JP2008123643A - 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008123643A
JP2008123643A JP2006309262A JP2006309262A JP2008123643A JP 2008123643 A JP2008123643 A JP 2008123643A JP 2006309262 A JP2006309262 A JP 2006309262A JP 2006309262 A JP2006309262 A JP 2006309262A JP 2008123643 A JP2008123643 A JP 2008123643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
memory core
written
memory
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006309262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5028967B2 (ja
Inventor
Tomoaki Kojo
智章 古城
Masahiro Tanaka
正博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006309262A priority Critical patent/JP5028967B2/ja
Priority to US11/984,152 priority patent/US7904674B2/en
Publication of JP2008123643A publication Critical patent/JP2008123643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028967B2 publication Critical patent/JP5028967B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/102External programming circuits, e.g. EPROM programmers; In-circuit programming or reprogramming; EPROM emulators
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/14Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards in which contents are determined by selectively establishing, breaking or modifying connecting links by permanently altering the state of coupling elements, e.g. PROM
    • G11C17/18Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2216/00Indexing scheme relating to G11C16/00 and subgroups, for features not directly covered by these groups
    • G11C2216/12Reading and writing aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/26Floating gate memory which is adapted to be one-time programmable [OTP], e.g. containing multiple OTP blocks permitting limited update ability

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】回路サイズの縮小化が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルMCを備えて、各々独立してアクセス制御の対象とされる複数のメモリコアM1〜M4を備える。各メモリコアは、フラグセルFCとデータセルDCとから構成される。判定器30及び切替えセレクタ40は、フラグセルFCのデータに基づいて、アクセス制御の対象となるメモリコアを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法に関するものである。
半導体集積回路には、各種の設定値を保存するために、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置を備えたものがある。このような不揮発性半導体記憶装置では、データを消去するために負電圧印加回路や消去電圧印加回路等の回路が必要となる。この負電圧印加回路が容量を内蔵しており、その回路サイズが大きくなるため、不揮発性半導体記憶装置の回路サイズの縮小化が妨げられていた。
従来、半導体集積回路には、各種の設定値を保存するために、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置を備えたものがある。例えば、特許文献1には、書き換え可能な不揮発性メモリを備え、該不揮発性メモリに調整用データを書き込む半導体集積回路が開示されている。不揮発性メモリは、例えば特許文献2に開示されているように、メモリアレイを構成する各ワ−ド線W1〜W4に接続され、消去時に負の電圧を各ワード線W1〜W4に印加する負電圧印加回路NEGと、浮遊ゲートを有するメモリセルM1〜M16に対して消去時に正の電圧を印加する消去電圧印加回路EDを備えている。メモリセルM1〜M16のデータ消去は、各メモリセルM1〜M16の制御ゲ−トに負の電圧、ソ−スに正の電圧を印加して、この正負電圧の電位差によって浮遊ゲ−トに保持されている電子をファウラ−・ノルトハイム・トンネル放出によってソ−ス領域へ引き抜くことで行われる。
特開2005−20349号公報(第1図) 特開2002−118187号公報(第5図)
ところで、記憶するデータの量に応じてメモリの容量が設定される。LSIのモード設定値や、PLL回路におけるクロック周波数の設定値等のデータは少量であるため、少量の不揮発性半導体記憶装置を半導体集積回路に備えればよい。しかしながら、不揮発性半導体記憶装置は、消去時に負の電圧を印加する負電圧印加回路NEGおよび消去電圧印加回路EDが必要とされる。そして負電圧印加回路NEGは容量を内蔵しており、回路サイズが大きくなる。つまり、不揮発性半導体記憶装置の全体の回路面積に対して、負電圧印加回路が占める面積の割合が大きくなる。このため、不揮発性半導体記憶装置の回路サイズ縮小化が妨げられ、また省電力化を図ることができないという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、回路サイズの縮小化が可能な半導体記憶装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備えて、各々独立してアクセス制御の対象とされる複数のメモリコアと、前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択するアクセス制御手段と、を備え、前記各メモリコアを構成する前記不揮発性メモリセルは、フラグ値が書き込まれるフラグセルと、データが書き込まれるデータセルとからなり、前記アクセス制御手段は、前記フラグセルのフラグ値に基づいて、前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択する。
また、請求項6に記載の発明は、データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備える複数のメモリコアを備える半導体記憶装置の制御方法において、前記メモリコア内の前記不揮発性メモリセルからなるフラグセルのフラグ値に基づいて、アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択する。
これらの構成によれば、データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルから構成される各メモリコアは、各々独立してアクセス制御の対象とされ、そのアクセス制御の対象となるメモリコアを、メモリコア内のフラグセルのデータに基づいて選択する。ここで、データ書き込みが所定論理値に制限される不揮発性メモリとは、例えば所定論理値「1」のみが書き込み可能なセルが挙げられる。すなわち、この場合、「0」から「1」へのデータ書き込みができるものの、「0」から「1」へのデータ書き込みができない。従って、ブランク状態であるデータセルの「0」に所定論理値「1」を1度書き込むと、そのデータ「1」を「0」に書き換えることができない。上記構成によれば、データセルのデータを「1」から「0」に書き換えたいとき、すなわち新たなデータを書き込みたいときに、アクセス制御の対象となるメモリコアとしてブランク状態であるメモリコアを選択することができる。これによって、擬似的に消去動作を行うことができる。さらに、そのメモリコア内のデータセルに新たなデータを書き込むことができる。従って、消去動作が行われた上で、新たなデータの書き込みを行う、いわゆるデータの書き換えを擬似的に行うことができる。
これにより、データを消去するために必要な負電圧印加回路等を設けずとも、半導体記憶装置のデータを擬似的に書き換えることができる。従って、大きな回路面積を占める負電圧印加回路等が不要となるため、回路サイズを縮小化することができる。
なお、当然のことながら、データ書き込みが所定論理値に制限される不揮発性メモリを、所定論理値「0」のみが書き込み可能なセルとしてもよい。
請求項2,7に記載の発明は、前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、所定のメモリコア内のデータセルに既に第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内のフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して第2のデータの書き込みを行う。
上記構成によれば、第1のデータが所定のメモリコアに書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、そのメモリコアをアクセス不能状態とした。次に、アクセス制御の対象となるメモリコアとして所定順序の次のメモリコアを選択する。上記所定のメモリコアがアクセス不能状態とされて、そのメモリコアに書き込まれたデータが読み出されることがないため、このようなメモリコアの選択切替によって、上記所定のメモリコアのデータを擬似的に消去することができる。さらに、第2のデータを、所定のメモリコアの次のメモリコアに書き込むことができるため、消去動作が行われた上で、新たなデータの書き込みを行う、いわゆるデータの書き換えを擬似的に行うことができる。
これにより、データを消去するために必要な負電圧印加回路等を設けずとも、半導体記憶装置のデータを擬似的に書き換えることができる。従って、大きな回路面積を占める負電圧印加回路等が不要となるため、回路サイズを縮小化することができる。
請求項3,8に記載の発明は、前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、所定の前記メモリコアにデータを書き込むときに、該データのビット幅を示すフラグ値を該所定のメモリコア内の第2フラグセルに書き込むとともに、該データを前記所定のメモリコア内のデータセルに書き込み、前記所定のメモリコアに前記第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内の第1フラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して第2のデータの書き込みを行う。
上記構成によれば、データセルに書き込まれるデータのビット幅を示すフラグ値が第2フラグセルに書き込まれるため、第2フラグセルのフラグ値に基づいてデータのビット幅を判断して、書き込み動作及び読み出し動作を行うことができる。従って、異なる複数のビット幅のデータを取り扱うことができる。例えば、第2フラグセルが1つのメモリセルから構成されると、2種類のビット幅のデータを取り扱うことができ、第2フラグセルが2つのメモリセルから構成されると、最大4種類のビット幅のデータを取り扱うことができる。
請求項4,9に記載の発明は、前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、所定の前記メモリコア内のデータセルにデータを書き込むときに、該所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをデータ読み出し可能状態に設定する。
上記構成によれば、データを書き込む度に、フラグセルに所定論理値を書き込んでそのメモリコアをデータ読み出し可能状態にした。従って、読み出し時には、書き込まれたデータをまとめて読み出すことができる。従って、データを追加して書き込むことによって、データのビット幅を変更することができ、擬似的にデータを書き換えることができる。この書き換えに際して、データを消去するために必要であって大きな回路面積を占める負電圧印加回路等が不要であるため、回路サイズを縮小化することができる。
請求項5,10に記載の発明は、前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記読み出し動作と反対の不可逆な所定順序で選択して読み出し動作を行って、前記メモリコアのデータセルに第1のデータを書き込むときに、該第1のデータの書き込み終了時において選択されるメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該書き込み終了時において選択されるメモリコアをデータ読み出し開始位置に設定するとともに、該第1のデータの前に書き込まれた第2のデータを書き込むときに所定論理値が書き込まれたフラグセルを含むメモリコアをデータ読み出し終了位置に設定する。
上記構成によれば、書き込み時の選択順序と読み出しの選択順序を反対として、書き込み終了時のメモリコアを読み出し開始位置とした。従って、読み出し時の選択順序では、最も新しくデータが書き込まれたメモリコアのフラグセルの所定論理値に基づいて、データ読み出しを開始することができる。さらに、書き込み終了時に、これまで読み出し開始位置であったメモリコアが読み出し終了位置に設定されるため、そのメモリコアのフラグセルの所定論理値に基づいて、データ読み出しを終了することができる。従って、最も新しく書き込まれたデータのみを読み出すことができる。そのため、最も新しく書き込まれたデータの前に書き込まれたデータが消去されたとみなす上で、新たなデータの書き込みを行うことができる。従って、データの書き換えを擬似的に行うことができる。
