JP5149718B2 - エンジン駆動型作業機 - Google Patents
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Description
さらに、受水容器の内側に配設される、直方体形状の燃料タンクを、受水容器の傾斜に影響されず、水平に受水容器に固定することができる。したがって、燃料タンクに貯留される燃料を効率よくエンジンに供給できる。
そして、低くなっている側の側面にドレン部を形成できる。
この構成によって、漏洩物を、受水容器の最低部に形成されるドレン部に効率よく集めることができ、さらに、受水容器の漏洩物を、ドレン部を介して効率よく短時間で排出することができる。
したがって、漏洩物の総量が受水容器の容量を超えることを好適に抑制できる。
この構成によって、受け皿が受け止めた漏洩物を、最低部に集めて排出口から排出することができる。そして、排出口から排出される漏洩物を受水容器の内側に落下させ、漏洩物を効率よく受水容器に溜めることができ、受水容器から漏洩物を効率よく短時間で排出できる。
この構成によって、エンジンから漏洩する漏洩物を、受け皿の最低部に集めて排出口から排出でき、漏洩物を効率よく受水容器に誘導することができる。そして、受水容器の漏洩物をドレン部を介して効率よく短時間で排出することができる。
以下、作業機6の側を上方、受水容器2の側を下方とする。また、上面視で長方形状を呈する受水容器2、大型燃料タンク3、本体ベース5等の長辺に沿った方向を長手方向、短辺に沿った方向を幅方向と称する場合がある。
さらに受水容器2には、大型燃料タンク3の上方に排水プレート(受け皿)4が配設される。排水プレート4の詳細は後記する。
その他、大型燃料タンク3には、図示はしないが、貯留する燃料を吸い上げるためのサクションパイプと、燃料を大型燃料タンク3に戻すためのリターンパイプが備わっている。
また、燃料計3bの構成は限定するものではないが、例えば大型燃料タンク3の上面に備わる視認窓を介して視認可能な、機械式もしくは電気式の燃料計とすればよい。燃料計は公知の技術を適用することができ、詳細な説明は省略する。
ドレンパイプ3cは、例えば大型燃料タンク3の幅方向に沿った一側面を、中空のパイプが貫通して形成される。
ねじ止め用ボス26は、受水容器2を本体ベース5(図2参照)に固定するボルトなどの締結部材を締めこむ機能を有し、例えば受水容器2の長手方向に沿った側面に、凸状にスペーサ26aが固定され、ボルトなどの締結部材が螺合するねじ穴26bが加工されている。
受水容器2の形成方法は限定するものではないが、例えば板金をU字型に折り曲げて長手方向に沿った側面を形成し、その両端に、連続溶接などで幅方向に沿った側面を固定して形成することができる。
このように形成することで、連続溶接する箇所を減らすことができ、受水容器2の製造にかかる工数を削減できる。また、溶接不良の発生を抑制できることから、受水容器2の水密性を好適に維持できる。
以降、ドレン部2cが形成される側を正面、正面と対向する側を背面とする。
ドレンコック22の構造は限定するものではないが、例えば図4の(a)に示すように、受水容器2の側面を貫通する円筒状の排出管22cに備わる弁体22bの動作によって、排出管22cを開閉する構造が考えられる。弁体22bは、排出管22cの外部に備わるコックレバー22aと一体に動作する構造とすれば、例えば手動でコックレバー22aを操作することで、排出管22cを開閉できる。そして、排出管22cを開くと、漏洩物溜り2aと受水容器2の外部との通路となる排出管22cが開通する。すなわち、ドレンコック22が開いて、漏洩物溜り2aに溜まっている漏洩物を受水容器2の外部に排出できる。
フュエルコック21は、大型燃料タンク3(図1の(a)参照)に貯留される燃料を、受水容器2の外部に排出する機能を有する。そして、ドレンコック22とフュエルコック21を含んでドレン部2cを形成する。
このような構造にすると、燃料ドレンボルト21aの着脱によって、フュエルコック21を容易に開閉することができる。
