JP2008096478A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色間のトナー消費の偏りをなくすとともに、トナーパッチ数を削減することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】付着量がそれぞれ異なるような作像条件(現像ポテンシャル)で作像された12個のトナーパッチからなるひとつの階調パターンにおいて、P1、P4、P7、P10のトナーパッチをC色で形成する。また、P2、P5、P8、P11のトナーパッチをM色で形成する。そして、P3、P6、P9、P12のトナーパッチをY色で形成する。これを、近赤外光および/または赤外光を検知する光センサで検知して、その検知結果に基づいて、現像γ、光センサの感度補正係数α、ηを補正する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を用いた複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置では、常に安定した画像濃度が得られるようにするために、次のような画像濃度制御が行われている。すなわち、感光体等の像担持体上にトナー付着量がそれぞれ異なるようにそれぞれ異なる作像条件(現像ポテンシャル)で作像された複数の濃度検知用トナーパッチからなる階調パターンを作成する。それらトナーパッチを光学的検知手段である光センサにより検出した検出値と所定の付着量算出アルゴリズムとを用いて各トナーパッチのトナー付着量(トナー濃度)を算出する。そして、各トナーパッチのトナー付着量(トナー濃度)と作像条件(現像ポテンシャル)との関係から、現像γ(現像ポテンシャルを横軸、トナー付着量を縦軸としたときの傾き)および現像開始電圧Vk(現像ポテンシャルを横軸、トナー付着量を縦軸としたときの切片)を求める。その求めた現像γに基づいて、適正なトナー付着量となる現像ポテンシャルとなるように、LDパワー、帯電バイアス、現像バイアスなどの作像条件を調整する制御である。
トナーパッチを検知する光学的検知手段としての光センサとしては、LEDなどの発光素子とフォトトランジスタなどの受光素子とからなり、発光素子の正反射光を受光素子で検知する正反射型の光センサが一般的に用いられている。正反射型の光センサは、検知面が平滑な場合は正反射光が多いので受光素子の出力値が高く、検知面が粗くなるにつれて正反射光が少なくなり受光素子の出力値が低くなる。すなわち、トナー付着量が少ないときは、平滑な像担持体表面を反射する光が多いため、正反射光が多くなり、受光素子の出力値が高い。一方、トナー付着量が多くなると、トナー粒子により検知面が凹凸状となるため、正反射光が少なくなり、受光素子の出力値が低くなる。このように、受光素子の出力値とトナー付着量との間に相関関係があるので、受光素子の出力値から、トナー濃度を検知することができるのである。
しかし、正反射型の光センサは、高濃度部(トナー付着量の多い)のトナーパッチの濃度を正確に検知できないという不具合があった。これは、像担持体表面をほとんどトナー粒子で覆うようなトナーパッチの凹凸状態と、さらに付着量が増加してトナー粒子が何層にも重なったときのトナーパッチの凹凸状態とにさほど違いがないからである。
このような高濃度部のトナーパッチを検知できるようにトナーパッチを検知する光センサとして、正反射光を受光する受光素子と、拡散反射光を受光する受光素子とを備えたものを使用する画像形成装置も知られている(特許文献1〜3)。光センサは、温度変化、経時劣化などによる発光素子の出力が変化したり、受光素子の出力が変化したりする。さらに、像担持体の経時劣化によっても受光素子の出力が変化する。このため、受光素子の出力値を何ら補正(校正)することなく受光素子の出力値からトナー付着量を一義的に求めると、正確な濃度検知(トナー付着量検知)を行うことができない。
そこで、特許文献1〜3では、次のような光センサの補正(校正)制御を行って、拡散反射光を受光する受光素子(以下、拡散反射受光素子)の出力値から、トナーパッチの濃度(トナー付着量)を求めている。すなわち、まず、各トナーパッチを検知したときの正反射受光素子の出力値と拡散反射受光素子の出力値とから、感度補正係数αを算出する。次に、感度補正係数αを用いて正反射受光素子の出力値を正反射光成分と拡散反射光成分とに成分分解する。次に、像担持体表面を検知したときの出力値(地肌部出力値)と正反射成分との比をとり、正反射成分を0〜1までの正規化値β(n)へ変換する。
次に、拡散反射受光素子の出力値に正規化値を乗算した値を用いて、拡散反射受光素子の出力値から像担持体表面からの拡散反射光成分を除去して、トナーからの拡散反射光成分を抽出する。次に、正規化値β(n)と、拡散反射光成分を用いて、拡散反射受光素子の出力値の感度補正を行うための感度補正係数ηを算出する。そして、拡散反射受光素子の出力値から抽出したトナーからの拡散反射光成分に上記感度補正係数ηを乗算して、拡散反射受光素子の出力値を補正(校正)する。そして、この感度補正係数ηで補正(校正)した拡散反射受光素子の出力値からトナー付着量を一義的に求める。
温度変化、経時劣化などによる発光素子や受光素子の特性変化などによる受光素子の出力値が変動しても、感度補正係数α、感度補正係数ηで受光素子の出力値を補正(校正)することで、受光素子の出力値とトナー付着量との関係を一義的な関係に修正することができる。これにより、経時にわたり光センサで良好なトナー付着量検知を行うことができる。
特開2006−139180号公報 特開2004−279664号公報 特開2004−354623号公報
特許文献1〜3における光センサの校正制御は、トナー付着量の異なる10〜16のトナーパッチからなる階調パターンを色毎に作成していた。図19は、像担持体たる中間転写ベルト10に形成される各色の階調パターンTK(k)、TK(m)、TK(c)、TK(y)の一例である。このため、図に示すように、中間転写ベルト上に形成される各色の階調パターンを含む全体の長さLが長くなり、光センサ310K、310MCYがトナーパッチの検知を開始して終了するまでの時間が長くなる。その結果、光センサ310K、310MCYの校正制御時間が長くなり、装置のダウンタイムが長くなるという問題があった。この調整時間にのみ着目した場合、図20に示すように、K色の階調パターンTK(k)を検知するK用光センサ310K、M色の階調パターンTK(m)を検知するM用光センサ310M、C色の階調パターンTK(c)を検知するC用光センサ310C、Y色の階調パターンTK(y)を検知するY用光センサ310Yを設ける方法が考えられる。これにより、図19に比べて階調パターンを含む全体の長さLが短くなり、装置のダウンタイムを短縮することができる。しかしながら、光センサを色毎に設けるため、装置のコストアップにつながるという問題があった。
このため、各色のトナーパッチ数を削減することができれば、中間転写ベルト上に形成されるトナーパッチの全体の長さLを短くすることができ、装置のダウンタイムを短縮することができ、しかもトナー消費量を削減することもできる。
そこで、各色のトナーパッチ数を削減すべく本出願人は、センサが近赤外光または赤外光を検出するものであることに着目して鋭意検討を行った結果、各色のトナーパッチ数を削減できることを見出した。
従来は、Y、C,M色の階調パターンの各トナーパッチのトナー付着量制御目標値は同じである。すなわち、図21に示すように、同じトナー付着量をもつ色の異なるトナーパッチが3個ずつ形成されていることとなる。センサが赤外光、近赤外光を検出するものを用いた場合は、同じ値の検出値が3個ずつ得られることとなる。これは、赤外光、近赤外光は、トナー色によって、反射率に顕著な差がないためである。
光センサの階調パターンの検出結果を用いる制御としての光センサの感度を校正する光センサ校正制御は、上述した感度補正係数αおよび感度補正係数ηを算出する制御である。
感度補正係数αは、上記特許文献1〜3に記載のように各トナーパッチを検知したときの正反射受光素子の出力値(ΔVsp_reg[n])と拡散反射受光素子の出力値(ΔVsp_dif[n])との比の最小値である。すなわち、感度補正係数αを算出する処理としては、各トナーパッチを検知したときの正反射受光素子の出力値(ΔVsp_reg[n])と拡散反射受光素子の出力値(ΔVsp_dif[n])との比から最小値を見つけ出す処理となる。ここで、赤外光、近赤外光を検出する光センサを用いた場合は、パッチのトナー濃度の違いで上述の比の値は変化するが、トナー濃度が同じ場合は、色に関係なく同じ値を示す。従って、赤外光、近赤外光を検出する光センサを用いた場合、従来の各色毎に同じ階調をもつ階調パターンを検知して、上述の比を取ったときに、同じ値が3つずつ存在することになる。感度補正係数αは、(ΔVsp_reg[n]/ΔVsp_dif[n])の最小値を求めるものであるため、同じ値が複数あるからと言って感度補正係数αの算出精度が向上するわけではない。従って、感度補正係数αを算出するには、階調パターンの高濃度部のトナーパッチ(P8〜P10)は、Y、C,M色のうち1色あれば十分であることがわかる。
感度補正係数ηは、正反射受光素子の出力値の正反射成分の正規化値を横軸、拡散反射受光素子の出力値から抽出したトナーからの拡散反射光成分を縦軸にして、プロットしたときにおけるトナーパッチの低濃度部(パッチNoP2〜P4)のプロット線から求めている。近赤外光、赤外光を検出する光センサを用いて、従来の各色毎に同じ階調をもつ階調パターンを検知した場合、ほぼ同じ位置に3つのデータがプロットされる。感度補正係数ηは、データ点が均等に分散することで、プロット線を正確に把握することができ、感度補正係数ηの算出精度が向上する。しかし、同じ位置にデータが複数プロットされたからと言って、感度補正係数ηの算出精度が向上するわけではない。従って、階調パターンの低濃度部のトナーパッチ(P2〜P4)は、Y、C,M色のうち1色あれば十分である。
