JP2008050066A - エレベータの呼び登録装置 - Google Patents

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増実 加世田
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Abstract

【課題】セキュリティを保持しつつ、利用者の利便性を向上させ、さらに、行先階を登録する登録時間が長くなることを抑えることができるエレベータの呼び登録装置を提供する。
【解決手段】乗りかご2の不停止階が設定されたエレベータ1を利用する利用者の識別情報に関連付けて、利用者の行先階を示す行先階情報及び利用者の利用階を示す利用階情報を記憶する記憶部6aと、情報読取部6bにより読み取った識別情報に関連する行先階情報及び利用階情報を記憶部6aから取得する手段と、取得した行先階情報が示す行先階を自動登録階として設定し、取得した利用階情報が示す利用階を不停止解除階として設定する手段と、設定した自動登録階を呼び登録し、設定した不停止解除階であって行先階操作部4に対する入力操作により指定された行先階を呼び登録する手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの呼び登録装置に関する。
近年、防犯を目的として、利用者を認証する認証装置をエレベータに設ける事例が増えてきている。この認証装置を備えるエレベータは、認証装置により利用者の個人認証を行い、利用者を特定することができた場合だけ、エレベータの利用を可能とする。
このようなエレベータの呼び登録装置としては、利用者を特定することにより所定階への呼び登録を許可する呼び登録装置(例えば、特許文献1参照)や、無線タグを用いて所定の行先階を自動的に登録する呼び登録装置(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)等が提案されている。ただし、これらの呼び登録装置は、行先階が変更不可能な呼び登録装置である。また、行先階に優先度を付与し、優先度が高い順に行先階を登録する呼び登録装置(例えば、特許文献3参照)、さらに、カードを認証装置にかざしている時間に応じて行先階を変更する呼び登録装置も提案されている。
特開平11−60085号公報 特開2003−341945号公報 特開2005−255320号公報
しかしながら、前述の行先階が変更不可能な呼び登録装置では、行先階が固定されており、利用者が自由に行先階を変更することができないため、利用者の利便性が低下している。また、前述の優先度が高い順に行先階を登録する呼び登録装置でも、優先度は予め固定されているため、利用者が自由に優先度を変更することはできず、利用者の利便性が低下している。一方、前述の行先階を変更する呼び登録装置では、カードを認証装置にかざしている時間に応じて行先階を変更するため、行先階を呼び登録する登録時間が建物の階数に応じて長くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、セキュリティを保持しつつ、利用者の利便性を向上させ、さらに、行先階を登録する登録時間が長くなることを抑えることができるエレベータの呼び登録装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、エレベータの呼び登録装置において、乗りかごの不停止階が設定されたエレベータを利用する利用者の識別情報に関連付けて、利用者の行先階を示す行先階情報及び利用者の利用階を示す利用階情報を記憶する記憶部と、利用者の識別情報を読み取る情報読取部と、利用者の行先階を指定する入力操作を受け付ける行先階操作部と、情報読取部により読み取った識別情報に関連する行先階情報及び利用階情報を記憶部から取得する手段と、取得した行先階情報が示す行先階を乗りかごの自動登録階として設定し、取得した利用階情報が示す利用階を乗りかごの不停止解除階として設定する手段と、設定した自動登録階を呼び登録し、設定した不停止解除階であって行先階操作部に対する入力操作により指定された行先階を呼び登録する手段とを備えることである。
本発明によれば、セキュリティを保持しつつ、利用者の利便性を向上させ、さらに、行先階を登録する登録時間が長くなることを抑えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。なお、本発明の第1の実施の形態は、エレベータの呼び登録装置をエレベータ1に適応した一適応例である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るエレベータ1は、各階にわたって昇降可能に設けられ、利用者が乗る乗りかご2と、その乗りかご2の昇降を制御するエレベータ制御盤3と、乗りかご2に設けられ、利用者による乗りかご2の行先階を指定する入力操作を受け付ける行先階操作部4と、各階の乗場にそれぞれ設けられ、利用者による乗りかご2の呼出階を指定する入力操作をそれぞれ受け付ける複数の呼出階操作部5と、利用者毎に乗りかご2の自動登録階及び不停止解除階を設定する設定部6とを備えている。
乗りかご2は、各階にわたって昇降可能に昇降路内に設けられている。この乗りかご2には、ロープが接続されており、そのロープは巻上機により巻き上げられる。この巻上機はエレベータ制御盤3により駆動制御される。このような乗りかご2は、利用者を収容し、利用者を各階に搬送する。
エレベータ制御盤3は、乗りかご2が昇降する昇降路の上部に位置する機械室内に設けられている。このエレベータ制御盤3には、行先階操作部4及び呼出階操作部5が電気的に接続されている。このようなエレベータ制御盤3は、行先階操作部4及び呼出階操作部5に対する利用者の入力操作に応じて、乗りかご2の昇降を制御する。特に、エレベータ制御盤3は、通常、乗りかご2の行先階を全て不停止階に設定しており、設定部6により設定された乗りかご2の自動登録階及び不停止解除階に基づいて乗りかご2の行先階を乗りかご2の停止階として登録、すなわち呼び登録し、呼び登録した行先階に基づいて乗りかご2の昇降を制御する。
