JP2010208775A - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作パネルの取り替えを必要とせずに、不停止階の設定変更などに伴う操作ボタンの誤操作を防ぐ。
【解決手段】乗りかご13内に設けられた操作パネル21を電子ペーパーで構成し、操作パネル21に各階床の操作ボタンを表示する。ここで、不停止階の設定変更に伴い、制御装置14は操作パネル21上の該当する階床の操作ボタンの表示形態を変更する。これにより、利用者によって不停止階の操作ボタンが誤操作されることを防ぐ。
【選択図】 図1
【解決手段】乗りかご13内に設けられた操作パネル21を電子ペーパーで構成し、操作パネル21に各階床の操作ボタンを表示する。ここで、不停止階の設定変更に伴い、制御装置14は操作パネル21上の該当する階床の操作ボタンの表示形態を変更する。これにより、利用者によって不停止階の操作ボタンが誤操作されることを防ぐ。
【選択図】 図1
Description
本発明は、乗りかご内や乗場に設置された操作ボタンに電子ペーパーを用いたエレベータの制御装置に関する。
エレベータの乗りかご内には、行先階を指定するための各階床の操作ボタンが設置されている。利用者はその操作ボタンを押下して目的とする階床に移動することができる。また、各階床の乗場には、乗場呼びを登録するための操作ボタンが設置されており、その操作ボタンを押下してエレベータを呼ぶことができる。通常、これらの操作ボタンは押下式スイッチで構成されている。
ところで、エレベータでは、不停止階を任意に設定することができる(例えば、特許文献1参照)。不停止階とは、エレベータが止まらずに通過する階のことである。この不停止階に対応した操作ボタンが押下された場合に、その操作ボタンの表示灯を点灯しないようにロックして、利用者に不停止階であることを知らしめることが一般的に行われている(例えば、特許文献2参照)。
上述したように、従来、不停止階の設定に伴い、該当する操作ボタンの表示灯がロックされるようになっている。しかしながら、操作ボタン自体は物理的に残っているため、利用者は操作できるものと勘違いして、何度も押してしまうことがある。
この場合、不停止階の設定変更に合わせて操作パネル自体を取り替えるといった方法もあるが、そのための取り替え工事が必要であり、その間、運転サービスが行えなくなる問題がある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、操作パネルの取り替えを必要とせずに、不停止階の設定変更などに伴う操作ボタンの誤操作を防ぐことのできるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータの制御装置は、乗りかご内に設置され、行先階として指定するための各階床の操作ボタンを表示可能な電子ペーパーからなる操作パネルと、予め不停止階として設定された階床のデータを記憶した不停止階管理テーブルと、この不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記操作パネル上で該当する階床の操作ボタンの表示形態を変更する表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、操作パネルを電子ペーパーで構成することで、操作パネルの取り替えを必要とせずに、不停止階の設定変更などに伴う操作ボタンの誤操作を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの構成を示す図である。図中の10はエレベータが設置されたビルを示している。
ビル10内の昇降路11には、エレベータの乗りかご13が各階床間を昇降可能に設置されている。なお、図1では、乗りかご13を昇降動作させるための機構などについては省略されている。
一方、ビル10内の機械室12には、エレベータの運転制御を行うための制御装置14が設置されている。この制御装置14には、インタフェース15を介して端末装置16が着脱可能に接続される。この端末装置16は、エレベータの管理者や保守員が不停止階を設定変更する場合などに使用する。
一方、乗りかご13内には、利用者が行先階を指定するための各階床の操作ボタンを有する操作パネル21が設けられている。本実施形態において、この操作パネル21は電子ペーパーで構成されており、各階床の操作ボタンを任意選択的に表示することができる。
なお、「電子ペーパー」とは、表示内容を電気的に書き替え可能な表示媒体のことであり、紙の長所とされる視認性や携帯性を有し、表示中の電力が不要であることなどが特徴である。この電子ペーパーの表示技術には、例えば液晶方式、電気泳動方式、電子粉流体方式、マイクロカプセル方式、エレクトロウェッティング方式などがあるが、本発明では、これらの表示技術に特に限定されるものではない。また、その具体的な構造についても周知であるため、ここではその説明を省略する。
