JP3930474B2 - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、軽量化を図りつつビード部の耐久性を向上しうる重荷重用タイヤに関する。
重荷重用タイヤは、充填される空気圧が高く、かつ、負荷荷重も大きい過酷な条件で使用される。このため、大きな荷重を負担することとなるビード部は強固に補強されており、その厚さも大きく重量も非常に大きい。近年、このような重荷重用タイヤの重量を軽減するために、例えば図4に示されるように、トロイド状の本体部b1と、その両端部に連設されビードコアcの回りで略一周巻きされた折返し部b2とからなるカーカスプライbを具えた重荷重用タイヤが下記特許文献1ないし2等により提案されている。
特開平11−321244号公報 特開2000−219016号公報
上記ビード構造において、折返し部b2の外端は、タイヤ負荷走行時の歪が小さいビードコアcの周囲近傍に設けられるため走行中の歪の影響を受け難い。従って、折返し部b2の外端を起点としたコードルース等の損傷も生じ難い。
しかしながら、図4のビード構造は、前記折返し部b2の長さが小でありかつ折れ曲がりの度合いが大きいため、例えば生タイヤ成形過程などにおいて、前記折返し部b2の折れ曲がりが元に戻ろうとする。その結果、折返し部b2とビードコアbとの間に空隙が生じ易く、空気残りなどの成形不良を発生させやすくなる。また折返し部b2において、カーカスコードがビードコアと擦れ、フレッティング等の破断損傷を早期に発生させるという問題もある。
発明者らは、ビード部の軽量化及びさらなる耐久性の向上について鋭意研究を重ねた結果、カーカスプライの折返し部の形状についてさらに改善を試みるとともに、カーカスプライの本体部と折返し部とが囲む領域内に特定の物性を有するゴム組成物等を配すること等が有効であることを知見した。
以上のように、本発明は、ビード部の耐久性を向上しうる重荷重用タイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、一対のビードコア間を跨るトロイド状の本体部に前記ビードコアの回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部が連設された少なくとも1枚のカーカスプライを含むカーカスを具えた重荷重用タイヤであって、前記折返し部は、前記ビードコアのタイヤ軸方向内側面、タイヤ半径方向内面及びタイヤ軸方向外側面に沿って折れ曲がる折返し主部と、該折返し主部に連なり前記ビードコアから離間してのびる折返し副部とからなり、かつ、前記折返し副部は、前記ビードコアのタイヤ半径方向外面に対して90°未満の角度θで前記本体部に向かって傾いてのびるとともに、該折返し副部の外端から前記ビードコアの外面までの最短距離が5〜12mmであり、しかも、前記ビード部には、前記本体部と折返し部とが囲む領域内に複素弾性率E*aが5〜15MPaの充填ゴムが配されるととともに、この充填ゴムのタイヤ半径方向外側には前記折返し副部を介して複素弾性率E*bが20〜60MPaのゴム組成物を有するビードエーペックスが配され、かつ前記複素弾性率E*aと、前記複素弾性率E*bとの比(E*b/E*a)は、10以下であることを特徴としている。
また請求項2記載の発明は、前記複素弾性率E*aと、前記複素弾性率E*bとの比(E*b/E*a)は、5以下であることを特徴とする請求項1記載の重荷重用タイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記カーカスプライは、スチールコードプライからなる請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤである。
本発明の重荷重用タイヤは、カーカスプライの折返し部の外端が、タイヤの負荷走行時の歪の小さい限定されたビードコアの周囲領域に設けられる。従って、カーカスプライの外端は、大きな歪の影響を受け難く、ひいては損傷の起点となるのを防止できる。従って、ビード部の耐久性が向上する。また、折返し部の長さを小としうる結果、タイヤ重量を軽減しうる。さらにカーカスプライの本体部と折返し部との間には、特定の物性を有する充填ゴムが配されるとともに、この充填ゴムのタイヤ半径方向外側には、折返し部の折返し副部を介して物性が限定された第1のビードエーペックスゴムが配されることにより、プライのルースなどを効果的に抑制しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の重荷重用タイヤ1の自然状態を示す断面図、図2はそのビード部を拡大して示す部分的な断面図である。ここで、自然状態とは、タイヤを正規リムJにリム組みしかつ50kPaの内圧を充填した無負荷の状態とする。また本明細書において、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。本実施形態の正規リムJは、JATMAでいう15゜深底リム(いわゆる15゜テーパリム)である。
