JP6250108B2 - 雨水貯留槽の設置方法 - Google Patents
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Description
不透水地面が広く形成された地域の河川は、雨が降る場合には、雨水が土壌に染み込まず河川に集まるので氾濫が発生し、雨が降らない場合には、土壌に含有されている水の量が少なくて数量不足現象が発生する。
近年、気候の急激な変化に伴う水不足現象により雨水貯留施設を用いて雨水を再利用するための様々な方案が提案された。雨水貯留施設は、雨が降るときに雨水を溜めておき、必要に応じて使用するための貯留タンクであって、最近造成される新都市や宅地開発区域のほとんどに建設されている。
また、前記床部は、掘削を介して形成された地下空間の底面に土や粗石の締固めを行った後、コンクリートを打設する。
また、前記前処理槽は雨水期に雨水を流入させるために流入管またはマンホールに連結される。
また、本発明は、管理者または作業者が内部を移動しやすいようにして維持管理を容易に行うことができるという効果がある。
また、本発明は、雨水貯留槽の両側に点検口が前記維持管理通路に連結されるように設置されていることにより、管理者または作業者が外部から内部へ容易に出入りすることができるという効果がある。
本発明に係る雨水貯留槽は、図2〜図6に示すように、掘削して確保された地下空間の底面に汚れや粗石の締固めを行った後、コンクリートCを打設して床部10が設けられるようにし、前記床部10の床面に1次ラッピングシート70を設置し、前記床面に設置されたラッピングシート70の上面中央に維持管理通路20を設置しており、管理者または作業者が容易に内部を移動することができる。
前記維持管理通路20は、様々な形状からなるが、六面体の通路ブロック210を突き合わせて設置することができる。前記通路ブロック210は、下部の開放された六面体であって、内部に所定の空間部211が形成され、六面体の側面にはそれぞれ通路部212が形成されることにより、前記通路ブロック210を長さ方向に備えたときに、内部に作業者が移動したり雨水が満たされたりするように備えられている。
前記通路ブロック210は、縦1.0m×横1.0m×高さ1.2mのサイズを有するようにすることが好ましく、強度を高くするための方案としてフリーキャスティングコンクリートで製造することがさらに好ましい。
前記通路ブロック210は、コンクリート以外に、プラスチックで製造することができる。このような場合、コンクリートに比べて耐食性の増加により半永久的に使用することができる。このような維持管理通路20は、通路ブロック210が突き合わせられて設置されるようにすることが好ましい。
前記一側の点検口30には外側の上部に前処理槽40が連結されることにより、点検口30を介して雨水貯留槽50に流入する雨水中に含まれている異物などの夾雑物質が除去されるようにして、雨水貯留槽50の底部に積もることをさらに防止することができる。
前記他側の点検口30’には、雨水貯留槽50に貯留されている雨水を外部へ排出するためのポンプ32および排水管33が設置され、必要なところへ雨水を供給することができる。
前記雨水貯留槽50は、雨水の貯留空間が確保されるようにする一方で、外部からの横荷重などに十分に抵抗することが可能な構造を持つように設けられている。
このような雨水貯留槽50は、基本ユニット510がコネクタ520によって左右に結合されることにより、内部に所定の垂直空間部が設けられ、前記基本ユニット510とコネクタ520の組み合わせからなる雨水貯留槽50の上部はほぼ平らな形状を持つ。
次に、前処理槽設置段階S50として、一側の点検口30の外側上部に点検口30と連結される前処理槽40が設置されるようにする。この際、前処理槽40は、雨水に含まれている夾雑物を濾過するために、内部に沈砂槽410および濾過設備420が備えられるようにし、雨水期に雨水を流入させるために、流入管PやマンホールMと連結されるようにする。
次に、雨水貯留槽設置段階S60として、維持管理通路20の上面、および床面に設置されたラッピングシート70の上面に雨水貯留槽50を垂直に設置する。このとき、基本ユニット510は6つの図8に示す型(three-pointed star shape)の垂直フレーム511aが6つのコネクタ520によって連結されて蜂の巣状を持つようにする。
