JP2007012180A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 Vth windowを広げることなくVthボケによる読み出しエラーを十分に防ぐことが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 半導体記憶装置は、閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する複数個のメモリセルと、閾値電圧の相違を利用して対応するメモリセルの状態を表わすデータを記憶する1個以上の参照用セルとを含むメモリアレイ1と、読み出し対象のメモリセルと隣接するメモリセルに対応する参照用セルの記憶するデータに基づいて読み出し電圧を決定する制御回路11と、決定した読み出し電圧を用いて読み出し対象のメモリセルに対して読み出しを行なう読み出し部50と、書き込み対象のメモリセルに書き込みを行って書き込み状態とする場合には、そのメモリセルが書き込み状態であることを表わすデータをそのメモリセルに対応する参照用セルに書き込む書き込み部50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、閾値電圧の相違を利用してデータを記憶するメモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
フローティングゲート(FG)に電子を注入するかまたは電子を抜き取ることによって情報を記憶させることができる半導体記憶装置、たとえばフラッシュメモリが開発されている。フラッシュメモリはフローティングゲート、コントロールゲート、ソースおよびドレインを有するメモリセルを含む。メモリセルは、フローティングゲートに電子が注入されると閾値電圧が上昇し、また、フローティングゲートから電子を抜き取ると閾値電圧が低下する。
ここで、半導体プロセスの微細化により、FG−FGカップリングに起因するVth(閾値電圧)の分布の広がり(以下、Vthボケと称する。)が非常に大きくなっている。FG−FGカップリングとは、FGに電子が注入されるかまたは電子が抜き取られることによってFGの電位が変動すると、FG間の寄生容量によって隣接するFGの電位が同様に変動し、メモリセルの閾値電圧が変動してしまう現象のことである。
このような問題点を解決するために、たとえば、特許文献1には以下のような半導体記憶装置が開示されている。すなわち、i(iは2以上の自然数)ビットのデータが記憶されているメモリセルに対して、次のデータを記憶する前に、隣接するメモリセルにiビット以下のデータを事前に書き込む。このiビット以下のデータの書き込みは、本来の閾値電圧(iビットのデータを記憶する際の実際の閾値電圧)より低くする。隣接するメモリセルの書き込み後、iビットのデータを記憶しているメモリセルの閾値電圧を上げる書き込みを行なう。閾値電圧を上げる書き込み前後で、iビットのデータが本来の閾値電圧であるのか、それより低い閾値電圧であるのか分からなくなってしまう。これを区別するため、フラグ用のメモリセル(フラグセル)を用意し、このフラグセルのデータに応じた読み出し動作をする。
特開2004−192789号公報
しかしながら、特許文献1記載の半導体記憶装置では、同一ワードラインにおける、読み出し対象のメモリセルと隣接するメモリセル(以下、隣接メモリセルという。)の影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐ構成であるため、隣接する他のワードライン(以下、隣接ワードラインという。)における隣接メモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができない。また、特許文献1記載の半導体記憶装置では、複数ビットではなく1ビットのデータを記憶するメモリセルのVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができない。したがって、特許文献1記載の半導体記憶装置では、Vthボケによる読み出しエラーを十分に防ぐことができないという問題点があった。
また、Vth window、すなわちメモリセルの閾値電圧の範囲を広げるごとにより、Vthボケによる読み出しエラーを防ぐ方法が知られている。しかしながら、Vth windowの下限の閾値電圧が小さくなると、リーク電流が流れやすくなって誤読み出しの問題が生じてしまう。また、Vth windowの上限の閾値電圧が大きくなると、書き込み速度が低下してしまう。さらに、FG内の電子は熱平衡状態に戻ろうとしてFGから抜け出す傾向があり、また、閾値電圧の大きいメモリセルにおいてはFG内に蓄積される電子が多くなることから、Vth windowの上限の閾値電圧が大きくなるとFGから電子が抜けてメモリセルの閾値電圧が下がりやすくなり、Retention特性(データ保持特性)が劣化してしまう。すなわち、Vth windowを広げる方法では、半導体記憶装置の信頼性が低下するという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、Vth windowを広げることなくVthボケによる読み出しエラーを十分に防ぐことが可能な半導体記憶装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる半導体記憶装置は、閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する複数個のメモリセルと、閾値電圧の相違を利用して、対応するメモリセルの状態を表わすデータを記憶する1個以上の参照用セルと、読み出し対象のメモリセルと隣接するメモリセルに対応する参照用セルの記憶するデータに基づいて読み出し電圧を決定する制御回路と、決定した読み出し電圧を用いて読み出し対象のメモリセルに対して読み出しを行なう読み出し部と、書き込み対象のメモリセルに書き込みを行って書き込み状態とする場合には、書き込み対象のメモリセルが書き込み状態であることを表わすデータを、書き込み対象のメモリセルに対応する参照用セルに書き込む書き込み部とを備える。
またこの発明のさらに別の局面に係わる半導体記憶装置は、閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する複数個のメモリセルと、閾値電圧の相違を利用して、対応するメモリセルの状態を表わすデータを記憶する1個以上の参照用セルと、データの論理レベルの判定位置ごとに複数の読み出し電圧を記憶し、読み出し対象のメモリセルと隣接するメモリセルに対応する参照用セルの記憶するデータに応じて複数の読み出し電圧のうちのいずれか一つを選択する制御回路と、選択された読み出し電圧を用いて読み出し対象のメモリセルに対して読み出しを行なう読み出し部とを備え、参照用セルは、外部からの読み出しおよび書き込みをすることができない。
