JP2010030776A - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子利用者が専用操作盤を使用すると、より安全なオペレーションに切換えられ、車椅子利用者以外の人が車椅子利用者用の専用操作盤を使用しても通常のオペレーションを維持することにより、安全で、しかも不必要な遅れの生じることのない最適な運転を可能とするエレベータシステムを提供する。
【解決手段】エレベータかごの出入口部に設けられたセンサー12,13を有し、このエレベータかごに対する車椅子の進入及び退出を検知装置71により検知する。検知された進入件数と退出件数とからカウンター72によりエレベータかご内における車椅子の存在台数を計数する。計数値によりエレベータかご内に車椅子が1台以上存在すると判断された場合は、制御手段73によりエレベータのオペレーションを車椅子用のオペレーションに切換える。
【選択図】図7
【解決手段】エレベータかごの出入口部に設けられたセンサー12,13を有し、このエレベータかごに対する車椅子の進入及び退出を検知装置71により検知する。検知された進入件数と退出件数とからカウンター72によりエレベータかご内における車椅子の存在台数を計数する。計数値によりエレベータかご内に車椅子が1台以上存在すると判断された場合は、制御手段73によりエレベータのオペレーションを車椅子用のオペレーションに切換える。
【選択図】図7
Description
本発明は、車椅子利用者の乗降に適したオペレーションへの切換えが可能なエレベータシステムに関する。
従来、車椅子兼用のエレベータでは、エレベータホールに、通常の乗場操作盤と車椅子利用者用の乗場操作盤とを設け、また、かご内にも主操作盤と共に車椅子利用者用操作盤を設置している。車椅子利用者は、エレベータホールにおいてこの車椅子専用ボタンの乗場呼び、または、かご内において車椅子利用者用操作盤により行き先階呼びを登録する。これらの操作により、車椅子利用者用のオペレーションが働き、ドア開時間の延長や、ランニングドアオープン(かごが目的階の数十ミリメートル手前に近づいたら、かごの扉を開き始めること)の禁止など、車椅子利用者が安全に乗降できるオペレーションが行われる。
これら、エレベータホールやかご内に設けられた車椅子利用者用操作盤は、通常の操作盤と比べて床から低い位置に設置されていて、車椅子利用者が操作し易いようになっている。このような車椅子利用者用操作盤は、車椅子利用者以外の人も操作することが可能である。例えば、かご内が満員で主操作盤から離れた位置からボタンを押そうとするが届かず、かご内の側面にある車椅子利用者用操作盤が近い位置にあるため、押してしまう場合や、背の小さい子供が手に届く高さにあるため、車椅子利用者用操作盤を押してしまう場合である。
このように、車椅子利用者以外の人が車椅子利用者用操作盤を使用する場合が多く見られるが、この場合、エレベータのオペレーションが車椅子利用者用のオペレーションに自動的に切換ってしまう。車椅子利用者用のオペレーションは、通常のオペレーションに比べ、より安全性を高めるため、ドア開時間の延長やランニングドアオープンの禁止などの方策がとられている。このため、通常の運転よりも時間がかかり、待ち時間が増え、その結果、利用者に不便な思いをさせてしまう。
このような問題に対し、エレベータかごの床に車椅子を検出する装置を設け、検出時のみ車椅子用操作盤の登録が有効になる装置が提案されている(特許文献1参照)。
実公平6−46930号公報
しかし、前記提案では車椅子の検出手段が明確ではなく、公報を見た限りでは、車椅子が、かご内の床面に設置したセンサー上に正しく載置させない限り、車椅子がかご内に位置することを検出することができない。しかし、実際の運用において車椅子を決められた位置に正しく載置させることは難しく、実用的ではない。また車椅子利用者以外の人が車椅子利用者用操作盤を使用した場合は呼びが登録されないため、何も知らないエレベータ利用者は故障と間違ってしまう。
本発明の目的は、車椅子利用者が車椅子利用者用操作盤を使用すると、より安全なオペレーションに切換えられ、車椅子利用者以外の人が車椅子利用者用操作盤を使用しても通常のオペレーションを維持することにより、安全で、しかも不必要な遅れの生じることのない最適な運転を可能とするエレベータシステムを提供することにある。
本発明によるエレベータシステムは、エレベータかごの出入口部に設けられたセンサーを有し、このセンサーからの出力によりエレベータかごに対する車椅子の進入及び退出を検知する検知装置と、この検知装置により検知された進入数と退出数とからエレベータかご内における前記車椅子の存在台数を計数するカウンターと、このカウンターの計数値によりエレベータかご内に車いすが1台以上存在すると判断された場合は、エレベータのオペレーションを通常のオペレーションより安全側に設定された車椅子用のオペレーションに切換える制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明では、前記エレベータ乗りかご内には、車いす利用者が操作可能な車椅子利用者用操作盤が設けられており、前記制御手段は、このかご内車椅子利用者用操作盤が操作された場合、前記カウンターの計数値がエレベータかご内に車椅子存在していないことを表している場合は、前記車椅子用のオペレーションへは切換えない用に構成されている。
