JP2012219705A - エンジン作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを容易にするエンジン作業機を提供する。
【解決手段】本発明によるエンジン作業機(1)は、作業機本体(2)とオイルガード(4)を有する。作業機本体(2)は、エンジン(6)と、エンジンの出力方向(A)に隣接して配置された作業装置(8)と、ベッド(10)を有し、ベッド(10)は、漏洩液をオイルガード(4)に通過させる孔(20)を有する。ベッド(10)は、取付け底面(22)から下方に突出し且つ出力方向に対して横方向(B)に延びる細長い部材(26a,28a)を有する。オイルガード(4)は、作業機本体(2)をオイルガード(4)に取付けるときに細長い部材(26a,28a)に当接し且つ横方向(B)に延びる別の細長い部材(34b,36a,36b,36c)を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジン作業機に関し、更に詳細には、エンジン溶接機、エンジン発電機、エンジン圧縮機(コンプレッサー)等のエンジン作業機に関する。
エンジン作業機は、河川や農地・下水工事などの土木工事、コンビナート施設内における設備補修などに用いられている。かかるエンジン作業機は、エンジン溶接機、エンジン発電機、エンジン圧縮機(コンプレッサー)等を含む。エンジン作業機は、ガソリンや軽油などの燃料、エンジンの冷却水(クーラント)、及びエンジン潤滑油などを用いるので、環境汚染防止のため、かかる油や水が漏れたときの対策を講じておく必要がある。そのため、作業の際、エンジン作業機の下に、漏れた油や水(漏洩液)を受ける別体のトレイを置いたり、ブルーシートを敷いたりするなどの養生を行っている。
従来、漏洩液を受入れる容器であるオイルガードを予め組込んだり用意したりしたエンジン作業機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたエンジン作業機は、定置型のものであり、オイルガードがエンジン作業機の本体の下に連結されて地面に置かれ、大型燃料タンクがオイルガード内に組込まれている。また、大型燃料タンクが設置されたオイルガード又は載置部を作業機本体から取外すことができるエンジン作業機が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2008-69759号公報 特開2006−257961号公報
オイルガードに貯まった漏洩液は、通常、ドレンを通じてオイルガードから排出される。また、適当な期間をおいて、オイルガードを作業機本体から分離し、オイルガードを清掃したりメンテナンスしたりする必要がある。特許文献1に記載されたエンジン作業機では、オイルガードを作業機本体から分離した後オイルガードを作業機本体に再取付けする際、作業者1人では、作業効率が悪かった。また、特許文献2に記載されたエンジン作業機は、オイルガードの4隅に、位置決めのための柱状のガイド部材を有しており、作業機本体は、4隅のガイド部材全体を包囲するフレームを有している。したがって、フレームの4隅をオイルガードの4隅のガイド部材に位置合わせすれば、作業機本体をオイルガードに対して位置あわせすることができる。しかしながら、クレーンでエンジン作業機本体を吊っているとき、エンジン作業機本体が上下、左右にふらつくので、仮に作業機本体をオイルガードの2つの隅に合わせようとしても、1人の作業者が一方の手でクレーンを操作し、且つ、他方の手で2つの隅を合わせたままの状態を保持し、エンジン作業機本体の残りの2つの隅をガイド部材に合わせることは難しく、作業効率が悪かった。また、柱状のガイド部材を有しているため、作業機本体を横からスライドして、オイルガードの近くまで持ってくることが難しかった。また、従来の作業機において、オイルガードの内側に配置された燃料タンクの口金が、オイルガード上面から突き出たものもあり、同様にオイルガードの上面すれすれに横から作業機本体をスライドさせて近づかせることができなかった。
また、特許文献1に記載されたエンジン作業機では、オイルガードの内側に、エンジンの燃料タンクが配置されているため、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりする度に、例えば、エンジンと燃料タンクを接続する配管、燃料タンクの残量センサと操作パネルの間の配線、オイルガード内に設けられたオイルガードの液面センサと操作パネルとの間の配線等を分離したり再接続したりすることが必要であった。
そこで、本発明は、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを容易にするエンジン作業機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるエンジン作業機は、エンジンによって駆動される作業装置を含むエンジン作業機であって、作業機本体と、作業機本体から漏れた漏洩液を受けるために作業機本体の下に配置されたオイルガードとを有し、作業機本体は、エンジンと、エンジンの出力方向にエンジンに隣接して配置された作業装置と、エンジン及び作業装置を支持するベッドとを有し、ベッドは、漏洩液を前記オイルガードに通過させる孔と、オイルガードに取外し可能に取付けられる取付け底面を有し、オイルガードは、作業機本体の取付け底面に取外し可能に取付けられる取付け上面と、取付け上面と平行な底壁とを有し、ベッドは、取付け底面から下方に突出する突出部を有し、オイルガードは、それを作業機本体に取付けるときに突出部が当接可能である当接部を有し、突出部は、作業機本体を吊り下げて傾斜させたときに下方に位置する側に配置され、作業機本体を下降させて突出部を当接部に当接させた後、作業機本体を更に下降させるとき、突出部は、当接部に当接したまま作業機本体を水平の向きに近づけることを特徴としている。