本発明によれば、Vth windowを広げることなくVthボケによる読み出しエラーを十分に防ぐことができる半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を示す図である。
同図を参照して、半導体記憶装置は、バンク100と、マルチプレクサ6と、カラムアドレスカウンタ7と、インプットデータコントロール8と、データインプットバッファ9と、ページアドレスバッファ10と、制御回路11と、読み出し電圧生成電源回路12と、リード・プログラム・イレースコントロール13と、データアウトプットバッファ14と、コントロールシグナルバッファ15とを備える。
バンク100は、メモリアレイ1と、データレジスタ2と、Yゲート3と、Yデコーダ4と、Xデコーダ5とを含む。本実施の形態に係る半導体記憶装置はバンク100を1個以上備える。
メモリアレイ1は、複数個の通常用のメモリセルを含む。また、メモリアレイ1は、通常用のメモリセルと同様の構成を有する1個以上のRMC(Reference Memory Cell:参照用メモリセル)を含む。
データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、読み出し/書き込み部50を構成し、メモリアレイ1のメモリセルに対して読み出しおよび書き込みを行なう。
外部から入力されたアドレス信号はマルチプレクサ6を介してページアドレスバッファ10およびカラムアドレスカウンタ7へ出力される。また、外部から入力されたデータはマルチプレクサ6、データインプットバッファ9およびインプットデータコントロール8を介してYゲート3へ出力される。メモリアレイ1から読み出されたデータは、データレジスタ2、Yゲート3、データアウトプットバッファ14およびマルチプレクサ6を介して外部へ出力される。
ページアドレスバッファ10は、1回でデータの書き込みを行なうことができる単位であるページに応じたアドレス信号をXデコーダ5へ出力する。
Xデコーダ5は、ページアドレスバッファ10から受けたアドレス信号をデコードしてメモリアレイ1の、特定のメモリセルに対応するワードラインを選択する。そして、Xデコーダ5は、選択したワードラインを一定電圧で駆動する。ここで、Xデコーダ5は、データの読み出し時には、後述する読み出し電圧生成電源回路12から供給される読み出し電圧を用いてワードラインを駆動する。各メモリセルのコントロールゲートはワードラインに接続されており、読み出し電圧はワードラインを介して各メモリセルのコントロールゲートに印加される。
カラムアドレスカウンタ7は、ページに応じたアドレス信号をYデコーダ4へ出力する。また、カラムアドレスカウンタ7は、特定のアドレスから順次インクリメントされたアドレス信号をYデコーダ4へ出力する。
Yデコーダ4は、カラムアドレスカウンタ7から受けたアドレス信号をデコードして選択信号を生成し、Yゲート3へ出力する。
Yゲート3は、Yデコーダ4から受けた選択信号が表わすデータレジスタ2のアドレスに、インプットデータコントロール8から受けたデータを保存するか、または保存されたデータを取得する。
データレジスタ2は、選択信号が表わすデータレジスタ2のアドレスに対応するメモリアレイ1のビットラインを選択する。Xデコーダ5によるワードラインの選択と、データレジスタ2、Yゲート3およびYゲート4によるビットラインの選択とにより、書き込み対象のメモリセルおよび読み出し対象のメモリセルが特定される。
ここで、メモリセルに対する書き込みは、たとえば、メモリセルのコントロールゲート、ドレインおよびソースに所定の電圧を印加することにより、フローティングゲートに電子を注入して閾値電圧を徐々に上昇させることによって行なわれる。すなわち、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、書き込み対象のメモリセルの閾値電圧を、インプットデータコントロール8から受けたデータの論理レベルに対応する閾値電圧とすることにより、データの書き込みを行なう。
また、メモリセルからのデータの読み出しは、たとえば、メモリセルのコントロールゲートに各論理レベルに対応する読み出し電圧を印加して、メモリセルのソース・ドレイン間に電流が流れるか否かでデータの論理レベルを判断することによって行なわれる。このような方法で読み出し対象のメモリセルから読み出されたデータがデータレジスタ2に保存され、Yゲート3、データアウトプットバッファ14およびマルチプレクサ6を介して外部へ出力される。
リード・プログラム・イレースコントロール13は、コントロールシグナルバッファ15を介して外部から入力されたコマンド信号に基づいて、各回路に、メモリセルに対して書き込み、読み出しおよび消去をさせる制御を行なう。
制御回路11は、RMCの記憶するデータに基づいて読み出し電圧値を決定し、決定した読み出し電圧値を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する。
読み出し電圧生成電源回路12は、制御回路11から受けたトリミングデータに基づいて読み出し電圧を生成し、Xデコーダ5へ供給する。
図2は、従来の半導体記憶装置が2ビットのデータを記憶する場合におけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。
同図を参照して、電圧の最も低い閾値電圧の分布が論理レベル”11”に対応する。以下、この状態を消去状態という。メモリセルに対して書き込みを行なって閾値電圧を消去状態より高くすることにより、論理レベル”10”、”01”および”00”に対応する閾値電圧が得られる。以下、この状態を書き込み状態という。
また、この半導体記憶装置が1ビットのデータを記憶する場合には、消去状態が論理レベル”1”に対応し、書き込み状態が論理レベル”0”に対応する。
なお、閾値電圧と論理レベルとの対応は上記に限定されるものではなく、たとえば、上記と論理レベルが反転した対応関係であってもよい。
また、αはVth Windowの幅、βは閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージン、γは閾値電圧の分布の幅、Ra、RbおよびRcは読み出し電圧を表わす。なお、βは実験等によって得られる値であり、Vthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる値が設定される。また、従来の半導体記憶装置では、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンをβに固定している。
