JP5504003B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、カーカス層よりもトレッド幅方向外側に位置し、チェファーコードをゴム材で被覆したチェーファーを備えるタイヤに関する。
従来から、小型トラックなどの車両に装着される重荷重用空気入りタイヤ(以下、タイヤ)は、高内圧及び高荷重が負荷されるため、荷重が集中しやすいビード部の耐久性を向上させることが求められている。
例えば、ナイロンなどからなるチェファーコードをゴム材で被覆したチェーファーによって、ビード部(具体的には、ビードコア)に折り返されたカーカス層の折返部分を補強したタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このタイヤによれば、チェーファーによってビード部の倒れ込み(具体的には、リムフランジ側への倒れ込み)を抑制でき、ビード部の耐久性が向上する。
特開2007−203966号公報(第2〜第4頁、第1及び第2図)
しかしながら、上述した従来のタイヤでは、次のような状況があった。すなわち、チェーファーは、ビード部の倒れ込みを抑制しているため、カーカス層とリムフランジとの間で生じる圧縮歪みにより疲労し、チェファーコードが切れてしまうことがある。これにより、チェファーコードが切れた部分を基点に、チェファーコードとゴム材との間でセパレーション(剥離)が発生する場合があった。このように、ビード部の耐久性を向上させるためには、未だ改善の余地があるのが現状である。
そこで、本発明は、チェファーコードをゴム材で被覆したチェーファーが設けられる場合において、コードとゴム材との間で生じるセパレーションを抑制し、ビード部の耐久性をより確実に向上できるタイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、ビードコア(ビードコア11)に折り返される折返部分(折返部分21)を有するカーカス層(カーカス層20)よりもトレッド幅方向外側に位置し、チェファーコード(チェファーコード61)をゴム材(ゴム材62)で被覆したチェーファー(チェーファー60)と、前記チェーファーのトレッド幅方向外側には、前記チェーファーのトレッド幅方向外側に設けられるビードサイドゴム(ビードサイドゴム70)とを備えるタイヤ(重荷重用タイヤ1)であって、前記チェファーコードは、タイヤ周方向に沿った仮想線(仮想線RL)に対して0〜45°で傾斜し、前記ビードサイドゴムは、リムフランジ(リムフランジRF)と接触する接触領域(接触領域71A)と、前記接触領域よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記リムフランジと接触しない非接触領域(非接触領域71B)とを有し、前記非接触領域において、前記チェーファーのタイヤ径方向外側端(外側端60B)よりもタイヤ径方向内側に位置する前記ビードサイドゴムの第1厚さ(ビードサイドゴム70の厚さC)は、前記チェーファーのタイヤ径方向外側端に位置する前記ビードサイドゴムの第2厚さ(ビードサイドゴム70の厚さD)よりも厚いことを要旨とする。
ここで、接触領域とは、正規内圧及び正規荷重が負荷された状態において、正規リムのリムフランジと接触する領域を示す。なお、正規内圧とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2008年度版の最大負荷能力に対応する空気圧であり、正規荷重とは、上記規格に記載されている適用サイズにおける単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。正規リムとは、上記規格に記載されている適用サイズにおける標準リムのことである。
かかる特徴によれば、チェファーコードは、仮想線に対して0〜45°で傾斜する。これによれば、ビード部の倒込時において、チェファーコードに発生する応力がタイヤ周方向に分散し、チェファーコードの一部に圧縮歪みが集中しにくくなる。このため、チェファーコードの疲労や破損を抑制できる。従って、チェファーコードとゴム材との間で生じるセパレーションを抑制し、ビード部の耐久性をより確実に向上できる。
また、非接触領域において、ビードサイドゴムの第1厚さは、ビードサイドゴムの第2厚さよりも厚い。これによれば、ビード部の倒込時において、ビードサイドゴムによってチェファーコードに生じる圧縮歪みを軽減できる。このため、チェファーコードの疲労や破損を抑制でき、ビード部の耐久性がさらに確実に向上する。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1厚さは、前記リムフランジの高さに対して1.3〜1.8倍の領域(領域T)内の厚さであることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記第1厚さは、前記第2厚さよりも2mm以上厚いことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の特徴に係り、前記チェーファーのタイヤ径方向外側端(外側端60B)は、トレッド幅方向断面における前記タイヤ最大高さAに対して25〜35%の範囲内に設けられることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至4の特徴に係り、前記チェーファーのタイヤ径方向内側端(内側端60A)は、前記ビードコアのタイヤ径方向内側端(内側端11A)から8〜12mmの範囲内に設けられることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、チェファーコードをゴム材で被覆したチェーファーが設けられる場合において、コードとゴム材との間で生じるセパレーションを抑制し、ビード部の耐久性をより確実に向上できるタイヤを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1のトレッド幅方向断面図である。 