JP2009215002A - エレベータ制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト的に有利な構成でありながら、エレベータ利用者に混乱を与えることなく、通常運転から点検運転への切換を円滑且つ迅速に行う。
【解決手段】保守作業員が乗場呼び釦7に所定の操作手順を行うと、乗場制御装置6は主制御装置5に対して点検運転準備モードを要求する。主制御装置5は、この要求を受信すると各階床の乗場呼びの新規登録を禁止すると共に、既登録呼びに応答する。そして、既登録呼びの応答が完了した時点で点検運転準備モードから点検運転モードに移行する。乗場制御装置6は、点検運転準備モード、点検運転モードに対応した乗場表示、音声案内を乗場表示部8、乗場スピーカ9により行う。
【選択図】図1
【解決手段】保守作業員が乗場呼び釦7に所定の操作手順を行うと、乗場制御装置6は主制御装置5に対して点検運転準備モードを要求する。主制御装置5は、この要求を受信すると各階床の乗場呼びの新規登録を禁止すると共に、既登録呼びに応答する。そして、既登録呼びの応答が完了した時点で点検運転準備モードから点検運転モードに移行する。乗場制御装置6は、点検運転準備モード、点検運転モードに対応した乗場表示、音声案内を乗場表示部8、乗場スピーカ9により行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、点検運転実施によりエレベータ利用ができなくなる旨を乗場表示するエレベータ制御システムに関するものである。
エレベータは多くの機器及び部材により構成されているため、定期的又は不定期的に点検作業を実施する必要があるが、この点検作業の実施の際には、乗りかごを低速で走行させる所謂「点検運転」が行われるのが通常である。すなわち、エレベータの運転制御モードとしては、乗客を乗せて通常速度で乗りかごを走行させる通常運転モードと、保守作業員を屋根上に乗せて低速度で乗りかごを走行させる点検運転モードとが設けられている。
そして、エレベータを点検運転モードで運転制御する場合は、もちろん一般の利用者のエレベータ利用は禁止されるので、通常運転モードから点検運転モードに切り換える際には、エレベータ利用者に対してエレベータ利用が禁止されることを事前によく周知させておく必要がある。
エレベータ利用が禁止されることを事前に周知させるためのシステムとしては、例えば特許文献1に開示された構成がある。これは、点検予告スイッチ及び点検スイッチという2つのスイッチを、機械室に設置されている主制御装置に接続した構成を有するものである。そして、点検作業を行う場合、保守作業員は最初に点検予告スイッチをオンにして点検作業開始を予告する乗場表示を行う(この時点では未だ呼び登録は禁止されない)。次いで、保守作業員は、エレベータ利用がなくなったことを確認してから、点検予告スイッチをオフにすると共に点検スイッチをオンにする(この時点では呼び登録が禁止される)。
特開2005−67838号公報
しかし、特許文献1の構成は、新たに点検予告スイッチ及び点検スイッチという2つのスイッチを設けているためコスト的に不利な構成となっている。
また、特許文献1の構成では、保守作業員自らがエレベータ利用がなくなったことを確認した後、点検予告スイッチをオフにすると共に点検スイッチをオンにする構成となっているが、その間にいずれかの階床でエレベータ利用者が乗場呼び釦を押してしまった場合には、この乗場呼びに対して応答しなければならなくなるため、点検作業の開始が遅れることになる。