次に、各種フラッシュメモリについて、RMCが配置されるメモリアレイ1の構造を図面を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の一例を示す図である。同図を参照して、メモリアレイ1は、NAND型フラッシュメモリのメモリアレイである。また、図4は、本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。同図を参照して、メモリアレイ1は、NOR型フラッシュメモリのメモリアレイである。
図3〜図4において、丸の点線で囲んだメモリセルは読み出し対象のメモリセルを表わし、矢印は読み出し時の電流パスを表わす。図3および図4を参照して、メモリアレイ1は、通常用のメモリセルと、RMCと、選択ゲート(STMOS)とを含む。また、RMCは、各ワードラインに1個配置される。
図5〜図7は、それぞれ本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。実線で示す配線は拡散層配線または金属配線を表わし、点線で示す配線は反転層配線を表わし、丸の点線で囲んだメモリセルは読み出し対象のメモリセルを表わし、矢印は読み出し時の電流パスを表わし、また、メモリセルの数字はページ番号を表わす。
図5〜図7を参照して、メモリアレイ1は、AG−AND型フラッシュメモリのメモリアレイである。AG−AND型フラッシュメモリは、メモリセルトランジスタのビットラインが拡散層で形成されるのではなく、アシストゲート(AG)に電圧を印加した際に半導体基板の主表面上に形成される反転層により形成される。これにより、メモリセル領域にビットラインを形成するための不純物領域を形成する必要がなく、不揮発性半導体記憶装置の小型化を図ることができる。このような技術は、たとえば、公知文献(Y.Sasago,et.al.,:”90-nm-node multi-level AG-AND type flash memory wit cell size of true 2 F2/bit and programming throughput of 10 MB/s“,IEDM Tech.Dig.,(2003)p.823.)に記載されている。
図5〜図7において、メモリアレイ1は、通常用のメモリセルと、RMCと、選択ゲート(STMOS)とを含む。RMCは、各ワードラインに、ページ0〜ページ3に対応して4個ずつ配置される。
なお、RMCの配置は図3〜図7に示す配置に限定されるものではないが、図3〜図7に示すように各ワードラインのRMCが共通の選択ゲートに対応して配置される構成は、RMCに対する読み出し制御および書き込み制御の簡易化を図ることができるため、好ましい構成である。また、すべてのワードラインにRMCが配置される構成に限定されるものではなく、特定のメモリセルのVthボケによる読み出しエラーを防ぐために必要なRMCのみが配置される構成であってもよい。
図8(a)は、本実施の形態に係る半導体記憶装置における書き込み時および読み出し時のデータの流れと、読み出し電圧を生成する動作とを示す図である。斜線部分はRMCに対応する部分を表わしている。また、図8(b)は、制御回路11の詳細を示す図である。
同図(a)を参照して、外部から入力されたデータはYゲート3、データレジスタ2、メインアンプおよびセンスラッチ回路を介してメモリアレイ1に書き込まれる。
また、メモリアレイ1から読み出されたデータは、センスラッチ回路、メインアンプ、データレジスタ2およびYゲート3を介して外部へ出力される。
メインアンプは図1において図示されていないがメモリアレイ1およびデータレジスタ2間に配置され、メモリアレイ1に書き込まれるデータおよびメモリアレイ1から読み出されたデータの増幅を行なう。センスアンプは図1において図示されていないがデータレジスタ2に含まれ、メモリアレイ1から読み出された、レジスタ2からYゲート3へ出力されるデータを増幅する。
ここで、Yゲート3およびYデコーダ4のRMCに対応する部分(RMCゲートおよびRMCデコーダ)には外部とのデータパスが存在しない。すなわち、外部からどのような信号を入力しても、RMCに対して読み出しおよび書き込みをすることができない。このような構成により、外部からの操作によって半導体記憶装置が誤動作することを防ぐことができる。また、ユーザが半導体記憶装置に対して特別な操作を行なうことなくVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる。
データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、メモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする場合には、書き込み対象のメモリセルに対応するRMCに対しても書き込みを行なって書き込み状態とする。たとえば、図3に示すNAND型のメモリアレイでは、ワードラインWL−Aのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする場合には、ワードラインWL−AのRMCに対しても書き込みを行なって書き込み状態とする。
ここで、RMCに書き込まれるデータの論理レベルは、RMCの消去状態を表わす論理レベル以外であればよく、特に限定されないが、この半導体記憶装置が1ビットのデータを記憶する場合には、書き込み状態を表わす論理レベル”0”のデータがRMCに書き込まれる。たとえば、Yゲート3およびYデコーダ4がこの半導体記憶装置の起動時に、データレジスタ2のRMCに対応するアドレスに論理レベル”0”のデータを保存しておく。このような構成により、RMCに対して書き込みが行なわれる際には常に論理レベル”0”のデータが書き込まれる。
制御回路11は、メモリセルに対して読み出しが行なわれる前に、隣接メモリセルに対応するRMCの読み出しを、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5に行なわせる制御を行なう。そして、制御回路11は、読み出されたデータをYゲート3から受けて、隣接メモリセルに対応するRMCが書き込み状態である場合には、通常の読み出し電圧を補正し、補正後の電圧値を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(同図(b))。
そして、読み出し電圧生成電源回路12は、補正後の読み出し電圧をXデコーダ5へ供給する。
[動作]
図9は、本実施の形態に係る半導体記憶装置がデータの読み出しを行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。以下、ワードラインWL−AおよびワードラインWL−Bが隣接しており、また、読み出し対象のメモリセルはワードラインWL−Bに接続されていると仮定して説明する。
まず、半導体記憶装置が外部からアドレス信号およびデータの読み出しを表わすコマンド信号を入力する(ステップS1〜S3)。
