JP2008097705A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性半導体記憶装置のメモリセルは、書換え回数によって読み出し特性がばらつくため、一定の読み出し条件下では、書換え回数の増加に伴い、読み出しスピード低下や誤読み出しが発生する上、データ読み出しのために高精度の負荷抵抗を必要とする。
【解決手段】書き込み制御回路113は、データ書き込み時に、メインアレイ100から選択された単位領域と、当該単位領域に対応するモニタービット領域101内のメモリセルを消去した後、メインアレイ100から選択された単位領域にデータを書き込み、当該単位領域の書き換え回数に対応して定められたデータをモニタービット領域101に書き込む。読み出し制御回路114は、モニタービット領域101から読み出されたデータが予め定められたデータと一致しない場合には、トリミング回路108を制御して、参照用電圧源107の出力電圧を調節する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より特定的には、電気的に消去及び書き込みが可能なEEPROMやフラッシュEEPROM等の不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
図7は、従来の電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置を示す図であり、図8は、書き換え回数の増加に伴うメモリセルトランジスタの閾値電圧の変化を示す図である。
図7に示される半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1100と、ダミーセルアレイ1101と、ロウデコーダ1102と、カラムデコーダ1103と、カラムゲート1104と、書き込み制御回路1113と、読み出し制御回路1114と、読み出し制御回路1114によって制御される読み出し電圧制御回路1109と、センスアンプ1106と、負荷抵抗1107と、ダミーセル用負荷抵抗1108とを備える。
メモリセルアレイ1100は、フローティングゲートを有し、かつ、行列状に複数配列される複数のメモリセルを含む。複数のメモリセルは、消去動作時に同時に消去される所定数のメモリセルの集合である複数の単位領域に区分されている。
ダミーメモリセルアレイ1101は、メモリセルアレイ1100に含まれるものと同一構成を有し、かつ、1列に整列する複数のダミーセルによって構成されている。
メモリセルアレイ1100及びダミーメモリセルアレイ1101には、複数のワード線及び複数のビット線が接続されている。より詳細には、ワード線の各々は、同一行に整列する複数のメモリセル及びダミーセルに共通接続され、ビット線の各々は、同一列に整列する複数のメモリセルまたはダミーセルに共通接続されている。
メモリセルアレイ1100及びダミーセルアレイ1101の周辺には、ロウデコーダ1102と、カラムデコーダ1103と、カラムゲート1104とが設けられている。ロウデコーダ1102は、メモリセルアレイ1100に接続される複数のワード線の中から1本を選択する。カラムデコーダ1103は、メモリセルアレイ1100に接続される複数のビット線の中から1本を選択する。そして、カラムゲート1104は、カラムデコーダ1103の出力信号に従い、メモリセルアレイ1100に接続されるビット線から選択された1本のビット線を、読み出し制御回路1114によって制御される選択トランジスタ1111を介して、センスアンプ1106の入力端子Vsに接続する。ダミーセルアレイ1101に接続されるビット線は、読み出し制御回路1114によって制御される選択トランジスタ1112を介して、センスアンプ1106の入力端子Vrに接続される。
尚、センスアンプ1106の入力端子Vsと、読み出し電圧制御回路1109との間には、負荷抵抗1107が接続されている。また、センスアンプ1106の入力端子Vrと、読み出し電圧制御回路1109との間には、負荷抵抗1107より小さな抵抗値を有するダミーセル用負荷抵抗1108が接続されている。
書き込み制御回路1113及び読み出し制御回路1114は、それぞれロウデコーダ1102及びカラムデコーダ1103に接続されている。
ここで、図7に示される半導体記憶装置の消去、書き込み、読み出し動作について順に説明する。
まず、消去動作時において、書き込み制御回路1113が、ロウデコーダ1102を制御して、選択された1本のワード線に消去用高電圧を印加する。また、書き込み制御回路1113は、カラムデコーダ及びカラムゲートを制御して、メモリセルアレイ1100に接続されるビット線の各々と、ダミーセルアレイ1101に接続されるビット線とに消去用高電圧を印加する。
次に、書き込み動作において、書き込み制御回路1113が、ロウデコーダ1102を制御して、選択された1本のワード線に書き込み用高電圧を印加する。また、書き込み制御回路1113は、書き込みデータ(ビット列)に応じてカラムデコーダ1103及びカラムゲート1104を制御し、メモリセルアレイ1100に接続されるビット線のうち、値の書き込みが必要なビット線と、ダミーセルアレイ1101に接続されるビット線とに書き込み用高電圧を印加する。
消去及び書き込み動作時に選択された単位領域内のメモリセルでは、ワード線とビット線との電位差に応じて、フローティングゲートへと電荷が注入され、または、フローティングゲートから電荷が放出される。このようなフローティングゲート内の電荷量の制御によって、メモリセルの閾値電圧Vtが変化する。例えば、電荷放出によって閾値電圧Vtが低下した状態を値“1”に対応づけ、電荷注入によって閾値電圧が増加した状態を値“0”に対応づけることによって、データが記憶される。
