JP2008091634A - 配線回路基板および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号配線の伝送損失を防止することができるとともに、第1筐体および第2筐体が相対回転されたときに受ける応力を、緩和することのできる配線回路基板およびそれが用いられる電子機器を提供すること。
【解決手段】絶縁層2を長手方向に延びるように形成し、複数の信号配線4を、絶縁層2に被覆され、幅方向において互いに間隔を隔てて並列配置されるように形成し、グランド層7を、絶縁層2に被覆され、各信号配線4を厚み方向および幅方向において囲むように形成し、スリット8を、絶縁層2に、各信号配線4間において、長手方向に沿うように形成することにより、配線回路基板1を得る。この配線回路基板1を、表示側筐体15と操作側筐体16とこれらを相対回転可能に連結する連結部17とを備える携帯電話6に搭載して、配線回路基板1を連結部17の周りにおいて、各信号配線4を、連結部17の回転軸21の回転方向Rに沿って並列配置させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線回路基板および電子機器、詳しくは、フレキシブル配線回路基板などの配線回路基板、および、それが用いられる携帯電話などの電子機器に関する。
従来より、携帯電話、ノートパソコン、ビデオカメラなどの各種電子機器の可動部には、フレキシブル配線回路基板が用いられている。
また、近年、データの高密度化の観点から、このようなフレキシブル配線回路基板では、信号の高周波数化が必要になるところ、高周波数化を図ると、信号配線の伝送損失が大きくなる。
そのため、このような伝送損失を低減させるために、例えば、線路と、線路と略平行に配設されたシールドパターンと、線路およびシールドパターンと絶縁層(上側絶縁層)を介して対向配置された導体層(上側導体層)と、線路およびシールドパターンと絶縁層(下側絶縁層)を介して対向配置された導体層(下側導体層)と、上側導体層と下側導体層とを接続する導電性ピラーとを備える配線基板において、線路の伸長方向に沿ってその周囲360°にわたって囲む、これらシールドパターン、上側導体層、下側導体層、導電性ピラーへ接地電位を供給することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、ベースシールド層、ベース絶縁層、複数の導体からなる導体層、カバー絶縁層およびカバーシールド層が順次積層されたコネクタにおいて、ベースシールド層およびカバーシールド層がベース絶縁層およびカバー絶縁層を介して、導体層を連続して囲むことが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
米国特許第6353189号明細書(図1) 米国特許第4926007号明細書(図21)
一方、例えば、操作部と液晶表示部とが回転軸を介して相対回転可能に連結されている携帯電話などに用いられるフレキシブル配線回路基板では、通常、長手方向両端の各接続端子が操作部の電子部品と液晶表示部の電子部品とにそれぞれ接続される一方、長手方向途中のフレキシブル配線回路基板が、回転軸の周りに巻回されている。そのため、回転軸を中心として操作部および液晶表示部が相対回転されると、長手方向途中のフレキシブル配線回路基板が、回転軸の周方向に沿ってねじれ、幅方向に歪む応力を受け、かかる応力によって、信号配線が断線するおそれがある。
特許文献1に記載の配線基板および特許文献2に記載のコネクタでは、導体層(線路)の伝送損失を低減することはできても、これとともに、上記した応力による導体層の断線を防止することは困難である。
本発明の目的は、信号配線の伝送損失を防止することができるとともに、第1筐体および第2筐体が相対回転されたときに受ける応力を、緩和することのできる配線回路基板およびそれが用いられる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の配線回路基板は、長手方向に延びる絶縁層と、前記絶縁層に被覆され、前記絶縁層の長手方向および厚み方向に直交する方向において互いに間隔を隔てて並列配置される複数の信号配線、および、各前記信号配線の長手方向両端部に設けられ、前記絶縁層から露出する接続端子を一体的に有する導体層と、前記絶縁層に被覆され、各前記信号配線をその長手方向に直交する方向において囲むように形成されるグランド層とを備え、前記絶縁層には、各前記信号配線間において、その長手方向に沿うスリットが形成されていることを特徴としている。
この配線回路基板では、各信号配線をその長手方向に直交する方向において囲むように形成されるグランド層を備えているので、信号配線により伝送される信号が高周波数化された場合でも、信号配線の伝送損失を低減させることができる。また、絶縁層には、各信号配線間において、その長手方向に沿うスリットが形成されているので、長手方向および厚み方向に直交する方向に歪む応力を受けた場合でも、かかる応力をスリットによって緩和することができる。その結果、かかる応力による導体層の断線などの損傷を有効に防止して、優れた長期信頼性を確保することができる。
また、本発明の配線回路基板では、前記スリットは、その長手方向一方側の各前記接続端子の近傍および長手方向他方側の各前記接続端子の近傍にわたって形成されていることが好適である。
この配線回路基板では、スリットが、その長手方向一方側の各接続端子の近傍および長手方向他方側の各接続端子の近傍にわたって形成されているので、配線回路基板全体の強度を確保しつつ、上記した応力をより確実に緩和することができる。
また、本発明の電子機器は、第1筐体と、前記第1筐体に連結される第2筐体と、前記第1筐体および前記第2筐体を相対回転可能に連結する連結部と、上記した配線回路基板とを備え、長手方向一方側の各前記接続端子が前記第1筐体の電子部品に接続され、長手方向他方側の各前記接続端子が前記第2筐体の電子部品に接続され、かつ、各前記信号配線が前記連結部の周りにおいて、前記第1筐体および前記第2筐体が相対回転する方向に沿って並列配置されていることを特徴としている。
この電子機器は、各信号配線が連結部の周りにおいて、各信号配線が第1筐体および第2筐体が相対回転する方向に沿って並列配置されているので、第1筐体および第2筐体が連結部により相対回転されると、配線回路基板が、第1筐体および第2筐体が相対回転する方向、すなわち、各信号配線が並列配置される方向、より具体的には、配線回路基板の長手方向および厚み方向に直交する方向に沿ってねじれ、配線回路基板が長手方向および厚み方向に直交する方向に歪む応力を受けるところ、かかる応力をスリットによって緩和することができる。そのため、第1筐体および第2筐体を連結部によって円滑に相対回転させることができながら、連結部の配線回路基板の断線などの損傷を防止することができ、優れた長期信頼性を確保することができる。
この配線回路基板では、信号配線により伝送される信号が高周波数化された場合でも、信号配線の伝送損失を低減させることができる。また、長手方向および厚み方向に直交する方向に歪む応力を受けた場合でも、かかる応力をスリットによって緩和することができる。その結果、かかる応力による導体層の断線などの損傷を有効に防止して、優れた長期信頼性を確保することができる。そのため、この配線回路基板が用いられる電子機器は、第1筐体および第2筐体を連結部によって円滑に相対回転させることができながら、連結部の配線回路基板の断線などの損傷を防止することができ、優れた長期信頼性を確保することができる。
