JP2008143346A - 航空機用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】重量の増加を最小限に抑えつつ、左右のフランジ高さが異なるリムに装着して用いる際におけるフランジ高さが低い側におけるせん断歪を、フランジ高さが高い側とほぼ同等まで低減して、ビード部の耐疲労性を向上した航空機用空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】両側でフランジハイトが異なるリム20に組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際に、一対のビード部11の、ビード部背面部のせん断歪、および、ターンアッププライ3のビードコア1間に延在する本体部3Bと巻上げ部3Aとの間のせん断歪が、実質的に同一となるよう、一対のビード部11の剛性が左右非対称となっている航空機用空気入りラジアルタイヤである。
【選択図】図2

Description

本発明は航空機用空気入りラジアルタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関する。
航空機用空気入りラジアルタイヤは、高荷重、高速度といった過酷な条件下で使用されるため、リム接触部におけるビード部の負担が大きい。そのため、航空機用空気入りラジアルタイヤのビード部耐久性の向上に関しては、従来より種々検討されてきている。
例えば、特許文献1には、ビードコアのタイヤ径方向の中心点から引いたタイヤ回転軸に対する水平線とタイヤ外表面との交点Aから折り返されたカーカスへの垂直線上のゴム層のゴムゲージTAと、正規荷重の100%負荷時のビード部のリム離反点である点Bから折り返されたカーカスへの垂直線上のゴム層のゴムゲージTBとを、TRAに規定されたリムのフランジハイトを用いて所定範囲内に設定するとともに、点AからBの間におけるタイヤ外表面上の任意の点Xから折り返されたカーカスへの垂直線上のゴム層のゴムゲージTXをゴムゲージTAを用いて設定することにより、ビード部耐久性の向上を図った航空機用ラジアルタイヤが記載されている。
特開2002−36829号公報
ところで、従来の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいては、左右のビード部は実質上同じに作られており、即ち、ビード部の剛性が左右で略同一となるように設計されていた。しかしながら、近年、ホイールで走行するような緊急事態を想定して、車軸の撓みに合わせて左右のフランジに均等に力が加わるように、ホイールのフランジの高さ(フランジハイト)を左右で異ならしめるケースが多くなってきている。この場合、低い側のフランジ高さは、米国のTHE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.(TRA)発行の2002年度版のAIRCRAFT YEAR BOOKに記載されたフランジハイト設定標準値よりも低くなる。
従来の航空機用空気入りラジアルタイヤを、このような左右非対称のリムに装着して荷重を負荷した場合には、ビード部の変形は左右で異なることになる。特に、フランジ高さの低い側での曲げ変形が大きくなって、背面部のせん断歪や、ターンアッププライの本体〜巻上げ部間のせん断歪が増大し、その結果、ビード部の疲労のために更生回数が制限されるという問題が生じていた。これに対し、左右両方のビード部の剛性を上げる手段も考えられるが、変形はフランジ高さの低い側に集中するため必要以上の剛性アップとなって、重量が増大してしまうという問題があった。
そこで本発明の目的は、重量の増加を最小限に抑えつつ、左右のフランジ高さが異なるリムに装着して用いる際におけるフランジ高さが低い側におけるせん断歪を、フランジ高さが高い側とほぼ同等まで低減して、ビード部の耐疲労性を向上した航空機用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、下記構成とすることにより、上記課題を解決し得ることを見出して、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の航空機用空気入りラジアルタイヤは、一対のビード部と、該一対のビード部に夫々埋設されたビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止された1プライ以上のターンアッププライ、および、該ターンアッププライを巻上げ部を含み外包みして少なくとも前記ビードコア直下まで延在する1プライ以上のダウンプライを有するゴム被覆ラジアル配列コードのカーカスと、該カーカスのクラウン部外周に位置するトレッド部と、該カーカスのサイド部に位置する一対のサイドウォール部とを備え、両側でフランジハイトが異なるリムに装着される航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
前記リムに組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際に、前記一対のビード部の、ビード部背面部のせん断歪、および、前記ターンアッププライの前記ビードコア間に延在する本体部と巻上げ部との間のせん断歪が、実質的に同一となるよう、該一対のビード部の剛性が左右非対称となっていることを特徴とするものである。