次に、読み出し動作時において、読み出し制御回路1114がロウデコーダ1102を制御して、選択された1本のワード線に読み出し用電圧を印加する。また、読み出し制御回路1114は、カラムデコーダ1103及びカラムゲート1104を制御して、メモリセルアレイ1100に接続される1本のビット線を選択すると共に、選択トランジスタ1111をONさせ、選択されたビット線をセンスアンプ1106の入力端子Vsに接続する。入力端子Vsには、読み出し電圧制御回路1109から負荷抵抗1107を介して読み出し電圧が印加されるが、メモリセルアレイ1100選択されたメモリセルの閾値電圧Vtに応じて、入力端子Vsに実際に印加される電圧が決定される。
また、読み出し制御回路1114は、カラムデコーダ1103を制御すると共に、選択トランジスタ1112をONさせ、ダミーセルアレイ1101に接続されるビット線をセンスアンプ1106の入力端子Vrに接続する。入力端子Vrには、読み出し電圧制御回路1109からダミーセル用負荷抵抗1108を介して読み出し電圧が印加されるが、ダミーセルアレイ1101から選択されたダミーセルの閾値電圧Vtに応じて、入力端子Vrに実際に印加される電圧が決定される。
ここで、ダミーセルアレイ1101内の各ダミーセルには、メモリセルアレイ1100にデータを書き込む度に、値“1”が書き込まれる。また、負荷抵抗1107及びダミーセル用負荷抵抗1108の抵抗値の差に応じて、入力端子Vrに印加される電圧は、メモリセルが値“1”を保持するときに入力端子Vsに印加される電圧より高く、かつ、メモリセルが値“0”を保持するときに入力端子Vsに印加される電圧より低く設定されている。そこで、入力端子Vr及びVsの電位差をセンスアンプ1106によって増幅することによって、読み出しデータを判定することができる。
以上の構成によれば、書き換えによってメモリセル特性が劣化する場合(図8)には、読み出し動作時の基準となるダミーセル特性も同様に劣化する。言い換えれば、書き込み回数の増加に伴ってメモリセルが値“1”を記憶するときの閾値電圧が上昇するが、ダミーセルが値“1”を記憶するときの閾値電圧も同様に上昇する。したがって、書き込み回数が増加しても、入力端子Vr及びVs間の電位差を確実に検出できるので、半導体記憶装置の書き換え可能回数を向上させることが可能となる(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−22680号公報
しかしながら、上記従来の不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイからのデータを読み出すためには、センスアンプの入力端子には高精度の電圧を印加することが必要であるが、実際には、負荷抵抗及びダミーセル用負荷抵抗の特性のばらつきがあるため、精度を一定に維持することは困難である。このため、ダミーセルの特性をメモリセルアレイと同様に劣化させても、書き換え回数の向上についての効果が低減されてしまう。
また、高精度に制御された電圧を得るためには、負荷抵抗及びダミーセル用負荷抵抗には極めて大きな抵抗を使用することによって、抵抗値のばらつきによる影響を抑える必要があるが、この場合、コスト増を伴うという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、センスアンプの入力部に高精度の負荷抵抗が不要で、書き換え回数を大幅に向上することができる不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、不揮発的にデータを記憶する半導体記憶装置であって、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、所定数のメモリセルを含む単位領域毎にデータを記憶する第1の記憶領域と、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、第1の記憶領域に含まれる単位領域の各々毎にデータを記憶する第2の記憶領域とを含むメモリセルアレイと、同一行に整列するメモリセルの各々に接続される複数のワード線と、同一列に整列するメモリセルの各々に接続される複数の信号線と、一対の入力端子を有し、入力端子間の電位差を検出するセンスアンプと、センスアンプの入力端子の一方に基準電圧を供給すると共に、基準電圧を調節する電圧制御回路と、データの書き込み時において、第1の記憶領域及び第2の記憶領域の記憶内容を消去した後、第1の記憶領域から選択された単位領域にデータを書き込み、選択された単位領域への書き込み回数に応じて予め定められたデータを、単位領域毎に第2の記憶領域に書き込む書き込み制御回路と、データの読み出し時において、第2の記憶領域から選択された信号線をセンスアンプの入力端子の他方に接続した後、第1の記憶領域から選択された信号線をセンスアンプの入力端子の他方に接続し、第2の記憶領域から読み出されたデータが予め定められたデータと一致しない場合には、電圧制御回路を制御して基準電圧を調節する読み出し制御回路とを備えるものである。
このような構成によれば、第1の記憶領域に含まれる単位領域毎に、第2の記憶領域に既知のデータが書き込まれ、第2の記憶領域から読み出されたデータが既知のデータと一致するか否かに基づいて、単位領域毎にセンスアンプの基準電圧が調節される。したがって、単位領域毎に書き換え回数が異なることによって、メモリセルの特性劣化の程度にばらつきがある場合であっても、安定して読み出しを実行することができ、それ故、書き換え回数を向上することが可能となる。
