JP2014034430A - フットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータの各種操作を、フットスイッチで容易に実行することが可能なフットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置されたフットスイッチに接続されるとともに、制御対象のエレベータに接続されたエレベータ制御装置は、動作内容特定部と、制御部とを備える。動作内容特定部は、前記フットスイッチで実行された特殊操作を検出し、当該特殊操作に基づいて、前記エレベータかごの呼び登録以外の動作内容を特定する。制御部は、前記動作内容特定部で特定された動作内容で前記エレベータの動作を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】 実施形態によれば、エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置されたフットスイッチに接続されるとともに、制御対象のエレベータに接続されたエレベータ制御装置は、動作内容特定部と、制御部とを備える。動作内容特定部は、前記フットスイッチで実行された特殊操作を検出し、当該特殊操作に基づいて、前記エレベータかごの呼び登録以外の動作内容を特定する。制御部は、前記動作内容特定部で特定された動作内容で前記エレベータの動作を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、フットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
従来、エレベータの動作に関する操作は、利用者によるエレベータ乗場やエレベータかご内のボタン操作により行われる。
しかし、大きな荷物を持っている利用者や手が不自由な利用者、または病院で衛生上の理由により手が使用できない医師などは、エレベータ乗場ボタンやエレベータかご内ボタンの操作ができず、一人でエレベータを利用することが困難であった。
これに鑑みエレベータの乗場やかご内にフットスイッチを設置し、このフットスイッチにより行き先階の指定等の操作が可能なエレベータが提案されている。
エレベータの動作に関する操作には、上述したような利用者が行うものの他、不停止階の設定解除、扉の開閉速度の変更、ドア開時間の延長等の設定変更を行う管理者や、病院または介護施設等の管理者等、特定の権限を有する人により実行されるものがある。
これらの操作については、管理者が管理室に行って制御盤を操作したり、エレベータ乗場やエレベータかご内において特殊なボタン操作を行うことにより実行されていたが、フットスイッチを利用してより容易に操作可能とする技術が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エレベータの各種操作を、フットスイッチで容易に実行することが可能なフットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば、エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置されたフットスイッチに接続されるとともに、制御対象のエレベータに接続されたエレベータ制御装置は、動作内容特定部と、制御部とを備える。動作内容特定部は、前記フットスイッチで実行された特殊操作を検出し、当該特殊操作に基づいて、前記エレベータかごの呼び登録以外の動作内容を特定する。制御部は、前記動作内容特定部で特定された動作内容で前記エレベータの動作を制御する。
〈一実施形態によるフットスイッチを利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の一実施形態によるフットスイッチを利用したエレベータシステムの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
本発明の一実施形態によるフットスイッチを利用したエレベータシステムの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1は、エレベータ乗場の壁に埋め込まれた箱状のフットスイッチケース10内に設置されたフットスイッチ11と、制御対象のエレベータに関する設備、例えばエレベータかご(図示せず)、エレベータ乗場の操作盤20内の呼び登録ボタン21や表示装置22、乗りかご扉30等とが、エレベータ制御装置40に接続されて構成されている。
フットスイッチ11は、呼び登録ボタン21の下側で、乗り場床面高さとほぼ同一の高さに位置付けされ、主に利用者の足による操作で呼び登録を可能にするものである。フットスイッチ11には、図2に示すようなプッシュボタン式スイッチに限らず、オルガンペダル式スイッチ、車のクラッチペダルのような吊り下げ式スイッチ、赤外線等を利用したセンサ式スイッチ、ジョイスティック式スイッチなど、足で操作可能なあらゆる形状のスイッチを利用することができる。
エレベータ制御装置40は、呼び登録ボタン21およびフットスイッチ11の操作に基づいて、エレベータかご(図示せず)の昇降や乗りかご扉30の開閉、および操作盤20内の表示装置22への情報表示等の動作内容を特定する動作内容特定部41と、動作内容特定部で特定された動作内容で該当するエレベータの設備の動作を制御する制御部42とを有する。
〈一実施形態によるフットスイッチを利用したエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるフットスイッチ11を利用したエレベータシステム1の動作について説明する。
本実施形態によるフットスイッチ11を利用したエレベータシステム1の動作について説明する。
エレベータの利用者によりエレベータ乗場のフットスイッチ11が操作されると、エレベータ制御装置40の動作内容特定部41において検知され(S1)、エレベータの設備の動作内容が特定される。そして制御部42により、特定された動作が実行されるように、エレベータ設備の動作が制御される。
本実施形態において動作内容特定部41では、フットスイッチ11で単発の押下操作(通常操作)が行われたことを検知したとき(S2の「YES」)にはエレベータかごの呼び登録が行われる(S3)。また、単発の押下操作以外の「特殊操作」が行われたとき(S2の「NO」)には、当該操作内容に対応して予め設定された動作内容が特定され(S4)、この動作内容に応じてエレベータ設備の動作が制御される(S5)。
フットスイッチ11の特殊操作の内容と、当該特殊操作の内容に基づいて特定され実行される動作内容の例(1)〜(4)を、次に挙げる。
(1)フットスイッチ11が所定回数(例えば3回)押下されると、これに基づいてエレベータの不停止階の設定解除処理が行われる。
(2)フットスイッチ11が所定時間内に連打されると、これに基づいてエレベータかごのドア開閉速度が「高速」に切り替えられる。また、フットスイッチ11が再度連打されると、これに基づいてエレベータかごのドア開閉速度が「低速」に切り替えられる。フットスイッチ11が赤外線センサを利用したものである場合は、当該センサ付近で足を左右または上下に振ったり、前後に出し入れすることで、スイッチの連打として検知される。