以上のことから、赤外光、近赤外光を検出する光センサを用いて、Y、M、C色のうち、1色のみで、トナーパッチ低濃度部(パッチNo2〜4)、トナーパッチ高濃度部(パッチNo8〜10)からなる階調パターンを作れば、感度補正係数αおよびηを算出する制御を行うことができる。これにより、トナーパッチの個数を減らすことができ、トナー消費量を削減できる。また、トナーパッチを検知する時間を短縮することができ、光センサの校正制御を短時間で行うことができ、装置のダウンタイムを短くすることができる。
しかし、この場合、Y、M、Cのトナーのうち、1色のトナーが他のトナーよりも多く消費されてしまい、トナー補充の時期が他の色のトナー補充時期と異なり、トナー補充作業を行う頻度が高くなるという不具合が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、色間のトナー消費の偏りをなくすとともに、トナーパッチ数を削減することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体上に複数色のトナー像を形成する画像形成手段と、該トナー像からの反射光を検出する光学的検知手段と、前記光学的検知手段の検出値を用いて所定の制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置において、前記光学的検知手段が、近赤外光および/または赤外光を検出するものであり、前記制御手段は、画像形成手段で付着量が互いに異なるような画像形成条件で形成される複数のトナーパッチからなる階調パターンを少なくとも2色以上で形成し、各トナーパッチを前記光学的検知手段で検出した検出値を所定の制御に用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記制御手段は、前記光学的検知手段の検出値を用いて前記光学的検知手段の感度の校正制御を実行することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記光学的検知手段の感度の校正制御は、前記光学的検知手段の正反射光出力値から抽出した正反射成分と、前記光学的検知手段の拡散光出力値から抽出したトナーからの拡散光成分との関係を多項式近似して得られた感度補正係数に基づいて、前記光学的検知手段の感度校正を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記多項式近似が、2次式近似であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記光学的検知手段で検出した検出値を、画像濃度制御に用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、前記光学的検知手段は、近赤外光および/または赤外光を発光する発光素子と、近赤外光および/または赤外光を受光する受光素子とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の画像形成装置において、所定のトナー付着量を有する基準トナー像を形成するときの現像ポテンシャルを基準現像ポテンシャルとし、その基準現像ポテンシャルに予め定められた異なる値を乗じることで前記階調パターンの各トナーパッチを形成するための画像形成条件を算出することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、前記基準トナー像がベタ画像であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7または8の画像形成装置において、前記基準トナー像を各色共通としたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、前記基準現像ポテンシャルの値は、色毎に設定することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項7乃至10いずれかの画像形成装置において、前記基準の現像ポテンシャルに乗じる各値を、0以上1以下の範囲で、略均等に分散させたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、前記現像バイアスをそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、前記像担持体への書込光の強度をそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、前記書込光の密度をそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15いずれかの画像形成装置において、各色のトナーパッチを同時に形成できるように画像形成手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項16の画像形成装置において、前記画像形成手段は、複数の像担持体を並列配置し、複数の像担持体上に個別にそれぞれ異なる色のトナー像を形成させて、各像担持体と当接して無端移動する無端移動体によって搬送された記録材に順次転写するか、又はトナー像を前記無端移動体の表面へ順次転写した後に前記無端移動体上のトナー像を記録材に一括転写することにより、記録材に画像を形成することを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項17の画像形成装置において、各像担持体に形成された複数のトナーパッチからなる各色のパターン画像の長さは、像担持体間ピッチよりも短いことを特徴とするものである。
なお、上記「近赤外および/または赤外光」は、760nm以上、1mm未満の波長領域の光であって、色によるトナー反射率に顕著な差のない波長域の光を指している。
なお、JIS−Z8120光学用語(Glossary of optical terms)によれば、『赤外線とは、単色光成分の波長が可視放射の波長より長く、およそ1mmより短い放射。可視放射、可視光線とは、目に入って、視感覚を起こすことができる放射。光線という概念で用いる場合は可視光線という。一般に可視放射の波長範囲の短波長限界は360nm〜400nm、長波長限界は760nm〜830nmにあると考えてよい。』と定義されている。すなわち、本発明で定義する「近赤外光および/または赤外光」には、JIS−Z8120光学用語で定義するところの可視光線の長波長領域を含むものである。
請求項1乃至18の発明によれば、光学的検知手段は、近赤外光、赤外光を検出するものであるので、トナー像のトナー付着量が同じであれば、色毎に光学的検知手段の検出値が異なることがない。その結果、光学検知手段のそれぞれ異なる検出値を用いて制御を行う場合は、異なる付着量のトナーパッチをそれぞれ1つ形成すればよい。従って、各色同じ付着量のトナーパッチを形成していたものに比べて、トナーパッチ数を削減することができ、トナー消費量を削減できる。また、トナーパッチ数を削減することができるので、光学的検知手段でトナーパッチを検知する時間を削減することができ、ダウンタイムを短くすることができる。さらに、複数のトナーパッチからなる階調パターンを少なくとも2色以上のトナーを用いて形成することで、1色でトナーパッチを形成するものに比べて、トナー消費の偏りを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用する画像形成装置としての複写機の一例を示す概略構成図である。図1において、符号100は複写機本体であり、符号200はそれを載せる給紙テーブルであり、符号300は複写機本体100上に取り付けるスキャナであり、符号400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。この複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真複写機である。
複写機本体100には、その中央に、第2像担持体としての中間転写体であるベルトからなる中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、3つの支持回転体としての支持ローラ14,15,16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これらの3つの支持ローラのうちの第2支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、3つの支持ローラのうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、そのベルト移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成部18が並べて配置された画像形成手段であるタンデム画像形成部20が対向配置されている。本実施形態においては、第3支持ローラ16を駆動ローラとしている。また、タンデム画像形成部20の上方には、書込手段としての露光装置21が設けられている。
