JP2006231961A - 空気入りランフラットタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイド補強型の空気入りランフラットタイヤにおいて、乗り心地を向上させると共に、製造不良の発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】サイド補強層18の厚さAを適切に設定することで、扁平率の低いランフラットタイヤ10の乗り心地を向上させ、また、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の曲率半径Rを適度に大きく設定することで、タイヤ加硫時にインナーライナー30の部分に皺状のゴム溜まりができ難いようにし、インナーライナークリスの発生を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サイド補強型の空気入りランフラットタイヤに関する。
タイヤがパンクして内圧がなくなった状態でも、ある程度の距離を、操縦性を維持したまま走行することができるランフラットタイヤが考案されており、その一種に、サイドウォール部に補強ゴムを配置したサイド補強型のランフラットタイヤがある(例えば、特許文献1から特許文献3参照)。
特開平2−147417号公報 特開平3−176213号公報 特開平10−67211号公報
しかしながら、サイド補強型のランフラットタイヤでは、内圧がない状態でもサイドウォール部が車輌の重さに耐え、完全につぶれないようにするため、サイド補強層として硬いゴムを使用することから、例えば正規内圧が充填された通常の使用状態では、走行時における路面からの突上げを十分に吸収できず、車輌の乗り心地が悪化するという問題があった。
近年の車輌では優れた操縦安定性と操縦応答性が要求されるため、タイヤの低扁平率化が一層進んでいるが(例えばタイヤ断面高さが80mm以下となるような超扁平タイヤも登場して来ている。)、このような超扁平タイヤをサイド補強型のランフラットタイヤにすると、乗り心地の悪化は特に顕著なものとなる。
また、上記のような超扁平タイヤでは、タイヤ軸方向断面におけるタイヤ内面形状ラインの曲率半径が小さくなり易く、サイド補強層を設けるとインナーライナークリス(Inner Liner Crease:加硫工程でインナーライナーゴムの一部分が圧縮されたときに生じる皺状のゴム溜まり)という製造不良を起こす傾向が強くなるので、製造し難いという問題があった。
タイヤの耐久性の観点からはインナーライナークリスの発生は避けられるべきであるが、これを避けようとすると、タイヤ製造時にインナーライナークリスの発生に特に注意しながら生産することを余儀なくされるので、生産性が低下してしまい、結果として安価にタイヤを提供することが難しくなるという問題もあった。
本発明は、上記事実を考慮して、サイド補強型の空気入りランフラットタイヤにおいて、乗り心地を向上させると共に、製造不良の発生を抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、一対のビード部と、該ビード部に夫々連なるサイドウォール部と、両側の該サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記一対のビード部間をトロイド状に跨って配設され前記ビード部間に位置するカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルト層と、前記カーカス本体部の内側に配置され前記カーカスのクラウン部及び前記ビード部に向かって厚さが夫々漸減するように構成されたサイド補強層とを備えた空気入りランフラットタイヤであって、前記サイド補強層の最大厚さは、タイヤ断面高さの6乃至19%であり、タイヤ軸方向断面において、前記サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径は、前記タイヤ断面高さの37乃至75%であることを特徴としている。
ここで、サイド補強層の最大厚さの下限をタイヤ断面高さの6%としたのは、これを下回ると、パンク時に十分な距離を走行できないからであり、上限を19%としたのは、これを上回ると、車輌の乗り心地が大きく悪化するからである。
また、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径の下限をタイヤ断面高さの37%としたのは、タイヤ加硫時のゴム流動によりインナーライナーの一部が圧縮されて皺状のゴム溜まり(インナーライナークリス)ができ易くなるからであり、上限を75%としたのは、これを上回ると、サイド補強層の曲げ剛性が上がり乗り心地が悪化するからである。
請求項1に記載の空気入りランフラットタイヤでは、サイド補強層の厚さを適切に設定しているので、扁平率の低いランフラットタイヤでありながら、乗り心地に優れ、また、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径を適度に大きく設定しているので、タイヤ加硫時にインナーライナー部分に皺状のゴム溜まりができ難くなり、インナーライナークリスの発生が抑制される。