行先階操作部4は、乗りかご2の行先階を指定する入力操作を受け付ける操作部である。この行先階操作部4は、行先階をそれぞれ示す複数の行先階ボタン4aにより構成されている。このような行先階操作部4は、例えば、乗りかご2内に設けられており、利用者が希望する行先階を指定するとき、乗りかご2内に居る利用者により入力操作される。なお、行先階ボタン4aは、ボタン灯を内蔵している。このボタン灯は、通常、対応する行先階ボタン4aが入力操作された場合に点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録されたことを利用者に対して報知する。
呼出階操作部5は、乗りかご2の呼出階を指定する入力操作を受け付ける操作部である。この呼出階操作部5は、上階への搬送を指示して乗りかご2を呼び出す上ボタン5a及び下階への搬送を指示して乗りかご2を呼び出す下ボタン5bにより構成されている。このような呼出階操作部5は、各階の乗場に設けられており、乗場で乗りかご2を呼び出す利用者により入力操作される。なお、上ボタン5a及び下ボタン5bは、ボタン灯をそれぞれ内蔵している。ボタン灯は、通常、対応する上ボタン5a又は下ボタン5bが入力操作された場合に点灯され、呼出階が呼び登録されたことを利用者に対して報知する。
設定部6は、利用者を管理するための管理情報である利用者データベースDを格納する記憶部6aと、利用者の個人情報D3を読み取る情報読取部6bと、その情報読取部6bにより読み取られた個人情報D3と利用者データベースDとを比較して利用者を認証する認証判定部6cと、利用者データベースDに基づいて利用者の利用階を判定する利用階判定部6dとを備えている。このような設定部6は、エレベータ制御盤3に電気的に接続されている。
利用者データベースDは、図2に示すように、利用者に関する利用者情報D1を利用者毎に有するデータの集合体である。利用者情報D1は、固有番号情報D2、個人情報D3、行先階情報D4、利用階情報D5及び利用可否情報D6により構成されている。固有番号情報D2は、利用者を特定する固有のID番号(利用者ID)である。この固有番号情報D2は、個人情報D3、行先階情報D4、利用階情報D5及び利用可否情報D6を関連付けている。個人情報D3は、例えば、指紋、静脈又は顔等の個人の生体情報であり、利用者の個人認証に必要な情報である。ここで、固有番号情報D2及び個人情報D3は、利用者を識別するための識別情報として機能する。行先階情報D4は、利用者の行先階を示す情報であり、乗りかご2の自動登録階を設定するために用いる情報である。利用階情報D5は、利用者の利用階、すなわち利用者が利用可能な階を示す情報であり、乗りかご2の不停止階解除階を設定するために用いる情報である。ここで、行先階情報D4及び利用階情報D5は、呼び登録に関する階数を示す階数情報として機能する。また、利用可否情報D6は、利用者がエレベータ1を利用して良いか否かを示す情報である。この利用可否情報D6は、一時的にエレベータ1の利用を禁止する場合等に用いられる。
この利用者データベースDは、設定部6に接続されたデータベース編集装置7により編集される。データベース編集装置7は、設定部6に電気的に接続可能に形成されている。このデータベース編集装置7は、通常、設定部6に接続されておらず、必要なときに設定部6に接続されて用いられる。このようなデータベース編集装置7は、図3に示すような編集画面G1を表示し、管理者等の操作者により入力操作され、記憶部6aの利用者データベースDに利用者情報D1を登録する。データベース編集装置7としては、例えばノートパソコン等を用いる。編集画面G1に示す白丸M1及び黒丸M2は、マウス等によりクリックすることによって反転する。なお、本実施の形態では、黒丸M2は、その階床が利用階又は行先階として設定されていることを示す。
記憶部6aは、利用者データベースD、すなわち利用者毎の利用者情報D1を記憶する格納部である。この記憶部6aとしては、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等を用いる。ここで、例えば、記憶部6aとして、着脱可能な記憶部6aを用いた場合には、データベース編集装置7をエレベータ1まで持ち歩く必要がなくなるので、管理者等の操作者の負担を軽減することができ、さらに、記憶部6aの交換作業中だけエレベータ1の運転を停止すればよく、利用者データベースDに対する編集作業中、エレベータ1の運転を停止する必要がなくなるので、エレベータ1の停止時間を短縮することができる。
情報読取部6bは、利用者を認証するために必要な個人情報D3を読み取る読取装置である。この情報読取部6bは、例えば、行先階操作部4の近傍に位置付けられて乗りかご2内に設けられている。個人情報D3としては、例えば、利用者の生体情報等を用いる。この生体情報としては、例えば、指紋情報、手等の静脈パターン情報、顔画像情報、目の虹彩情報及び目の網膜情報等が挙げられる。したがって、情報読取部6bとしては、前述のような生体情報を読み取る読取装置等を用いる。このような情報読取部6bは、利用者から個人情報D3を読み取り、その個人情報D3を認証判定部6cに送信する。
認証判定部6cは、情報読取部6bから送信された個人情報D3と、記憶部6aの利用者データベースDに記憶された利用者毎の個人情報D3とを比較し、情報読取部6bから送信された個人情報D3が利用者データベースDの利用者毎の個人情報D3内にあるか否かを判断する判定部である。この認証判定部6cは、情報読取部6bから送信された個人情報D3が利用者データベースDの利用者毎の個人情報D3内にあると判断した場合だけ、情報読取部6bから送信された個人情報D3に基づいて、利用者データベースDから利用者の固有番号情報D2(例えば、利用者ID)を取得し、取得した固有番号情報D2を利用階判定部6dに送信する。