さらに、書き込み終了時にフラグセルに所定値を書き込むことによって、そのメモリセルを読み出し開始位置とし、さらにこれまで読み出し開始位置であったメモリセルを読み出し終了位置とすることができるため、書き込まれるデータのビット幅を自由に変更することができる。そのため、複数のメモリコアのデータセルに渡ってデータが書き込まれても、それらのデータをまとめて読み出すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、回路サイズの縮小化が可能な半導体記憶装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、メモリ部11と、デコーダ20と、判定器30と、Read/Write切替えセレクタ(切替えセレクタ)40と、コマンドレジスタ50と、データレジスタとを備えている。
半導体記憶装置1のメモリ部11は、多数のメモリセルMCが行方向と列方向に配列されて構成されている。行方向に並設されたメモリセルMCによって各メモリコアM1〜M4が構成されている。換言すると、複数のメモリコアM1〜M4が列方向に並設されている。このメモリコアM1〜M4の各々は、ワード線を切替えるためのフラグ値が書き込まれるフラグセルFC(図1中において最も左側のメモリセル)と、複数(本実施形態では8つ)のデータセルDCとにより構成されている。図1中のメモリセルMC内の数字は、そのメモリセルMCが保持するデータ(ビット値)を示しており、データセルDCの「0」はブランク状態を示している。すなわち、図1のメモリ部11は、全てのデータセルDCがブランク状態である半導体記憶装置の初期状態を示している。また、フラグセルFCの「0」(フラグ値)は、そのフラグセルFCを含むメモリコアがアクセス可能状態であることを示し、フラグセルFCの「1」(フラグ値)は、そのフラグセルFCを含むメモリコアがアクセス不能状態であることを示す。なお、本実施形態のメモリセルMCは、データ書き込みが所定論理値に制限される不揮発性メモリセルであって、プログラム動作(例えば、ビット値「0」から「1」への書き換え)のみが可能とされ、消去動作(例えば、ビット値「1」から「0」への書き換え)は不可とされる。
メモリコアM1〜M4は、メモリ部11を行方向に貫通するように設けられたワード線WL0〜WL3にそれぞれ接続されている。この各ワード線WL0〜WL3はデコーダ20に接続されている。また、列方向に並設されたメモリセルMCは、メモリ部11を列方向に貫通するように設けられたビット線BLに接続されている。この各ビット線BLは切替えセレクタ40に接続されている。なお、ワード線WL0〜WL3におけるWLの後の数字「0」〜「3」は、ワード線番号を示している。すなわち、ワード線WL0は、ワード線番号が「0」であるということを示している。
上記デコーダ20及び切替えセレクタ40に接続される判定器30と接続されているコマンドレジスタ50には、書き込み信号あるいは読み出し信号が入力される。コマンドレジスタ50には、複数ビット(本実施形態では、8ビット)のシリアルデータである入力データDinが入力される。コマンドレジスタ50は、入力される書き込み信号あるいは読み出し信号に基づいて、ライトコマンドあるいはリードコマンドを生成し、それらのコマンドを判定器30に出力する。また、コマンドレジスタ50は、書き込み信号が入力された後に上記入力データDinが入力されると、その入力データDinを入力順にそのままデータレジスタ60に出力する。すなわち、入力データDinとして8ビットデータ「11011001」が入力されると、データレジスタ60は、図1に示すように、上位ビットが最も右側のレジスタに格納されるように、8ビットデータ「11011001」を格納する。なお、データレジスタ60は、1つのメモリコアに含まれる各データセルに対応するレジスタを備えている。
判定器30は、コマンドレジスタ50からライトコマンドあるいはリードコマンドが入力されると、それらのコマンドを切替えセレクタ40に出力する。また、判定器30は、入力されるライトコマンドあるいはリードコマンドに基づいて、所定のワード線を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。具体的には、判定器30は、ライトコマンドに基づいて図2に示す処理を行い、リードコマンドに基づいて図3に示す処理を行う。
デコーダ20は、判定器30から入力される選択信号SSに基づいて、1つのワード線を選択する。1つのワード線が選択されると、データ書き込み時には、そのワード線に接続される各々のデータセルDCに、ビット線を介してデータが書き込まれる。なお、フラグセルFCには、判定器30による制御によって、切替えセレクタ40により「1」が書き込まれる。データ読み出し時には、選択されたワード線に接続される各々のデータセルDCからは、それぞれのビット線にデータが出力される。
各ビット線BLに接続されるRead/Write切替えセレクタ40は、ビット線を介してデータレジスタ60と接続される。切替えセレクタ40は、判定器30から入力されるコマンドに基づいて、書き込み回路あるいは読み出し回路に切替えられる。すなわち、切替えセレクタ40は、ライトコマンドの入力に基づいて書き込み回路として動作し、リードコマンドの入力に基づいて読み出し回路として動作する。書き込み回路として動作する切替えセレクタ40は、データレジスタ60に格納されたデータを、対応するビット線を介して読み出す。切替えセレクタ40は、各ビット線に接続されたセンスアンプにより、データレジスタ60から読み出したデータを増幅して、その増幅したデータを、デコーダ20により選択されたワード線に接続されるデータセルDCに書き込む。
一方、読み出し回路として動作する切替えセレクタ40は、デコーダ20によって選択されたワード線に接続されるデータセルDCから、対応するビット線BLを介してデータを読み出す。切替えセレクタ40は、各ビット線BLに接続されたセンスアンプにより、メモリセルMCから出力されたデータを増幅して保持する。そして、切替えセレクタ40は、クロック信号(図示略)に基づいてビット線BLを順次選択し、その選択されたビット線に接続されるセンサアンプが保持するデータを出力データDoutとして出力する。
このように構成された半導体記憶装置の動作について図2〜図4に従って説明する。
はじめに、図1に示すような初期状態のメモリ部11に1回目の8ビットデータ「11011001」(第1のデータ)を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に書き込み信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてライトコマンドが生成されて、コマンドレジスタ50はそのライトコマンドを判定器30に出力する。次に、入力データDinとして8ビットデータ「11011001」がコマンドレジスタ50に入力されると、コマンドレジスタ50は、8ビットデータを入力順にそのままデータレジスタ60に出力する。
図2に示すステップS1において、コマンドレジスタ50から判定器30にライトコマンドが入力されると、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力するとともに、入力されたライトコマンドを切替えセレクタ40に出力する。デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。また、切替えセレクタ40は、入力されたライトコマンドに基づいて書き込み回路として動作する。
ステップS2において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線(ここでは、ワード線WL0)に接続されるフラグセルFCからデータ(フラグ値)を読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがアクセス可能状態であることを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがアクセス不能状態であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図1参照)である、すなわちメモリコアM1がアクセス可能状態と判断し、ステップS3に移る。
ステップS3において、判定器30は、デコーダ20により選択されたワード線(ワード線WL0)に接続されるメモリコア(メモリコアM1)にデータが既に書き込まれているか、ブランク状態であるかを判定する。この処理は、例えば判定器30内に、書き込み回数をカウントするカウンタを設けて、そのカウント値に基づいて所定のメモリコアがブランク状態であるかを判断する。ここでは、判定器30は、書き込み回数が0回であることから、メモリコアM1がブランク状態であると判断して、ステップS4に移る。
ステップS4において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して書き込み指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「11011001」を、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるデータセルDCに書き込む。このように、判定器30による選択信号SSによって、書き込み先のメモリコア(アクセス制御の対象となるメモリコア)としてメモリコアM1が選択され、その選択されたメモリコアM1の各データセルDCに8ビットデータ「11011001」が書き込まれる。
次に、メモリコアM1に書き込まれた8ビットデータを読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に読み出し信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてリードコマンドが生成される。
図3に示すステップS11において、コマンドレジスタ50から判定器30にリードコマンドが入力されると、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力するとともに、入力されたリードコマンドを切替えセレクタ40に出力する。デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。
ステップS12において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線(ここでは、ワード線WL0)に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがアクセス(読み出し)可能状態であることを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがデータアクセス(読み出し)不能状態であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図4(a)参照)である、すなわちメモリコアM1が読み出し可能状態であると判断し、ステップS13に移る。
ステップS13において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して読み出し指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM1の各データセルDCに書き込まれた8ビットデータ「11011001」が出力される。このように、判定器30による選択信号SSによって、上記書き込み動作時と同一のメモリコアM1が読み出し先のメモリコア(アクセス制御の対象となるメモリコア)として選択され、そのメモリコアM1から8ビットデータを読み出すことができる。
次に、2回目の8ビットデータ「10001110」(第2のデータ)を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、8ビットデータ「10001110」がコマンドレジスタ50を介してデータレジスタ60に格納される。図2に示すステップS1において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS2に移る。
ステップS2において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図4(a)参照)であると判断し、ステップS3に移る。ステップS3において、判定器30は、書き込み回数に基づいて、メモリコアM1がブランク状態でないと判断して、ステップS5に移る。
ステップS5において、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFC、すなわちメモリコアM1のフラグセルFCに「1」を書き込み(図4(b)参照)、ステップS6に移る。なお、本実施形態では、前述のように、フラグセルFCに「1」が書き込まれると、そのフラグセルFCを含むメモリコアがアクセス不能状態に設定される。
ステップS6において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号をインクリメントし、すなわちワード線番号に「1」を加えてワード線を変更し、その変更したワード線を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。ここでは、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS2に戻る。
ステップS2において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2のフラグセルFCのデータが「0」である、すなわちメモリコアM2がアクセス可能状態であると判断して、ステップS3に移る。
続いて、ステップS3において、判定器30は、メモリコアM2のデータセルDCがブランク状態であると判断して、ステップS4に移る。次に、ステップS4において、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「10001110」を、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるデータセルDCに書き込む。これによって、図4(c)に示すように、メモリコアM2の各データセルDCに8ビットデータ「10001110」が書き込まれる。
このように、判定器30及び切替えセレクタ40は、2回目の入力データDinが入力されたときに、メモリコアM1のフラグセルFCに「1」を書き込むことで、メモリコアM1をアクセス不能状態に設定する。次に、判定器30は、出力する選択信号SSを、ワード線WL0を選択する信号からワード線WL1を選択する信号に切替える。これによって、デコーダ20により選択されるワード線がワード線WL0からワード線WL1に切替えられ、書き込み先のメモリコアもメモリコアM1からメモリコアM2に切替えられる。このように、メモリコアM1(所定のメモリコア)をアクセス不能状態に設定した上でメモリコアM2(次のメモリコア)に切替えることで、擬似的にメモリコアM1のデータを消去する消去動作を行うことができる。そして、書き込み先として切替えられたメモリコアM2の各データセルDCに8ビットデータ「10001110」を書き込むことができる。従って、消去動作が行われた上で、新たなデータの書き込みを行う、いわゆるデータの書き換えを擬似的に行うことができる。
次に、2回目に書き込まれた8ビットデータ、すなわちメモリコアM2に書き込まれた8ビットデータを読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、上述した読み出し動作と同様に、図3に示すステップS11において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS12に移る。