なお、本発明において「正規荷重」および「正規内圧」とは、前述した米国のTRAが発行する2002年度版のAIRCRAFT YEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重および最大荷重に対する空気圧をいうものである。
本発明によれば、左右で異なるフランジハイトに合わせて各ビード部の剛性を変えたことにより、特に負荷時に増大の著しい、フランジハイトの低い側(以下、「低フランジ側」とも称する)のビード部における背面部のせん断歪およびターンアッププライの本体と巻上げ部との間のせん断歪を、フランジ高さの高い側(以下、「高フランジ側」とも称する)のビード部における値とほど同等まで低減することができ、タイヤ重量の増加を最小限に抑えつつ、耐疲労性を向上させることが可能となった。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の航空機用空気入りラジアルタイヤの一例の片側断面図を示す。図示するように、本発明のタイヤ10は、一対のビード部11と、各ビード部11に夫々埋設されたビードコア1の周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止された1プライ以上のターンアッププライ3、および、ターンアッププライ3を巻上げ部3Aを含み外包みして少なくともビードコア2直下まで延在する1プライ以上のダウンプライ4を有するゴム被覆ラジアル配列コードのカーカス2と、そのクラウン部外周に位置するトレッド部12と、サイド部に位置する一対のサイドウォール部13とを備え、両側でフランジハイトが異なるリム(図示せず、以下、「非対称リム」とも称する)20に装着される。
本発明のタイヤにおいては、上記非対称リム20に組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際に、一対のビード部11の、ビード部背面部のせん断歪、および、ターンアッププライ3の前記ビードコア1間に延在する本体部3Bと巻上げ部3Aとの間のせん断歪が、実質的に同一となるよう、一対のビード部11の剛性が左右非対称となっている点が重量である。ここで、本発明においてせん断歪が実質的に同一とは、±5%までの範囲を含むものとする。即ち、低フランジ側における上記せん断歪と高フランジ側におけるせん断歪とが、実質的に同一となるよう、非対称リムの各フランジ高さに合わせて両側ビード部の剛性を左右非対称に変えることで、ビード部の耐疲労性を向上させることができ、タイヤの更生回数を確実に担保することができる。また、本発明によれば、両側の剛性をアップさせる場合のような大幅なタイヤの重量増を招くこともない。好適には、一対のビード部11のうち、フランジハイトの低い側の剛性を、フランジハイトの高い側の剛性よりも高く設定する。
本発明においては、好適には、上記非対称リム20に組んで、TRAに規定された内圧を充填した後、内圧を抜いて該リムにビード部11をフィットさせた状態で、図2(a)に示すように、フランジハイトの低い側のフランジ20の半径中心Fからタイヤ回転軸と30°をなす直線Nを引いて、直線Nとタイヤ外郭との交点Cから最外層ダウンプライ4に対して垂直に測定したビード部背面部のゴムゲージをGとしたとき、低フランジ側のビード部背面部のゴムゲージGLが、高フランジ側のゴムゲージGH対比で下記式、
L>GH+AB×cosθ
(式中、ABは直線N上でのフランジハイトの低い側と高い側とのフランジ間の距離を示し(図2(b)参照)、θは直線Nと交点Cから最外層ダウンプライに対して垂直に下ろした線とのなす角度を示す)で示される関係を満足するとともに、ビード部背面部に、ダウンプライ4の外周に順次配置された補強ゴム層7と、ゴムチェーファー6とを有し、直線Nと、ビードコア1の中心を通りタイヤ回転軸に平行な直線Rとで囲まれるビード部背面部領域内において、補強ゴム層7の占める面積の割合が、70%以上、好ましくは80〜95%である。
すなわち、低フランジ側の倒れ込みが大きいことに起因するせん断歪の増大を防止するためには、補強ゴム層7のゲージをアップして、ダウンプライ4近傍でのゴムの押し出し量を下げ、せん断歪を減少させることが有効である。また、その必要ゲージアップ量としては、高フランジ側とのフランジ形状の違いの分(倒れ込みの増大分)のゴムゲージであり、AB:フランジ形状の違い分、cosθ:タイヤゲージへの変換より、上記式が導かれる。
また、本発明においては、ターンアッププライ3の本体部3Bと巻上げ部3Aとの間に、ビードコア1からタイヤ径方向外方に向かい先端先細り状に延びるビードエペックス5が配置され、ビードコア1の中心からビードエペックス5の先端までの距離をビードエペックス5の高さEとしたとき、低フランジ側のビードエペックス高さELが、下記式、
L>EH×(FHH/FHL2
(式中、EHはフランジハイトの高い側のビードエペックス高さを示し、FHHおよびFHLは夫々、フランジハイトの高い側および低い側における、呼称リム径端からフランジ端までのタイヤ径方向距離により表されるフランジ高さを示す)で示される関係を満足し、かつ、ビードエペックス5の100%伸長時の弾性率(M 100A)が490〜1470N/cm2、特には700〜1300N/cm2の範囲内であることが好ましい。