また、本発明では、前記センサーは、エレベータかごの出入口部における奥行き方向の前後に配置された踏み圧検知式の2つのセンサーを用い、前記検知装置は、この2つのセンサーの踏み圧検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、車椅子のエレベータかごに対する進入及び退出を検知する。
また、本発明では、前記センサーに、エレベータかごの出入口部における奥行き方向の前後に配置され、エレベータかごの床板の撓みを検知する2つのセンサーを用い、前記検知装置は、この2つのセンサーの撓み検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、車椅子のエレベータかごに対する進入及び退出を検知する用に構成してもよい。
また、本発明では、前記制御手段は、エレベータかご内に車椅子が存在していると判断した場合、かご内に設置の車椅子マークを点灯させるとよい。
さらに、本発明では、前記制御手段は、エレベータかご内に車椅子が存在していると判断した場合、車椅子呼び登録が可能である内容の音声アナウンスをするようにしてもよい。
本発明によれば、エレベータかごに対する車椅子の進入、退出を検知して、車椅子がエレベータかご内に存在しているか否かを確実にとらえるので、車椅子利用者に対しては、より安全なオペレーションに切換えられ、車椅子利用者以外の人に対しては通常のオペレーションを維持することにより、安全で、しかも不必要な遅れの生じることのない最適な運転が可能となる。
以下、本発明に係るエレベータシステムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、このエレベータシステムに用いられるエレベータかご11を、その天井部を取外して上方から見た図である。このエレベータかご11は、図示しない昇降路内に昇降可能に設けられており、図示しない釣合い重りとの間に設けられた主ロープにより駆動シーブを介して吊支され、図示しない駆動モータにより昇降駆動される。このエレベータかご11の出入口には、開閉可能なかごドア14が設けられ、エレベータホール側に設けられたホールドアと共に、図示しないドア開閉制御装置により開閉駆動される。
エレベータかご11は、昇降路上部の機械室などに設けられた図示しない主制御装置により、乗客の呼び階又は目的階等の所定階に移動するように、駆動モータにより運転制御される。上記目的階を指示するために、エレベータかご11内には、かご内操作盤54と、かご内車椅子利用者用操作盤51とが設けられている。また、乗客が乗場呼びを行うために、エレベータホールには、乗場呼び操作盤61、及び乗場車椅子利用者用操作盤62がそれぞれ設置されている。
かご内操作盤54は、一般乗客がエレベータ乗りかごの行先階を指示したり、扉の開閉操作を行うための操作盤であり、図示しないがそれらの操作ボタンが配列されており、エレベータかご内11内の出入口の脇部に所定の高さで設置されている。これに対し、かご内車椅子利用者用操作盤51は、車椅子利用者が、エレベータかご11内において、その行先階を指示したり、扉の開閉操作を行うための操作盤であり、エレベータかご11内側面の、車椅子利用者が操作可能な比較的低い位置に設けられている。このかご内車椅子利用者用操作盤51には、図5で示すように、階床呼びボタン52a〜e及び車椅子マーク53が設けられている。このほか、図5ではドア開閉操作ボタンや階床及び昇降方向の表示器などが設けられている。
乗場呼び操作盤61は、エレベータホールに設置され、一般乗客が操作するもので、図6で示すように、階床表示器や呼びボタンを有する一般的な構成である。乗場車椅子利用者用操作盤62は、車椅子利用者がエレベータホールにおいてエレベータかご11を呼び操作するために用いられるもので、車椅子利用者が操作可能な比較的低い位置に設けられており、その表面には、車椅子マーク63及び呼びボタン64a,64bがそれぞれ設けられている。
エレベータかご11の出入口部、すなわち、エレベータかご11の床面の、かごドア14により開閉される出入口近くの部分に、図1及び図2で示すように、エレベータかご11の奥行き方向の前後に、2つのセンサー12,13を配置している。これらセンサー12,13は、それぞれ踏み圧検知式のもので、図1で示すように、エレベータかご11に対する車椅子16の進入又は退出に伴い、その左右の車輪16bと確実に接するように、図1で示すように左右2組(12a,13a及び12b、13b)設けられている。そして、これら車輪16bにより、踏まれることにより信号を出力する。
