JP6430605B1 - エレベータおよびエレベータの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、利用者が多様な特殊運転を指定することが可能なエレベータおよびエレベータの制御方法を提供する。【解決手段】エレベータは乗場操作盤81(81−1〜81−4)と、タッチパネルを有するかご内操作盤61と、エレベータ制御装置10Aを備える。エレベータ制御装置10Aは、いずれかの階床の乗場操作盤81(81−1〜81−4)で行われた特殊運転用の乗場呼び操作に応答して乗りかごを該当する階床に着床後、乗場呼び操作階で戸開操作が行われると乗りかごを戸開させ、乗りかごに乗り込んだ利用者によりかご内操作盤61のタッチパネルで表示切り替え操作が行われるとタッチパネルの表示を特殊運転用の画面に切り替え、特殊運転用の画面上で利用者により行先階および所望の特殊運転の内容を指定したかご呼び操作が行われると、指定された運転内容で行先階に乗りかごを移動させ、かご呼び操作直後の1走行に対して特殊運転を実行。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータおよびエレベータの制御方法に関する。
通常、エレベータは、予め設定された戸開時間等の運転内容に従って、発生した呼びに応答するための運転を行っている。このような通常運転以外に、所望の運転内容を指定した特殊なエレベータ運転が要求される場合がある。例えば、ストレッチャーで病人を搬送する際や、高度なセキュリティ対策を必要とする際のエレベータ利用では、他の利用者により登録された呼びをキャンセルして行先階に直行運転させたり、乗降時の戸開時間を長くすることが求められる。
これらの特殊な運転を利用者が要求するためには、その運転内容ごとに対応した特殊な操作ボタン等を、乗場または乗りかごに設置する必要がある。しかし、このような特殊な操作ボタンを設置するには費用や手間がかかるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、利用者が多様な特殊運転を指定することが可能なエレベータおよびエレベータの制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータは、乗場操作盤と、タッチパネルを有するかご内操作盤と、エレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、いずれかの階床の乗場操作盤で行われた特殊運転用の乗場呼び操作に応答して乗りかごを該当する階床に着床させた後、乗場呼び操作階で戸開操作が行われると乗りかごを戸開させ、乗りかごに乗り込んだ利用者によりかご内操作盤のタッチパネルで表示切り替え操作が行われるとタッチパネルの表示を特殊運転用の画面に切り替え、特殊運転用の画面上で利用者により行先階および所望の特殊運転の内容を指定したかご呼び操作が行われると、指定された運転内容で行先階に乗りかごを移動させることで、かご呼び操作直後の1走行に対して特殊運転を実行する。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ1Aは4階建ての建物に設置され、昇降路2上部の機械室3に設置された巻上げ機4にメインロープ5が掛け渡され、その両端部にそれぞれ乗りかご6と釣り合い錘7とがつるべ式に吊り下げられている。乗りかご6内には、利用者がかご呼び操作を行うためのかご内操作盤61が設置されている。かご内操作盤61は、情報の入出力を行うためのタッチパネル61aを有している。
〈第1実施形態によるエレベータの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ1Aは4階建ての建物に設置され、昇降路2上部の機械室3に設置された巻上げ機4にメインロープ5が掛け渡され、その両端部にそれぞれ乗りかご6と釣り合い錘7とがつるべ式に吊り下げられている。乗りかご6内には、利用者がかご呼び操作を行うためのかご内操作盤61が設置されている。かご内操作盤61は、情報の入出力を行うためのタッチパネル61aを有している。
また、当該建物の1階乗場8−1には、乗場操作盤81−1および通知ランプ82−1が設置されている。同様に、2階乗場8−2には、乗場操作盤81−2および通知ランプ82−2が設置され、3階乗場8−3には、乗場操作盤81−3および通知ランプ82−3が設置され、4階乗場8−4には、乗場操作盤81−4および通知ランプ82−4が設置されている。
また、機械室3には、巻上げ機4、乗場操作盤81−1〜81−4、および通知ランプ82−1〜82−4に信号線で接続されるとともに、テールコード9を介して乗りかご6に接続されたエレベータ制御装置10Aが設置されている。
