JP2008069759A - エンジン駆動型作業機 - Google Patents

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保士 小島
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Abstract

【課題】 燃料タンクから燃料が漏出しても機外に流出することを防止し、燃料が機内に漏出したときの清掃や燃料タンクの点検、交換,修理の作業がし易いエンジン駆動型作業機を提供することを目的とする。
【解決手段】 エンジン駆動型作業機1のフレーム2を上下に分割し、上フレーム部2aに作業機本体3及びエンジン4を搭載し、下フレーム部2bは上面を開放し有底の箱形であって水密に構成し、前記下フレーム部2bの上部に前記上フレーム部2aを重ねてそれぞれのフレーム部2a,2bを着脱可能に一体に固定し、それぞれのフレーム部2a,2bを一体に固定した状態で内部に形成された空間21に扁平状で大容量の燃料タンク6を収納した。
【選択図】 図1

Description

本発明は,エンジン駆動型作業機に関し,例えば発電機や圧縮機等の作業機本体を駆動するエンジンに対して燃料を供給する燃料タンクから燃料が漏出したとしても、燃料が機外へ流出することを防止したエンジン駆動型作業機に関する。
パッケージ内に発電機本体や圧縮機本体等の作業機本体と共に,この作業機本体を駆動するためのエンジンを収容した各種の可搬式のエンジン駆動型作業機が,例えば工事現場,イベント会場等の屋外における作業に使用されている。
このようなエンジン駆動型作業機では,作業機を駆動するための前述のエンジンに対して燃料を供給するために,作業機本体やエンジンと共に燃料タンクをパッケージ内に収容し,この燃料タンクに貯溜した燃料をエンジンに供給することができるように構成している。
一例として,上向きに開口した箱型のフレームと,このフレーム上を覆う防音ケースにより形成されたパッケージ内に必要な機器を収容したエンジン駆動型発電機において,前記フレーム内に燃料タンクを収容すると共に,このフレーム上に設けた架台に,発電機本体及びエンジンを載置し,さらに前記フレーム上を防音ケースで覆って1つのパッケージ内にまとめて収容したパッケージ型のエンジン駆動型発電機がある(特許文献1参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
実用新案登録第3065007号公報
以上のように,エンジンに供給する燃料を貯溜した燃料タンクをパッケージ内に備えた従来のエンジン駆動型作業機にあっては,フレームの側壁に外気を導入するための開孔部を設けていることから、例えば、燃料タンクから燃料が漏出すると、この開孔部から燃料が機外へ流出し環境汚染を引き起こしてしまう。また、燃料が機内へ漏出したときにはフレーム内を清掃したり、燃料タンクの点検、交換、修理を行う必要があるが、フレーム上は防音ケースで覆われ、燃料タンクの上方にエンジンや発電機本体が配置されていることから、フレーム内の清掃や燃料タンクの点検、交換,修理の作業をする場合には、防音ケースを分解しエンジンや発電機本体をフレームから降ろすなどの煩雑な作業が必要であった。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,燃料タンクなどから燃料が漏出しても機外に流出することを防止し、燃料が機内に漏出したときの清掃や燃料タンクの点検、交換,修理の作業がし易いエンジン駆動型作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明のエンジン駆動型作業機1は,フレーム2上に作業機本体3とこの作業機本体3を駆動するエンジン4を搭載し、これら作業機本体3とエンジン4を防音ケース5で覆ったパッケージ型のエンジン駆動型作業機において、
前記フレーム2を上下に分割し、上フレーム部2aに前記作業機本体3及びエンジン4を搭載し、下フレーム部2bは上面を開放し有底の箱形であって水密に構成し、前記下フレーム部2bの上部に前記上フレーム部2aを重ねてそれぞれのフレーム部2a,2bを着脱可能に一体に固定し、それぞれのフレーム部2a,2bを一体に固定した状態で内部に形成された空間21に扁平状で大容量の燃料タンク6を収納したことを特徴とする(請求項1)。