ステップS12において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM1のフラグセルFCのデータが「1」(図4(c)参照)である、すなわち読み出し不能状態であると判断して、ステップS14に移る。
ステップS14において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS12に戻る。
ステップS12において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2のフラグセルFCのデータが「0」(図4(c)参照)である、すなわちメモリコアM2が読み出し可能状態であると判断して、ステップS13に移る。
ステップS13において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるメモリコアM2のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM2の各データセルDCに書き込まれた8ビットデータ「10001110」が出力される。このように、2回目の8ビットデータが書き込まれたメモリコアM2のデータセルDCからのみ、データを読み出すことができる。すなわち、メモリコアM1のデータセルDCに書き込まれた1回目の8ビットデータは、フラグセルFCが「1」(アクセス不能状態)であることによって、読み出されることはなく擬似的に消去され、メモリコアM2に書き込まれた2回目の8ビットデータのみを読み出すことができる。また、判定器30は、書き込み動作時及び読み出し動作時において、ワード線を、ワード線WL0、ワード線WL1、ワード線WL2、ワード線WL3という不可逆的な順序で選択する。
以下同様にして、3回目、4回目の入力データDinを、メモリコアM3,M4にそれぞれ書き込むことが可能である。すなわち、本実施形態の半導体記憶装置1では、最大3回のデータ書き換えを行うことができる。
以上、記述した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)判定器30及び切替えセレクタ40は、2回目の入力データDinが入力されたときに、メモリコアM1のフラグセルFCに「1」を書き込むことで、メモリコアM1をアクセス不能状態に設定した。これに伴って、判定器30は、図2に示すステップS6において、ワード線番号をインクリメントし、選択信号SSをワード線WL0からワード線WL1を選択する信号に変更して、書き込み先のメモリコアをメモリコアM2に切替えるようにした。これによって、メモリコアM1のデータを擬似的に消去することができる。すなわち、メモリコアM1をアクセス不能状態にして、書き込み先をメモリコアM1からメモリコアM2に切替えることによって、メモリコアM1に書き込まれたデータが読み出されることがなくなるため、メモリコアM1のデータを擬似的に消去する消去動作を行うことができる。さらに、書き込み先として切替えられたメモリコアM2の各データセルDCに2回目の入力データDinが書き込むことができる。従って、消去動作が行われた上で、新たなデータの書き込みを行う、いわゆるデータの書き換えを擬似的に行うことができる。よって、データを消去するために必要な回路(消去動作用回路等)を不要としながらも、データ書き込みに制限のない不揮発性メモリセルと同様の書き込み動作を行うことができる。その結果、大きな回路面積を占める負電圧印加回路等を省略することができるため、回路サイズを縮小化することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態について、図5及び図6に従って説明する。この実施形態の半導体記憶装置は、判定器30及び各フラグセルFCの機能が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この実施形態の半導体記憶装置は、図1に示す第1実施形態の半導体記憶装置1とほぼ同様の構成を備えている。この半導体記憶装置の動作を図5〜図7に従って説明する。
はじめに、図1に示すような初期状態のメモリ部11に1回目の8ビットデータ「11011001」を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、図5に示すステップS21は、第1実施形態のステップS1と同様の処理を行う。ステップS22において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアが書き込み可能状態であることを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアが書き込み不能状態であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図1参照)である、すなわちメモリコアM1が書き込み可能状態であると判断し、ステップS23に移る。
ステップS23において、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20によって選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFC、すなわちメモリコアM1のフラグセルFCに「1」を書き込み(図7(a)参照)、ステップS24に移る。なお、本実施形態では、フラグセルFCに「1」が書き込まれると、そのフラグセルFCを含むメモリコアが読み出し可能状態/書き込み不能状態に設定される。また、フラグセルFCが「0」の場合は、そのフラグセルFCを含むメモリコアが読み出し不能状態/データ書き込み可能状態であることを示す。
次に、ステップS24において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して書き込み指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「11011001」を、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるデータセルDCに書き込む。このように、判定器30による選択信号SSによって、書き込み先のメモリコアとしてメモリコアM1が選択され、そのメモリコアM1のフラグセルFCに「1」が書き込まれてデータ読み出し可能状態に移行されるとともに、メモリコアM1の各データセルDCに8ビットデータ「11011001」が書き込まれる。
次に、メモリコアM1に書き込まれた上記8ビットデータ「11011001」を読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に読み出し信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてリードコマンドが生成される。図6に示すステップS31において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS32に移る。
ステップS32において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアのデータセルDCにデータが書き込まれていない読み出し不能状態であることを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアが読み出し可能状態であることを示す。ここでは、判定器30は、読み出したメモリコアM1のフラグセルFCのデータが「1」(図7(b)参照)である、すなわち読み出し可能状態であると判断して、ステップS33に移る。
ステップS33において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して読み出し指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM1の各データセルDCに書き込まれた8ビットデータ「11011001」が出力される。このように、上述の書き込み動作においてフラグセルFCにデータ「1」が書き込まれたメモリコアM1から、データを読み出すことができる。
続いて、ステップS34において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS32に戻る。
次に、ステップS32において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2のフラグセルFCのデータが「0」(図7(b)参照)である、すなわち読み出し不能状態であると判断して、読み出し動作を終了する。
次に、出力データDoutのビット幅を8ビットから16ビットに変更する場合について説明する。なお、本実施形態では、16ビットデータの上位8ビットを1回目に書き込んだ8ビットデータ「110110011」とし、下位8ビットとして8ビットデータ「10001110」を新たに書き込む場合について説明する。
まず、8ビットデータ「10001110」がコマンドレジスタ50を介してデータレジスタ60に格納される。図5に示すステップS21において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。
ステップS22において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「1」(図7(b)参照)である、すなわち書き込み不能状態であると判断し、ステップS25に移る。
続いて、ステップS25において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS22に戻る。
ステップS22において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2のフラグセルFCのデータが「0」(図7(b)参照)である、すなわち書き込み可能状態であると判断して、ステップS23に移る。
続いて、ステップS23及びステップS24において、判定器30は、上位8ビットデータ「11011001」を書き込んだ場合と同様に、メモリコアM2のフラグセルFCに「1」を書き込むとともに、下位8ビットデータ「10001110」をメモリコアM2のデータセルDCに書き込む(図7(c)参照)。このように、判定器30による選択信号SSによって、書き込み先のメモリコアとしてメモリコアM2が選択され、そのメモリコアM2のフラグセルFCに「1」が書き込まれて読み出し可能状態に設定されるとともに、メモリコアM2の各データセルDCに下位8ビットデータ「10001110」が書き込まれる。これによって、メモリコアM1,M2が共にデータ読み出し可能状態に設定されて、メモリコアM1,M2のデータセルDCをまとめて読み出すことができるため、メモリコアM1,M2のデータセルDCに16ビットデータ「110110011/10001110」が書き込まれているとみなすことができる。
次に、メモリコアM1,M2のデータセルDCに書き込まれた16ビットデータを読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、上述した読み出し動作と同様に、図6に示すステップS31において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS32に移る。
ステップS32において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM1のフラグセルFCのデータが「1」(図7(c)参照)である、すなわち読み出し可能状態であると判断して、ステップS33に移る。
次に、ステップS33において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM1の各データセルDCに書き込まれた上位8ビットデータ「110110011」が出力される。
続いて、ステップS34において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS32に戻る。
ステップS32において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2のフラグセルFCのデータが「1」(図7(c)参照)である、すなわち読み出し可能状態であると判断して、ステップS33に移る。
ステップS33において、判定器30は、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるメモリコアM2のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM2の各データセルDCに書き込まれた下位8ビットデータ「10001110」が出力される。
続いて、ステップS34において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「1」に「1」を加えてワード線番号を「2」にして、ワード線WL2を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS32に戻る。
次に、ステップS32において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL2に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM3のフラグセルFCのデータが「0」(図7(c)参照)である、すなわち読み出し不能状態であると判断して、読み出し動作を終了する。
このように、フラグセルFCにより読み出し可能状態とされたメモリコアM1,M2から、データをまとめて読み出すことができるため、メモリコアM1,M2に書き込まれたデータを16ビットデータとして出力することができる。すなわち、読み出すデータを8ビットデータから16ビットデータに変更することができる。また、判定器30は、書き込み動作時及び読み出し動作時において、ワード線を、ワード線WL0、ワード線WL1、ワード線WL2、ワード線WL3という不可逆的な順序で選択する。
以下同様にして、メモリコアM3,M4に8ビットデータを書き込むことによって、出力データDoutのビット幅を24ビット、32ビットと変更することができる。すなわち、本実施形態の半導体記憶装置では、データセルDCを32個有しているため、最大32ビット幅のデータを書き込むことができ、32ビットデータとして読み出すことができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(2)データ書き込み時に、フラグセルFCにデータ「1」を書き込みつつ、データセルDCに入力データDinを書き込むようにした。フラグセルFCに「1」を書き込むことによって、そのフラグセルFCを含むメモリコアは、読み出し可能状態に設定されるため、メモリ部11のデータセルDCに書き込まれた全データをまとめて読み出すことができる。従って、各メモリコアM1〜M4のデータセルDCにデータを追加して書き込むことによって、ビット幅を変更することができ、擬似的にデータを書き換えることができる。すなわち、本例では、8ビットデータ「110110011」から16ビットデータ「110110011/10001110」に書き換えられている。この書き換えに際して、データを消去するために必要であって大きな回路面積を占める回路(消去動作用回路等)が不要であるため、回路サイズを縮小化することができる。