これらセンサー12,13は、その踏み圧検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、エレベータかご11に対する車椅子16の進入及び退出を検知するために用いられる。以下、車椅子16の進入及び退出を検知して、エレベータのオペレーションを切り換える制御部の構成を、図7を参照しながら説明する。
この制御部は、センサー12,13からの検知信号を入力する検知装置71、この検知装置の出力に応動するカウンター72、このカウンター72による計数値及び前記かご内車椅子利用者用操作盤51の操作結果を条件にエレベータのオペレーションを切換える制御手段73を有する。
検知装置71は、図1、図2で示した踏み圧検知式の2つのセンサー12,13からの検出信号を入力し、その踏み圧検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、エレベータかご11に対する車椅子16の進入及び退出を検知する。例えば、車椅子16が、エレベータホールからエレベータかご11内に進入する場合は、図2で示すように、車輪16bにより、先ず、センサー12が踏まれ、次に、センサー13が踏まれる。このため、これらの踏み圧検知出力は、図3で示すように、センサー12の検知出力31がまず立ち上がる。その後、車椅子16の進入に伴い、センサー13の検知出力32が立ち上がり、しばらくの間、両検知出力はラップする。すなわち、同時出力タイミングが生じる。さらに、車椅子16の進入が継続すると、センサー12の検知出力31がまず立ち下がり、その後、センサー13の検知出力32が立ち下がる。車椅子16が、エレベータかご11内からエレベータホールへ退出する場合は、センサー12,13からの踏み圧検知出力の出力順序は、上述した進入時と逆になる。
検知装置71は、上述した2つのセンサー12,13からの検出信号の踏み圧検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、エレベータかご11に対する車椅子16の進入及び退出を検知する。
カウンター72は、この検知装置71により検知されたエレベータかご11に対する車椅子16の進入数と退出数とからエレベータかご内における前記車椅子の存在台数を計数する。すなわち、カウンター72は、検知装置71が車椅子16の進入を検知した場合は、カウンター値を「1」加算し、反対に検知装置71が車椅子の退出を検知した場合はカウンター値を「1」減算する。したがって、カウンター値が「1」以上の場合は、エレベータかご11内に車椅子16が存在することを表し、カウンター値が「0」の場合は、エレベータかご11内に車椅子16が存在しないことを表している。
制御手段73は、このカウンター72の計数値によりエレベータかご11内に車いすが1台以上存在すると判断された場合は、かご内車椅子利用者用操作盤51が操作されたことにより、エレベータのオペレーションを通常のオペレーションより安全側に設定された車椅子用のオペレーション、すなわち、ドア開時間の延長やランニングドアオープンの禁止など、への切換え指令を出力する。なお、制御手段73は、かご内車椅子利用者用操作盤51が操作された場合でも、カウンター72の計数値がエレベータかご11内に車椅子存在していないことを表している(カウント「0」)場合は、車椅子用のオペレーションへの切換えは指令しない。
次に、この実施の形態の全体動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。先ず、初期状態において、カウンター72の計数値を最初に「0」に設定する(ステップ801)。この状態で、エレベータホールに設置の車椅子専用呼びボタン64a又は64bが押され、呼びが入力される(ステップ802)。この呼びに応じてエレベータかご11が移動し、任意の階床に到着すると(ステップ803)、エレベータかご11のかごドア14及び到着階床のホールドア15が開動作する。
この状態で、図1で示すように、エレベータホールから車椅子16がエレベータかご11内に進入するものとする。エレベータかご11の出入口部分にはセンサー12,13が設置されているので、このセンサー12,13により、エレベータかご11での車椅子16の乗降が確認できる。すなわち、センサー12,13は、一定の踏み圧によって信号を出力するものである。エレベータかご11に車椅子16が乗り込もうとした場合、図2に示すように車椅子16の車輪16bがセンサー12→センサー13の順にセンサー上を通過する。このため、これらの時間一出力の関係は図3で示すようにセンサー12の方が先に出力31が始まり、センサー13の出力32がセンサー12に対して遅れて出力される。なお、車椅子16がエレベータかご11から降りようとしたときの時間一出力の関係は、図3で示した出力31,32の順番が入れ替わる。
このとき、検知装置71は上記出力順のほか、2つのセンサー12,13が同時に出力したときのみを車椅子16が、かご11に対して乗降した条件とする。これらの条件により、一般の人がセンサー12,13を踏んだとしても、センサー12,13を連続で且つ同時に踏まない限り、条件としては成立しないので、誤検出することはなく、確実に車椅子16の乗降を検出することが出来る。