また内圧を50kPaとしたのは、重荷重用タイヤ1の自然な姿勢を特定するためである。また重荷重用タイヤ1は、この例ではチューブレスタイプの空気入りタイヤが例示される。
重荷重用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されるベルト層7と、ビード部4に配されたビード補強層8とが設けられている。
前記カーカス6は、本実施形態では、カーカスコードをタイヤ赤道に対して80〜90°の角度で配列した少なくとも一枚(この例では1枚)のカーカスプライ6Aにより構成されている。本実施形態のカーカスプライ6Aは、カーカスコードにスチールコードを用いたスチールコードプライで構成されるが、必要に応じてナイロン、レーヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードプライを用いることもできる。カーカスプライの枚数についても特に1枚に限定されるものではない。カーカスプライ6Aの折返し構造の詳細については後で述べる。
図2ないし図3に拡大して示されるように、ビードコア5は、本実施形態ではスチール製のビードワイヤ16(この例では断面円形のスチール素線である。)を多段多列に渦巻き状に巻き束ねることにより形成されたリング状体で構成される。ビードコア5の断面形状は特に制限はないが、この例では断面横長とした偏平六角形状のものが例示される。この断面略六角形状のビードコア5については、その横断面において、タイヤ半径方向内側の長片を形成する面をビードコア5のタイヤ半径方向内面SLとし、他の長辺を形成する面をビードコア5のタイヤ半径方向の外面SUとする。またビードコア5の前記内面SLと前記外面SUとの間をタイヤ軸方向内側で継ぐ折れ線状の屈曲辺を形成する面をビードコアのタイヤ軸方向の内側面Siとし、反対側の屈曲辺をタイヤ軸方向外側面Soとする。
ビードコア5の前記横断面において、前記内面SLは、正規リムJのリムシートJ1のシート面と略平行にのびている。これは、ビード部4とリムシートJ1との間の嵌合力を広範囲に亘って高めるのに役立つ。上で述べたとおり、正規リムJはチューブレスタイヤ用の15°深底リムである。従って、ビードコア5の前記内面SL及び外面SUは、いずれもタイヤ軸方向線に対して略15°の角度で傾いている。「略」としているのは、製造時の誤差を考慮するもので少なくとも前記角度から±2゜の誤差は許容される。ビードコア5の断面形状は、必要に応じて正六角形、矩形状、円形状も採用できる。ビードコア5の断面が円形状の場合、それを囲む一辺がタイヤ軸方向に沿った正方形ないし長方形を仮想定義し、その対角線で区切られる領域に前記内面SL、外面SU、内側面So及び外側面Siを割り当てることができる。
前記ベルト層7は、少なくとも2枚以上、好ましくは3枚以上、本実施形態では4枚のベルトプライ7A、7B、7C及び7Dから構成される。各ベルトプライ7Aないし7Dは、いずれもベルトコードとしてスチールコードが採用されている。タイヤ半径方向の最内側に配置された第1のベルトプライ7Aは、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば60±15°の角度で配列されている。またその外側に順次配された第2ないし第4のベルトプライ7B、7C及び7Dは、ベルトコードがタイヤ赤道Cに対して例えば10〜35°の角度で配列される。第1ないし第4のベルトプライ7A、7B、7C及び7Dは、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1以上設けて重ねられる。
前記カーカスプライ6Aは、一対のビードコア5、5間(図では片側のビードコアのみが表示されている。)を跨るトロイド状の本体部6aと、その両側に連設されかつビードコア5の回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとで構成される。
また折返し部6bは、図2ないし図3に拡大して示されるように、ビードコア5のタイヤ軸方向内側面Si、タイヤ半径方向内面SL及びタイヤ軸方向外側面Soに沿って折れ曲がる折返し主部10と、該折返し主部10に連なりビードコア5から離間してのびる折返し副部11とから構成される。折返し主部10は、滑らかな円弧状でビードコア5の内側面Si、内面SL及び外側面Soに沿っている。