また、乗りかご13内には、戸開を指示するための戸開ボタン22、戸閉を指示するための戸閉ボタン23、現在位置と進行方向を表示するインジケータ24などの他に、不停止切替えスイッチ25、認証装置26、アナウンス装置27が設けられている。不停止切替えスイッチ25は、不停止階運転モードに切り替えるためのスイッチである。認証装置26は、例えば磁気カードやICカードなどを用いて利用者を認証する。アナウンス装置27は、不停止階の案内などを音声にてアナウンスする。
図2はエレベータの乗りかご13の内部の構成を示す図である。
図2に示すように、乗りかご13の正面の乗降口にかごドア28が開閉自在に設けられており、そのかごドア28の周辺に上述した操作パネル21などが配設されている。乗りかご13に乗車した利用者は、操作パネル21上に表示された各階床の操作ボタンを押下して目的とする階床に移動することができる。
一方、エレベータの乗場30には、乗場呼びを登録するための操作ボタンを有する操作パネル31が設けられている。上記操作パネル21と同様に、この操作パネル31についても電子ペーパーで構成されており、呼び登録用の操作ボタンを任意選択的に表示することができる。
また、この乗場30には、不停止階運転モードに切り替えるための不停止切替えスイッチ32、利用者を認証するための認証装置33、不停止階の案内などを音声にてアナウンスするためのアナウンス装置34が設けられている。
図3はエレベータの乗場30の構成を示す図である。
図3に示すように、乗場30には乗場ドア35が開閉自在に設けられている。乗場ドア35は、乗りかご13が乗場30に着床したときに、かごドア28に連動して開閉動作する。この乗場ドア35の周辺に上述した操作パネル31などが配設されている。乗場30に来た利用者は、操作パネル31上に表示された操作ボタンを押下することで、エレベータをその階に呼ぶことができる。
なお、図1の例では、1つの階床の乗場30しか図示されていないが、実際には各階床の乗場30が存在し、図3と同様の構成になっている。
図4はエレベータの制御装置14の機能構成を示すブロック図である。制御装置14は、コンピュータから構成されており、所定のプログラムに従ってエレベータの運転制御を行うと共に、ここでは操作ボタンに関わる一連の処理を実行する。
図4に示すように、制御装置14には、処理部41、記憶部42、通信部43、電源制御部44が備えられている。
処理部41は、ボタン表示処理部41a、ボタン操作検出部41b、運転切替え部41c、データ変更部41dからなる。
ボタン表示処理部41aは、乗りかご13内の操作パネル21および乗場30の操作パネル31に対する操作ボタンの表示制御を行う。ボタン操作検出部41bは、操作パネル21,31に表示された操作ボタンが操作されたか否かを検出する。
運転切替え部41cは、乗りかご13内に設置された不停止切替えスイッチ25または乗場30に設置された不停止切替えスイッチ32が操作されたときに、通常の運転モードから不停止階運転モードに切り替えて、不停止階として設定された階床を通過して運転する。データ変更部41dは、インタフェース15に接続された端末装置16からの指示に従って各種データの変更処理を行う。
記憶部42には、乗りかご13内の操作パネル21および各階の乗場30の操作パネル31に表示させる情報が記憶されている。さらに、この記憶部42には、不停止階として設定された階床を管理するための不停止階管理テーブル42a(図5参照)と、利用者の行先階を管理するための行先階管理テーブル42b(図6参照)が設けられている。
通信部43は、図示せぬ監視センタや営業所などに設置された外部端末装置との間でデータの通信処理を行う。電源制御部44は、エレベータの各部の駆動に必要な電力を供給する。
図5は不停止階管理テーブル42aの一例を示す図である。
不停止階管理テーブル42aには、予め不停止階として設定された階床のデータが登録されている。この例では、3階が不停止階として設定されている。したがって、不停止階運転モードに切り替えられると、3階には止まらずに運転が行われる。また、後述するように、不停止階の設定に合わせて操作パネル21,31に対する操作ボタンの表示変更が行なわれる。
図6は行先階管理テーブル42bの一例を示す図である。
行先階管理テーブル42bには、予め利用者の行先階として設定された階床のデータが登録されている。この例では、利用者Aは1階と3階、利用者Bは1階と3階が行先階として設定され、利用者Cは1階と4階、利用者Dは1階と4階が行先階として設定されている。