第2の発明は、不揮発的にデータを記憶する半導体記憶装置であって、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、所定数のメモリセルを含む単位領域毎にデータを記憶する第1の記憶領域と、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、第1の記憶領域に含まれる単位領域の各々毎にデータを記憶する第2の記憶領域とを含むメモリセルアレイと、同一行に整列するメモリセルの各々に接続される複数のワード線と、同一列に整列するメモリセルの各々に接続される複数の信号線と、複数のワード線から選択された1本のワード線に電圧を印加する行選択回路と、一対の入力端子を有し、入力端子間の電位差を検出するセンスアンプと、センスアンプの入力端子の一方に、一定の基準電圧を供給する電圧制御回路と、データの書き込み時において、第1の記憶領域及び第2の記憶領域の記憶内容を消去した後、第1の記憶領域から選択された単位領域にデータを書き込み、選択された単位領域への書き込み回数に応じて予め定められたデータを、単位領域毎に第2の記憶領域に書き込む書き込み制御回路と、データの読み出し時において、第2の記憶領域から選択された信号線をセンスアンプの入力端子の他方に接続した後、第1の記憶領域から選択された信号線をセンスアンプの入力端子の他方に接続し、第2の記憶領域から読み出されたデータが予め定められたデータと一致しない場合には、電圧制御回路を制御して行選択回路の出力電圧を調節する読み出し制御回路とを備えるものである。
このような構成によれば、第1の記憶領域に含まれる単位領域毎に、第2の記憶領域に既知のデータが書き込まれ、第2の記憶領域から読み出されたデータが既知のデータと一致するか否かに基づいて、行選択回路の出力電圧が調節される。したがって、単位領域毎に書き換え回数が異なることによって、メモリセルの特性劣化の程度にばらつきがある場合であっても、安定して読み出しを実行することができ、それ故、書き換え回数を向上することが可能となる。
本発明に係る半導体記憶装置は、センスアンプに基準電圧を供給するために高精度の負荷を必要とせず、読み出し対象のメモリセルの特性に応じて、読み出しに必要な電圧が調整されるため、書き換え回数の増加に伴ってメモリセルトランジスタ特性が劣化した場合でも、安定した読み出しを行うことができ、書き換え回数に対する寿命が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本発明は、例えばEEPROMやフラッシュEEPROM等、電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置に適用することが可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11と、ロウデコーダ102と、カラムデコーダ103と、カラムゲート104、105及び135と、書き込み制御回路113と、読み出し制御回路114と、センスアンプ106と、基準電圧制御回路21とを備える。
メモリセルアレイ11は、フローティングゲートを有し、かつ、行列状に配列される複数のメモリセルによって構成され、機能の違いに応じて、メインアレイ100と、モニタービット領域101と、カウンタビット領域130とに区分される。
メインアレイ100は、データを記憶するために領域であり、同時に消去される所定数のメモリセルの集合である複数の単位領域に区分されている。カウンタビット領域130は、メインアレイ100の単位領域の各々について、単位領域が消去される度にカウントされるカウント値を記録する。モニタービット領域101は、メインアレイ100の単位領域の各々について、カウンタビットに記録されるカウンタ値に対応して定められたパターンを有するデータを記憶する。
メモリセルアレイ11には、複数のワード線及び複数のビット線が接続されている。より詳細には、ワード線の各々は、同一行に整列する複数のメモリセルに共通接続され、ビット線の各々は、同一列に整列する複数のメモリセルに共通接続されている。
メモリセルアレイ11の周辺には、ロウデコーダ102と、カラムデコーダ103と、カラムゲート104、105及び135が設けられている。ロウデコーダ102は、メモリセルアレイ11に接続される複数のワード線の中から1本を選択する。また、カラムデコーダ103は、メモリセルアレイ11に接続される複数のビット線の中から1本を選択する。カラムゲート104、105及び135は、カラムデコーダ103の出力信号に従い、選択されたビット線を、読み出し制御回路114によって制御される選択トランジスタ111、112及び131のいずれかを介して、センスアンプ106の入力端子Vsに接続する。
基準電圧制御回路21は、センスアンプ106の入力端子Vrに基準電圧を供給する。また、基準電圧制御回路21は、読み出し制御回路114からの制御に従って、センスアンプの入力端子Vrに供給する電圧を調節する。より詳細には、基準電圧制御回路21は、出力電圧が可変の参照用電圧源107と、参照用電圧源107の電圧を調節するトリミング回路108と、トリミング回路108が参照用電圧源107に設定した電圧値を保持するラッチ回路109とを含む。トリミング回路108は、モニタービット領域101からのデータを正常に読み出すことができるように、参照用電圧源107の出力電圧を制御し、調整した電圧値をラッチ回路109に格納する。
書き込み制御回路113は、ロウデコーダ102及びカラムデコーダ103に接続され、メモリセルアレイ11へのデータの書き込みを制御する。具体的には、書き込み制御回路113は、データの書き込み時において、まず、メインアレイ100から選択された単位領域の記憶値と、当該単位領域に対応するモニタービット領域101及びカウンタビット領域130の記憶値とを一旦消去する。次に、書き込み制御回路113は、メインアレイ100から選択された単位領域にデータを書き込み、選択された単位領域の消去回数に応じて定められるデータをモニタービット領域101に書き込み、選択された単位領域の消去回数をカウンタビット領域130に書き込む。
