JP2006169814A - 雨水流出抑制施設及びその清掃方法 - Google Patents

雨水流出抑制施設及びその清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
泥が堆積しにくく、清掃作業性が良好で施工コストの増大を抑制出来る雨水流出抑制施設及びその清掃方法を提供する。
【解決手段】
雨水等を一時貯留する貯留部2内に縦横かつ上下に連設して、貯留空間26を形成する充填部材27…を有する雨水流出抑制施設20である。
排水部9近傍にメンテナンス用通路50を設けて、充填部材27を少なくとも上下方向に連設させる支持脚柱部27b…を各隅部に一体に形成すると共に、傾斜面部27aから、雨水を排水部9に流下させる流下空間40が形成されている。
メンテナンス用通路50点検用空間を覆う橋桁部材51…の側面部51aのうち、充填部材27側に位置する少なくとも一側面には、水洗用開口部51cを流下空間40に対向させて開口形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、降雨時に、雨水を一時貯留して、浸透又は排水させることにより、河川や下水道施設への負荷を低減させる雨水流出抑制施設に関し、特に清掃作業性を良好なものとすることにより、メンテナンス性を向上させた雨水流出抑制施設及びその清掃方法を提供するものである。
従来、図32及び図33に示すような雨水流出抑制施設が、知られている(例えば、特許文献1等参照)。
まず、構成から説明すると、この従来の雨水流出抑制施設では、地面1を掘り下げて凹設された貯留部2が形成されている。
この貯留部2は、雨水等を一時貯留するため、側壁面及び底面が、遮水用シート3及び保護用シート4によって覆われている。
また、この貯留部2内には、縦横かつ上下に連設して、充填部材6…が、複数個設けられていて貯留部2が形成されている。
この充填部材6は、略正方形の平板状の基板7…を、縦横方向に複数個、隣接されて連設されると共に、上下方向では、略円柱状の複数の柱状部材8…が、これらの基板7,7間に介在されて、支持するように設けられている。
これらの充填部材6のうち、最も底面に位置する充填部材6の基板7上面には、水の流れ方向を排水部9方向に向けるように、傾斜して形成されたコンクリート床部10が、前記貯留部2の略全面に設けられている。
また、この排水部9の上部には、管理用マンホール11が設けられている。
次に、この従来の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
このように構成された従来の雨水流出抑制施設では、降雨により、雨水が、前記貯留部2に形成される貯留空間4内に浸入すると、これらの雨水が、この貯留空間4内に一時的に留まる。
このため、一度に大量の雨が降っても、この雨水流出抑制施設の貯留部2に形成される貯留空間4内に一時貯留されて、河川や下水道施設等の豪雨による急激な増水を緩和することができる。
また、前記最も底面に位置する充填部材6の基板7上面に滞留した泥等は、水の流れと共に、前記排水部9方向に向けて流下して排出される。
特開2002−70091号公報(段落0029乃至0056、図1,図2)
しかしながら、このような従来の雨水流出抑制施設では、貯留部2内に設けられる各充
填部材6…の基板7…の上面に泥が堆積する虞があった。
このように、複数の基板7…の上面に泥が堆積すると、雨水の貯留量が減少してしまう虞があった。
また、前記管理用マンホール11の下方の空間は、この管理用マンホール11の重量等を支持しなければならず、大面積とすることが困難である。
このため、充填部材6も含めて、貯留部2内を全てコンクリート製にすることも考えられるが、この様なものでは、充填部材6全ての重量が増して、設置作業性が良好ではなくなるといった問題もあった。
しかも、前記従来の雨水流出抑制施設では、最も底面に位置する充填部材6の基板7上面に、水の流れ方向を排水部9方向に向けるように、コンクリート床部10が、前記貯留部2の略全面に渡り傾斜されて形成されている。
このような傾斜面を形成するため、貯留部2の奥部まで現場で流し込んで打つ施工作業は、困難で、施工コストの増大の一因となっていた。
そこで、この発明は、泥が堆積しにくく、清掃作業性が良好で施工コストの増大を抑制出来る雨水流出抑制施設及びその清掃方法を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、雨水等を一時貯留する貯留部内に充填部材を縦横かつ上下に連設して、貯留部を形成すると共に、該貯留部の下面部近傍に設けられた排水部近傍に点検用空間を有する雨水流出抑制施設であって、前記充填部材を少なくとも上下方向に連設させる脚部を該充填部材に一体に形成すると共に、該脚部の間に形成される流水面部から、雨水を前記排水部に流下させる流下空間を形成すると共に、前記点検用空間を覆う橋桁部材を設け、該橋桁部材の側面部のうち、前記充填部材側に位置する少なくとも一側面には、水洗用開口部を前記流下空間に対向させて開口形成した雨水流出抑制施設を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記点検用空間を前記貯留部の内部に、略平行に複数列設け、前記一方の列の点検用空間の橋桁部材に形成された前記水洗用開口部を、前記充填部材の流下空間を介在させて、他方の列の点検用空間の橋桁部材に形成された前記水洗用開口部と、連通させている請求項1記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記流水面部には、少なくとも一方方向に傾斜する傾斜面を有する請求項1又は2記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記橋桁部材の側面部を、前記貯留部の側壁として用いる請求項1乃至3のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
