JP5882424B1 - 車椅子兼用エレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】一般利用者用と車椅子利用者との両者が利用可能な車椅子兼用エレベータにおいて、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することが可能な車椅子兼用エレベータを提供する。【解決手段】実施形態によれば車椅子兼用エレベータは、乗りかご内に設置された車椅子利用者専用かご操作盤および車椅子利用者用荷重検知装置と、制御装置とを備える。車椅子利用者用荷重検知装置は、車椅子利用者専用かご操作盤の近傍の車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量を検知する。制御装置は、車椅子利用者専用かご操作盤においてかご呼び操作が行われたことにより乗りかごが目的階に到着したときに、車椅子利用者用荷重検知装置で検知された荷重量が車椅子利用者荷重範囲内であれば、当該乗りかごに車椅子利用者が乗車していると判断して、目的階で乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、車椅子兼用エレベータに関する。
従来、車椅子兼用エレベータには、一般利用者用の操作盤と、車椅子利用者専用の操作盤とが別箇に設置されている。そして、車椅子利用者専用の操作盤で操作が行われた場合には、一般利用者用の操作盤で操作が行われた場合よりもエレベータ扉のドア開時間を長くすることで、車椅子利用者が安全に乗降できるように制御している。
しかし、出勤時間帯等の混雑時には、一般利用者が一般利用者用の操作盤で操作を行うことができずに、車椅子利用者専用の操作盤で操作を行う場合がある。このような場合、一般利用者のみが乗車しているにもかかわらずドア開時間が通常時よりも長くなってしまい、運転効率が低下する場合があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、一般利用者用と車椅子利用者との両者が利用可能な車椅子兼用エレベータにおいて、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することが可能な車椅子兼用エレベータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば車椅子兼用エレベータは、乗りかご内に設置された第1車椅子利用者専用かご操作盤および第2車椅子利用者専用かご操作盤と、第1車椅子利用者用荷重検知装置および第2車椅子利用者用荷重検知装置と、制御装置とを備える。第1車椅子利用者用荷重検知装置は、第1車椅子利用者専用かご操作盤の近傍の床面に予め設定された第1車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量を検知する。第2車椅子利用者用荷重検知装置は、第2車椅子利用者専用かご操作盤の近傍の床面に予め設定された第2車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量を検知する。制御装置は、第1車椅子利用者専用かご操作盤において目的階を指定するかご呼び操作が行われたことにより乗りかごが指定された目的階に到着したときに、第1車椅子利用者用荷重検知装置で検知された荷重量が予め設定された車椅子利用者荷重範囲内であれば、乗りかごに車椅子利用者が乗車していると判断して、指定された目的階で乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御するとともに、第2車椅子利用者専用かご操作盤において目的階を指定するかご呼び操作が行われたことにより乗りかごが指定された目的階に到着したときに、第2車椅子利用者用荷重検知装置で検知された荷重量が予め設定された車椅子利用者荷重範囲内であれば、乗りかごに車椅子利用者が乗車していると判断して、指定された目的階で乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御する。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Aは、図1および図2に示すように、乗りかご10Aと、乗りかご10Aに接続されたエレベータ制御装置20Aとを備える。
乗りかご10A内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1が設置されている。第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む第1車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Aに送信する。
また、乗りかご10A内の第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1の近傍の床面には予め設定された第1車椅子利用者検知エリアX1があり、当該第1車椅子利用者検知エリアX1には、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1が設置されている。第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1は、第1車椅子利用者検知エリアX1にかかる荷重量を検知して、検知した荷重量の情報を含む第1車椅子利用者用荷重検知信号102を生成し、エレベータ制御装置20Aに送信する。
また、乗りかご10Aには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14とが設置されている。
エレベータ制御装置20Aは、図3に示すように、信号入力装置21Aと、演算処理装置22Aと、信号出力装置23Aとを有する。
信号入力装置21Aおよび信号出力装置23Aはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Aは、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1から送信された第1車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Aは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1から送信された第1車椅子利用者用荷重検知信号102を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Aは、信号入力装置21Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Aが目的階に到着し、信号入力装置21Aのレジスタ<3>のデータが“1”であることを検知すると、検知された第1車椅子利用者検知エリアX1にかかる荷重量が、車椅子利用者を検知するために予め設定された車椅子利用者荷重範囲a内であるか否かを判定する。そして、エリアX1の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内であると判定すると、信号出力装置23Aのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Aのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Aは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Aは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Aの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Aの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Aの乗りかご10Aに乗車し、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1の近傍の第1車椅子利用者検知エリアX1に停止して車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1において、操作された目的階の情報を含む第1車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Aに送信される。
エレベータ制御装置20Aの信号入力装置21Aでは、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1から送信された第1車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S1)、信号入力装置21Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Aにおいて第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1で操作が行われたと判断される。
また第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1で操作が行われると、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1において第1車椅子利用者検知エリアX1の荷重量が検知される。そして、検知された荷重量の情報を含む第1車椅子利用者用荷重検知信号102が生成され、エレベータ制御装置20Aに送信される。
エレベータ制御装置20Aの信号入力装置21Aでは、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1から送信された第1車椅子利用者用荷重検知信号102が入力され(S2)、信号入力装置21Aのレジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Aでは、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Aが到着したことを検知すると(S3の「YES」)、信号入力装置21Aのレジスタ<3>のデータが“1”であることから第1車椅子利用者用荷重検知信号102が取得されていることが検知される。そして、当該第1車椅子利用者用荷重検知信号102に含まれる第1車椅子利用者検知エリアX1の荷重量が、車椅子利用者を検知するために予め設定された車椅子利用者荷重範囲a内であるか否かが判定される(S4)。
演算処理装置22Aにおいて、エリアX1の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内であると判定されたとき(S4の「YES」)には、乗りかご10Aに車椅子利用者が乗車していると判断される。そして、信号出力装置23Aのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Aからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Aにより、信号出力装置23Aのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Aからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S5)。
またステップS4においてエリアX1の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内にないと判定されたとき(S4の「NO」)には、乗りかご10Aに車椅子利用者が乗車していないと判断される。そして、信号出力装置23Aのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S6)。