そして、燃料ドレン21bの外ねじに、外部側端部の側からナット21gをねじ込み、フランジ部21fとナット21gとで受水容器2の側面を挟んで、燃料ドレン21bを固定する。このとき、フランジ部21fと受水容器2の側面の間にゴムパッキン21dを介在させ、燃料ドレン21bと受水容器2の側面の間の水密を確保する構成が好適である。
この構成によって、大型燃料タンク3に貯留する燃料を、フュエルコック21を介して、受水容器2の外部に排出できる。
図4の(c)に示すように、受水容器2の側面を貫通するように、中空パイプ状のソケット211を溶接等で固定し、ソケット211の、受水容器2の外側には、流路を開閉するバルブ212を備える。また、ソケット211の、漏洩物溜り2aの側には、ホースジョイント210を取り付け、ドレンホース21cを連結する。
そして、燃料バルブ3c1でドレンパイプ3cを開くとともに、バルブ212を開き、大型燃料タンク3(図2参照)に貯留される燃料を排出する構成とする。
また、燃料バルブ3c1でドレンパイプ3cを閉じることで、バルブ212が不正に開かれることによる大型燃料タンク3からの燃料の盗難を防止できる。
取付ベース25は、正面の側と背面の側に1つずつ備わり、互いの壁部252の距離が、大型燃料タンク3の長手方向の長さと等しく、且つ平面部251が受水容器2の内側を向くように固定される。取付ベース25を底面2a1に固定する方法は限定されるものではなく、例えば溶接で固定する。
また、例えば図3の(a)、(b)に示すように、取付ベース25のリブ250に切り欠き253を形成し、取付ベース25より背面の側の漏洩物を、正面の側に流れやすくする構成が好適である。
このとき、大型燃料タンク3は、設置面に対して水平になることが好適である。
前記したように、受水容器2は、正面の側が低くなるように傾斜して設置面に設置されることから、取付ベース25に支持される大型燃料タンク3が水平になるためには、正面の側を高くする必要がある。
したがって、本実施形態に係る受水容器2は、正面の側の取付ベース25(前側取付ベース25a)の平面部251の、底面2a1からの高さが、背面の側の取付ベース25(後側取付ベース25b)の、底面2a1からの高さより高く形成される。すなわち、前側取付ベース25aのリブ250aは、後側取付ベース25bのリブ250bより高く形成される。
そして、平面部251は、設置面に対して水平に形成されることが好適である。
補助ベース27の断面形状は、例えばコ字型を呈し、開口側が底面2a1を向くように固定され、上方に形成される平面部270で大型燃料タンク3を支持する。
このとき、例えば図3の(a)、(b)に示すように、補助ベース27のコ字型の側壁部に切り欠き271を形成し、補助ベース27より背面の側の漏洩物を、正面の側に流れやすくする構成が好適である。
また、取付ベース25(前側取付ベース25a、後側取付ベース25b)、及び補助ベース27(前側補助ベース27a、後側補助ベース27b)は請求項に記載の高さ調整部材になる。
タンクバンド20は、例えば漏洩物溜り2aの内側に備わる細い板状の部材で、図3の(b)に示すように、例えば、前側取付ベース25aの平面部251及び後側補助ベース27bの平面部270に固定される。
図5は、タンクバンドを示す図であり、(a)は、大型燃料タンクを固定前の状態を示す図、(b)は、大型燃料タンクを固定している状態を示す図である。
上方に開いた幅の長さは、大型燃料タンク3の幅方向の長さに等しいことが好適であり、タンクバンド20の両端は外側に広がって、係止部20aを形成する。
そして、上方に起立するように備わる2つの係止部20a、20aに形成される図示しないボルト穴にボルトBを貫通して、ナットNで締め付けて固定する。
この構成によって、底面2a1には高低差を有する傾斜が形成され、漏洩物溜り2aの漏洩物は、底面2a1の最低部、つまり正面の側に流れて集まる。
また、ドレン部2c(図3の(a)参照)は、低くなっている側の側面に形成され、ドレンコック22(図3の(a)参照)を開いたときに、効率よく短時間で漏洩物を排出できる。
このように、脚部24(前脚24a、後脚24b)は、受水容器2を傾斜させ、底面2a1に高低差を有する傾斜を形成することから、請求項に記載の高さ調整部材になる。
側壁部50は、例えば鋼板で形成される浅い箱型の部材が、外側が開口して底部で台座プレート51に固定されてなり、剛性を高める構造になっている。