また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第2の転写手段としての2次転写装置22が設けられている。この2次転写装置22においては、2つのローラ23間に記録材搬送部材としてのベルトである2次転写ベルト24が掛け渡されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第3支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。この2次転写装置22により、中間転写ベルト10上の画像を記録材であるシートに転写する。また、この2次転写装置22の図中左方には、シート上に転写された画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備わっている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて持たせることが難しくなる。また、本実施形態では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28も設けられている。
上記複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。次いで、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
この原稿読取りに並行して、図示しない駆動源である駆動モータで駆動ローラ16を回転駆動させる。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り2つの支持ローラ(従動ローラ)14,15が連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成部18において潜像担持体としての感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kを回転させ、各感光体ドラム上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いてそれぞれ露光現像し、単色のトナー画像(顕像)を形成する。そして、各感光体ドラム40Y,40M,40C,40K上のトナー画像を中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写して、中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
このような画像形成に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を転写する。画像転写後のシートは、2次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
なお、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
次に、上述したタンデム型画像形成部20の画像形成部18について説明する。なお、ここでは、K色の画像形成部18Kについて説明するが、Y、M,Cの画像形成手段も同様の構成をしている。画像形成部18Kは、例えば図2に示すように、ドラム状の感光体40Kの周りに、帯電装置60K、電位センサ710K、現像装置61K、感光体クリーニング装置63K、図示しない除電装置などを備えている。
画像形成時には、感光体40Kは、図示しない駆動モータによって回転駆動される。そして、帯電装置60Kによって一様帯電せしめられた後、露光装置21からの書込光Lによって露光されて静電潜像を担持する。スキャナ300からのカラー画像信号は、図示しない画像処理部で色変換処理などの画像処理が施され、K,Y,M,Cの各色の画像信号として露光装置21へ出力される。露光装置21は、画像処理部からのKの画像信号を光信号に変換し、この光信号に基づいて感光体40Kを走査して露光することで静電潜像を形成する。
現像装置61Kの現像部材たる現像ローラ61aには現像バイアスが印加されており、感光体上の静電潜像と、現像ローラ61aとの間に電位差である現像ポテンシャルが形成されている。この現像ポテンシャルにより現像ローラ61a上のトナーが現像ローラ61aから感光体40Kの静電潜像に転移することで、静電潜像が現像されてトナー像が形成される。感光体40K上に形成されたKトナー像は、1次転写装置62Kによって中間転写ベルト10上の転写紙Sに一次転写される。感光体40Kは、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63Kによって残留トナーがクリーニングされ、図示しない除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。
同様にして、画像形成部18Y,M,Cは、ドラム状の感光体40Y,M,Cの周りに、帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、感光体40Y、40M、40CにY,M,Cトナー像を形成し、これらは中間転写ベルト10上に重ね合わせて1次転写される。
本実施形態の画像形成装置には、形成する画像の色がフルカラーのときには全ての感光体40Y,40M,40C,40BKを中間転写体10表面に接触させておくフルカラーモードと、黒単色のときには黒以外の感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10表面から離間させるモノクロモードとを備えている。また、本実施形態の画像形成装置には、スキャナで読み取った原稿画像がモノクロ画像かカラー画像かを検知して、自動的にモノクロモードとフルカラーモードとに切替るオートカラーチェンジモードも備えている。モノクロモードには、K色の感光体以外の感光体を中間転写ベルトから相対的に離間させて画像形成を行う第1モノクロモード、K色以外の現像装置の動作を停止させる第2モノクロモードの2種類ある。この第2のモノクロモードは、オートカラーチェンジモードが選択されているときに実行されるモードである。モノクロモード、フルカラーモード、オートカラーチェンジモードの切替は、ユーザーの意思で決定して入力できるよう、手動操作手段たる図示しない操作パネルに入力部を設けている。
ユーザーによって、モードを選択可能としているので、次のような利点がある。例えば、原稿画像は、カラー画像であるが、ユーザーがモノクロ画像にしたい場合は、ユーザーが操作パネルを操作して、モノクロモードを選択すれば、ユーザーの所望どおりのモノクロ画像を得ることができる。また、ユーザーがモノクロモードを選択したときは、常にY、M、Cの感光体が中間転写ベルト10から離間しているので、Y、M、Cの感光体の劣化を抑制することができる。
また、ユーザーによってカラーモードが選択されると、オートカラーチェンジモードのようにモノクロ画像の場合は、モノクロモードに切り替わることがない。よって、カラー原稿とモノクロ原稿が混在した複数の原稿を連続して印刷するときの印刷スピードは、オートカラーチェンジモードよりも速い。その結果、ユーザーが、カラーモードを選択することで、ユーザーは、カラーとモノクロが混在した複数の原稿の印刷画像を早く手に入れることができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行う度に、各色の画像濃度を適正化するための画像濃度制御を実行する。この画像濃度制御では、トナーパッチを、各感光体40Y、40M、40C、40Bk上にそれぞれ形成する。各感光体40Y、40M、40C、40Bk上にそれぞれ形成されるトナーパッチは、現像ポテンシャルを順次切り替えることにより、複数のトナーパッチからなる階調パターンを形成する。すなわち、本実施形態では、トナー付着量が階調的に変化するライン状の階調パターンを、感光体の表面移動方向に沿って作成する。各色の感光体上の階調パターンを、中間転写ベルトに転写して、図1に示すように、中間転写ベルトと対向する位置に設けられた光学的検知手段である光センサ310で検出する。次に、光センサ310により検出した検出値と所定の付着量算出アルゴリズムとを用いて各トナーパッチのトナー付着量(トナー濃度)を算出する。そして、各トナーパッチのトナー付着量(トナー濃度)と作像条件(現像ポテンシャル)との関係から、現像γ(現像ポテンシャルえを横軸、トナー付着量を縦軸としたときの傾き)および現像開始電圧Vk(現像ポテンシャルえを横軸、トナー付着量を縦軸としたときの切片)を求める。その求めた現像γに基づいて、適正なトナー付着量となる現像ポテンシャルになるように、露光パワー(書込強度)、帯電バイアス、現像バイアスなどの作像条件を調整する。
次に、本実施形態における光センサ310の構成について説明する。
図3は、本実施形態における光センサ310の概略構成を示す断面図である。本実施形態における光センサ310は、主に、発光手段としての発光素子311と、正反射光を受光するための第1の受光手段としての正反射受光素子312と、拡散反射光を受光するための第2の受光手段としての拡散反射受光素子313とから構成されている。各素子311,312,313は、プリント基板314上に実装されており、単一のパッケージ315に封入されている。パッケージ315には、発光素子311から照射される入射光が中間転写ベルト10の表面に至るまでの入射光路を確保するための通路、及び、中間転写ベルト10の表面で正反射した正反射光が正反射受光素子312に至るまでの正反射光路を確保するための通路がそれぞれ形成されている。
光センサ310は、1.発光素子出力、受光素子出力のロットのバラツキ、2.発光素子出力、受光素子出力の温度特性および経時劣化、3.検知対象面である中間転写ベルト10の経時劣化、などの影響で光センサ310の感度補正(校正)を行わないと、常に安定し且つ正確な付着量検知を行うことができない。
そこで、本実施形態においては、光センサ310が検出した階調パターンの検出値に基づいて、以下のような光センサ310の感度を校正する光センサ校正制御を行って、光センサ310が検出した階調パターンの出力値を補正(校正)している。