前記構成のエンジン駆動型作業機1において,前記エンジン4の真下に位置する前記上フレーム部2aに開口部22を形成し、前記防音ケース5内で漏出した油を前記開口部22から下フレーム部2b内へ滴下させても良い(請求項2)。
さらに,前記上フレーム部2a上に、上フレーム部2aに形成した前記開口部22よりも小さい開口部8aを形成すると共に周縁8bを上方へ立設した油流出防止皿8を設け、平面視において前記上フレーム部2aの開口部の22内側に油流出防止皿8の開口部8aを配置することが好ましい(請求項3)。
さらに,前記下フレーム部2bの内壁面及び底面と前記燃料タンク6の側壁及び底面との間に所定の隙間を設けることが好ましい(請求項4)。
以上説明した本発明の構成より,フレーム2の内部空間21全体を使って燃料タンク6を設けられるので燃料タンクを大容量とし、エンジン駆動作業機1の長時間連続運転が可能となり、万一燃料タンク6などから燃料が漏出しても、下フレーム部2bで漏出した燃料を受け、機外に流出しないようにすることができた。
特に,前記フレーム2を上下に分割し、前記下フレーム部2bの上部に前記上フレーム部2aを重ねてそれぞれのフレーム部2a,2bを着脱可能に一体に固定したことで、エンジン駆動型作業機1を移動する場合にはエンジン4や作業機本体3と共に燃料タンク6を同一パッケージとして一緒に移動することが可能であり、燃料タンク6から燃料が漏出した場合には上フレーム部2aと下フレーム部2bとの固定を外し、エンジン4や作業機本体3を搭載し防音ケース5で覆った状態の上フレーム部2aを下フレーム部2bから持ち上げて下フレーム部2bの上面を開放することで、下フレーム部2b内の清掃や、下フレーム部2b内に収納された燃料タンク6の点検がし易く、さらに、燃料タンク6を下フレーム部2bから取り外して交換や修理がし易くなっている。
また,エンジン4の真下に位置する前記上フレーム部2aに開口部22を形成し、前記防音ケース5内で漏出した油を前記開口部22から下フレーム部2b内へ滴下させたから、下フレーム部2b内において漏出した燃料のみならず、エンジン4を収納する防音ケース5内の燃料配管から燃料が漏出したり、エンジン4を潤滑するエンジンオイル、エンジン4を冷却するクーラントの漏出があっても、漏出した燃料やエンジンオイル、クーラントは上フレーム部2aの開口部22から下フレーム部2b内へ滴下することが可能であって、機外に燃料やエンジンオイル、クーラントを流出させない。
さらに、上フレーム部2a上に油流出防止皿8を設けたことで、防音ケース5内で漏出した燃料などが油流出防止皿8の立設した周縁8bで機外へ流れ出すことを防止し、漏油を開口部8aから下フレーム部2b内へ滴下させることができ、また、上フレーム部2aの開口部22よりも油流出防止皿8の開口部8aを小さくしたことで、油流出防止皿8の開口部8aから滴下した漏油は直接下フレーム部2b内に滴下し、上フレーム部2aと油流出防止皿8との隙間から機外へ染み出すことがない。
さらに、前記下フレーム部2bの内壁面及び底面と前記燃料タンク6の側壁及び底面との間に所定の隙間を設けたことで、例えばエンジン駆動型作業機1を移動した際に、下フレーム部2bの底部31を岩などにぶつけて変形させたとしても、前記隙間によって燃料タンク6の変形を免れ、これにより燃料タンク6からの燃料漏れを防止できる。
次に,本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
なお,以下の実施形態にあっては,エンジン駆動型発電機に適用するものとして説明するが,本発明の適用対象はこのようなエンジン駆動型発電機に限定されるものではなく,エンジン駆動型の圧縮機,その他各種のエンジン駆動型作業機に適用可能である。
1.実施形態1
本実施形態のエンジン駆動型発電機1は,前述した従来技術のエンジン駆動型作業機と同様,フレーム2上に発電機本体3及びエンジン4を載置し、このフレーム2上を防音ケース5によって覆った点については,従来技術として前述したエンジン駆動型作業機と同様である。
(1)フレームの構造