更に、特許文献1の構成では、点検予告スイッチがオンになった時点では既登録の呼び登録が有効であるにもかかわらず「点検中」の乗場表示がなされるため、この乗場表示を見たエレベータ利用者の中には、別のエレベータのドア前に移動したり、エレベータ利用をあきらめて階段へ向かう人が出るなど、エレベータ利用者に無用の混乱を与えることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コスト的に有利な構成でありながら、エレベータ利用者に混乱を与えることなく、通常運転から点検運転への切換を円滑且つ迅速に行うことができるエレベータ制御システムを提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するための手段として、通常運転モード及び点検運転モードに加えて、点検運転準備モードが予め設定されており、この点検運転準備モードでは、各階床の乗場呼びの新規登録を禁止すると共に、既登録の乗場呼び又はかご呼びに対して全て応答した後、点検運転モードに移行するようにエレベータを運転制御する、主制御装置と、乗場呼び釦の所定操作手順によって主制御装置に対して点検運転準備モードに入ることを要求し、主制御装置がこの要求に基づき点検運転準備モード又は点検運転モードに係る運転制御を行っている間、エレベータは現在それらのモードで運転制御されている旨の乗場表示又は音声案内を行う、各階床の乗場制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、コスト的に有利な構成でありながら、エレベータ利用者に混乱を与えることなく、通常運転から点検運転への切換を円滑且つ迅速に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係るエレベータ制御システムの構成図である。昇降路の上部に巻上機1が設置され、この巻上機1にロープ2が巻回されている。ロープ2の一端側及び他端側にはそれぞれ乗りかご3及びカウンタウェイト4が取り付けられ、巻上機1の回転により乗りかご3及びカウンタウェイト4は昇降路内を互いに反対方向に昇降動するようになっている。そして、巻上機1の回転は、機械室に設置された主制御装置5により制御されるようになっている。なお、この主制御装置5は、機械室のないエレベータシステムにおいては、昇降路の上部、あるいは特定階床の乗場などに設置されている。
主制御装置5には、通常運転モードM1、点検運転準備モードM2、及び点検運転モードM3の3種類の運転制御モードが設けられている。通常運転モードM1及び点検運転モードM3は従来から設けられているものであるが、本発明では通常運転モードM1から点検運転モードM3への移行をスムースにするために点検運転準備モードM2を新たに設けている。
1階からn階までの各階床の乗場には、主制御装置5との間で信号の送受信が可能な乗場操作盤A1,A2,…,Anが設置されている。これらの乗場操作盤は互いに同一構成であるが、図1では図面スペースの都合上、乗場操作盤A1のみの内部構成を図示している。
乗場操作盤A1内部には乗場制御装置6が設けられており、この乗場制御装置6に、上方向釦及び下方向釦から成る乗場呼び釦7と、液晶画面を有する乗場表示部8と、乗場スピーカ9とが接続されている。
乗場呼び釦7は、通常運転モードM1実行中においてはエレベータ利用者が乗場呼びを行うために操作するものであるが、本発明では保守作業員が点検運転を行おうとする際に、点検運転準備モードの実行を主制御装置5に対して要求する手段として利用できるようになっている。すなわち、保守作業員が予め設定されている所定の操作手順(例えば、上方向釦及び下方向釦の2つの釦を同時に一定時間以上押し続けたり、2つの釦を決められた組み合わせ順序で押すようにする等)で乗場呼び釦7を操作すると、この操作信号を入力した乗場制御装置6は点検運転準備モードM2の要求信号を主制御装置5に出力するようになっている。
乗場表示部8は、通常運転モードM1実行中は、主制御装置5から乗場制御装置6を介して送られてくる階床データを画面に表示するようになっているが、点検運転準備モードM2又は点検運転モードM3の実行中は、現在エレベータ利用ができない状態である旨をエレベータ利用者に対して表示するようになっている。
乗場スピーカ9は、通常運転モードM1実行中は、乗場制御装置6から送られてくる音声データに基づきエレベータ利用者に対して音声案内するようになっている。この音声案内の内容としては、例えば、エレベータが乗場に到着したこと、及びドアの開閉に注意すべきことなどがある。しかし、点検運転準備モードM2又は点検運転モードM3の実行中は、エレベータ利用者が乗場呼び釦7を操作した場合等に、現在エレベータ利用ができない状態である旨を音声案内するようになっている。