請求項2の発明は、一対のビード部と、該ビード部に夫々連なるサイドウォール部と、両側の該サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記一対のビード部間をトロイド状に跨って配設され前記ビード部間に位置するカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルト層と、前記カーカス本体部の内側に配置され前記カーカスのクラウン部及び前記ビード部に向かって厚さが夫々漸減するように構成されたサイド補強層とを備えた空気入りランフラットタイヤであって、タイヤ断面高さが80mm以下であり、前記サイド補強層の最大厚さは、5乃至15mmであり、タイヤ軸方向断面において、前記サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径は、30乃至60mmであることを特徴としている。
ここで、タイヤ断面高さを80mm以下としたのは、超低扁平率タイヤに適用されることを明確にするためである。また、サイド補強層の最大厚さの下限を5mmとしたのは、これを下回ると、パンク時に十分な距離を走行できないからであり、上限を15mmとしたのは、これを上回ると、車輌の乗り心地が大きく悪化するからである。
更に、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径の下限を30mmとしたのは、これを下回ると、タイヤ加硫時のゴム流動によりインナーライナーの一部が圧縮されて皺状のゴム溜まり(インナーライナークリス)ができ易くなるからであり、上限を60mmとしたのは、これを上回ると、サイド補強層の曲げ剛性が上がり乗り心地が悪化するからである。
請求項2に記載の空気入りランフラットタイヤでは、サイド補強層の厚さを適切に設定しているので、扁平率の低いランフラットタイヤでありながら、乗り心地に優れ、また、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径を適度に大きく設定しているので、タイヤ加硫時にインナーライナー部分に皺状のゴム溜まりができ難くなり、インナーライナークリスの発生が抑制される。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の何れかと1項に記載の空気入りランフラットタイヤにおいて、前記カーカスは2層で構成され、該カーカスが有するカーカスコードは、レーヨンであることを特徴としている。
請求項3に記載の空気入りランフラットタイヤでは、レーヨンカーカスによりパンク走行の耐久性が向上する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空気入りランフラットタイヤにおいて、前記サイド補強層の前記最大厚さ位置における前記カーカスの前記折返し部より外側のゲージは6mm以上であり、該折返し部より内側のゲージは12mm以下であることを特徴としている。
ここで、サイド補強層の最大厚さ位置におけるカーカスの折返し部より外側のゲージと内側のゲージとをこのように設定したのは、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の形状を、インナーライナークリスを生じ難い形状とするためである。
請求項4に記載の空気入りランフラットタイヤでは、サイド補強層の最大厚さ位置におけるカーカスの折返し部より外側のゲージと内側のゲージとを適切に設定しているので、生産性を維持したまま、タイヤ加硫時のインナーライナークリスの発生を抑制できる。また、インナーライナークリスの発生が抑制されることにより、タイヤの耐久性も維持される。
なお、更に好ましくは、サイド補強層の最大厚さ位置におけるカーカスの折返し部より外側のゲージは8mm以上であり、内側のゲージは7.5mm以下である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空気入りランフラットタイヤにおいて、前記折返し部は、前記ベルト層と前記カーカス本体部により挟まれる位置まで延在して終端していることを特徴としている。
請求項5に記載の空気入りランフラットタイヤでは、カーカスを所謂エンベロープ構造としているので、ランフラット走行時にサイドウォール部付近に作用する負荷のうち、カーカスの負担分を増やしてサイド補強層の負担分を減らすことができる。
従って、サイド補強層の最大厚さを少なくすることが可能となり、乗り心地を良好にすることができると共に、サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径を大きく設定できる。
以上説明したように、本発明の空気入りランフラットタイヤによれば、サイド補強型の空気入りランフラットタイヤにおいて、乗り心地を向上させることができると共に、製造不良の発生を抑制できる、という優れた効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1及び図2において、本実施の形態に係る空気入りランフラットタイヤ10は、一対のビード部12と、該ビード部12に夫々連なるサイドウォール部14と、両側の該サイドウォール部14に連なるトレッド部24と、一対のビード部12間をトロイド状に跨って配設されビード部12間に位置するカーカス本体部16Aとビード部12のビードコア28に巻き回された折返し部16Bとを有する少なくとも1層のカーカス16と、カーカス16のタイヤ径方向外側に配置されたベルト層22と、カーカス本体部16Aの内側に配置されカーカス16のクラウン部及びビード部12に向かって厚さが夫々漸減するように構成されたサイド補強層18とを有している。