次に、同実施形態の動作について説明する。
(a)通常の運転モード
通常の運転モードが設定されている場合、制御装置14は、予め記憶部42に記憶された表示情報に基づいて、乗りかご13内の操作パネル21に各階床の操作ボタンを表示する。例えば、1階〜6階を有するビルであれば、これらの階床に対応した操作ボタンが行先階指定ボタンとして操作パネル21に所定の配列で表示されることになる。図7にそのときの表示例を示す。
通常の運転モードが設定されている場合、制御装置14は、予め記憶部42に記憶された表示情報に基づいて、乗りかご13内の操作パネル21に各階床の操作ボタンを表示する。例えば、1階〜6階を有するビルであれば、これらの階床に対応した操作ボタンが行先階指定ボタンとして操作パネル21に所定の配列で表示されることになる。図7にそのときの表示例を示す。
ここで、操作パネル21上の任意の階床の操作ボタンが押下されたことを制御装置14が検出すると、操作パネル21に対して所要の電力を供給して、その押された操作ボタンの表示形態を変更する。具体的には、当該操作ボタンの表示色を変更して、登録済みであることを知らしめるようにする。図8にそのときの表示例を示す。この例では、4階行きの操作ボタンが押下された状態が示されている。
ボタン表示変更後、制御装置14は操作パネル21への電力供給を停止する。この場合、操作パネル21は電子ペーパーで構成されているため、電力供給が停止されても、その直前の表示状態は保持される。そして、制御装置14は、乗りかご13が着床したことを図示せぬ着床スイッチの信号入力により検出すると、操作パネル21に対する電力供給を行って、当該操作ボタンの表示を押下前の状態に戻した後、再び電力供給を停止する。
各階床の乗場30に設置された操作パネル31に対しても同様である。
すなわち、制御装置14は、予め記憶部42に記憶された表示情報に基づいて、各階の乗場30の操作パネル31に乗場呼び登録用の操作ボタンを表示する。
すなわち、制御装置14は、予め記憶部42に記憶された表示情報に基づいて、各階の乗場30の操作パネル31に乗場呼び登録用の操作ボタンを表示する。
ここで、ある階の操作パネル31の操作ボタンが押下されたことを制御装置14が検出すると、操作パネル31に対して所要の電力を供給して、その押された操作ボタンの表示形態を変更する。具体的には、当該操作ボタンの表示色を変更して、登録済みであることを知らしめるようにする。
ボタン表示変更後、制御装置14は操作パネル31への電力供給を停止する。そして、乗りかご13が着床したことを図示せぬ着床スイッチの信号入力により検出すると、操作パネル31に対する電力供給を行って、当該操作ボタンの表示を押下前の状態に戻した後、再び電力供給を停止する。
(b)不停止階運転モード
不停止階運転モードは、乗りかご13内に設けられた不停止切替えスイッチ25、あるいは、乗場30に根受けられた不停止切替えスイッチ32の操作により設定される。なお、この不停止切替えスイッチ25,32は一般の利用者が勝手に操作しないように鍵付きのボックス内に設けられているのが一般的である。
不停止階運転モードは、乗りかご13内に設けられた不停止切替えスイッチ25、あるいは、乗場30に根受けられた不停止切替えスイッチ32の操作により設定される。なお、この不停止切替えスイッチ25,32は一般の利用者が勝手に操作しないように鍵付きのボックス内に設けられているのが一般的である。
不停止切替えスイッチ25あるいは不停止切替えスイッチ32が操作されたことを制御装置14が検出すると、不停止階運転モードに切り替えられた旨のメッセージを乗りかご13内の操作パネル21と乗場30の操作パネル31の所定のエリアに表示する。
また、制御装置14は、記憶部42に設けられた不停止階管理テーブル42aから不停止階の階床データを読み出し、乗りかご13内の操作パネル21と乗場30の操作パネル31に対して不停止階の表示を行う。なお、操作パネル21や操作パネル31に対して表示処理を行う間は、所要の電力が供給される。
ここで、不停止階の表示方法としては、乗りかご13内の操作パネル21であれば、該当する階床の操作ボタンを非表示とするか、あるいは、その表示エリアに「通過」等の文字メッセージを表示するなどがある。図9に不停止階として設定された階床の操作ボタンを非表示とした場合の例、図10に「通過」文字を表示した場合の例を示す。これらの例では、4階が不停止階として設定されている。
このように、不停止階が設定されている場合に、操作パネル21上の該当する階床の操作ボタンを非表示、あるいは、その表示エリアにエレベータが通過する旨を表示することで、利用者に不停止階であることを認識させることができる。