利用階判定部6dは、認証判定部6cから送信された固有番号情報D2に基づいて、記憶部6aの利用者データベースDから利用者情報D1、すなわち行先階情報D4及び利用階情報D5を取得し、取得した行先階情報D4に基づいて乗りかご2の自動登録階を設定し、あるいは、取得した利用階情報D5に基づいて乗りかご2の不停止解除階を設定し、それらの自動登録階及び不停止解除階のどちらか一方をエレベータ制御盤3に通知する。
次に、このようなエレベータ1の呼び登録処理について説明する。エレベータ1が備えるエレベータ制御盤3及び設定部6が呼び登録処理を実行する。設定部6では、認証判定部6c及び利用階判定部6dが呼び登録処理を実行する。なお、通常、エレベータ1の行先階操作部4に対する入力操作は無効にされている。すなわち、行先階操作部4の行先階ボタン4aが示す行先階は不停止階として設定されている。
図4に示すように、認証判定部6cは、情報読取部6bから個人情報D3を取得し(ステップS1)、取得した個人情報D3を検索キーとし、記憶部6aの利用者データベースDを検索する(ステップS2)。次いで、取得した個人情報D3が記憶部6aの利用者データベースDに登録されているか否かを判断する(ステップS3)。これにより、利用者の個人認証が行われる。
取得した個人情報D3が記憶部6aの利用者データベースDに登録されていると判断した場合には(ステップS3のYES)、取得した個人情報D3に対応する利用者情報D1を記憶部6aの利用者データベースDから取得し(ステップS4)、取得した利用者情報D1内の利用可否情報D6に基づいて利用者がエレベータ1を利用して良いか否かを判断する(ステップS5)。一方、取得した個人情報D3が記憶部6aの利用者データベースDに登録されていないと判断した場合には(ステップS3のNO)、処理を終了する。
利用者がエレベータ1を利用して良いと判断した場合には(ステップS5のYES)、取得した利用者情報D1内の固有番号情報D2(例えば、利用者ID)を利用階判定部6dに送信する(ステップS6)。一方、利用者がエレベータ1を利用してはいけないと判断した場合には(ステップS5のNO)、処理を終了する。
図5に示すように、利用階判定部6dは、認証判定部6cから固有番号情報D2(例えば、利用者ID)を取得し(ステップS11)、その固有番号情報D2を含む利用者情報D1を記憶部6aの利用者データベースDから取得する(ステップS12)。次いで、記憶部6aの利用者データベースDから利用階情報D5が取得されたか否か、すなわち、取得した利用者情報D1内に利用階情報D5があるか否かを判断する(ステップS13)。
取得した利用者情報D1内に利用階情報D5があると判断した場合には(ステップS13のYES)、その利用階情報D5が示す利用階を乗りかご2の不停止解除階として設定し、その不停止解除階をエレベータ制御盤3に通知し(ステップS14)、処理を終了する。一方、取得した利用者情報D1内に利用階情報D5がないと判断した場合には(ステップS13のNO)、取得した利用者情報D1内に行先階情報D4があるか否かを判断する(ステップS15)。
取得した利用者情報D1内に行先階情報D4があると判断した場合には(ステップS15のYES)、その行先階情報D4が示す行先階を乗りかご2の自動登録階として設定し、その自動登録階をエレベータ制御盤3に通知し(ステップS16)、処理を終了する。一方、取得した利用者情報D1内に行先階情報D4がないと判断した場合には(ステップS15のNO)、そのまま処理を終了する。
図6に示すように、エレベータ制御盤3は、利用階判定部6dから不停止解除階及び自動登録階のどちらか一方を取得し(ステップS21)、不停止解除階及び自動登録階のどちらを取得したか、例えば、自動登録階を取得したか否かを判断する(ステップS22)。
自動登録階を所得したと判断した場合には(ステップS22のYES)、取得した自動登録階に対応する行先階ボタン4aを点灯し(ステップS23)、取得した自動登録階を呼び登録し(ステップS24)、処理を終了する。
一方、不停止解除階を取得し、自動登録階を取得しなかったと判断した場合には(ステップS22のNO)、取得した不停止解除階を呼び登録可能階に設定する(ステップS25)。これにより、不停止階が解除され、呼び登録可能階となる。その後、行先階操作部4に対する入力操作が行われたか否か、すなわち行先階ボタン4aが押下されたか否かを判断し(ステップS26)、行先階ボタン4aが押下されていないと判断した場合には(ステップS26のNO)、処理をステップS26に戻し、行先階ボタン4aの押下に待機する。行先階ボタン4aが押下されたと判断した場合には(ステップS26のYES)、押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録可能階であるか否かを判断する(ステップS27)。
押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録可能階でないと判断した場合には(ステップS27のNO)、処理をステップS26に戻し、押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録階であると判断した場合には(ステップS27のYES)、押下された行先階ボタン4aを点灯し(ステップS28)、押下された行先階ボタン4aの行先階を呼び登録する(ステップS29)。その後、全ての行先階ボタン4aが示す行先階を不停止階として設定、すなわち、呼び登録可能階をリセットする(ステップS30)。
ここで、例えば、固有番号情報D2が5である利用者(図2参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより1階で読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す行先階は6階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階はないため、6階を示す行先階ボタン4aが点灯され、6階が自動的に呼び登録される。このとき、行先階操作部4に対する利用者の入力操作は無効になっている。このような自動登録機能により、乗りかご2は、予め設定された行先階に利用者を搬送する。