このように構成されたエンジン作業機では、オイルガードを作業機本体から取外した後、オイルガードを作業機本体に再び取付けるとき、ベッドの取付け底面から下方に突出する突出部と、突出部が当接可能である当接部を設けたことにより、オイルガードに対する作業機本体の位置決めが容易になる。詳細には、作業機本体をロープ及び吊り金具等を介してクレーンで吊り下げたとき、従来のエンジン作業機では、作業機本体の上記出力方向の一方の側の縁を少し押し下げて作業機本体を傾斜させ、かかる縁をオイルガードの縁に合わせて位置決めしていた。しかしながら、作業機本体が水平であるときの作業機本体に対するクレーンの位置と、作業機本体が傾斜しているときの作業機本体に対するクレーンの位置が異なるため、作業機本体の縁がオイルガードの縁に接触した後、更に作業機本体を下降させると、作業機本体が水平になろうとしてオイルガードの上を滑ったり、ロープを中心に作業機本体が水平方向に回転したりして、作業機本体の縁がオイルガードの縁からずれてしまうことが多かった。そのため、縁がずれないようにもう1人の作業者が作業機本体を押えていた。これに対して、本発明によるエンジン作業機では、例えば、吊り下げた作業機本体の出力方向の一方の側を少し押し下げて作業機本体を傾斜させる。作業機本体を下降させて、下がった方に位置する突出部をオイルガードの当接部に当接させてから、作業機本体を更に下降させる。作業機本体が水平になろうとしてオイルガードの上を出力方向に滑ろうとしても、また作業機本体が吊り下げロープの影響で水平方向に回転しようとしても、突出部は、当接部に当接したまま作業機本体の上記出力方向の滑り及び水平方向の回転を阻止する。かくして、オイルガードに対する作業機本体の出力方向の位置がずれることがなく、作業機本体が水平方向になる。それにより、オイルガードに対する作業機本体の位置決めが容易になり、清掃やメンテナンス作業のためにオイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを容易にする。なお、作業機本体を傾斜させる方向は、上記出力方向に対する横方向であってもよく、その場合、オイルガードに対する作業機本体の上記横方向の滑り及び水平方向の回転を阻止することができる。
本発明によるエンジン作業機の実施形態において、好ましくは、ベッドは、取付け底面から下方に突出し且つ出力方向に対して横方向に延びる複数の細長い部材を有し、突出部は、上記細長い部材の少なくとも1つによって構成され、当接部は、横方向に延びる細長い部材を含む。
このように構成されたエンジン作業機では、突出部が、横方向に延びる細長い部材によって構成され、当接部が、横方向に延びる細長い部材を含んでいるので、作業機本体を上記出力方向に傾斜させ、作業機本体を下降させて、下がった方に位置する突出部をオイルガードの当接部に当接させてから、作業機本体を更に下降させたとき、オイルガードに対する作業機本体の上記出力方向の滑り及び水平方向の回転を効果的に阻止することができる。
本発明によるエンジン作業機の実施形態において、更に好ましくは、ベッドは、更に、取付け底面から下方に突出し且つ上記出力方向に延びる複数の細長い部材を含み、ベッドの上記出力方向に延びる2つの細長い部材と、ベッドの上記横方向に延びる2つの細長い部材を連結することにより、前記ベッドの取付け底面から下方に突出する矩形構造体を形成する。
このように構成されたエンジン作業機では、上記横方向に延びる細長い部材と同様に、上記出力方向に延びる細長い部材により、オイルガードに対する作業機本体の上記出力方向の滑り及び水平方向の回転を効果的に阻止することができる。
本発明によるエンジン作業機の実施形態において、更に好ましくは、作業機本体は、更に、オイルパンを有し、オイルパンの少なくとも一部は、矩形構造体の内側に配置される。
このように構成されたエンジン作業機では、エンジン作業機の全高を低くするためにオイルパンをベッドの取付け底面から下方に突出させたときのオイルパンの保護を、矩形構造体によって行うことができる。
矩形構造体を有する本発明によるエンジン作業機の実施形態において、更に好ましくは複数の上記矩形構造体を形成し、複数の矩形構造体の底面は、同一平面内にある。
このように構成されたエンジン作業機では、オイルガードを分離した後の作業機本体を安定した状態で地面に置くことができる。
本発明によるエンジン作業機の実施形態において、好ましくは、作業機本体は、更に、燃料タンクを有し、燃料タンクは、エンジンの上方に配置される。
このように構成されたエンジン作業機では、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりするとき、例えば、エンジンと燃料タンクの間の配管、燃料タンクの残容量センサと操作パネルとの間の配線等を分離したり再接続したりする必要がなく、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを更に容易にすることができる。
矩形構造体を有する本発明によるエンジン作業機の実施形態において、好ましくは、作業機本体は、作業機本体をオイルガードに取付けたときにオイルガード内の漏洩液レベルを検出するレベルセンサと、レベルセンサが接続される操作パネルと、を有し、レベルセンサは、矩形構造体の内側に配置される。