本発明はフレーム2を上下に分割していて、下フレーム部2bは、平面視において略長方形状を成し、上面を開放する有底の箱形であって、底部31とこの底部31から上方へ立設する側壁32はこの下フレーム部2b内に溜まった油を流出させないよう水密に構成し、底部31から上方へ立設する側壁32の上端部を側壁の内側方向へ屈曲して上面周縁部33を形成し、該上面周縁部33には後述する上フレーム部2aと固定するためのボルト穴34を穿設すると共にボルト穴34の前記下フレーム部2bの内側にナット35が溶接により固定されている。
前記下フレーム部2bの側壁32の底部31寄りの位置に、前記下フレーム部2b内と連通する漏油排出口36を設けて、この漏油排出口36から該フレーム2内に溜まった漏油を排出可能に構成し、下フレーム部2bの外側から漏油排出口36にプラグ37を螺合して封止している。また、前記下フレーム部2bの側壁32の底部31寄りの位置に、後述する燃料タンク6と連通する燃料排出口38を設けて、この燃料排出口38から前記燃料タンク6内の燃料を排出可能に構成し、下フレーム部2bの外側から燃料排出口38にプラグ39を螺合して封止している。
なお、前記下フレーム2b内に漏油と雨水を分離する油水分離槽を設け、前記漏油排出口36を油水分離槽と連通するようにしてもよい。
前記下フレーム部2bの外側の底面に下方へ突出する脚部41を2箇所設けて、該フレーム2bの底面が接地しないようにしている。
また、下フレーム部2b内には所定量の油が溜まったら警報を発したり発電機を非常停止するレベルセンサー46が設けられていて、下フレーム部2b内から油があふれて機外に流出しないようになっている。
上フレーム部2aは前記下フレーム部2bと平面視においてほぼ同じ大きさの略長方形状を成し、上面部23を平らに形成して長手方向の端部を上面部23から下方へ屈曲して側壁24を形成し、さらに側壁24の下端部を内側方向へ屈曲して下面周縁部25を形成している。この下面周縁部25は前記下フレーム部2bの上面周縁部33と当接し、前記下フレーム部2bの上面周縁部33に開口するボルト穴34と一致する下面周縁部25の位置にボルト穴26を穿設している。
上フレーム部の幅方向(前後)の側面は下面周縁部25を形成した側壁部材27により塞がれ、前記側壁部材27は下面周縁部25の端縁が外側に向くように、上フレーム部の上面に対する裏側の面と該フレームの側壁の内側と当接し、該フレーム2aの長手方向に形成した下面周縁部25と前記側壁部材27の下面周縁部25が同じ高さになるよう溶接により固定されている。
この上フレーム部2aは下フレーム部2bの上面周縁部33に上フレーム部2aの下面周縁部25を当接するように重ね、下面周縁部25と上面周縁部33に穿設するボルト穴26,34を一致させてボルト29をこのボルト穴26,34に挿入すると共にナット35と螺合して上フレーム部2aと下フレーム部2bとを一体に固定している。
前記エンジン4の真下に位置する前記上フレーム部2aの上面部23には、下フレーム部2bと上フレーム部2aを一体に固定した状態で内部に形成された空間21と連通する開口部22を形成している。そして、前記上フレーム部2aの上には油流出防止皿8が載置され、この油流出防止皿8は外側周縁8bを上方に立設し、前記上フレーム部2aの開口部22よりも小さい開口部8aを形成していて、平面視において前記上フレーム部2aの開口部22の内側に油流出防止皿8の開口部8aを配置している。本実施形態の油流出防止皿8の大きさは、長手方向において後述する防音ケース5内に設けられた仕切板51からエンジン4の後端までの大きさとし、幅方向において上フレーム部2aの幅とほぼ同じ大きさにしている。なお、作業機本体3が圧縮機本体である場合には、油流出防止皿8の大きさを長手方向において防音ケース5内に設けられた仕切板51から圧縮機本体の後端までの大きさとすることが好ましい。
(2)燃料タンク構造
燃料タンク6は,略直方体として形成されていると共に,長さL及び幅Wに対して高さHを相対的に低くした扁平な形状に形成されており,平面視において略長方形に形成した前記下フレーム部2b内に,その長手方向を前記フレームの長手方向として,幅方向を前記下フレーム部2bの幅方向として,前記下フレーム部内に収容し、ベルト62で下フレーム部2bに固定されている。