また、固有番号情報D2が1である利用者(図2参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより1階で読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は2階から10階であるため、2階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、2階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されると、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
このようにして、利用者に応じて、自動登録機能及び選択登録機能のどちらか一方が提供される。すなわち、利用者が特定の行先階だけの使用が許可された利用者である場合には、行先階が自動的に呼び登録され、利用者が複数階の利用が許可された利用者である場合には、利用者により複数の利用階から希望する行先階が選択され、選択された行先階が呼び登録される。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、利用者に応じて、記憶部6aの利用者データベースDから取得した行先階情報D4が示す行先階を乗りかご2の自動登録階として設定し、あるいは、記憶部6aの利用者データベースDから取得した利用階情報D5が示す利用階を乗りかご2の不停止解除階として設定することによって、利用者に応じて自動登録機能及び選択登録機能のどちらか一方を提供することが可能になる。さらに、選択登録機能が提供された利用者は利用階の中から行先階を選択することが可能になるので、セキュリティを保持しつつ、利用者の利便性を向上させることができる。加えて、利用者が行先階操作部4を入力操作することにより、利用階の中から行先階が呼び登録されるので、従来のようにカードをかざす必要がなくなり、利用者の利便性を向上させることができ、さらに、行先階を登録する登録時間が長くなることを抑えることができる。
特に、利用階情報D5が記憶部6aから取得されたか否かを判断し、利用階情報D5が記憶部6aから取得されなかったと判断した場合、取得した行先階情報D4が示す行先階を自動登録階として設定し、利用階情報D5が記憶部6aから取得されたと判断した場合、取得した利用階情報D5が示す利用階を不停止解除階として設定することから、簡単な処理により、利用者に応じて自動登録機能及び選択登録機能のどちらか一方を利用者に提供することが可能になるので、利用階判定部6dの処理負担を軽減することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図7及び図8を参照して説明する。
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分、すなわち、エレベータ1の呼び登録処理の一部分について説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する(他の実施の形態も同様である)。
図7に示すように、利用階判定部6dは、認証判定部6cから固有番号情報D2(例えば、利用者のID)を取得し(ステップS31)、その固有番号情報D2を含む利用者情報D1を記憶部6aの利用者データベースDから取得する(ステップS32)。次いで、取得した利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階を乗りかご2の不停止解除階として設定し、その不停止解除階をエレベータ制御盤3に通知し(ステップS33)、さらに、取得した利用者情報D1内の行先階情報D4が示す行先階を乗りかご2の自動登録階として設定し、その自動登録階をエレベータ制御盤3に通知し(ステップS34)、処理を終了する。
図8に示すように、エレベータ制御盤3は、利用階判定部6dから不停止解除階を取得し(ステップS41)、取得した不停止解除階を呼び登録可能階に設定する(ステップS42)。これにより、不停止階が解除され、呼び登録可能階となる。さらに、エレベータ制御盤3は、利用階判定部6dから自動登録階を取得し(ステップS43)、取得した自動登録階に対応する行先階ボタン4aを点灯する(ステップS44)。
その行先階ボタン4aの点灯後、例えば3秒の所定時間だけ経過したか否かを判断する(ステップS45)。所定時間が経過したと判断した場合には(ステップS45のYES)、取得した自動登録階を呼び登録する(ステップS46)。その後、全ての行先階ボタン4aが示す行先階を不停止階として設定、すなわち、呼び登録可能階をリセットする(ステップS47)。
一方、所定時間が経過していないと判断した場合には(ステップS45のNO)、行先階操作部4に対する入力操作が行われたか否か、すなわち行先階ボタン4aが押下されたか否かを判断し(ステップS48)、行先階ボタン4aが押下されていないと判断した場合には(ステップS48のNO)、処理をステップS45に戻し、行先階ボタン4aの押下に待機する。行先階ボタン4aが押下されたと判断した場合には(ステップS48のYES)、押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録可能階であるか否かを判断する(ステップS49)。
押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録可能階でないと判断した場合には(ステップS49のNO)、処理をステップS45に戻し、押下された行先階ボタン4aの行先階が呼び登録階であると判断した場合には(ステップS49のYES)、点灯している行先階ボタン4aを消灯し(ステップS50)、押下された行先階ボタン4aを点灯し(ステップS51)、押下された行先階ボタン4aの行先階を呼び登録し(ステップS52)、処理をステップS47に進める。