このように構成されたエンジン作業機では、レベルセンサが作業機本体に設けられているので、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりするとき、レベルセンサと操作パネルの間の配線を分離したり再接続したりする必要がなく、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを更に容易にすることができる。
矩形構造体を有する本発明によるエンジン作業機の実施形態において、好ましくは、ベッドの取付け底面のうち矩形構造体が設けられていない部分は、フォークリフトのフォークによって支持可能である。
このように構成されたエンジン作業機では、オイルガードを分離させた作業機本体をフォークリフトで簡単に移動させることができる。
本発明による実施形態において、好ましくは、オイルガードは、更に、エンジン作業機を出力方向に移動させることを可能にする少なくとも1対の車輪を有する。
このように構成されたエンジン作業機では、オイルガードを作業機本体に再取付けするために作業機本体をオイルガードに向かって下降させるとき、作業機本体の出力方向に対して横方向に延びる細い部材と、出力方向に延びる細い部材が、オイルガードのガイド部材及び側壁の内側に接触した時、作業機本体とオイルガードの位置が多少ずれていてもオイルガードが作業機本体に追従して動くか又は、作業機本体が水平方向に回転しながら、作業機本体がオイルガードの定位置に収まる。この一連の作業は作業者1人で行うことが可能で、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを更に容易にすることができる。
上述したように、本発明によるエンジン作業機は、清掃やメンテナンス作業の度に、オイルガードを作業機本体から分離したりそれに再取付けしたりすることを容易にすることができる。
本発明によるエンジン作業機の斜視図である。 カバーを省略した、作業機本体とオイルガードの分解斜視図である。 ベッドとオイルガードの分解斜視図である。 オイルガードの部分的な拡大断面図である。 カバーを省略した、作業機本体とオイルガードの分解図である。 燃料タンクの斜視図である。 燃料タンクの断面図である。 変形例のオイルガードの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明によるエンジン作業機の実施形態を説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態であるエンジン作業機1は、作業機本体2と、作業機本体2から漏れた漏洩液を受けるために作業機本体2の下に配置されたオイルガード4を有している。
図2に示すように、作業機本体2は、エンジン6と、エンジン6によって駆動される作業装置8と、エンジン6及び作業装置8を支持するベッド10を有している。作業機本体2は、更に、エンジン6の下に配置されたエンジン6用のオイルパン12(図5参照)と、エンジン6及び作業装置8を覆う直方体状のカバー14(図5参照)と、燃料タンク16と、燃料タンク16の下に配置された燃料タンクトレイ18を有している。燃料タンク16及び燃料タンクトレイ18は、作業装置8の上方に配置されている。燃料タンクトレイ18には、オイルガード4に通じる排出管19が接続されている。カバー14の上面は平らであることが好ましい。
エンジン6は、例えば、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンである。エンジン作業機1がエンジン発電機やエンジン溶接機の場合、作業装置8は、発電装置である。また、エンジン作業機1がエンジン圧縮機の場合、作業装置8は、コンプレッサである。
図3に示すように、ベッド10は、漏洩液をオイルガード4に通過させる孔20と、オイルガード4にボルト(図示せず)によって取外し可能に取付けられる取付け底面22を有している。ベッド10は、本実施形態では、平面視において矩形をなし、長手方向Aに延びる2つのビーム24の間に略矩形の上記孔20が設けられ、孔20の上方に、エンジン6と、長手方向(エンジン6の出力方向、即ち、エンジン6の出力軸(図示せず)が延びる方向)Aにエンジン6に隣接して配置された作業装置8が配置されている。また、ベッド10は、長手方向Aに対して垂直な幅方向Bに延びる細長い部材26a、28aによって補強されている。細長い部材26a、28aについては、後で詳しく説明する。
オイルガード4は、作業機本体2の取付け底面22にボルト(図示せず)によって取外し可能に取付けられる取付け上面30と、取付け上面30と平行な底壁32を有している。オイルガード4は、漏洩液が貯められる容器部34を有し、容器部34は、本実施形態では、長手方向Aに延びる2つの細長い部材である側壁34a、幅方向Bに延びる2つの細長い部材である側壁34b、及び底壁32によって形成されている。これらの壁32、34a、34bは、漏洩液が容器部34から漏れないように密封式に結合されている。容器部34は、その中に、幅方向に延びる3つのガイド壁36a、36b、36cを有し、その側面に、ドレン38を有している。尚、ガイド壁36a、36b、36cは、底壁32の補強材も兼ねている。
オイルガード4は、更に、エンジン作業機1を一定の移動方向(本実施形態では、長手方向A)に移動させることを可能にする2対(合計4つ)の車輪40を有している。各対の車輪40は、軸42aによって支持され、軸42aは、ブラケット42bに支持されている。ブラケット42bを底壁32に取付けるナット42cは、容器部34の外側に配置されている。2対の車輪全体の幅方向(横方向)Bの長さは、ベッド10の幅方向Bの長さよりも短い。また、車輪40の上端40aは、オイルガードの底壁32よりも上に位置している。