読み出し制御回路114は、ロウデコーダ102と、カラムデコーダ103と、選択トランジスタ111、112及び131と、基準電圧制御回路21とに接続され、メモリセルアレイ11からセンスアンプ106へのデータの読み出しと、基準電圧制御回路21の出力電圧とを制御する。また、読み出し制御回路114は、データの読み出し時に、メインアレイ100、モニタービット領域101及びカウンタビット領域130のいずれかから選択された1本のビット線をセンスアンプ106に接続する。
尚、図示していないが、各回路を制御する制御回路と、データを入出力するIOバッファとが更に設けられる。
ここで、本実施形態に係る半導体記憶装置1の消去、書き込み及び読み出し動作について順に説明する。尚、以下の説明において、メインアレイ100内において、単位領域が1本のワード線に接続される複数のメモリセルトランジスタによって構成される場合を想定する。
消去及び書き込み動作時に選択されたメモリセルトランジスタにおいては、ワード線とビット線との間の電位差に応じて、フローティングゲートに電荷が注入、または、フローティングゲートから電荷が放出される。これによって、フローティングゲート内の電荷量が制御され、その結果、トランジスタの閾値電圧Vtが変化する。例えば、電荷放出によって閾値電圧Vtが低下した状態を値“1”に対応づけ、電荷注入によって閾値電圧が増加した状態を値“0”に対応づけることによって、データが記憶される。
まず、消去動作時において、書き込み制御回路113がロウデコーダ102を制御して、選択された1本のワード線に消去用高電圧を印加する。また、書き込み制御回路113は、カラムデコーダ103を制御して、メインアレイ100、モニタービット領域101及びカウンタビット領域130にそれぞれ接続されるビット線に消去用高電圧を印加する。この結果、メインアレイ100、モニタービット領域101及びカウンタビット領域130のそれぞれに含まれ、かつ、同一のワード線に接続されるメモリセルが同時に消去される。
次に、書き込み動作時において、書き込み制御回路113がロウデコーダ102を制御して、選択された1本のワード線に書き込み用高電圧を印加する。また、書き込み制御回路113は、カラムデコーダ103及びカラムゲート104を制御し、書き込みが必要なビット線に書き込み用高電圧を印加する。より詳細には、書き込み制御回路113は、書き込みデータ(ビット列)をメインアレイ100に書き込み、書き込み回数に応じて定められたデータをモニタービット領域101に書き込み、更に、書き込み毎にカウントしたカウント値をカウンタビット領域130に書き込む。
図2Aは、図1に示されるメインアレイへのデータ書き込みの一例を示す図であり、図2Bは、図1に示されるモニタービット領域へのデータ書き込みの一例を示す図である。
図2Aに示されるように、メインアレイ100内のメモリセルにおいては、一旦消去された後、書き込むべきデータに応じて“0”または“1”が書き込まれる。
一方、図2Bに示されるように、モニタービット領域101内のメモリセルにおいては、メインアレイの単位領域の消去回数に応じて規則的にデータが書き込まれる。例えば、カウンタビット領域130が書き込み回数を2値でカウントし、モニタービット領域101が少なくとも2ビット(偶数ビット及び奇数ビット)の値を記憶する場合を想定する。この場合、図2Bに示されるように、モニタービット領域101の偶数ビット及び奇数ビットには、「(“1”、“0”)→(“0”、“1”)→(“1”、“0”)→・・・」のように、書き換え毎に交互にビットが反転するようにデータが書き込まれる。
次に、読み出し動作時には、センスアンプ106が入力端子Vs及びVrの電位差を増幅して出力することによって、データが判定される。ただし、センスアンプ106の入力端子Vsに印加される電圧は、次のように決定される。
メインアレイ100からデータを読み出す場合、読み出し制御回路114は、ロウデコーダ102を制御して、選択された1本のワード線に読み出し用電圧を印加する。更に、読み出し制御回路114は、カラムデコーダを制御して、メインアレイ100に接続されるカラムゲート104の1つを選択し、選択トランジスタ111をONさせ、選択トランジスタ112をOFFさせる。この結果、メインアレイ100から選択された1本のビット線がセンスアンプ106の入力端子Vsに接続される。このときの入力端子Vsに印加される電圧は、選択されたメモリセルトランジスタの閾値電圧Vtの値によって決定される。
また、モニタービット領域101からデータを読み出す場合、読み出し制御回路114は、カラムデコーダ103及びカラムゲート105を同様に制御し、選択トランジスタ112をONさせ、選択トランジスタ111をOFFさせる。この結果、モニタービット領域101から選択された1本のビット線が入力端子Vsに接続される。このときの入力端子Vsの電圧は、モニタービット領域101から選択されたメモリセルトランジスタの閾値電圧Vtの値によって決定される。
図3A及び図3Bは、書き換え回数の増加に伴うメモリセルトランジスタの閾値電圧の変化と、図1に示されるトリミング回路による設定値との関係を示す図である。
尚、図3A及び図3Bにおいて、横軸は、メモリセルトランジスタの書き換え回数を示し、縦軸は、メモリセルトランジスタの閾値電圧を示す。より具体的には、横軸より上方の曲線は、値“0”を保持するときの閾値電圧の変化を示し、横軸より下方の曲線は、値“1”を保持するとき(消去時)の閾値電圧の変化を示す。また、縦軸の左側には、複数のメモリセルトランジスタが有する閾値特性の分布が併せて示されている。