この場合、従来のような押下式スイッチで操作ボタンが構成されていると、押下による点灯表示を禁止するような工夫がなされていても、操作ボタン自体は存在するため、利用者が操作できるものと誤解する可能性がある。これに対し、本実施形態では、操作ボタン自体が消えるか、あるいは、別の文字が表示されるので、利用者の誤操作を確実に防ぐことができる。
また、操作パネル21上で利用者が不停止階の操作ボタンを誤って押下した場合には、制御装置14は乗りかご13内に設置されたアナウンス装置27を通じてエレベータが停止しない階であることをアナウンスする。
乗場30の操作パネル31に対しても同様であり、各階床の乗場30の中で不停止階として設定された乗場30の操作パネル31上の操作ボタンを非表示、あるいは、その表示エリアに「通過」等の文字を表示する。また、その操作ボタンが利用者によって誤って押されたら、アナウンス装置34を通じてエレベータが停止しない階であることをアナウンスする。
なお、不停止階運転モードへの切替えは、乗りかご13内に設けられた不停止切替えスイッチ25や乗場30に設けられた不停止切替えスイッチ32の操作の他に、予め指定された日時に従って行うことでも良い。この場合、不停止階運転モードに切り替える日時を定めたスケジュールデータを記憶部42に登録しておき、処理部41がそのスケジュールデータに従って不停止階運転モードへの切り替えを行うことになる。
(c)利用者の認証に連動した不停止階設定
乗りかご13内に認証装置26が設けられている。この認証装置26は、磁気カードやICカード等を用いて、予めエレベータの利用が許可された利用者であるか否かを認証する。なお、認証方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではその詳しい説明は省略するものとする。
乗りかご13内に認証装置26が設けられている。この認証装置26は、磁気カードやICカード等を用いて、予めエレベータの利用が許可された利用者であるか否かを認証する。なお、認証方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではその詳しい説明は省略するものとする。
今、乗りかご13内の操作パネル21に各階床の操作ボタンが非表示の状態であるとする。つまり、すべての階が不停止階として設定されている状態である。
ここで、乗りかご13内に乗車した利用者が磁気カードやICカード等の認証用のメディアを認証装置26に接触させると、制御装置14は、記憶部42に設けられた行先階管理テーブル42bから当該利用者の行先階のデータを取得し、その行先階に対応した操作ボタンを操作パネル21に表示する。
この場合、図6に示した利用者Aであれば、1階と3階の操作ボタンが操作パネル21に表示されることになる。これにより、利用者Aは操作パネル21に表示された操作ボタンを押下して1階または3階に行くことができる。乗りかご13が利用者の行先階に着くと、その利用者用に表示されていた操作ボタンの表示が消える。
また、乗場30において、利用者が認証装置33によって認証されると、制御装置14は、記憶部42に設けられた行先階管理テーブル42bから当該利用者の行先階のデータを取得し、その利用者の行先階の乗場30を対象として、そこに設置された操作パネル31に操作ボタンを表示して乗場呼びを登録可能な状態とする。乗場呼びの登録後、その操作ボタンの表示を消して他人が使えないようにしておく。
このように、乗りかご13内の操作パネル21や乗場30の操作パネル31において、正規の利用者であると認証された場合にのみ、その利用者が利用する操作ボタンを選択的に表示することで、エレベータのセキュリティを確保することができる。
(d)データ変更
次に、記憶部42に記憶された各種データの変更方法について説明する。
次に、記憶部42に記憶された各種データの変更方法について説明する。
保守員が持つ端末装置16を制御装置14に設けられたインタフェース15に接続した状態で、端末装置16から変更指示を入力することにより、記憶部42内のデータを変更することができる。
その変更対象には、図5に示した不停止階管理テーブル42aや図6に示した行先階管理テーブル42bが含まれる。すなわち、不停止階の設定変更を行う場合に、利用者の行先階の設定変更を行う場合などにおいて、端末装置16を操作することにより簡単に変更を行うことができる。
また、監視センタや営業所などの外部に設置された端末装置から通信部43を介して制御装置14に接続して、記憶部42のデータを遠隔的に変更操作することも可能である。この場合には、保守員が現場に出向かなくとも、不停止階や利用者の行先階の設定変更を行うことができる。
以上のように、乗りかご13内の操作パネル21や乗場30の操作パネル31を電子ペーパーで構成することにより、不停止階の設定に伴う操作ボタンの表示変更を可能とし、利用者による誤操作を防ぐことができる。