次に、本発明の実施形態の動作を図2及び図3のフローチャートを参照しつつ説明する。図2は、主制御装置5の一般的処理手順を示すフローチャートであり、一点鎖線で囲まれたステップ3〜5及びステップ7〜10が本発明で新たに付加された点検運転準備モードである。図3は乗場制御装置6の一般的処理手順を示すフローチャートである。
まず、図2において、主制御装置5は当初、通常運転モードM1に係る運転制御を実行している(ステップ1)。そして、乗場操作盤A1,A2,…,Anからのいずれかの乗場制御装置6から点検運転準備の要求が有ったことを判別すると(ステップ2の「YES」)、点検運転準備モードM2に入り、この時点以降の乗場呼びの新規登録を禁止する(ステップ3)。
次いで、この時点以前に登録がなされた既登録の乗場呼び又はかご呼びが有るか否かを判別する(ステップ4)。そして、既登録の呼びがない場合(ステップ4の「NO」)、主制御装置5は、乗場制御装置6に対して、ステップ2における要求を受信した旨、及び既登録呼びがない旨を返信する(ステップ5)。なお、この返信信号は、点検運転準備モードの要求が有った階床だけでなく、全ての階床の乗場操作盤A1,A2,…,Anの乗場制御装置6に対して送信する。この後、主制御装置5は、点検運転モードM3に基づき運転制御を行う(ステップ6)。
一方、既登録の呼びが有る場合(ステップ4の「YES」)、主制御装置5は、乗場制御装置6に対して、ステップ2における要求を受信した旨、及び既登録呼びが有る旨を返信する(ステップ7)。なお、この返信信号も、ステップ5の場合と同様に、点検運転準備モードの要求が有った階床だけでなく、全ての階床の乗場操作盤A1,A2,…,Anの乗場制御装置6に対して送信する。
そして、主制御装置5は、既登録呼びに対する応答制御を開始し(ステップ8)、全ての既登録呼びに対する応答を完了した時点で、全ての階床の乗場操作盤A1,A2,…,Anの乗場制御装置6に対して応答完了を通知し(ステップ10)、その後、点検運転モードM3に基づき運転制御を行う(ステップ6)。
一方、図3において、乗場制御装置6は当初、主制御装置5の通常運転モードM1の制御に従って、乗場表示部8に階床データを表示させているが(ステップ31)、乗場呼び釦7に対して所定の操作手順が行われたことを判別すると、主制御装置5に対して点検運転準備要求信号を送信する(ステップ32,33)。そして、主制御装置5からこの点検運転準備要求を受信した旨の返信が有ったことを判別すると(ステップ34の「YES」)、以降は乗場呼び釦7からの操作信号の入力を遮断し(ステップ35)、乗場にいるエレベータ利用者が乗場呼び釦7を操作したとしても、その操作を無効化する。
次いで、乗場制御装置6は、既登録の乗場呼び又はかご呼びが有るか否かを判別する(ステップ36)。この判別は、主制御装置5からの返信信号に付加されてくる既登録呼びの有無についての情報に基づき行う。そして、乗場制御装置6は、既登録呼びがない場合(ステップ36の「NO」)、乗場表示部8に直ちに点検運転モード実施中を表示し、また、乗場スピーカ9で音声案内する(ステップ37)。
一方、既登録呼びが有る場合(ステップ36の「YES」)、乗場制御装置6は、その既登録呼びが自己の階床から行われた呼びか否かを判別する(ステップ38)。既登録呼びが自己の階床から行われた呼びである場合、乗場制御装置6は、まもなくエレベータが到着するのでそのまま待つようにとの乗場表示及び音声案内を行い(ステップ39)、また、既登録呼びが他階床から行われた呼びである場合、乗場制御装置6は、この階床にエレベータが到着しないまま点検運転が実施されるので、他のエレベータを利用するか階段を利用すべき旨の乗場表示及び音声案内を行う(ステップ40)。
そして、乗場制御装置6は、主制御装置5から既登録の乗場呼びに対する応答が完了した旨の通知を受信した後(ステップ41の「YES」)、乗場表示部8に点検運転モード実施中を表示し、また、乗場スピーカ9で音声案内する(ステップ37)。