(3)フットスイッチ11が所定時間長押しされると、これに基づいてエレベータかご扉30が開延長される。
(4)フットスイッチ11が押下された回数に応じて、行き先階が特定され登録される。
また、ステップS5におけるエレベータ設備の動作の制御、またはステップS3におけるエレベータかごの呼び登録が行われるとともに、これらの制御内容を利用者に報知するための表示情報が生成され、操作盤20の表示装置22に表示される(S6)。また、エレベータかご内に表示装置を設置し、同様に表示情報を表示させるようにしてもよい。また、エレベータ乗場にスピーカを設置し、制御内容を利用者に報知するための音声情報を出力するようにしてもよい。
上記実施形態においてはフットスイッチ11がエレベータ乗場に設置された場合について説明したが、エレベータかご内に設置し、フットスイッチ11の操作内容に応じて乗りかご扉30の開延長、閉指示、行き先階登録、ドア開閉速度制御等を実行し、またエレベータかご内の表示装置の表示制御等を行うようにしてもよい。
以上の本実施形態によれば、エレベータの利用者が荷物を持って手がふさがった状態で乗車したり、作業をしながら乗車する際にも、フットスイッチを利用することにより容易にエレベータの動作を制御する操作を行うことができる。本実施形態においては、フットスイッチで単発の押下操作以外の特殊操作を行うことで各種エレベータの動作内容を特定するようにしているため、一般利用者による誤操作やいたずら操作を防止することができる。
また上記実施形態においては箱状のフットスイッチケースがエレベータ乗場の壁に埋め込まれ、その中にフットスイッチが設置されている場合について説明したが、これには限定されず、フットスイッチを直接壁に設置したり、壁とは離れた場所に別途フットスイッチケースを設け、その中にフットスイッチを設置するようにしてもよい。また、フットスイッチケースに扉を設け、誤操作を防止しセキュリティを向上させるようにしてもよい。
また上記実施形態においては1つのエレベータに対し1つのフットスイッチが設置されている場合について説明したが、1つのエレベータに対し複数のフットスイッチを設置し、これらのフットスイッチの操作の組み合わせに基づいて、エレベータ設備の動作内容を特定するようにしてもよい。また、フットスイッチと、手で操作させるための操作盤の呼び登録ボタンやエレベータかご内の行き先階登録ボタンの操作との組み合わせに基づいて、エレベータ設備の動作内容を特定するようにしてもよい。このように複数のスイッチ操作の組み合わせでエレベータ設備の動作内容を特定することで、さらに多くの種類の動作内容を制御することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム
10…フットスイッチケース
11…フットスイッチ
20…操作盤
21…呼び登録ボタン
22…表示装置
30…乗りかご扉
40…エレベータ制御装置
41…動作内容特定部
42…制御部
10…フットスイッチケース
11…フットスイッチ
20…操作盤
21…呼び登録ボタン
22…表示装置
30…乗りかご扉
40…エレベータ制御装置
41…動作内容特定部
42…制御部
Claims (5)
- エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置されたフットスイッチに接続されるとともに、制御対象のエレベータに接続されたエレベータ制御装置において、
前記フットスイッチで実行された特殊操作を検出し、当該特殊操作に基づいて、前記エレベータかごの呼び登録以外の動作内容を特定する動作内容特定部と、
前記動作内容特定部で特定された動作内容で前記エレベータの動作を制御する制御部と
を備えることを特徴とするフットスイッチを利用したエレベータ制御装置。 - 前記エレベータは、エレベータ乗場またはエレベータかご内に出力装置を有し、
前記制御部は、前記エレベータの動作を制御するとともに、当該制御内容を報知するための報知情報を前記出力装置から出力させる
ことを特徴とする請求項1に記載のフットスイッチを利用したエレベータ制御装置。 - 前記フットスイッチは複数個設置され、
前記動作内容特定部は、前記複数のフットスイッチの操作の組み合わせに基づいて、前記動作内容を特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のフットスイッチを利用したエレベータ制御装置。 - 前記動作内容特定部は、エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置された、手で操作させるための呼び登録ボタンまたは行き先階登録ボタンの操作と、前記フットスイッチの操作との組み合わせに基づいて、前記動作内容を特定する
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のフットスイッチを利用したエレベータ制御装置。 - エレベータ乗場またはエレベータかご内に設置されたフットスイッチに接続されるとともに、制御対象のエレベータに接続されたエレベータ制御装置が、
前記フットスイッチで実行された特殊操作を検出し、
当該特殊操作に基づいて、前記エレベータかごの呼び登録以外の動作内容を特定し、
特定された動作内容で前記エレベータの動作を制御する
ことを特徴とするフットスイッチを利用したエレベータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012174881A JP2014034430A (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | フットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 |
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Publications (1)
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JP2014034430A true JP2014034430A (ja) | 2014-02-24 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012174881A Pending JP2014034430A (ja) | 2012-08-07 | 2012-08-07 | フットスイッチを利用したエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102292564B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2021-08-23 | 송하용 | 엘리베이터용 안내클릭장치 |
JP7467741B1 (ja) | 2023-07-03 | 2024-04-15 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗場行先階登録装置 |
-
2012
- 2012-08-07 JP JP2012174881A patent/JP2014034430A/ja active Pending
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