以上の第1実施形態によれば、乗りかご内の車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量に基づいて、乗車している利用者が一般利用者であるか車椅子利用者であるかを判断し、車椅子利用者が確実に乗車していると判断されたときにのみかごドアの開時間を通常よりも長くすることができ、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図5、図6、および図3を参照して説明する。
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図5、図6、および図3を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Bは、図5および図6に示すように、乗りかご10Bと、乗りかご10Bに接続されたエレベータ制御装置20Bとを備える。
乗りかご10Bは、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1が設置された面と異なる側壁に第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2が設置され、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2の近傍の床面に予め設定された第2車椅子利用者検知エリアX2に第2車椅子利用者用荷重検知装置12−2が設置され、これらの装置がエレベータ制御装置20Bに接続されている他は、第1実施形態による車椅子兼用エレベータ1Aの構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明は省略する。
第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む第2車椅子かご呼び入力信号103を生成し、エレベータ制御装置20Bに送信する。
第2車椅子利用者用荷重検知装置12−2は、第2車椅子利用者検知エリアX2にかかる荷重量を検知して、検知した荷重量の情報を含む第2車椅子利用者用荷重検知信号104を生成し、エレベータ制御装置20Bに送信する。
エレベータ制御装置20Bは、図3に示すように、信号入力装置21Bと、演算処理装置22Bと、信号出力装置23Bとを有する。
信号入力装置21Bは、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1から送信された第1車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2から送信された第2車椅子かご呼び入力信号103を入力すると、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Bは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1から送信された第1車椅子利用者用荷重検知信号102を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Bは、レジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更した後、第2車椅子利用者用荷重検知装置12−2から送信された第2車椅子利用者用荷重検知信号104を入力すると、対応するレジスタ<4>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Bは、信号入力装置21Bのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Bが目的階に到着し、信号入力装置21Bのレジスタ<3>のデータが“1”であることを検知すると、検知された第1車椅子利用者検知エリアX1にかかる荷重量が、車椅子利用者を検知するために予め設定された車椅子利用者荷重範囲a内であるか否かを判定する。そして、エリアX1の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内であると判定すると、信号出力装置23Bのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Bのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。また、演算処理装置22Bは、信号入力装置21Bのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Bが目的階に到着し、信号入力装置21Bのレジスタ<4>のデータが“1”であることを検知すると、検知された第2車椅子利用者検知エリアX2にかかる荷重量が、車椅子利用者を検知するために予め設定された車椅子利用者荷重範囲a内であるか否かを判定する。そして、エリアX2の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内であると判定すると、信号出力装置23Bのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Bのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Bは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Bは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Bの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Bの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Bの乗りかご10Bに乗車し、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1の近傍の第1車椅子利用者検知エリアX1に停止して車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作したときには、第1実施形態で説明した場合と同様に、第1車椅子利用者専用かご操作盤11−1、第1車椅子利用者用荷重検知装置12−1、エレベータ制御装置20B、および、ドア駆動装置14において処理が実行される。
また本実施形態において、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Bの乗りかご10Bに乗車し、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2の近傍の第2車椅子利用者検知エリアX2に停止して車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作したときには、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2において、操作された目的階の情報を含む第2車椅子かご呼び入力信号103が生成され、エレベータ制御装置20Bに送信される。
エレベータ制御装置20Bでは、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2から送信された第2車椅子かご呼び入力信号103が入力され(S1)、信号入力装置21Bのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Bのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Bにおいて第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2で操作が行われたと判断される。
また第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2で操作が行われると、第2車椅子利用者用荷重検知装置12−2において第2車椅子利用者検知エリアX2の荷重量が検知される。そして、検知された荷重量の情報を含む第2車椅子利用者用荷重検知信号104が生成され、エレベータ制御装置20Bに送信される。
エレベータ制御装置20Bでは、第2車椅子利用者用荷重検知装置12−2から送信された第2車椅子利用者用荷重検知信号104が入力され(S2)、信号入力装置21Bのレジスタ<4>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Bでは、第2車椅子利用者専用かご操作盤11−2で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Bが到着したことを検知すると(S3の「YES」)、信号入力装置21Bのレジスタ<4>のデータが“1”であることから第2車椅子利用者用荷重検知信号104が取得されていることが検知される。そして、当該第2車椅子利用者用荷重検知信号104に含まれる第2車椅子利用者検知エリアX2の荷重量が、車椅子利用者を検知するために予め設定された車椅子利用者荷重範囲a内であるか否かが判定される(S4)。
演算処理装置22Bにおいて、エリアX2の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内であると判定されたとき(S4の「YES」)には、乗りかご10Bに車椅子利用者が乗車していると判断される。そして、信号出力装置23Bのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Bからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Bにより、信号出力装置23Bのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Bからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S5)。
またステップS4においてエリアX1の荷重量が車椅子利用者荷重範囲a内にないと判定されたとき(S4の「NO」)には、乗りかご10Bに車椅子利用者が乗車していないと判断され、信号出力装置23Bのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Bのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S6)。
以上の第2実施形態によれば、乗りかご内に複数の車椅子利用者専用かご操作盤が設置されているときにも、該当する車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量に基づいて、車椅子利用者が確実に乗車しているか否かをそれぞれ独立して判断し、判断結果によりかごドアの開時間を制御するため、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図7〜図9を参照して説明する。
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図7〜図9を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Cは、図7および図8に示すように、乗りかご10Cと、乗りかご10Cに接続されたエレベータ制御装置20Cとを備える。