次に、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、読み出し対象のメモリセルからデータを読み出す前に、ワードラインWL−Bに隣接するワードラインWL−AのRMCに対してデータの読み出しを行なう(ステップS4)。
より詳細には、Xデコーダ5は、ページアドレスバッファ10から受けたアドレス信号をデコードして読み出し対象のメモリセルに対応するワードラインWL−Bを選択する前に、ワードラインWL−Bに隣接するワードラインWL−Aを選択する。また、Yデコーダ4は、読み出し対象のメモリセルに対応する選択信号をYゲート3へ出力する前に、ワードラインWL−Bに隣接するワードラインWL−AのRMCに対応する選択信号をYゲート3へ出力する。そして、RMCに対して前述のようなデータの読み出しが行なわれる。
制御回路11は、RMCが書き込み状態である場合には(S4でNO)、通常の読み出し電圧にβ/2を加えた電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S5)。
一方、制御回路11は、RMCが消去状態である場合には(S4でYES)、通常の読み出し電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S5)。
そして、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、読み出し電圧生成電源回路12が供給する読み出し電圧を用いて読み出し対象のメモリセルからデータを読み出し、外部へ出力する(S6およびS7)。
なお、制御回路11は、以下のような構成および動作であると言い換えることもできる。すなわち、制御回路11は、データの論理レベルの判定位置、すなわち各論理レベルに対応する閾値電圧分布の境界ごとに複数の読み出し電圧(通常の読み出し電圧および通常の読み出し電圧にβ/2を加えた読み出し電圧)を記憶し、ワードラインWL−AのRMCが書き込み状態であるかまたは消去状態であるかに応じてこれらの読み出し電圧のいずれか一方をワードラインWL−Bのメモリセルに対する読み出し電圧として選択する。
図10(a)〜(c)は、隣接メモリセルによるVthボケおよび本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。ここでは、ワードラインWL−Aにおける隣接メモリセルの影響でワードラインWL−Bのメモリセルに生じるVthボケについて説明する。なお、簡単のために、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンは、ワードラインWL−Aではβに固定されていると仮定して説明する。また、Ra、RbおよびRcは通常の読み出し電圧、すなわち初期状態における読み出し電圧である。また、実線の読み出し電圧は現在使用されている読み出し電圧であり、破線の読み出し電圧は現在使用されていない読み出し電圧である。また、斜線で示される閾値電圧は各状態におけるメモリセルの現在の閾値電圧分布である。
まず、ワードラインWL−AのメモリセルおよびワードラインWL−Bのメモリセルが初期状態、すなわち消去状態の場合にはVthボケが生じないため、読み出し電圧の補正を行なわずに通常の読み出し電圧を用いてワードラインWL−Bのメモリセルに対してデータの読み出しを行なうことができる(同図(a))。
次に、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする。ワードラインWL−Aは引き続き消去状態であるため、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケは生じない。したがって、読み出し電圧の補正を行なわずにワードラインWL−Bのメモリセルに対してデータの読み出しを行なうことができる(同図(b))。
次に、ワードラインWL−Aのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする。このとき、ワードラインWL−AのRMCに対しても書き込みを行なって書き込み状態とする。ワードラインWL−Aのメモリセルが書き込み状態となったためにFG−FGカップリングによるVthボケがワードラインWL−Bのメモリセルに生じる(同図(c))。
これは、ワードラインWL−Aのメモリセルに対して書き込みが行なわれる、すなわちワードラインWL−AのメモリセルのFGに電子が注入されると、ワードラインWL−Bのメモリセルの電位が上がるため、ワードラインWL−Bのメモリセルの閾値電圧の分布がプラス方向に広がってしまうからである。
しかしながら、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して読み出しを行なう前に、ワードラインWL−AのRMCに対して読み出しを行なう。そして、ワードラインWL−AのRMCが書き込み状態である場合には、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じていると判断して通常の読み出し電圧Ra、RbおよびRcに補正を行なう、すなわち、通常の読み出し電圧Ra、RbおよびRcにβ/2を加えた読み出し電圧を用いてワードラインWL−Bのメモリセルに対して読み出しを行なう。したがって、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じている場合でも、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して正常に読み出しを行なうことができる。
したがって、ワードラインWL−AのRMCに対して読み出しを行なうことによってワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じているかどうかの判断が可能となるため、ワードラインWL−Bのメモリセルの初期状態における読み出し電圧を図2に示す従来の半導体記憶装置の読み出し電圧よりもβ/2だけ小さくすることができる(同図(a))。
図11(a)〜(d)は、隣接メモリセルによるVthボケおよび本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。図の見方は図10と同様である。また、図11(a)は図10(a)と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
図11(a)に示す状態の次に、ワードラインWL−Aのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする。この場合、図10(c)と同様に、FG−FGカップリングによるVthボケがワードラインWL−Bのメモリセルに生じる(図11(b))。