折返し副部11は、ビードコア5のタイヤ半径方向外面SUに対して90°未満の角度θで傾いて前記本体部6aに向かってのびている。折返し副部11は、図3に拡大して示されるように、ビードコア5のタイヤ半径方向外面SU(ないしその延長線)よりも半径方向外側の部位を意味する。前記角度θが90°以上になると、ビードコア5に対する折返し部6bの係止力が低下し、カーカスプライ6Aのいわゆる吹き抜け現象が起こりやすくなる。特に好ましくは、前記角度θは75゜以下が望ましい。角度θの下限は特に制限はないが、好ましくは10°以上、より好ましくは30°以上が望ましい。
本実施形態の折返し副部11は、逆V字状に折れ曲がる屈曲線状のものが例示されるが、直線状や滑らかな曲線状で形成することもできる。折返し副部11が本実施形態のように屈曲線状(又は曲線状等)の場合、角度θは、カーカスプライ6AのスチールコードSCにおいて、折返し副部11がビードコア5の半径方向外面SUの延長線に交わる折返し副部11の下端Pと折返し副部11の外端E1とを結ぶ直線Fと、ビードコア5のタイヤ半径方向外面SUとが挟む角度とする。
また図3に拡大して示されるように、ビードコア5は、断面円形のビードワイヤ16が巻き回されたものであるから、そのタイヤ半径方向外面SUの断面形状は半円弧をタイヤ軸方向につなげたような輪郭となる。従って、この外面SUからの相対的な距離や、外面に対する角度などを測定する際には、外面SUに引いた接線Kを基準とする。さらに図3に誇張されて示されるように、ビードワイヤ16が一直線状に整一せずにタイヤ半径方向内外にバラツキく場合、ビードコア5のタイヤ半径方向外面SUに正しく1本の接線を引くことができない。この場合には、前記接線Kは、前記ビードコア5のタイヤ半径方向外面SUをなすビードワイヤ列のうちでタイヤ軸方向最外側に位置するビードワイヤ16oとタイヤ軸方向最内側に位置するビードワイヤ16iとに接する接線で近似することとする。
また折返し副部11は、図2に示されるように、その外端E1からビードコア5のタイヤ半径方向外面SUまでの最短距離Laが5〜12mmに設定される。該最短距離Laが5mm未満であると、折返し主部10に対して折返し副部11のスプリングバックが生じやすいため、生カバーの成形性を悪化させたりまた加硫中に折返し副部11とビードコア5の外面SUとの間に空気溜まりが形成されやすくなるため好ましくない。逆に前記最短距離Laが12mmを超える場合、折返し副部11の外端E1に、タイヤ変形時の応力が強く作用する傾向となり、該外端を起点としたコードルース等の損傷が生じやすくなる。特に好ましくは、前記最短距離Laは7〜12mmが好ましい。
また折返し副部11の外端E1は、カーカスプライ6Aの本体部6aとの間に1〜5mmの距離(コード間距離)Lbを隔てるのが望ましい。前記距離Lbが1mm未満の場合、タイヤ成形時のバラツキや走行時のビード変形等によって、折返し副部11の外端(のカーカスコード)E1が本体部6a(のカーカスコード)と接触して擦れ合うなどフレッティング等のコード損傷を招きやすい傾向がある。逆に前記距離Lbが5mmを超える場合、折返し副部11によるビードコア5への係止力が不十分となり、いわゆる吹き抜け現象が生じやすくなる。
以上のような折返し部6bは、前記外端E1がタイヤ負荷走行時(正規の内圧を充填して荷重を負荷して走行させた状態であり、以下同じ。)でも歪の小さいビードコア5の周辺領域に配されるため、耐久性が向上する。また従来の重荷重用タイヤに比べてカーカスプライ6Aの折返し高さが小さくなるためタイヤ重量の軽量化を図ることもできる。
前記ビード補強層8は、例えばスチールコードをタイヤ周方向線に対して10〜40゜の角度で傾けて配列した少なくとも1枚(本例では1枚)のスチールコードプライで構成されたものが例示される。
本実施形態のようなカーカスプライ6Aの構造は、特に高荷重が負荷された走行時において本体部6aの倒れ込みがやや大きくなりやすい。また折返し部6Bが従来のタイヤに比してよりタイヤ半径方向内側に位置するため、車両のブレーキパッド等の熱がリムを介してこの折返し部6B近傍のゴムに伝えられ易く、温度上昇による熱軟化が生じる場合がある。熱軟化したビード部4の内部ゴムはリムフランジとの間で押圧されてビードトウ側に移動する傾向があるため、折返し部6bは、この移動に引きずられて動きやすくなる。この結果、ビードコア5のタイヤ軸方向の最内側位置Q1付近でカーカスプライ6Aとビードコア5との間に大きな剪断歪みが発生しやすく、コードルースを誘発させるおそれがある。本実施形態のビード補強層8は、このようなコードルースを効果的に防止するのに役立つ。