次に、主制御装置5及び乗場操作盤A1の動作を時系列的により具体的に説明する。通常運転が行われている間に、エレベータ保守会社から保守作業員が、例えば1階の乗場に到着し、乗場操作盤A1の乗場呼び釦7に対して所定の手順で操作を行うと、その操作信号を受けて乗場制御装置6は点検運転準備を主制御装置5に対して要求する(ステップ31〜33)。
主制御装置5は、通常運転モードM1で運転制御を行っている間に、この乗場操作盤A1からの点検運転準備要求を受信すると、全ての乗場操作盤A1,A2,…,Anに対して乗場呼びの新規登録を禁止する(ステップ1〜3)。
更に、主制御装置5は、既登録の乗場呼び又はかご呼びが有るか否かを判別し(ステップ4)、ない場合には点検運転準備要求を受信した旨、及び既登録呼びがない旨を返信した後(ステップ5)、点検運転モードM3の運転制御に入る(ステップ6)。
乗場操作盤A1,A2,…,Anの各乗場制御装置6は、この主制御装置5からの返信を受信すると、まず、乗場呼び釦7からの入力を遮断し、次いで、既登録呼びがない旨の返信に対応して、点検運転実施中の乗場表示及び音声案内を行う(ステップ34〜37)。
このときの乗場表示及び音声案内のメッセージ内容は、例えば、「このエレベータは、現在、点検運転が行われています。他のエレベータを御利用下さい。」とか「このエレベータは、現在、点検運転が行われています。階段を御利用下さい。」というものである。したがって、各階床の乗場で待っているエレベータ利用者は、直ちに他のエレベータの乗場に移動したり、階段を利用したりできるので、開くはずのないエレベータドアの前で無駄な待ち時間を費やすことがなくなる。また、1階の乗場操作盤A1から点検運転準備要求の操作を行った保守作業員も、この乗場表示又は音声案内によって直ちに点検運転を利用した点検作業を開始できる状態になったのを知ることができる。
また、既登録の乗場呼び又はかご呼びが有る場合、つまりステップ4での判別結果が「YES」である場合、主制御装置5は、点検運転準備要求を受信した旨、及び既登録呼びが有る旨を返信した後(ステップ7)、この既登録呼びに対する応答制御を開始し(ステップ8)、全ての既登録呼びに対する応答を完了した時点で、全ての階床の乗場操作盤A1,A2,…,Anの乗場制御装置6に対して応答完了を通知する(ステップ10)。
乗場操作盤A1,A2,…,Anの各乗場制御装置6は、この主制御装置5から既登録呼びがない旨の返信を受信すると、更に、その既登録呼びが自階床又は他階床のうちどちらであるか判別する(ステップ38)。この判別に必要な情報は主制御装置5からの返信に付加されている。
乗場制御装置6は、既登録呼びが自階床のものである場合は、点検運転準備中の第1の乗場表示及び音声案内を行い(ステップ39)、一方、既登録呼びが他階床のものである場合は、点検運転準備中の第2の乗場表示及び音声案内を行う(ステップ40)。
第1の乗場表示及び音声案内のメッセージ内容とは、例えば、「まもなく点検作業が行われますが、現在の乗場呼びは有効ですので、そのままお待ち下さい」などである。また、第2の乗場表示及び音声案内のメッセージ内容とは、例えば、「まもなく点検作業が行われます。他のエレベータを御利用下さい。」とか「まもなく点検作業が行われます。階段を御利用下さい。」というものである。
したがって、例えば、既登録呼びが2階の乗場呼びのみであるとすると、2階の乗場で待っているエレベータ利用者はこの乗場表示及び音声案内により、そのまま待ち続けることができ、現在位置を離れて折角の有効な乗場呼びを無駄にすることがなくなる。また、2階以外の乗場で待っているエレベータ利用者は、直ちに他のエレベータの乗場に移動したり、階段を利用したりできるので、開くはずのないエレベータドアの前で無駄な待ち時間を費やすことがなくなる。
そして、1階の乗場操作盤A1から点検運転準備要求の操作を行った保守作業員も、この乗場表示又は音声案内によって現在点検運転準備中であるから間もなく点検運転を利用した点検作業を開始できるようになるのを知ることができる。