図1は、本発明の配線回路基板の一実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す配線回路基板の長手方向(後述する信号配線4が延びる方向と同一方向であって、以下、単に長手方向という。)に直交する方向における、長手方向途中の部分断面図を示す。なお、図1において、後述するグランド層7は、省略している。
図1において、この配線回路基板1は、例えば、長手方向に延びる平面視略矩形状に形成されるフレキシブル配線回路基板であって、例えば、絶縁層2と、導体層3と、グランド層7(図2参照)とを備えている。
絶縁層2は、配線回路基板1の外形形状に対応して、長手方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。また、絶縁層2は、図2に示すように、第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12を備えている。絶縁層2は、第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12を厚み方向に順次積層することにより、形成されている。
また、第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12の、長手方向および厚み方向に直交する方向(以下、単に幅方向という。)の両端縁は、図1に示すように、平面視において同一位置となるように形成されている。
また、第1絶縁層9および第2絶縁層10は、その長手方向両端縁が平面視において同一位置となるように形成され、第3絶縁層11および第4絶縁層12は、その長手方向両端縁が平面視において同一位置となるように形成されている。
また、第3絶縁層11および第4絶縁層12は、第1絶縁層9および第2絶縁層10よりも、長手方向にやや短く形成されている。すなわち、第3絶縁層11および第4絶縁層12は、第1絶縁層9および第2絶縁層10の長手方向両端部が第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向両端縁から露出するように、形成されている。
第2絶縁層10は、図2に示すように、第1絶縁層9の上に、後述する第1グランド層18を被覆するように、かつ、後述する第2グランド層19の第1下部25が充填される第1開口部23が開口されるように、形成されている。より具体的には、第2絶縁層10は、第1絶縁層9の上面と、第1グランド層18の上面(第1開口部23が形成される部分を除く。)および幅方向両側面とに形成されている。
また、第1開口部23は、第2絶縁層10に、後述する第1グランド層18の幅方向両端において、厚み方向に貫通され、長手方向に延びるように開口されている。
第3絶縁層11は、第2絶縁層10の上に、導体層3および後述する第2グランド層19を被覆するように、かつ、後述する第3グランド層20の第2下部27が充填される第2開口部24が開口されるように、形成されている。より具体的には、第3絶縁層11は、第2絶縁層10の上面と、後述する信号配線4の上面および幅方向両側面と、第2グランド層19の第1上部26の上面(第2開口部24が形成される部分を除く。)および幅方向両側面とに形成されている。
また、第2開口部24は、第3絶縁層11に、第2グランド層19の上側において、厚み方向に貫通され、長手方向に延びるように開口されている。
第4絶縁層12は、第3絶縁層11の上に、第3グランド層20を被覆するように形成されている。より具体的には、第4絶縁層12は、第3絶縁層11の上面と、第3グランド層20の上面および幅方向両側面とに形成されている。
第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12は、同一または相異なった絶縁材料からなり、例えば、ポリイミド、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂(後述する製造方法において、第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12をパターンとして形成する場合には、例えば、感光性の合成樹脂)からなる。好ましくは、ポリイミドからなる。
第1絶縁層9の厚みは、例えば、3〜25μm、好ましくは、5〜12.5μmであり、第2絶縁層10の厚みは、例えば、5〜25μm、好ましくは、10〜20μmであり、第3絶縁層11の厚みは、例えば、5〜25μm、好ましくは、10〜20μmであり、第4絶縁層12の厚みは、例えば、5〜25μm、好ましくは、10〜20μmである。
導体層3は、第2絶縁層10の上、より具体的には、第2絶縁層10の上面に形成されており、長手方向に延び、幅方向において互いに間隔を隔てて並列配置される複数の信号配線4、および、各信号配線4の長手方向両端部に設けられる接続端子5を一体的に有する配線回路パターンとして形成されている。
複数の信号配線4は、例えば、後述する携帯電話6の表示側筐体15の表示側電子部品および操作側筐体16の操作側電子部品に対して出入力される電気信号を伝送するためのものであって、第3絶縁層11に被覆されるように形成されている。また、信号配線4は、次に述べる表示側接続端子13と操作側接続端子14とを接続している。
接続端子5は、図1に示すように、第3絶縁層11および第4絶縁層12から露出するように形成されており、長手方向一方側の接続端子としての表示側接続端子13と、長手方向他方側の接続端子としての操作側接続端子14とを備えている。
表示側接続端子13は、配線回路基板1の長手方向一端部に複数設けられている。より具体的には、各表示側接続端子13は、第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向一端縁から露出する第2絶縁層10の長手方向一端部の上面に配置されており、互いに間隔を隔てて並列配置されている。なお、各表示側接続端子13には、各信号配線4の長手方向一端部が連続して接続されており、例えば、携帯電話6の表示側筐体15の表示側電子部品のコネクタが接続される。
操作側接続端子14は、配線回路基板1の長手方向他端部に複数設けられている。より具体的には、各操作側接続端子14は、第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向他端縁から露出する第2絶縁層10の長手方向他端部の上面に配置されており、互いに間隔を隔てて並列配置されている。なお、各操作側接続端子14には、各信号配線4の長手方向他端部が連続して接続されており、例えば、携帯電話6の操作側筐体16の操作側電子部品のコネクタが接続される。
導体層3は、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはこれらの合金などの導体材料からなる。好ましくは、銅からなる。
なお、導体層3が後述するアディティブ法によって形成される場合には、図2の点線で示すように、導体層3と、第2絶縁層10の上面との間に、第2金属薄膜30が介在されている。
導体層3の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、5〜12μmである。また、各信号配線4の幅(幅方向長さ。以下同じ)は、例えば、20〜40μm、好ましくは、20〜30μmであり、各信号配線4間の間隔は、例えば、200〜800μm、好ましくは、400〜600μmである。また、各接続端子5の長さ(長手方向長さ。以下同じ。)は、例えば、3〜20mm、好ましくは、5〜10mmである。