この場合、本発明は、電子ペーパーを用いた一般的な表示案内とは違って、利用者がエレベータを利用するときに使う操作パネルを対象として、その操作パネルに対する操作ボタンの表示をエレベータ特有の不停止階の設定に応じて切り替えることが特徴である。これにより、利用者が不停止階と設定されている階床の操作ボタンを誤操作して不愉快に感じすることを防いで、快適な運転環境を実現するものである。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…ビル、11…昇降路、12…機械室、13…乗りかご、14…制御装置、15…インタフェース、16…端末装置、21…操作パネル、22…戸開ボタン、23…戸閉ボタン、24…インジケータ、25…不停止切替えスイッチ、26…認証装置、27…アナウンス装置、28…かごドア、30…乗場、31…操作パネル、32…不停止切替えスイッチ、33…認証装置、34…アナウンス装置、35…乗場ドア、41…処理部、41a…ボタン表示処理部、41b…ボタン操作検出部、41c…運転切替え部、41d…データ変更部、42…記憶部、42a…不停止階管理テーブル、42b…行先階管理テーブル、43…通信部、44…電源制御部。
Claims (7)
- 乗りかご内に設置され、行先階として指定するための各階床の操作ボタンを表示可能な電子ペーパーからなる操作パネルと、
予め不停止階として設定された階床のデータを記憶した不停止階管理テーブルと、
この不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記操作パネル上で該当する階床の操作ボタンの表示形態を変更する表示制御手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 上記表示制御手段は、上記不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記操作パネル上で該当する階床の操作ボタンを非表示とすることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- 上記表示制御手段は、上記不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記操作パネル上で該当する階床の操作ボタンの表示エリアにエレベータが通過する旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
- 不停止階として設定された階床を通過して運転する不停止階運転モードを設定するモード設定手段を備え、
上記表示制御手段は、上記モード設定手段によって上記不停止階運転モードが設定された場合に上記不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記操作パネル上で該当する階床の操作ボタンの表示形態を変更することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 予め利用者の行先階として設定された階床のデータを記憶した行先階管理テーブルと、
利用者を認証する認証手段とを備え、
上記表示制御手段は、上記操作パネルに対する各階の操作ボタンを非表示とした状態で、上記認証手段によって利用者が認証された場合に上記行先階管理テーブルに記憶された行先階の階床データに基づいて、その行先階の操作ボタンのみを選択的に表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 各階床の乗場に設置され、乗場呼びを登録するための操作ボタンを表示可能な電子ペーパーからなる複数の乗場用操作パネルを備え、
上記表示制御手段は、上記不停止階管理テーブルに記憶された不停止階の階床データに基づいて、上記各乗場用操作パネルの中で該当する階床の乗場に設置された操作パネルの表示形態を変更することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 予め利用者の行先階として設定された階床のデータを記憶した行先階管理テーブルと、
利用者を認証する認証手段とを備え、
上記表示制御手段は、上記各乗場用操作パネルの操作ボタンを非表示とした状態で、上記認証手段によって利用者が認証された場合に上記行先階管理テーブルに記憶された行先階の階床データに基づいて、上記各乗場用操作パネルの中で該当する階床の乗場に設置された操作パネルの操作ボタンのみを選択的に表示することを特徴とする請求項6記載のエレベータの制御装置。
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