更に、請求項5に記載されたものは、前記排水部を前記貯留部の平面視略中央位置に設けて、該排水部の上部に、単数で構成される前記橋桁部材を設置する請求項1乃至3のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
また、請求項6に記載されたものは、前記橋桁部材は、前記充填部材と、略同一モジュール寸法で構成されると共に、前記充填部材の脚部と重複しない位置に前記水洗用開口部を設けた請求項1乃至5のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
そして、請求項7に記載されたものは、前記橋桁部材を複数個連設することにより、前記貯留空間内に作業者が往来可能なメンテナンス用通路を形成する請求項6記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
更に、請求項8に記載されたものは、前記充填部材の流水面を、隣接する他の充填部材の流水面と面一とする請求項1乃至7のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設を特徴としている。
また、請求項9に記載されたものは、前記橋桁部材の水洗用開口部から、水流を噴出させて、対向する前記貯留空間の側壁面部に当接させることにより、戻り水流で、清掃を行う請求項1乃至8のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設の清掃方法を特徴としている。
そして、請求項10に記載されたものは、前記水洗用開口部から挿通される逆方向噴出水洗ホースのうち、前記充填部材の流水面に沿って這わせて奥側に到達した逆方向噴出水洗ホース先端から、該水洗用開口部方向へ水流を噴出させて、清掃を行う請求項1乃至8のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設の清掃方法を特徴としている。
このように構成された本願発明の請求項1記載のものは、前記点検用空間を覆うように設けられた橋桁部材の側面に形成されている水洗用開口部から、前記充填部材の脚部間に形成された流水面部に滞留した泥を、洗い流すように水洗することができる。
特に、前記充填部材の脚部が各隅部に設けられている場合、前記流下空間の左,右幅方向の寸法が、比較的広く設定されている。このため、例えば、貯留部の内側壁に直接、水洗用水の水流を当てて、跳ね返る水の勢いで更に、効果的に洗い流すことが出来る。
従って、この水洗用水が、前記排水部に流下されると共に、前記流水面部に滞留した泥が洗い流されて、前記排水部方向に効率良く集積される。
作業者は、この集積された泥を除去することにより、容易に、前記貯留部内の洗浄を行うことが出来る。
また、前記橋桁部材に、上方に配置されるマンホール等の重量を支持出来る強度を容易に持たせることができる。
このため、他の貯留部空間は、合成樹脂製材料で構成される軽量な充填部材を充填すると共に、前記点検用空間を、作業者の往来が可能な大きさに設定出来る。
従って、更に、メンテナンス作業性を向上させることが出来る。
また、請求項2に記載されたものは、前記一方の列の点検用空間を覆うように設けられた橋桁部材の側面に形成されている水洗用開口部から、略平行に設けられた他方の列の橋桁部材の水洗用開口部に向けて、水洗用水を放水して、前記充填部材の脚部間に形成された流水面部に滞留した泥を、洗い流す。
この際、前記充填部材の脚部が各隅部に設けられているので、前記流下空間の左,右幅方向の寸法が、比較的、広く設定されている。このため、該放水の勢いで、効果的に、他方の列の点検用空間方向に泥を洗い流すことが出来る。
従って、この水洗用水が、前記排水部に流下されると共に、前記流水面部に滞留した泥が排水部方向に効率良く洗い流されて、集積される。
作業者は、この集積された泥を、他方の点検用空間で除去することにより、容易に、前記貯留部内の洗浄を行うことが出来る。
そして、請求項3に記載されたものは、前記流水面部には、少なくとも一方方向に傾斜する傾斜面が設けられているので、該各高さの流水面部の上に泥が堆積しにくく、雨水又は、水洗用水と共に、該各充填部材の流水面部から直接、泥が前記排水部方向に導かれてる。
このため、最も下層の底面部を構成する部分には、泥が堆積しにくい。このため、更にメンテナンス性が良好である。
また、請求項4に記載されたものは、前記橋桁部材の側面部が、前記貯留部の側壁として用いられている。このため、前記貯留部の側壁を構成する部材等を省略出来、更に施工作業性が良好で、施工コストの増大が抑制される。
更に、請求項5に記載されたものは、前記貯留部の平面視略中央位置に設けられた前記排水部の上部に、単数で構成される前記橋桁部材が設置されている。
メンテナンス時には、該橋桁部材によって覆われる点検用空間内に作業者が入って、周囲の充填部材によって構成される流下空間内を、前記水洗用開口部を介して、放水される水洗用水を用いて水洗出来る。
また、該橋桁部材が単数で済むので、更に施工コストを減少させることができる。
そして、請求項6に記載されたものは、前記橋桁部材が、前記充填部材と、略同一モジュール寸法で構成されているので、様々なパターンに配列することができる。
また、前記充填部材の脚部と重複しない位置に前記水洗用開口部が設けられているので、充填部材によって死角となる部分が少なく、効率的に、堆積した泥等の洗浄を行うことが出来る。