ベルト層22は、ベルト補強層26により補強され、該ベルト補強層26のタイヤ径方向外方にトレッド24が設けられている。一対のビード部12は、夫々チェーファー32及びビードフィラー34により補強され、一対のビード部12間のタイヤ内面20には、インナーライナー30が配置されている。
サイド補強層18の最大厚さAは、タイヤ断面高さSHの6乃至19%であり、タイヤ軸方向断面において、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の曲率半径Rは、タイヤ断面高さSHの37乃至75%であることを特徴としている。
ここで、サイド補強層18の最大厚さAの下限をタイヤ断面高さSHの6%としたのは、これを下回ると、パンク時に十分な距離を走行できないからであり、上限を19%としたのは、これを上回ると、車輌の乗り心地が大きく悪化するからである。
また、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の曲率半径Rの下限をタイヤ断面高さSHの37%としたのは、タイヤ加硫時のゴム流動によりインナーライナーの一部が圧縮されて皺状のゴム溜まり(インナーライナークリス)ができ易くなるからであり、上限を75%としたのは、これを上回ると、サイド補強層の曲げ剛性が上がり乗り心地が悪化するからである。
具体的には、タイヤ断面高さSHを、例えば略80mmとすると、サイド補強層18の最大厚さAは、5乃至15mmとなる。また、タイヤ内面20の曲率半径Rは、30乃至60mmとなる。
カーカス16は、例えば2層で構成され、該カーカス16が有するカーカスコード(図示せず)は、例えばレーヨンである。カーカス16の折返し部16Bは、ベルト層22とカーカス本体部16Aにより挟まれる位置まで延在して終端している。即ち、空気入りランフラットタイヤ10におけるカーカス16は、所謂エンベロープ構造となっている。
サイド補強層18の最大厚さ位置におけるカーカス16の折返し部16Bより外側のゲージBは6mm以上であり、該折返し部16Bより内側のゲージCは12mm以下である。図2に示されるように、ゲージCは、具体的にはカーカス本体部16Aのゲージと、サイド補強層18のゲージと、インナーライナー30のゲージとを含んだものとなる。
ここで、サイド補強層18の最大厚さ位置において、折返し部16Bが複数層である場合には、外側のゲージBは折返し部16Bの最外層表面からタイヤ外側のゲージであり、内側のゲージCは折返し部16Bの最内層表面からタイヤ内側のゲージである。
外側のゲージB及び内側のゲージCをこのように設定したのは、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の形状を、インナーライナークリスを生じ難い形状とするためである。
なお、更に好ましくは、外側のゲージBは8mm以上であり、内側のゲージCは7.5mm以下である。
(作用)
空気入りランフラットタイヤ10では、サイド補強層18の厚さを適切に設定しているので、扁平率の低いランフラットタイヤでありながら、乗り心地に優れ、また、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の曲率半径を適度に大きく設定しているので、タイヤ加硫時にインナーライナー30の部分に皺状のゴム溜まりができ難くなり、インナーライナークリス(製造不良)の発生が抑制される。
また、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるカーカス16の折返し部16Bより外側のゲージBと内側のゲージCとを適切に設定しているので、生産性を維持したまま、タイヤ加硫時のインナーライナークリスの発生を抑制できる。また、インナーライナークリスの発生が抑制されることにより、タイヤ内面20が大きく割れることがなく、タイヤの耐久性も維持される。
更に、カーカス16を所謂エンベロープ構造としているので、ランフラット走行時にサイドウォール部14付近に作用する負荷のうち、カーカス16の負担分を増やしてサイド補強層18の負担分を減らすことができる。
従って、サイド補強層18の最大厚さAを少なくすることが可能となり、乗り心地を良好にすることができる。また、サイド補強層18を薄くすることで、サイド補強層18の最大厚さ位置における該サイド補強層18の外面(カーカス16の内面)の曲率半径を大きくすることができるので、サイド補強層18の内面の曲率半径も大きく設定できる。この結果、サイド補強層18の最大厚さ位置におけるタイヤ内面20の曲率半径Rを大きく設定でき、該曲率半径Rを大きく設定することで、インナーライナークリスの発生を抑制できる。
空気入りランフラットタイヤ10のタイヤ断面高さSHが、例えば80mm程度の超扁平である場合、タイヤの横剛性が高いので高速コーナリング時の操縦安定性に優れており、また、タイヤの外径が同じでもリム径が大きくなるので、より大きなブレーキディスクを装着することができ、高いブレーキ性能を得ることができる。更に、低扁平化により操舵に対するタイヤの応答性が高まるので、スポーツカー等に装着することによりきびきびした走りが可能である。
(試験例)
表1に示す条件で、従来例、実施例1及び実施例2に係る空気入りランフラットタイヤを夫々50本試作し、インナーライナークリス発生率、ランフラット耐久性及び乗り心地について試験を行った。