以下に、本実施形態の光センサ校正制御について説明する。なお、以下説明中の記号(略号)の意味は以下の通りである。
Vsg・・・転写ベルト地肌部出力電圧
Vsp・・・各パターン部出力電圧
Voffset・・・オフセット電圧(LED_OFF時の出力電圧)
_reg.・・・正反射光出力(Regular Reflectionの略)
_dif.・・・拡散反射光出力(Diffuse Reflectionの略)
(cf.JISZ8105:色に関する用語参照)
[n]・・・要素数:nの配列変数(トナーパッチ数)
[STEP1]データサンプリング:Vsp,ΔVsg算出
まず初めに、正反射光出力,拡散光出力ともに、全ポイント[n]についてオフセット電圧との差分を計算する。
<処理式>
正反射光出力増分:
Figure 2008096478
拡散反射光出力増分:
Figure 2008096478
[STEP2]感度補正係数αの算出
STEP1にて求めたΔVsp_reg.[n]、ΔVsp_dif.[n]から、各ポイント毎にΔVsp_reg.[n]/ΔVsp_dif.[n]を算出し、STEP3で正反射光出力の成分分解を行う際に、拡散光出力(ΔVsp_dif[n])に乗ずる係数αの算出を行う。
<処理式>
Figure 2008096478
[STEP3]正反射光の成分分解
以下の式により、正反射光出力の成分分解を行う。
<処理式>
正反射光出力の拡散光成分:
Figure 2008096478
正反射光出力の正反射成分:
Figure 2008096478
[STEP4]正反射光出力_正反射成分の正規化
次に、各パターン部出力のベルト地肌部出力との比を取り、0〜1までの正規化値へ変換する。
<処理式>
正規化値:
Figure 2008096478
[STEP5]拡散光出力の地肌部変動補正
次に、[拡散光出力電圧]から[ベルト地肌部からの拡散光出力成分]を除去する処理を行う。
<処理式>
補正後の拡散光出力:
Figure 2008096478
[STEP6]拡散光出力の感度補正
「正反射光(正反射成分)の正規化値」に対し、地肌部変動補正後の拡散光出力をプロットし、そのプロット線を近似することで、拡散光出力の感度を求め、この感度があらかじめ定めた狙いの感度となる様、補正を行う。上記プロット線を近似する方法として、線形近似(一次近似)する方法(処理1)と、多項式近似(2次近似)する方法(処理2)とがある。
[処理1について]
処理1は、「正反射光(正反射成分)の正規化値」に対し、地肌部変動補正後の拡散光出力をプロットしたプロット線の直線領域(β(n)値0.30〜0.90)における直線関係から、感度補正係数ηを算出する。
まず、プロット線の直線の傾きを最小二乗法により求める。
Figure 2008096478
x[i]:正反射光_正反射成分の正規化値
X:正反射光_正反射成分の正規化値の平均値
y[i]:地肌部変動補正後拡散光出力
Y:地肌部変動補正後拡散光出力の平均値
なお、計算に用いるxの範囲は、0.30≦x≦0.90である。
本実施例においては、計算に用いるxの範囲の下限値を0.30としたが、この下限値はx,yとが線形関係にある範囲内で任意に決める事ができる値である。なお、上限値は、1近傍、すなわち、トナーがほとんど付着しないデータ値は、ベルトキズなどの要因によるばらつきを持つため、これを計算上除外するために0.90とした。
こうして求められた一次式から計算されるある正規化値aがある値bとなる様な感度補正係数ηを求める。
Figure 2008096478
[処理2について]
処理2は、「正反射光(正反射成分)の正規化値」に対し、地肌部変動補正後の拡散光出力をプロットしたプロット線を多項式近似(本実施形態においては、2次式近似)して、感度補正係数ηを算出する。
まず、プロット線を2次近似式(y=ξ+ξx+ξ)で近似して、下記のように最小二乗法により係数ξ、ξ、ξを求める。
Figure 2008096478

m:データ数
x[i]:正反射光_正反射成分の正規化値
y[i]:地肌部変動補正後拡散光出力
なお、計算に用いるxの範囲は、0.06≦x≦0.90である。
上記(1)、(2)、(3)の連立方程式を解くことで、係数ξ、ξ、ξを求めることができる。
本実施例においては、計算に用いるxの範囲の下限値を0.06、上限値を0.90としたが、この上下限値は任意に決めることができる値である。なお、上限値は、地肌部の変動の影響を受けにくい値に設定するのが好ましい。
こうして近似されたプロット線から計算されるある正規化値aがある値bとなる様な感度補正係数ηを求める。
Figure 2008096478
STEP5で求めた地肌部変動補正後の拡散光出力に対し、処理1または処理2で求めた感度補正係数ηを乗じることで、付着量と拡散出力との関係が予め定めれた関係となるように補正する。
感度補正後の拡散光出力:ΔVsp_dif‘’
Figure 2008096478
以上が、LED光量低下などにより生じる光センサの経時的な変動などに対する光センサ出力値の補正(校正)制御(処理)である。
そして、上述の光センサ310の出力値の補正(校正)制御を行った後に、補正(校正)された光センサの出力値に基づいて、付着量変換テーブルを参照することにより、光センサ310の出力値をトナー付着量に変換する処理を行う。
本実施形態の画像形成装置においては、光センサ310の階調パターンの検出結果を用いる制御しては、上述の画像濃度制御と、この画像濃度制御の前処理として行う上述の光センサの感度の補正(校正)制御とがある。従来、これらの制御を行うにあたり、トナーパッチ数が10〜16個のトナーパッチからなる階調パターンを色毎に形成していた。このため、トナーパッチ数が多く(40〜52個)中間転写ベルト10に形成されるトナーパッチの全長が長くなり、トナーパッチ検出に時間を要していた。また、トナーが多く消費しまうという無駄もあった。
そこで、本実施形態においては、階調パターンのトナーパッチ数を削減して、上述の画像濃度制御と光センサ校正制御とを行えるようにした。
画像濃度制御では、光センサ310の階調パターンの検出結果は、現像γを算出するに用いられている。また、光センサ310の感度の校正制御では、光センサ310の階調パターンの検出結果は、感度補正係数α、感度補正係数ηの算出に用いられている。
そこで、個々の係数(現像γ、感度補正係数α、γ)を算出するにあたり、必要な階調パターンのトナーパッチ数について検討を行った。
[感度補正係数α算出時の必要要件]
感度補正係数αは、「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比の最小値である。このため、この最小値がうまくサーチできる様、最小値近傍で複数の異なるデータが必要である。すなわち、感度補正係数αの算出においては、光センサの出力値が最小値近傍の値となる付着量の異なる複数トナーパッチが必要となる。
[感度補正係数η算出時の必要要件]
感度補正係数ηは、階調パターンを検知したときの光センサの拡散光出力とトナー付着量との関係を、付着量変換テーブルの関係と一致させるために、ソフト的に乗じる補正係数である。これを上述の処理1のように線形近似(一次近似)で求める場合は、β[n]の有効範囲内に最低限2点のデータがあればよい。また、感度補正係数ηを上述の処理2のように多項式近似式を用いて求める場合は、β[n]の有効範囲内に近似式の次数+1のデータが最低限あればよい。なお、多項式近似としては、精度の計算の簡略化から2次近似の採用が好ましい。
また、感度補正係数ηを算出するためのデータ数(トナーパッチ数)を決めるにあたり、以下のような要因を考慮する必要がある
・低付着量側の正反射光のデータ点は、ベルト傷などの誤差要因によるばらつきを持つ。
・現像能力(現像γ,現像開始電圧:Vk)のうち、現像γは制御対象であるが、現像開始電圧:Vkは、現像能力が変化した結果の従属的な特性にしか過ぎないため、階調パターンの作像条件を固定条件(=固定電位)としている限りにおいては、Vkの変化により、パッチ濃度が変化しうるものである。
このような誤差要因による異常値データの影響を抑制するには、画像形成装置ごとのばらつき特性を実験等で検証し、最低限のデータ数に冗長データを適宜加えればよいと予想する。
次に、画像濃度制御および光センサの校正制御におけるトナーパッチ数のについて、検証する。検証に使用した画像形成装置は、図1に示したタンデム型画像形成装置を使用した。また、中間転写ベルト10と対向する位置に配置する光センサ310は、先の図19に示すように、黒用の光センサ310Kとカラー(Y、M、C)用の光センサ310YMCとを用いた。黒用の光センサ310Kは正反射光のみを受光するタイプの光センサであり、カラー用の光センサ310YMCは、正反射光および拡散反射光を受光するタイプの光センサである。黒用の光センサは、ベルト地肌部を検出したときの検出値から、光センサの校正を行う。一方、カラー用の光センサ310YMCは、上述したような階調パターンを検出したときの出力値から光センサの校正を行う。
カラー用光センサ310YMCは、発光素子311として、図4(a)に示すように、ピーク発光波長が940nmのGaAs発光ダイオードと、正反射受光素子312及び拡散反射受光素子313として、図4(b)に示すようなピーク分光感度波長が850nmのSiフォトトランジスタとを有したものを使用している。すなわち、この光センサは、図4(c)に示すように、色による反射率に顕著な差のない830nm以上の赤外光を検出するものである。なお、ここで言う「顕著な差を生じない」とは、3色トナーのばらつきレベルが±3%の範囲内のことを言う。830nmでC色71.68nm、M色73.96nm、Y色76.22nmであり、3色の平均値と上下幅は、73.95[±2.27]になる。すなわち、830nmでのばらつき片側幅は、2.27/73.95×100(%)≒3(%)になる。830nmよりも大きい他の値も概ねこのレベルであり、3色トナーのばらつきレベルが±3%の範囲内となる。