乗りかご10C内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に車椅子利用者専用かご操作盤11が設置されている。車椅子利用者専用かご操作盤11内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Cに送信する。
また、乗りかご10Cの床面にはかご内荷重検知装置15が設置されている。かご内荷重検知装置15は、乗りかご10Cにかかる荷重量を検知して、検知した荷重量の情報を含むかご内荷重検知信号105を生成し、エレベータ制御装置20Cに送信する。
また、乗りかご10Cには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14が設置されている。
エレベータ制御装置20Cは、図9に示すように、信号入力装置21Cと、演算処理装置22Cと、信号出力装置23Cとを有する。
信号入力装置21Cおよび信号出力装置23Cはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Cは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Cは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、かご内荷重検知装置15から送信されたかご内荷重検知信号105を入力すると、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Cは、信号入力装置21Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Cが目的階に到着し、信号入力装置21Cのレジスタ<2>のデータが“1”であることを検知すると、乗りかご10Cにかかる荷重量が、予め設定された閾値bを超えているか否かを判定する。そして、乗りかご10Cの荷重量が閾値bを超えていないと判定すると、信号出力装置23Cのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Cのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Cは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Cは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Cの動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Cの動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Cの乗りかご10Cに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Cに送信される。
エレベータ制御装置20Cでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S11)、信号入力装置21Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Cにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
また車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われると、かご内荷重検知装置15において乗りかご10Cにかかる荷重量が検知される。そして、検知された荷重量の情報を含むかご内荷重検知信号105が生成され、エレベータ制御装置20Cに送信される。
エレベータ制御装置20Cでは、かご内荷重検知装置15から送信されたかご内荷重検知信号105が入力され(S12)、信号入力装置21Cのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Cでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Cが到着したことを検知すると(S13の「YES」)、信号入力装置21Cのレジスタ<2>のデータが“1”であることからかご内荷重検知信号105が取得されていることが検知される。そして、当該かご内荷重検知信号105に含まれる乗りかご10Cの荷重量が、車椅子利用者が乗車しているか否かを検知するために予め設定された閾値bを超えているか否かが判定される(S14)。
演算処理装置22Cにおいて、乗りかご10Cの荷重量が閾値bを超えていないと判定されたとき(S14の「NO」)には、乗りかご10Cに車椅子利用者が乗車していると判断される。そして、信号出力装置23Cのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Cからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Cにより、信号出力装置23Cのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Cからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S15)。
またステップS14において乗りかご10Cの荷重量が閾値bを超えていると判定されたとき(S14の「YES」)には、車椅子利用者が乗車していないと判断され、信号出力装置23Cのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S16)。
以上の第3実施形態によれば、混雑することが多いエレベータにおいては、車椅子利用者が乗車しているときには一般利用者のみで混雑しているときよりも荷重量が少なくなるため、乗りかごにかかる荷重量が所定値を超えていないときに車椅子利用者が乗車している可能性があると判断してドア開時間を通常よりも長くし、荷重量が所定値を超えているときには車椅子利用者が確実に乗車していないと判断して通常の戸開時間経過後にかごドアを戸閉させることで、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図11、図12、および図9を参照して説明する。
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図11、図12、および図9を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Dは、図11および図12に示すように、乗りかご10Dと、乗りかご10Dに接続されたエレベータ制御装置20Dとを備える。
乗りかご10D内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に車椅子利用者専用かご操作盤11が設置されている。車椅子利用者専用かご操作盤11内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Dに送信する。
また乗りかご10Dの四隅それぞれの近傍エリアである第1エリア〜第4エリアの床面には、第1エリア荷重検知装置16−1、第2エリア荷重検知装置16−2、第3エリア荷重検知装置16−3、および第4エリア荷重検知装置16−4が設置されている。第1エリア荷重検知装置16−1〜第4エリア荷重検知装置16−4はそれぞれ、第1エリア〜第4エリアにかかる荷重量を検知して、検知した荷重量の情報を含む第1エリア荷重検知信号106−1〜第4エリア荷重検知信号106−4を生成し、エレベータ制御装置20Dに送信する。
また、乗りかご10Dには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14が設置されている。
エレベータ制御装置20Dは、図9に示すように、信号入力装置21Dと、演算処理装置22Dと、信号出力装置23Dとを有する。
信号入力装置21Dおよび信号出力装置23Dはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Dは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Dは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第1エリア荷重検知装置16−1から送信された第1エリア荷重検知信号106−1を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Dは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第2エリア荷重検知装置16−2から送信された第2エリア荷重検知信号106−2を入力すると、対応するレジスタ<4>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Dは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第3エリア荷重検知装置16−3から送信された第3エリア荷重検知信号106−3を入力すると、対応するレジスタ<5>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Dは、レジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更した後、第4エリア荷重検知装置16−4から送信された第4エリア荷重検知信号106−4を入力すると、対応するレジスタ<6>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Dは、信号入力装置21Dのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Dが目的階に到着し、信号入力装置21Dのレジスタ<3>〜レジスタ<6>のデータが“1”であることを検知すると、乗りかご10Dにかかる荷重量に偏りがあるか否かを判定する。そして、乗りかご10Dにかかる荷重量に偏りがあることを検知すると、信号出力装置23Dのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Dのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Dは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Dは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Cの動作について、図13のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Cの動作について、図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Dの乗りかご10Dに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Dに送信される。
エレベータ制御装置20Dでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S21)、信号入力装置21Dのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Dのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Dにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