以上からセンサー12及びセンサー13の時間一出力タイミングにより、エレベータかごに車椅子利用者が乗降したかが確認できる(ステップ804,805)。
その結果、センサー12,13の順に踏み圧検知し、出力された場合は(ステップ805:Yes)、かご11内に車椅子が入ったものとしてカウンター72の値を「1」加算する(ステップ806)。これに対し、センサー12,13の順に踏み圧検知しない場合は(ステップ805:No)、かご11内から車椅子が出たものとしてカウンター72の値を「1」減算する(ステップ807)。
このようにして、エレベータかご11に乗り込んだ車椅子16の数をカウンター72に記憶させる。そして、カウンター72の値が「1」以上の場合(ステップ808:Yes)、制御手段73は、かご内車椅子利用者用操作盤(H.C.-COP)51で登録された行先階に対して車椅子用オペレーション(H.C.オペレーション) で運転を行うべく指令を出力し(フラグON)、車椅子用オペレーション動作を実行する(ステップ809)。このため、エレベータかご11が、かご内車椅子利用者用操作盤51で登録された行先階に到着するとき(ステップ803)、ランニングドアオープンは禁止され、ドア開時におけるドア開時間の延長等が実行される。このため、車椅子16の利用者は、より安全にエレベータかご11に対する乗降を行うことができる。
なお、カウンター72の値が「0」の場合(ステップ810)またはエレベータかご11への車椅子16の進入又は退出がなかった場合(ステップ804:No)は、エレベータは通常のオペレーションにより実行される(ステップ811)。
ここでエレベータかご11が、車椅子用オペレーションまたは通常のオペレーションにより到達した階床が最上階または最下階であれば、扉開後、乗客はすべて降りるため、カウンター72の値は、それまでの値にかかわらず「0」に設定される(ステップ803)。もちろん、到達階が最上階または最下階でなければ、カウンター72の値は現状を維持する。その後は、エレベータかご11に対する車椅子16の進入及び退出を検知することにより(ステップ804,805)カウンター72に対する加算又は減算が行われる(ステップ806又は807)。そして、この後は、カウンター72の値に応じて(ステップ808)、車椅子用オペレーションまたは通常のオペレーションに切換えられ、実行される。
このように、エレベータかご11が任意の階床に到着後、センサー12,13にて車椅子16の乗降を検出し、カウンター72の値を加算または減算し、カウンター値が「1」以上の場合には、かご内車椅子利用者用操作盤51で登録された行先階への運転に対して車椅子用のオペレーションを実施する。また、カウンター72の値が「0」になった場合は、かご内に車椅子16がいないと判断し、車椅子専用操作盤51で登録された呼びに対しても、通常オペレーションで運転を行う。
以上のように、エレベータかご11内の車椅子16の数を把握することができ、かご内に車椅子利用者がいない場合に車椅子利用者用操作盤51で行先階が登録された場合でも一般呼びと判断することが可能になる。これにより、車椅子利用者以外の人が車椅子利用者用操作盤51を使用した場合は、通常のオペレーション運転が可能になり、車椅子用オペレーション運転が減少し、無駄な待ち時間が短縮され、最適なエレベータ運転を提供することが可能になる。
上記実施の形態では、車椅子16を検出しない場合での車椅子利用者用操作盤の呼び登録を通常オペレーションとしているが、この車椅子利用者用操作盤の登録を無効とするようにしてもよい。
また、車椅子16を検出するセンサーとして踏み圧検知式のセンサー12,13を用いたが、エレベータかご11の床に対して凹凸が出来るため、意匠としては好ましくない。そこで、床面のタワミ量を検出するセンサー(ロードセル)をかご床の裏面に設置するようにしてもよい。このとき、センサーの数は同じく図1及び図2で示したように、エレベータかご11の出入口近くの床面内に、その奥行き方向の前後に配列した2つのセンサーを左右2組、合計4個以上設けるとよい。これらのセンサーのタワミ量検出による時間一出力の関係を図4に示す。
この図4の時間―出力関係も、基本的には図3で示したものと同じであり、エレベータかご11の奥行き方向前後に配列した2つのセンサーの出力41,42が、車椅子の進入又は退出方向に応じて前後にずれ、かつ互いにラップした同時出力期間を有する。したがって、この2つのセンサー出力41,42の時間―出力関係により、車椅子のエレベータかごに対する進入又は退出を確実に検知することができる。
また、図7で示すように、制御手段73は、エレベータかご内に車椅子が存在していると判断した場合、かご内に設置された(例えば、かご内車椅子利用者用操作盤51に表示されている)車椅子マーク53を点灯させたり、或いは、車椅子呼び登録が可能である内容の音声アナウンスをさせることができる。このように車椅子マーク53を点灯させたり、音声アナウンスを行うことにより、かご内の乗客に、車椅子用のオペレーションによる運転であることを明確にさせることができる。
11 エレベータかご
12,13 センサー