ここで、例えば、固有番号情報D2が5である利用者(図2参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより1階で読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す行先階が6階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階がないため、6階を示す行先階ボタン4aが点灯され、6階が自動的に呼び登録される。このとき、行先階操作部4に対する利用者の入力操作は無効になっている。このような自動登録機能により、乗りかご2は、予め設定された行先階に利用者を搬送する。
また、固有番号情報D2が1である利用者(図2参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより1階で読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す行先階は8階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は2階から10階であるため、8階を示す行先階ボタン4aが点灯され、2階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、2階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、8階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、予め設定された行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、2階から10階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、8階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
このようにして、利用者に応じて、自動登録機能及び選択登録機能のどちらか一方又は両方が提供される。すなわち、利用者が特定の行先階だけの使用が許可された利用者である場合には、行先階が自動的に呼び登録される。また、利用者が複数階の利用が許可された利用者である場合には、複数の利用階から希望する行先階が利用者により選択されないと、行先階が自動的に呼び登録され、複数の利用階から希望する行先階が利用者により選択されると、選択された行先階が呼び登録される。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、利用者に応じて、記憶部6aの利用者データベースDから取得した行先階情報D4が示す行先階を乗りかご2の自動登録階として設定し、記憶部6aの利用者データベースDから取得した利用階情報D5が示す利用階を乗りかご2の不停止解除階として設定することによって、利用者に応じて自動登録機能及び選択登録機能の両方を提供することが可能になる。さらに、選択登録機能が提供された利用者は、自動登録された行先階を変更したい場合、利用階の中から行先階を選択することが可能になるので、セキュリティを保持しつつ、利用者の利便性を向上させることができる。加えて、利用者が行先階操作部4を入力操作することにより、利用階の中から行先階が呼び登録されるので、従来のようにカードをかざす必要がなくなり、利用者の利便性を向上させることができ、さらに、行先階を登録する登録時間が長くなることを抑えることができる。
特に、設定した不停止解除階である行先階が行先階操作部4に対する入力操作により指定されたか否かを判断し、行先階が指定されなかったと判断した場合、設定した自動登録階を呼び登録し、行先階が指定されたと判断した場合、指定された行先階を呼び登録することから、簡単な処理により、利用者に応じて自動登録機能及び選択登録機能の両方を利用者に提供することが可能になるので、エレベータ制御盤3の処理負担を軽減することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図9及び図10を参照して説明する。なお、本発明の第3の実施の形態では、第2の実施の形態と異なる部分、すなわち、利用者情報D1内の行先階情報D4の内容及びエレベータ1の呼び登録処理の一部分について説明する。
図9に示すように、行先階情報D4は、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階毎の呼び登録回数である。この呼び登録回数が最大である利用階が行先階として指定され、乗りかご2の自動登録階として設定される。なお、利用階の呼び登録回数とは、その利用階が何度呼び登録されたかを示す数である。
図10に示すように、利用階判定部6dは、認証判定部6cから固有番号情報D2(例えば、利用者のID)を取得し(ステップS61)、その固有番号情報D2を含む利用者情報D1を記憶部6aの利用者データベースDから取得する(ステップS62)。次いで、取得した利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階を乗りかご2の不停止解除階として設定し、その不停止解除階をエレベータ制御盤3に通知する(ステップS63)。
さらに、利用階判定部6dは、取得した利用者情報D1内の行先階情報D4に基づいて、その行先階情報D4の呼び登録回数が最大である利用階を行先階として指定し(ステップS64)、指定した行先階を乗りかご2の自動登録階として設定し、設定した自動登録階をエレベータ制御盤3に通知する(ステップS65)。その後、利用階判定部6dは、エレベータ制御盤3から、呼び登録された行先階を取得し(ステップS66)、取得した行先階に対応する行先階情報D4の呼び登録回数を増加させる(ステップS67)。