図3A(横軸より下方の曲線)に示されるように、値“1”を保持する際のメモリセルトランジスタの閾値電圧は、書き換え回数の増加に伴って大きくなる。したがって、書き換え回数が増加するにつれて、値“1”を判定するための基準電圧も段階的に大きくする必要がある。同様に、図3B(横軸より上方の曲線)に示されるように、値“0”を保持する際のメモリセルトランジスタの閾値電圧は、書き換え回数の増加に伴って小さくなるので、書き換え回数が増加するにつれて、値“0”を判定するための基準電圧も段階的に小さくする必要がある。
そこで、本実施の形態に係る半導体記憶装置1は、上述のように、書き換え回数毎に予め定められたデータをモニタービット領域101に書き込む。そして、半導体記憶装置1は、モニタービット領域101から読み出されたデータが予め定められたデータと一致するか否かに基づいて、基準電圧の調整の要否を判定する。
まず、読み出し動作時には、読み出し制御回路114は、メインアレイ100の単位領域毎に設けられるカウンタビットの値をカウンタビット領域130から読み出す。次に、読み出し制御回路114は、メインアレイの単位領域毎に設けられるモニタービットの値をモニタービット領域101から読み出す。上述したように、モニタービット領域101に書き込まれる値は、カウンタビットの値に応じて予め定められている。
モニタービットのデータが期待値通りに読み出せた場合、読み出し制御回路114は、引き続きメインアレイ100からのデータの読み出しを実行する。
一方、モニタービット領域101のデータが期待値通りに読み出せない場合には、書き換え回数の増加に伴ってメモリセルトランジスタの特性が変動しているため、センスアンプ106の参照用電圧を変更する必要がある。この場合、トリミング回路108は、図3A及び図3Bに示されるように、モニタービットから期待値通りにデータを読み出すことができる電圧値を探索し、探索結果をラッチ回路109に格納する。トリミング回路108は、ラッチ回路109に格納した設定値を用いて、参照用電圧源の出力電圧を調節する。
その後、読み出し制御回路114は、新たに設定された参照用電圧源の出力電圧を基準に用いて、メインアレイ100からのデータの読み出しを実行する。更にメインアレイ100の書き換え回数が増加した場合であっても、トリミング回路108が参照用電圧源の出力電圧を調整することができるため、安定した読み出し動作を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、メインアレイ100からのデータの読み出し時に、メインアレイ100と同時に書き換えられるモニタービットからの読み出し結果に応じて、センスアンプ106に供給される参照用電圧が調整される。したがって、本実施の形態によれば、書き換え回数に応じてメインアレイ100の単位領域毎のメモリセルトランジスタ特性の劣化の程度が異なる場合であっても、安定した読み出しを行うことができ、書き換え回数が向上した半導体記憶装置を実現することができる。
尚、本実施の形態においては、書き込み制御回路113及び読み出し制御回路114は、メモリセルアレイ11のビット線を制御しているが、メモリセルアレイ11の構成によっては、ビット線の代わりにソース線を制御しても良い。
また、同時書き込みが可能なビット数の制約に応じて、同一のワード線に接続されるメインアレイ100内のメモリセルと、モニタービット領域101内のメモリセルへの書き込みを、同時ではなく、順次行うことも可能である。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置2は、トリミング回路108がラッチ回路109に保存した参照用電圧源107の出力電圧の値を、メインアレイ100の単位領域毎に記憶するトリミングビット領域140を更に備える点に特徴を有する。
より具体的には、半導体記憶装置2は、実施の形態1に係る半導体記憶装置(図1)の構成に加えて、メインアレイ100の単位領域毎に参照用電圧源107の出力電圧を記憶するトリミングビット領域140と、トリミングビット領域140のビット線を選択するためのカラムゲート145と、カラムゲート145に接続される選択トランジスタ141と、ラッチ回路109の記憶値を書き込み制御回路113に出力するためのデータ線146と、トリミングビット領域140に格納された値をトリミング回路108に出力するためのデータ線147とを更に備える。
書き込み制御回路113は、トリミング回路108が参照用電圧源107の出力電圧値を探索して、探索した値をラッチ回路109に書き込んだ後に、ラッチ回路109に保持される値をトリミングビット領域140に書き込む。
メインアレイ100の読み出し時には、読み出し制御回路114は、読み出し対象の単位領域に対応する出力電圧値を、トリミングビット領域140からデータ線147経由でトリミング回路108に出力する。トリミング回路108は、トリミングビット領域140から読み出された出力電圧の値をラッチ回路109に保存すると共に、参照用電圧源107の出力電圧をトリミングビット領域140から出力された値になるように調整する。
このように、本実施の形態に係る半導体記憶装置2においては、トリミング回路108が一旦探索した参照用電圧源107の設定電圧値がメインアレイ100の単位領域毎にトリミングビット領域140に記憶される。トリミング回路108は、一旦設定した出力電圧の値を再利用することができるので、メインアレイ100のデータを読み出し毎に参照用電圧源107の出力電圧を再度調整する必要がなく、効率的な読み出し動作が可能となる。