グランド層7は、図2に示すように、各信号配線4に対応して、複数設けられ、長手方向に延びるように形成されている。また、各グランド層7は、絶縁層2に被覆され、幅方向および厚み方向において、各信号配線4を囲むようにそれぞれ形成されている。
グランド層7は、より具体的には、第1グランド層18、第2グランド層19および第3グランド層20を備えており、第1グランド層18、第2グランド層19および第3グランド層20を厚み方向に順次積層することにより、形成されている。なお、このグランド層7は、グランド層7の長手方向一端部または他端部に設けられる図示しないグランド接続部を介して、グランド接続(接地)される。
第1グランド層18は、第1絶縁層9の上、より具体的には、第1絶縁層9の上面に、第2絶縁層10に被覆されるように形成されている。
また、第1グランド層18は、厚み方向において信号配線4および第2グランド層19と少なくとも対向するように形成されている。より具体的には、各第1グランド層18は、各信号配線4の幅方向両外側に延び、次に述べる第2グランド層19の幅方向両外側面(幅方向一方側の第2グランド層19の幅方向一方側面および幅方向他方側の第2グランド層19の幅方向他方側面)間よりも幅広となるように形成されている。
なお、第1グランド層18が後述するアディティブ法によって形成される場合には、図2の点線で示すように、第1グランド層18と、第1絶縁層9の上面との間に、第1金属薄膜29が介在されている。
第2グランド層19は、第2絶縁層10および第1グランド層18の上、より具体的には、第2絶縁層10および第1グランド層18の上面に、第3絶縁層11に被覆されるように形成され、各信号配線4の幅方向両外側に、間隔を隔てて配置されている。これら第2グランド層19は、各信号配線4を幅方向に挟んで対向配置されている。また、各第2グランド層19は、第2絶縁層10の第1開口部23内に充填される第1下部25と、第1下部25の上端から、第1開口部23の幅方向周辺の第2絶縁層10の上面を被覆するように、厚み方向上側および幅方向両側に、膨出するように形成される第1上部26とを、一体的に連続して備えている。
なお、第2グランド層19が後述するアディティブ法によって形成される場合には、図2の点線で示すように、第2グランド層19と、第2絶縁層10の第1開口部23から露出する第1グランド層18の上面、第2絶縁層10の第1開口部23の内側面および第2グランド層19の第1上部26に被覆される第2絶縁層10の上面との間に、第2金属薄膜30が介在されている。
第3グランド層20は、第2グランド層19および第3絶縁層11の上、より具体的には、第2グランド層19および第3絶縁層11の上面に、第4絶縁層12に被覆されるように形成されている。また、第3グランド層20は、厚み方向において信号配線4および第2グランド層19と少なくとも対向するように形成されている。より具体的には、各第3グランド層20は、各第1グランド層18に対して各信号配線4を厚み方向に挟んで対向配置されている。また、各第3グランド層20は、各信号配線4の幅方向両外側に延び、第2グランド層19の幅方向両外側面間よりも幅広となるように形成されている。
また、第3グランド層20は、第3絶縁層11の第2開口部24内に充填される第2下部27と、第2下部27の上端から、第2開口部24の幅方向周辺の第3絶縁層11の上面を被覆するように、厚み方向上側および幅方向両外側に膨出するように、かつ、第2開口部24間の第3絶縁層11の上面を被覆するように形成される第2上部28とを、一体的に連続して備えている。また、第3グランド層20の第2下部27は、第2グランド層19の第1下部25と、平面視において同一位置となるように形成されている。
なお、第3グランド層20が後述するアディティブ法によって形成される場合には、図2の点線で示すように、第3グランド層20と、第3絶縁層11の第2開口部24から露出する第2グランド層19の上面、第3絶縁層11の第2開口部24の内側面および第3グランド層20の第2上部28に被覆される第3絶縁層11の上面との間に、第3金属薄膜31が介在されている。
なお、第1金属薄膜29、第2金属薄膜30および第3金属薄膜31は、同一または相異なった金属材料からなり、例えば、銅、クロム、金、銀、白金、ニッケル、チタン、ケイ素、マンガン、ジルコニウム、およびそれらの合金、またはそれらの酸化物などからなる。好ましくは、銅およびクロムからなる。また、第1金属薄膜29、第2金属薄膜30および第3金属薄膜31の厚みは、例えば、0.01〜1μm、好ましくは、0.01〜0.1μmである。
第1グランド層18、第2グランド層19および第3グランド層20は、同一または相異なった金属材料からなり、例えば、導体層3の導体材料と同一の金属材料からなる。好ましくは、銅からなる。
第1グランド層18の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、5〜12μmであり、その幅は、例えば、150〜500μm、好ましくは、220〜430μmである。また、各第1グランド層18間の間隔は、例えば、80〜300μm、好ましくは、100〜200μmである。
第2グランド層19の第1上部26の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、5〜12μmであり、その幅は、例えば、25〜200μm、好ましくは、50〜150μmである。第2グランド層19の第1下部25の厚みは、例えば、2〜22μm、好ましくは、5〜15μmであり、その幅は、例えば、10〜100μm、好ましくは、20〜50μmである。
また、第2グランド層19の第1上部26およびそれに隣接する信号配線4間の間隔は、例えば、50〜150μm、好ましくは、75〜130μmである。
第3グランド層20の第2上部28の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、5〜12μmであり、その幅は、例えば、150〜500μm、好ましくは、220〜430μmである。また、第3グランド層20の第2下部27の厚みは、例えば、2〜22μm、好ましくは、5〜15μmである。また、各第3グランド層20(第2上部28)間の間隔は、例えば、80〜300μm、好ましくは、100〜200μmである。
また、グランド層7において、導体層3の信号配線4に対して、第1グランド層18が下部グランド層51となり、第2グランド層19(第1下部25および第1上部26)と第3グランド層20の第2下部27とが側部グランド層52となり、第3グランド層20の第2上部28が上部グランド層53となる。
そして、このグランド層7は、下部グランド層51および上部グランド層53が各信号配線4を厚み方向において挟むように形成され、かつ、側部グランド層52が各信号配線4を幅方向において挟むように形成されている。これにより、グランド層7は、幅方向および厚み方向において、各信号配線4を囲んでいる。
そして、この配線回路基板1には、図1に示すように、絶縁層2に、各信号配線4間において、長手方向に沿うスリット8が複数形成されている。
より具体的には、スリット8は、図2に示すように、各信号配線4に対応して、幅方向に互いに隣接配置される各グランド層7間に形成されている。各スリット8は、絶縁層2(第1絶縁層9、第2絶縁層10、第3絶縁層11および第4絶縁層12)を厚み方向に貫通するように形成されている。