ここで、例えば、固有番号情報D2が11である利用者(図9参照)の個人情報D3が1階で情報読取部6bにより読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す呼び登録階数が最大である利用階は9階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は2階から11階であるため、9階を示す行先階ボタン4aが点灯され、2階から11階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、2階から11階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、9階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、利用頻度が高い利用階である行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、2階から11階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、9階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、行先階情報D4は利用階情報D5が示す利用階毎の呼び登録回数であり、さらに、呼び登録回数が最大である利用階を自動登録階として設定することから、利用階はその呼び登録回数に応じて自動登録階として設定されるので、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することができ、その結果として、利用者の利便性をより向上させることができる。特に、利用階の呼び登録回数に応じて、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することが可能になるので、利用階の利用頻度に合わせたエレベータ1の運転を実現することができる。加えて、管理者等の操作者がデータベース編集装置7により行先階情報D4を設定する必要がなくなり、さらに、行先階情報D4が自動更新されるので、管理者等の操作者の負担を軽減することができる。
ここで、例えば、マンションやオフィスビル等の建物に設けられたエレベータ1では、住居階、オフィス階及び出入口階等の呼び登録回数が増加していくので、それらの住居階、オフィス階及び出入口階等の利用階が自動的に呼び登録される。これにより、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することができ、また、利用者が通常通りエレベータ1を利用していても、行先階情報D4が自動更新されるので、管理者等の操作者の負担を軽減することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図11を参照して説明する。なお、本発明の第4の実施の形態では、第3の実施の形態と異なる部分、すなわち、利用者情報D1内の行先階情報D4の内容について説明する。
図11に示すように、行先階情報D4は、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階毎及び乗りかご2の走行状態毎の呼び登録回数である。この呼び登録回数が最大である利用階が、乗りかご2の走行状態に応じて行先階として指定され、乗りかご2の自動登録階として設定される。ここで、図10に示すステップS64では、乗りかご2の走行状態に応じて、呼び登録回数が最大である利用階を行先階として指定する。なお、乗りかご2の走行状態は、エレベータ制御盤3から通知される。
走行状態としては、例えば、乗りかご2が上昇する方向に走行する上方向及び乗りかご2が下降する方向に走行する下方向等のような走行状態が挙げられる。これらの走行状態毎に利用階の呼び登録回数が行先階情報D4として記憶部6aの利用者データベースDに格納されている。
ここで、例えば、固有番号情報D2が21である利用者(図11参照)の個人情報D3が4階で情報読取部6bにより読み取られ、乗りかご2が上昇する方向に走行していた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す上方向の呼び登録階数が最大である利用階は8階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は1階から10階であるため、8階を示す行先階ボタン4aが点灯され、1階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、8階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、上昇する方向への走行状態において利用頻度が高い利用階である行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、8階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
一方、固有番号情報D2が21である利用者(図11参照)の個人情報D3が4階で情報読取部6bにより読み取られ、乗りかご2が下降する方向に走行していた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す下方向の呼び登録階数が最大である利用階は1階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は1階から10階であるため、1階を示す行先階ボタン4aが点灯され、1階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、1階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、利用頻度が高い利用階である行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、1階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、行先階情報D4は、利用階情報D5が示す利用階毎及び乗りかご2の走行状態毎の呼び登録回数であり、さらに、乗りかご2の走行状態に応じて、呼び登録回数が最大である利用階を自動登録階として設定することから、利用階はその乗りかご2の走行状態毎の呼び登録回数に応じて自動登録階として設定されるので、利用者の利用頻度が高い利用階を適切に自動呼び登録することができ、その結果として、利用者の利便性をより向上させることができる。特に、乗りかご2の走行状態に応じて、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することが可能になるので、乗りかご2の走行状態毎の利用頻度に合わせたエレベータ1の運転を実現することができる。