さらに、取り扱うデータのビット幅を可変とすることができるため、例えば半導体集積回路の内部状態を設定するための設定値のビット幅が変更される場合にも、レチクル変更等によらず、フラグセルFCに「1」を書き込むのみでよいため、安価かつ迅速で柔軟な対応をすることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態について、図8〜図10に従って説明する。この実施形態の半導体記憶装置3は、メモリ部13及びデータレジスタ60の構成と判定器30の機能が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、メモリ部13は、複数のメモリコアM1〜M4が列方向に並設されている。各メモリコアM1〜M4は、ワード線を切替えるためのフラグ値が書き込まれる第1フラグセルFC1と、データのビット幅を示すフラグ値が書き込まれる第2フラグセルFC2と、8つのデータセルDCにより構成されている。第1フラグセルFC1及び第2フラグセルFC2のデータに基づいて、特定のメモリコアのデータセルDCへの書き込み動作及び読み出し動作が行われる。第1フラグセルFC1のデータ(フラグ値)が「0」の場合には、その第1フラグセルFC1を含むメモリコアがアクセス可能状態であることを示し、第1フラグセルFC1のデータが「1」の場合には、その第1フラグセルFC1を含むメモリコアがアクセス不能状態であることを示している。また、第2フラグセルFC2のデータ(フラグ値)が「0」の場合には、読み出し終了位置/書き込み終了位置を示し、データが「1」の場合には、読み出し継続位置/書き込み継続位置を示している。
また、コマンドレジスタ50には、入力データDinとして10ビットデータが入力される。コマンドレジスタ50は、書き込み信号が入力された後に上記入力データDinが入力されると、その入力データDinを入力順にそのままデータレジスタ60に出力する。すなわち、入力データDinとして10ビットデータ「1101100100」が入力されると、データレジスタ60は、図8に示すように、上位ビットが最も右側のレジスタに格納されるように、10ビットデータ「1101100100」を格納する。データレジスタ60は、1つのメモリコアに含まれる各データセル、第1フラグセルFC1及び第2フラグセルFC2に対応するレジスタを備えている。すなわち、10ビットデータの下位2ビットは、第1フラグセルFC1及び第2フラグセルFC2に書き込まれるデータとなり、10ビットデータの上位8ビットは、データセルに書き込まれるデータとなる。
このように構成された半導体記憶装置3の動作を図9及び図10に従って説明する。
はじめに、図8に示すような初期状態(全てのメモリセルMCがブランク状態)のメモリ部11に1回目の8ビットデータ「11011001」を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に書き込み信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてライトコマンドが生成される。次に、8ビットデータ「11011001」を含む10ビットデータ「1101100100」がコマンドレジスタ50に入力されると、コマンドレジスタ50は、10ビットデータを入力順にそのままデータレジスタ60に出力して、データレジスタ60は、図8に示すように10ビットデータを格納する。このとき、第1フラグセルFC1に対応するレジスタに格納されたデータ「0」は、10ビットデータのうち上位8ビットを、メモリコアM1のデータセルDCに書き込むことを示している。また、第2フラグセルFC2に対応するレジスタに格納されたデータ「0」は、データセルDCに書き込まれるデータが8ビットであることを示している。
続いて、コマンドレジスタ50から判定器30にライトコマンドが入力されると、判定器30は、デコーダ20に対して、ワード線WL0を選択するための選択信号SSを出力するとともに、入力されたライトコマンドを切替えセレクタ40に出力する。デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。また、切替えセレクタ40は、入力されたライトコマンドに基づいて書き込み回路に切替えられる。
次に、書き込み回路として動作する切替えセレクタ40は、データレジスタ60に格納された10ビットデータのうち、最下位ビットを、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1の第1フラグセルFC1に書き込む。
続いて、判定器30は、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第1フラグセルFC1からデータ(上記書き込んだデータ)を読み出し、読み出したメモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図10(a)参照)である、すなわちアクセス可能状態であると判断する。すると、判定器30は、切替えセレクタ40に対して書き込み指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている10ビットデータのうちの上位9ビットデータ「110110010」を、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるデータセルDC及び第2フラグセルFC2に書き込む。
続いて、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM1の第2フラグセルFC2のデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、第2フラグセルFC2の「0」は、その第2フラグセルFC2が含まれるメモリコアが書き込み終了位置であることを示し、第2フラグセルFC2の「1」は、その第2フラグセルFC2が含まれるメモリコアに書き込まれたデータに続きがあることを示している。ここでは、判定器30は、読み出したメモリコアM1の第2フラグセルFC2のデータが「0」(図10(a)参照)である、すなわちメモリコアM1のデータセルDCに書き込まれたデータが8ビットであって書き込み終了位置であると判断して、書き込み動作を終了する。
このように、判定器30による選択信号SS及び第1フラグセルFC1に書き込まれるデータによって、書き込み先のメモリコアとしてメモリコアM1が選択され、そのメモリコアM1の各データセルDCに8ビットデータ「11011001」が書き込まれる。さらに、第2フラグセルFC2のデータに基づいて、書き込み終了位置を指定することができる。
次に、メモリコアM1に書き込まれた8ビットデータ「11011001」(図10(a)参照)を読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に読み出し信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてリードコマンドが生成される。
図9に示すステップS41において、コマンドレジスタ50から判定器30にリードコマンドが入力されると、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力するとともに、入力されたリードコマンドを切替えセレクタ40に出力する。このとき、デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。
ステップS42において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線(ここでは、ワード線WL0)に接続される第1フラグセルFC1からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出した第1フラグセルFC1のデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、第1フラグセルFC1の「0」は、その第1フラグセルFC1が含まれるメモリコアがアクセス(読み出し)可能状態であることを示し、第1フラグセルFC1の「1」は、その第1フラグセルFC1が含まれるメモリコアがアクセス(読み出し)不能状態であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM1の第1フラグセルFC1のデータが「0」(図10(a)参照)である、すなわちメモリコアM1がアクセス(読み出し)可能状態であると判断し、ステップS43に移る。
ステップS43において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して読み出し指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM1の各データセルDCに書き込まれた8ビットデータ「11011001」が出力される。
続いて、ステップS44において、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出した第2フラグセルFC2のデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、第2フラグセルFC2の「0」は、その第2フラグセルFC2が含まれるメモリコアがデータ読み出し終了位置であることを示し、第2フラグセルFC2の「1」は、次のワード線に接続されるメモリコアに続きの入力データDin(例えば、16ビットデータの下位8ビット)が書き込まれていることを示す。ここでは、判定器30は、読み出したメモリコアM1の第2フラグセルFC2のデータが「0」(図10(a)参照)である、すなわちメモリコアM1がデータ読み出し終了位置であると判断して、読み出し動作を終了する。
このように、判定器30による選択信号SS及び第1フラグセルFC1のデータ「0」によって、読み出し先のメモリコアとして8ビットデータが書き込まれたメモリコアM1が選択され、そのメモリコアM1からデータを読み出すことができる。さらに、第2フラグセルFC2のデータに基づいて、読み出し終了位置を指定することができる。
次に、メモリコアM1のデータセルDCに8ビットデータが書き込まれているメモリ部13に、16ビットデータ「10001110/11010111」を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
1回目の書き込み動作と同様に、コマンドレジスタ50に書き込み信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてライトコマンドが生成される。次に、図10(b)に示すように、16ビットデータのうち、上位8ビットデータ「10001110」を含む10ビットデータ「1000111011」がコマンドレジスタ50を介してデータレジスタ60に出力されて格納される。このとき、第1フラグセルFC1に対応するレジスタに格納されたデータ「1」は、書き込み先のメモリコアを変更することを示している。また、第2フラグセルFC2に対応するレジスタに格納されたデータ「1」は、データセルDCに書き込まれるデータが16ビットデータであることを示している。
続いて、コマンドレジスタ50から判定器30にライトコマンドが入力されると、判定器30は、デコーダ20に対して、ワード線WL0を選択するための選択信号SSを出力するとともに、入力されたライトコマンドを切替えセレクタ40に出力する。デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。また、切替えセレクタ40は、入力されたライトコマンドに基づいて書き込み回路に切替えられる。
次に、書き込み回路として動作する切替えセレクタ40は、データレジスタ60に格納された10ビットデータのうち、最下位ビット(データ「1」)を、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるメモリコアM1の第1フラグセルFC1に書き込む。このように、1回目のデータが書き込まれているメモリコアM1の第1フラグセルFC1に「1」を書き込むことによって、メモリコアM1がアクセス不能状態に設定される。これにより、メモリコアM1に書き込まれたデータを擬似的に消去することができる。
続いて、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第1フラグセルFC1からデータ(上記書き込んだデータ)を読み出し、読み出したメモリコアM1のフラグセルFCのデータが「1」(図10(b)参照)である、すなわちアクセス(書き込み)不能状態であると判断する。すると、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。
そして、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている10ビットデータのうちの上位9ビットデータ「100011101」を、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるメモリコアM2のデータセルDC及び第2フラグセルFC2に書き込む。このように、判定器30による選択信号SS及び第1フラグセルFC1に書き込まれるデータによって、書き込み先のメモリコアとしてメモリコアM1の次のメモリコアM2が選択され、そのメモリコアM1の各データセルDCに16ビットデータの上位8ビットデータ「11011001」が書き込まれる。
続いて、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2の第2フラグセルFC2のデータが「1」(図10(b)参照)である、すなわちメモリコアM2のデータセルDCに書き込まれたデータが16ビットであり書き込み継続状態であると判断する。すると、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「1」に「1」を加えてワード線番号を「2」にして、ワード線WL2を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。このとき、図10(c)に示すように、16ビットデータのうち、下位8ビットデータ「11010111」を含む10ビットデータ「1101011100」がデータレジスタ60に格納される。
続いて、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている10ビットデータのうちの上位8ビットデータ「11010111」を、デコーダ20により選択されたワード線WL2に接続されるデータセルDC及び第2フラグセルFC2に書き込む。
次に、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL2に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM3の第2フラグセルFC2のデータが「0」(図10(c)参照)である、すなわちデータ書き込み終了位置であると判断して、書き込み動作を終了する。
このように、判定器30及び切替えセレクタ40は、2回目の入力データDinが入力されたときに、メモリコアM1のフラグセルFCに「1」を書き込むことで、メモリコアM1をアクセス不能状態に設定する。
次に、判定器30は、出力する選択信号SSを、ワード線WL0を選択する信号からワード線WL1を選択する信号に切替える。これによって、デコーダ20により選択されるワード線がワード線WL0からワード線WL1に切替えられ、書き込み先のメモリコアもメモリコアM1からメモリコアM2に切替えられる。このように、メモリコアM1をアクセス不能状態に設定した上でメモリコアM2に切替えることで、擬似的にメモリコアM1のデータを消去する消去動作を行うことができる。そして、書き込み先として切替えられたメモリコアM2の各データセルDCに16ビットデータの上位8ビットデータ「11011001」を書き込むことができる。従って、消去動作が行われた上で、新たなデータの書き込みを行う、いわゆるデータの書き換えを擬似的に行うことができる。さらに、メモリコアM2における第2フラグセルFC2の「1」に基づいて、メモリコアM2の次のメモリコアM3に16ビットデータの下位8ビット「11010111」を書き込むことができる。