ワードラインWL−Bのメモリセルの閾値電圧の分布がプラス方向に広がってしまうが、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じていると判断して通常の読み出し電圧Ra、RbおよびRcに補正を行なうため、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して正常に読み出しを行なうことができる。
次に、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とする。この場合、ワードラインWL−Bのメモリセルに対する書き込みの前後でワードラインWL−Aのメモリセルの状態が変化していないため、Vthボケは生じない(図11(c))。
ここで、ワードラインWL−BのメモリセルにはVthボケが生じていないが、同図(b)で説明したようにワードラインWL−Bのメモリセルに対する読み出し電圧は補正されており、閾値電圧の分布の低電圧側の読み出し電圧もβ/2だけ大きくなっている。ここで、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、閾値電圧の分布の低電圧側に対する読み出し電圧のマージンは、図2に示す従来の半導体記憶装置の設定と同様に初期状態においてβだけ確保している。したがって、閾値電圧の分布の低電圧側に対する読み出し電圧のマージンがβ/2だけ確保されており、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して正常に読み出しを行なうことができる。
次に、ワードラインWL−Aのメモリセルを消去状態とする。このとき、ワードラインWL−AのRMCも消去状態とする。ワードラインWL−Aのメモリセルが書き込み状態から消去状態に変化したたためにFG−FGカップリングによるVthボケがワードラインWL−Bのメモリセルに生じる(同図(d))。
これは、ワードラインWL−Aのメモリセルが書き込み状態から消去状態に変化する、すなわちワードラインWL−AのメモリセルのFGから電子が抜き取られると、ワードラインWL−Bのメモリセルの電位が下がるため、ワードラインWL−Bのメモリセルの閾値電圧の分布がマイナス方向に広がってしまうからである。
この場合、ワードラインWL−AのRMCが消去状態であるため、ワードラインWL−Bのメモリセルに対する読み出し電圧の補正は行なわれず、読み出し電圧はRa〜Rcのままである。ここで、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、閾値電圧の分布の低電圧側に対する読み出し電圧のマージンは、図2に示す従来の半導体記憶装置の設定と同様に初期状態においてβだけ確保している。したがって、閾値電圧の分布の低電圧側に対する読み出し電圧のマージンが確保されており、ワードラインWL−Bのメモリセルに対して正常に読み出しを行なうことができる。
図12は、従来の半導体記憶装置および本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるVth Window幅を比較した図である。
同図を参照して、従来の半導体記憶装置は、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンを固定しており、Vth Window幅はβ×7+γ×3である。これに対して、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、初期状態における読み出し電圧を図2に示す従来の半導体記憶装置の読み出し電圧よりもβ/2だけ小さくする、すなわち閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβ/2とする。そして、メモリセルにVthボケが生じていると判断される場合のみ、読み出し電圧を図2に示す従来の半導体記憶装置の読み出し電圧に補正する、すなわち、閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβに補正する。したがって、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、初期状態におけるVth Window幅は(β/2)×11+γ×3となり、従来の半導体記憶装置と比べて(β/2)×3だけVth Window幅を狭くすることができる。
ところで、特許文献1記載の半導体記憶装置では、同一ワードラインにおける隣接メモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐ構成であるため、隣接ワードラインにおける隣接メモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができない。しかしながら、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、読み出し対象であるワードラインWL−Bのメモリセルに対して読み出しを行なう前に、隣接するワードラインWL−AのRMCに対して読み出しを行なう。そして、ワードラインWL−AのRMCが書き込み状態である場合には、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じていると判断し、補正した読み出し電圧を用いてワードラインWL−Bのメモリセルに対して読み出しを行なう。したがって、隣接ワードラインにおける隣接メモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる。
また、特許文献1記載の半導体記憶装置では、複数ビットではなく1ビットのデータを記憶するメモリセルのVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができない。しかしながら、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、メモリセルが1ビットのデータを記憶する場合には、書き込み状態である論理レベル”0”に対応する閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβ/2とし、メモリセルにVthボケが生じていると判断される場合のみ、閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβに補正する。したがって、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、複数ビットではなく1ビットのデータを記憶するメモリセルのVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる。