また車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われると、第1エリア荷重検知装置16−1において乗りかご10Dの第1エリアにかかる荷重量が検知され、第2エリア荷重検知装置16−2において乗りかご10Dの第2エリアにかかる荷重量が検知され、第3エリア荷重検知装置16−3において乗りかご10Dの第3エリアにかかる荷重量が検知され、第4エリア荷重検知装置16−4において乗りかご10Dの第4エリアにかかる荷重量が検知される。そして、各荷重検知装置で検知された荷重量の情報を含む第1エリア荷重検知信号106−1〜第4エリア荷重検知信号106−4が生成され、エレベータ制御装置20Dに送信される。
エレベータ制御装置20Dでは、第1エリア荷重検知装置16−1から送信された第1エリア荷重検知信号106−1が入力され、信号入力装置21Dのレジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。同様に、第2エリア荷重検知装置16−2から送信された第2エリア荷重検知信号106−2が入力され、信号入力装置21Dのレジスタ<4>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。同様に、第3エリア荷重検知装置16−3から送信された第3エリア荷重検知信号106−3が入力され、信号入力装置21Dのレジスタ<5>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。同様に、第4エリア荷重検知装置16−4から送信された第4エリア荷重検知信号106−4が入力され、信号入力装置21Dのレジスタ<6>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される(S22)。
演算処理装置22Dでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Dが到着したことを検知すると(S23の「YES」)、信号入力装置21Dのレジスタ<3>〜<6>のデータが“1”であることから第1エリア荷重検知信号106−1〜第4エリア荷重検知信号106−4が取得されていることが検知される。そして、当該か第1エリア荷重検知信号106−1〜第4エリア荷重検知信号106−4に含まれる各エリアの荷重量に基づいて、乗りかご10Dにかかる荷重量に偏りがあるか否かが判定される(S24)。
演算処理装置22Dにおいて、例えば、4つのエリアの荷重量のうち、1箇所のみに所定値よりも大きい荷重がかかっており、乗りかご10Dにかかる荷重量に偏りがあると判定されたとき(S24の「YES」)には、乗りかご10Dに車椅子利用者が乗車していると判断される。そして、信号出力装置23Dのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Dからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Dにより、信号出力装置23Dのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Dからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S25)。
またステップS24において、例えば、4つのエリアのすべてが所定値を超えておらず所定範囲内にあり、乗りかご10Dにかかる荷重量に偏りがないと判定されたとき(S24の「NO」)には、車椅子利用者が乗車していないと判断され、信号出力装置23Dのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S26)。
以上の第4実施形態によれば、乗りかごの四隅それぞれにかかる荷重量に偏りがないときには一般利用者のみが乗車していると判断して通常通りのドア開時間で制御を行い、偏りがあるときには車椅子利用者が乗車していると判断してドア開時間を通常よりも長くすることで、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第5実施形態》
〈第5実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第5実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図14〜図16を参照して説明する。
〈第5実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第5実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図14〜図16を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Eは、図14および図15に示すように、乗りかご10Eと、乗りかご10Eに接続されたエレベータ制御装置20Eと、エレベータ乗場30Eに設置された一般利用者用乗場操作盤31および車椅子利用者専用乗場操作盤32とを備える。
乗りかご10E内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に車椅子利用者専用かご操作盤11が設置されている。車椅子利用者専用かご操作盤11内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Eに送信する。
また、乗りかご10Eには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14が設置されている。
また一般利用者用乗場操作盤31は上方向乗場呼びボタンおよび下方向乗場呼びボタン(図示せず)を有し、乗場30Eにいる利用者によりいずれかのボタンが操作されると、操作されたボタンで示される方向の情報および操作階を含む一般乗場呼び入力信号301を生成し、エレベータ制御装置20Eに送信する。
また車椅子利用者専用乗場操作盤32は上方向乗場呼びボタンおよび下方向乗場呼びボタン(図示せず)を有し、乗場30Eにいる利用者によりいずれかのボタンが操作されると、操作されたボタンで示される方向の情報および操作階を含む車椅子乗場呼び入力信号302を生成し、エレベータ制御装置20Eに送信する。
エレベータ制御装置20Eは、図16に示すように、信号入力装置21Eと、演算処理装置22Eと、信号出力装置23Eとを有する。
信号入力装置21Eおよび信号出力装置23Eはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Eは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Eは、一般利用者用乗場操作盤31から送信された一般乗場呼び入力信号301を入力すると、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Eは、車椅子利用者専用乗場操作盤32から送信された車椅子乗場呼び入力信号302を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Eは、信号入力装置21Eのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され乗りかご10Fが乗場呼び操作階に到着した後、信号入力装置21Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され、乗りかご10Cが目的階に到着すると、車椅子利用者専用かご操作盤11による操作が行われていても、通常の戸開時間経過後に、信号出力装置23Cのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Eは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Eは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第5実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Eの動作について、図17のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Eの動作について、図17のフローチャートを参照して説明する。
まず、エレベータ乗場30Eにいる利用者が車椅子兼用エレベータ1Eの一般利用者用乗場操作盤31においていずれかの乗場呼びボタンが操作されると(ここでは上方向乗場呼びボタンが操作されたものとする)、操作されたボタンで示される上方向の情報および操作階を含む一般乗場呼び入力信号301が生成され、エレベータ制御装置20Eに送信される。
エレベータ制御装置20Eでは、一般利用者用乗場操作盤31から送信された一般乗場呼び入力信号301が入力され(S31の「YES」)、信号入力装置21Eのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Eのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Eにおいて一般利用者用乗場操作盤31で操作が行われたと判断される。一般利用者用乗場操作盤31で操作が行われたと判断されると、当該上方向乗場呼びボタンの操作に応答して乗りかご10Eが操作階に着床し戸開する。
次に、乗場30Eにいる利用者が乗りかご10Eに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Eに送信される。
エレベータ制御装置20Eでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S32の「YES」)、信号入力装置21Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Eにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断されると、当該操作に応答して乗りかご10Eが目的階に着床する。
当該操作による目的階に乗りかご10Eが到着したことを検知すると(S33の「YES」)、信号出力装置23Eのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Eからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。ここで、当該運転は、乗りかご10E内では車椅子利用者専用かご操作盤11での操作によるかご呼びに応答したものであるが、乗場30Eでは一般利用者用乗場操作盤31での操作により乗場呼びが登録されていたため車椅子利用者ではなく一般利用者が乗車していると判断され、戸開後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S34)。
一方、エレベータ乗場30Eにいる利用者が車椅子兼用エレベータ1Eの車椅子利用者専用乗場操作盤32においていずれかの乗場呼びボタンが操作されると(ここでは上方向乗場呼びボタンが操作されたものとする)、操作されたボタンで示される上方向の情報および操作階を含む車椅子乗場呼び入力信号302が生成され、エレベータ制御装置20Eに送信される。
エレベータ制御装置20Eでは、車椅子利用者専用乗場操作盤32から送信された車椅子乗場呼び入力信号302が入力され(S31の「NO」、S35の「YES」)、信号入力装置21Eのレジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Eのレジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Eにおいて車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断される。車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断されると、当該上方向乗場呼びボタンの操作に応答して乗りかご10Eが操作階に着床する。
