JP2004251219A - 防油堤スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料発電機からこぼれた燃料を回収し、土壌汚染を防止することができる防油堤スタンドを提供する。
【解決手段】タンク用受台12は、燃料発電機1の燃料タンク11の下方に配置され、燃料タンクからこぼれる燃料を受ける。配管13は、燃料タンク11の内部の燃料を燃料発電機1に供給する。発電機用受台14は、燃料発電機1を支持可能である。発電機用受台14は、底面14aと燃料排出口14dとを有する。底面14aは、燃料発電機1および配管13からこぼれる燃料を受けるよう、配管13および燃料発電機1の下方に傾斜して設けられる。燃料排出口14dは、底面14aから流れる燃料をタンク用受台12へ排出可能に、底面14aの傾斜した下側に連続してタンク用受台12より高い位置に設けられている。遮熱部材15は、燃料タンク11と発電機用受台14により支持される燃料発電機1との間に配置される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料発電機からこぼれる燃料を受けるための防油堤スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築現場などでは、大型の建築用機材を電力で動かすために、燃料発電機と、燃料発電機に燃料を供給するための燃料タンクとがしばしば設置される。このとき、燃料タンクから燃料が地面にこぼれるのを防ぐため、燃料タンクの下に防油堤の設置が義務付けされている。従来の防油堤としては、底板と周囲壁からなる鋼板製箱形油溜と、据え付ける油タンクの脚の位置に合わせて、底板上四箇所に固定したタンク載置用束石と、各束石の上面に突出した、タンク脚の踏板締付用基礎ボルトとを備えているものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第3000264号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防油堤は、燃料タンクからこぼれる燃料を受けるためのものであって、燃料発電機からこぼれる燃料を受けるものはなかった。燃料発電機から地面にこぼれた燃料は、土壌を汚染するという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、燃料発電機からこぼれた燃料を回収し、土壌汚染を防止することができる防油堤スタンドを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の本発明に係る防油堤スタンドは、底面と側壁とを有し、燃料発電機の給気口を前記側壁より高い位置で支持し、燃料発電機からこぼれる燃料を受けるための槽から成ることを特徴とする。
【0007】
第1の本発明に係る防油堤スタンドは、燃料発電機からこぼれた燃料を受けることができるため、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。この防油堤スタンドは、燃料発電機の給気口を側壁より高い位置で支持するため、夜間などに雨水が溜まったときにも燃料発電機が水没により影響を受けるのを防止することができる。
【0008】
第1の本発明に係る防油堤スタンドは、燃料発電機の燃料タンクの下方に配置されて前記燃料発電機を開口縁より高い位置で支持し、前記燃料タンクからこぼれる燃料を受けるためのタンク用受台と、前記燃料タンクの内部の燃料を前記燃料発電機に供給するための配管と、前記配管および前記燃料発電機からこぼれる燃料を受けるための発電機用受台と、前記燃料タンクと前記燃料発電機との間に配置される遮熱部材とから成っていてもよい。
【0009】
この構成では、配管を燃料タンクから燃料発電機まで接続して使用される。燃料タンクからこぼれた燃料はタンク用受台により受けることができ、燃料発電機または配管からこぼれた燃料は発電機用受台により受けることができる。このため、燃料タンク、燃料発電機または配管からこぼれた燃料を回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。
【0010】
この構成では、遮熱部材が燃料タンクと燃料発電機との間に配置されるため、燃料発電機の稼働により発生した熱を遮熱部材により遮ることができ、燃料発電機の熱で燃料タンクが熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。なお、遮熱部材は発電機用受台に固定されていても、タンク用受台に固定されていてもよい。