本実施形態のビード補強層8は、カーカスプライ6Aの本体部6aのタイヤ軸方向内側をのびる内片部8aと、この内片部8aに連なり前記折返し主部10に沿ってのびる中片部8bと、この中片部8bに連なりかつタイヤ半径方向外側にのびる外片部8cとから構成される。
前記内片部8aは、荷重負荷時のカーカスプライ6Aの本体部6aの倒れ込みを抑え、ひいては折返し副部11の先端Paに作用する歪を低減するのに役立つ。このような作用を得るために、内片部8aの外端E3は、折返し副部11の外端E1よりもタイヤ半径方向外側に設けられる。この内片部の8aの外端E3のビードベースラインBLからの高さHiは、ビードコア5の最大高さHc(ビードベースラインBLからビードコア5のタイヤ半径方向の最外側位置までの高さ)に関連付けると、該高さHcの170%以上、より好ましくは200%以上が望ましいものとなる。他方、前記高さHiが過度に大きくなると、内片部8aの外端E3に応力が集中しやすくなる傾向があるため、前記ビードコア5の最大高さHcの230%以下、より好ましくは210%以下が望ましい。
また内片部8aと本体部6aとはそれぞれのトッピングゴムを介して接着される態様の他、例えば少なくとも内片部8aの外端E3を含めた長さ10mm程度の外端領域には、0.5〜1.5mm程度のインスレーションゴムを本体部6aとの間に介在させることが望ましい。この場合、内片部8a及び本体部6aのコード間に生じるせん断力を緩和とともに外端E3での歪を緩和してさらにビード部4の耐久性の向上を期待することができる。
前記中片部8bは、折返し主部10に接して配されている。この部分は、ビードコア5とリムシートJ1との間で強く圧縮されるため、ビード補強層8の位置を安定させかつ固定するのに役立つ。
外片部8cにおいて、その外端E2の高さが小さいと、ビード部4の曲げ剛性を高めるのが困難となり、特にリムフランジと接触する部分の領域の剛性を十分に確保し得ず、昇温時のゴム移動の抑制が困難となる。このような観点より、外片部8cの外端E2のビードベースラインBLからのタイヤ半径方向高さHoは、ビードコア5の最大高さHcの170%以上、より好ましくは200%以上が望ましい。他方、前記高さHoが過度に大きくなると、外片部8cの外端E2が、負荷走行時に歪の大きい領域に位置し応力が集中しやすくなる傾向があるため好ましくない。このような観点より、外端E2の高さHoは、ビードコア5の最大高さHcの230%以下、より好ましくは210%以下が望ましい。
また重荷重用タイヤ1は、カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとが囲む領域(完全に閉じてはいないが、これらが囲む実質的な領域である)に、充填ゴム12が配される。充填ゴム12は、ビードコア5のタイヤ半径方向外面SUと折返し副部11と本体部6aとの間に配される断面略三角形状の領域に配される基部12Aと、ビードコア5と折返し主部10との間に配された比較的薄い断面略U字状の副部12Bとを含んでいる。副部12Bについては必要に応じて省略することができる。基部12Aは、成形時においては、折返し副部11が過度にビードコア5に接近するのを減じることにより折返し副部11のスプリングバックを抑え、しかも成形時に空気残りなどの成形不良が発生するのを防止する。
充填ゴム12は、その複素弾性率E*aが5〜15MPaの衝撃ないし応力緩和効果に優れた低弾性のゴム組成物により構成される。これにより、小さいながらも折返し副部11の外端E1に作用する走行時の歪を効果的に吸収しコードルースの発生を防ぐのに役立つ。
前記複素弾性率E*aが5MPa未満であると、充填ゴム12が過度に柔らかくなってしまい、走行時における折返し部6bの外端E1の動きが大きくなる。これは、とりわけゴム昇温時において、吹き抜けなどを生じさせるおそれがある。逆に複素弾性率E*aが15MPaを越えると、充填ゴム12の柔軟性が損なわれ、走行時における本体部6aの倒れ込みにともなう歪をビードコア5の外面SU全体で受け止めて緩和する能力が低下する。この場合、例えばビード補強層8の外片部8cの外端E2近傍でルースなどが生じやすくなる。このような観点より、充填ゴム12の複素弾性率E*aは、6MPa以上、より好ましくは7MPa以上が望ましく、同上限については13MPa以下、より好ましくは11MPa以下が望ましい。
また充填ゴム12は、加硫剤としての硫黄の配合量が5.0phr以上である高硫黄配合ゴムからなることが望ましい。硫黄が5.0phr以上配合されたゴムには、熱軟化し難い特性が与えられるためである。他方、硫黄の配合量が12phrを超えると、加硫が過度に促進されてゴム焼けが起こリやすくなる。従って、硫黄の配合量は、5.0〜12phrの範囲が好ましく、その下限値はより好ましくは7.0phr以上、また上限値はより好ましくは10phr以下が望ましい。なお一般のタイヤ用ゴム組成物の硫黄の配合量は、せいぜい1.0〜4.5phrである。