また、オイルガード4は、容器部34の横に隣接して設けられたダクト部35を有している。本実施形態では、容器部34の側壁34aの幅方向B外側に、外壁35aが設けられ、側壁34a、外壁35a、及びベッド10の取付け底面22の間に、ダクト部35が形成されている。ダクト部35の外壁35aは、横向きの開口35bを有している。ダクト部35は、下方に開放していてもよいし、閉鎖されていてもよい。ドレン38は、ダクト部35に隣接して、ダクト部35から幅方向Bに突出しないように設けられている。
また、車輪40の移動方向Aの両側に仕切り壁40bが設けられている。仕切り壁40bの上端は、側壁34a及び外壁35aの上端よりも低く、車輪40の上方に位置する空間40cは、ダクト部35の一部を構成する。オイルガード4は、2つの仕切り壁40bの上端の間に且つ側壁34aと外壁35aの間に、空間40cと通じる下向きの開口44を有している。下向きの開口44は、車輪40の上端40aに隣接した位置に且つ車輪40の軸42aの上方に配置されることが好ましい。また、オイルガード4の外壁35aを、ビーム24の幅方向Bの外側の外壁24aに対して幅方向Bの内側に配置することより、雨水の水切り機能を有する段部23を設けてもよい。更に、雨水が外壁24a、35aの表面を伝わって内部に入ることを防止するために、車輪40の上方において、外壁24a、35aを下方に延長させて突出させ、延長部分で水切り機能を発揮させてもよい。
ベッド10のビーム24は、その両端部が閉じた矩形断面の管状構造を有し、通気路46と、空間40c又はダクト部35に通じる下開口48aと、カバー14の内部に通じる開口48b(図3参照)を有している。本実施形態では、開口48bは、横向きに形成されているが、上向きでもよい。かくして、エンジン6及び作業装置8を冷却するために、横向きの開口35b、ダクト部35、下向きの開口44、車輪の上方の空間40c、ベッド10のビーム24の下開口48a、通気路46及び開口48bを介して、カバー14の外部と内部が連通している。
図3及び図5に示すように、ベッド10は、取付け底面22から下方に突出し且つ幅方向Bに延びる細長い部材26a、28aを有している。本実施形態では、2つの細長い部材26aの両端部が、取付け底面22から下方に突出し且つ長手方向Aに延びる2つの細長い部材26bによって連結され、矩形の構造体26を形成している。2つの細長い部材26aの間の距離は、オイルガード4を作業機本体2に取付けるときに細長い部材26aがガイド壁36b、36cの一方に当接して案内され、それらの間に位置するように、2つのガイド壁36b、36cの間の距離よりも短く定められている。また、2つの細長い部材26bの間の距離は、オイルガード4を作業機本体2に取付けるときに細長い部材26bが側壁34aの一方に当接して案内され、それらの間に位置するように、2つの側壁34aの間の距離よりも短く定められている。これらの距離の差は、作業機本体2がオイルガード4に対して水平方向に約5度傾いても、矩形の構造体26が、ガイド壁36b、36cの間に入るように定められることが好ましい。
同様に、2つの細長い部材28aの両端部が、長手方向Aに延びる2つの細長い部材28bによって連結され、矩形の構造体28を形成している。2つの細長い部材28aの間の距離は、オイルガード4を作業機本体2に取付けるときに細長い部材28aがガイド壁36aとそれに隣接した側壁34bの一方に当接して案内され、それらの間に位置するように、ガイド壁36aと上記側壁34bの間の距離よりも短く定められている。また、2つの細長い部材28bの間の距離は、オイルガード4を作業機本体2に取付けるときに細長い部材28bが側壁34aの一方に当接して案内され、それらの間に位置するように、2つの側壁34aの間の距離よりも短く定められている。これらの距離の差は、作業機本体2がオイルガード4に対して水平方向に約5度傾いても、矩形の構造体28が、ガイド壁36aと側壁34bの間に入るように定められることが好ましい。
矩形の構造体26の底面26cは、他方の矩形の構造体28の底面28cと同一平面内にあることが好ましい。また、ベッド10の取付け底面22のうち、矩形の構造体26、28が設けられていない部分は、フォークリフトによって支持可能であることが好ましい。
図5に示すように、オイルパン12の少なくとも一部は、孔20を通って取付け底面22から下方に突出し、2つの細長い部材26aと2つの細長い部材26bによって構成された矩形の構造体26の内側に位置している。また、ベッド10は、オイルガード4を作業機本体2に取付けたときにオイルガード4内の漏洩液レベルを検出するレベルセンサ50を有し、レベルセンサ50は、上記矩形の構造体の内側に配置され、作業機本体2の操作パネル70に接続され、詳細には、液面警告ランプ72に接続されている。
図6及び図7に示すように、燃料タンク16は、その上面16a(図6参照)に設けられた給油口52を有している。また、カバー14は、給油口52の周りに配置された内側環状壁54と、内側環状壁54の周りに配置された外側環状壁56とを有している。給油口52と内側環状壁54の間に、内側底壁53が設けられ、給油口52と内側環状壁54の間の内側空間58は、蓋60によって塞がれ且つオイルガード4に通じている。また、内側環状壁54と外側環状壁56の間に外側底壁55が設けられ、内側環状壁54と外側環状壁56の間の外側空間62は、カバー14の上面に設けられ且つそれを幅方向Bに貫通する溝64に通じている。内側底壁53は、外側底壁55よりも下に位置し、オイルガード4に通じる第2の排出管68が、外側底壁55よりも下で内側環状壁54に接続され、横方向に引出されている。