図2は、本実施形態に係るチェーファー60のみを示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係るチェーファー60のみを示す側面図(図2のA矢視図)である。 図4は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1のビード部10近傍を示す拡大断面図である。
次に、本発明に係る重荷重用空気入りタイヤ(以下、重荷重用タイヤ)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)重荷重用タイヤの構成、(2)チェーファーの構成、(3)ビードサイドゴムの構成、(4)比較評価、(5)作用・効果、(6)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)重荷重用タイヤの構成
まず、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1のトレッド幅方向断面図である。なお、重荷重用タイヤ1は、タイヤ赤道線CLに対して線対称であるため、図面ではタイヤ赤道線CLの片側のみを示している。
図1に示すように、重荷重用タイヤ1は、ビード部10と、カーカス層20と、インナーライナー30と、ベルト40と、トレッド50と、チェーファー60と、ビードサイドゴム70(いわゆる、サイドゴム)とを備える。
ビード部10は、リムフランジRFを有するリムR(図4参照)と接する。ビード部10は、ビードコア11と、ビードフィラー13と、ビードトゥ15とを有する。ビードコア11は、ビード部10の芯となる。ビードフィラー13は、ビードコア11を折り返したカーカス層20間に設けられ、ビード部10の変形を抑制する。ビードトゥ15は、ビード部10内において最もタイヤ径方向内側に位置し、リムRと接する。
カーカス層20は、重荷重用タイヤ1の骨格を形成する。カーカス層20は、ビードコア11を折り返し、トロイダル状に形成される。カーカス層20は、複数(例えば、内側カーカス層、外側カーカス層)設けられ、ビードコア11に折り返される折返部分21を有する。
インナーライナー30は、チューブの役割となる気密性の高いゴム層によって形成される。インナーライナー30は、カーカス層20の内側に設けられる。
ベルト40は、重荷重用タイヤ1の形状を保持するとともに、トレッド50を補強する。ベルト40は、カーカス層20よりもタイヤ径方向外側に設けられる。ベルト40は、複数(例えば、内側ベルト層、外側ベルト層、キャップ層)設けられ、それぞれのベルト40は、タイヤ周方向(方向TC)に沿った帯状を形成する。
トレッド50は、トレッドパターンが形成され、路面と接する。トレッド50は、ベルト40のタイヤ径方向外側に設けられる。
チェーファー60は、カーカス層20(具体的には、折返部分21)よりもトレッド幅方向(方向TW)外側に位置する。ビードサイドゴム70は、チェーファー60のトレッド幅方向外側に設けられる。なお、チェーファー60及びビードサイドゴム70の詳細については、後述する。
(2)チェーファーの構成
次に、本実施形態に係るチェーファー60の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るチェーファー60のみを示す斜視図である。図3は、本実施形態に係るチェーファー60のみを示す側面図(図2のA矢視図)である。
図2及び図3に示すように、チェーファー60は、ナイロンなどからなるチェファーコード61をゴム材62で被覆することによって形成される。チェファーコード61は、タイヤ周方向に沿った仮想線RLに対して0〜45°(θ)で傾斜する。特に、チェファーコード61の傾斜角度(θ)は、20〜45°であることが好ましい。チェファーコード61の撚り数は、13×13〜47×47の範囲内が好ましい。
チェーファー60は、内側端60Aと、外側端60Bとを有する。内側端60Aは、チェーファー60内において最もタイヤ径方向内側に位置する。内側端60Aは、ビードコア11近傍に位置する。本実施形態では、内側端60Aは、ビードコア11のタイヤ径方向における内側端11Aから8〜12mmの範囲内(E)に設けられる。
外側端60Bは、チェーファー60内において最もタイヤ径方向外側に位置する。外側端60Bは、トレッド幅方向断面におけるタイヤ最大高さAに対して25〜35%の範囲内(F)に設けられる。
なお、タイヤ最大高さAとは、一対のビードトゥ15を通る直線L15とタイヤ赤道線CLとの交点Pから、タイヤ赤道線CL上において最もタイヤ径方向外側に位置するトレッド50の最外位置51までの高さを示す(図1参照)。