また、各スリット8は、図1に示すように、平面視において、表示側接続端子13の近傍および操作側接続端子14の近傍にわたって形成されている。より具体的には、各スリット8は、第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向一端部と、第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向他端部とにわたって形成されている。また、スリット8には、その長手方向両端部に、幅方向に膨出する丸穴22が形成されている。
各スリット8の大きさは、配線回路基板1の大きさおよび信号配線4の数に応じて適宜選択されるが、各スリット8の長手方向途中における幅は、例えば、25〜75μm、好ましくは、30〜50μmである。また、各スリット8間の間隔は、例えば、0.23〜0.8mm、好ましくは、0.28〜0.5mmである。また、各丸穴22の直径は、例えば、25〜75μm、好ましくは、30〜75μmであり、長手方向一端部における各丸穴22の長手方向一端縁と第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向一端縁との間隔は、長手方向他端部における各丸穴22の長手方向他端縁と第3絶縁層11および第4絶縁層12の長手方向他端縁との間隔と、例えば、同一であって、例えば、5.0mm以下、好ましくは、0.3〜1.0mmである。
次に、この配線回路基板1の製造方法について、図3および図4を参照して、説明する。
まず、この方法では、図3(a)に示すように、金属支持基板32を用意する。
金属支持基板32は、図3(b)〜図4(i)に示すように、絶縁層2、導体層3およびグランド層7を支持するため基板であって、長手方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。金属支持基板32を形成する金属材料としては、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅、銅−ベリリウム、りん青銅などが用いられる。好ましくは、ステンレスが用いられる。金属支持基板32の厚みは、例えば、10〜50μm、好ましくは、18〜25μmである。
次いで、この方法では、図3(b)に示すように、第1絶縁層9を、金属支持基板32の上に形成する。
第1絶縁層9は、例えば、金属支持基板32の上面に、感光性の合成樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、必要により硬化させることにより、上記したパターンで形成する。
次いで、この方法では、図3(c)に示すように、第1グランド層18を、第1絶縁層9の上に形成する。
第1グランド層18は、第1絶縁層9の上面に、例えば、アディティブ法によって、上記したパターンとして形成する。
アディティブ法では、まず、第1絶縁層9の上面に、第1金属薄膜29を形成する。第1金属薄膜29は、スパッタリング、好ましくは、クロムスパッタリングおよび銅スパッタリングにより、クロム薄膜と銅薄膜とを積層することにより、形成する。
次いで、この第1金属薄膜29の上面に、上記したパターンと逆パターンで図示しないめっきレジストを形成した後、めっきレジストから露出する第1金属薄膜29の上面に、電解めっきにより、上記したパターンで第1グランド層18を形成し、その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第1金属薄膜29を除去する。
次いで、この方法では、図3(d)に示すように、第2絶縁層10を、第1絶縁層9の上に、第1グランド層18を被覆するように形成する。
第2絶縁層10は、例えば、第1グランド層18を含む第1絶縁層9の上面に、感光性の合成樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、必要により硬化させることにより、上記した第1開口部23が形成されるパターンで形成する。
次いで、この方法では、図3(e)に示すように、導体層3を、第2絶縁層10の上に形成するとともに、第2グランド層19を、第1グランド層18および第2絶縁層10の上に形成する。
導体層3および第2グランド層19は、上記した第1グランド層18の形成と同様のアディティブ法によって、上記したパターンとして形成する。
アディティブ法では、まず、第2絶縁層10の第1開口部23から露出する第1グランド層18の上面、および、第2絶縁層10の上面(および第1開口部23の内側面)に、第2金属薄膜30を形成する。第2金属薄膜30は、スパッタリング、好ましくは、クロムスパッタリングおよび銅スパッタリングにより、クロム薄膜と銅薄膜とを積層することにより、形成する。
次いで、この第2金属薄膜30の上面に、導体層3の配線回路パターンおよび第2グランド層19のパターンと逆パターンで図示しないめっきレジストを形成した後、めっきレジストから露出する第2金属薄膜30の上面(および第1開口部23の内側面に形成される第2金属薄膜30の側面)に、電解めっきにより、導体層3および第2グランド層19を形成し、その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第2金属薄膜30を除去する。
これにより、導体層3および第2グランド層19を、同時に形成することができる。
次いで、この方法では、図3(f)に示すように、第3絶縁層11を、第2絶縁層10の上に、導体層3および第2グランド層19を被覆するように形成する。
第3絶縁層11は、例えば、導体層3および第2グランド層19を含む第2絶縁層10の上面に、感光性の合成樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、必要により硬化させることにより、上記した第2開口部24が形成されるパターンで形成する。
次いで、この方法では、図4(g)に示すように、第3グランド層20を、第2グランド層19および第3絶縁層11の上に形成する。
第3グランド層20は、上記した第1グランド層18の形成と同様のアディティブ法によって、上記したパターンとして形成する。
アディティブ法では、まず、第3絶縁層11の第2開口部24から露出する第2グランド層19の上面、および、第3絶縁層11の上面(および第2開口部24の内側面)に、第3金属薄膜31を形成する。第3金属薄膜31は、スパッタリング、好ましくは、クロムスパッタリングおよび銅スパッタリングにより、クロム薄膜と銅薄膜とを積層することにより、形成する。
次いで、この第3金属薄膜31の上面に、第3グランド層20のパターンと逆パターンで図示しないめっきレジストを形成した後、めっきレジストから露出する第3金属薄膜31の上面(および第2開口部24の内側面に形成される第3金属薄膜31の側面)に、電解めっきにより、第3グランド層20を形成し、その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第3金属薄膜31を除去する。
次いで、この方法では、図4(h)に示すように、第4絶縁層12を、第3絶縁層11の上に、第3グランド層20を被覆するように形成する。
第4絶縁層12は、例えば、第3グランド層20を含む第3絶縁層11の上面に、感光性の合成樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、必要により硬化させることにより、上記したパターンで形成する。