溝64内には、吊り金具66が設けられている。吊り金具66は、給油口52の近傍に且つ外側底壁55より上に配置され、幅方向Bの中央に1つ設けられている。本実施形態では、吊り金具66は、移動方向Aに延び且つ円柱形をなしている。吊り金具66の上縁は、カバー14及び蓋60と略同一平面内にあることが好ましい。吊り金具66は、外側底壁55より上で溝64内に配置され、外側底壁55が溝64に連結する高さ位置は、雨水の流れを妨げない程度に吊り金具66に近いことが好ましい。
内側底壁53は、水平方向に配置され、外側底壁55は、溝64に向かって下方に傾斜している。第2の排出管68は、溝64から離れた位置で且つ外側底壁55よりも下で内側環状壁54に接続されている。それにより、外側底壁55が、溝64から離れた位置に設けた第2の排出管68と、外側底壁55より上で溝64に配置されている吊り金具66の両方を避けている。
次に、本発明の実施形態によるエンジン作業機の作用等について説明する。
ガソリンや軽油などの燃料、エンジンの冷却水、及びエンジン潤滑油などが漏れた場合、これらの漏洩液は、ベッド10の孔20を通ってオイルガード4の容器部34内に貯められる。容器部34を構成する側壁34a、34b及び底壁32は密封式に結合されているので、漏洩液がエンジン作業機の外部に漏れることを確実に防止することができる。
2対の車輪40全体の幅方向Bの長さが、ベッド10の幅方向Bの長さよりも短くなっているので、車輪40はベッド10からはみ出さない。また、車輪40の上端40aは、オイルガード4の底壁よりも上に位置しているので、車輪40をオイルガード4の底面に取付ける場合よりも、エンジン作業機1の全高を低くすることができる。その結果、オイルガードを設けているにもかかわらず、コンパクトなエンジン作業機を構成することができる。
ドレン38は、ダクト部35に隣接して、ダクト部35から幅方向Bに突出しないように設けられているので、ドレン38がエンジン作業機1から突出することはなく、また、オイルガードの容器部34にドレン38を取付けるための凹みを設ける必要がない。それにより、突出したドレン38に人や物が当たって、人がケガをしたり、ドレン38が破損したりすることを防止すると共に、ドレン38を取付けるための凹みを容器部34に設けないので、オイルガード4の溶接部が短い等の製作コストを削減することができる。
エンジン作業機の作動中、カバー14の内部のエンジン6及び作業装置8は、高温になる。エンジン溶接機の場合、エンジン6を連続定格出力で使用するエンジン発電機に比べてエンジン最大出力付近まで負荷がかかるので、エンジンオイル及び作業装置8の温度が上昇傾向にある。従って、エンジン6のオイルパン12及び作業装置8を効率よく冷却する必要がある。本実施形態のエンジン作業機1では、オイルガード4に設けられた開口35b、ダクト部35、開口44、空間40c及びベッド10に設けられた通気路46及び開口48a、48bを通る空気流によって、エンジン6及び作業装置8を効率よく冷却する。
また、降雨時に風がエンジン作業機1に吹き付けても、雨水は開口35b、44に入りにくい。即ち、下向きの開口44の場合、風が横から吹いている場合でも、雨水は開口44に入りにくい。また、横向きの開口35bの場合、横向きの風により、雨水は開口35bに入るが、ダクト部35内で容器部34の側壁34aにぶつかって、ダクト部35内に落ちる。したがって、降雨時に風が横から吹いている場合であっても、冷却風だけがダクト部35内を通って、カバー14の内部に移動し、必要風量を確保しながら、雨水がカバー14内に浸入することを防止することができる。その結果、降雨によりオイルガード4に貯まる雨水の量を軽減し、オイルガード4に溜めることができる容量を超えて漏洩液が外部に流出することを防止することができる。
また、カバーの内部から外部に直線的に騒音が伝わらないので、騒音を軽減することもできる。特に、エンジン作業機1の騒音が、ビーム24の開口48b、通気路46、下向きの開口48a、及び下向きの開口44を通して下向きに放出されるとともに、車輪40の幅方向B内側の側壁34a、仕切り壁40b、車輪40等によって軽減され、更に、騒音が地面に出て行き地面に反射するときに軽減される。
このように、本実施形態では、従来のエンジン作業機と異なり、エンジン作業機本体の側面に吸気口が設けられていないので、雨水侵入防止や騒音低減のために吸気構造部(ダクト構造など)を大きくする必要がない。その結果、オイルガードを設けているにもかかわらず、コンパクトなエンジン作業機を提供できる。
エンジン作業機本体2において、オイルパン12の下面を、ベッド10の下面よりも下になるように配置したので、オイルパン12の下面がベッド10の下面又はそれよりも上になるように配置されていた従来のエンジン作業機本体よりも、ベッド10の下面から測定したエンジン作業機本体の高さを低くすることができる。すなわち、ベッド10に対するエンジン6及び作業装置8の位置を下げることができる。その結果、エンジン作業機1の全高を低くすることができる。この場合、オイルガード4に貯まった漏洩液がオイルパン12に接触しないように、適宜、かかる漏洩液をドレン38を通じてオイルガード4から排出することが好ましい。また、適当な期間をおいて、オイルガード4を作業機本体2から分離し、オイルガード4の清掃やメンテナンスをすることが好ましい。なお、オイルガード4を作業機本体2から分離させるために、オイルガード4の取付けボルト(図示せず)を取外し、作業機本体2を吊り金具66を介してクレーンで吊り上げたとき、オイルパン12がベッド10の下面から下方に出っ張ることになるが、オイルパン12は、矩形構造体26の内側に配置され且つ保護されているので、分離した作業機本体2を地面の上においたときや、オイルガード4を作業機本体2に取付ける際、オイルパン12を損傷させることを防止することができる。