【0011】
第2の本発明に係る防油堤スタンドは、燃料発電機の燃料タンクの下方に配置され、前記燃料タンクからこぼれる燃料を受けるためのタンク用受台と、前記燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機に供給するための配管と、前記燃料発電機を支持可能な発電機用受台と、前記燃料タンクと前記発電機用受台により支持される燃料発電機との間に配置される遮熱部材とを有し、前記発電機用受台は底面と燃料排出口とを有し、前記底面は前記燃料発電機および前記配管からこぼれる燃料を受けるよう前記配管および燃料発電機の下方に傾斜して設けられ、前記燃料排出口は前記底面から流れる燃料を前記タンク用受台へ排出可能に前記底面の傾斜した下側に連続して前記タンク用受台より高い位置に設けられていることを、特徴とする。
【0012】
第2の本発明に係る防油堤スタンドは、発電機用受台により燃料発電機を支持し、配管を燃料タンクから燃料発電機まで接続して使用される。燃料タンクからこぼれた燃料はタンク用受台により受けることができ、燃料発電機または配管からこぼれた燃料は発電機用受台の底面により受けることができる。発電用受台の底面で受けた燃料は、傾斜した底面を流れて燃料排出口からタンク用受台へと排出される。このため、燃料タンク、燃料発電機または配管からこぼれた燃料をタンク用受台に回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。また、こぼれた燃料をタンク用受台に集めるため、こぼれた燃料に引火したときにも燃料発電機に引火する危険性を減らすことができる。
【0013】
第2の本発明に係る防油堤スタンドでは、遮熱部材が燃料タンクと燃料発電機との間に配置されるため、燃料発電機の稼働により発生した熱を遮熱部材により遮ることができ、燃料発電機の熱で燃料タンクが熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。なお、遮熱部材は発電機用受台に固定されていても、タンク用受台に固定されていてもよい。
【0014】
第3の本発明に係る防油堤スタンドは、燃料発電機の燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機に供給するための配管と、前記燃料発電機および前記燃料タンクを支持し、前記燃料発電機、前記配管および前記燃料タンクからこぼれる燃料を受けるための受台と、前記燃料発電機と前記燃料タンクとの間に配置される遮熱部材とを、有することを特徴とする。
【0015】
第3の本発明に係る防油堤スタンドは、配管を燃料タンクから燃料発電機まで接続して使用される。燃料発電機、配管または燃料タンクからこぼれた燃料は、受台により受けることができる。このため、こぼれた燃料を回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。また、遮熱部材が燃料発電機と燃料タンクとの間に配置されるため、燃料発電機の稼働により発生した熱を遮熱部材により遮ることができ、燃料発電機の熱で燃料タンクが熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示している。
図1に示すように、防油堤スタンド10は、燃料タンク11とタンク用受台12と配管13と発電機用受台14と遮熱部材15とを有している。
【0017】
燃料タンク11は、タンク本体11aと4本の脚11bとレベルゲージ11cと燃料送出口11dと燃料回収口11eとを有している。タンク本体11aは、金属製であり、直方体状を成している。4本の脚11bは、タンク本体11aの両側面に固定され、タンク本体11aを支持している。燃料送出口11dは、タンク本体11aの下面に設けられ、バルブを介して配管13に接続している。燃料回収口11eは、タンク本体11aの上面に設けられ、蓋により開閉可能となっている。燃料回収口11eは、燃料発電機1に供給された燃料のうち余分なものを戻すためのものであり、配管13に接続している。燃料タンク11は、燃料供給口11cから燃料を入れて、燃料発電機1の燃料を貯えるために使用される。なお、燃料には、軽油等の液体燃料が用いられる。
【0018】