次いで、この方法では、図4(i)に示すように、スリット8を、絶縁層2に、各信号配線4間において、長手方向に沿って複数形成する。
スリット8の形成は、例えば、プラズマ、レーザによるドライエッチング、例えば、化学エッチングなどのウエットエッチングなどにより、第4絶縁層12、第3絶縁層11、第2絶縁層10および第1絶縁層9を厚み方向に貫通するように、開口する。
これにより、図1に示すように、表示側接続端子13の近傍および操作側接続端子14の近傍にわたって形成され、その長手方向両端部に丸穴22が形成されるスリット8が形成される。
次いで、この方法では、図4(j)に示すように、金属支持基板32を除去する。
金属支持基板32は、例えば、アルカリ水溶液(塩化第二鉄水溶液など)などのエッチング液を用いるウエットエッチングなどにより、除去する。
これにより、配線回路基板1を得ることができる。
なお、この方法により製造される配線回路基板1の厚みは、例えば、150〜350μm、好ましくは、180〜250μmである。
図5は、本発明の配線回路基板が搭載される、本発明の電子機器の一実施形態としての携帯電話の斜視図、図6は、図5に示す携帯電話の連結部の配線回路基板の拡大斜視図である。
次に、上記のようにして製造される配線回路基板1が搭載される携帯電話6について、図5および図6を参照して、説明する。
図5において、この携帯電話6は、第1筐体としての表示側筐体15と、表示側筐体15に連結される第2筐体としての操作側筐体16と、表示側筐体15および操作側筐体16を相対回転可能に連結する連結部17と、配線回路基板1(図6参照)とを備えている。
表示側筐体15は、その上面において、液晶表示部36と、受話部37とを備えるとともに、図示しない電子部品としての表示側電子部品を内蔵している。
操作側筐体16は、表示側筐体15と平行に配置され、表示側筐体15と重ね合わせられるように同一形状に形成され、その上面において、キー操作部38と、送話部39とを備えるとともに、図示しない電子部品としての操作側電子部品を内蔵している。
連結部17は、表示側筐体15の端部および操作側筐体16の端部に挿通される回転軸21を備えている。回転軸21は、表示側筐体15および操作側筐体16に対して、回転可能に固定されている。これにより、表示側筐体15および操作側筐体16は、回転軸21を回転中心として、周方向に回転可能となる。
配線回路基板1は、図1および図6が参照されるように、各信号配線4および各スリット8が連結部17の周りにおいて、各信号配線4および各スリット8が、連結部17の回転軸21の回転方向(表示側筐体15および操作側筐体16が相対回転する方向)Rに沿って並列配置されるように、設けられている。また、配線回路基板1は、配線回路基板1の長手方向一端部が表示側筐体15に配置され、その表示側接続端子13が表示側筐体15の表示側電子部品の図示しないコネクタに接続されるととともに、配線回路基板1の長手方向他端部が操作側筐体16に配置され、その操作側接続端子14が操作側筐体16の操作側電子部品の図示しないコネクタに接続されている。
そして、この携帯電話6では、表示側筐体15および操作側筐体16が回転軸21を回転中心として相対回転されると、図6に示すように、配線回路基板1が、表示側筐体15および操作側筐体16が相対回転する方向、すなわち、各信号配線4が並列配置される方向、より具体的には、配線回路基板1の幅方向に沿ってねじれ、配線回路基板1が幅方向に歪む応力を受ける。しかし、配線回路基板1では、絶縁層2に、各信号配線4間において、スリット8が形成されているため、かかる応力をスリット8によって緩和することができる。そのため、表示側筐体15および操作側筐体16を連結部17によって円滑に相対回転させることができながら、連結部17の配線回路基板1の信号配線4の断線などの損傷を防止することができ、優れた長期信頼性を確保することができる。
また、この携帯電話6が備える配線回路基板1は、配線回路基板1の幅方向および厚み方向において、各信号配線4を囲むように形成されるグランド層7を備えているので、信号配線4により伝送される信号が高周波数化された場合でも、信号配線4の伝送損失を低減させることができる。
また、この配線回路基板1を、表示側筐体15の表示側電子部品および操作側筐体16の操作側電子部品のコネクタの接続に用いると、信号配線およびこれを同心状に囲むグランド配線を備える同軸ケーブルを複数用いて接続する場合に比べて、携帯電話6の表示側電子部品および操作側電子部品と配線回路基板1との間の特性インピーダンスとを整合させることができる。その結果、これらの接続点における特性インピーダンスの不整合による伝送損失を確実に低減させることができる。
さらに、配線回路基板1のスリット8の長手方向両端部には、丸穴22が形成されている。そのため、スリット8の長手方向両端部において、角が形成されることによる引き裂けを防止することができる。その結果、スリット8における、長手方向両端部において、配線回路基板1の長手方向両端縁に向かって引き裂かれるなどの破損を、有効に防止することができる。
なお、上記した説明では、連結部17は、表示側筐体15および操作側筐体16を、これらが平行する方向において、これらを相対回転可能に連結しているが、平行方向に直交する方向において相対回転可能、すなわち、表示側筐体15および操作側筐体16を折り畳み(開閉)可能に連結することもできる。なお、表示側筐体15および操作側筐体16を折り畳み可能に連結する場合には、図示しないが、連結部17の回転軸21が、携帯電話6の端縁に沿う方向に配置され、この回転軸21の周方向に沿って、配線回路基板1の各信号配線4および各スリット8を並列配置する。
なお、上記した説明では、電子機器として、携帯電話6を例示して説明したが、これに制限されず、例えば、ノートパソコン、ビデオカメラなどの、連結部を有する各種電子機器などを挙げることができる。
また、上記した説明では、1つのグランド層7に囲まれる信号配線4を1本設けたが、その本数は制限されず、2本または3本以上設けることもできる。例えば、図11に示すように、1つのグランド層7に囲まれる信号配線4を、幅方向に間隔を隔てて2本設けることもできる。
また、上記した説明では、スリット8を、各表示側接続端子13の近傍および各操作側接続端子14の近傍にわたって形成したが、スリット8の位置は、各信号配線4間であればよく、例えば、図示しないが、スリット8を、配線回路基板1の長手方向略中央部分のみに形成することもできる。
好ましくは、図1に示すように、スリット8を、各表示側接続端子13の近傍および各操作側接続端子14の近傍にわたって形成する。このようにスリット8を形成すれば、配線回路基板1全体の強度を確保しつつ、スリット8の長さを十分確保して、上記した応力をより確実に緩和することができる。
次に、本発明の配線回路基板の他の実施形態について、図7〜図11を参照して、説明する。なお、上記した各部に対応する部材については、図7〜図11の各図面において同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記した説明では、配線回路基板1の製造において、金属支持基板32を用いたが、これに制限されず、例えば、金属張多層基材33から配線回路基板1を製造することもできる。