更に、請求項7に記載されたものは、前記橋桁部材を複数個連設するだけで、耐荷重性能が、良好で、前記貯留空間内を作業者が往来可能なメンテナンス用通路を形成することができる。
従って、施工現場で、コンクリートを打って固めるものに比して、容易に施工出来る。
そして、請求項8に記載されたものは、前記充填部材の流水面が、隣接する他の充填部材の流水面と面一となることにより、水洗用水の奥側への到達距離を長くすることが出来る。
また、自走式の逆方向噴出ホースの走行を妨げる虞が少なく、奥側まで該逆方向噴出ホースを侵入させることが出来る。
更に、請求項9に記載されたものは、前記橋桁部材の水洗用開口部から、水流を噴出させて、対向する前記貯留空間の側壁面部に当接させることにより、戻り水流で、清掃が行
われるので、別途、特別な清掃用用具を必要とせず、メンテナンス性が良好である。
そして、請求項10に記載されたものは、前記水洗用開口部から挿通される逆方向噴出水洗ホースのうち、前記充填部材の流水面に沿って這わせて奥側に到達したホース先端から、該水洗用開口部方向へ水流を噴出させて、清掃が行われる。
このため、更に確実に、泥等の除去が行われて、清掃作業性が良好である。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の雨水流出抑制施設を説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
図1乃至図28は、この発明の実施の形態の雨水流出抑制施設を説明するものである。
まず、構成を説明すると、この発明の実施の形態の雨水流出抑制施設20等は、図4に示すように、車道21の側溝部21a、学校22の校庭22a、公園23、駐車場24、若しくは、雨水管25aを有する建物25等の敷地の地面1を掘り下げて貯留部2が、凹設形成されることにより、設けられるものである。
そして、図2に示すように雨水等を一時貯留するため、底面部2a及び側壁面部2bが、被覆シート3及び保護シート4によって覆われていると共に、この貯留部2内に、縦横かつ上下に連設されて、充填部材27…が、複数個設けられて、貯留空間26が形成されている。
図1乃至図10は、実施例1の雨水流出抑制施設20を示している。
この実施例1の雨水流出抑制施設20では、前記充填部材27が、図6及び図7に示すように、ポリプロピレン等の合成樹脂製材料で構成されていて、水平面に対して、一定の傾斜角度(この実施例1では、約5度程度)で傾斜する上面視略正方形形状の流水面部としての傾斜板部27aと、この傾斜板部27aの四隅に一体に形成されて、上部に連設される他の充填部材27…及び後述する補強部材30,30等の荷重を支持する4本の支持脚柱部27b,27b…とを有して、主に構成されている。
このうち、前記傾斜板部27aは、一辺を約0.5〜1.2m、厚みを約4〜5mm程度として、人力で持ち運び可能な大きさと重さとなるように構成されていると共に、前記傾斜角度によって、流入した雨水を、図中矢印に示す所定の方向sに導くように、一辺の両隅に位置する前記支持脚柱部27b,27b間から反対側の一辺の支持脚柱部27b,27b間に向けて下降するように傾斜された状態で固着されている。
この傾斜板部27aの裏面側には、所定の間隔で、縦横に一体となるように立設されることにより、格子状を呈する複数の補強リブ部27c…が形成されている。
また、前記支持脚柱部27bは、各々略直角二等辺三角形形状を呈していて、三角筒柱状を呈する上部柱部27dの内側に内嵌されて、連設可能なように略三角状に連結片が立設された下部柱部27eが形成されている。
更に、この実施例1では、図5に示すように、上下に連設される前記充填部材27,2
7の支持脚柱部27b,27b間に装着されて、前記傾斜板部27aの高さ位置を調整可能な連結部材28…が設けられている。
この連結部材28は、上面視略直角二等辺三角形形状の三角柱形状を呈し、図8及び図9に示すように、前記下部柱部27eが内嵌されて連結される上部連結部28a及び前記上部柱部27dが外嵌される下部連結部28bとが、一体に設けられている。
また、この連結部材28には、外側の直交する2面の垂直面28e,28fのうち、一方の垂直面28eに、接合凸部28cが突設されている。
更に、この連結部材28の外側の直交する2面の垂直面28e,28fのうち、他方の垂直面28fには、隣接配置される他の連結部材28の接合凸部28cが、挿通されて嵌着される接合孔部28dが、開口形成されている。
そして、これらの充填部材27…のうち、最上部に位置して、縦横に並設される充填部材27の直上には、各充填部材27に対応して、個別に平板状の補強部材30が載置されている。
また、この実施例1では、図2及び図5に示すように、この補強部材30は、前記貯留部2の底面部上面に敷設されて、下方から前記充填部材27を支持する板状支持部材130の裏面の補強リブ構造面を下面にして2枚積層一体化して同一形状に形成されたものであり、その構造により局所的な上載荷重にも充分耐えるものとなっている。
この補強部材30と、前記充填部材27との間には、図5に示すように、上側連結部材38…が介在されて、これらの補強部材30と、前記充填部材27との間を連設可能としている。
この上側連結部材38は、上面視略直角三角形形状の中空三角柱形状を呈していて、上下両側面に、前記補強部材30の連結部30b又は、前記充填部材27の上部柱部27bに対して内嵌されて、接続される嵌着部38a,38aが、フランジ部38bを挟んで各々形成されている。
また、前記充填部材27と充填部材27との間、及びこの補強部材30と充填部材27との間には、雨水を下方の前記排水部9に流下させる流下空間40…が各々形成されている。