次に、メモリコアM2,M3に書き込まれた16ビットデータ「10001110/11010111」(図14(c)参照)を読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、上述した読み出し動作と同様に、図9に示すステップS41において、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS42に移る。
ステップS42において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第1フラグセルFC1からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM1の第1フラグセルFC1のデータが「1」(図10(c)参照)である、すなわち読み出し不能状態であると判断して、ステップS46に移る。
ステップS46において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出した第2フラグセルFC2のデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、第2フラグセルFC2の「0」は、データセルDCに書き込まれたデータが8ビットデータであることを示し、フラグセルFCの「1」は、データセルDCに書き込まれたデータが16ビットデータであることを示す。ここでは、判定器30は、読み出したメモリコアM1の第2フラグセルFC2のデータが「0」(図10(c)参照)である、すなわちメモリコアM1のデータセルDCに書き込まれたデータが8ビットデータであると判断して、ステップS47に移る。
ステップS47において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS42に戻る。
なお、ステップS46において、判定器30が、読み出したメモリコアM1の第2フラグセルFC2のデータが「1」である、すなわちメモリコアM1のデータセルDCに書き込まれたデータが16ビットデータであると判断した場合には、ステップS48に移る。そして、ステップS48において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「2」を加えてワード線番号を「2」にして、ワード線WL2を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS42に戻る。すなわち、メモリコアM1のデータセルDCに16ビットデータが書き込まれている場合には、必ずメモリコアM2のデータセルDCにもデータが書き込まれており、メモリコアM1と同じ読み出し不能状態になっている。そのため、ステップS48において、ワード線WL1を省略して、ワード線WL0からワード線WL2に変更するようにしている。
ステップS42において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続される第1フラグセルFC1からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2の第1フラグセルFC1のデータが「0」(図10(c)参照)である、すなわち読み出し可能状態であると判断して、ステップS43に移る。
ステップS43において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるメモリコアM2のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM2の各データセルDCに書き込まれた上位8ビットデータ「10001110」が出力される。
続いて、ステップS44において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM2の第2フラグセルFC2のデータが「1」(図10(c)参照)である、すなわちメモリコアM2のデータセルDCに書き込まれたデータが16ビットデータでありデータ読み出し継続状態であると判断して、ステップS45に移る。
ステップS45において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「1」に「1」を加えてワード線番号を「2」にして、ワード線WL2を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS43に戻る。
ステップS43において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL2に接続されるメモリコアM2のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM3の各データセルDCに書き込まれた下位8ビットデータ「11010111」の各ビット値が出力されて、メモリコアM2,M3に書き込まれた16ビットデータが読み出される。このように、2回目の16ビットデータが書き込まれたメモリコアM2,M3のデータセルDCからのみ、データを読み出すことができる。すなわち、メモリコアM1のデータセルDCに書き込まれた1回目の8ビットデータは、フラグセルFCが「1」(読み出し不能状態)であることによって、読み出されることはなく擬似的に消去され、メモリコアM2,M3に書き込まれた2回目の16ビットデータのみを読み出すことができる。また、判定器30は、書き込み動作時及び読み出し動作時において、ワード線を、ワード線WL0、ワード線WL1、ワード線WL2、ワード線WL3という不可逆的な順序で選択する。
続いて、ステップS44において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL2に接続される第2フラグセルFC2からデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したメモリコアM3の第2フラグセルFC2のデータが「0」(図10(c)参照)である、すなわち読み出し終了位置であると判断して、読み出し動作を終了する。
以上、説明した実施形態によれば、第1実施形態の(1)の作用効果に加え、以下の効果を奏する。
(3)各データセルDCに書き込まれるデータのビット幅を示すデータ(フラグ値)が書き込まれる第2フラグセルFC2を設けた。これによれば、第2フラグセルFC2のフラグ値に基づいてデータセルDCに書き込まれるデータのビット幅を判断して、書き込み動作及び読み出し動作を行うことができる。従って、8ビットと16ビットという異なるビット幅のデータを取り扱うことができる。
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態について、図11〜図14に従って説明する。この実施形態の半導体記憶装置4は、メモリ部14の構成と判定器30の機能が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に示すように、メモリ部14は、複数(本実施形態では16個)のメモリコアM1〜M16が列方向に並設されている。各メモリコアM1〜M16は、データ読み出し開始位置及びデータ読み出し終了位置を示すフラグセルFC及び8つのデータセルDCとから構成されている。なお、本実施形態では、8ビット以上のビット幅のデータが入力される場合には、最も下位の8ビットからデータレジスタ60に入力されるようになっている。すなわち、16ビットデータ「11011001/10001110」が入力された場合には、下位8ビット「100001110」がはじめにデータレジスタ60に入力される。
このように構成された半導体記憶装置4の動作について図13〜図15に従って説明する。
はじめに、図11に示すような初期状態(全てのメモリセルMCがブランク状態)のメモリ部14に1回目の8ビットデータ「11011001」を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に書き込み信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてライトコマンドが生成されて、コマンドレジスタ50はそのライトコマンドを判定器30に出力する。次に、入力データDinとして8ビットデータ「11011001」がコマンドレジスタ50に入力されると、コマンドレジスタ50は、8ビットデータを入力順にそのままデータレジスタ60に出力する(図11参照)。
図12に示すステップS51において、コマンドレジスタ50から判定器30にライトコマンドが入力されると、判定器30は、図11においてワード線のうち最も下側に位置するワード線WL15を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力するとともに、入力されたライトコマンドを切替えセレクタ40に出力する。デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL15を選択する。また、切替えセレクタ40は、入力されたライトコマンドに基づいて書き込み回路として動作する。
ステップS52において、判定器30は、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるメモリコアM16にデータが既に書き込まれているか、ブランク状態であるかを判定する。この処理は、例えば判定器30内に、書き込み回数をカウントするカウンタを設けて、そのカウント値に基づいて所定のメモリコアがブランク状態であるかを判断する。ここでは、判定器30は、書き込み回数が0回であることから、メモリコアM15がブランク状態であると判断して、ステップS53に移る。
ステップS53において、判定器30は、切替えセレクタ40に対して書き込み指令を行う。すなわち、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「11011001」を、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるデータセルDCに書き込む(図14(a)参照)。
このように、判定器30による選択信号SSによって、書き込み先のメモリコアとしてメモリコアM16が選択され、そのメモリコアM16の各データセルDCに8ビットデータ「11011001」が書き込まれる。
続いて、ステップS54において、判定器30は、コマンドレジスタ50に入力された入力データDinの書き込みが全て終了したかを判定する。ここでは、入力された8ビットデータの入力が全て終了していることから、ステップS55に移る。
ステップS55において、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるフラグセルFC、すなわちメモリコアM16のフラグセルFCに「1」を書き込み(図14(a)参照)、メモリコアM16を読み出し開始位置に設定して、書き込み動作を終了する。
次に、メモリコアM16に書き込まれた8ビットデータ「11011001」(図14(a)参照)を読み出すデータ読み出し動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ50に読み出し信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてリードコマンドが生成される。
図13に示すステップS61において、コマンドレジスタ50から判定器30にリードコマンドが入力されると、判定器30は、ワード線WL0を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力するとともに、入力されたリードコマンドを切替えセレクタ40に出力する。このとき、デコーダ20は、判定器30から入力された選択信号SSに基づいてワード線WL0を選択する。
ステップS62において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL0に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、データセルDCにデータが書き込まれていない読み出し非開始位置であることを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアが読み出し開始位置であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM1のフラグセルFCのデータが「0」(図14(a)参照)である、すなわちメモリコアM1が読み出し非開始位置であると判断し、ステップS63に移る。
ステップS63において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「0」に「1」を加えてワード線番号を「1」にして、ワード線WL1を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS62に戻る。
ステップS62において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL1に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、メモリコアM2のフラグセルFCのデータが「0」である、すなわちメモリコアM1がデータ読み出し非開始位置であると判断し、ステップS63に移る。すなわち、判定器30によって、切替えセレクタ40から入力されるメモリコアのフラグセルFCのデータが「1」であると判断されるまで、ステップS62及びステップS63が繰り返される。換言すると、ワード線の選択が、データ読み出し開始位置に指定されたメモリコアに接続されるワード線に達するまで、ステップS62及びステップS63が繰り返される。
本例では、デコーダ20によってワード線WL15が選択されると、そのワード線WL15に接続されるメモリコアM16のフラグセルFCのデータ「1」(図14(a)参照)が切替えセレクタ40から判定器30に出力される。すると、ステップS62において、判定器30は、メモリコアM16のデータが「1」である、すなわちメモリコアM16が読み出し開始位置であると判断して、ステップS64に移る。
ステップS64において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるメモリコアM16のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM16の各データセルDCに書き込まれた8ビットデータ「11011001」が出力される。このように、判定器30による選択信号SS及びフラグセルFCのデータ「1」によって、読み出し先のメモリコアとして8ビットデータが書き込まれたメモリコアM16が選択され、そのメモリコアM16からデータを読み出すことができる。
続いて、ステップS65において、これまで選択されていたワード線番号「15」に「1」を加えてワード線を変更するが、本例の場合には、ワード線WL15は読み出し動作時に最後に選択されるワード線であるため、選択するワード線は変更されない。そして、判定器30は、ワード線WL15を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS66に移る。