一方、本発明では、雨水貯留槽50の基本ユニット510が図8に示す型(three-pointed star shape)の垂直フレーム511aおよびコネクタ520によって左右に繰り返し結合されて蜂の巣状を持つようしたが、このような形態以外にも、図7に示すように、雨水貯留槽50を形成する基本ユニット510の垂直フレーム511bが十字状を持つようにすることが好ましく、このような十字型の垂直フレーム511bにコネクタ520が繰り返し結合されることにより、四角形の形状を持つようにしてもよい。
S20 1次ラッピングシート設置段階
S30 維持管理通路設置段階
S40 点検口設置段階
S50 前処理槽設置段階
S60 雨水貯留槽設置段階
S70 カバープレート設置段階
S80 2次ラッピングシート設置段階
S90 覆土段階
10 床部
20 維持管理通路
30,30’ 点検口
40 前処理槽
50 雨水貯留槽
60 カバープレート
70 ラッピングシート
211 空間部
212 通路部
213 平面支持部
214 排水孔
510 基本ユニット
511a 図8に示す型(three-pointed star shape)の垂直フレーム
520 コネクタ
Claims (4)
- 雨水貯留槽の設置方法において、
地下空間の底面に床部を設置する床部設置段階と;
前記床部の床面に1次ラッピングシートを設置する1次ラッピングシート設置段階と;
前記床面に設置された前記1次ラッピングシートの上面中央に維持管理通路を長さ方向に設置する維持管理通路設置段階と;
前記維持管理通路が設置される前記長さ方向の両側端部に、前記維持管理通路と連結される点検口を垂直に設置する点検口設置段階と;
一側の前記点検口の外側上部に、前記点検口と連結される前処理槽を設置する前処理槽設置段階と;
前記維持管理通路の上面及び前記1次ラッピングシートの上面に、前記雨水貯留槽の基本ユニットを垂直方向で一体型で延長されるように設置し、前記基本ユニットがコネクタによって左右に結合されることによって前記基本ユニット及び前記コネクタが放射方向に連続的な結合を成し、前記基本ユニット及び前記コネクタによって断面が六角形状である垂直柱状の複数の垂直空間部が放射方向に形成される雨水貯留槽設置段階と;
前記雨水貯留槽の上部にカバープレートを設置するカバープレート設置段階と;
前記カバープレートの上面及び前記雨水貯留槽の側面に2次ラッピングシートを設置する2次ラッピングシート設置段階と;を含み、
前記維持管理通路設置段階での前記維持管理通路は、通路ブロックを互いに突き合わせて設置し、前記通路ブロックは、六面体からなり、内部に空間部が形成され、側面に通路部が形成され、上部の平面支持部には前記雨水貯留槽の雨水を上下部へ流出入させるための排水孔が形成され、
前記前処理槽設置段階での前記前処理槽は、前記点検口と空間的に区分され、前記前処理槽の前記床面は、前記地下空間の前記底面の上方に、前記点検口の前記底面よりも離隔されて形成され、
前記雨水貯留槽設置段階で前記維持管理通路の上面に設置する前記雨水貯留槽の前記基本ユニットは、前記床面に設置された前記1次ラッピングシートの上面に設置する前記雨水貯留槽の前記基本ユニットの垂直方向長さよりも短く形成されることにより、前記雨水貯留槽の上部が平行になって外部からの横荷重などに十分に抵抗することができるようにすることを特徴とする、
雨水貯留槽の設置方法。 - 前記2次ラッピングシートの上面に土を覆土する覆土段階をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載の雨水貯留槽の設置方法。 - 前記床部は、掘削によって形成された前記地下空間の前記底面に土や粗石の締固めを行った後、コンクリートを打設することを特徴とする、
請求項1に記載の雨水貯留槽の設置方法。 - 前記前処理槽は雨水期に前記雨水を流入させるために流入管またはマンホールに連結されることを特徴とする、
請求項1に記載の雨水貯留槽の設置方法。
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