更に、これらの雨水流出抑制施設20の貯留部2では、図1及び図2に示すように、底面部2aの中央部が更に、一段深く掘り下げられて、U字溝2dを設置する溝部2cが形成されている。
これらの溝部2cの上方は、前記充填部材27と略同一寸法の幅で、この雨水流出抑制施設20の略全長に渡り、点検用空間としての作業者が往来可能なメンテナンス用通路50が形成されている。
そして、このメンテナンス用通路50は、複数のPCコンクリート製の橋桁部材51…によって覆われている。
この実施例1の橋桁部材51は、図10に示すように、断面形状略門型を呈して、左,右一対の両側面部51a,51aによって、略平板状を呈して、上面視略正方形形状の天板部材51bを下方から支持するように、一体に形成されている。
また、これらの橋桁部材51の両側面部51a,51aには、前記充填部材27…と対向するように、水洗用開口部51c,51cが、各前記流下空間40…に対峙されて連通可能な位置となるように開口形成されている。
次に、この実施例1の雨水流出抑制施設の施工順序に沿って、構成を説明すると、この雨水流出抑制施設を構築する際、前記貯留部2を地面1に掘削後、図2に示すように、底面部2aに遮水シート3及び保護シート4が敷設されて、前記溝部2cの一段下がった部分にU字溝2d…が、前記貯留部長手方向に沿って、下流側排水部9方向に向けて延設されている。
また、この実施例1では、図3に示すように、この貯留部2の上流側に、上流側橋桁部材51Aが、又、貯留部2の下流側に下流側橋桁部材51Bが各々設置される。
これらの上流側橋桁部材51A及び、下流側橋桁部材51Bは、前記橋桁部材51と概略同一形状を呈して構成されている。また、前記上流側橋桁部材51Aの内部の中空部は。は、前記各流下空間40…と連通されている。そして、前記雨水管25a等から雨水を、この中空部内に流入させて、流下させるように接続されている。
また、前記下流側橋桁部材51Bは、前記各流下空間40…と連通されると共に、前記貯留空間26内に一時貯留された雨水を、接続される排水管25bによって、公共下水25b等に向けて排水されるように構成されている。
そして、前記遮水シート3及び保護シート4の上から、前記補強部材30と同一形状の前記板状支持部材130が、裏面側を上向きに反転させたような状態で、縦横に並べて敷き詰められる。
次に、これらの板状支持部材130の裏面側に形成された連結部30b…に、図8及び図9に示す連結部材28…を介在させて、前記充填部材27…を、これらの連結部材28…と交互になるように嵌着させて、上下方向に連設させる。
この際、隣接される前記板状支持部材130,130の各隅部の連結部材28,28同士は、図9に示されるように、前記垂直面28eに突設形成された接合凸部28cが、対向する垂直面28fに形成された他の連結部材28の接合孔部28dに挿通されて嵌着される。
このため、縦横に隣接配置される各板状支持部材130,130間も、連結されることにより、垂直剪断方向への個別の板状支持部材130の沈み込みが防止される。
更に、この連結部材28…の上から、図2に示すように、前記充填部材27…及び連結部材28…が、交互又は連続して積層される。
この際、前記充填部材27の支持脚柱部27bに形成された上,下柱部27d,27eが、積層される支持脚柱部27bの上,下柱部27d,27e又は、前記連結部材28の上,下部連結部28a,28bと嵌合される。
このため、上下方向で、充填部材27…が、直接又は、前記連結部材28…を介して、適宜高さが調整されながら積層されて、縦方向及び左,右方向にも連設される。
この実施例1では、図3に示すように、各充填部材27,27に形成された傾斜面部2
7a,27aの傾斜方向が、図中白抜き矢印に示すように、中央に形成されたメンテナンス用通路50の下方の溝部2c方向に向けて、下降するように配置される。
また、図1に示すように、前記U字溝2dの上方の点検用空間には、これらの充填部材27と上面視で同一モジュール外形寸法を有する橋桁部材51…が、この点検用空間に形成されるメンテナンス通路50を覆うように連設されて設けられる。
このうち、前記管理用マンホール11の下方に位置する橋桁部材51Cの天板部材51bには、作業者が、前記メンテナンス通路50内に侵入可能となるように、上部開口51dが形成されている。
前記被覆シート3の上面側には、再び、所定の厚さの被覆土が載せられて埋め戻されて、敷地の他の部分の地面1の高さと略面一となるように地表の高さが調整されて、略施工が完了する。
次に、この実施例1の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
まず、通常の一時貯留について説明すると、この実施例1の雨水流出抑制施設20では、降雨により、雨水が、前記貯留部2に形成される貯留空間26内に、前記排水管25a等から浸入すると、これらの雨水が、この貯留空間26内に一時的に留まる。
このため、一度に大量の雨が降っても、この雨水流出抑制施設の貯留空間26内に、一定容量を超えるまで一時貯留されてから、前記排水管25b又は、排水部9から河川や下水道施設等に排水されて、豪雨による急激な増水を緩和することができる。
そして、連設された複数の前記充填部材27…に一体に形成された傾斜板部27a…が一定の傾斜角度を設けられることにより、略面一となるように設けられている。このため、雨水と共に、泥が、上,下に複数層となる各流下空間40,40…毎に、前記U字溝2d方向に、この傾斜面部27aの傾斜に沿って流下して、集積される。
従って、途中で、貯留空間26の最下層の底面部まで、泥が落下して堆積してしまう虞が少なく、清掃間隔を伸ばすことが出来、メンテナンス性も良好である。
次に、清掃作業の手順に沿って、この実施例1の雨水流出抑制施設及びその清掃方法の作用について説明する。