ステップS66において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、読み出したフラグセルFCのデータが「0」であるか、「1」であるかを判定する。ここで、フラグセルFCの「0」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがデータ読み出し終了位置でないことを示し、フラグセルFCの「1」は、そのフラグセルFCが含まれるメモリコアがデータ読み出し終了位置であることを示す。ここでは、判定器30は、メモリコアM16のフラグセルFCのデータが「1」(図14(a)参照)である、すなわちメモリコアM16がデータ読み出し終了位置であると判断し、データ読み出し動作を終了する。従って、本例においては、メモリコアM16のフラグセルFCのデータ「1」は、ステップS62においてデータ読み出し開始位置を示し、ステップS66においてデータ読み出し終了位置を示す。
このように、本実施形態では、判定器30は、書き込み動作時において、ワード線を、ワード線WL15、ワード線WL14、・・・、ワード線WL1、ワード線WL0という不可逆的な順序で選択する。その一方で、判定器30は、読み出し動作時において、ワード線を、ワード線WL0、ワード線WL1、・・・、ワード線WL14、ワード線WL15という書き込み動作時とは反対の不可逆的な順序で選択する。
次に、メモリコアM16のデータセルDCに8ビットデータが書き込まれているメモリ部14に、16ビットデータ「01110001/11101011」を書き込むデータ書き込み動作について説明する。
まず、1回目の書き込み動作と同様に、コマンドレジスタ50に書き込み信号が入力されると、コマンドレジスタ50においてライトコマンドが生成される。次に、前述したように、16ビットデータのうち下位8ビットデータ「11101011」が、はじめにコマンドレジスタ50を介してデータレジスタ60に出力されて格納される。
ステップS51において、判定器30は、ワード線WL15を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS52に移る。
ステップS52において、判定器30は、書き込み回数に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるメモリコアM16にデータが既に書き込まれていると判断して、ステップS56に移る。
ステップS56において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号から「1」を減算して選択するワード線を変更し、その変更したワード線を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力する。ここでは、判定器30は、ワード線番号「15」から「1」を減算してワード線番号「14」にし、ワード線WL14を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS52に戻る。
ステップS52において、判定器30は、書き込み回数に基づいて、デコーダ20により選択されるワード線WL14に接続されるメモリコアM15がブランク状態であると判断して、ステップS53に移る。
ステップS53において、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「11101011」を、デコーダ20により選択されたワード線WL14に接続されるデータセルDCに書き込む。これによって、図14(b)に示すように、メモリコアM15の各データセルDCに8ビットデータ「11101011」が書き込まれる。
続いて、ステップS54において、16ビットデータのうち上位8ビットデータ「01110001」の書き込みが終了していないことから、判定器30は、コマンドレジスタ50に入力された入力データDinの書き込みが全て終了していないと判断し、ステップS57に移る。
ステップS57において、判定器30は、これまで選択していたワード線番号「14」から「1」を減算してワード線番号を「13」に変更して、ワード線WL13を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力して、ステップS53に移る。このとき、コマンドレジスタ50から16ビットデータの上位8ビットデータ「01110001」がデータレジスタ60に出力されて、その上位8ビットデータがデータレジスタ60に格納される。
ステップS53において、切替えセレクタ40は、判定器30からの書き込み指令に基づいて、データレジスタ60に格納されている8ビットデータ「01110001」を、デコーダ20により選択されたワード線WL13に接続されるメモリコアM14のデータセルDCに書き込む。これによって、図14(c)に示すように、メモリコアM14,M15の各データセルDCに16ビットデータ「01110001/11101011」の各ビット値が書き込まれる。
続いて、ステップS54において、判定器30は、コマンドレジスタ50に入力された16ビットデータ(入力データDin)の入力が全て終了していると判断して、ステップS55に移る。
ステップS55において、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL13に接続されるフラグセルFC、すなわちメモリコアM14のフラグセルFCに「1」を書き込み(図14(c)参照)、メモリコアM14を読み出し開始位置に設定して、書き込み動作を終了する。なお、このとき、メモリコアM14が読み出し開始位置に設定されると、これまで読み出し開始位置であったメモリコアM16が読み出し終了位置に設定されるようになっている。これによって、1回目の8ビットデータが書き込まれたメモリコアM16からデータが読み出されなくなるため、メモリコアM16に書き込まれたデータを擬似的に消去することができる。
次に、メモリコアM14,M15に書き込まれた16ビットデータ「01110001/11101011」(図14(c)参照)を読み出すデータ読み出し動作について説明する。
図14に示すステップS61,S62,S63の処理は、上述した読み出し動作と同様の処理を行う。
本例では、図14(c)に示すように、デコーダ20によってワード線WL13が選択されると、そのワード線WL13に接続されるメモリコアM14のフラグセルFCのデータ「1」が切替えセレクタ40から判定器30に出力される。すると、ステップS62において、判定器30は、メモリコアM14のデータが「1」である、すなわちメモリコアM14が読み出し開始位置であると判断して、ステップS64に移る。
ステップS64において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL13に接続されるメモリコアM14のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM14の各データセルDCに書き込まれた上位8ビットデータ「01110001」がはじめに出力される。
続いて、ステップS65において、判定器30は、これまで選択されていたワード線番号「13」に「1」を加えてワード線番号を「14」にして、ワード線WL14を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS66に移る。
ステップS66において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL14に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、メモリコアM15のフラグセルFCのデータが「0」(図14(c)参照)である、すなわちメモリコアM15がデータ読み出し終了位置でないと判断し、ステップS64に戻る。
ステップS64において、切替えセレクタ40は、判定器30からの読み出し指令に基づいて、デコーダ20により選択されたワード線WL14に接続されるメモリコアM15のデータセルDCに格納されているデータを読み出し、出力データDoutとして出力する。これによって、メモリコアM15の各データセルDCに書き込まれた下位8ビットデータ「11101011」が出力される。従って、はじめに上位8ビットを読み出し、次に下位8ビットを読み出すことができる。
続いて、ステップS65において、判定器30は、これまで選択されていたワード線番号「14」に「1」を加えてワード線番号を「15」にして、ワード線WL15を選択するための選択信号SSをデコーダ20に出力し、ステップS66に移る。
ステップS66において、まず、判定器30は、切替えセレクタ40を制御して、デコーダ20により選択されたワード線WL15に接続されるフラグセルFCからデータを読み出す。次に、判定器30は、メモリコアM16のフラグセルFCのデータが「1」(図14(c)参照)である、すなわちメモリコアM16が読み出し終了位置であると判断し、読み出し動作を終了する。
このように、書き込み終了時に、フラグセルに「1」を書き込んで読み出し開始位置を設定することによって、自動的にこれまで読み出し開始位置であったメモリコアが読み出し終了位置に設定変更されるため、これまで読み出していたデータは読み出されなくなり、擬似的に消去される。従って、擬似的にデータが消去されるメモリコアの次のメモリコアに新しいデータを書き込まれることにより、いわゆるデータの書き換えが擬似的に行われているとみなすことができる。さらに、読み出し開始位置から読み出し終了位置までのデータ、すなわち最も新しく書き込まれたデータのみを読み出すことができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1実施形態の(1)及び第3実施形態の(3)の作用効果に加え、以下の効果を奏する。
(4)本例では、データ書き込み終了時にメモリコアM14が読み出し開始位置に設定されると、これまで読み出し開始位置であったメモリコアM16が読み出し終了位置に設定される。従って、データセルDCに書き込まれるデータのビット幅を自由に変更することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・図15に示すように、上記第1実施形態、第2実施形態及び第4実施形態においても第3実施形態と同様に、フラグセルFCに書き込むビットを含む9ビットデータを入力データDinとして入力するようにしてもよい。この入力データDinの最下位ビットによって、フラグセルFCに「1」を書き込むことができる。
・上記第3実施形態においても、上記第1、第2及び第4実施形態のように、判定器30等により、第1フラグセルFC1及び第2フラグセルFC2に自動的にビット「1」が付与されるようにしてもよい。
・上記第1及び第4実施形態では、デコーダ20により選択されたワード線に接続されるメモリコアがブランク状態であるかを確認するステップS3及びステップS52を、書き込み回数をカウントして行うようにしたが、例えば所定のメモリコア内のデータセルDCのデータを一旦読み出して、全て「0」であるかを確認するようにしてもよい。
・上記第1、第3及び第4実施形態では、新たなデータが入力される度に選択されるワード線を順次変更することにより、同一のメモリコアに2回のデータの書き込みが行われないようにしたが、同一のメモリコアに複数回のデータの書き込みを行えるようにしてもよい。これにより、各実施形態の半導体記憶装置の書き換え可能回数を増大させることも可能となる。
例えば上記第1実施形態において、デコーダ20により選択されたワード線に接続されるメモリコアがブランク状態であるかを確認するステップS3(図2参照)を、メモリコアに書き込まれている第1のデータと次に書き込む第2のデータとを比較して、そのメモリコアに書き込みが可能かを判断する工程に変更してもよい。すなわち、デコーダ20により選択されたワード線に接続されるメモリコアに書き込まれている第1のデータを読み出して、その第1のデータと次に書き込む第2のデータとを比較する。この比較の結果、第1のデータが書き込まれているメモリコアへの第2のデータの書き込み動作において、「0」から「1」への書き換え、すなわち所定論理値「1」への書き換えのみである場合には、そのメモリコアへの書き込みが可能であると判断される。一方、第2のデータの書き込み動作において、1つでも「1」から「0」への書き換え、すなわち所定論理値とは逆の論理値「0」への書き換えが1つでも含まれる場合には、そのメモリコアへの書き込みが不能であると判断される。そして、書き込みが可能な場合には、ステップS4に移り、第1のデータが書き込まれているメモリコアに第2のデータが書き込まれる。一方、書き込みが不能な場合には、ステップS5に移り、切替えセレクタ40によって、上記メモリコアのフラグセルFCに「1」が書き込まれてアクセス不能状態に設定され、ステップS6,S2を介して、次に選択されたワード線に接続されるメモリコアのデータセルDCに第2のデータが書き込まれる。なお、第4実施形態の場合には、フラグセルFCとは別に、上記第1実施形態の変形例と同様の機能を有するフラグセルを設ける必要がある。
次に、別の例として、第3実施形態の構成や図15に示す構成のように、入力データDin内に各フラグセルに書き込まれるデータが含まれている場合の同一メモリコアへのデータ再書き込みについて、図15及び図16に従って説明する。
まず、図15に示すように、第1のデータとして「10001011」がメモリコアM1に書き込まれ、次に第2のデータとして「10111011」が書き込まれる場合について説明する。実際には、第1のデータとしては、フラグセルFCに書き込まれる書き込み制御値としてのビット値「0」を含む「100010110」がメモリコアM1に書き込まれ、次に第2のデータとして、フラグセルFCに書き込まれるビット値「0」を含む「101110110」がメモリコアM1に書き込まれる。この場合、メモリコアM1のデータセルDCには、「101110110」が書き込まれ、第2のデータと同一のデータがメモリコアM1に書き込まれる。すなわち、第2のデータ書き込み動作が所定論理値「1」の書き換えのみの場合には、第1のデータの書き込まれているメモリコアに正常に第2のデータを書き込むことができる。なお、このときユーザによって、メモリコアM1に書き込まれているデータが読み出され、その読み出されたデータと第2のデータとが同一であるかが確認される。
次に、図16(a)に示すように、第1のデータとして「10111011」がメモリコアM1に書き込まれ、次に第2のデータとして「00111111」が書き込まれる場合について説明する。実際には、第1のデータとしては、フラグセルFCに書き込まれるビット値「0」を含む「100010110」がメモリコアM1に書き込まれ、次に第2のデータとして、フラグセルFCに書き込まれるビット値「0」を含む「001111110」がメモリコアM1に書き込まれる。この場合、図16(b)に示すように、メモリコアM1のデータセルDCには、「10111111」が書き込まれ、第2のデータと異なるデータがメモリコアM1に書き込まれることになる。すなわち、第2の書き込み動作において、1つでも所定論理値と逆の論理値「0」への書き換えが含まれる場合には、第2のデータと異なるデータがメモリコアM1に書き込まれることになる。このとき、ユーザによって、メモリコアM1に書き込まれているデータが読み出され、その読み出されたデータと第2のデータとが異なっていることが確認される。すると、図16(c)に示すように、続いて第2のデータとして、メモリコアM1のフラグセルFCに書き込まれるビット値「1」を含む「001111111」が入力される。このデータの書き込みにより、メモリコアM1のフラグセルに「1」が書き込まれアクセス不能状態に設定され、上位8ビット「00111111」がメモリコアM2に書き込まれる。これにより、第2のデータがメモリコアM2に書き込まれることになる。