次に、乗場30Eにいる利用者が乗りかご10Eに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Eに送信される。
エレベータ制御装置20Eでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S36の「YES」)、信号入力装置21Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Eのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Eにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断されると、当該操作に応答して乗りかご10Eが目的階に着床する。
当該操作による目的階に乗りかご10Eが到着したことを検知すると(S37の「YES」)、信号出力装置23Eのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Eからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。ここで、当該運転は、乗場30Eの車椅子利用者専用乗場操作盤32での操作による乗場呼びに応答し、乗りかご10E内の車椅子利用者専用かご操作盤11での操作によるかご呼びに応答したものであるため、車椅子利用者が乗車していると判断され、通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Eにより、信号出力装置23Eのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Eからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S38)。
以上の第5実施形態によれば、乗りかご内で利用者により車椅子利用者専用かご操作盤が操作された場合であっても、当該利用者が乗車する際の乗場呼びが一般利用者用乗場操作盤で操作されていた場合には、当該利用者は車椅子利用者ではなく一般利用者であると判断して通常時の戸開時間分、戸開することで、不必要な戸開時間の延長を防ぐことができる。
《第6実施形態》
〈第6実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第6実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図18〜図20を参照して説明する。
〈第6実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第6実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図18〜図20を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Fは、図18および図19に示すように、乗りかご10Fと、乗りかご10Fに接続されたエレベータ制御装置20Fとを備える。
乗りかご10F内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に車椅子利用者専用かご操作盤11が設置されている。車椅子利用者専用かご操作盤11内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Fに送信する。
また乗りかご10F内には、かご内を俯瞰する天井位置にかご内カメラ装置17が設置されている。かご内カメラ装置17は、乗りかご10F内を撮影し、生成した撮像情報を解析して乗りかご10F内に車椅子利用者がいるか否かを判定する。その結果、乗りかご10F内に車椅子利用者がいると判定されたときには、かご内車椅子検知信号107を生成し、エレベータ制御装置20Fに送信する。
また、乗りかご10Fには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14が設置されている。
エレベータ制御装置20Fは、図20に示すように、信号入力装置21Fと、演算処理装置22Fと、信号出力装置23Fとを有する。
信号入力装置21Fおよび信号出力装置23Fはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Fは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Fは、かご内カメラ装置17から送信されたかご内車椅子検知信号107を入力すると、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Fは、信号入力装置21Fのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Fが目的階に到着し、信号入力装置21Fのレジスタ<2>のデータが“1”であることを検知すると、信号出力装置23Fのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Fのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Fは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Fは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第6実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Fの動作について、図21のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Fの動作について、図21のフローチャートを参照して説明する。
まず、車椅子利用者が車椅子兼用エレベータ1Fの乗りかご10Fに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Fに送信される。
エレベータ制御装置20Fでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S41)、信号入力装置21Fのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Fのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Fにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
また、かご内カメラ装置17では乗りかご10F内が撮影されており、生成された撮像情報が解析されることにより乗りかご10F内に車椅子利用者がいるか否かが判定される。その結果、乗りかご10F内に車椅子利用者がいると判定されると、かご内車椅子検知信号107が生成され、エレベータ制御装置20Fに送信される。
かご内カメラ装置17からかご内車椅子検知信号107が送信されると、エレベータ制御装置20Fに入力され、信号入力装置21Fのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Fでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Fが到着したことを検知すると(S42の「YES」)、信号入力装置21Fのレジスタ<2>のデータが“1”であることからかご内車椅子検知信号107が受信されていることが検知される(S43の「YES」)。
演算処理装置22Fにおいて、かご内車椅子検知信号107が受信されていることが検知されると、乗りかご10Fに車椅子利用者が乗車していると判断され、信号出力装置23Fのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Fからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Fにより、信号出力装置23Fのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Fからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S44)。
またステップS43において、演算処理装置22Fでかご内車椅子検知信号107が受信されておらず、乗りかご10Fに車椅子利用者が乗車していないと判断されたとき(S43の「NO」)には、信号出力装置23Fのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Fのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S45)。
以上の第6実施形態によれば、乗りかご内を撮影した撮像情報に基づいて、車椅子利用者が確実に乗車していると判断されたときにのみかごドアの開時間を通常よりも長くすることができ、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第7実施形態》
〈第7実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第7実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図18、図22、図20を参照して説明する。
〈第7実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第7実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図18、図22、図20を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Gの構成は、第6実施形態において説明した車椅子兼用エレベータ1Fの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてかご内カメラ装置17は、乗りかご10G内を撮影し、生成した撮像情報を解析して乗りかご10G内に子供がいるか否かを判定する。判定の結果、乗りかご10G内に子供がいることを検知したときには、かご内子供検知信号108を生成し、エレベータ制御装置20Gに送信する。
また本実施形態においてエレベータ制御装置20Gは、図20に示すように、信号入力装置21Gと、演算処理装置22Gと、信号出力装置23Gとを有する。
信号入力装置21Gおよび信号出力装置23Gはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Gは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Gは、かご内カメラ装置17から送信されたかご内子供検知信号108を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Gは、信号入力装置21Gのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Gが目的階に到着し、信号入力装置21Gのレジスタ<3>のデータが“1”であることを検知すると、信号出力装置23Gのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Gのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