以下の検証で対象とする光センサは、カラー用光センサである。
[階調パターンの作像条件]
階調パターンの作像条件は、以下に示すとおりである。
・トナーパッチ数:P1〜P10
・現像γの狙いの値:黒(現像γ=1.25[mg/cm/−kV])
:カラーCMY共通(現像γ=1.50[mg/cm/−kV])
・バイアス条件:固定電位(帯電DC=−700[V]、現像DC=−500[V])
・露光条件:LDパワー=固定、LD点灯Duty=表1参照(各色共通)
Figure 2008096478
すなわち、LD点灯Duty(書込光の密度)を異ならせることによって、各トナーパッチを作像するときの現像ポテンシャルを異ならせて、各トナーパッチの濃度値(トナー付着量)を異ならせている。
[現像γの算出について]
図5は、10個のトナーパッチの光センサの検出値から計算したトナー付着量と、各トナーパッチを作像したときの現像ポテンシャルとの関係を示す図である。図に示すように、現像γの計算に使用する付着量範囲では、きれいな線形が得られている。すなわち、1色の現像γを算出するのに10個ものデータを用いる必要はなく、画像形成装置のタイプごとに品質要求される画像濃度のばらつきについて所定レベルを許容することで、より少ないデータ数で算出するよう設定することが可能となる。本実施例は図5にあるように濃度ばらつきが小さいレベルの線形特性を各色の現像装置が発揮でき、最低2点の濃度についてのパッチ形成で現像γの算出は可能である。更に現像スリーブの周期ムラによるパッチへのトナー付着量のばらつきや、転写ベルト表面の部分的な傷で正反射受光素子の出力値に誤差が生じる場合などのメカ的要因によるトナー付着量ばらつき(受光素子の出力値のばらつきの場合も含む)の可能性に配慮すると、必要に応じて冗長なパッチ形成をしておけば、トナー消費の観点では好ましくないものの誤差要因抑制の観点では好ましいと言える。後述する感度補正係数α、ηでの必要パッチ数が3個以上となる場合には、感度補正係数算出の目的に加えて、この冗長なパッチによる現像γの誤差要因抑制の効果を見込め、結果トナー消費量抑制とバランスの取れたパッチ数にすることができる。
[感度補正係数αの算出について]
図6は、「正反射光出力(ΔVsp_reg)」および「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」の比と、トナーパッチ数との関係を示す図である。図に示すように、感度補正係数αとなる「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比の最小値近傍(トナーパッチの高濃度部:P8〜P10)では、各色とも同じ値を示していることがわかる。これは、色による反射率に顕著な差のない領域の波長の光である赤外光や近赤外光を専ら光センサを用いているためである。また、Y,M、Cの階調パターンの作像条件(狙いの現像γ、固定電位、LD点灯Duty)も共通にして、各色の各トナーパッチの濃度を共通となるように制御しているためである。
感度補正係数αは、「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比の最小値が求められればよいため、同じ値が複数ある必要がなく、「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比の最小値近傍にデータが均等に分散されておけばよい。このことから、赤外光のような色による反射率に顕著な差のない領域の波長の光を検出する光センサを用いれば、感度補正係数αを算出するのにあたり、階調パターンの高濃度部のトナーパッチ(P8〜P10)は、Y、C,M色のうち1色あれば十分である。
[感度補正係数ηの算出について]
図7は、感度補正係数ηを求めるためのβの有効データ範囲(0.3〜0.9の範囲)に内にあるトナーパッチの検出値をプロットした図である。なお、β(n)の有効データ範囲内にあるトナーパッチは、表1に示すP2〜P4のトナーパッチであり、有効範囲内にある各色のβ(n)、ΔVsp_difは、表2に示すとおりである。
Figure 2008096478
この図においても、赤外光のような色による反射率に顕著な差のない領域の波長の光(赤外光)を検出する光センサを用い、Y,M、Cの階調パターンの作像条件(狙いの現像γ、固定電位、LD点灯Duty)も共通にして、各色の各トナーパッチの濃度を共通となるように制御しているので、各色のデータが分散せずにほぼ同じ値となっている。一方、例えば、C色のみ着目すると、各C色プロット位置は、均等に分散している。
感度補正係数ηを算出するにあたっては、有効データ範囲(一次近似の場合は、正規化値β(n)とΔVsp_difが線形となる範囲、2次近似の場合は、正反射出力が飽和しない範囲)に、トナーパッチから検出したデータが均等に分散されていることが好ましい。このことから、赤外光のような色による反射率に顕著な差のない領域の波長の光(赤外光)を検出する光センサを用いれば、感度補正係数ηを算出するのにあたり、階調パターンの低濃度部のトナーパッチ(P2〜P4)は、Y、C,M色のうち1色で十分である。すなわち、1色で階調パターンの低濃度部のトナーパッチ(P2〜P4)を作れば、有効データ範囲内に均等にデータを分散させることができるからである。
以上の検証から、
1.本実施例における各色現像γを算出するにはトナーパッチは各色最低2個でよい。またメカ的な要因によるトナー付着量のばらつきを考慮すれば2個以上とすることは好ましい。
2.感度補正係数αを算出するには、赤外光のような色による反射率に顕著な差のない領域の波長の光(赤外光)を検出する光センサを用いれば、高濃度部のトナーパッチ(P8〜P10)は、Y、C,M色のうち1色でよい。
3.感度補正係数ηを算出するには、赤外光のような色による反射率に顕著な差を検出する光センサを用いれば、低濃度部のトナーパッチ(P2〜P4)は、Y、C,M色のうち1色でよい。
ということがわかる。
以上のことから、赤外光のような色による反射率に顕著な差のない領域の光を検出する光センサを用いれば、Y,C,M色で、付着量の異なる複数のトナーパッチからなる階調パターン1つ形成するだけで、現像γ、感度補正係数αおよび感度補正係数ηを精度よく算出することが可能である。すなわち、一例を示すと、図8、図13に示すように、付着量がそれぞれ異なるような作像条件(現像ポテンシャル)で作像された12個のトナーパッチからなるひとつの階調パターンにおいて、P1、P4、P7、P10のトナーパッチをC色で形成する(図13参照)。また、P2、P5、P8、P11のトナーパッチをM色で形成する(図13参照)。そして、P3、P6、P9、P12のトナーパッチをY色で形成するのである(図13参照)。なお、図13は、トナーパッチと現像ポテンシャルの対応を色ごとに並べ替えたものである。実際の転写ベルト上の作像順は、図23のようにしても図18のようにしても現像γ、感度補正係数α、ηの算出には影響ないので、どちらでもよい。なお、図18のように作像すれば、詳細は後述するが、トナーパッチ数の削減、トナー消費量の均一化に加えて同時書きによる時間短縮の効果も得られる。
図8から、Y、M、C色のトナーで付着量の異なる複数のトナーパッチが形成されていることがわかり、感度補正係数α、ηを算出する各色のデータは、略均等に分散したデータとなることがわかる。よって、感度補正係数αおよび感度補正係数ηを精度よく算出することが可能であることがわかる。
また、各色ごとに階調濃度に差があるトナーパッチが構成されているが、図13のように図8から概念的に配列し直した図を見れば、図5と同様の階調パターンが色毎に構成されていることがわかる。よって、図13から、各色の現像γの算出に関しても精度よく算出することが可能であることがわかる。
なお、これは一例であり、感度補正係数αを算出するために用いられる高濃度部のトナーパッチおよび感度補正係数ηを算出するために用いられる低濃度部のトナーパッチのみ付着量が異なる階調パターンでもよい。一例を示すと、図9に示すように、9個のトナーパッチからなる階調パターンにおいて、P1、P4、P7をC色、P2、P5、P8をM色、P3、P6、P9をY色で形成する。そして、感度補正係数ηを算出するための低濃度部のトナーパッチ(P1〜P3)においては、トナー付着量がそれぞれ異なるような作像条件(現像ポテンシャル)でトナーパッチを作成する。また、感度補正係数αを算出するための高濃度部のトナーパッチ(P7〜P9)においても同様にトナー付着量がそれぞれ異なるような作像条件(現像ポテンシャル)でトナーパッチを作成する。そして、中濃度部のトナーパッチ(P4〜P6)においては、トナー付着量が同じとなるような作像条件(現像ポテンシャル)でトナーパッチを作成するようにしてもよい。このような階調パターンであっても、感度補正係数ηを算出するための有効データ範囲のデータおよび、感度補正係数αを算出するための「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比が最小となる近傍のデータを、均等に分散させることができる。よって、感度補正係数αおよび感度補正係数ηを精度よく算出することができる。また、各色付着量の異なる3個のトナーパッチが形成されているので、各色の現像γも精度よく算出することが可能となる。