次回以降の読み出し時においても、モニタービット領域101のデータが期待値通りに読み出せれば、引き続き、メインアレイ100のデータの読み出しを実行する。通常、毎回の書き換え毎にはトリミング回路108の設定値の変更は不要であり、書き換え回数の増加に伴ってトリミング回路108の設定値の変更が必要な場合にのみ、設定値を変更すれば良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、メインアレイ100と同時に書き換えられるモニタービット領域101からのデータの読み出し結果に基づいて調節された参照用電圧源107の出力電圧が保存されて再利用されるので、読み出しを実行する度にトリミング回路108が出力電圧を調節する必要がなくなる。したがって、単位領域毎のメモリセルトランジスタ特性の劣化の程度ばばらつく場合であっても、読み出しスピードに影響を与えることなく、安定した読み出しを実行することができ、書き換え回数を向上することもできる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置3は、参照用電圧源107の出力電圧に替えて、ロウデコーダ102の出力電圧(ワード線への印加電圧)が調整される点に特徴を有する。
より具体的には、半導体記憶装置3は、実施の形態1(図1)に係る半導体記憶装置1に加えて、トリミングビット領域140と、カラムゲート145と、選択トランジスタ141とを更に備える。また、半導体記憶装置3は、参照用電圧源107の出力電圧が一定である点と、トリミング回路108が参照用電圧源107を調節する代わりに、ロウデコーダ102がワード線に印加する電圧を調節する点とにおいて、実施の形態1に係るものと相違する。
読み出し動作時には、読み出し制御回路114が、読み出し対象の単位領域に対応してモニタービット領域101に書き込まれたデータの読み出しを実行する。モニタービット領域101のデータが期待値通りに読み出せた場合には、読み出し制御回路114は、引き続き、メインアレイ100からのデータの読み出しを実行する。
一方、モニタービット領域101のデータが期待値通りに読み出せない場合には、書き換え回数の増加によってメモリセルトランジスタの閾値電圧が変動しているので、メモリトランジスタのワード線に印加する電圧を調節する必要がある。そこで、そこで、トリミング回路108は、モニタービットから期待値通りにデータを読み出せるロウデコーダ102の出力電圧を探索し、探索した値をラッチ回路109に格納する。そして、読み出し制御回路114は、トリミング回路108がラッチ回路109に格納した値を用いて、ロウデコーダ102の出力電圧を調節し、メインアレイ100の読み出しを実行する。
また、書き込み制御回路113は、ラッチ回路109に保持される設定値を単位領域に対応するトリミングビット領域140に書き込む。これにより、単位領域の読み出し時に、一旦トリミング回路108が探索したロウデコーダ102の出力電圧の値を再利用することができるので、トリミング回路108による繰り返しの最適電圧値の検索が不要となる。また、書き換え回数が増加した場合でも、トリミング回路108によってロウデコーダ102の出力電圧が調節されるため、安定した読み出し動作を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る半導体記憶装置3は、メインアレイ100の単位領域毎にロウデコーダ102の出力電圧が調節し、調節された出力電圧がトリミングビット領域140に格納する。したがって、メインアレイ100の単位領域毎にメモリセルトランジスタ特性の劣化の程度が異なる場合であっても、読み出し速度に影響を与えることなく、安定した読み出しを実行することができ、書き換え回数を向上することができる。
尚、本実施の形態に係る半導体記憶装置3は、ロウデコーダ102の出力電圧値を保持するトリミングビット領域140を備えているが、実施の形態1に係る半導体記憶装置1と同様に、トリミングビット領域140を備えない構成を有しても良い。この場合、実施の形態1と同様に、読み出し動作のたびに、モニタービット領域101の記憶値が正しく読み出せるように、トリミング回路108がロウデコーダ102の出力電圧を調節すれば良い。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部を示すブロック図である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置4の基本的な構成は、実施の形態2または3と同様であるが、本実施の形態に係るトリミングビット領域140は、メインアレイトリミングビット領域160と、モニタービットトリミングビット領域161と、差分トリミングビット領域162とから構成されている点で、実施の形態2または3に係るものと相違する。
より詳細には、実施の形態2または3においては、トリミングビット領域140は、モニタービット領域101に書き込まれた値を正しく読み出すことができる参照用電圧源107の出力電圧またはロウデコーダ102の出力電圧を記憶するために設けられている。
これに対して、本実施形態では、メインアレイトリミングビット領域160は、メインアレイ100の書き換え特性が初期状態(例えば、出荷時の状態)である場合に、メインアレイ100からのデータ読み出しが正常に行える電圧値を消去領域毎に記憶する。また、モニタービットトリミングビット領域161は、モニタービット領域101の書き換え特性が初期状態(例えば、出荷時の状態)である場合に、モニタービット領域101からのデータ読み出しが正常に行える電圧値を消去領域毎に記憶する。差分トリミングビット領域162は、メインアレイ100及びモニタービット領域101の書き換え後の特性に応じて、モニタービット領域101のデータ読み出しが正常となる電圧値と、モニタービットトリミングビット領域161に格納される初期の電圧値との差分を記憶する。