〈第7実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Gの動作について、図23のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Gの動作について、図23のフローチャートを参照して説明する。
まず、利用者が車椅子兼用エレベータ1Gの乗りかご10Gに乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Gに送信される。
エレベータ制御装置20Gでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S51)、信号入力装置21Gのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Gのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Gにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
また、かご内カメラ装置17では乗りかご10G内が撮影されており、生成された撮像情報が解析されることにより乗りかご10G内に子供がいることが検知されると、かご内子供検知信号108が生成され、エレベータ制御装置20Gに送信される。利用者が子供であるか否かは、当該撮像情報の解析により推定した利用者の身長から判断される。
かご内カメラ装置17からかご内子供検知信号108が送信されると、エレベータ制御装置20Gに入力され、信号入力装置21Gのレジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Gでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Gが到着したことを検知すると(S52の「YES」)、信号入力装置21Gのレジスタ<3>のデータが“1”であることからかご内子供検知信号108が受信されていることが検知される(S53の「YES」)。
演算処理装置22Gにおいて、かご内子供検知信号108が受信されていることが検知されると、乗りかご10Gに子供が乗車していると判断され、信号出力装置23Gのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Gからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。その後、子供が乗車しているため通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Gにより、信号出力装置23Gのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Gからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S54)。
またステップS53において、演算処理装置22Gでかご内子供検知信号108が受信されておらず、乗りかご10Gに子供が乗車していないと判断されたとき(S53の「NO」)には、信号出力装置23Gのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Gのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S55)。
以上の第7実施形態によれば、乗りかご内を撮影した撮像情報に基づいて、子供が乗車していると判断されたときにかごドアの開時間を通常よりも長くすることができ、利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第8実施形態》
〈第8実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第8実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図24〜図26を参照して説明する。
〈第8実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第8実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図24〜図26を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Hは、図24および図25に示すように、乗りかご10Hと、乗りかご10Hに接続されたエレベータ制御装置20Hと、エレベータ乗場30Hに設置された一般利用者用乗場操作盤31、車椅子利用者専用乗場操作盤32、および乗場カメラ装置33とを備える。
乗りかご10H内の側壁には、一般利用者用の操作盤(図示せず)とは別個に車椅子利用者専用かご操作盤11が設置されている。車椅子利用者専用かご操作盤11内には車椅子利用者専用の目的階操作ボタン(図示せず)が設けられ、当該目的階操作ボタンが操作されると、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101を生成し、エレベータ制御装置20Hに送信する。
また、乗りかご10Hには、かごドア13と、かごドア13の戸開閉を駆動するドア駆動装置14が設置されている。
また一般利用者用乗場操作盤31は上方向乗場呼びボタンおよび下方向乗場呼びボタン(図示せず)を有し、乗場30Hにいる利用者によりいずれかのボタンが操作されると、操作されたボタンで示される方向の情報を含む一般乗場呼び入力信号301を生成し、エレベータ制御装置20Hに送信する。
また車椅子利用者専用乗場操作盤32は上方向乗場呼びボタンおよび下方向乗場呼びボタン(図示せず)を有し、乗場30Hにいる利用者によりいずれかのボタンが操作されると、操作されたボタンで示される方向の情報および操作階を含む車椅子乗場呼び入力信号302を生成し、エレベータ制御装置20Hに送信する。
乗場カメラ装置33は、乗場30H内を撮影し、生成した撮像情報を解析して乗場30H内に車椅子利用者がいるか否かを判定する。判定の結果、乗場30H内に車椅子利用者がいることを検知したときには、乗場車椅子検知信号303を生成し、エレベータ制御装置20Hに送信する。
エレベータ制御装置20Hは、図26に示すように、信号入力装置21Hと、演算処理装置22Hと、信号出力装置23Hとを有する。
信号入力装置21Hおよび信号出力装置23Hはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Hは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Hは、車椅子利用者専用乗場操作盤32から送信された車椅子乗場呼び入力信号302を入力すると、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Hは、乗場カメラ装置33から送信された乗場車椅子検知信号303を入力すると、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Hは、信号入力装置21Hのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更されて乗りかご10Hが乗場呼び操作階に到着した後、信号入力装置21Hのレジスタ<3>のデータが“1”であることを検知し、さらに信号入力装置21Hのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されて乗りかご10Hが目的階に到着すると、信号出力装置23Hのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Hのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Hは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸開させるためのドア開信号201を、ドア駆動装置14に送信する。また信号出力装置23Hは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、かごドア13を戸閉させるためのドア閉信号202を、ドア駆動装置14に送信する。
〈第8実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Hの動作について、図27のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Hの動作について、図27のフローチャートを参照して説明する。
まず、エレベータ乗場30Hにいる利用者が車椅子兼用エレベータ1Hの車椅子利用者専用乗場操作盤32においていずれかの乗場呼びボタンが操作されると(ここでは上方向乗場呼びボタンが操作されたものとする)、操作されたボタンで示される上方向の情報および操作階を含む車椅子乗場呼び入力信号302が生成され、エレベータ制御装置20Hに送信される。
エレベータ制御装置20Hでは、車椅子利用者専用乗場操作盤32から送信された車椅子乗場呼び入力信号302が入力され(S61の「YES」)、信号入力装置21Hのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Hのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Hにおいて車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断される。車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断されると、当該上方向乗場呼びボタンの操作に応答して乗りかご10Hが車椅子乗場呼びの操作階に到着する(S62)。
また、乗場カメラ装置33では乗場30Hが撮影されており、生成された撮像情報が解析されることにより乗場30Hに車椅子利用者がいることが検知されると、乗場車椅子検知信号303が生成され、エレベータ制御装置20Hに送信される。
乗場カメラ装置33から乗場車椅子検知信号303が送信されると、エレベータ制御装置20Hに入力され、信号入力装置21Hのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Hでは、車椅子乗場呼びの操作階に乗りかご10Hが到着したときに、信号入力装置21Hのレジスタ<2>のデータが“1”であることから乗場車椅子検知信号303が受信されていることが検知される(S63の「YES」)。
演算処理装置22Hにおいて、乗場車椅子検知信号303が受信されていることが検知されると、乗場30Hに車椅子利用者がいると判断され、その後、着床した乗りかご10Hに車椅子利用者が乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Hに送信される。
エレベータ制御装置20Hでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S64)、信号入力装置21Hのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Hのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Hにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