タンク用受台12は、底板12aと周壁12bとを有し、槽状をなしている。底板12aは、矩形状を成し、地面に設置される。周壁12bは、底板12aの外周に沿って外周のやや内側に枠状に固定されている。周壁12bは、底板12aに対し垂直に固定されている。タンク用受台12は、燃料発電機1の燃料タンク11の下方に配置され、底板12aの上に燃料タンク11を設置して使用される。タンク用受台12は、燃料タンク11からこぼれる燃料を底板12aで受け、内部に溜めることができる。
【0019】
配管13は、燃料供給チューブ13aと燃料回収チューブ13bとからなる。燃料供給チューブ13aは、燃料タンク11の燃料送出口11dと燃料発電機1の給油口とを接続し、燃料タンク11の内部の燃料を燃料発電機1に供給するようになっている。燃料回収チューブ13bは、燃料タンク11の燃料回収口11eと燃料発電機1の燃料戻し口とを接続し、燃料発電機1で余分な燃料を燃料タンク11内に戻すようになっている。
【0020】
発電機用受台14は、燃料発電機1を支持可能であり、タンク用受台12に隣接して設置される。発電機用受台14は、底面14aと側壁14bと上部脚材14cと燃料排出口14dと排出用樋14eと下部脚材14fとを有している。底面14aは、矩形状の平板から成り、配管13および燃料発電機1の下方に、タンク用受台12に向かって傾斜して設けられている。底面14aは、配管13および燃料発電機1からこぼれる燃料を受けることができる。側壁14bは、底面14aの外周に沿って枠状に固定されている。側壁14bは、底面14aに対し垂直に固定されている。底面14aおよび側壁14bは、全体が槽状をなしている。燃料発電機1は、底面14aの上に脚材を載せて、給気口1aが底面14aおよび側壁14bより高い位置で支持される。
【0021】
上部脚材14cは、複数から成り、それぞれ平行に配置されて底面14aの下部に固定されている。下部脚材14fは、複数から成り、それぞれ平行に配置されて上部脚材14cの下部に固定されている。上部脚材14cと下部脚材14fとは、互いに垂直に交差している。上部脚材14cおよび下部脚材14fは、タンク用受台12の周壁12bの上端より高い位置で底面14aを支持している。燃料排出口14dは、底面14aの傾斜した下側に連続しており、タンク用受台12より高い位置に設けられている。燃料排出口14dは、底面14aから流れる燃料が側壁14bの外部へ排出されるよう、タンク用受台12側の側壁14bの一部を上端から底面14aまで切り込んで形成されている。排出用樋14eは、断面がU字型を成し、燃料排出口14dからタンク用受台12の底板12aに向けて下方に傾斜して設けられている。排出用樋14eは、燃料排出口14dから排出された燃料をタンク用受台12へ流すことができる。
【0022】
遮熱部材15は、板状をなし、燃料タンク11と発電機用受台14により支持される燃料発電機1との間に配置されている。遮熱部材15は、上端が燃料タンク11の上端より高くなるよう、発電機用受台14の燃料タンク11側の側壁14bの上部に設置されている。遮熱部材15は、上部が燃料タンク11の側に折れ曲がり、燃料タンク11を燃料発電機1の側から隔てている。なお、遮熱部材15は、タンク用受台12に固定されていてもよい。
【0023】
次に、作用について説明する。
防油堤スタンド10は、タンク用受台12の上に燃料タンク11を載せて支持し、発電機用受台14の上に燃料発電機1を載せて用いられる。配管13の燃料供給チューブ13aを燃料タンク11の燃料送出口11dと燃料発電機1の給油口とに接続し、燃料回収チューブ13bを燃料タンク11の燃料回収口11eと燃料発電機1の燃料戻し口とに接続する。このとき、配管13は、発電機用受台14の底面14aの上方を通るよう燃料発電機1に接続される。準備が完了したならば、燃料タンク11から燃料発電機1に燃料を供給し、燃料発電機1を稼動させる。
【0024】
燃料タンク11からこぼれた燃料は、タンク用受台12により受けることができ、燃料発電機1または配管13からこぼれた燃料は、発電機用受台14の底面14aにより受けることができる。発電用受台の底面14aで受けた燃料は、傾斜した底面14aを流れて燃料排出口14dから排出用樋14eを通ってタンク用受台12へと排出される。タンク用受台12に入った燃料は、タンク用受台12の内部に溜めることができる。
【0025】