この後、乗場制御装置6は、主制御装置5のステップ10における応答完了通知を受信すると(ステップ41)、上記の点検運転準備中の乗場表示及び音声案内を、点検運転実施中の乗場表示及び音声案内に切り換える(ステップ37)。1階で待機中の保守作業員は、この乗場表示及び音声案内の切り換わりによって、点検運転を利用した点検作業を開始できる状態になったのを知ることができる。
以上説明した実施形態によれば、保守作業員は、乗場操作盤の乗場呼び釦に対して所定の操作を行うことによって点検運転を開始することができる。したがって、従来装置のように、点検運転を開始するためのスイッチを新たに設ける必要はなくなり、コスト的に有利な構成とすることができる。
また、上記実施形態によれば、保守作業員が乗場呼び釦に所定の操作を行うと、直ちに主制御装置が乗場呼びの新規登録を禁止するので、点検作業の開始が遅延するのを回避することができる。
そして、上記実施形態によれば、点検運転準備中と点検運転実施中とを区別して乗場表示又は音声案内しているので、保守作業員は点検作業の開始タイミングを簡単且つ正確に知ることができる。
更に、上記実施形態によれば、点検運転準備中の各階床における乗場表示又は音声案内について、既登録呼びが自階床又は他階床のいずれであるかによって、メッセージ内容を異なるものにしているので各階床の乗場で待つエレベータ利用者に無用の混乱を与えるのを回避することができる。
1:巻上機
2:ロープ
3:乗りかご
4:カウンタウェイト
5:主制御装置
6:乗場制御装置
7:乗場呼び釦
8:乗場表示部
9:乗場スピーカ
A1,A2,…,An:乗場操作盤
M1:通常運転モード
M2:点検運転準備モード
M3:点検運転モード
2:ロープ
3:乗りかご
4:カウンタウェイト
5:主制御装置
6:乗場制御装置
7:乗場呼び釦
8:乗場表示部
9:乗場スピーカ
A1,A2,…,An:乗場操作盤
M1:通常運転モード
M2:点検運転準備モード
M3:点検運転モード
Claims (4)
- 通常運転モード及び点検運転モードに加えて、点検運転準備モードが予め設定されており、この点検運転準備モードでは、各階床の乗場呼びの新規登録を禁止すると共に、既登録の乗場呼び又はかご呼びに対して全て応答した後、前記点検運転モードに移行するようにエレベータを運転制御する、主制御装置と、
乗場呼び釦の所定操作手順によって前記主制御装置に対して点検運転準備モードに入ることを要求し、前記主制御装置がこの要求に基づき点検運転準備モード又は点検運転モードに係る運転制御を行っている間、エレベータは現在それらのモードで運転制御されている旨の乗場表示又は音声案内を行う、各階床の乗場制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータ制御システム。 - 前記主制御装置は、いずれかの階床の乗場制御装置から前記点検運転準備モードの要求が有ったときは直ちに全階床の乗場呼びの新規登録を禁止すると共に、その要求を受信した旨の情報、及び既登録呼びの有無についての情報を全階床の乗場制御装置に対して返信する、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。 - 前記主制御装置は、前記既登録の乗場呼び又はかご呼びに対する応答が全て完了した際に、全階床の乗場制御装置に対して応答完了通知を送信し、
各階床の乗場制御装置は前記応答完了通知を受信した時点で、乗場表示又は音声案内を点検運転準備中から点検運転実施中に切り換える、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。 - 前記各階床の乗場制御装置は、前記既登録の乗場呼びが自階床のものであるか他階床のものであるかを判別し、自階床のものである場合は、エレベータがまもなく到着する旨を乗場表示又は音声案内し、また、他階床のものである場合は、エレベータが到着しない旨を乗場表示又は音声案内する、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。
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