そして、例えば、傾斜部51a2の前壁部51a3側の角部には排水穴51a4が形成され、傾斜部51a2上の液体を排水する構成が好適である。
前壁部51a3及び後壁部51b3は、本体ベース5の幅方向に沿った側面を形成するように備わる。
また、例えば、傾斜部51b2の後壁部51b3側の角部には排水穴51b5が形成され、傾斜部51b2上の液体を排水する構成が好適である。
このようにして、作業機6は本体ベース5に支持される。
そして、前側台座プレート51aが備わる側を前室5b、後側台座プレート51bが備わる側を後室5cと称する。
このような構成にすると、仮に、図示しない小容量の燃料タンクから燃料が漏洩したときには、2つの補助台座51b4、51b4の間、及び台座部51a1と台座部51b1の間から、漏洩した燃料を落下させることができる。
そして、固定フランジ7aが、本体ベース5の側壁部50の上面50aに載置するように備わり、例えば側壁部50の上面50aと固定フランジ7aとを図示しないボルトとナットで締結固定し、本体カバー7を本体ベース5に固定する。
または、本体カバー7は本体ベース5に、溶接されて固定される構成であってもよい。
図7は、開閉扉の構造を示す図である。図7に示すように、開閉扉70は、例えば長手方向に開く2枚の扉部材70a、70aを含んでなる。2枚の扉部材70a、70aは、本体カバー7の開口部7bに嵌り込むように構成される。そして2枚の扉部材70a、70aは、上下方向の回転軸を有するヒンジ部材70bで本体カバー7に回動自在に支持され、ヒンジ部材70bの回転軸周りに回動して、本体カバー7の開口部7bを観音開きに開閉する。
なお、扉部材70aには、本体カバー7の内部に冷却空気を取り込む吸気口7eが形成されている。
また、開口部7bの上方には、開口部7bを閉じた扉部材70aに当接するトリムシール71が備わる上部係止部材72uが、開口部7bの上端に沿って配設される。
また、開口部7bの正面の側の端部と背面の側の端部に沿って、開口部7bを閉じた扉部材70aに当接するトリムシール71が備わる側部係止部材72s、72sが配設される。
さらに、2つの側部係止部材72s、72sの間には、側部係止部材72sと平行に上下方向に伸び、開口部7bを閉じた扉部材70aに当接するトリムシール71が備わる中央係止部材72cが配設される。
中央係止部材72cは、観音開きに開閉する2枚の扉部材70a、70aが分割される位置で、開口部7bを閉じた扉部材70aの端部を本体カバー7の内部の側から係止するように備わる。
下部係止部材72dのトリムシール71は、開閉扉70(図7参照)に備わる2枚の扉部材70a(図7参照)に対応するように2箇所に取り付けられ、支持部72d4は、トリムシール71が取り付けられる位置に形成される。
下部係止部材72dを固定する構造は限定するものではない。
図9の(a)は、図7のX5−X5断面図である。
図9の(a)に示すように、本体カバー7は、開口部7b(図7参照)の下方において、正面の側の端部及び背面側の端部が本体カバー7の内部に向かって折れ曲がるとともに、さらに端部が開口部7bの側に向かって折れ曲がり、固定面7c、7cを形成する。このとき、正面の側に形成される固定面7cと背面の側に形成される固定面7cとが同一平面上に形成されることが好適である。
このような構成によって、下部係止部材72dを本体カバー7に固定できる。
上部係止部材72uのトリムシール71は、開閉扉70(図7参照)に備わる2枚の扉部材70aに対応するように2箇所に取り付けられ、支持部72u1は、トリムシール71が取り付けられる位置に形成される。
上部係止部材72uを固定する構造は限定するものではない。
図9の(b)は、図7のX6−X6断面図である。
図9の(b)に示すように、本体カバー7は、開口部7bの上方において、正面の側の端部及び背面の側の端部が本体カバー7の内部に向かって折れ曲がるとともに、さらに端部が開口部7bの側に向かって折れ曲がり、固定面7d、7dを形成する。このとき、正面の側に形成される固定面7dと背面の側に形成される固定面7dとが同一平面上に形成されることが好適である。