まず、清掃作業を行う作業者は、前記管理用マンホール11を開放して、前記上部開口51dから、メンテナンス用通路50内に侵入する。
そして、図3に示すように、前記メンテナンス用通路50内では、前記橋桁部材51の側面に形成されている水洗用開口部51cから、高圧水洗ホースNのノズルN1が、流下空間40内に向けて挿入されて、放水されることにより、前記充填部材27の支持脚柱部27b,27bの間に形成された傾斜面部27aに滞留した泥が、洗い流されて水洗される。
この際、前記充填部材27,27の支持脚柱部27b…が、各四隅部に設けられているので、前記流下空間40の左,右幅方向の寸法が、比較的広く、流下空間40の流通断面積も大きくなるように設定されている。このため、例えば、貯留部2の内側壁26aに直接、水洗用水の水流を当てて、跳ね返る水の勢いで更に、効果的に洗い流すことが出来る。
従って、この水洗用水が、前記排水部9に向けて、この実施例1では、左,右両側から流下されると共に、前記流水面部27a…に滞留した泥が洗い流されて、前記排水部9方向に効率良く集積される。
しかも、前記充填部材27,27の支持脚柱部27b…が、図8に示すような各隅部の連結部材28,28によって上下に連結されると共に、縦方向及び横方向の水平方向同士が、図9に示されるように、寄せ集められて連結されている。
このため、図3に示すように、これらの連結部材28,28の各側面部は、前記各流下空間40に対して、各々斜め(この実施例1では、約45度)に配置されて、洗浄用水の水流及び水流と共に洗い流される泥等の進行を妨げる虞が少ない。
作業者は、前記排水部9方向に効率良く集積された泥を除去することにより、容易に、前記貯留部2内の洗浄を行うことが出来る。
また、この実施例1では、前記橋桁部材51AがPCコンクリート製であるので、上方に配置される管理用マンホール11等の重量を支持出来る強度を容易に持たせることができる。例えば、図2に示すように、更に、充填部材27…を、前記橋桁部材51の上方に積層することもできる。従って、これらの橋桁部材51を一定寸法で製作可能となり、モジュール化と共に、更に、施工コストを削減出来る。
このように、他の貯留部2空間には、合成樹脂製材料で構成される軽量な充填部材27…を充填すると共に、前記点検用空間50を、作業者の往来が可能な大きさに設定出来る。
従って、更に、メンテナンス作業性を向上させることが出来る。
また、前記充填部材27が、合成樹脂製材料で構成されているので、軽量で、かつ充分な剛性を有する充填部材27を、人力で施工可能とすることができる。
更に、この実施例1では、図7に示すように、前記充填部材27の裏面側が、所定の間隔で、縦横に一体となるように、複数の補強リブ部27c…が立設されることにより、格子状を呈するリブ構造とされているので、より軽量で、かつ、上載荷重に対する撓みに強い充分な剛性を得られる。
また、合成樹脂製材料で構成されているので、射出成形等の成型が容易で、量産により製造コストを減少させることが出来る。
このため、前記様々な方向に傾斜を持たせることが出来る充填部材27を同一の型を用いて共用することが出来、射出成形に用いる金型が、1つで済むことから、製造コストの増大が抑制される。
図11乃至図13は、この発明の実施例2の雨水流出抑制施設を示すものである。
なお、前記実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成上の相違点から説明すると、この実施例2の点検用空間としてのメンテナンス通路150には、平坦な底面部150aの上面に、複数のコンクリート製の橋桁部材5
1…が載置されて覆われている。
このメンテナンス通路150の上流側及び下流側には、天板部材151bに上部開口151dが開口形成された橋桁部材151,151が各々設けられている。
そして、これらの各橋桁部材151,151の天板部材151b,151bが、直接、管理用マンホール部材11,11を下方から支持するように構成されている。
次に、この実施例2の作用について説明する。
このように構成された実施例2の雨水流出抑制施設では、何れの橋桁部材151,151の天板部材151bに開口形成された上部開口151c,151dからも、前記メンテナンス用通路150内に作業者が侵入できる。
そして、前記底面部150aは平坦であるので、貯留空間内全長方向への作業者の移動が容易に行える。
また、前記橋桁部材51の天板部51bに上部開口部151cを形成することにより、略同一形状で、前記橋桁部材151を構成できるので、更に、量産性が良好で、製造コストの上昇が抑制される。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1と略同様であるので、説明を省略する。
図14乃至図16は、この発明の実施例3の雨水流出抑制施設を示すものである。なお、前記実施例1及び2と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例3の雨水流出抑制施設では、橋桁部材251が、一方の側壁部51aに、水洗用開口部51aが形成されていると共に、他方の側壁部251aが、前記貯留空間226の側壁として用いられるように構成されている。
次に、この実施例3の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例3の雨水流出抑制施設では、前記実施例1の作用効果に加えて、更に、前記橋桁部材251の側面部251aが、前記貯留空間226の側壁として用いられている。
このため、前記貯留空間226の側壁を構成する部材等を省略出来、更に施工作業性が良好で、施工コストの増大が抑制される。