ここで、例えば、地下駐車場や食堂等の共有階を有するマンションやオフィスビル等の建物、特に、地下駐車場が住居階やオフィス階よりも下の階にあり、食堂が住居階やオフィス階よりも上の階にある建物に設けられたエレベータ1では、利用者が住居階やオフィス階から乗りかご2に乗ると、乗りかご2が下降する方向に走行していた場合、地下駐車場階が自動的に呼び登録され、乗りかご2が上昇する向に走行していた場合、食堂階が自動的に呼び登録されるような運転が可能になる。これにより、乗りかご2の走行状態に応じて、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することが可能になるので、乗りかご2の走行状態毎の利用頻度に合わせたエレベータ1の運転を実現することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について図12を参照して説明する。なお、本発明の第5の実施の形態では、第3の実施の形態と異なる部分、すなわち、利用者情報D1内の行先階情報D4の内容について説明する。
図12に示すように、行先階情報D4は、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階毎及び時間帯毎の呼び登録回数である。この呼び登録回数が最大である利用階が、情報読取部6bにより個人情報D3を読み取った時刻に応じて行先階として指定され、乗りかご2の自動登録階として設定される。ここで、図10に示すステップS64では、情報読取部6bにより個人情報D3を読み取った時刻に応じて、呼び登録回数が最大である利用階を行先階として指定する。すなわち、ステップS64では、個人情報D3を読み取った時刻を含む時間帯を判別し、その時間帯での呼び登録回数が最大である利用階を行先階として指定する。
時間帯としては、例えば、7:00〜10:00までの朝、12:00〜13:00までの昼、17:00〜19:00までの夕方、及び、19:00〜24:00までの夜等のような時間帯等が挙げられる。これらの運転時間帯毎に利用階の呼び登録回数が行先階情報D4として記憶部6aの利用者データベースDに格納されている。
ここで、例えば、朝の時間帯に8階で、固有番号情報D2が21である利用者(図12参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す朝の呼び登録階数が最大である利用階は1階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は1階から10階であるため、1階を示す行先階ボタン4aが点灯され、1階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、1階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、朝の時間帯に利用頻度が高い利用階である行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、1階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
一方、夜の時間帯に1階で、固有番号情報D2が21である利用者(図11参照)の個人情報D3が情報読取部6bにより読み取られた場合には、その個人情報D3を含む利用者情報D1内の行先階情報D4が示す夜の呼び登録階数が最大である利用階は8階であり、同じ利用者情報D1内の利用階情報D5が示す利用階は1階から10階であるため、8階を示す行先階ボタン4aが点灯され、1階から10階が呼び登録可能階として設定される。その後、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下されない場合には、8階が自動的に呼び登録される。このような自動登録機能により、乗りかご2は、夜の時間帯に利用頻度が高い利用階である行先階に利用者を搬送する。一方、所定時間内に、1階から10階をそれぞれ示す各行先階ボタン4aのどれか一つが利用者により押下された場合には、8階を示す行先階ボタン4aが消灯され、押下された行先階ボタン4aが点灯され、その行先階ボタン4aが示す行先階が呼び登録される。このような選択登録機能により、乗りかご2は、予め設定された利用階の中で利用者が希望する希望階に利用者を搬送する。
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、行先階情報D4は、利用階情報D5が示す利用階毎及び時間帯毎の呼び登録回数であり、さらに、情報読取部6bにより個人情報D3を読み取った時刻に応じて、呼び登録回数が最大である利用階を自動登録階として設定することから、利用階は時間帯毎の呼び登録回数に応じて自動登録階として設定されるので、利用者の利用頻度が高い利用階を適切に自動呼び登録することができ、その結果として、利用者の利便性をより向上させることができる。特に、利用者毎の生活パターンに応じて、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することが可能になるので、利用者毎の生活パターンに合わせたエレベータ1の運転を実現することができる。