まず、この方法では、図7(a)に示すように、例えば、第2絶縁層10の上面に、第1金属層40が予め積層され、第2絶縁層10の下面に、第2金属層41が予め積層された金属張多層基材(銅張多層基材など)33を用意する。
次いで、図7(b)に示すように、例えば、サブトラクティブ法により、第1金属層40の上に、図示しないドライフィルムレジストを積層した後、露光および現像し、導体層3の配線回路パターンと同一パターンの図示しないエッチングレジストを形成するとともに、第2金属層41の下に、図示しないドライフィルムレジストを積層した後、露光および現像し、下部グランド層51と同一パターンの図示しないエッチングレジストを形成する。次いで、エッチングレジストから露出する第1金属層40および第2金属層41をウエットエッチングした後、エッチングレジストを除去する。これにより、導体層3を、第2絶縁層10の上に形成するとともに、下部グランド層51を、第2絶縁層10の下に形成する。
次いで、この方法では、図7(c)に示すように、第3絶縁層11を、第2絶縁層10の上に、導体層3を被覆するように形成する。
次いで、この方法では、図7(d)に示すように、第3開口部42を、第2絶縁層10および第3絶縁層11に、厚み方向に貫通するように形成する。
第3開口部42は、平面視において、上記した第2絶縁層10の第1開口部23および第3絶縁層11の第2開口部24と同一位置に形成され、厚み方向において、同一幅となるように形成されている。
第3開口部42の形成は、例えば、プラズマ、レーザによるドライエッチングなどにより、開口する。
次いで、図8(e)に示すように、側部グランド層52および上部グランド層53を、下部グランド層51および第3絶縁層11の上に形成する。
側部グランド層52は、第2絶縁層10および第3絶縁層11の第3開口部42内に充填されており、上部グランド層53と一体的に連続して形成されている。
なお、側部グランド層52および上部グランド層53が次に述べるアディティブ法によって形成される場合には、側部グランド層52および上部グランド層53と、第2絶縁層10および第3絶縁層11の第3開口部42から露出する下部グランド層51の上面、第2絶縁層10および第3絶縁層11の第3開口部42の内側面および上部グランド層53に被覆される第3絶縁層11の上面との間に、第4金属薄膜46が介在されている。
側部グランド層52および上部グランド層53は、下部グランド層51および第3絶縁層11の上に、例えば、アディティブ法、または、導電性ペーストを用いた印刷法によって、上記したパターンとして形成する。
アディティブ法では、まず、第2絶縁層10および第3絶縁層11の第3開口部42から露出する下部グランド層51の上面、第3絶縁層11の上面、および、第2絶縁層10および第3絶縁層11の第3開口部42の内側面に、第4金属薄膜46を形成する。第4金属薄膜46は、上記した第2金属薄膜30や第3金属薄膜31と同様の方法により、形成する。
次いで、この第4金属薄膜46の上面に、上部グランド層53のパターンと逆パターンで図示しないめっきレジストを形成した後、めっきレジストから露出する第4金属薄膜46の上面(および第3開口部42の内側面)に、電解めっきにより、側部グランド層52および上部グランド層53を形成し、その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第4金属薄膜46を除去する。
また、導電性ペーストを用いた印刷法では、例えば、第3開口部42および第3開口部42から露出する下部グランド層51を含む第3絶縁層11の上面に、導電性ペーストをスクリーン印刷した後、焼結することにより、上記したパターンとして形成する。導電性ペーストとしては、例えば、上記した金属材料の微粒子を含む導電性ペースト、好ましくは、銅微粒子を含む銅ペーストなどが挙げられる。導電性ペーストを用いた印刷法では、低コストで上記したパターンとして形成することができる。
これら方法のうち、好ましくは、アディティブ法により、上記したパターンとして形成する。
側部グランド層52は、厚み方向にわたって、同一幅に形成されており、上記した第2グランド層19の第1下部25および第3グランド層20の第2下部27と同幅である。
次いで、この方法では、図8(f)に示すように、第4絶縁層12を、第3絶縁層11の上に、上部グランド層53を被覆するように形成するとともに、第1絶縁層9を、第2絶縁層10の下に、下部グランド層51を被覆するように形成する。
第4絶縁層12および第1絶縁層9は、例えば、上部グランド層53を含む第3絶縁層11の上面および下部グランド層51を含む第2絶縁層10の下面に、感光性の合成樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、必要により硬化させることにより、上記したパターンで形成する。
また、第4絶縁層12および第1絶縁層9の形成は、上記の方法に制限されず、例えば、合成樹脂を上記したパターンのフィルムに予め形成して、そのフィルムを、上部グランド層53を含む第3絶縁層11の上面および下部グランド層51を含む第2絶縁層10の下面に、公知の接着剤層を介して貼着することもできる。
次いで、この方法では、図8(g)に示すように、スリット8を、絶縁層2に、各信号配線4間において、長手方向に沿って複数形成する。
スリット8の形成は、上記と同様の方法により、第4絶縁層12、第3絶縁層11、第2絶縁層10および第1絶縁層9を厚み方向に開口する。
これにより、配線回路基板1を得ることができる。
なお、この方法により製造される配線回路基板1の厚みは、例えば、150〜350μm、好ましくは、180〜250μmである。
この方法によれば、金属支持基板32を用いずに、金属張多層基材33から配線回路基板1を形成することができるので、金属支持基板32を除去する必要がなく、配線回路基板1を簡単に製造することができる。
また、この方法によれば、上記したように、側部グランド層52および上部グランド層53を、2つの工程で形成する必要がなく、1つの工程で形成することができるので、配線回路基板1をより簡単に製造することができる。
また、この方法により製造される配線回路基板1では、側部グランド層52を、厚み方向にわたって、同一幅で形成することができる。そのため、上記した側部グランド層52の第2グランド層19のように、側部グランド層52の第1下部25および第2下部27に対して第1上部26の幅方向に膨出する部分が形成されないので、かかる膨出分だけ、側部グランド層52と、各信号配線4とを近接させても、これらの間隔を確実に確保することができる。
また、上記した説明では、導体層3および下部グランド層51をそれぞれ1層から形成したが、これに制限されず、例えば、導体層3を2層の導体層から形成し、下部グランド層51を、2層の下部グランド層から形成することもできる。
まず、この方法では、図9(a)に示すように、例えば、金属張多層基材33を用意する。
次いで、この方法では、図9(b)に示すように、例えば、第1金属層40の上面に、図示しないドライフィルムレジストを積層した後、露光および現像し、導体層3の配線回路パターンと逆パターンの図示しないめっきレジストを形成するとともに、第2金属層41の下面に、図示しないドライフィルムレジストを積層した後、露光および現像し、下部グランド層51と逆パターンの図示しないめっきレジストを形成する。次いで、アディティブ法で、上側のめっきレジストから露出する第1金属層40の上面に、電解めっきにより、上記した配線回路パターンで第2導体層48を形成するとともに、下側のめっきレジストから露出する第2金属層41の下面に、電解めっきにより、上記したパターンで第5グランド層50を形成する。