さらに、開口部7bの下方に形成される2つの固定面7c、7cと、開口部7bの上方に形成される2つの固定面7d、7dが同一平面上に形成されることが好適である。
このような構成によって、上部係止部材72uを本体カバー7に固定できる。
そして、図7に示すように、トリムシール71が開口部7bの中央の側になって外側を向くように側部係止部材72sを配設し、固定面7c、及び固定面7dに、ボルトBなどの締結部材で固定する。
このような構成によって、側部係止部材72sを、開口部7bの正面の側及び背面の側に固定できる。
中央係止部材72cには、支持部72c1が形成されない平面状の固定部72c2が、長手方向の両側に伸びるように形成される。
そして、図7に示すように、中央係止部材72cは、2つのトリムシール71、71が外側を向くように、且つ、固定部72c2が上部係止部材72u及び下部係止部材72dと、例えば裏側(本体カバー7の内部の側)から重なるように備わる。
そして、固定部72c2を、上部係止部材72u及び下部係止部材72dに、ボルトBなどの締結部材で固定する。
トリムシール71は、ゴムなど柔軟な素材からなり、図9の(c)に示すように、トリムシール71は、扉部材70aが開口部7b(図7参照)を閉じたときに、扉部材70aと当接して扉部材70aを係止する。
前記したように、トリムシール71は柔軟な素材で形成されることから、扉部材70aと当接したとき、先端部71bは微小に変形して扉部材70aに圧接した状態になり、扉部材70aと下部係止部材72dの間にシール性を持たせることができる。
例えば扉部材70aを浅い箱型の部材で形成し、扉部材70aが開口部7bを閉じたときに開口が本体カバー7の内部の側を向くように備える場合、本体カバー7と扉部材70aの間の間隙から浸入する雨水は、トリムシール71によって、扉部材70aの浅い箱型の内部に浸入することを防止できる。
排水プレート4においては、第1固定面4bが折れ曲がる側を下方とする。
この構成によって、排水プレート4の底部4aは、傾斜壁4dの側が低くなるように傾斜して備わる。すなわち、排水プレート4には、左右方向に高低差が形成される。
なお、左右方向とは、正面から背面に向かう方向に直角に交わる方向で、幅方向に沿った方向とする。
図10の(b)に示すように、排水プレート4を受水容器2に固定した場合、排水プレート4は、大型燃料タンク3の上方に配設される。また、大型燃料タンク3には、上方に突出して形成される補給口3aと上面に視認窓を有する燃料計3bが備わる。したがって、排水プレート4に補給口貫通穴4a2を形成して、大型燃料タンク3の補給口3aを貫通させる構成が好適であり、さらに、排水プレート4に視認穴4a1を形成して、燃料計3bの視認性を確保する構成が好適である。
この構成によって、図10の(b)に示すように、排水プレート4を受水容器2に固定したとき、底部4aの傾斜に沿って傾斜壁4dの側に流れる底部4a上の液体を最低部の排出口4e1に集めることができ、かつ、効率よく排出できる。
図11の(a)は、本体ベースに受水容器が固定した状態を正面の側から見た図、(b)は、図11の(a)におけるX9−X9断面図である。
そして、側壁部50に形成されるねじ止め穴50b(図6の(a)参照)から、図示しないボルト等の締結部材を挿入して、受水容器2に形成される、ねじ止め用ボス26のねじ穴26b(図3の(a)参照)に螺入し、本体ベース5と受水容器2を固定する。
この構成によって、排水プレート4はエンジン室5aに備わり、例えばエンジン室5aに配置される、作業機6のエンジン6bから漏洩して前側台座プレート51aと後側台座プレート51bの間に落下する漏洩物を排水プレート4で確実に受け止めることができる。すなわち、排水プレート4はエンジン6bの下方に配設され、主にエンジン6bから漏洩する漏洩物を受け止める構成である。
さらに、図12の(b)に示すように、排水プレート4は、正面の側が低くなるように傾斜している受水容器2に固定されていることから、底部4aは正面の側が低い。
したがって、底部4aの漏洩物は、正面の側の壁部4eに向かって流れ、排出口4e1から排出されて落下する。
すなわち、排水プレート4が受け止めた漏洩物は、排水プレート4の最低部に集まり、排出口4e1は最低部に集まった漏洩物を排出するように形成される。
