬度を示す。
(第3の実施の形態に係る作用・効果)
この第3の実施の形態に係る空気入りタイヤ1によれば、第1の実施の形態の作用・効果に加え、ゴム部材21が第3径方向外側端部(P5)よりもタイヤ径方向外側に配置されていることによって、カーカス層5に沿って発生する故障(例えば、カーカス層5に隣接する第2ワイヤーチェーファー13とカーカス層5との間でのせん断歪によるセパレーション)を抑制することができ、ビード部3の耐久性をさらに向上させることができる。
[その他の実施の形態]
上述したように、実施の形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、空気入りタイヤ1は、トラックやバス等の積載量や車体重量が大きい重荷重車両に装着される重荷重用空気入りタイヤであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、一般乗用車に装着される空気入りタイヤであっても勿論よい。
また、上述した実施の形態に係る空気入りタイヤでは、第3ワイヤーチェーファー15と第4ワイヤーチェーファー17とを有しているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、第3ワイヤーチェーファー15と第4ワイヤーチェーファー17とを有していなくても良い。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例1,2及び実施例1〜3に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、比較例1,2及び実施例1〜3に係る空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 46/90R87
・ 適用リム : 29.00/6.00
・ 内圧条件 : 700kpa
まず、比較例1〜3及び実施例1〜4に係る空気入りタイヤの構成について、表1を参照しながら説明する。
Figure 2008195339
比較例1に係る空気入りタイヤは、表1及び図6に示すように、第1ワイヤーチェーファー11のトレッド幅方向外側に配置される複数(図6では4層)のナイロンチェーファー19を有している。また、比較例1に係る空気入りタイヤでは、第1傾き角度が40度である。
比較例2に係る空気入りタイヤは、表1及び図6に示すように、第1ワイヤーチェーファー11のトレッド幅方向外側に配置される第2ワイヤーチェーファー13と、この第2ワイヤーチェーファー13全体をトレッド幅方向外側に向けて覆う第3ワイヤーチェーファー15とを有している。また、比較例2に係る空気入りタイヤでは、第1傾き角度が40度であり、第2傾き角度(α)が40度であり、第3傾き角度が40度である。
実施例1に係る空気入りタイヤは、上述した第1に実施の形態で説明したものである(図1及び図2参照)。また、表1に示すように、実施例1に係る空気入りタイヤでは、第1傾き角度が40度であり、第2傾き角度(α)が90度であり、第3傾き角度が40度であり、第4傾き角度が40度である。すなわち、第2ワイヤーチェーファー13のコード13aがタイヤ周方向に沿って配置されている(図3参照)。
実施例2に係る空気入りタイヤは、上述した第2の実施の形態で説明したものである(図4参照)。また、実施例2に係る空気入りタイヤでは、表1に示すように、第1傾き角度が40度であり、第2傾き角度(α)が90度であり、第3傾き角度が40度であり、第4傾き角度が40度である。
実施例3に係る空気入りタイヤは、上述した第3の実施の形態で説明したものである(図5参照)。また、実施例3に係る空気入りタイヤでは、表1に示すように、第1傾き角度が40度であり、第2傾き角度(α)が90度であり、第3傾き角度が40度であり、第4傾き角度が40度である。
このような比較例1,2及び実施例1〜3に係る空気入りタイヤのタイヤ周方向変形量、ビード部温度及びドラム走行距離ついて、表2を参照しながら説明する。
Figure 2008195339
<タイヤ周方向変形量>
比較例1に係る空気入りタイヤを試験ドラムに装着し、該空気入りタイヤを最大負荷能力‘約588kN’の荷重を静的に負荷させ、ドラム走行時におけるタイヤ回転中心からトレッド部の踏面踏み込み位置までのタイヤ径方向に対してビード部の外表面が変形する変形量と、タイヤ回転中心からトレッド部の踏面蹴り出し位置までのタイヤ径方向に対してビード部の外表面が変形する変形量とに基づいて測定されるタイヤ周方向の変形量を‘100’とし、同様に各空気入りタイヤのタイヤ周方向の変形量を指数表示した。なお、数値が小さいほど、タイヤ周方向の変形量が小さい。
この結果、実施例1〜4に係る空気入りタイヤは、比較例1,2に係る空気入りタイヤと比べ、タイヤ周方向の変形量が小さい(抑制されている)ため、ビード部の耐久性向上させることができると分かった。
<ビード部温度>
比較例1に係る空気入りタイヤを試験ドラムに装着し、赤外線温度計にて測定したドラム走行時におけるリムフランジに接触するビード部の外表面の最大温度(以下、ビード部温度)を‘100’とし、同様に各空気入りタイヤのビード部温度を指数表示した。なお、数値が小さいほど、ビード部温度が低い。
この結果、実施例1〜4に係る空気入りタイヤは、比較例1に係る空気入りタイヤと比べ、ビード部温度が低いため、ビード部の耐久性を向上させることができると分かった。