また、オイルガードを予め組込んだエンジン作業機では、オイルガードの内側に、エンジンの燃料タンクが配置されていると共に、燃料タンクの容量を確保するために燃料タンクの高さが高くなっている。従って、燃料タンクの高さに合わせて、オイルガードの高さも高くなり、その結果、作業機本体の位置が高くなり、エンジン作業機の全高が高くなっていた。一方、作業装置(例えば、発電機又はコンプレッサー)の全高は、エンジンの全高よりも一般的に低く、作業装置の上には空間が存在していた。したがって、上記のように構成されたエンジン作業機1では、燃料タンク16を作業装置8の上に配置することにより、空間を有効に利用することができると共に燃料タンク16が作業機本体2(エンジン6及び作業装置8)の下にないので作業機本体2の位置を低くすることができる。それにより、エンジン作業機1の高さを低くすることができる。
また、燃料タンク16に亀裂等が発生した場合、漏れた燃料は、燃料タンクトレイ18及び排出管19を介してオイルガード4容器部34内に案内される。したがって、カバー14内部の高温部品に燃料等が達することを防止し、火災などの万一の事故が発生することを予防することができる。
また、燃料タンク16に燃料を注ぐときに燃料が給油口52の周りにこぼれた場合、漏れた燃料は、内部空間58及び第2の排出管68を介してオイルガード4容器部34内に案内される。それにより、カバー14内部の高温部品に燃料等が達することを防止し、火災などの万一の事故が発生することを予防することができる。
一方、カバー14と蓋60の間の隙間から外部空間62に侵入した雨水は、外側底壁55を伝って溝64から排出される。
また、本実施形態では、燃料タンク16に対する吊り金具66の位置が低くなり、結果として、エンジン作業機1の全高を従来に比べて低くすることが可能になる。詳細には、仮に、外側底壁55と内側底壁53が同一の高さ位置に設けた場合、第2の排出管68を、内側底壁53から真下に向かって燃料タンク16の方向に引出し、次いで、燃料タンク16にぶつからないように第2の排出管68を曲げてその方向を変える必要がある。このため、燃料タンク上面14aと内側底壁53の間の距離を大きくする必要があり、その結果、エンジン作業機1の全高が比較的高くなる。これに対して、本実施形態では、内側底壁53を外側底壁55よりも下に位置しているので、第2の排出管68を外側底壁55よりも下で内側環状壁54から横方向に引出すことができる。このため、燃料タンク上面16aと内側底壁53の間の距離を比較的小さくすることができる。更に、吊り金具66が給油口52の近傍に且つ外側底壁55より上においてカバー14の上面14aの溝64内に配置されているとき、外側底壁55を、溝64に向かって下方に傾斜させることにより、外側底壁55が、溝64から離れた位置に設けた第2の排出管68と、外側底壁55より上で溝64に配置されている吊り金具66の両方を避けるので、燃料タンク16に対する吊り金具66の位置を低くすることができる。その結果、カバー14の上面14aと燃料タンク16に挟まれた狭い空間で、第2の排出管68と吊り金具66の取付けが可能になり、エンジン作業機1の全高を、外側底壁と内側底壁を同一の高さ位置に設ける場合に比べて低くすることが可能になる。したがって、エンジン作業機1のコンパクト化を図ることができる。
また、コンパクトなエンジン作業機であるので、トラック搬送時のスペースや保管時のスペースが小さくてすみ、一定の保管場所での保管台数の増加が可能である。また、カバーの上面が平らであり、積み重ねることが可能である。
また、オイルガード4を作業機本体2から取外したあと、オイルガード4を作業機本体2に再び取付けるとき、ベッドの取付け底面22から下方に突出する細長い部材26a、26b、28a、28bと、ガイド壁36a、36b、36cを設けたことにより、オイルガード4に対する作業機本体2の位置決めが容易になる。
詳細には、オイルガード4の取付け上面30よりも上に出張っている部分がないので、作業機本体2をオイルガード4のすぐ上で水平方向に移動させて、作業機本体2をオイルガード4に近づけることができる。
また、作業機本体2を吊り金具66及びロープを介してクレーンで吊り下げたとき、従来のエンジン作業機では、作業機本体2の出力方向(長手方向)Aの一方の側の縁を軽く押し下げて下がった方の縁をオイルガードの縁に合わせて位置決めしていた。しかしながら、作業機本体2が水平であるときの作業機本体2に対するクレーンの位置と、作業機本体2が傾いているときの作業機本体2に対するクレーンの位置が異なるため、作業機本体2の縁がオイルガード4の縁に接触した後、作業機本体2が水平になろうとしてオイルガード4の上を滑ったり、ロープを中心に作業機本体2が水平方向に回転しようとしたりして、作業機本体2の縁がオイルガード4の縁からずれてしまうことが多かった。そのため、縁がずれないようにもう1人の作業者が作業機本体2を押えていた。これに対して、本実施形態のエンジン作業機1では、例えば、吊り下げた作業機本体2の出力方向(長手方向)Aの一方の側の縁を少し押し下げて作業機本体2を傾斜させる。下がった方の細長い部材(突出部)26a又は28aをガイド壁(当接部)36c又は側壁(当接部)34bに当接させてから、作業機本体2を更に下げることにより、作業機本体2が水平になろうとしてオイルガード4の上を滑ろうとしても、細長い部材(突出部)26a、28aは、ガイド壁(当接部)36c又は側壁(当接部)34bに当接したままであり、ガイド壁(当接部)36c又は側壁(当接部)34bにより止められる。