また、Y、C、M色で形成するひとつの階調パターンのトナーパッチ数は、最低6個でよく、図10に示すようにY、C、M色で構成するひとつの階調パターンを低濃度部および高濃度部のみからなる階調パターンとしてもよい。また、図11に示すように、低濃度部におけるトナーパッチをP1〜P6としてそれぞれ付着量の異なるトナーパッチで構成し、高濃度におけるトナーパッチをP7〜P12としてそれぞれ付着量の異なるトナーパッチとしてもよい。これにより、感度補正係数α、感度補正係数ηを算出するときに有効データの範囲に入るデータ数が多くなり、精度の高い感度補正係数α、γを算出することができる。
また、図8〜図11に示した例では、C→M→Yの順にトナーパッチを形成しているが、これに限られるものではない。例えば、P1〜P3の低濃度部のトナーパッチをY色で形成し、P4〜P6の中濃度部のトナーパッチをM色で構成し、P7〜P10の高濃度部のトナーパッチをC色で構成してもよい。なお、一つの階調パターンを形成するのにC→M→Yの順のように階調濃度において隣り合う関係にあるトナーパッチを色、階調濃度ともに変えて形成した方が、現像γを算出するときにデータが略均等に分散されるので好ましい。また、そのようなトナーパッチの形成の仕方であると、各色のトナー消費量が均される方向になり、トナー全色の消費寿命延命の観点でも好ましい。しかし、現像γが算出可能な程度に分散されていれば、図24に示すように階調濃度的に連続する2以上のトナーパッチを同色で形成しても、後述する特段の事情の場合に、消費寿命延命に関して一定の効果が見込め得ることがある。すなわち、同一の画像濃度に対して色間で消費量に差がある場合、ユーザーの出力パターンに偏りがある場合等のとき、図24に示すような階調パターンとすることでトナー間の消費速度の調整を兼ねることができ、消費寿命延命に関して一定の効果が見込め得る。すなわち、現像γ、感度補正係数α、η算出のために作成する階調パターンの各色のトナーパッチ形成条件を修正して、色間の消費量の調整制御に用いるのである。具体的には、ユーザーの出力パターンの偏りなどを検知して、その検知結果に基づいて、各色が作成するトナーパッチを決めるのである。例えば、トナー消費量がY色<C色<M色の場合は、図24に示すように、Y色を高階調で連続させ、M色を低階調で連続させて、消費速度の調整を図るのである。また、特定の色のみ、高階調気味又は低階調気味で現像γを算出したい場合でも採用可能な構成と言える。更に、階調パターンにおける最高濃度(ベタトナーパッチ)を色毎に形成してもよい。ベタトナーパッチを色毎に形成することで、現像γを精度良く算出することができる。
次に、C、M、Y色で構成される階調パターンの作成方法について記述する。
C、M、Yは、現像γが狙いの現像γ=1.50[mg/cm/−kV]となるようにトナー濃度などを制御しているが、現実的には、C、M、Yの現像γが狙いの現像γになるように制御していても、各色で現像γが異なってしまっている場合がある。3色で一つの階調パターンを作ろうとする場合に、各色の現像γが、色毎に多少異なっている場合、各色共通の現像DCバイアス、帯電DCバイアスを用いると、階調を形成するためにパッチのトナー付着量を異ならせるよう設定しても実際には付着量に顕著な差が生じない虞がある。よって、そのような虞を解消するには一つの階調パターンを構成するようにY,C,M3色の付着量を略均等に分散させ、かつ互いに付着量が異なるような目標付着量を設定する。そしてそれら目標付着量ごとの作像電位(帯電DCバイアス、現像DCバイアスによって決まる)を設定しておけばよい。
以下、詳細を述べる。各色の作像電位は、画像濃度制御によって決められている。すなわち、画像濃度制御では、光センサの階調パターンの検出値に基づいて算出した色毎の現像γ、現像開始電圧Vkを以下の式に用いて、最大現像ポテンシャルを決定し、これに基づき作像電位である現像DCバイアス、帯電DCバイアスを決定している。
Figure 2008096478
そして、露光装置21が多値書込みである場合は、LD点灯Duty(書込光の密度)をトナーパッチ毎に異ならせることで、Y、C、M色で付着量の互いに異なるトナーパッチからなる1つの階調パターンを形成することができる。また、露光装置21がLD(光源)ON/OFFの2値書込みである場合は、帯電DCバイアス、現像DCバイアス条件をパッチ毎に異ならせることで、Y、C、M色で付着量の互いに異なるトナーパッチからなる階調パターンを形成することができる。
以下に、階調パターンの各トナーパッチの作像条件(現像ポテンシャル)を算出する方法を実施例1〜2に基づき説明する。なお、実施例1〜2では、図8に示す階調パターンの作成を例にして、説明する。
[実施例1]
実施例1は、所定のトナー付着量を基準として、各トナーパッチを作像するときの作像条件を決定するものである。以下に図12に基づき説明する。
まず、ベタ部(最大画像濃度となるトナーパッチの付着量)のトナー付着量(ここでは、0.5[mg/cm])をトナーパッチ数で等分(12等分)する。これで、各トナーパッチの目標トナー付着量が決められる。そして、この決められた各トナーパッチの目標付着量と、各色の現像γ、帯電開始電圧Vkからそれぞれ、作像条件(現像ポテンシャル)を決定する。具体的に説明すると、トナーパッチP1の目標付着量は、(0.5/12)[mg/cm]であり、トナーパッチP1を形成するC色の現像ポテンシャルは、図12に示すように、0.05[−kV]となる。これにより、各トナーパッチが所望の付着量となる作像条件でトナーパッチを作像することができる。
[実施例2]
次に、実施例2について説明する。
実施例2は、各色の最大現像ポテンシャルを基準として、各色のトナーパッチを作像するときの作像条件を決定するものである。
上述の付着量を基準として作像条件を決める方法は、ベタ部のトナー付着量から、各トナーパッチのトナー付着量の算出、各トナーパッチのトナー付着量から現像ポテンシャルの算出と言う具合に作像条件(現像ポテンシャル)を算出するまでの計算工程が多い。
実施例2では、現像γが略直線であり高精度の一次近似ができること、各色の最大濃度(ベタトナーパッチ)は、現像ポテンシャルで代用できることに着目して、各トナーパッチの作像条件の算出を簡素化するものである。すなわち、実施例2では、各色の最大現像ポテンシャルをトナーパッチ数で等分(12等分)することで、各トナーパッチの作像条件(現像ポテンシャル)を算出するのである。よって、この実施例2での各トナーパッチの作像条件(現像ポテンシャル)の算出は、以下のようになる。なお、PotMAXは、最大現像ポテンシャルである。
P1(c)=PotMAX(c)×(1/12)
P2(m)=PotMAX(m)×(2/12)
P3(y)=PotMAX(y)×(3/12)
P4(c)=PotMAX(c)×(4/12)
P5(m)=PotMAX(m)×(5/12)
P6(y)=PotMAX(y)×(6/12)
P7(c)=PotMAX(c)×(7/12)
P8(m)=PotMAX(m)×(8/12)
P9(y)=PotMAX(y)×(9/12)
P10(c)=PotMAX(c)×(10/12)
P11(m)=PotMAX(m)×(11/12)
P12(y)=PotMAX(y)×(12/12)
実施例1、2で示した算出方法によって、各トナーパッチの現像ポテンシャルを求めたら、算出された現像ポテンシャルとなるように、現像DCバイアス、帯電DCバイアス、書込光の密度等を決定する。
なお、実施例1、2では、0〜1の範囲で、トナーパッチ数で均等に分散させた値を乗じているが、これに限られず、乗じる値は、0〜1の範囲で略均等に分散しておけばよく、パッチ数に拘束されるものではない。例えば、Pm(色)を形成するための現像ポテンシャルを算出するために、乗じる値を(m+0.5)/12などにしてもよい。
露光装置21の書込光が2値の場合は、現像DCバイアス、帯電DCバイアスが算出された現像ポテンシャルとなるように調整する。以下では、現像バイアスを調整する例について説明する。
現像ポテンシャルは、(現像バイアス−潜像(露光部)電位)で求められるので、各トナーパッチ作像時の現像バイアスは、下記式により求めることができる。
(式)
現像バイアス={(最大現像ポテンシャル:PotMAX)×(n/12)}+潜像電位
なお、上記nは、トナーパッチの番号である。
一方、露光装置21が多値書込みである場合は、各色の帯電DCバイアス、現像DCバイアスを作像電位とし、最大濃度(ベタトナーパッチ)が得られる露光装置のLDの点灯時間を100%Duty、現像を開始するLD点灯Dutyを"a%"とし、これをトナーパッチ数で等分(12等分)すればよい。
具体的に示すと、各トナーパッチを作像するときのLD点灯Duty(書込光の密度)は、
P1(c)=(1/12)×(100%−a)+a
P2(m)=(2/12)×(100%−a)+a
P3(y)=(3/12)×(100%−a)+a
P4(c)=(4/12)×(100%−a)+a
P5(m)=(5/12)×(100%−a)+a
P6(y)=(6/12)×(100%−a)+a
P7(c)=(7/12)×(100%−a)+a
P8(m)=(8/12)×(100%−a)+a
P9(y)=(9/12)×(100%−a)+a
P10(c)=(10/12)×(100%−a)+a
P11(m)=(11/12)×(100%−a)+a
P12(y)=(12/12)×(100%−a)+a
となる。
次に、図8に示すY、C,Mで12階調の階調パターンとしたときの光センサの検出結果について、実験例1、2として説明する。
なお、上述では、LD変調方式として、LD点灯Duty(書込光の密度)を異ならせる"パルス幅変調"方式で各トナーパッチを作像しているが、これに限られない。LD変調方式として、LDパワー(書込光の強度)を異ならせる"パワー変調"方式で各トナーパッチを作像してもよい。