次いで、この方法では、図9(c)に示すように、例えば、サブトラクティブ法で、上側のめっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第1金属層40を、エッチングにより除去するとともに、下側のめっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第2金属層41を、エッチングにより除去する。これにより、第1導体層47および第2導体層48の2層からなる導体層3を形成するとともに、第4グランド層49および第5グランド層50の2層からなる下部グランド層51を形成する。
第2導体層48の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、8〜12μmであり、導体層3の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、8〜15μmである。第5グランド層50の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、8〜12μmであり、下部グランド層51の厚みは、例えば、3〜18μm、好ましくは、8〜15μmである。
次いで、この方法では、図9(d)に示すように、第3絶縁層11を、第2絶縁層10の上に、導体層3を被覆するように形成する。
また、第3絶縁層11の厚みは、例えば、5〜25μm、好ましくは、10〜20μmである。
次いで、この方法では、図9(e)に示すように、第3開口部42を、第2絶縁層10および第3絶縁層11に、厚み方向に貫通するように形成する。
次いで、図10(f)に示すように、側部グランド層52および上部グランド層53を、下部グランド層51および第3絶縁層11の上に形成する。
次いで、この方法では、図10(g)に示すように、第4絶縁層12を、第3絶縁層11の上に、上部グランド層53を被覆するように形成するとともに、第1絶縁層9を、第2絶縁層10の下に、下部グランド層51を被覆するように形成する。
次いで、この方法では、図10(h)に示すように、スリット8を、絶縁層2に、各信号配線4間において、長手方向に沿って複数形成する。
これにより、配線回路基板1を得ることができる。
なお、この方法により製造される配線回路基板1の厚みは、例えば、150〜350μm、好ましくは、180〜250μmである。
この方法によれば、アディティブ法とサブトラクティブ法とを組み合わせることにより、導体層3を、第1導体層47および第2導体層48の、2層の導体層から形成することができ、下部グランド層51を、第4グランド層49および第5グランド50の、2層の下部グランド層から形成することができる。
そのため、信号配線4の厚みを簡単に厚くすることができるので、データの高密度化を実現することができながら、下部グランド層51の厚みを厚くして、信号配線4の伝送損失をより確実に低減させることができる。
以下に実施例および比較例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、何ら実施例および比較例に限定されることはない。
実施例1
まず、厚み20μmのステンレスからなる金属支持基板を用意し(図3(a)参照)、次いで、金属支持基板の上面に、感光性ポリアミック酸樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、加熱して硬化させることにより、厚み12μmのポリイミドからなる第1絶縁層を、金属支持基板の上に形成した(図3(b)参照)。
次いで、第1絶縁層の上面に、第1金属薄膜として厚み0.03μmのクロム薄膜と厚み0.07μmの銅薄膜とを、クロムスパッタリングと銅スパッタリングとによって順次形成し、次いで、この第1金属薄膜の上面に、第1グランド層のパターンと逆パターンでめっきレジストを形成した後、電解銅めっきするアディティブ法により、銅からなる厚み12μm、幅300μmの第1グランド層(下部グランド層)を、第1絶縁層の上に形成した。その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第1金属薄膜を化学エッチングにより除去した(図3(c)参照)。なお、各第1グランド層間の間隔は、140μmであった。
次いで、第1グランド層を含む第1絶縁層の上面に、感光性ポリアミック酸樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、加熱して硬化させることにより、厚み12μmの第2絶縁層を、第1開口部が形成されるパターンで、第1絶縁層の上に、第1グランド層を被覆するように形成した(図3(d)参照)。
次いで、第2絶縁層の第1開口部から露出する第1グランド層の上面、および、第2絶縁層の上面(および第1開口部の内側面)に、第2金属薄膜として厚み0.03μmのクロム薄膜と厚み0.07μmの銅薄膜とを、クロムスパッタリングと銅スパッタリングとによって順次形成し、次いで、この第2金属薄膜の上面に、導体層の配線回路パターンおよび第2グランド層のパターンと逆パターンでめっきレジストを形成した後、電解銅めっきするアディティブ法により、信号配線と表示側接続端子および操作側接続端子とを一体的に備え、銅からなる、厚み12μmの導体層を第2絶縁層の上に形成するとともに、厚み12μm、幅140μmの第1上部、および、厚み12μm、幅40μmの第1下部を一体的に備える第2グランド層(側部グランド層)を第1グランド層および第2絶縁層の上に形成した。その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第2金属薄膜を化学エッチングにより除去した(図3(e)参照)。
各信号配線の幅は40μmであり、各信号配線間の間隔は500μmであった。また、第2グランド層19の第1上部およびそれに隣接する信号配線間の間隔は90μmであった。
次いで、第2グランド層および導体層を含む第2絶縁層の上面に、感光性ポリアミック酸樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、加熱して硬化させることにより、厚み12μmの第3絶縁層を、第2開口部が形成されるパターンで、第2絶縁層の上に、導体層および第2グランド層を被覆するように形成した(図3(f)参照)。なお、この第3絶縁層の長手方向両端部から、接続端子(表示側接続端子および操作側接続端子)が露出し、各接続端子の長さは10mmであった。
次いで、第3絶縁層の第2開口部から露出する第2グランド層の上面、および、第3絶縁層の上面(および第2開口部の内側面)に、第3金属薄膜として厚み0.03μmのクロム薄膜と厚み0.07μmの銅薄膜とを、クロムスパッタリングと銅スパッタリングとによって順次形成し、次いで、この第3金属薄膜の上面に、第3グランド層のパターンと逆パターンでめっきレジストを形成した後、電解銅めっきするアディティブ法により、銅からなる、厚み12μm、幅300μmの第2上部(上部グランド層)、および、厚み12μm、幅40μmの第2下部(側部グランド層)を一体的に備える第3グランド層を、第2グランド層および第3絶縁層の上に形成した。その後、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた部分の第3金属薄膜を化学エッチングにより除去した(図4(g)参照)。