また、作業機本体2が回転しようとすると、細長い部材(突出部)26a、28aがガイド壁(当接部)36c又は側壁(当接部)34bによって止められ、更に好ましくは、細長い部材26b、28bが側壁34aにより止められる。かくして、オイルガード4に対する作業機本体2の出力方向Aの位置がずれることがない。また、オイルガード4に車輪40が設けられているので、作業機本体2の出力方向Aに対して横方向に延びる細長い部材と、出力方向Aに延びる細い部材が、オイルガード4のガイド壁及び側壁の内側に接触した時、作業機本体2とオイルガード4の位置が多少ずれていてもオイルガード4が作業機本体2に追従して動くか又は、作業機本体が水平方向に回転しながら、作業機本体2がオイルガード4の定位置に収まる。この一連の作業は作業者1人で行うことが可能であり、オイルガード4を作業機本体2から分離したりそれに再取付けしたりすることを更に容易にすることができる。作業機本体2が水平になろうとするときに、作業機本体2とオイルガード4が位置合わせされたまま、オイルガード4が車輪40によって移動し、作業機本体2とオイルガード4を正しい位置で取付けることができる。したがって、1人の作業者でも、オイルガード4に対する作業機本体2の位置決め、再取付けが容易になる。作業機本体2とオイルガード4とは、ボルト(図示せず)の脱着のみで、分離及び再取付けが可能である。
燃料タンク16が、オイルガード4ではなく、作業機本体2に設けられているので、オイルガード4を作業機本体2から分離したりそれに再取付けしたりする度に、燃料タンク16とエンジン6との間の燃料配管の分離、結合をする手間を省くことが出来る。更に、燃料タンク16の燃料残容量を検出するセンサ(図示せず)と、作業機本体2の操作パネル70に設けられた燃料残容量表示ランプ74との間の配線を、分離、結合する必要がない。その結果、作業効率が向上する。
また、オイルガード4の容器部34内の液面レベルを検出するセンサ50を、作業機本体2に取付けながら、ベッド10の下面から下方に突出させて、オイルガード4の容器部34内に位置するようにしているので、オイルガード4を作業機本体2から分離したりそれに再取付けしたりする際、センサ50と、作業機本体2の操作パネル70に設けられた液面警告ランプ72との間の配線を、分離、結合する必要がない。その結果、作業効率が向上する。
オイルガード4を作業機本体2から分離し、作業機本体2を地面の上に置いたとき、カバー14の一部を取外して、ベッド10の上面を水等で容易に洗浄できる。従来のエンジン洗浄機では、エンジン作業機本体の下に置かれる台の周囲が閉鎖されており、台の内部に入った洗浄水が残り、台の内部やエンジン作業機の内部が錆びやすかった。これに対して、本実施形態では、洗浄水は、ベッド10の孔20及び細長い部材26a、26b、28a、28bの間を通って、外気と通じているので、水はけがよく乾燥しやすい。
次に、図8を参照して、オイルガードの変形例を説明する。
オイルガード4’は、作業機本体2の取付け底面22に取付けられる取付け上面30と、取付け上面30と平行な底壁32を有している。オイルガード4’は、漏洩液が貯められる容器部34’を有し、容器部34’は、本変形例では、長手方向Aに延びる2つの側壁34a’、幅方向Bに延びる2つの側壁34b、容器部34’と車輪40を隔てるカバー壁80、及び底壁32によって形成されている。これらの壁32、34a’、34b、80は、漏洩液が容器部34’から漏れないように密封式に結合されている。容器部34’は、その中に、幅方向に延びる3つのガイド壁36a、36b、36cを有し、その角部に、ドレン38を有している。カバー壁80のうち側壁34a’と平行な部分は、作業機本体2をオイルガードの上に下降させた後、作業機本体2が水平方向に回転しようとしたとき、細長い部材26bが止められる側壁として作用する。
オイルガード4’は、更に、エンジン作業機1を一定の移動方向(本実施形態では、長手方向A)に移動させることを可能にする2対(合計4つ)の車輪40を有している。図示していないが、オイルガード4と同様、各対の車輪40は、軸42aによって支持され、軸42aは、ブラケット42bに支持されており、ブラケット42bを底壁32に取付けるナット42cは、容器部34’の外側に配置されている。2対の車輪全体の幅方向(横方向)Bの長さは、ベッド10の幅方向Bの長さよりも短い。また、車輪40の上端40aは、オイルガードの底壁よりも上に位置している。
オイルガード4’は、車輪40の上端40aに隣接した位置に、カバー14の外部と内部とを連通させるための下向きの開口44を有している。開口44は、ベッド10のビーム24内の開口48a、通気路46を介して、カバー14の内部に通じている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、車輪40は、2対であったが、移動に差し支えなければ、1対であってもよいし、3対以上であってもよい。
また、ダクト部35に設ける開口は、下向きの開口44だけであってもよいし、横向きの開口35bだけであってもよい。
上記実施形態では、オイルガード4に設けられた開口35b、ダクト部35、開口44、空間40c及びベッド10に設けられた通気路46及び開口48a、48bを通る空気流によって、エンジン6及び作業装置8を冷却していたが、かかる空気流の経路は任意である。