演算処理装置22Hでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Hが到着したことを検知すると(S65の「YES」)、信号出力装置23Hのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Hからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。車椅子利用者の降車のために通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Hにより、信号出力装置23Hのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Hからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S66)。
またステップS63において、演算処理装置22Hで乗場車椅子検知信号303が受信されておらず、乗場30Hに車椅子利用者がいないと判断されたとき(S63の「NO」)には、その後乗りかご10Hに乗り込んだ利用者により車椅子利用者専用かご操作盤11または一般利用者用かご操作盤において目的階操作ボタンが操作されて(S67の「YES」)目的階に到着したときに(S68の「YES」)、戸開時間は延長されず、信号出力装置23Hのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Hのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S69)。
以上の第8実施形態によれば、乗場を撮影した撮像情報に基づいて、車椅子利用者が乗車したと判断されたときにのみかごドアの開時間を通常よりも長くすることができ、車椅子利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第9実施形態》
〈第9実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第9実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図24、図28、図26を参照して説明する。
〈第9実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第9実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成について、図24、図28、図26を参照して説明する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Iの構成は、第6実施形態において説明した車椅子兼用エレベータ1Hの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において乗場カメラ装置33は、乗場30Iを撮影し、生成した撮像情報を解析して乗場30I内に子供がいるか否かを判定する。判定の結果、乗場30Iに子供がいることを検知したときには、乗場子供検知信号304を生成し、エレベータ制御装置20Iに送信する。
また本実施形態においてエレベータ制御装置20Iは、図26に示すように、信号入力装置21Iと、演算処理装置22Iと、信号出力装置23Iとを有する。
信号入力装置21Iおよび信号出力装置23Iはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置21Iは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101を入力すると、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また、信号入力装置21Iは、乗場カメラ装置33から送信された乗場子供検知信号304を入力すると、対応するレジスタ<4>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置22Iは、信号入力装置21Iのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更された後、乗りかご10Iが目的階に到着し、信号入力装置21Iのレジスタ<4>のデータが“1”であることを検知すると、信号出力装置23Iのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更し、通常時よりも長い時間戸開させた後に、信号出力装置23Iのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。
〈第9実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Iの動作について、図29のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態によるエレベータ制御装置20Iの動作について、図29のフローチャートを参照して説明する。
まず、エレベータ乗場30Iにいる利用者が車椅子兼用エレベータ1Iの車椅子利用者専用乗場操作盤32においていずれかの乗場呼びボタンが操作されると(ここでは上方向乗場呼びボタンが操作されたものとする)、操作されたボタンで示される上方向の情報および操作階を含む車椅子乗場呼び入力信号302が生成され、エレベータ制御装置20Iに送信される。
エレベータ制御装置20Iでは、車椅子利用者専用乗場操作盤32から送信された車椅子乗場呼び入力信号302が入力され(S71の「YES」)、信号入力装置21Iのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Iのレジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Iにおいて車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断される。車椅子利用者専用乗場操作盤32で操作が行われたと判断されると、当該上方向乗場呼びボタンの操作に応答して乗りかご10Iが車椅子乗場呼びの操作階に到着する(S72)。
また、乗場カメラ装置33では乗場30Iが撮影されており、生成された撮像情報が解析されることにより乗場30Iに子供がいることが検知されると、乗場子供検知信号304が生成され、エレベータ制御装置20Iに送信される。
乗場カメラ装置33から乗場子供検知信号304が送信されると、エレベータ制御装置20Iに入力され、信号入力装置21Iのレジスタ<4>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。
演算処理装置22Iでは、車椅子乗場呼びの操作階に乗りかご10Iが到着したときに、信号入力装置21Iのレジスタ<4>のデータが“1”であることから乗場子供検知信号304が受信されていることが検知される(S73の「YES」)。
演算処理装置22Iにおいて、乗場子供検知信号304が受信されていることが検知されると、乗場30Iに子供がいると判断され、その後、着床した乗りかご10Iに子供が乗車し車椅子利用者専用の目的階操作ボタンを操作すると、車椅子利用者専用かご操作盤11において、操作された目的階の情報を含む車椅子かご呼び入力信号101が生成され、エレベータ制御装置20Iに送信される。
エレベータ制御装置20Iでは、車椅子利用者専用かご操作盤11から送信された車椅子かご呼び入力信号101が入力され(S74)、信号入力装置21Iのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更され記憶される。信号入力装置21Iのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置22Iにおいて車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断される。
演算処理装置22Iでは、車椅子利用者専用かご操作盤11で操作が行われたと判断した後、当該操作による目的階に乗りかご10Iが到着したことを検知すると(S75の「YES」)、信号出力装置23Iのドア開信号に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更され、信号出力装置23Iからドア開信号201がドア駆動装置14に送信されて、かごドア13が戸開される。その後、子供が乗車しているため通常時よりも長い時間戸開させた後に、演算処理装置22Iにより、信号出力装置23Iのドア閉信号に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。これにより、信号出力装置23Iからドア閉信号202がドア駆動装置14に送信され、かごドア13が戸閉される(S76)。
またステップS73において、演算処理装置22Iで乗場子供検知信号304が受信されておらず、乗場30Iに子供がいないと判断されたとき(S73の「NO」)には、その後乗りかご10Iに乗り込んだ利用者により車椅子利用者専用かご操作盤11または一般利用者用かご操作盤において目的階操作ボタンが操作されて(S77の「YES」)目的階に到着したときに(S78の「YES」)、戸開時間は延長されない。信号出力装置23Iのレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸開された後、通常の戸開時間経過後に信号出力装置23Iのレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されてかごドア13が戸閉される(S79)。
以上の第9実施形態によれば、乗場を撮影した撮像情報に基づいて、子供が乗車したと判断されたときにかごドアの開時間を通常よりも長くすることができ、利用者の利便性を保ちつつ、運転効率を低下させずに運転することができる。
《第10実施形態》
〈第10実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第10実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータ1Jの構成は、第1実施形態〜第9実施形態で説明した車椅子兼用エレベータ1A〜1Iのいずれかと同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
〈第10実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第10実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータ1Jの構成は、第1実施形態〜第9実施形態で説明した車椅子兼用エレベータ1A〜1Iのいずれかと同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態による車椅子兼用エレベータ1Jは、同一の建物内に設置された少なくともの1台の他のエレベータとともに群管理制御装置40に接続されて群管理されている。当該他のエレベータは、車椅子兼用エレベータでも一般利用者用エレベータでもどちらでもよい。
本実施形態においてエレベータ制御装置20Jの演算処理装置22Jは、車椅子兼用エレベータ1A〜1Iにおいて戸開時間を通常よりも長くするよう制御したときに、ドア開時間延長の有無を示すレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Jは、図30に示すように、レジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変わったことを検知すると、ドア開時間を延長したことを示すドア開時間延長信号203を生成して群管理制御装置40に送信する。