エレベータ制御装置10Aは、情報入出力部11と、運転制御部12と、特殊運転判定部13Aとを有する。情報入出力部11は、乗場操作盤81−1〜81−4、通知ランプ82−1〜82−4、およびかご内操作盤61との情報の入出力を行う。運転制御部12は、情報入出力部11において乗場操作盤81−1〜81−4およびかご内操作盤61から入力された情報に基づいて、巻上げ機4の駆動、通知ランプ82−1〜82−4のON/OFF切り替え、乗りかご6内の機器の動作を制御する。特殊運転判定部13Aは、かご内操作盤61で特殊運転を指定したかご呼び操作が行われたことを検知すると、該当する特殊運転の内容を判定し、運転制御部12に送出する。
〈第1実施形態によるエレベータの動作〉
以下に、本実施形態によるエレベータ1Aの動作について、図2および3のフローチャートを参照して説明する。エレベータ1Aにおいて、通常運転モード時は(S1)、いずれかの階床の乗場操作盤81−1〜81−4で利用者が上方向または下方向を指定した乗場呼び操作を行うと、当該操作情報がエレベータ制御装置10Aの情報入出力部11に入力される。そして、運転制御部12により、当該乗場呼び操作に応答するための運転制御、つまり乗場呼び操作階に乗りかご6を着床させ戸開させるための制御が行われる。
以下に、本実施形態によるエレベータ1Aの動作について、図2および3のフローチャートを参照して説明する。エレベータ1Aにおいて、通常運転モード時は(S1)、いずれかの階床の乗場操作盤81−1〜81−4で利用者が上方向または下方向を指定した乗場呼び操作を行うと、当該操作情報がエレベータ制御装置10Aの情報入出力部11に入力される。そして、運転制御部12により、当該乗場呼び操作に応答するための運転制御、つまり乗場呼び操作階に乗りかご6を着床させ戸開させるための制御が行われる。
また、通常運転モード時は、かご内操作盤61のタッチパネル61aには、行先階を指定するための表示情報が表示されている。利用者が乗場呼び操作階で戸開した乗りかご6に乗り込み、タッチパネル61a上でいずれかの行先階を指定したかご呼び操作を行うと、当該操作情報がエレベータ制御装置10Aの情報入出力部11に入力される。そして、運転制御部12により、当該かご呼び操作に応答するための運転制御、つまりかご呼び操作で指定された行先階に乗りかご6を着床させ戸開させるための制御が行われる。通常運転中は、各階の乗場8−1〜8−4の通知ランプ82−1〜82−4は消灯されている。
ここで、エレベータ1Aを所望の運転内容で特殊運転させる権限を持つ利用者Xが、乗りかご6に他の利用者を同乗させずに1階から4階まで直行させる特殊運転でエレベータ1Aを利用する場合について説明する。利用者Xは、乗場操作盤81−1で特殊運転に対応した暗唱番号を操作するかまたは、特殊運転に対応したキー操作を行うことで、特殊運転用の乗場呼び操作情報を入力する。
乗場操作盤81−1で入力された特殊運転用の乗場呼び操作情報はエレベータ制御装置10Aに送信され、情報入出力部11から入力される(S2の「YES」)。情報入出力部11から特殊運転用の乗場呼び操作情報が入力されると、エレベータ制御装置10A内が特殊運転モードに切り替えられ、運転制御部12により各階の通知ランプ82−1〜82−4が点灯されるとともに、かご内操作盤61のタッチパネル61aにおける通常運転用の行先階指定操作が無効の状態に切り替えられる(S3)。
また、運転制御部12において特殊運転用の乗場呼び操作情報が取得されたときに、乗りかご6が現在、当該乗場呼びの操作階である1階になければ(S4の「NO」)、1階に移動される(S5)。乗りかご6が1階に着床すると、戸閉状態で待機する。そして、利用者Xが乗場操作盤81−1で再度所定の操作、例えば特殊運転に対応した暗唱番号の入力またはキー操作を行うと(S6の「YES」)、当該操作情報に基づいて運転制御部12により乗りかご6が戸開される(S7)。
戸開した乗りかご6に利用者Xが乗り込み、かご内操作盤61のタッチパネル61aで特殊運転用の表示切り替え操作、例えばタッチパネル61a上に表示された特殊運転用表示切り替えボタンの操作を行うと(S8の「YES」)、タッチパネル61aの画面表示が特殊運転用に切り替えられる(S9)。
本実施形態においてタッチパネル61aに表示された特殊運転用の画面の一例を、図4に示す。図4の特殊運転用の画面には、行先階を指定するための行先階指定ボタン611と、特殊運転中の他階における乗場呼び受付の許可/不可を指定するための乗場呼び登録可否指定ボタン612と、戸開時間を指定するための戸開時間指定ボタン613と、これらのボタンで指定した内容をエレベータ制御装置10Aに送信するための設定ボタン614と表示されている。
表示された特殊運転用の画面において、利用者Xが、行先階指定ボタン611で「4階」を指定し、乗場呼び登録可否指定ボタン612で特殊運転中の他階における乗場呼び「不可」を指定し、戸開時間「30秒」を指定したものとする。これらの特殊運転の内容を指定した状態で設定ボタン614が操作されると、指定された内容による特殊運転のかご呼び操作登録情報が入力される。入力された特殊運転のかご呼び操作登録情報はエレベータ制御装置10Aに送信され、情報入出力部11を介して特殊運転判定部13Aに送出される。