[実験例1]
実験例1は、帯電/現像バイアスを作像電位として、露光装置のLD点灯Dutyの値を略均等に分散させて、階調パターンの各トナーパッチを作成した場合の例である。
図14は、実験による各トナーパッチの露光部電位の様子を示す図である。図15は、光センサで各トナーパッチを検出した検出値から算出した感度補正係数αを算出するための「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比と、LD点灯Dutyとの関係を示す図である。図に示すように、「正反射光出力(ΔVsp_reg)」と「拡散反射光出力(ΔVsp_dif)」との比の最小値近傍の各データは、重複することなく略均等に分散しているのがわかる。
図16は、横軸に正規化値β(n)縦軸に「拡散反射光出力補正値(ΔVsp_dif’)」とし、感度補正係数ηを算出するのに有効なデータ範囲内にある各トナーパッチから得られたデータをプロットした図である。図に示すように、感度補正係数ηを算出するのに有効なデータ範囲内にあるデータは、重複することなく、略均等に分散しているのがわかる。
なお、この実験例1では、感度補正係数ηの算出は、処理2の多項式近似を用いた。多項式近似を用いる方が、非線形の領域にまで有効データ範囲を取ることができ、感度補正係数ηを算出するための有効データ範囲を広くすることができる。これにより、感度補正係数ηを算出するときに用いることのできるデータ数を多くすることができ、感度補正係数ηを精度良く算出することができる。
[実験例2]
次に、実験例2について説明する。実験例2は、LD点灯Dutyを固定にし、帯電バイアス、現像バイアスを可変にして、階調パターンの各トナーパッチを作成したものである。すなわち、実験例2は、露光装置21が2値書込みの場合の実験例である。
図17は、実験例2における感光体表面電位の概略図である。図17に示すように、露光電位は、ほぼ一定であるので、帯電バイアス・現像バイアスを可変にすることで、現像ポテンシャルを変化させ、各トナーパッチのトナー付着量を異ならせている。このようにして各トナーパッチを形成したものであっても、各トナーパッチのトナー付着量は、実験例1と同じとなるので、その結果は、図15、図16に示すものとなった。すなわち、感度補正係数αおよび感度補正係数η算出に必要な各データは、重複することなく、均等に分散した結果が得られたのである。
次に、転写ベルト10に図18に示すような階調パターンを形成することで、階調パターンの検出時間の短縮を図れる理由について説明する。
従来においては、先に示した図19のように、10階調からなる階調パターンを色毎に形成していた。なお、各トナーパッチは、主走査線方向長さ:15mm、副走査線方向長さ(パッチ長):25mm、パッチ間隔:10mmである。また、感光体ピッチは、150mmである。
このため、各色の10階調からなる階調パターンの長さ(25mm(パッチ長)×10(パッチ数)+10mm(パッチ間隔)×9(パッチ数−1)=340mm)は、感光体ピッチ(150mm)よりも倍以上長い。このため、従来は、Y、C、Mのトナーパッチは、転写ベルト上において感光体長手位置で同一の位置に同時に形成することができず、M色のトナーパッチの形成を開始してから所定時間経過した後、C色のトナーパッチの形成を開始し、C色のトナーパッチの形成を開始してから所定時間経過してからY色のトナーパッチの形成を開始するような制御を行っていた。このような各色トナーパッチは所定の時間間隔をおいて形成が開始されるため、階調パターンの検知時間が長くなるのである。そこで、先の図20に示すように各色同時検出できるように、主走査線方向それぞれ異なる位置に色毎の光センサ310K〜310YMCを設けて、各色の階調パターンを同時形成に可能としたものもある。しかし、これでは、4つセンサを設ける必要があり、コスト高になるという問題があった。
ここで、図19に示す光センサ配列において、Y、C、Mのトナーパッチが同時形成できる各色のトナーパッチ数を考えると、
(式)
(パッチ長)×(パッチ数)+(パッチ間隔)×(パッチ数−1)<(感光体ピッチ)
という関係が成立するトナーパッチ数であれば、Y、C、Mのトナーパッチが同時形成可能となる。すなわち、上記式に、パッチ長:25mm、パッチ間隔:10mm、感光体ピッチ:150mmを代入すると、
(パッチ数)<(感光体ピッチ+パッチ間隔)/(パッチ長+パッチ間隔)
(パッチ数)<(150+10)/(25+10)
(パッチ数)<4.57
となる。すなわち、各色のトナーパッチ数を4色以下であれば、Y、C、M色を一つのセンサで検知可能かつ同時形成可能となる。
本実施形態においては、Y、M、C色トナーパッチ4個ずつで、12階調の階調パターンK1を形成しているので、3色同時形成が可能である。しかも、図18に示すように、黒色のついても、4個パッチとすれば、一つの光センサ310で、K、Y、M、C色の全色同時形成可能となり、より高次元のトナーパッチ検出時間の短縮が可能となる。
なお、上述では、赤外光を発光する発光素子(ピーク発光波長が940nmのGaAs発光ダイオード)と、赤外光を受光する受光素子(ピーク分光感度波長が850nmのSiフォトトランジスタ)とで光センサを構成しているが、これに限られない。例えば、発光素子を可視光から赤外光の領域までの光を照射する発光素子とし、受光素子を近赤外光または赤外光を受光する受光素子としてもよい。また、受光素子を可視光から赤外光までの領域の光を受光する受光素子とし、発光素子を近赤外光または赤外光を照射する発光素子としてもよい。光センサをこのような構成にしても、近赤外光または赤外光を検出する光センサとすることができる。
なお、本実施形態では、先の図4(c)に示すように、830nm以上の光を検出する光センサとしているが、用いるトナーの反射率特性によっては、長波長限界760nm以上で、色による反射率に顕著な差を生じないものもある。このように、長波長限界760nm以上の波長域で、色による反射率に顕著な差を生じない反射率特性のトナーを用いた場合は、760nm以上光を検出できる光センサであれば、本発明の特有の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では中間転写ベルト10上に感光体40Y,40M,40C,40K上の4色のトナー像を重ねて転写してフルカラー画像を形成し、このフルカラー画像を転写紙に転写する中間転写方式の画像形成装置について説明したが、これに限られない。図22に示すような、転写搬送ベルト60で転写紙を搬送し、転写紙上に感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の4色のトナー像を重ねて転写する直接転写方式にも本発明を適用することが可能である。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、光学的検知手段たる光センサ310として、近赤外光、赤外光を検出する光センサを用いるので、トナー付着量が同じであれば、色によって光センサの検出値が異なることがない。よって、少なくとも各色のうち1色のトナー付着量に対する光センサの検出値がわかれば、その他のトナー付着量に対する光学的検知手段の検出値も把握することができる。その結果、トナー付着量に対する光センサの検出値を各色把握するために、各色同じ付着量のトナーパッチを形成する必要がなくなる。従って、トナーパッチ数を削減することができ、トナー消費量を削減できる。また、トナーパッチ数を削減することができるので、光センサでトナーパッチを検知する時間を削減することができ、ダウンタイムを短くすることができる。さらに、複数のトナーパッチからなる階調パターンを少なくとも2色以上のトナーを用いて形成することで、1色でトナーパッチを形成するものに比べて、トナー消費の偏りを抑制することができる。
また、光センサが、トナー付着量の互いに異なる複数のトナーパッチが複数の色で形成された階調パターンを検出した検出値を、光センサの感度の校正制御に用いることで、光センサの校正制御の時間を短縮することができ、かつ、精度の高い光センサの校正を行うことができる。
光センサの感度を校正するときの感度補正係数ηを、正反射成分とトナーからの拡散光成分との関係を多項式近似して得るようにした。多項式近似することで、線形近似で感度補正係数ηを算出するものに比べて、近似に使用できるデータの有効範囲を広げることができ、近似の際に多くのデータを用いることができる。その結果、線形近似によりも、精度の高い感度補正係数ηを算出することができる。
また、多項式近似を2次式近似とすることで、CPUの演算負荷を低く抑えつつ精度の高い感度補正係数ηを算出することができる。
また、本実施形態においては、上述の階調パターンを用いて、画像濃度制御を行うことで、画像濃度制御の時間を短縮することができる。
また光センサは、色による反射率に差のない領域の波長の光を発光する発光素子と、色による反射率に差のない領域の波長の光を受光する受光素子とを備えることで、色による反射率に差のない領域の波長の光を検出することができる。
また、所定のトナー付着量を有する基準トナー像を形成するときの現像ポテンシャルを基準現像ポテンシャルとし、その基準現像ポテンシャルに予め定められた異なる値を乗じることで各トナーパッチを形成するための画像形成条件を算出する。これにより、各色で多少現像γが異なっていても、付着量のそれぞれ異なるトナーパッチからなる階調パターンを複数色のトナーで形成することができる。