ここで、例えば、地下駐車場や食堂等の共有階を有するマンションやオフィスビル等の建物に設けられたエレベータ1では、利用者が住居階やオフィス階から乗りかご2に乗ると、朝の時間帯、出勤のため地下駐車場階が呼び登録され、夕方の時間帯、帰宅のため住居階が登録され、夜の時間帯、食事のため食堂階が呼び登録されるような運転を行うことが可能になる。これにより、利用者の生活パターンに合わせて、利用者の利用頻度が高い利用階を自動的に呼び登録することが可能になるので、利用者毎の生活パターンに合わせたエレベータ1の運転を実現することができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の実施の形態においては、生体情報を読み取る読取装置を用いているが、これに限るものではなく、例えば、利用者が所持するカード等の無線タグから固有番号情報を読み取る読取装置等を用いるようにしてもよい。
また、前述の第5の実施の形態においては、行先階情報D4として時間帯毎の呼び登録回数を用いているが、これに限るものではなく、例えば、行先階情報D4として曜日毎の呼び登録回数を用いるようにしてもよい。この場合、図10に示すステップS64では、情報読取部6bにより個人情報D3を読み取った曜日に応じて、呼び登録回数が最大である利用階を行先階として指定する。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの概略構成を示す模式図である。 図1に示すエレベータが備える記憶部の利用者データベースを説明するための説明図である。 図2に示す利用者データベースを編集するデータベース編集装置が表示する編集画面の一例を説明するための説明図である。 図1に示すエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 図1に示すエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 図1に示すエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベータが備える記憶部の利用者データベースを説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの呼び登録処理の流れの一部を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るエレベータが備える記憶部の利用者データベースを説明するための説明図である。 本発明の第5の実施の形態に係るエレベータが備える記憶部の利用者データベースを説明するための説明図である。
符号の説明
1 エレベータ
2 乗りかご
4 行先階操作部
6a 記憶部
6b 情報読取部
D2 識別情報(固有番号情報)
D3 識別情報(個人情報)
D4 行先階情報
D5 利用階情報

Claims (7)

  1. 乗りかごの不停止階が設定されたエレベータを利用する利用者の識別情報に関連付けて、前記利用者の行先階を示す行先階情報及び前記利用者の利用階を示す利用階情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者の識別情報を読み取る情報読取部と、
    前記利用者の行先階を指定する入力操作を受け付ける行先階操作部と、
    前記情報読取部により読み取った前記識別情報に関連する前記行先階情報及び前記利用階情報を前記記憶部から取得する手段と、
    取得した前記行先階情報が示す前記行先階を前記乗りかごの自動登録階として設定し、取得した前記利用階情報が示す前記利用階を前記乗りかごの不停止解除階として設定する手段と、
    設定した前記自動登録階を呼び登録し、設定した前記不停止解除階であって前記行先階操作部に対する前記入力操作により指定された前記行先階を呼び登録する手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータの呼び登録装置。
  2. 前記設定する手段は、前記利用階情報が前記記憶部から取得されたか否かを判断し、前記利用階情報が前記記憶部から取得されたと判断した場合、取得した前記利用階情報が示す前記利用階を前記不停止解除階として設定し、前記利用階情報が前記記憶部から取得されなかったと判断した場合、取得した前記行先階情報が示す前記行先階を前記自動登録階として設定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 前記登録する手段は、設定した前記不停止解除階である前記行先階が前記行先階操作部に対する前記入力操作により指定されたか否かを判断し、前記行先階が指定されたと判断した場合、指定された前記行先階を呼び登録し、前記行先階が指定されなかったと判断した場合、設定した前記自動登録階を呼び登録することを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  4. 前記行先階情報は、前記利用階情報が示す前記利用階毎の呼び登録回数であり、
    前記設定する手段は、前記呼び登録回数が最大である前記利用階を前記自動登録階として設定することを特徴とする請求項1、2又は3記載のエレベータの呼び登録装置。
  5. 前記行先階情報は、前記利用階情報が示す前記利用階毎及び前記乗りかごの走行状態毎の呼び登録回数であり、
    前記設定する手段は、前記乗りかごの走行状態に応じて、前記呼び登録回数が最大である前記利用階を前記自動登録階として設定することを特徴とする請求項1、2又は3記載のエレベータの呼び登録装置。
  6. 前記行先階情報は、前記利用階情報が示す前記利用階毎及び時間帯毎の呼び登録回数であり、
    前記設定する手段は、前記情報読取部により前記個人情報を読み取った時刻に応じて、前記呼び登録回数が最大である前記利用階を前記自動登録階として設定することを特徴とする請求項1、2又は3記載のエレベータの呼び登録装置。
  7. 前記行先階情報は、前記利用階情報が示す前記利用階毎及び曜日毎の呼び登録回数であり、
    前記設定する手段は、前記情報読取部により前記個人情報を読み取った曜日に応じて、前記呼び登録回数が最大である前記利用階を前記自動登録階として設定することを特徴とする請求項1、2又は3記載のエレベータの呼び登録装置。
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