特殊運転判定部13Aでは、特殊運転のかご呼び操作登録情報が取得されると(S10の「YES」)、取得された情報に基づいて、指定された特殊運転の内容が判定される。ここでは、特殊運転の内容として、「乗場呼びを受け付けずに乗りかご6を1階から4階に直行運転させ、4階で30秒戸開させる」ことが指定されたと判定される。運転制御部12では、特殊運転判定部13Aで判定された特殊運転の内容で該当する行き先階に乗りかご6を移動させることで、かご呼び操作直後の1走行に対して特殊運転が実行される(S11)。
その後、特殊運転モードを終了させるための操作、例えばタッチパネル61a上に表示された特殊運転モード終了ボタンの操作が行われると(S12の「YES」)、エレベータ制御装置10A内が通常運転モードに切り替えられ、運転制御部12により各階の通知ランプ82−1〜82−4が消灯されるとともに、かご内操作盤61のタッチパネル61aの表示が通常運転用に切り替えられる(S13)。特殊運転モード中にさらに特殊運転のかご呼び操作が行われたときには(S12の「NO」)、同様に指定された内容で直後の1走行に対して特殊運転が実行される(S10、S11)。
また、ステップS6において乗場操作盤81−1で戸開のための操作が行われずに所定時間が経過したとき(S6の「NO」、S14の「YES」)、および、ステップS8において乗り込んだ利用者Xによりタッチパネル61aで特殊運転用の表示切り替え操作が行われずに所定時間が経過したとき(S8の「NO」、S16の「YES」)には、エレベータ制御装置10A内が通常運転モードに切り替えられ、運転制御部12により各階の通知ランプ82−1〜82−4が消灯されるとともに、かご内操作盤61のタッチパネル61aにおける通常運転用の行先階指定操作が有効の状態に切り替えられる(S15、S17)。
以上の第1実施形態によれば、特殊運転ごとの操作ボタン等を設置することなく、タッチパネルを用いた簡易な構成のエレベータで、利用者が多様な特殊運転を指定することができる。
上述した第1実施形態において、図5のフローチャートに示すように、ステップS4において特殊運転用の乗場呼びが登録され、乗りかご6が現在、乗場呼び操作階になかった場合(S4の「NO」)、当該乗場呼び操作において直行運転が指定されていれば(S21の「YES」)、この時点で登録されている他の呼びをキャンセルして乗りかご6を乗場呼び操作階に直行運転させる(S22)。乗場呼び操作における直行運転の指示は、例えば、利用者が乗場操作盤81−1で特殊運転に対応した暗唱番号の入力後に直行運転を指示するための番号を入力したり、特殊運転に対応したキーセンサに予め直行運転で乗場呼びを実行させることを示す情報を保持させ、乗場操作盤81−1で読み取らせることで、乗場操作盤81−1で認識される。このように運転することで、特殊運転の利用者に対してさらに利便性の高いサービスを提供することができる。
また、上述した第1実施形態において、図6のフローチャートに示すように、特殊運転が実行された後、ステップS12において特殊運転モードを終了させるための操作が行われずに所定時間が経過した場合(S12の「NO」、S31の「YES」)にも、特殊運転モードを終了させるための操作が行われた場合と同様にステップS13に移行してもよい。つまり、この場合も、エレベータ制御装置10A内が通常運転モードに切り替えられ、運転制御部12により各階の通知ランプ82−1〜82−4が消灯されるとともに、かご内操作盤61のタッチパネル61aの表示が通常運転用に切り替えられる(S13)。このように制御することで、誤操作等で特殊運転モードに切り替えられたときに、通常運転モードに戻らず、一般の利用者がエレベータを利用できなくなることを回避することができる。
《第2実施形態》
本実施形態によるエレベータの構成について、図7を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ1Bは、エレベータ制御装置10Bが特殊運転記憶部14を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ制御装置10Bの特殊運転記憶部14は、利用頻度の高い特殊運転として予め登録された複数の運転内容を、それぞれ特殊運転設定情報として記憶する。特殊運転判定部13Bは、かご内操作盤61でいずれかの特殊運転設定情報を指定する操作が行われたことを検知すると、該当する特殊運転の内容を特殊運転記憶部14に記憶された情報に基づいて判定し、運転制御部12に送出する。
本実施形態によるエレベータの構成について、図7を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ1Bは、エレベータ制御装置10Bが特殊運転記憶部14を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ制御装置10Bの特殊運転記憶部14は、利用頻度の高い特殊運転として予め登録された複数の運転内容を、それぞれ特殊運転設定情報として記憶する。特殊運転判定部13Bは、かご内操作盤61でいずれかの特殊運転設定情報を指定する操作が行われたことを検知すると、該当する特殊運転の内容を特殊運転記憶部14に記憶された情報に基づいて判定し、運転制御部12に送出する。