<ドラム走行距離>
比較例1に係る空気入りタイヤを試験ドラムに装着し、該空気入りタイヤを最大負荷能力の約1.7倍である‘1000kN’の荷重を負荷させ、時速10kmでドラム走行させてビード部が破壊するまでの距離であるドラム走行距離を‘100’とし、同様に各空気入りタイヤのドラム走行距離を指数表示した。なお、数値が大きいほど、ドラム走行距離が長い。
この結果、実施例1〜4に係る空気入りタイヤは、比較例1,2に係る空気入りタイヤと比べ、ドラム走行距離が長いため、ビード部の耐久性を向上させることができると分かった。
第1の実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図である。 第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。 第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するチェーファーのみを示す図(図2のA矢印図)である。 第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。 第3の実施の形態に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。 比較例1に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。 比較例2に係る空気入りタイヤを構成するビード部のトレッド幅方向拡大断面図である。
符号の説明
1…空気入りタイヤ、3…ビード部、3a…ビードコア、3b…ビードフィラー、5…カーカス層、5…ビード部、7…ベルト層、9…トレッド部、11…第1ワイヤーチェーファー、13…第2ワイヤーチェーファー、13a…コード、15…第3ワイヤーチェーファー、17…第4ワイヤーチェーファー、19…ナイロンチェーファー、21…ゴム部材、R…リムホイール、F…リムフランジ

Claims (5)

  1. ビードコアを少なくとも含む一対のビード部と、
    前記ビードコア相互間をわたり、前記ビードコアの周りで折り返されるカーカス層と、
    前記ビード部における前記カーカス層の周りで折り返され、金属とゴムとにより形成される第1ワイヤーチェーファーと、
    前記ビード部における前記カーカス層及び前記第1ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向内側に配置され、金属とゴムとにより形成される第2ワイヤーチェーファーとを備え、
    前記第1ワイヤーチェーファーにおけるトレッド幅方向内側に位置する端部である第1幅方向内側端部(P1)は、前記第1ワイヤーチェーファーにおけるトレッド幅方向外側に位置する端部である第1幅方向外側端部(P2)よりもタイヤ径方向外側に位置し、
    前記第2ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第2径方向外側端部(P3)は、タイヤ正規内圧時にリムホイールのリムフランジと接するタイヤ外表面の位置である表面位置(P4)を通り、かつ、該表面位置(P4)から垂直にタイヤ内面に向けて延びる垂直線(L1)よりもタイヤ径方向内側に位置し、
    前記第2ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向に対して前記金属が傾いている角度である第2傾き角度(α)は、85〜90度であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第2ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向外側に配置され、かつ、前記第2径方向外側端部(P3)をトレッド幅方向外側に向けて覆っており、金属とゴムとにより形成される第3ワイヤーチェーファーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第3ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向外側に配置され、かつ、前記第3ワイヤーチェーファーをトレッド幅方向外側に向けて覆っており、金属とゴムとにより形成される第4ワイヤーチェーファーをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第3ワイヤーチェーファーのトレッド幅方向内側に配置され、かつ、前記第3ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第3径方向外側端部(P5)をトレッド幅方向外側に向けて覆っており、ナイロンとゴムとにより形成されるナイロンチェーファーをさらに備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第3ワイヤーチェーファーにおけるタイヤ径方向外側に最も位置する端部である第3径方向外側端部(P5)よりもタイヤ径方向外側に配置され、ショアーA硬度が70度以上のゴムにより形成されるゴム部材をさらに備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空気入りタイヤ。
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