また、各第3グランド層間の間隔は140μmであった。
次いで、第3グランド層を含む第3絶縁層の上面に、感光性ポリアミック酸樹脂のワニスを塗布し、乾燥後、フォトマスクを介して露光し、現像後、加熱して硬化させることにより、厚み12μmの第4絶縁層を、上記したパターンで、第3絶縁層の上に、第3グランド層を被覆するように形成した(図4(h)参照)。
次いで、レーザによるドライエッチングにより、表示側接続端子の近傍および操作側接続端子の近傍にわたって、その長手方向両端部に丸穴が形成されるスリットを、絶縁層に、各信号配線間において、長手方向に沿って複数形成した(図4(i)参照)。
各スリットの長手方向途中における幅は40μmであり、各スリット間の間隔は0.5mmであり、各丸穴の直径は75μmであり、長手方向一端部における各丸穴の長手方向一端縁と第3絶縁層および第4絶縁層の長手方向一端縁との間隔は、長手方向他端部における各丸穴の長手方向他端縁と第3絶縁層および第4絶縁層の長手方向他端縁との間隔と同一であり、0.5mmであった。
次いで、金属支持基板を、塩化第二鉄水溶液を用いる化学エッチングにより、除去することにより(図4(j)参照)、フレキシブル配線回路基板を製造した(図1参照)。なお、このフレキシブル配線回路基板の厚みは216μmであった。
このフレキシブル配線回路基板を、表示側筐体と、操作側筐体と、これらを回転軸を回転中心として、周方向に回転可能に連結する連結部とを備える携帯電話の連結部の周りにおいて、フレキシブル配線回路基板の各信号配線およびスリットを、連結部の回転軸の回転方向に沿って並列配置した(図5および図6参照)。また、フレキシブル配線回路基板の表示側接続端子と携帯電話の表示側筐体の表示側電子部品のコネクタとを接続し、フレキシブル配線回路基板の操作側接続端子と携帯電話の操作側筐体の操作側電子部品のコネクタとを接続した。
その後、表示側筐体および操作側筐体を、回転軸を回転中心として、周方向に100000回、回転させても、信号配線の断線が生じなかった。
比較例1
スリットを形成しなかった以外は、実施例1と同様に、フレキシブル配線回路基板を製造し、次いで、携帯電話の連結部に配置した。
その後、表示側筐体および操作側筐体を、回転軸を回転中心として、周方向に20000回、回転させたときに、信号配線の断線が生じた。
本発明の配線回路基板の一実施形態を示す平面図である。 図1に示す配線回路基板の長手方向に直交する方向における、長手方向途中の部分断面図である。 図2に示す配線回路基板の製造方法を示す製造工程図であって、(a)は、金属支持基板を用意する工程、(b)は、第1絶縁層を、金属支持基板の上に形成する工程、(c)は、第1グランド層を、第1絶縁層の上に形成する工程、(d)は、第2絶縁層を、第1絶縁層の上に、第1グランド層を被覆するように形成する工程、(e)は、導体層および第2グランド層を、第2絶縁層の上に形成する工程、(f)は、第3絶縁層を、第2絶縁層の上に、導体層および第2グランド層を被覆するように形成する工程を示す。 図3に続いて、図2に示す配線回路基板の製造方法を示す製造工程図であって、(g)は、第3グランド層を、第2グランド層および第3絶縁層の上に形成する工程、(h)は、第4絶縁層を、第3絶縁層の上に、第3グランド層を被覆するように形成する工程、(i)は、スリットを、絶縁層に、各信号配線間において、複数形成する工程、(j)は、金属支持基板を除去する工程を示す。 本発明の配線回路基板が搭載される、本発明の電子機器の一実施形態としての携帯電話の斜視図である。 図5に示す携帯電話の連結部の配線回路基板の拡大斜視図である。 本発明の配線回路基板の他の実施形態の製造方法を示す製造工程図であって、(a)は、第2絶縁層の両面に第1金属層および第2金属層が積層された金属張多層基材を用意する工程、(b)は、第2絶縁層の上に導体層を形成するとともに、第2絶縁層の下に下部グランド層を形成する工程、(c)は、第3絶縁層を、第2絶縁層の上に、導体層を被覆するように形成する工程、(d)は、第3開口部を、第2絶縁層および第3絶縁層に形成する工程を示す。 図7に続いて、本発明の配線回路基板の他の実施形態の製造方法を示す製造工程図であって、(e)は、側部グランド層および上部グランド層を、下部グランド層および第3絶縁層の上に形成する工程、(f)は、第4絶縁層を、第3絶縁層の上に形成するとともに、第1絶縁層を、第2絶縁層の下に形成する工程、(g)は、スリットを、絶縁層に、各信号配線間において、複数形成する工程を示す。 本発明の配線回路基板の他の実施形態の製造方法を示す製造工程図であって、(a)は、第2絶縁層の両面に第1金属層および第2金属層が積層された金属張多層基材を用意する工程、(b)は、第1金属層の上面に、第2導体層を形成するとともに、第1金属層の下面に、第5グランド層を形成する工程、(c)は、第1導体層および第2導体層からなる導体層を形成するとともに、第4グランド層および第5グランド層からなる下部グランド層を形成する工程、(d)は、第3絶縁層を、第2絶縁層の上に、導体層を被覆するように形成する工程、(e)は、第3開口部を、第2絶縁層および第3絶縁層に形成する工程を示す。 図9に続いて、本発明の配線回路基板の他の実施形態の製造方法を示す製造工程図であって、(f)は、側部グランド層および上部グランド層を、下部グランド層および第3絶縁層の上に形成する工程、(g)は、第4絶縁層を、第3絶縁層の上に形成するとともに、第1絶縁層を、第2絶縁層の下に形成する工程、(h)は、スリットを、絶縁層に、各信号配線間において、複数形成する工程を示す。 本発明の配線回路基板の他の実施形態の部分断面図であって、図2に対応する部分断面図である。
符号の説明
1 配線回路基板
2 絶縁層
3 導体層
4 信号配線
5 接続端子
6 携帯電話
7 グランド層
8 スリット
13 表示側接続端子
14 操作側接続端子
15 表示側筐体
16 操作側筐体
17 連結部

Claims (3)

  1. 長手方向に延びる絶縁層と、
    前記絶縁層に被覆され、前記絶縁層の長手方向および厚み方向に直交する方向において互いに間隔を隔てて並列配置される複数の信号配線、および、各前記信号配線の長手方向両端部に設けられ、前記絶縁層から露出する接続端子を有する導体層と、
    前記絶縁層に被覆され、各前記信号配線をその長手方向に直交する方向において囲むように形成されるグランド層とを備え、
    前記絶縁層には、各前記信号配線間において、その長手方向に沿うスリットが形成されていることを特徴とする、配線回路基板。
  2. 前記スリットは、その長手方向一方側の各前記接続端子の近傍および長手方向他方側の各前記接続端子の近傍にわたって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 第1筐体と、前記第1筐体に連結される第2筐体と、前記第1筐体および前記第2筐体を相対回転可能に連結する連結部と、請求項1または2に記載の配線回路基板とを備え、
    長手方向一方側の各前記接続端子が前記第1筐体の電子部品に接続され、長手方向他方側の各前記接続端子が前記第2筐体の電子部品に接続され、かつ、各前記信号配線が前記連結部の周りにおいて、前記第1筐体および前記第2筐体が相対回転する方向に沿って並列配置されていることを特徴とする、電子機器。
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