以上より、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、Vth windowを広げることなくVthボケによる読み出しエラーを十分に防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、両側の隣接ワードラインにおけるメモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐ半導体記憶装置に関する。本実施の形態に係る半導体記憶装置の構成および基本動作は第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様である。
[動作]
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置がデータの読み出しを行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。以下、ワードラインWL−A、WL−BおよびWL−Cが隣接しており、また、読み出し対象のメモリセルはワードラインWL−Bに接続されていると仮定して説明する。
まず、半導体記憶装置が外部からアドレス信号およびデータの読み出しを表わすコマンド信号を入力する(ステップS11〜S13)。
次に、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、読み出し対象のメモリセルからデータを読み出す前に、ワードラインWL−Bに隣接するワードラインWL−AのRMCおよびワードラインWL−CのRMCに対してデータの読み出しを行なう(ステップS14)。
制御回路11は、ワードラインWL−AのRMCおよびワードラインWL−CのRMCのいずれか一方が書き込み状態である場合には(S14でYES、S15でYES)、通常の読み出し電圧にβ/2を加えた電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S16)。
また、制御回路11は、ワードラインWL−AのRMCおよびワードラインWL−CのRMCの両方が書き込み状態である場合には(S14でYES、S15でNO)、通常の読み出し電圧にβを加えた電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S17)。
一方、制御回路11は、ワードラインWL−AのRMCおよびワードラインWL−CのRMCの両方が消去状態である場合には、通常の読み出し電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S14でNO)。
そして、データレジスタ2、Yゲート3、Yデコーダ4およびXデコーダ5は、読み出し電圧生成電源回路12が供給する読み出し電圧を用いて読み出し対象のメモリセルからデータを読み出し、外部へ出力する(S18およびS19)。
図14(a)〜(c)は、ワードラインWL−Bのメモリセルの、隣接メモリセルの影響による閾値電圧の変動および本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。ここでは、ワードラインWL−AおよびワードラインWL−Cにおける隣接メモリセルの影響でワードラインWL−Bのメモリセルに生じるVthボケについて説明する。また、一方の隣接ワードラインにおける隣接メモリセルの影響によって生じるVthボケをβ/2と仮定して説明する。図の他の見方は図10と同様である。
まず、従来の半導体記憶装置では、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンをβに固定している(図14(a))。ここで、同図(b)は同図(a)に示す論理レベル”10”に対応する閾値電圧の分布の拡大図である。たとえば、初期状態においてワードラインWL−Bのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とし、次に、ワードラインWL−AのメモリセルおよびワードラインWL−Cのメモリセルのいずれか一方に対して書き込みを行なって書き込み状態とすると、VthボケがワードラインWL−Bのメモリセルにβ/2だけ生じる(同図(b)の閾値電圧分布t1)。さらに、消去状態であるワードラインWL−AのメモリセルまたはワードラインWL−Cのメモリセルに対して書き込みを行なって書き込み状態とすると、VthボケがワードラインWL−Bのメモリセルにβだけ生じる(同図(b)の閾値電圧分布t2)。したがって、従来の半導体記憶装置では、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンを少なくともβだけ常に確保する必要がある。
しかしながら、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、ワードラインWL−AのRMCおよびワードラインWL−CのRMCに対して読み出しを行なうことによって、ワードラインWL−BのメモリセルにVthボケが生じているかどうかの判断が可能となるため、ワードラインWL−Bのメモリセルの初期状態における読み出し電圧を図2に示す従来の半導体記憶装置の読み出し電圧よりもβだけ小さくすることができる(図14(c))。
図15は、従来の半導体記憶装置および本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるVth Window幅を比較した図である。
同図を参照して、従来の半導体記憶装置は、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージンを固定しており、Vth Window幅はβ×7+γ×3である。これに対して、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、初期状態における読み出し電圧を図2に示す従来の半導体記憶装置の読み出し電圧よりもβだけ小さくする、すなわち閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβとする。そして、メモリセルにVthボケが生じていると判断される場合のみ、閾値電圧の分布の高電圧側に対する読み出し電圧のマージンをβ/2またはβに補正する。したがって、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、初期状態におけるVth Window幅はβ×4+γ×3となり、従来の半導体記憶装置と比べてβ×3だけVth Window幅を狭くすることができ、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置に対してさらに品質の高い半導体記憶装置を提供することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、両側の隣接ワードラインおよび同一ワードラインにおけるメモリセルの影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐ半導体記憶装置に関する。