また、前記充填部材27の傾斜面部27aの傾斜方向を、この橋桁部材251…によって覆われたメンテナンス通路250方向に流下するように設定すると、例えば、貯留空間226の反対側内側壁に直接、水洗用水の水流を当てて、跳ね返る水の勢いで更に、効果的に洗い流すことが出来る。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1又は2と略同様であるので、説明を省略する。
図17及び図18は、この発明の実施例4の雨水流出抑制施設を示すものである。なお、前記実施例1乃至3と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例4の雨水流出抑制施設では、両側に沿って、橋桁部材251…によって覆われた点検用空間としてのメンテナンス通路350,350が、略平行に2列設けられている。
そして、前記一方の列のメンテナンス通路350の橋桁部材251に形成された前記水洗用開口部51cを、前記充填部材27,27の流下空間40,40を介在させて、他方の列のメンテナンス通路350の橋桁部材251に形成された前記水洗用開口部51cと、連通させている。
次に、この実施例4の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例4の雨水流出抑制施設では、前記一方の列のメンテナンス通路350を覆うように設けられた橋桁部材251…の側面に形成されている水洗用開口部51c…から、略平行に設けられた他方の列の橋桁部材251の水洗用開口部51cに向けて、水洗用水を放水して、前記充填部材27の支持脚柱部材27b,27b間に形成された傾斜面部27a…に滞留した泥が、洗い流される。
この際、前記充填部材27の脚部27b,27bが各隅部に設けられているので、前記流下空間40の左,右幅方向の寸法が、比較的、広く設定されている。このため、放水の勢いで、効果的に、他方の列のメンテナンス通路350方向に泥を洗い流すことが出来る。
従って、この水洗用水と共に、前記傾斜面部27a…に滞留した泥が、他方の列のメンテナンス通路350方向に効率良く洗い流されて、集積される。
作業者は、この集積された泥を、他方のメンテナンス通路350で除去することにより、容易に、前記貯留部内の洗浄を行うことが出来る。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1乃至3と略同様であるので、説明を省略する。
図19及び図24は、この発明の実施例5の雨水流出抑制施設に用いられる示すものである。なお、前記実施例1乃至4と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例5の雨水流出抑制施設では、図21乃至図24に示すように、傾斜のない流水面としての平面部127aが、四隅の支持脚柱部27b,27b間に一体に形成された充填部材127…が、複数上下方向に積層されると共に、縦,横方向に隣接配置されて貯留空間が形成されている。
次に、この実施例5の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例5の雨水流出抑制施設では、前記実施例4の作用効果と略同様に、前記一方の列のメンテナンス通路450を覆うように設けられた橋桁部材251…の側面に形成されている水洗用開口部51c…から、略平行に設けられた他方の列の橋桁部材251の水洗用開口部51cに向けて、高圧水洗ホースNのノズルN1から水洗用水が放水されて、
前記充填部材127の支持脚柱部材27b,27b間に形成された平面部127a…に滞留した泥が、洗い流される。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1乃至4と略同様であるので、説明を省略する。
図25及び図26は、この発明の実施例6の雨水流出抑制施設に用いられる示すものである。なお、前記実施例1乃至5と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例6の雨水流出抑制施設では、メンテナンス通路650を覆う前記橋桁部材51,51及び151が、貯留空間の一側辺から略中央部に向けて、一列に配列されている。
次に、この実施例6の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例6の雨水流出抑制施設では、前記実施例1乃至5の作用効果に加えて、更に、例えば、前記充填部材127の平面部127aが、隣接する他の充填部材127の平面部127aと面一となるように構成することにより、水洗用水の奥側への到達距離を長くすることが出来る。
また、自走式の逆方向噴出ホースN2用いて洗浄を行う際には、走行を妨げる虞が少なく、奥側まで、逆方向噴出ホースN2のノズルN3を侵入させることが出来る。
しかも、前記充填部材27,27間でも、隣接配置される傾斜面部27a,27a間の接続部分を略面一となるように構成すれば、前記水洗用開口部51cから挿通される逆方向噴出水洗ホースN2のうち、前記充填部材27の傾斜面27a…に沿って這わせて、奥側の内側壁26aに到達したホース先端のノズルN3から、水洗用開口部51c方向へ水流を噴出させて、清掃を行うことができる。
このため、更に確実に、泥等の除去が行われて、清掃作業性が良好である。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1乃至5と略同様であるので、説明を省略する。
図27及び図28は、この発明の実施例7の雨水流出抑制施設を示すものである。なお、前記実施例1乃至6と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例7の雨水流出抑制施設では、点検用空間としてのメンテナンスホール750を覆うように、上部開口51dを有する橋桁部材751が、貯留空間の略中央位置に設けられている。