また充填ゴム12のタイヤ半径方向外側にはタイヤ半径方向外側に先細状でのびるビードエーペックス13が配されている。本実施形態のビードエーペックス13は、タイヤ半径方向内側に配され内側エーペックス部13aと、その外側に配された外側エーペックス部13bとを含んで構成されたものが例示される。
前記内側エーペックス部13aは、実質的に折返し副部11を介して前記充填ゴム12の外側に配されており、その一部、具体的には折返し副部の外端E1と本体部6aとの間では充填ゴム12と直接接して配されている。内側ゴムエーペックス部13aは、複素弾性率E*bが20〜60MPaのゴム組成物により形成されている。この内側エーペックス部13aの主な働きは、カーカスプライ6Aの折返し副部11を押さえ込むこと及び負荷走行時の本体部6aの倒れ込みによって生じる歪をビードコア5の外面SUで受け止め得るように変形することである。即ち、本体部6aのタイヤ軸方向外側への倒れ込みを、タイヤ半径方向内側に変換してビードコア5の外面SUでその力を受けることができる。
ここで、内側エーペックス部13aの複素弾性率E*bが、20MPa未満であると、折返し副部11の外端E1を押さえ込む能力が不足し、特にビード部4の内部の昇温時にルースが生じやすくなる。逆に前記複素弾性率E*bが60MPaを超える場合、この部分の弾性が過度に高められる結果、負荷走行時におけるカーカスプライ6Aの本体部6aの倒れ込みをビードコア全体で受けることが困難となり、ひいてはビード補強層の外片部8cの外端E2付近に歪の集中を招きひいては損傷を生じさせるおぞれがある。このような観点より、内側エーペックス部13aの複素弾性率E*bは、好ましくは25MPa以上、より好ましくは30MPa以上が望ましく、同上限については前記下限値のいずれかとの組み合わせにおいて50MPa以下、さらに好ましくは40MPa以下が望ましい。
また発明者らは、前記内側エーペックス部13aの複素弾性率E*bと、前記充填ゴム12の複素弾性率E*aとを違えて種々の実験を行ったところ、充填ゴム12の複素弾性率E*aと前記内側エーペックス部13aの複素弾性率E*bとの比(E*b/E*a)は、10以下が好ましいことを知見した。即ち、前記比(E*b/E*a)が10よりも大きくなると、折返し副部11を基準として、そのタイヤ半径方向内、外に配される充填ゴム12と内側エーペックス部13aとの弾性率の差が大きくなりすぎ、そのせん断剛性の差に起因したルースが生じやすくなることが判明した。特に好ましくは前記比(E*b/E*a)は7以下、さらに好ましくは5以下が望ましい。なお比(E*b/E*a)の下限値は特に規制する必要はない。即ち、前記比の下限値は各々の数値範囲から1.33となるが、これ以下であっても、内側エーペックス部13aと充填ゴム12との間の歪差が小さくなる方向のため限定は不要である。
また前記外側エーペックス部13bは、前記内側エーペックス部13aの複素弾性率E*bより小さい複素弾性率E*cを有するゴム組成物から構成されている。特に好ましくは、前記複素弾性率E*cは、3MPa以上、より好ましくは3.5MPa以上が望ましく、同上限値については、前記下限値のいずれかとの組み合わせにおいて7MPa以下、さらに好ましくは5MPa以下が望ましい。前記複素弾性率E*cが3MPa未満であると、内側エーペックス部13aとの弾性率差が大きくなりすぎ、両者の界面付近からの損傷が発生し易くなる傾向があり、逆に7MPaを超えると、ビード部4全体の剛性が高くなりすぎ、外側エーペックス部13bの外端付近での損傷が発生し易くなる傾向があり好ましくない。
なお複素弾性率は、測定試料を岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータ「VES F−3型」を用いて、測定温度70℃、周波数10Hz、初期伸長歪10%、片振幅1%にて測定した値とする。また測定試料は、タイヤを解体して当該部位から幅4mm、長さ30mm、厚さ1〜2mmのサイズで切り出し、表面の凹凸をバフ掛けして平滑化されたものを用いた。
また前記内側エーペックス部13aは、カーカスプライ6Aの本体部6aと、ビード補強層8の外片部8cとの間をタイヤ半径方向外側にのびており、そのタイヤ軸方向内側の端部13aiは、ビードエーペックス13の全高さHbの160〜280%の高さHa(>Ho)までのびている。前記ビードエーペックス13の全高さHbは、タイヤ断面高さの36〜43%程度が好適である。