すなわち、低フランジ側ではビード倒れ込み量が大きい分、ビード部の曲げ剛性を大きくして倒れ込みを抑制し、該当部の歪を低減することも有効である。そこで、フランジ高さの2乗の逆数分だけビードエペックス高さ(E)を高くすることによりビード部の面積を増やして(厚みを増やして)、曲げ剛性を増大させることで、歪の低減効果を得るものである(上記式)。
さらに、非対称リム20に組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際のタイヤ外周面上におけるリム20との離反点Kから、ターンアッププライの本体部3Bに対し垂直に引いた直線S上において、フランジハイトの低い側におけるターンアッププライの本体部3Bと巻上げ部3Aとの間のゴムゲージDLが、下記式、
L>JH/JL×DH
(式中、DHはフランジハイトの高い側のターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のゴムゲージを示し、JHおよびJLは夫々、フランジハイトの高い側および低い側における、ビードコアの中心からフランジの先端までのタイヤ径方向距離を示す)で示される関係を満足することも好ましい。
すなわち、荷重時の曲げによりターンアッププライ3とダウンプライ4との間のせん断歪が増加するが、このせん断歪と上記ビードコア中心からフランジ先端までのタイヤ径方向距離Jとは、せん断歪∝タイヤ曲げ量∝(1/J)という関係にあり、Jが低いほど曲げ量が大きくなることになる。そこで、曲げ量に合わせてプライ間のゴムゲージを増加させて、せん断歪の低減効果を得るものである(上記式)。
なお、本発明のタイヤにおいては、両側ビード部に関して上記条件を満足するものであれば、その他のタイヤ構造や具体的な部材、材質等については、特に制限されるものではない。例えば、カーカス2とトレッド部12との間には、少なくとも1層のベルト層8が配設され、タイヤの最内層には、図示はしないがインナーライナーが形成される。
以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明する。
タイヤサイズ:50×20.0R22 26PRにて、下記の表1、2に示す条件に従い、図1に示すようなビード部構造を有する各実施例および比較例の共試タイヤを作製した。なお、θ=30°、AB=18、JH=31.9mm、JL=23.8mmとした。表中、ビード部背面部ゴムゲージG、ビードエペックスゴム高さEおよびターンアッププライ本体部〜巻上げ部間ゴムゲージDの各数値は、夫々比較例1を基準とした指数にて示す。また、表中の「高FH」および「低FH」は夫々、「高フランジ側」および「低フランジ側」を示す。
Figure 2008143346
Figure 2008143346
各実施例および比較例の供試タイヤを、フランジ高さが高フランジ側(外側)52.8mm、低フランジ側(内側)44.7mmである非対称リムに組み、内圧122N/cm2を充填して、タイヤ回転軸に対して垂直に荷重201050Nを負荷した。この条件下でのビード部背面部のせん断歪およびターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のせん断歪を、下記に従い測定した。
(1)ビード部背面部の外側ゴムを3cm×3cmにて切欠いて、最外層ダウンプライ4を露出させ、切欠き部分の側面に正方形の升目を転写して、無負荷時を基準とした負荷時における升目のせん断変形より、ビード部背面部のせん断歪を測定した。
(2)タイヤ成型時に、あらかじめターンアッププライの本体部と巻上げ部との間に鋼線を織り込んでおき、無負荷時を基準とした負荷時における鋼線の変形をX線で測定して、ターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のせん断歪を算出した。
上記(1)および(2)の測定結果を、下記表3、4中に、比較例1の高フランジ側を100とした指数にて示す。歪の増加が5%までならば実質上問題はない。また、各供試タイヤの、比較例1を基準とした重量の増加率についても、比較例1を100とした指数にて、下記表3、4中に併せて示す。重量増が3%までならば実質上問題はない。
Figure 2008143346
Figure 2008143346
本発明の航空機用空気入りラジアルタイヤの一例の片側断面図である。 (a)は本発明の航空機用空気入りラジアルタイヤの一例のビード部近傍を示す拡大部分断面図であり、(b)は両側フランジ間の距離を示す説明図である。
符号の説明
1 ビードコア
2 カーカス
3 ターンアッププライ
3A ターンアッププライ巻上げ部
3B ターンアッププライ本体部
4 ダウンプライ
5 ビードエペックス
6 ゴムチェーファー
7 補強ゴム層
8 ベルト層
10 航空機用空気入りラジアルタイヤ
11 ビード部
12 トレッド部
13 サイドウォール部
20 リム
A:直線Nと低フランジとの交点
B:直線Nと高フランジとの交点
C:直線Nとタイヤ外郭との交点
D:直線S上におけるターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のゴムゲージ