この橋桁部材751の上方には、管理用マンホール11が位置して、このメンテナンスホール750の内部に作業者が侵入可能に構成されている。
次に、この実施例7の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例7の雨水流出抑制施設では、前記実施例1乃至6の作用効果に加えて、更に
、前記橋桁部材51Cを一つだけ、貯留空間の略中央位置に用いて構成することにより、各四側面部の各水洗用開口部51cから全周方向へ向けて、放水を行うことにより、貯留空間部内を略全域に渡り洗浄出来る。
従って、更に、施工コストを削減できる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1乃至6と略同様であるので、説明を省略する。
図29及び図31は、この発明の実施例8の雨水流出抑制施設を示すものである。なお、前記実施例1乃至7と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例8の雨水流出抑制施設では、点検用空間としてのメンテナンス用通路850を覆う橋桁部材851…が、隣接配置される他の橋桁部材851と対向される少なくとも一辺に、流下切欠開口部851dを各々形成して、配列されている。
これらの橋桁部材851の天板部材51bの上部には、前記充填部材27…が載置されていて、これらの充填部材27…から流下される雨水が、これらの流下切欠開口部851d…を介して、前記メンテナンス用通路850内に排水されるように構成されている。
次に、この実施例8の雨水流出抑制施設の作用について説明する。
この実施例8の雨水流出抑制施設では、前記実施例1乃至7の作用効果に加えて、更に、前記橋桁部材851の天板部材51bの上部に載置された前記充填部材27…から流下される雨水が、前記各橋桁部材851…に開口形成された流下切欠開口部851d…を介して、前記メンテナンス用通路850内に排水される。
このため、前記橋桁部材851の天板部材51bの上面の水はけを更に良好なものとすることが出来る。
他の構成、及び作用効果については、前記実施例1乃至7と略同様であるので、説明を省略する。
上述してきたように、この実施の形態の雨水流出抑制施設及びその清掃方法では、前記橋桁部材51,151が、前記充填部材27,127と、略同一モジュール寸法で構成されているので、前記各実施例1乃至8に示すような様々なパターンの他、貯留空間の形状に合わせて配列することができる。
また、前記充填部材27の支持脚柱部27b…及び連結部材28…と重複しない位置に前記水洗用開口部51c…が設けられているので、充填部材27等によって死角となる部分が少なく、効率的に、堆積した泥等の洗浄を行うことが出来る。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1乃至8を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態では、実施の形態の雨水流出抑制施設では、前記橋桁部材51等として、PCコンクリート製のものを用いて説明してきたが、充分な強度を有していれば
、特にこれに限らず、例えば、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリエチレンレテフタレート等の合成樹脂製材料やRCP等の複合材、ステンレス,アルミ等の金属等で構成されていても良く、側面部に水洗用開口部51cが形成されていれば、形状、数量、及び材質が特に限定されるものではない。
この発明の最良の実施の形態の実施例1の雨水流出抑制施設及びその清掃方法で、充填部材及び橋桁部材が連設された貯留部の内部の構成を説明する一部断面分解斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設で、図3中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施例1の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 雨水流出抑制施設が用いられる様々な態様を説明する模式的な一部断面斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設に用いられる充填部材と連結部材との積層構造を説明し、積層途中を一部省略した分解斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設で、充填部材の上面側の構成を説明する斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設で、充填部材の下面側の構成を説明する斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設に用いられる連結部材の斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設で、4つの隣接配置された連結部材が突き合わされた部分での嵌着の様子を説明する斜視図である。 実施例1の雨水流出抑制施設に用いられる橋桁部材の斜視図である。 この発明の最良の実施の形態の実施例2の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例2の雨水流出抑制施設で、図11中B−B線に沿った位置での断面図である。 実施例2の雨水流出抑制施設に用いられる橋桁部材の斜視図である。 実施例3の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例3の雨水流出抑制施設で、図14中C−C線に沿った位置での断面図である。 