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造を示す概略図である。
同図を参照して、メモリアレイ1はワードラインWL−A、WL−BおよびWL−Cを含む。ワードラインWL−A、WL−BおよびWL−Cは隣接している。各ワードラインには、ページ0〜3に対応するメモリセルおよびRMCが配置される。以下、読み出し対象のメモリセルはワードラインWL−Bのページ0に対応するメモリセルであると仮定して説明する。その他の構成および基本動作は第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様である。
[動作]
図17は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置における制御回路11が読み出し電圧の補正を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
本実施の形態に係る半導体記憶装置では、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様に、読み出し対象のメモリセルからデータを読み出す前に、隣接メモリセルに対応するRMCに対してデータの読み出しを行なう。
まず、ワードラインWL−AおよびワードラインWL−C上のページ0に対応するRMC(図16の(1)で示すRMC)に対してデータの読み出しが行なわれる(ステップS21およびS23)。制御回路11は、これらのRMCのいずれか一方が書き込み状態である場合には、通常の読み出し電圧に+xのオフセットを加える。また、制御回路11は、いずれのRMCも書き込み状態である場合には、通常の読み出し電圧に+x×2のオフセットを加える(ステップS21〜S24)。
次に、ワードラインWL−B上のページ1およびページ3に対応するRMC(図16の(2)で示すRMC)に対してデータの読み出しが行なわれる(ステップS25およびS27)。制御回路11は、これらのRMCのいずれか一方が書き込み状態である場合には、通常の読み出し電圧にさらに+yのオフセットを加える。また、制御回路11は、いずれのRMCも書き込み状態である場合には、通常の読み出し電圧にさらに+y×2のオフセットを加える(ステップS25〜S28)。
次に、ワードラインWL−AおよびワードラインWL−C上のページ1およびページ3に対応するRMC(図16の(3)で示すRMC)に対してデータの読み出しが行なわれる(ステップS29、S31、S33およびS35)。制御回路11は、これらのRMCのうちのいずれか1個、2個、3個または4個全部が書き込み状態である場合には、それぞれ通常の読み出し電圧にさらに+z、+z×2、+z×3または+z×4のオフセットを加える(ステップS29〜S36)。
そして、制御回路11は、通常の読み出し電圧にこれらのオフセットを加えた電圧を表わすトリミングデータを読み出し電圧生成電源回路12へ出力する(S37)。ここで、隣接メモリセルに対応するすべてのRMC(図16の(1)〜(3)で示すRMC)が消去状態の場合には、オフセットは0である。
したがって、Vthボケが最も大きいと判断された場合には、通常の読み出し電圧にx×2+y×2+z×4のオフセットが加えられることになる。
なお、通常の読み出し電圧に加えられるオフセットx、yおよびzは実験等によって得られる値であり、Vthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる値が設定される。
以上より、本実施の形態に係る半導体記憶装置では、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る半導体記憶装置に対して、さらに、読み出し対象のメモリセルと同じワードラインにおける隣接メモリセル(図16の(2)で示すメモリセル)、および読み出し対象のメモリセルと図16において斜め(対角線)方向に隣接する、隣接ワードラインにおけるメモリセル(図16の(3)で示すメモリセル)の影響で生じるVthボケによる読み出しエラーを防ぐことができる。
[変形例]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下の変形例も含まれる。
(1) RMCの記憶するデータのビット数
本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置において、RMCの記憶するデータのビット数は特に限定されるものではないが、メモリセルの記憶するデータのビット数より少ないビット数をRMCが記憶する構成とすることができる。このような構成により、RMCに対する読み出し動作の高速化を図ることができる。また、隣接するRMCおよび隣接するメモリセルの影響によってRMCにもVthボケが生じる場合があるため、RMCの記憶するデータのビット数を少なくすることにより、閾値電圧の分布に対する読み出し電圧のマージン大きく設定することができ、RMCの読み出し結果の信頼性を向上することができる。
さらに、隣接メモリセルの影響でVthボケが生じているかどうかを判断するためには、RMCが書き込み状態であるか消去状態であるかが分かれば十分であるため、RMCは2値で判定を行なう、すなわち、RMCが1ビットのデータを記憶する構成とすることができる。このような構成により、RMCに対する読み出し動作をさらに高速化し、かつ、RMCの読み出し結果の信頼性をさらに向上することができる。
(2) RMCの数
本発明において、あるメモリセルが隣接するメモリセルに対してVthボケを生じさせるかどうかを判断するために参照するRMCは1個に限定されるものではなく、複数個であってもよい。この場合、制御回路11は、たとえば、各RMCの読み出し結果の多数決をとることによって読み出し対象のメモリセルにVthボケが生じているかどうかを判断する。このような構成により、RMCの読み出し結果の信頼性を向上することができる。
(3) メモリの種類