漏洩物溜り2aの底面2a1は、ドレン部2cの側が低くなるように傾斜していることから、底面2a1に落下した漏洩物は、ドレン部2cの側に流れて溜まる。
そしてドレンコック22を開くと、漏洩物溜り2aの漏洩物を効率よく短時間で受水容器2の外部に排出できる。
また、図9の(c)に示すように、扉部材70aはトリムシール71で係止されることから、扉部材70aとトリムシール71の間にシール性が生じるため、本体カバー7の内部に浸入して扉部材70aに沿って落下する雨水は、トリムシール71が扉部材70aに圧接する位置より下方に落下できない。したがって、扉部材70aに沿って落下する雨水が側壁部50の内側に落下する場合がある。
このように、側壁部50の内側に雨水が落下した場合であっても、受水容器2と側壁部50の間に間隙gを形成することで、雨水を漏洩物溜り2aに入れることなく、間隙gを介して、エンジン駆動型作業機1の機外に排水できる。
このように垂下部72d3を有する下部係止部材72dを備えることで、例えば、扉部材70aの外側を流れ落ちる雨水を、垂下部72d3を伝って落下させることができ、本体カバー7(図7参照)の内部への雨水の浸入を好適に抑制できる。
したがって、漏洩物溜り2a(図3の(a)参照)に溜まる漏洩物の総量が雨水で増量することを抑制でき、漏洩物が受水容器2(図1の(a)参照)から機外に溢れ出ることを好適に抑制できる。
この構造によって、作業機から漏洩する漏洩物を、エンジン駆動型作業機の機外に漏出することなく、受水容器に回収できるという優れた効果を奏する。
さらに、漏洩物溜りをドレンコックの側が低くなるように傾斜し、漏洩物溜りの漏洩物をドレンコックの側に誘導して溜め、ドレンコックを開いたときには、漏洩物を効率よく短時間で受水容器から排出できるという優れた効果を奏する。
2 受水容器
2a 漏洩物溜り
2a1 底面
2c ドレン部
3 大型燃料タンク(燃料タンク)
4 排水プレート(受け皿)
4e1 排出口
5 本体ベース(ベース)
6 作業機
6a 作業機本体
6b エンジン
24 脚部(高さ調整部材)
25 取付ベース(高さ調整部材)
27 補助ベース(高さ調整部材)
Claims (4)
- エンジン及び前記エンジンによって駆動される作業機本体からなる作業機を支持するベースと、
前記ベースに固定され、前記作業機から漏洩する漏洩物を溜める受水容器と、
前記受水容器の内側に配設され、前記エンジンに供給する燃料を貯留する、直方体形状を呈する燃料タンクと、
前記受水容器の底面に高低差を有する傾斜を形成するとともに前記燃料タンクを水平に維持する高さ調整部材と、
前記底面の最低部に集まった前記漏洩物を排出するドレン部と、を備え、
前記高さ調整部材は、
水平な設置面に設置された前記受水容器の、前記ドレン部が備わる正面の側が、対向する背面の側よりも低くなるように、前記受水容器の下面からの突出量が異なる前脚および後脚と、
前記受水容器の設置面に対して前記燃料タンクが水平になるように、当該燃料タンクが載置される平面部の前記底面からの高さが異なる前側取付ベースおよび後側取付ベースと、を含んでなることを特徴とするエンジン駆動型作業機。 - 前記受水容器は上方が開口した、直方体形状を呈する箱体からなることを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動型作業機。
- 前記作業機と前記受水容器の間には、前記作業機から漏洩する前記漏洩物を受け止めるための受け皿が配設され、
前記受け皿には、前後方向又は左右方向に高低差が形成され、受け止めた前記漏洩物を最低部に集めるとともに、前記受け皿の最低部に集まった前記漏洩物を排出して前記受水容器の内側に落下する排出口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動型作業機。 - 前記受け皿は、
前記エンジンから漏洩する漏洩物を受け止めるように、前記エンジンの下方に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジン駆動型作業機。
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