燃料タンク6は、長手方向の長さを下フレーム部2bの長手方向の長さよりも短くし、また、幅方向の長さを下フレーム部2bの幅方向長さよりも短くして、下フレーム部2bの内壁面と燃料タンク6の側壁との間にそれぞれ隙間を設けている。本実施形態にあっては、下フレーム部2bの上面周縁部33を内側方向に屈曲して形成していて、燃料タンク6を下フレーム部2b内に収納するには燃料タンク6の長手方向の長さや幅方向の長さを上面周縁部33の内側長さよりも短くして、下フレーム部2bの内壁面と燃料タンク6の側壁との間に隙間を設けている。下フレーム部2bの底面に例えばゴム板47を置き、その上に燃料タンク6を載置することで、下フレーム部2bの底面と燃料タンク6の底面との間にゴム板47の厚みに相当する隙間を設けている。燃料タンク6の高さは、下部フレーム部2bと上部フレーム部2aを一体に固定した状態で内部に形成された空間21の高さまで大きくすることが可能であり、本実施形態にあっては、上フレーム部2aを長手方向の端部を上面部23から下方へ屈曲して側壁24を形成し、さらに側壁下端部を内側方向へ屈曲して下面周縁部25を形成していることから、上フレーム部2aの下側に空間ができ、燃料タンク6の上面を下フレーム部2bの上面周縁部33よりも高くして燃料タンク6の容量を増加させることができる。
前述のように形成した燃料タンク6の長手方向の一端側には,下端を前記燃料タンク6内で開口し,上端を前記燃料タンク6の上部壁面よりも高い位置に突出させた筒状の給油口61を設け,この給油口61を介して燃料タンク6内に給油を行うことができるように構成している。
本実施形態にあっては,このような給油口61を平面視におけるいずれか一の角部近傍において燃料タンク6の上壁より斜め上方に突出するよう形成し,この筒状の給油口61の上端部分を防音ケース5の下方側壁56面に形成した開口57に向けて,防音ケース5外より容易に給油を行うことができるように構成した。
なお,以上のように形成された燃料タンク6の側壁の,底壁寄りの位置には、前記下フレーム部2bの燃料排出口38と連通する燃料排出管48が接続されて、燃料中で沈降したゴミや水等を確実に排出することができる。
(4)防音ケースの構造
防音ケース5内は、仕切板51によって排風室53とエンジン室54の二室に仕切られており、エンジン室54内にエンジン4と作業機本体3、本実施形態では発電機本体を収納している。
前記仕切板51はエンジン室54と排風室53を連通する矩形状の開口が設けられ、この開口の形成位置における仕切板51にエンジン4を冷却するクーラントを熱交換するラジエータ43を配置している。
そして、エンジン4に設けられた冷却ファン44がラジエータ43の受風面に対して対向するように配置され、前記冷却ファン44の回転によって生じた冷却風はエンジン室54内からラジエータ43を通って排風室53に至り、排風室53上部の防音ケース5上面に開口した排風口55から機外へ排出されるようになっている。
排風室53下部の上フレーム部2aの上面部23には燃料タンク6の給油口61を挿通する開口部28を形成し、この開口部28から燃料タンク6の給油口61を排風室53内に突出している。排風室53側面の防音ケース5の側壁56には燃料タンク6の給油口11を臨む開口57とこの開口57を塞ぐ扉58を設け、燃料タンク6へ給油する際には防音ケース5の側壁56に設けた扉58を開き、給油ノズルを防音ケース5の側壁56の開口57から排風室53内に配置された給油口61へ差し込むようになっている。
排風室53内には、給油口61を挿通する開口57の上方及び燃料タンク6の給油口61の上方を全て覆うカバー59を設けて、排風室53上部に開口した排風口55から侵入した雨水が直接給油口61を挿通する開口部28から下フレーム部2b内へ流入することを防止し、また前記給油口61を挿通する開口部28の周縁28aを上方へ立設し、周縁28aの上端を上フレーム部2aの上面よりも高く構成することで、排風室53内へ侵入した雨水が上フレーム部2aの上面を伝って開口部28から下フレーム部2b内へ流入しないようになっている。
(5)作用
以上説明した実施形態1にあっては,万一燃料タンク6から燃料が漏出すると、水密に構成された下フレーム部2b内に漏出した燃料が留まり、機外へ流出することを防止できる。