メインアレイ100からのデータの読み出し時には、読み出し制御回路114は、メインアレイトリミングビット領域160に格納される電圧値と、差分トリミングビット162に格納される差分値とを加算した値を参照用電圧源107またはロウデコーダ102の出力電圧として使用する。
本実施の形態においても、メインアレイ100とモニタービット領域101のばらつきや特性の差分を単位領域毎に調節することができるので、単位領域毎に書き換え回数が異なることによってメモリセルトランジスタ特性の劣化程度が相違しても、安定して読み出しを実施することができ、書き換え回数を向上することができる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、例えば、EEPROMおよびフラッシュEEPROMの書換え回数の寿命向上に有効であり、また、頻繁な書換えを要するICカード用メモリ等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図 図1に示されるメインアレイへのデータ書き込みの一例を示す図 図1に示されるモニタービット領域へのデータ書き込みの一例を示す図 書き換え回数の増加に伴うメモリセルトランジスタの閾値電圧の変化と、図1に示されるトリミング回路による設定値との関係を示す図 書き換え回数の増加に伴うメモリセルトランジスタの閾値電圧の変化と、図1に示されるトリミング回路による設定値との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部を示すブロック図 従来の電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置を示す図 書き換え回数の増加に伴うメモリセルトランジスタの閾値電圧の変化を示す図
符号の説明
1、2、3、4 半導体記憶装置
11 メモリセルアレイ
21 基準電圧制御回路
100 メインアレイ
101 モニタービット領域
102 ロウデコーダ
103 カラムデコーダ
104、105、135、145 カラムゲート
106 センスアンプ
107 参照用電圧源
108 トリミング回路
109 ラッチ回路
111、112、131、141 選択トランジスタ
113 書き込み制御回路
114 読み出し制御回路
130 カウンタビット領域
140 トリミングビット領域

Claims (12)

  1. 不揮発的にデータを記憶する半導体記憶装置であって、
    行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、所定数の前記メモリセルを含む単位領域毎にデータを記憶する第1の記憶領域と、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域の各々毎にデータを記憶する第2の記憶領域とを含むメモリセルアレイと、
    同一行に整列するメモリセルの各々に接続される複数のワード線と、
    同一列に整列するメモリセルの各々に接続される複数の信号線と、
    一対の入力端子を有し、前記入力端子間の電位差を検出するセンスアンプと、
    前記センスアンプの入力端子の一方に基準電圧を供給すると共に、前記基準電圧を調節する電圧制御回路と、
    データの書き込み時において、前記第1の記憶領域及び前記第2の記憶領域の記憶内容を消去した後、前記第1の記憶領域から選択された単位領域にデータを書き込み、前記選択された単位領域への書き込み回数に応じて予め定められたデータを、前記単位領域毎に前記第2の記憶領域に書き込む書き込み制御回路と、
    データの読み出し時において、前記第2の記憶領域から選択された信号線を前記センスアンプの入力端子の他方に接続した後、前記第1の記憶領域から選択された信号線を前記センスアンプの入力端子の他方に接続し、前記第2の記憶領域から読み出されたデータが前記予め定められたデータと一致しない場合には、前記電圧制御回路を制御して前記基準電圧を調節する読み出し制御回路とを備える、半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルによって構成され、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎にデータを記憶する第3の記憶領域を更に含み、
    前記書き込み制御回路は、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎の消去回数を前記第3の記憶領域に書き込み、
    前記読み出し制御回路は、前記第3の記憶領域に記憶される消去回数に基づいて、前記第2の記憶領域からのデータが前記予め定められたデータと一致するか否かを判定する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記基準電圧制御回路は、
    可変電圧源と、
    前記可変電圧源の出力電圧を調整するトリミング回路と、
    前記トリミング回路が設定した出力電圧の値を保持する記憶回路とを含み、
    前記読み出し制御回路は、前記第2の記憶領域から読み出されたデータが予め定められたデータと一致しない場合に、前記トリミング回路を制御して前記基準電圧を調節する、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルアレイは、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎にデータを記憶する第4の記憶領域を更に含み、
    前記書き込み制御回路は、前記記憶回路に保持される値を前記第4の記憶領域に書き込み、
    前記読み出し制御回路は、前記第4の記憶領域に記憶される値を読み出して、前記トリミング回路に出力することを特徴とする、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第4の記憶領域は、