〈第10実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
本実施形態によるエレベータ制御装置20Jでは、第1実施形態〜第9実施形態で説明したいずれかのエレベータ制御装置20A〜20Iにおいて、通常時よりも長く乗りかごを戸開するよう制御されたときに、エレベータ制御装置20Jの演算処理装置22Jにより、信号出力装置23Jのドア開時間延長の有無を示すレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更される。
本実施形態によるエレベータ制御装置20Jでは、第1実施形態〜第9実施形態で説明したいずれかのエレベータ制御装置20A〜20Iにおいて、通常時よりも長く乗りかごを戸開するよう制御されたときに、エレベータ制御装置20Jの演算処理装置22Jにより、信号出力装置23Jのドア開時間延長の有無を示すレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置23Jのレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されると、ドア開時間延長信号203が生成され、群管理制御装置40に送信される。
群管理制御装置40では、車椅子兼用エレベータ1Jからドア開時間延長信号203を受信してから所定時間以内に、いずれかの階床の乗場で乗場呼びが発生したときに、当該車椅子兼用エレベータ1Jにおいてドア開時間を延長するように制御されていることを考慮して、乗場の利用者の待ち時間が最短となる乗りかごが、発生した乗場呼びに対し割り当てられる。
以上の第10実施形態によれば、車椅子兼用エレベータを含む複数台のエレベータが群管理されているときに、車椅子兼用エレベータで実行されるドア開時間延長処理を考慮して、乗場呼びに対する最適な乗りかごの割り当て処理を行うため、運転効率を向上させることができる。
《第11実施形態》
〈第11実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第11実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータ1Kの構成は、乗りかご内にかご出力装置であるかご内スピーカ18を有し、乗場に乗場出力装置である乗場スピーカ34を有する他は、第1実施形態〜第9実施形態で説明した車椅子兼用エレベータ1A〜1Iのいずれかと同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
〈第11実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの構成〉
本発明の第11実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータ1Kの構成は、乗りかご内にかご出力装置であるかご内スピーカ18を有し、乗場に乗場出力装置である乗場スピーカ34を有する他は、第1実施形態〜第9実施形態で説明した車椅子兼用エレベータ1A〜1Iのいずれかと同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置20Kの演算処理装置22Kは、戸開時間を通常よりも長くするように制御したときに、かご内スピーカ18への音声出力の要否を示すレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更するとともに、乗場スピーカ34への音声出力の要否を示すレジスタ<3>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置23Kは、図31に示すように、レジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変わったことを検知すると、車椅子利用者が降車することを示す音声情報を出力させるためのかご内スピーカ信号204を生成して、かご内スピーカ18に送信する。また信号出力装置23Kは、レジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変わったことを検知すると、車椅子利用者が降車することを示す音声情報を出力させるための乗場スピーカ信号205を生成して、乗場スピーカ34に送信する。
〈第11実施形態によるエレベータ制御装置を利用した車椅子兼用エレベータの動作〉
本実施形態によるエレベータ制御装置20Kでは、第1実施形態〜第9実施形態で説明したいずれかのエレベータ制御装置20A〜20Iにおいて、通常時よりも長く乗りかごを戸開するよう制御されたときに、エレベータ制御装置20Kの演算処理装置22Kにより、信号出力装置23Kのかご内スピーカ18への音声出力の要否を示すレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されるとともに、乗場スピーカ34への音声出力の要否を示すレジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変更される。
本実施形態によるエレベータ制御装置20Kでは、第1実施形態〜第9実施形態で説明したいずれかのエレベータ制御装置20A〜20Iにおいて、通常時よりも長く乗りかごを戸開するよう制御されたときに、エレベータ制御装置20Kの演算処理装置22Kにより、信号出力装置23Kのかご内スピーカ18への音声出力の要否を示すレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されるとともに、乗場スピーカ34への音声出力の要否を示すレジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置23Kのレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されると、かご内スピーカ信号204が生成され、かご内スピーカ18に送信される。また、信号出力装置23Kのレジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変更されると、乗場スピーカ信号205が生成され、乗場スピーカ34に送信される。
かご内スピーカ18では、エレベータ制御装置からかご内スピーカ信号204を受信すると、かご内スピーカ18から、車椅子利用者が降車することを報知する音声情報を出力する。また、乗場スピーカ34では、エレベータ制御装置から乗場スピーカ信号205を受信すると、乗場スピーカ34から、車椅子利用者が降車することを報知する音声情報を出力する。
以上の第11実施形態によれば、車椅子利用者が乗りかごから降車する際に他の利用者に対してこれを報知することができ、乗降がスムーズになりエレベータの運転効率を向上させることができる。
なお、第11実施形態において、車椅子利用者が乗りかごから降車する際に、これを報知するテキスト情報を乗りかご内の表示装置や乗場の表示装置に表示させることで、他の利用者に知らせるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A〜1K…車椅子兼用エレベータ、10A〜10K…乗りかご、11,11−1,11−2…車椅子利用者専用かご操作盤、12−1…第1車椅子利用者用荷重検知装置、12−2…第2車椅子利用者用荷重検知装置、13…かごドア、14…ドア駆動装置、15…かご内荷重検知装置、16−1…第1エリア荷重検知装置、16−2…第2エリア荷重検知装置、16−3…第3エリア荷重検知装置、16−4…第4エリア荷重検知装置、17…かご内カメラ装置、18…かご内スピーカ、20A〜20K…エレベータ制御装置、21A〜21I…信号入力装置、22A〜22K…演算処理装置、23A〜23K…信号出力装置、30E,30H,30I…エレベータ乗場、31…一般利用者用乗場操作盤、32…車椅子利用者専用乗場操作盤、33…乗場カメラ装置、34…乗場スピーカ、40…群管理制御装置、101…第1車椅子かご呼び入力信号、102…第1車椅子利用者用荷重検知信号、103…第2車椅子かご呼び入力信号、104…第2車椅子利用者用荷重検知信号、105…かご内荷重検知信号、106−1…第1エリア荷重検知信号、106−2…第2エリア荷重検知信号、106−3…第3エリア荷重検知信号、106−4…第4エリア荷重検知信号、107…かご内車椅子検知信号、108…かご内子供検知信号、201…ドア開信号、202…ドア閉信号、203…ドア開時間延長信号、204…かご内スピーカ信号、205…乗場スピーカ信号、301…一般乗場呼び入力信号、302…車椅子乗場呼び入力信号、303…乗場車椅子検知信号、304…乗場子供検知信号
Claims (3)
- 建物内に設置された車椅子兼用エレベータにおいて、
前記車椅子兼用エレベータの乗りかご内に設置された第1車椅子利用者専用かご操作盤および第2車椅子利用者専用かご操作盤と、
前記乗りかご内の前記第1車椅子利用者専用かご操作盤の近傍の床面に予め設定された第1車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量を検知する第1車椅子利用者用荷重検知装置と、
前記乗りかご内の前記第2車椅子利用者専用かご操作盤の近傍の床面に予め設定された第2車椅子利用者検知エリアにかかる荷重量を検知する第2車椅子利用者用荷重検知装置と、
前記第1車椅子利用者専用かご操作盤において目的階を指定するかご呼び操作が行われたことにより前記乗りかごが指定された目的階に到着したときに、前記第1車椅子利用者用荷重検知装置で検知された荷重量が予め設定された車椅子利用者荷重範囲内であれば、前記乗りかごに車椅子利用者が乗車していると判断して、前記指定された目的階で前記乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御するとともに、
前記第2車椅子利用者専用かご操作盤において目的階を指定するかご呼び操作が行われたことにより前記乗りかごが指定された目的階に到着したときに、前記第2車椅子利用者用荷重検知装置で検知された荷重量が予め設定された車椅子利用者荷重範囲内であれば、前記乗りかごに車椅子利用者が乗車していると判断して、前記指定された目的階で前記乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする車椅子兼用エレベータ。 - 前記建物内に設置された他のエレベータとともに群管理制御装置に接続され、
前記制御装置は、前記目的階で前記乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御したときに、当該制御を考慮して群管理を実行させるために、前記かごドアの戸開時間を延長したことを示すドア開時間延長信号を、前記群管理制御装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の車椅子兼用エレベータ。 - 前記車椅子兼用エレベータの乗りかごに設置されたかご出力装置、および前記車椅子兼用エレベータの乗場に設置された乗場出力装置の少なくとも一方に接続され、
前記制御装置は、前記目的階で前記乗りかごのかごドアを通常時よりも長い時間戸開させるように制御したときに、前記かご出力装置、および前記乗場出力装置の少なくとも一方から、車椅子利用者が降車することを示す報知情報を出力させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車椅子兼用エレベータ。
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