また、基準トナー像をベタ画像としてもよい。ベタ画像は、最大現像ポテンシャルで形成されるので、最大現像ポテンシャルが、基準現像ポテンシャルとなる。この最大現像ポテンシャルは、画像濃度制御で求められている。よって、新たに、基準現像ポテンシャルを求めたり、階調パターンを形成するためだけの基準現像ポテンシャルを装置内部に記憶しておいたりする必要がない。よって、階調パターン作成時の制御を簡単にすることができる。また、装置内部のメモリ容量を削減できる。
また、基準トナー像を各色共通とすることで、基準トナー像を基準にして略均等分散すれば、付着量のそれぞれ異なるトナーパッチからなる階調パターンを複数色のトナーで形成することができる。
また、基準現像ポテンシャルの値を色毎に設定することで、付着量のそれぞれ異なるトナーパッチからなる階調パターンを複数色のトナーで形成することができる。
また、基準の現像ポテンシャルに乗じる値は、0以上1以下の範囲であって、形成する互いに異なる付着量のトナーパッチの数で等分した値とすることで、階調パターンの各トナーパッチの付着量を均等に分散させることができる。これにより、感度補正係数α、感度補正係数ηを精度よく算出することができる。
また、現像バイアスを異ならせることで、各トナーパッチを形成するための画像形成条件にすることができる。
また、書込光の強度であるLDパワーを異ならせて、各トナーパッチを形成するための画像形成条件にしてもよい。
また、書込光の密度であるLD点灯Dutyをそれぞれ異ならせて、各トナーパッチを形成するための画像形成条件にしてもよい。
また、各トナーパッチを形成するときの画像形成条件である、現像バイアス、書込光の密度、書込光の強度のうち少なくともひとつは、印刷時の画像形成条件と同じ値を用いる。これにより、トナーパッチを形成するために上述の各条件をそれぞれ切り替え制御しなくてもよい。よって、条件切り替え制御による不要な(トナーパターン形成開始)持ち時間を削減することができ、トナーパッチ検知制御の時間を短縮することができる。これにより、装置のダウンタイムを短縮することができる。
また、各色のトナーパッチを同時に形成できるように画像形成手段を構成したことで、トナーパッチの検知制御の時間を短縮することができる。
また、画像形成手段たる画像形成部を、複数の像担持体たる感光体を並列配置し、複数の感光体上に個別にそれぞれ異なる色のトナー像を形成させて、各感光体と当接して無端移動する第2の像担持体たる中間転写ベルトに各感光体のトナー像を転写するよう構成するタンデム型の画像形成装置におけるトナーパッチの検知制御時間を短縮することができる。
また、各感光体に形成された複数のトナーパッチからなる各色のパターン画像の長さを、感光体間ピッチよりも短くすることで、各色のトナーパッチを同時に形成することができる。
実施形態に係る複写機全体の概略構成図。 同複写機のK用の画像形成手段を示す拡大構成図。 光センサの概略構成を示す断面図。 (a)は、光センサの発光素子の分光特性を示す図。(b)は、光センサの受光素子の分光特性を示す図。(c)は、Y、C、M色トナーの分光特性を示す図。 現像ポテンシャルに対するトナー付着量特性を示すグラフ。 (正反射光出力(ΔVsp_reg)/拡散反射光出力(ΔVsp_dif))と、各トナーパッチとの関係を示すグラフ。 感度補正係数η算出時の、正反射光成分の正規化値β(n)と補正後の拡散光出力ΔVsp_dif’との関係を示す図。 本実施形態の階調パターンの一例を示す図。 本実施形態の階調パターンの他の例を示す図。 本実施形態の階調パターンのさらに他の例を示す図。 本実施形態の階調パターンのさらに他の例を示す図。 現像ポテンシャルに対する各色のトナー付着量特性を示すグラフ。 各トナーパッチのトナー付着量を示す図である。 各トナーパッチの露光部電位の様子を示す図。 本実施形態の階調パターンを検知したときの(正反射光出力(ΔVsp_reg)/拡散反射光出力(ΔVsp_dif))と、各トナーパッチを形成したときのLD点灯Dutyとの関係を示すグラフ。 本実施形態の階調パターンの検出値を用いたときにおける、感度補正係数η算出時の、正反射光成分の正規化値β(n)と補正後の拡散光出力ΔVsp_dif’との関係を示す図。 感光体表面電位の概略図。 本実施形態の階調パターンを転写ベルトに転写する様子の一例を示す図。 従来の階調パターンを転写ベルトに転写する様子を示す図。 光センサを4個設けたときの階調パターンを転写ベルトに転写する様子を示す図。 従来の階調パターンについて説明する図。 実施形態に係る他の複写機全体の概略構成図。 本実施形態の階調パターンを転写ベルトに転写する様子の他の例を示す図。 本実施形態の階調パターンのさらに他の例を示す図。
符号の説明
1 プリンタ
10 中間転写ベルト
20 画像形成部
40 感光体
61 現像装置
310 光センサ

Claims (18)

  1. 像担持体上に複数色のトナー像を形成する画像形成手段と、該トナー像からの反射光を検出する光学的検知手段と、前記光学的検知手段の検出値を用いて所定の制御を実行する制御手段とを備える画像形成装置において、
    前記光学的検知手段が、近赤外光および/または赤外光を検出するものであり、前記制御手段は、画像形成手段で付着量が互いに異なるような画像形成条件で形成される複数のトナーパッチからなる階調パターンを少なくとも2色以上で形成し、各トナーパッチを前記光学的検知手段で検出した検出値を所定の制御に用いたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記光学的検知手段の検出値を用いて前記光学的検知手段の感度の校正制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    前記光学的検知手段の感度の校正制御は、前記光学的検知手段の正反射光出力値から抽出した正反射成分と、前記光学的検知手段の拡散光出力値から抽出したトナーからの拡散光成分との関係を多項式近似して得られた感度補正係数に基づいて、前記光学的検知手段の感度校正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    前記多項式近似が、2次式近似であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記光学的検知手段で検出した検出値を、画像濃度制御に用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、
    前記光学的検知手段は、近赤外光および/または赤外光を発光する発光素子と、近赤外光および/またはを受光する受光素子とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の画像形成装置において、
    所定のトナー付着量を有する基準トナー像を形成するときの現像ポテンシャルを基準現像ポテンシャルとし、その基準現像ポテンシャルに予め定められた異なる値を乗じることで前記階調パターンの各トナーパッチを形成するための画像形成条件を算出することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    前記基準トナー像がベタ画像であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7または8の画像形成装置において、
    前記基準トナー像を各色共通としたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    前記基準現像ポテンシャルの値は、色毎に設定することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項7乃至10いずれかの画像形成装置において、
    前記基準の現像ポテンシャルに乗じる各値を、0以上1以下の範囲で、略均等に分散させたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、
    前記現像バイアスをそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、
    前記像担持体への書込光の強度をそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項7乃至11いずれかの画像形成装置において、
    前記書込光の密度をそれぞれ異ならせて各トナーパッチを形成することを特徴とする画像形成装置
  15. 請求項7乃至14いずれかの画像形成装置において、
    各トナーパッチを形成するときの画像形成条件である、現像バイアス、書込光の密度、書込光の強度のうち少なくともひとつは、印刷時の画像形成条件と同じ値を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1乃至15いずれかの画像形成装置において、
    各色のトナーパッチを同時に形成できるように画像形成手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16の画像形成装置において、
    前記画像形成手段は、複数の像担持体を並列配置し、複数の像担持体上に個別にそれぞれ異なる色のトナー像を、各像担持体と当接して無端移動する無端移動体によって搬送された記録材に順次転写するか、又はトナー像を前記無端移動体の表面へ順次転写した後に前記無端移動体上のトナー像を記録材に一括転写することにより、記録材に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項17の画像形成装置において、
    各像担持体に形成された複数のトナーパッチからなる各色のパターン画像の長さは、像担持体間ピッチよりも短いことを特徴とする画像形成装置。
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