    前記第1の記憶領域が初期状態にある場合に、前記第1の記憶領域からデータを正常に読み出すことができる前記基準電圧を記憶する第1の条件記憶部と、
    前記第2の記憶領域が初期状態にある場合に、前記第2の記憶領域からデータを正常に読み出すことができる前記基準電圧を記憶する第2の条件記憶部と、
    前記トリミング回路が調整した電圧値と、前記第2の条件記憶部に記憶される値との差分を記憶する第3の条件記憶部とを含む、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第3の記憶領域は、2値を記憶し、
    前記書き込み制御回路は、前記第3の記憶領域が保持する値の各々に対応して、前記第2の記憶領域に書き込むビット値を反転させることを特徴とする、請求項2から請求項5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  7. 不揮発的にデータを記憶する半導体記憶装置であって、
    行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、所定数の前記メモリセルを含む単位領域毎にデータを記憶する第1の記憶領域と、行方向及び列方向に配列される複数のメモリセルによって構成され、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域の各々毎にデータを記憶する第2の記憶領域とを含むメモリセルアレイと、
    同一行に整列するメモリセルの各々に接続される複数のワード線と、
    同一列に整列するメモリセルの各々に接続される複数の信号線と、
    前記複数のワード線から選択された1本のワード線に電圧を印加する行選択回路と、
    一対の入力端子を有し、前記入力端子間の電位差を検出するセンスアンプと、
    前記センスアンプの入力端子の一方に、一定の基準電圧を供給する電圧制御回路と、
    データの書き込み時において、前記第1の記憶領域及び前記第2の記憶領域の記憶内容を消去した後、前記第1の記憶領域から選択された単位領域にデータを書き込み、前記選択された単位領域への書き込み回数に応じて予め定められたデータを、前記単位領域毎に前記第2の記憶領域に書き込む書き込み制御回路と、
    データの読み出し時において、前記第2の記憶領域から選択された信号線を前記センスアンプの入力端子の他方に接続した後、前記第1の記憶領域から選択された信号線を前記センスアンプの入力端子の他方に接続し、前記第2の記憶領域から読み出されたデータが前記予め定められたデータと一致しない場合には、前記電圧制御回路を制御して前記行選択回路の出力電圧を調節する読み出し制御回路とを備える、半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルによって構成され、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎にデータを記憶する第3の記憶領域を更に備え、
    前記書き込み制御回路は、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎の消去回数を前記第3の記憶領域に書き込み、
    前記読み出し制御回路は、前記第3の記憶領域に記憶される消去回数に基づいて、前記第2の記憶領域からのデータが前記予め定められたデータと一致するか否かを判定する、請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記電圧制御回路は、
    前記行選択回路の出力電圧を調整するトリミング回路と、
    前記トリミング回路が設定した出力電圧の値を保持する記憶回路とを含み、
    前記読み出し制御回路は、前記第2の記憶領域から読み出されたデータが予め定められたデータと一致しない場合に前記トリミング回路を制御して前記行選択手段の出力電圧を調節する、請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記メモリセルアレイは、前記第1の記憶領域に含まれる単位領域毎にデータを記憶する第4の記憶領域を更に含み、
    前記書き込み制御回路は、前記記憶回路に保持される値を前記第4の記憶領域に書き込み、
    前記読み出し制御回路は、前記第4の記憶領域に記憶される値を読み出して、前記トリミング回路に出力することを特徴とする、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第4の記憶領域は、
    前記第1の記憶領域が初期状態にある場合に、前記第1の記憶領域からデータを正常に読み出すことができる前記行選択回路の出力電圧を記憶する第1の条件記憶部と、
    前記第2の記憶領域が初期状態にある場合に、前記第2の記憶領域からデータを正常に読み出すことができる前記行選択回路の出力電圧を記憶する第2の条件記憶部と、
    前記トリミング回路が調整した電圧値と、前記第2の条件記憶部に記憶される値との差分を記憶する第3の条件記憶部とを含む、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第3の記憶領域は、2値を記憶し、
    前記書き込み制御回路は、前記第3の記憶領域が保持する値の各々に対応して、前記第2の記憶領域に書き込むビット値を反転させることを特徴とする、請求項8から請求項10のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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