また内側エーペックス部13aのタイヤ軸方向外側の端部13ao(図1に示す)は、前記ビード補強層8の外片部8cの外端E2よりも小さい高さで終端している。前記端部13aoは、好ましくは前記外端E2からタイヤ半径方向内側に3〜10mm、より好ましくは3〜8mmの距離を隔てるのが望ましい。これにより、内側エーペックス部13aと外側エーペックス部13bとは、タイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向内方に滑らかな円弧状で向かう傾斜した境界面RE1を持っている。もし、図2に仮想線RE2で示されるような局部的に屈曲した境界面RE2を持つと、屈曲部RE2a付近に応力が集中し、該部分が損傷の起点となり易い。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
図1の基本構造を有しかつ表1の仕様に基づく重荷重用タイヤ(サイズ:11R22.5、パターン:4リブ、溝深さ14mm、トレッド幅230mm、トレッド曲率半径700mm)を試作するとともに、それぞれについてビード耐久性を測定した。また本発明外のタイヤ(比較例)についても同様のテストを行い性能を比較した。なお表中に記載していない仕様は、各タイヤとも同一とした。また代表例として、実施例1の充填ゴム、ビードエーペックスのゴム配合は表2に示した通りである。テスト方法は次の通りである。
<ビード耐久性>
ドラム試験機を用い、タイヤをリム(サイズ:7.50×22.5)に組み、内圧700kPaを充填後、縦荷重(27.25kNの3倍)の条件下で速度30km/hで走行させ、ビード部に損傷が発生するまでの走行時間を測定した。評価は、比較例1の走行時間を100とした指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<ビード熱耐久性>
前記と同様のビード耐久性テストを、リムを130℃に加熱した状態で実施し、ビード部に損傷が発生するまでの走行時間を、比較例1を100とした指数で示した。数値が大きいほど良好である。テストの結果などを表1に示す。
Figure 0003930474
Figure 0003930474
テストの結果、実施例のタイヤは、ビード部の耐久性を顕著に向上していることが確認できる。
本発明の重荷重用タイヤの一実施形態を示す右半分断面図である。 そのビード部を拡大して示す部分拡大図である。 そのビード部をさらに拡大して示す断面略図である。 従来の重荷重用タイヤのビード部の部分断面図である。
符号の説明
1 重荷重用タイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a カーカスプライの本体部
6b カーカスプライの折返し部
8 ビード補強層
10 折返し主部
11 折返し副部
13 ビードエーペックス
E1 折返し副部の外端

Claims (3)

  1. 一対のビードコア間を跨るトロイド状の本体部に前記ビードコアの回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部が連設された少なくとも1枚のカーカスプライを含むカーカスを具えた重荷重用タイヤであって、
    前記折返し部は、前記ビードコアのタイヤ軸方向内側面、タイヤ半径方向内面及びタイヤ軸方向外側面に沿って折れ曲がる折返し主部と、該折返し主部に連なり前記ビードコアから離間してのびる折返し副部とからなり、
    かつ、前記折返し副部は、前記ビードコアのタイヤ半径方向外面に対して90°未満の角度θで前記本体部に向かって傾いてのびるとともに、該折返し副部の外端から前記ビードコアの外面までの最短距離が5〜12mmであり、
    しかも、前記ビード部には、前記本体部と折返し部とが囲む領域内に複素弾性率E*aが5〜15MPaの充填ゴムが配されるととともに、
    この充填ゴムのタイヤ半径方向外側には前記折返し副部を介して複素弾性率E*bが20〜60MPaのゴム組成物を有するビードエーペックスが配され、かつ
    前記複素弾性率E*aと、前記複素弾性率E*bとの比(E*b/E*a)は、10以下であることを特徴とする重荷重用タイヤ。
  2. 前記複素弾性率E*aと、前記複素弾性率E*bとの比(E*b/E*a)は、5以下である請求項1記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記カーカスプライは、スチールコードプライからなる請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
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