16 車椅子
51 かご内車椅子利用者用操作盤
71 検知装置
72 カウンター
73 制御手段
12,13 センサー
16 車椅子
51 かご内車椅子利用者用操作盤
71 検知装置
72 カウンター
73 制御手段
Claims (6)
- エレベータかごの出入口部に設けられたセンサーを有し、このセンサーからの出力によりエレベータかごに対する車椅子の進入及び退出を検知する検知装置と、
この検知装置により検知された進入数と退出数とからエレベータかご内における前記車椅子の存在台数を計数するカウンターと、
このカウンターの計数値によりエレベータかご内に車いすが1台以上存在すると判断された場合は、エレベータのオペレーションを通常のオペレーションより安全側に設定された車椅子用のオペレーションに切換える制御手段と
を備えたことを特徴とするエレベータシステム。 - 前記エレベータ乗りかご内には、車いす利用者が操作可能な車椅子利用者用操作盤が設けられており、
前記制御手段は、このかご内車椅子利用者用操作盤が操作された場合、前記カウンターの計数値がエレベータかご内に車椅子存在していないことを表している場合は、前記車椅子用のオペレーションへは切換えない
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。 - 前記センサーは、エレベータかごの出入口部における奥行き方向の前後に配置された踏み圧検知式の2つのセンサーであり、前記検知装置は、この2つのセンサーの踏み圧検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、車椅子のエレベータかごに対する進入及び退出を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータシステム。
- 前記センサーは、エレベータかごの出入口部における奥行き方向の前後に配置され、エレベータかごの床板の撓みを検知する2つのセンサーであり、前記検知装置は、この2つのセンサーの撓み検知出力順序、及びその同時出力タイミングの有無により、車椅子のエレベータかごに対する進入及び退出を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータシステム。
- 前記制御手段は、エレベータかご内に車椅子が存在していると判断した場合、かご内に設置の車椅子マークを点灯させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータシステム。
- 前記制御手段は、エレベータかご内に車椅子が存在していると判断した場合、車椅子呼び登録が可能である内容の音声アナウンスをすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエレベータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197813A JP2010030776A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | エレベータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008197813A JP2010030776A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | エレベータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010030776A true JP2010030776A (ja) | 2010-02-12 |
Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010030776A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134666A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 株式会社日立製作所 | エレベーター装置 |
JP5882424B1 (ja) * | 2014-09-01 | 2016-03-09 | 東芝エレベータ株式会社 | 車椅子兼用エレベータ |
CN114644263A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 丰田自动车株式会社 | 自主移动系统、自主移动方法和非暂时性计算机可读介质 |
JP7537566B1 (ja) | 2023-07-21 | 2024-08-21 | フジテック株式会社 | エレベータシステム及びエレベータの制御方法 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197813A patent/JP2010030776A/ja active Pending
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