本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置のメモリアレイ1の構造について、フラッシュメモリのメモリアレイを例示して説明したが、これに限定されるものではなく、閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する不揮発性メモリであれば本発明を適用することが可能である。たとえば、NROM(Nitride Read Only Memory)、およびフラッシュメモリ以外のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-only Memory)等に適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を示す図である。 従来の半導体記憶装置が2ビットのデータを記憶する場合におけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造の他の例を示す図である。 (a)本実施の形態に係る半導体記憶装置における書き込み時および読み出し時のデータの流れと、読み出し電圧を生成する動作とを示す図である。(b)制御回路11の詳細を示す図である。 本実施の形態に係る半導体記憶装置がデータの読み出しを行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 (a)〜(c)隣接メモリセルによるVthボケおよび本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。 (a)〜(d)隣接メモリセルによるVthボケおよび本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。 従来の半導体記憶装置および本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるVth Window幅を比較した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置がデータの読み出しを行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 (a)〜(c)ワードラインWL−Bのメモリセルの、隣接メモリセルの影響による閾値電圧の変動および本実施の形態に係る半導体記憶装置が行なう読み出し電圧の補正を示す図である。 従来の半導体記憶装置および本実施の形態に係る半導体記憶装置におけるVth Window幅を比較した図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置におけるメモリアレイ1の構造を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置における制御回路11が読み出し電圧の補正を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
符号の説明
1 メモリアレイ、2 データレジスタ、3 Yゲート、4 Yデコーダ、5 Xデコーダ、6 マルチプレクサ、7 カラムアドレスカウンタ、8 インプットデータコントロール、9 データインプットバッファ、10 ページアドレスバッファ、11 制御回路、12 読み出し電圧生成電源回路、50 読み出し/書き込み部、100 バンク。

Claims (7)

  1. 閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する複数個のメモリセルと、
    閾値電圧の相違を利用して、対応する前記メモリセルの状態を表わすデータを記憶する1個以上の参照用セルと、
    読み出し対象の前記メモリセルと隣接する前記メモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータに基づいて読み出し電圧を決定する制御回路と、
    前記決定した読み出し電圧を用いて前記読み出し対象のメモリセルに対して読み出しを行なう読み出し部と、
    書き込み対象の前記メモリセルに書き込みを行って書き込み状態とする場合には、前記書き込み対象のメモリセルが書き込み状態であることを表わすデータを、前記書き込み対象のメモリセルに対応する前記参照用セルに書き込む書き込み部とを備える半導体記憶装置。
  2. 前記書き込み部は、前記書き込み対象のメモリセルに書き込みを行って書き込み状態とする場合には、前記書き込み対象のメモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータを第1の論理値とし、前記書き込み対象のメモリセルを消去状態とする場合には、前記書き込み対象のメモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータを第2の論理値とし、
    前記制御回路は、前記読み出し対象の前記メモリセルと隣接する前記メモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータが前記第2の論理値である場合には、前記読み出し電圧を第1の電圧に決定し、前記参照用セルの記憶するデータが前記第1の論理値である場合には、前記読み出し電圧を前記第1の電圧より高い第2の電圧に決定する請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記参照用セルは、外部からの読み出しおよび書き込みをすることができない請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルは、閾値電圧の相違を利用して複数ビットのデータを記憶し、
    前記参照用セルは、閾値電圧の相違を利用して前記メモリセルの記憶するデータのビット数より少ないビット数のデータを記憶する請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、前記読み出し対象のメモリセルと隣接し、かつ、前記読み出し対象のメモリセルと異なるワードラインに配置されたメモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータに基づいて読み出し電圧を決定する請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記制御回路は、前記読み出し対象のメモリセルに隣接し、かつ、前記読み出し対象のメモリセルと同じワードラインに配置されたメモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータに基づいて読み出し電圧を決定する請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 閾値電圧の相違を利用してデータを記憶する複数個のメモリセルと、
    閾値電圧の相違を利用して、対応する前記メモリセルの状態を表わすデータを記憶する1個以上の参照用セルと、
    データの論理レベルの判定位置ごとに複数の読み出し電圧を記憶し、読み出し対象の前記メモリセルと隣接する前記メモリセルに対応する前記参照用セルの記憶するデータに応じて前記複数の読み出し電圧のうちのいずれか一つを選択する制御回路と、
    前記選択された読み出し電圧を用いて前記読み出し対象のメモリセルに対して読み出しを行なう読み出し部とを備え、
    前記参照用セルは、外部からの読み出しおよび書き込みをすることができない半導体記憶装置。
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