このため、防油堤スタンド10は、燃料タンク11、燃料発電機1または配管13からこぼれた燃料をタンク用受台12に回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。また、こぼれた燃料をタンク用受台12に集めるため、こぼれた燃料に引火したときにも燃料発電機1に引火する危険性を減らすことができる。このように、防油堤スタンド10では、火災に対する安全性が高められている。
【0026】
防油堤スタンド10は、遮熱部材15が燃料タンク11と燃料発電機1との間に配置されて、燃料タンク11を燃料発電機1の側から隔てているため、燃料発電機1の稼働により発生した熱を遮熱部材15により遮ることができる。これにより、燃料発電機1の熱で燃料タンク11が熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。
【0027】
防油堤スタンド10は、各構成部材に分解して持ち運びが可能であり、特に建築現場などの仮設の用途に適している。また、防油堤スタンド10は、各自治体の設置基準を満たすように構成することができる。なお、タンク用受台12の底板12aの底部および発電機用受台14の下部脚材14fの底部は、アンカーで地面に固定されることが好ましい。また、発電機用受台14の上部脚材14cは、底面14aの傾斜角度または高さを調節可能にするジャッキから成っていてもよい。遮熱部材15は、発電機用受台14に着脱可能に設けられていてもよい。遮熱部材15は、高さを調節できるよう伸縮可能であってもよい。
【0028】
図2は、本発明の第2の実施の形態を示している。
図2に示すように、防油堤スタンド20は、タンク用受台(図示せず)と配管23と発電機用受台24と遮熱部材25とを有している。
【0029】
タンク用受台は、図1に示す構成から成っている。すなわち、タンク用受台は、底板と周壁とを有し、槽状をなしている。底板は、矩形状を成し、地面に設置される。周壁は、底板の外周に沿って外周のやや内側に枠状に固定されている。周壁は、底板に対し垂直に固定されている。タンク用受台は、燃料発電機1の燃料タンクの下方に配置され、底板の上に燃料タンクを設置して使用される。タンク用受台は、燃料タンクからこぼれる燃料を底板で受け、内部に溜めることができる。
【0030】
配管23は、燃料供給チューブ23aと燃料回収チューブ23bとからなる。燃料供給チューブ23aは、燃料タンクの燃料送出口と燃料発電機1の給油口とを接続し、燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機1に供給するようになっている。燃料回収チューブ23bは、燃料タンクの燃料回収口と燃料発電機1の燃料戻し口とを接続し、燃料発電機1で余分な燃料を燃料タンク内に戻すようになっている。
【0031】
発電機用受台24は、燃料発電機1を支持可能である。発電機用受台24は、平板24aと上部脚材24bと下部脚材24cと燃料受槽24dと受槽脚部24eとを有している。平板24aは、矩形状の平板から成り、配管23および燃料発電機1の下方に設けられている。平板24aは、配管23および燃料発電機1からこぼれる燃料を受けることができる。また、平板24aは、燃料発電機1を燃料受槽24dの内部から仕切り、燃料受槽24dに溜まった雨水などが給気口1aから吸い込まれるのを防いでいる。上部脚材24bは、複数から成り、それぞれ平行に配置されて平板24aの下部に固定されている。下部脚材24cは、複数から成り、それぞれ平行に配置されて上部脚材24bの下部に固定されている。上部脚材24bと下部脚材24cとは、互いに垂直に交差している。上部脚材24bおよび下部脚材24cは、平板24aを支持している。平板24aは、燃料受槽24dに夜間などの雨水が溜まった場合にも、燃料発電機1の給気口1aを水没させることがないよう十分な高さで燃料発電機1を支持可能である。
【0032】
燃料受槽24dは、平面が矩形状を成し、その内部で下部脚材24cを支持している。燃料受槽24dは、周囲の側壁の上端が平板24aよりも高くなるように形成されている。燃料受槽24dは、平板24aからこぼれた燃料を受け、内部に溜めることができる。受槽脚部24eは、複数から成り、それぞれ平行に配置されて燃料受槽24dの底部に固定されている。受槽脚部24eは、燃料受槽24dを挟んで下部脚材24cの下側で燃料受槽24dを支持している。燃料受槽24dは、燃料タンクに容量400リットルのものを用いた場合に、400リットルの燃料すべてを受けることができる容量を有している。このような燃料受槽24dの深さの一例をあげれば、約25cmである。