なお、第3実施形態についても、第1フラグセルFC1を、上記図15に示すフラグセルFCと同様に使用することにより、データの書き込まれているメモリコアへのデータの再書き込みを行うことができる。また、第4実施形態についても、図11に示すフラグセルFCとは別に、図15に示すフラグセルと同様の機能を有するフラグセルを設けることにより、データの書き込まれているメモリコアへのデータの再書き込みを行うことができる。
・上記第3実施形態では、第2フラグセルFC2に対して、データセルDCに書き込まれるデータが8ビットデータのときに「0」を書き込み、16ビットデータのときに「1」を書き込むようにしたが、このデータのビット幅に特に制限されない。例えば、第2フラグセルFC2に対して、データセルDCに書き込まれるデータが32ビットデータのときに「0」を書き込み、64ビットデータのときに「1」を書き込むようにしてもよい。
・上記第3実施形態では、データ長を選択するためのフラグセル、すなわち第2フラグセルFC2を1つのメモリセルMCから構成したが、第2フラグセルFC2を2つ以上のメモリセルから構成するようにしてもよい。この場合、例えば2つの第2フラグセルFC2が、「00」の場合は8ビットデータであることを示し、「01」の場合は16ビットデータであることを示し、「10」の場合は32ビットデータであることを示し、「11」の場合は64ビットデータであることを示すことができる。このように、第2フラグセルFC2のメモリセル数を増大させることによって、選択することのできるビット幅の種類を増大させることができる。
・上記各実施形態におけるメモリコアの数に制限はない。メモリコアの数を増大させるほど、書き換え可能回数を増大させることができる。
・上記実施形態におけるメモリコア内のデータセルの数に特に制限はない。
・上記各実施形態では、判定器30の選択信号SS及び各フラグセルのデータに基づいて、ワード線を選択するようにしたが、ビット線を選択するようにしてもよい。すなわち、ワード線とビット線を入れ替えてもよい。
・上記各実施形態におけるメモリセルMCは、「0」をブランク状態としたが、「1」をブランク状態としてもよい。
・上記各実施形態におけるメモリセルMCは、プログラム動作のみ可能な不揮発性メモリであるとしたが、例えばフューズでもよい。
・上記各実施形態では、シリアルデータを入出力するようにしたが、パラレルデータを入出力するようにしてもよい。
以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備えて、各々独立してアクセス制御の対象とされる複数のメモリコアと、
前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択するアクセス制御手段と、を備え、
前記各メモリコアを構成する前記不揮発性メモリセルは、フラグ値が書き込まれるフラグセルと、データが書き込まれるデータセルとからなり、
前記アクセス制御手段は、前記フラグセルのフラグ値に基づいて、前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2)
前記アクセス制御手段は、
書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
所定の前記メモリコアに第1のデータが書き込まれた状態で、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定するとともに、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記3)
前記フラグセルは、第1フラグセルと第2フラグセルとから構成され、
前記アクセス制御手段は、
書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
前記メモリコアにデータを書き込むときに、該データのビット幅を示すフラグ値を前記第2フラグセルに書き込むとともに、前記データを前記所定のメモリコアのデータセルに書き込み、
所定の前記メモリコアに第1のデータが書き込まれた状態で、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコアの第1フラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定するとともに、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して第2のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記4)
前記アクセス制御手段は、
書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
所定の前記メモリコアのデータセルにデータを書き込むときに、該所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをデータ読み出し可能状態に設定することを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記5)
前記アクセス制御手段は、
書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と反対の不可逆な所定順序で選択し、
前記メモリコアのデータセルに第1のデータを書き込むときに、該第1のデータの書き込み終了時において選択されるメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該書き込み終了時において選択されるメモリコアをデータ読み出し開始位置に設定するとともに、該第1のデータの前に書き込まれた第2のデータを書き込むときに所定論理値が書き込まれたフラグセルを含むメモリコアをデータ読み出し終了位置に設定することを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記6)
前記データと書き込み制御値とから構成される入力データが入力され、
前記アクセス制御手段は、
前記書き込み制御値が第1の論理値のときには前記データをその時のアクセス制御の対象となる前記メモリコアに書き込み、
前記書き込み制御値が第2の論理値のときにはその時のアクセス制御の対象である前記メモリコアをアクセス不能とする値を該メモリコアのフラグセルに書き込むとともに、アクセス可能な他のメモリコアをアクセス制御の対象として該メモリコアに前記データを書き込むことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記7)
前記アクセス制御手段は、
前記第1のデータが書き込まれている前記メモリコアへの前記第2のデータの書き込み動作において、前記所定論理値の書き換えのみであるときに、前記第1のデータが書き込まれているメモリコアに前記第2のデータの書き込みを行い、
前記第1のデータが書き込まれている前記メモリコアへの前記第2のデータの書き込み動作において、前記所定論理値と逆の論理値の書き換えが少なくとも1ビット含まれるときに、前記第1のデータが書き込まれているメモリコアをアクセス不能状態に設定するとともに、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする付記3又は4に記載の半導体記憶装置。
(付記8)
前記フラグセルとは別に、第2フラグセルを設け、
前記アクセス制御手段は、
前記第2のデータが書き込まれている前記メモリコアへの前記第1のデータの書き込み動作において、前記所定論理値への書き換えのみであるときに、前記第2のデータが書き込まれているメモリコアに前記第1のデータの書き込みを行い、
前記第2のデータが書き込まれている前記メモリコアへの前記第1のデータの書き込み動作において、前記所定論理値と逆の論理値への書き換えが少なくとも1ビット含まれるときに、前記第2のデータが書き込まれているメモリコアの前記第2フラグセルに前記所定論理値を書き込むことで、該メモリコアを書き込み不能状態に設定するとともに、前記書き込み動作時の所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第1のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする付記5に記載の半導体記憶装置。
(付記9)
データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備える複数のメモリコアを備える半導体記憶装置の制御方法において、
前記メモリコア内の前記不揮発性メモリセルからなるフラグセルのフラグ値に基づいて、アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記10)
前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
所定のメモリコア内のデータセルに既に第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内のフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うことを特徴とする付記9に記載の半導体記憶装置の制御方法。
(付記11)
前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
所定の前記メモリコアにデータを書き込むときに、該データのビット幅を示すフラグ値を該所定のメモリコア内の第2フラグセルに書き込むとともに、該データを前記所定のメモリコア内のデータセルに書き込み、
前記所定のメモリコアに前記第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内の第1フラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うことを特徴とする付記9に記載の半導体記憶装置の制御方法。
(付記12)
前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
所定の前記メモリコア内のデータセルにデータを書き込むときに、該所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをデータ読み出し可能状態に設定することを特徴とする付記9に記載の半導体記憶装置。
(付記13)
前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記読み出し動作と反対の不可逆な所定順序で選択して読み出し動作を行って、
前記メモリコアのデータセルに第1のデータを書き込むときに、該第1のデータの書き込み終了時において選択されるメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該書き込み終了時において選択されるメモリコアをデータ読み出し開始位置に設定するとともに、該第1のデータの前に書き込まれた第2のデータを書き込むときに所定論理値が書き込まれたフラグセルを含むメモリコアをデータ読み出し終了位置に設定することを特徴とする付記9に記載の半導体記憶装置。
第1実施形態の半導体記憶装置を示す概要図。 第1実施形態の書き込み動作を示すフローチャート。 第1実施形態の読み出し動作を示すフローチャート。 (a)〜(c)はそれぞれ第1実施形態のフラグセルの設定を説明するための説明図。 第2実施形態の書き込み動作を示すフローチャート。 第2実施形態の読み出し動作を示すフローチャート。 (a)〜(c)はそれぞれ第1実施形態のフラグセルの設定を説明するための説明図。 第3実施形態の半導体記憶装置を示す概要図。 第3実施形態の読み出し動作を示すフローチャート。 (a)〜(c)はそれぞれ第3実施形態のフラグセルの設定を説明するための説明図。 第4実施形態の半導体記憶装置を示す概要図。 第4実施形態の書き込み動作を示すフローチャート。 第4実施形態の読み出し動作を示すフローチャート。 (a)〜(c)はそれぞれ第4実施形態のフラグセルの設定を説明するための説明図。 変形例の半導体記憶装置を示す概要図。 (a)〜(c)はそれぞれ変形例のフラグセルの設定を説明するための説明図。
符号の説明
1,3,4 半導体記憶装置
11,13,14 メモリ部
M1〜M16 メモリコア
FC フラグセル
FC1 第1フラグセル
FC2 第2フラグセル
DC データセル
20 デコーダ(アクセス制御手段)
30 判定器(アクセス制御手段)
40 Read/Write切替えセレクタ(アクセス制御手段)
Din データ

Claims (10)

  1. データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備えて、各々独立してアクセス制御の対象とされる複数のメモリコアと、
    前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択するアクセス制御手段と、を備え、
    前記各メモリコアを構成する前記不揮発性メモリセルは、フラグ値が書き込まれるフラグセルと、データが書き込まれるデータセルとからなり、
    前記アクセス制御手段は、前記フラグセルのフラグ値に基づいて、前記アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記アクセス制御手段は、
    書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
    所定の前記メモリコアに第1のデータが書き込まれた状態で、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定するとともに、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記フラグセルは、第1フラグセルと第2フラグセルとから構成され、
    前記アクセス制御手段は、
    書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
    前記メモリコアにデータを書き込むときに、該データのビット幅を示すフラグ値を第2フラグセルに書き込むとともに、前記データを前記所定のメモリコアのデータセルに書き込み、
    所定の前記メモリコアに第1のデータが書き込まれた状態で、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコアの第1フラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定するとともに、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記アクセス制御手段は、
    書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と同一の所定順序で選択し、
    所定の前記メモリコアのデータセルにデータを書き込むときに、該所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをデータ読み出し可能状態に設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記アクセス制御手段は、