実施例3の雨水流出抑制施設に用いられる橋桁部材の側面図である。 実施例4の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例4の雨水流出抑制施設で、図17中D−D線に沿った位置での断面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設で、図19中E−E線に沿った位置での断面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設に用いられる充填部材の側面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設に用いられる充填部材の側面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設に用いられる充填部材の下面図である。 実施例5の雨水流出抑制施設に用いられる充填部材の流出側側面図である。 実施例6の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例6の雨水流出抑制施設で、図25中F−F線に沿った位置での断面図である。 実施例7の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。 実施例7の雨水流出抑制施設で、図27中G−G線に沿った位置での断面図である。 実施例8の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する敷地内貯留部の縦断面図である。 実施例8の雨水流出抑制施設で、要部の構成を説明する敷地内貯留部の水平断面図である。 実施例8の雨水流出抑制施設で、橋桁部材の構成を説明する図30中H−H線に沿った位置での断面図である。 従来例の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する敷地内貯留部の縦断面図である。 従来例の雨水流出抑制施設で、全体の構成を説明する水平断面図である。
符号の説明
1 地面
2 貯留部
2a 底面部
2c 溝部
9 排水部
20 雨水流出抑制施設
26,226 貯留空間
27,227 充填部材
27b 支持脚柱部
流下面部
27a 傾斜面部
127a 平面部
40,140 流下空間
点検用空間
50,150 メンテナンス用通路
750 メンテナンスホール
51,151 橋桁部材
51c 水洗用開口部

Claims (10)

  1. 雨水等を一時貯留する貯留部内に充填部材を縦横かつ上下に連設して、貯留部を形成すると共に、該貯留部の下面部近傍に設けられた排水部近傍に点検用空間を有する雨水流出抑制施設であって、
    前記充填部材を少なくとも上下方向に連設させる脚部を該充填部材に形成すると共に、該脚部の間に形成される流水面部から、雨水を前記排水部に流下させる流下空間を形成すると共に、前記点検用空間を覆う橋桁部材を設け、該橋桁部材の側面部のうち、前記充填部材側に位置する少なくとも一側面には、水洗用開口部を前記流下空間に対向させて開口形成したことを特徴とする雨水流出抑制施設。
  2. 前記点検用空間を前記貯留部の内部に、略平行に複数列設け、前記一方の列の点検用空間の橋桁部材に形成された前記水洗用開口部を、前記充填部材の流下空間を介在させて、他方の列の点検用空間の橋桁部材に形成された前記水洗用開口部と、連通させていることを特徴とする請求項1記載の雨水流出抑制施設。
  3. 前記流水面部には、少なくとも一方方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2記載の雨水流出抑制施設。
  4. 前記橋桁部材の側面部を、前記貯留部の側壁として用いることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設。
  5. 前記排水部を前記貯留部の平面視略中央位置に設けて、該排水部の上部に、単数で構成される前記橋桁部材を設置することを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設。
  6. 前記橋桁部材は、前記充填部材と、略同一モジュール寸法で構成されると共に、前記充填部材の脚部と重複しない位置に前記水洗用開口部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設。
  7. 前記橋桁部材を複数個連設することにより、前記貯留空間内に作業者が往来可能なメンテナンス用通路を形成することを特徴とする請求項6記載の雨水流出抑制施設。
  8. 前記充填部材の流水面を、隣接する他の充填部材の流水面と面一とすることを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設。
  9. 前記橋桁部材の水洗用開口部から、水流を噴出させて、対向する前記貯留空間の側壁面部に当接させることにより、戻り水流で、清掃を行うことを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設の清掃方法。
  10. 前記水洗用開口部から挿通される逆方向噴出水洗ホースのうち、前記充填部材の流水面に沿って這わせて奥側に到達した逆方向噴出水洗ホース先端から、該水洗用開口部方向へ水流を噴出させて、清掃を行うことを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか一項記載の雨水流出抑制施設の清掃方法。
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