E:ビードエペックス高さ
F:低フランジ側のフランジ半径中心
G:リムに組んでビード部をフィットさせた状態で、直線Nとタイヤ外郭との交点Cから最外層ダウンプライに対して垂直に測定したビード部背面部のゴムゲージ
J:ビードコアの中心からフランジの先端までのタイヤ径方向距離
K:リムに組んで正規内圧を充填し正規荷重を負荷した際の、タイヤ外周面上のリムとの離反点
N:点Fから引いたタイヤ回転軸に対して30°をなす直線
FH:呼称リム径端からフランジ端までのタイヤ径方向距離(フランジ高さ)
Q:呼称リム径
R:ビードコアの中心を通りタイヤ回転軸に平行な直線
S:タイヤ外表面からターンアッププライ本体部に垂直に引いた直線

Claims (5)

  1. 一対のビード部と、該一対のビード部に夫々埋設されたビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止された1プライ以上のターンアッププライ、および、該ターンアッププライを巻上げ部を含み外包みして少なくとも前記ビードコア直下まで延在する1プライ以上のダウンプライを有するゴム被覆ラジアル配列コードのカーカスと、該カーカスのクラウン部外周に位置するトレッド部と、該カーカスのサイド部に位置する一対のサイドウォール部とを備え、両側でフランジハイトが異なるリムに装着される航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記リムに組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際に、前記一対のビード部の、ビード部背面部のせん断歪、および、前記ターンアッププライの前記ビードコア間に延在する本体部と巻上げ部との間のせん断歪が、実質的に同一となるよう、該一対のビード部の剛性が左右非対称となっていることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記一対のビード部のうち、フランジハイトの低い側の剛性が、フランジハイトの高い側の剛性よりも高い請求項1記載の航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記リムに組んで該リムに前記ビード部をフィットさせた状態で、フランジハイトの低い側のフランジの半径中心Fからタイヤ回転軸と30°をなす直線Nを引いて、直線Nとタイヤ外郭との交点Cから最外層ダウンプライに対して垂直に測定したビード部背面部のゴムゲージをGとしたとき、フランジハイトの低い側のビード部背面部のゴムゲージGLが、フランジハイトの高い側のゴムゲージGH対比で下記式、
    L>GH+AB×cosθ
    (式中、ABは直線N上でのフランジハイトの低い側と高い側とのフランジ間の距離を示し、θは直線Nと交点Cから最外層ダウンプライに対して垂直に下ろした線とのなす角度を示す)で示される関係を満足し、
    前記ビード部背面部に、前記ダウンプライの外周に順次配置された補強ゴム層と、ゴムチェーファーとを有し、直線Nと、前記ビードコアの中心を通りタイヤ回転軸に平行な直線Rとで囲まれる前記ビード部背面部領域内において、前記補強ゴム層の占める面積の割合が、70%以上である請求項1または2記載の航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ターンアッププライの本体部と巻上げ部との間に、前記ビードコアからタイヤ径方向外方に向かい先端先細り状に延びるビードエペックスが配置され、該ビードコア中心からビードエペックス先端までの距離をビードエペックスの高さEとしたとき、フランジハイトの低い側の該ビードエペックス高さELが、下記式、
    L>EH×(FHH/FHL2
    (式中、EHはフランジハイトの高い側のビードエペックス高さを示し、FHHおよびFHLは夫々、フランジハイトの高い側および低い側における、呼称リム径端からフランジ端までのタイヤ径方向距離により表されるフランジ高さを示す)で示される関係を満足し、かつ、前記ビードエペックスの100%伸長時の弾性率が490〜1470N/cm2の範囲内である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記リムに組み、TRAに規定された正規内圧を充填し、タイヤ回転軸に対して垂直に正規荷重を負荷した際のタイヤ外周面上におけるリムとの離反点Kから、前記ターンアッププライの本体部に対し垂直に引いた直線S上において、フランジハイトの低い側における前記ターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のゴムゲージDLが、下記式、
    L>JH/JL×DH
    (式中、DHはフランジハイトの高い側のターンアッププライの本体部と巻上げ部との間のゴムゲージを示し、JHおよびJLは夫々、フランジハイトの高い側および低い側における、ビードコアの中心からフランジの先端までのタイヤ径方向距離を示す)で示される関係を満足する請求項1〜4のうちいずれか一項記載の航空機用空気入りラジアルタイヤ。
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