(3)ビードサイドゴムの構成
次に、本実施形態に係るビードサイドゴム70の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1のビード部10近傍を示す拡大断面図である。なお、図4において、二点鎖線については通常時を示し、実線についてはビード部10の倒込時を示している。
図4に示すように、ビードサイドゴム70は、リムフランジRFと少なくとも一部が接触するタイヤ外表面71を有する。具体的には、ビードサイドゴム70は、接触領域71Aと、非接触領域71Bとを有する。接触領域71Aは、リムフランジRFと接触する。一方、非接触領域71Bは、接触領域71Aよりもタイヤ径方向外側に位置し、前記リムフランジと接触しない。
非接触領域71Bにおいて、チェーファー60の外側端60Bよりもタイヤ径方向内側に位置するビードサイドゴム70の厚さC(第1厚さ)は、チェーファー60の外側端60Bに位置するビードサイドゴム70の厚さD(第2厚さ)よりも厚い。なお、厚さとは、チェーファー60からタイヤ外表面71までのカーカス層20に直交する方向に沿った長さを示す。
具体的には、ビードサイドゴム70の厚さCは、リムフランジの高さD1に対して1.3〜1.8倍の領域T内の厚さである。特に、ビードサイドゴム70の厚さCは、ビードサイドゴム70の厚さDよりも2mm以上厚いことが好ましい。
(4)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る重荷重用タイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(4.1)各重荷重用タイヤの構成、(4.2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
Figure 0005504003
(4.1)各重荷重用タイヤの構成
各重荷重用タイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 7.50R16 12PR
・ リムサイズ : 6.00GS×16
・ 内圧条件 : 650kPa
・ 荷重条件 : 最大荷重の200%
各重荷重用タイヤとして、チェーファーの傾斜角度(θ)やビードサイドゴムの厚さを変化させたものを用意した。なお、各重荷重用タイヤの構成については、表1に示す通りである。
(4.2)評価結果
各重荷重用タイヤを試験ドラムに装着し、速度60km/h相当で回転させ続け、各重荷重用タイヤのビード部が故障するまでの走行距離を測定した。この結果、表1に示すように、実施例1〜3に係る重荷重用タイヤは、比較例1,2に係る重荷重用タイヤと比べ、ビード部の耐久性に優れ、走行距離が大幅に増大することが判った。
(5)作用・効果
以上説明した実施形態では、チェファーコード61は、仮想線RLに対して0〜45°で傾斜する。これによれば、ビード部10の倒込時(図4参照)において、チェファーコード61に発生する応力がタイヤ周方向に分散し、チェファーコード61の一部に圧縮歪みが集中しにくくなる。このため、チェファーコード61の疲労や破損を抑制できる。従って、チェファーコード61とゴム材62との間で生じるセパレーションを抑制し、ビード部の耐久性をより確実に向上できる。
なお、チェファーコード61の傾斜角度(θ)が45°よりも大きいと、ビード部10のタイヤ周方向に対する拘束力が低下し、ビード部10の倒れ込みの抑制効果を発揮しにくい。特に、チェファーコード61の傾斜角度(θ)は、20〜45°であることが好ましい。なお、チェファーコード61の傾斜角度(θ)が20°よりも小さいと、チェーファートの周方向端の裁断時において、裁断される端部の長さ(いわゆる、カッターパス)が長くなり、裁断時間が増大してしまうことや、裁断するのに必要な作業場所が増してしまうためである。
また、非接触領域71Bにおいて、ビードサイドゴム70の厚さCは、ビードサイドゴム70の厚さDよりも厚い。これによれば、ビード部10の倒込時において、ビードサイドゴム70によってチェファーコード61に生じる圧縮歪みを軽減できる。このため、チェファーコード61の疲労や破損を抑制でき、ビード部の耐久性がさらに確実に向上する。
実施形態では、ビードサイドゴム70の厚さCは、リムフランジの高さD1に対して1.3〜1.8倍の領域T内の厚さである。これによれば、領域T内が最も圧縮歪みが生じやすく、当該領域Tでのビードサイドゴム70の厚さCを確保することで、ビード部の耐久性を向上できる。なお、領域T以外でビードサイドゴム70を厚くしてしまうと、ビードサイドゴム70の剛性が高くなり過ぎてしまい、操縦安定性の低下やタイヤ重量の増大など別の問題が発生する場合がある。
実施形態では、ビードサイドゴム70の厚さCは、ビードサイドゴム70の厚さDよりも2mm以上厚いことを要旨とする。なお、ビードサイドゴム70の厚さCとビードサイドゴム70の厚さDとの差が小さすぎると、ビードサイドゴム70による圧縮歪みの軽減を発揮しにくくい。
実施形態では、チェーファー60の外側端60Bは、トレッド幅方向断面におけるタイヤ最大高さAに対して25〜35%の範囲内に設けられる。なお、外側端60Bがタイヤ最大高さAに対して25%よりも低い位置に設けられると、チェーファー60によるビード部10の倒れ込みの抑制効果を発揮しにくい。一方、外側端60Bがタイヤ最大高さAに対して35%よりも高い位置に設けられると、制動・駆動時の周方向せん断歪みによって外側端60Bでセパレーションが発生する場合がある。