タイヤサイズは、何れも225/35R19であり、ベルト層は2層であり、コードにはスチールが使用され、ベルト層の外周はベルト補強層により補強されている。カーカスコードは、レーヨンである。サイド補強層は、カーカスとインナーライナーの間に配置されている。
カーカスの構成は、従来例が2層のアッププライカーカスであり、実施例1及び実施例2が2層のエンベロープ構造である。
表1におけるインナーライナークリス発生率は、50本の試作タイヤについて、インナーライナークリス(インナーライナーにおける皺状のゴム溜まり)が発生しているかどうかを個々に検査し、その50本のタイヤに対するインナーライナークリス発生タイヤの本数の割合を示したものである。
ランフラット耐久性は、パンクによって内圧が0になった状態を想定し、空気バルブを開口状態にして、ドラム試験機上で荷重4kNを負荷し、速度89km/h(55mile/h)で連続走行させ、故障が発生するまでの走行距離を測定した。表1に示す結果は、従来例を100とした指数である。
乗り心地の評価試験は、実車に各タイヤを装着して、一般に想定される代表的な路面を走行し、このとき発生する種々の振動と、それに伴う車内音を乗員が主観的に総合評価したものであり、結果は従来例を100とした指数により示している。数値が大きいほど良好な結果であることを示す。
この試験例によれば、インナーライナークリス発生率は、従来例では90%に達しており、ほとんどが製造不良となっているが、実施例1では20%に留まり、実施例2に至っては全く発生していない。
ランフラット耐久性については、実施例1及び実施例2に耐久性の低下は見られず、何れも同様の耐久性を有していることが確認された。
乗り心地については、実施例1では従来例と同様の乗り心地が得られ、実施例2では10%の乗り心地向上が確認された。
Figure 2006231961
空気入りランフラットタイヤの断面図である。 空気入りランフラットタイヤの拡大断面図である。
符号の説明
10 空気入りランフラットタイヤ
12 ビード部
14 サイドウォール部
16 カーカス
16A カーカス本体部
16B 折返し部
18 サイド補強層
20 タイヤ内面
22 ベルト層
24 トレッド部
28 ビードコア
A サイド補強層の最大厚さ
B サイド補強層の最大厚さ位置におけるカーカス本体部の外側のゲージ
C サイド補強層の最大厚さ位置におけるカーカス本体部の内側のゲージ
R サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径
SH タイヤ断面高さ

Claims (5)

  1. 一対のビード部と、該ビード部に夫々連なるサイドウォール部と、両側の該サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記一対のビード部間をトロイド状に跨って配設され前記ビード部間に位置するカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルト層と、前記カーカス本体部の内側に配置され前記カーカスのクラウン部及び前記ビード部に向かって厚さが夫々漸減するように構成されたサイド補強層とを備えた空気入りランフラットタイヤであって、
    前記サイド補強層の最大厚さは、タイヤ断面高さの6乃至19%であり、
    タイヤ軸方向断面において、前記サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径は、前記タイヤ断面高さの37乃至75%であることを特徴とする空気入りランフラットタイヤ。
  2. 一対のビード部と、該ビード部に夫々連なるサイドウォール部と、両側の該サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記一対のビード部間をトロイド状に跨って配設され前記ビード部間に位置するカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されたベルト層と、前記カーカス本体部の内側に配置され前記カーカスのクラウン部及び前記ビード部に向かって厚さが夫々漸減するように構成されたサイド補強層とを備えた空気入りランフラットタイヤであって、
    タイヤ断面高さが80mm以下であり、
    前記サイド補強層の最大厚さは、5乃至15mmであり、
    タイヤ軸方向断面において、前記サイド補強層の最大厚さ位置におけるタイヤ内面の曲率半径は、30乃至60mmであることを特徴とする空気入りランフラットタイヤ。
  3. 前記カーカスは2層で構成され、該カーカスが有するカーカスコードは、レーヨンであることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか1項に記載の空気入りランフラットタイヤ。
  4. 前記サイド補強層の前記最大厚さ位置における前記カーカスの前記折返し部より外側のゲージは6mm以上であり、
    該折返し部より内側のゲージは12mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空気入りランフラットタイヤ。
  5. 前記折返し部は、前記ベルト層と前記カーカス本体部により挟まれる位置まで延在して終端していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空気入りランフラットタイヤ。
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