〈第2実施形態によるエレベータの動作〉
本実施形態によるエレベータ1Bの動作について、図2および8のフローチャートを参照して説明する。本実施形態において、特殊運転でエレベータ1Bを利用する利用者Xが特殊運転用の乗場呼び操作を行い、これに応答してエレベータ1Bの乗りかご6が乗場呼び操作階に着床して戸開するまでの処理については、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する(S1〜S7)。
本実施形態によるエレベータ1Bの動作について、図2および8のフローチャートを参照して説明する。本実施形態において、特殊運転でエレベータ1Bを利用する利用者Xが特殊運転用の乗場呼び操作を行い、これに応答してエレベータ1Bの乗りかご6が乗場呼び操作階に着床して戸開するまでの処理については、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する(S1〜S7)。
戸開した乗りかご6に利用者Xが乗り込み、かご内操作盤61のタッチパネル61aで特殊運転用の表示切り替え操作を行うと、(S8の「YES」)、タッチパネル61aの画面表示が特殊運転用に切り替えられる(S9)。
ここで、利用頻度の高い特殊運転として予め登録された特殊運転設定情報が未だなければ、第1実施形態と同様に図4の特殊運転用の画面がタッチパネル61aに表示される。そして、既登録の特殊運転設定情報が指定されることはないため(S41の「NO」)、ステップS42に移行する。
ステップS42において、第1実施形態と同様に利用者により特殊運転用の画面で特殊運転用のかご呼び操作が行われると(S42の「YES」)、当該かご呼び操作の内容を利用頻度の高い特殊運転として登録するか否かを選択する画面が表示される。表示された画面上で、利用者により当該かご呼び操作の内容を登録することが指示されると(S43の「YES」)、当該かご呼び操作における運転内容が、特殊運転設定情報として特殊運転記憶部14に記憶される(S44)。ここでは、運転内容として『行先階「4階」、特殊運転中の他階における乗場呼び「不可」、および戸開時間「30秒」』が、第1特殊運転設定情報として記憶されたものとする。以降、ステップS11〜S13で実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1特殊運転設定情報が記憶された後、さらに他の運転内容による第2特殊運転設定情報が特殊運転記憶部14に記憶された状態で、特殊運転の乗場呼び操作を行った利用者によりタッチパネル61aで特殊運転用の表示切り替え操作が行われると(S8の「YES」)、図9に示すような画面が表示される(S9)。図9の表示画面では、第1実施形態で説明した図4の特殊運転用の画面の表示に加え、第1特殊運転設定情報を指定するための設定情報指定ボタン615−1、および第2特殊運転設定情報を指定するための設定情報指定ボタン615−2が表示されている。
ここで、利用者により設定情報指定ボタン615−1が指定されると(S41の「YES」)、特殊運転判定部13Bにより特殊運転記憶部14から第1特殊運転設定情報が読み出され、該当する運転内容が『行先階「4階」、特殊運転中の他階における乗場呼び「不可」、および戸開時間「30秒」』であると判定され、当該運転内容の情報が運転制御部12に送出される。以降、ステップS11〜S13で実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を有するとともに、利用頻度の高い特殊運転に関しては、その運転内容を登録しておき、次回利用する際にタッチパネルにおいてワンタッチ操作で詳細な内容を指定することができるため、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
上述した第2実施形態において、図10のフローチャートに示すように、既登録の特殊運転設定情報が指定されたときに(S41の「YES」)、当該特殊運転設定情報の内容をタッチパネル61aに表示させ、その表示画面上で利用者により運転内容の一部を変更可能としてもよい(S45)。ここで、運転内容の変更、例えば第1特殊運転設定情報に関し戸開時間を「30秒」から「1分」に変更する指示操作が行われると(S45の「YES」)、変更後の情報で第1特殊運転設定情報を更新して登録するか否かを選択する画面が表示される。表示された画面上で、利用者により第1特殊運転設定情報を更新して登録することが指示されると(S43の「YES」)、変更後の第1特殊運転設定情報が特殊運転記憶部14に記憶される(S44)。また、ステップS45において、指定した特殊運転設定情報の内容が変更されなかったとき(S45の「NO」)には、既登録の運転内容で特殊運転が実行される。また、ステップS45において、指定した特殊運転設定情報の内容が変更されたが該当する情報を更新して登録することが指示されなかったとき(S45の「YES」、S44の「NO」)には、変更後の運転内容に基づいて直後の1走行が実行されるが、特殊運転記憶部14内に記憶された特殊運転設定情報の内容は変更されない。