【0033】
遮熱部材25は、板状をなし、燃料タンクと燃料発電機1との間に配置される。遮熱部材25は、上端が燃料タンクの上端より高くなるよう、発電機用受台24の燃料受槽24dの燃料タンク側の外側面に設置されている。遮熱部材25は、上部が燃料発電機1の反対側に折れ曲がり、燃料タンクを燃料発電機1の側から隔てている。なお、遮熱部材25は、タンク用受台に固定されていてもよい。
【0034】
次に、作用について説明する。
防油堤スタンド20は、タンク用受台の上に燃料タンクを載せて支持し、発電機用受台24の上に燃料発電機1を載せて用いられる。発電機用受台24は、タンク用受台に隣接して設置されているほか、タンク用受台から離れて設置されてもよい。配管23の燃料供給チューブ23aを燃料タンクの燃料送出口と燃料発電機1の給油口とに接続し、燃料回収チューブ23bを燃料タンクの燃料回収口と燃料発電機1の燃料戻し口とに接続する。このとき、配管23は、発電機用受台24の平板24aの上方を通るよう燃料発電機1に接続される。準備が完了したならば、燃料タンクから燃料発電機1に燃料を供給し、燃料発電機1を稼動させる。
【0035】
燃料タンクからこぼれた燃料は、タンク用受台により受けることができ、燃料発電機1または配管23からこぼれた燃料は、発電機用受台24の平板24aにより受けることができる。発電機用受台24の平板24aで受けた燃料は、燃料受槽24dにこぼれ、燃料受槽24dの内部に溜めることができる。このため、防油堤スタンド20は、燃料タンク、燃料発電機1または配管23からこぼれた燃料をタンク用受台および発電機用受台24に回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。発電機用受台24は、燃料発電機1を燃料受槽24dの側壁より高い位置で支持するため、夜間などに雨水が溜まったときにも燃料発電機1が水没するのを防止することができる。
【0036】
防油堤スタンド20は、遮熱部材25が燃料タンクと燃料発電機1との間に配置されて、燃料タンクを燃料発電機1の側から隔てているため、燃料発電機1の稼働により発生した熱を遮熱部材25により遮ることができる。これにより、燃料発電機1の熱で燃料タンクが熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。
【0037】
図3は、本発明の第3の実施の形態を示している。
図3に示すように、防油堤スタンド30は、配管(図示せず)と受台34と遮熱部材35とを有している。
【0038】
配管は、燃料供給チューブと燃料回収チューブとからなる。燃料供給チューブは、燃料タンクの燃料送出口と燃料発電機の給油口とを接続し、燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機に供給するようになっている。燃料回収チューブは、燃料タンクの燃料回収口と燃料発電機の燃料戻し口とを接続し、燃料発電機で余分な燃料を燃料タンク内に戻すようになっている。
【0039】
受台34は、燃料発電機および燃料タンクを支持可能である。受台34は、底面34aと側壁34bと脚部34cと燃料排出口34dと燃料排出管34eと排出用バルブ34fと支持台34gとを有している。底面34aは、矩形状の平板から成り、配管、燃料発電機および燃料タンクの下方に設けられている。底面34aは、配管、燃料発電機および燃料タンクからこぼれる燃料を受けることができる。側壁34bは、底面34aの外周に沿って枠状に固定されている。側壁34bは、底面34aに対し垂直に固定されている。底面34aおよび側壁34bは、全体が槽状をなしている。
【0040】
脚部34cは、底面14aの下部に固定されている。燃料排出口34dは、受台34の内部に溜まった燃料を外部へ排出できるよう、燃料タンクが設置される側の底面34a端部に、底面34aを貫通して形成されている。燃料排出管34eは、L字状に曲げられた管から成り、一端を燃料排出口34dに、他端を排出用バルブ34fに接続している。排出用バルブ34fは、開いたとき、受台34内部の燃料を燃料排出口34dから燃料排出管34eを通して排出させることができる。支持台34gは、底面34aの上部に固定され、燃料発電機および燃料タンクの脚を固定可能に配置されている。支持台34gは、受台34の内部に雨水などが溜まったとき、燃料発電機の給気口および燃料タンクを水没させない高さで支持している。
【0041】