また、上記実施形態では、内側環状壁54、外側環状壁56、内側底壁53、外側底壁55は、カバー14に設けられていたけれども、燃料タンク16に設けられていてもよい。
上記実施形態では、車輪40を設けていたが、細長い部材26a、28aとガイド壁36a、36b、36c及び側壁34aにより作業機本体2とオイルガード4の位置決めを達成することができれば、車輪40を設けなくてもよい。また、長手方向(出力方向)Aの位置決めを達成すれば十分である場合は、長手方向Aに延びる細長い部材26b、28bを省略してもよい。
本発明の突出部の形態は、オイルガードに対する作業機本体の出力方向又は横方向の滑りと、水平方向の回転を阻止することができれば任意であり、例えば、本実施形態のように1つの細長い部材26a、28aであってもよいし、横方向又は出力方向に間隔を置いた2つ以上の部材であってもよい。
また、作業機本体2を下降させるときに、2つの細長い部材26aがガイド壁36b、36cの間に入りやすくするように、ガイド壁36b、36cの上縁部にテーパを設けてもよい。また、作業機本体2を下降させるときに、2つの細長い部材28aが側壁34bとガイド壁36aの間に入りやすくするように、ガイド壁36aの上縁部にテーパを設けてもよい。ガイド壁36a、36b、36cが板材で形成されている場合には、それらの上縁部を、上記テーパを形成するように折曲げてもよい。テーパの角度は、例えば、45度である。
1 エンジン作業機
2 作業機本体
4 オイルガード
6 エンジン
8 作業装置
10 ベッド
12 オイルパン
16 燃料タンク
20 孔
22 取付け底面
26 矩形構造体
26a、26b 細長い部材(突出部)
26c 底面
28 矩形構造体
28a、28b 細長い部材(突出部)
28c 底面
30 取付け上面
32 底壁
34a、34b 側壁(当接部、細長い部材)
36a、36b、36c ガイド壁(当接部、細長い部材)
40 車輪
50 レベルセンサ
70 操作パネル
A 移動方向(出力方向)
B 幅方向(横方向)

Claims (9)

  1. エンジンによって駆動される作業装置を含むエンジン作業機であって、
    作業機本体と、前記作業機本体から漏れた漏洩液を受けるために前記作業機本体の下に配置されたオイルガードとを有し、
    前記作業機本体は、エンジンと、前記エンジンの出力方向に前記エンジンに隣接して配置された作業装置と、前記エンジン及び前記作業装置を支持するベッドとを有し、前記ベッドは、漏洩液を前記オイルガードに通過させる孔と、前記オイルガードに取外し可能に取付けられる取付け底面を有し、
    前記オイルガードは、前記作業機本体の取付け底面に取外し可能に取付けられる取付け上面と、前記取付け上面と平行な底壁とを有し、
    前記ベッドは、前記取付け底面から下方に突出する突出部を有し、
    前記オイルガードは、前記作業機本体を前記オイルガードに取付けるときに前記突出部が当接可能である当接部を有し、
    前記突出部は、前記作業機本体を吊り下げて傾斜させたときに下方に位置する側に配置され、前記作業機本体を下降させて前記突出部を前記当接部に当接させた後、前記作業機本体を更に下降させるとき、前記突出部は、前記当接部に当接したまま前記作業機本体を水平の向きに近づけることを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記ベッドは、前記取付け底面から下方に突出し且つ前記出力方向に対して横方向に延びる複数の細長い部材を有し、前記突出部は、前記細長い部材の少なくとも1つによって構成され、前記当接部は、前記横方向に延びる細長い部材を含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  3. 前記ベッドは、更に、前記取付け底面から下方に突出し且つ前記出力方向に延びる複数の細長い部材を含み、前記ベッドの前記出力方向に延びる2つの細長い部材と、前記ベッドの前記横方向に延びる2つの細長い部材を連結することにより、前記ベッドの取付け底面から下方に突出する矩形構造体を形成することを特徴とする請求項2に記載のエンジン作業機。
  4. 前記作業機本体は、更に、オイルパンを有し、
    前記オイルパンの少なくとも一部は、前記矩形構造体の内側に配置されることを特徴とする請求項3に記載のエンジン作業機。
  5. 複数の前記矩形構造体を形成し、前記複数の矩形構造体の底面は、同一平面内にあることを特徴とする請求項3又は4に記載のエンジン作業機。
  6. 前記作業機本体は、更に、燃料タンクを有し、前記燃料タンクは、前記作業装置の上方に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンジン作業機。
  7. 前記作業機本体は、前記作業機本体を前記オイルガードに取付けたときに前記オイルガード内の漏洩液レベルを検出するレベルセンサと、前記レベルセンサが接続される操作パネルと、を有し、
    前記レベルセンサは、前記矩形構造体の内側に配置されることを特徴とする請求項3に記載のエンジン作業機。
  8. 前記ベッドの取付け底面のうち前記矩形構造体が設けられていない部分は、フォークリフトのフォークによって支持可能であることを特徴とする請求項3に記載のエンジン作業機。
  9. 前記オイルガードは、更に、前記エンジン作業機を前記出力方向に移動させることを可能にする少なくとも1対の車輪を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のエンジン作業機。
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