また、燃料タンク6から燃料を吸い上げエンジン4に供給する燃料配管や、エンジン4から燃料タンク6へ余った燃料を戻す燃料配管から燃料が漏出したり、エンジン4を潤滑するエンジンオイルが漏出したり、エンジン4を冷却するクーラントが漏出したような場合には、燃料やエンジンオイル,クーラントが油流出防止皿8の上に漏出流下し、油流出防止皿8の立設した外側周縁8bで燃料などが広がることを防ぎ、油流出防止皿8の開口部8aから漏出した燃料を下フレーム部2b内へ滴下する。滴下した燃料などは下フレーム部2bにより機外へ流出することを防いでいる。
油流出防止皿8の開口部8aを上フレーム部2aの開口部22よりも小さくしていることから、油流出防止皿8の開口部8aの周縁から滴下した燃料などは直接下フレーム部2b内に滴下するようになり、上フレーム部2aの上面と油流出防止皿8の下面との隙間に燃料などが染みこんで機外へ流出することを防止している。
下フレーム部2b内に燃料が溜まったときには、漏油排出口36に螺合しているプラグ37を外し、溜まった燃料を別の油受け内に排出して廃油処理を行う。そして、上フレーム部2aと下フレーム部2bと一体に固定するボルト29を外し、上フレーム部2aを下フレーム部2bから持ち上げて下フレーム部2bの上面を開放し、下フレーム部2b内の清掃を行うと共に、燃料タンク6の点検をしたり、下フレーム部2bから燃料タンク6を外して修理又は新しい燃料タンク6と交換することができる。
このように、本実施形態は燃料が機外に流出することができると共に、下フレーム部2b内の清掃や燃料タンク6の点検、交換、修理がし易い構造となっている。
前記下フレーム部2bの内壁面及び底面と前記燃料タンク6の側壁及び底面との間に所定の隙間を設けると、例えばエンジン駆動型作業機1を移動した際、岩に下フレーム部2bをぶつけて変形させたとしても、前記隙間によって燃料タンク6の変形を免れ、これにより燃料タンク6からの燃料漏れを防止できる。
また、前記隙間を設けたことで燃料タンク6の容量に対して下フレーム部2b内の容量を大幅に大きくすることができ、これにより燃料タンク6の高さを下フレーム2bの上面周縁部33よりも高くして燃料タンク6の容量を増やしたとしても燃料があふれず、燃料の他にエンジンオイルやクーラントが漏出しても機外に流出させず下フレーム部2b内に溜めておける。
エンジン駆動型作業機の内部構成を示す図。 エンジン駆動型作業機の後面図。 エンジン駆動型作業機の前面図。 上フレーム部を外した状態の下フレーム部の平面図。 下フレーム部を外した状態のエンジン駆動型作業機の平面図。
符号の説明
1 エンジン駆動型作業機(エンジン駆動型発電機)
2 フレーム
2a 上フレーム部
2b 下フレーム部
21 内部空間(フレームの)
22 開口部(上フレーム部の)
3 作業機本体(発電機本体)
4 エンジン
5 防音ケース
6 燃料タンク
8 油流出防止皿
8a 開口部
8b 周縁

Claims (4)

  1. フレーム上に作業機本体とこの作業機本体を駆動するエンジンを搭載し、これら作業機本体とエンジンを防音ケースで覆ったパッケージ型のエンジン駆動型作業機において、
    前記フレームを上下に分割し、上フレーム部に前記作業機本体及びエンジンを搭載し、下フレーム部は上面を開放し有底の箱形であって水密に構成し、前記下フレーム部の上部に前記上フレーム部を重ねてそれぞれのフレーム部を着脱可能に一体に固定し、それぞれのフレーム部を一体に固定した状態で内部に形成された空間に扁平状で大容量の燃料タンクを収納したことを特徴とするエンジン駆動型作業機。
  2. 前記エンジンの真下に位置する前記上フレーム部に開口部を形成し、前記防音ケース内で漏出した油を前記開口部から下フレーム部内へ滴下させることを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動型作業機。
  3. 前記上フレーム部上に、上フレーム部に形成した前記開口部よりも小さい開口部を形成すると共に周縁を上方へ立設した油流出防止皿を設け、平面視において前記上フレーム部の開口部の内側に油流出防止皿の開口部を配置したことを特徴とする請求項2記載のエンジン駆動型作業機。
  4. 前記下フレーム部の内壁面及び底面と前記燃料タンクの側壁及び底面との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のエンジン駆動型作業機。
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