遮熱部材35は、板状をなし、燃料タンクの設置個所と燃料発電機の設置個所との間に配置される。遮熱部材35は、上端が燃料タンクの上端より高くなるよう、左右両端の下部を燃料タンクと燃料発電機との間の側壁34bに固定して設置されている。遮熱部材35は、上部が燃料タンクの側に折れ曲がり、燃料タンクを燃料発電機の側から隔てている。
【0042】
次に、作用について説明する。
防油堤スタンド30は、受台34の上に燃料タンクおよび燃料発電機を載せて用いられる。配管の燃料供給チューブを燃料タンクの燃料送出口と燃料発電機の給油口とに接続し、燃料回収チューブを燃料タンクの燃料回収口と燃料発電機の燃料戻し口とに接続する。このとき、配管は、受台34の底面34aの上方を通るよう燃料発電機に接続される。準備が完了したならば、燃料タンクから燃料発電機に燃料を供給し、燃料発電機を稼動させる。
【0043】
燃料発電機、配管または燃料タンクからこぼれた燃料は、受台34により受けることができる。このため、防油堤スタンド30は、燃料発電機、配管または燃料タンクからこぼれた燃料を回収することができ、こぼれた燃料による土壌汚染を防止することができる。また、受台34の内部に溜まった燃料は、排出用バルブ34fを開けて、燃料排出口34dから燃料排出管34eを通して容易に排出することができる。
【0044】
防油堤スタンド30は、遮熱部材35が燃料タンクと燃料発電機との間に配置されて、燃料タンクを燃料発電機の側から隔てているため、燃料発電機の稼働により発生した熱を遮熱部材35により遮ることができる。これにより、燃料発電機の熱で燃料タンクが熱せられて火災の原因となるのを防ぐことができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、燃料発電機からこぼれた燃料を回収し、土壌汚染を防止することができる防油堤スタンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の防油堤スタンドの使用状態を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の防油堤スタンドの発電機用受台の使用状態を示す(A)正面図、(B)側面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の防油堤スタンドを示す(A)側面図、(B)平面図、(C)背面図、(D)部分拡大図である。
【符号の説明】
1 燃料発電機
10 防油堤スタンド
11 燃料タンク
11a タンク本体
11b 脚
11c 燃料供給口
11d 燃料送出口
11e 燃料回収口
12 タンク用受台
12a 底板
12b 周壁
13 配管
13a 燃料供給チューブ
13b 燃料回収チューブ
14 発電機用受台
14a 底面
14b 側壁
14c 脚部
14d 燃料排出口
14e 排出用樋
15 遮熱部材

Claims (3)

  1. 底面と側壁とを有し、燃料発電機の給気口を前記側壁より高い位置で支持し、燃料発電機からこぼれる燃料を受けるための槽から成ることを特徴とする防油堤スタンド。
  2. 燃料発電機の燃料タンクの下方に配置され、前記燃料タンクからこぼれる燃料を受けるためのタンク用受台と、
    前記燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機に供給するための配管と、
    前記燃料発電機を支持可能な発電機用受台と、
    前記燃料タンクと前記発電機用受台により支持される燃料発電機との間に配置される遮熱部材とを有し、
    前記発電機用受台は底面と燃料排出口とを有し、前記底面は前記燃料発電機および前記配管からこぼれる燃料を受けるよう前記配管および燃料発電機の下方に傾斜して設けられ、前記燃料排出口は前記底面から流れる燃料を前記タンク用受台へ排出可能に前記底面の傾斜した下側に連続して前記タンク用受台より高い位置に設けられていることを、
    特徴とする防油堤スタンド。
  3. 燃料発電機の燃料タンクの内部の燃料を燃料発電機に供給するための配管と、
    前記燃料発電機および前記燃料タンクを支持し、前記燃料発電機、前記配管および前記燃料タンクからこぼれる燃料を受けるための受台と、
    前記燃料発電機と前記燃料タンクとの間に配置される遮熱部材とを、
    有することを特徴とする防油堤スタンド。
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