また、上述した第2実施形態において、エレベータ制御装置10Bにおいて特殊運転内容ごとの利用頻度をカウントし、カウント値が所定値以上になると、自動で特殊運転設定情報として記憶して以降の特運転用の画面で対応するボタンを表示させるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B…エレベータ、2…昇降路、3…機械室、4…巻上げ機、5…メインロープ、6…乗りかご、7…釣り合い錘、8−1〜8−4…乗場、9…テールコード、10A,10B…エレベータ制御装置、11…情報入出力部、12…運転制御部、13A,13B…特殊運転判定部、14…特殊運転記憶部、61…かご内操作盤、61a…タッチパネル、81−1〜81−4…乗場操作盤、82−1〜82−4…通知ランプ、611…行先階指定ボタン、612…登録可否指定ボタン、613…戸開時間指定ボタン、614…設定ボタン、615−1,615−2…設定情報指定ボタン
Claims (9)
- エレベータが設置された建物内の各階のエレベータ乗場に設けられ、利用者が乗場呼び操作を行うための乗場操作盤と、
タッチパネルを有し、前記エレベータの乗りかご内に設けられ、利用者がかご呼び操作を行うためのかご内操作盤と、
いずれかの階床の乗場操作盤で行われた特殊運転用の乗場呼び操作に応答して前記乗りかごを該当する階床に着床させた後、前記乗場呼び操作階で戸開操作が行われると前記乗りかごを戸開させ、前記乗りかごに乗り込んだ利用者により前記かご内操作盤のタッチパネルで特殊運転用の表示切り替え操作が行われると前記タッチパネルの表示を特殊運転用の画面に切り替え、前記特殊運転用の画面上で利用者により行先階および所望の特殊運転の内容を指定したかご呼び操作が行われると、前記指定された運転内容で前記行先階に乗りかごを移動させることで、前記かご呼び操作直後の1走行に対して特殊運転を実行するエレベータ制御装置と
を備えることを特徴とするエレベータ。 - 前記かご内操作盤でのかご呼び操作で指定される特殊運転の内容として、該当する特殊運転中の他階における乗場呼び受付を許可するか否かの指定情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。 - 前記各階のエレベータ乗場に設置された通知ランプをさらに備え、
前記エレベータ制御装置は、前記特殊運転の実行中は、前記通知ランプを点灯させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、前記特殊運転用の乗場呼び操作において直行運転が指定されていれば、登録されている他の呼びをキャンセルして前記乗りかごを前記乗場呼び操作階に直行運転させる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、前記特殊運転を実行したことにより前記行先階で前記乗りかごを戸開させた後、利用者により特殊運転を終了させるための操作が行われるかまたは、所定時間が経過すると、特殊運転を終了させて通常運転に切り替える
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、利用頻度の高い特殊運転の運転内容を特殊運転設定情報として記憶し、前記特殊運転用の画面で、記憶した特殊運転設定情報に対応する情報を表示させ、前記特殊運転用の画面で利用者により前記特殊運転設定情報に対応する情報が指定されると、該当する運転内容で特殊運転を実行する
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、利用者の操作に基づいて、前記特殊運転設定情報の内容を変更可能とする
ことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、特殊運転の内容ごとの利用頻度をカウントし、カウント値が所定値以上になると、該当する運転内容を特殊運転設定情報として記憶する
ことを特徴とする請求項6または7に記載のエレベータ。 - エレベータが設置された建物内のいずれかの階床の乗場操作盤で行われた特殊運転用の乗場呼び操作に応答して前記エレベータの乗りかごを該当する階床に着床させた後、前記乗場呼び操作階で戸開操作が行われると前記乗りかごを戸開させ、前記乗りかごに乗り込んだ利用者により前記乗りかご内のかご内操作盤に設けられたタッチパネルで特殊運転用の表示切り替え操作が行われると前記タッチパネルの表示を特殊運転用の画面に切り替え、前記特殊運転用の画面上で利用者により行先階および所望の特殊運転の内容を指定したかご呼び操作が行われると、前記指定された運転内容で前記行先階に乗りかごを移動させることで、前記かご呼び操作直後の1走行に対して特殊運転を実行する
ことを特徴とするエレベータの制御方法。
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