実施形態では、チェーファー60の内側端60Aは、ビードコア11の内側端11Aから8〜12mmの範囲内に設けられる。これによれば、チェーファー60によるビード部10の倒れ込みの抑制効果と、リム組時におけるチェーファー60の破損とを両立できる。
実施形態では、チェファーコード61の撚り数は、13×13〜47×47の範囲内が好ましい。なお、チェファーコード61の撚り数が13×13よりも少ないと、チェファーコード61の破断伸度が低下してしまい、チェーファー60によるビード部10の倒れ込みの抑制効果を発揮しにくい。一方、チェファーコード61の撚り数が47×47よりも多いと、チェファーコード61のロスが高くなり、チェーファー60が発熱してしまい、ビード部の耐久性を向上させにくくなる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、タイヤには、空気や窒素ガスなどが充填されるタイヤであってもよく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。また、タイヤとして、必ずしも重荷重用タイヤである必要はなく、乗用車などの車両に装着されるタイヤであってもよい。
なお、重荷重用タイヤ1の構成は、実施形態で説明したものに限定されるものではなく、目的に応じて適宜設定できることは勿論である。例えば、重荷重用タイヤ1は、タイヤ赤道線CLの片側において、2つのビード部10(2つのビードコア及び2つのビードフィラー)と、それぞれのビードコアを折り返した2層異様のカーカス層20とを備えていてもよい。
また、チェーファー60は、1層設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、複数層設けられていてもよい。また、チェファーコード61は、必ずしもナイロンである必要はなく、その他の部材(有機繊維やアラミド繊維、金属繊維など)であってもよいことは勿論である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…重荷重用タイヤ、10…ビード部、11…ビードコア、11A…内側端、13…ビードフィラー、15…ビードトゥ、20…カーカス層、21…折返部分、30…インナーライナー、40…ベルト、50…トレッド、51…最外位置、60…チェーファー、60A…内側端、60B…外側端、61…チェファーコード、62…ゴム材、70…ビードサイドゴム、71…タイヤ外表面、71A…接触領域、71B…非接触領域

Claims (4)

  1. ビードコアに折り返される折返部分を有するカーカス層よりもトレッド幅方向外側に位置し、チェファーコードをゴム材で被覆したチェーファーと、
    前記チェーファーのトレッド幅方向外側に設けられるビードサイドゴムと、
    前記カーカス層間に配置されるビードフィラーと、
    を備えるタイヤであって、
    前記チェファーコードは、タイヤ周方向に沿った仮想線に対して0〜45°で傾斜し、
    前記ビードサイドゴムは、
    リムフランジと接触する接触領域と、
    前記接触領域よりもタイヤ径方向外側に位置し、前記リムフランジと接触しない非接触領域と
    を有し、
    前記非接触領域において、前記チェーファーのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側に位置し、かつ前記リムフランジの高さに対して1.3〜1.8倍の領域内の前記ビードサイドゴムの第1厚さは、前記チェーファーのタイヤ径方向外側端に位置する前記ビードサイドゴムの第2厚さよりも厚く、
    前記第1厚さは、前記第2厚さよりも2mm以上厚く、
    前記チェーファーのタイヤ径方向外側端は、前記ビードフィラ-のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側、かつ前記カーカス層の折返部分のタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側であり、
    前記チェーファーのタイヤ径方向内側端は、前記ビードコアよりもタイヤ径方向外側、かつ前記接触領域と前記非接触領域の境界よりもタイヤ径方向内側である、タイヤ。
  2. 前記チェーファーは、前記ビードフィラー及び前記カーカス層よりもトレッド幅方向外側のみに1層配置され、前記ビードフィラーよりもトレッド幅方向内側に配置されていない、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記チェーファーのタイヤ径方向外側端は、トレッド幅方向断面における前記タイヤ最大高さAに対して25〜35%の範囲内に設けられる請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記チェーファーのタイヤ径方向内側端は、前記ビードコアのタイヤ径方向内側端から8〜12mmの範囲内に設けられる請求項1乃至の何れか一項に記載のタイヤ。
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