    書き込み動作時に、前記メモリコアを不可逆な所定順序で選択するとともに、読み出し動作時に、前記メモリコアを前記書き込み動作と反対の不可逆な所定順序で選択し、
    前記メモリコアのデータセルに第1のデータを書き込むときに、該第1のデータの書き込み終了時において選択されるメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該書き込み終了時において選択されるメモリコアをデータ読み出し開始位置に設定するとともに、該第1のデータの前に書き込まれた第2のデータを書き込むときに所定論理値が書き込まれたフラグセルを含むメモリコアをデータ読み出し終了位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. データ書き込みが所定論理値に制限される多数の不揮発性メモリセルを備える複数のメモリコアを備える半導体記憶装置の制御方法において、
    前記メモリコア内の前記不揮発性メモリセルからなるフラグセルのフラグ値に基づいて、アクセス制御の対象となる前記メモリコアを選択することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
  7. 前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
    所定のメモリコア内のデータセルに既に第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内のフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置の制御方法。
  8. 前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
    所定の前記メモリコアにデータを書き込むときに、該データのビット幅を示すフラグ値を該所定のメモリコア内の第2フラグセルに書き込むとともに、該データを前記所定のメモリコア内のデータセルに書き込み、
    前記所定のメモリコアに第1のデータが書き込まれている半導体記憶装置に、第2のデータが入力されたときに、前記第1のデータが書き込まれた前記所定のメモリコア内の第1フラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをアクセス不能状態に設定して、前記所定順序で選択される次のメモリコアに対して前記第2のデータの書き込みを行うことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置の制御方法。
  9. 前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記書き込み動作と同一の所定順序で選択して読み出し動作を行って、
    所定の前記メモリコア内のデータセルにデータを書き込むときに、該所定のメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該所定のメモリコアをデータ読み出し可能状態に設定することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記メモリコアを、不可逆な所定順序で選択して書き込み動作を行うとともに、前記メモリコアを、前記読み出し動作と反対の不可逆な所定順序で選択して読み出し動作を行って、
    前記メモリコアのデータセルに第1のデータを書き込むときに、該第1のデータの書き込み終了時において選択されるメモリコアのフラグセルに所定論理値を書き込むことで、該書き込み終了時において選択されるメモリコアをデータ読み出し開始位置に設定するとともに、該第1のデータの前に書き込まれた第2のデータを書き込むときに所定論理値が書き込まれたフラグセルを含むメモリコアをデータ読み出し終了位置に設定することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
JP2006309262A 2006-11-15 2006-11-15 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法 Expired - Fee Related JP5028967B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309262A JP5028967B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法
US11/984,152 US7904674B2 (en) 2006-11-15 2007-11-14 Method for controlling semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309262A JP5028967B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008123643A true JP2008123643A (ja) 2008-05-29
JP5028967B2 JP5028967B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=39370545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006309262A Expired - Fee Related JP5028967B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7904674B2 (ja)
JP (1) JP5028967B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101783181A (zh) * 2009-01-15 2010-07-21 精工电子有限公司 存储器装置及存储器存取方法
JP2010231872A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Toppan Printing Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
JP2010238278A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Toppan Printing Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
JP2011145755A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Renesas Electronics Corp データ制御方法及びデータ制御装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5208011B2 (ja) * 2009-02-13 2013-06-12 セイコーインスツル株式会社 メモリ回路装置
JP5039168B2 (ja) * 2010-03-24 2012-10-03 株式会社東芝 半導体記憶装置
KR102005888B1 (ko) 2012-07-06 2019-07-31 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 장치 및 그것의 읽기 방법
KR20140020154A (ko) * 2012-08-08 2014-02-18 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치 및 그것의 소거 방법
US9146882B2 (en) 2013-02-04 2015-09-29 International Business Machines Corporation Securing the contents of a memory device
US10657051B2 (en) * 2017-12-14 2020-05-19 Macronix International Co., Ltd. Memory device and operation method thereof

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045994A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Tokyo Electric Co Ltd Promによる情報記憶方法
JPH05189987A (ja) * 1991-08-02 1993-07-30 Motorola Inc データ処理システムにおける漸進的にプログラム可能な不揮発性メモリおよびその漸進的なプログラム方法
JP2006155710A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100205006B1 (ko) * 1996-10-08 1999-06-15 윤종용 자동 결함 블럭 맵핑 기능을 갖는 반도체 메모리 장치
JP4282197B2 (ja) * 2000-01-24 2009-06-17 株式会社ルネサステクノロジ 不揮発性半導体記憶装置
JP2002118187A (ja) 2001-08-08 2002-04-19 Hitachi Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2005020349A (ja) 2003-06-26 2005-01-20 Renesas Technology Corp 半導体集積回路および電子システム
US8019928B2 (en) * 2004-02-15 2011-09-13 Sandisk Il Ltd. Method of managing a multi-bit-cell flash memory

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045994A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Tokyo Electric Co Ltd Promによる情報記憶方法
JPH05189987A (ja) * 1991-08-02 1993-07-30 Motorola Inc データ処理システムにおける漸進的にプログラム可能な不揮発性メモリおよびその漸進的なプログラム方法
JP2006155710A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101783181A (zh) * 2009-01-15 2010-07-21 精工电子有限公司 存储器装置及存储器存取方法
JP2010165165A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Seiko Instruments Inc メモリ装置及びメモリアクセス方法
KR101466420B1 (ko) 2009-01-15 2014-11-28 세이코 인스트루 가부시키가이샤 메모리 장치 및 메모리 액세스 방법
JP2010231872A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Toppan Printing Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
JP2010238278A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Toppan Printing Co Ltd 不揮発性半導体メモリ装置
JP2011145755A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Renesas Electronics Corp データ制御方法及びデータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5028967B2 (ja) 2012-09-19
US7904674B2 (en) 2011-03-08
US20080114949A1 (en) 2008-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5028967B2 (ja) 半導体記憶装置および半導体記憶装置の制御方法
US20240005999A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory device including a memory cell array and a control circuit applying a reading voltage
US7254086B2 (en) Method for accessing memory
KR100885783B1 (ko) 플래시 메모리 장치 및 동작 방법
JP5453660B2 (ja) フラッシュメモリデバイスにデータを格納する方法
US8630123B2 (en) Method of operating nonvolatile memory device
JP4828938B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法
JP4455524B2 (ja) 複数のストリングを使用して状態情報を保存する方法及び不揮発性保存装置
JP2008047273A (ja) 半導体記憶装置およびその制御方法
JP2006294126A (ja) 半導体記憶装置
JP2009252278A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びメモリシステム
JP2008123330A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2007012180A (ja) 半導体記憶装置
JP5336053B2 (ja) 不揮発性メモリ装置及びその動作方法
TWI581268B (zh) 非揮發性半導體記憶裝置與寫入方法
JP2006164408A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ消去方法。
KR100967026B1 (ko) 불휘발성 메모리 장치 및 그 캐쉬리드 방법
JP2007257283A (ja) メモリコントローラ及びフラッシュメモリシステム
JP2009176372A (ja) 半導体記憶装置
JP2012094211A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2012155788A (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP2004030849A (ja) データの一部書き換え機能を有する半導体不揮発性メモリ
TWI621125B (zh) 記憶體之讀取方法與裝置
TWI784904B (zh) 具有標誌位元的記憶體結構和其操作方法
US10261692B1 (en) Non-volatile memory and erase controlling method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5028967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees