JP2013199334A - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、目的階へ急ぐ人に対して乗場でかごを待つべきか否かの判断を容易とさせることができるエレベーターシステムを得る。
【解決手段】複数階の乗場に設けられ、乗場呼びを登録する乗場釦装置と、複数階の乗場に設けられ、待ち客を検出する待ち客検出手段と、複数階の乗場ドア付近に設けられ、待ち客の乗車を検出し、乗車客の降車を検出する乗降車検出手段と、待ち客検出手段を乗場入場側へ通過した人数を待ち客人数として加算し、待ち客検出手段を乗場退場側へ通過した人数を待ち客人数から減算し、乗車した待ち客人数を乗車人数として加算し、降車した乗車客の人数を乗車人数から減算するエレベーター制御盤と、複数階の乗場に設けられ、エレベーター制御盤で演算された複数階それぞれの待ち客人数、乗車人数及び乗場呼びの方向を表示する表示器とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベーター乗場に設置する乗場人数表示器で利用客に対して各階における待ち客の人数等の情報を知らせることができるエレベーターシステムに関する。
従来のエレベーターの乗場表示装置は、かご内荷重検出装置によって検出されたかご内負荷と、予め設定されている定格積載量とに基づいて、かご内にあと何人乗り込めるかを示す残り人数を求め、求めた残り人数を乗場側に表示している(例えば、特許文献1参照)。
また、エレベーターの乗場には、乗場でかごへの乗車を待つ人数を検出する乗場人数検出器を設けるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−161417号公報(0012段落、0013段落及び図2) 特開2006−76737号公報(0029段落〜0060段落及び図2)
しかしながら、特許文献1の方法では、各階の乗場で待機する待ち客の人数や乗場呼びの方向を表示していないため、目的階へ急ぐ人が、途中でかごに乗車するであろうおおよその人数を把握することができず、乗場でかごを待つべきかあるいは階段等の別の手段で目的階へ向かうべきかを判断できないため問題となる。
また、特許文献2の方法では、かごがある階に向かう途中でかご進行方向の乗場呼びが存在する場合には、乗場に設けられた乗場人数検出装置にて乗場人数を検出するが、かご進行方向と逆方向の乗場呼びが存在する場合には、乗場に設けられた乗場人数検出装置にて乗場人数の検出を行わない。また、特許文献1と同様に、各階の乗場で待機する待ち客の人数や乗場呼びの方向を表示していないため、目的階へ急ぐ人が、途中でかごに乗車するであろうおおよその人数を把握することができず、乗場でかごを待つべきかあるいは階段等の別の手段で目的階へ向かうべきかを判断できないため問題となる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、乗場に設けられた表示器に、各階の乗場で待機する待ち客の人数やかごの乗車人数や乗場呼びの方向を示す情報を示すことで、目的階へ急ぐ人に対して乗場でかごを待つべきか否かの判断を容易とさせることができるエレベーターシステムを提供することを目的とする。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数の階の乗場に設けられ、乗場呼びを登録する乗場釦装置と、複数の階の乗場に設けられ、乗場でかごを待つ待ち客を検出する待ち客検出手段と、複数の階のエレベータードア付近に設けられ、待ち客のかごへの乗車を検出し、かごに乗車している乗車客の降車を検出する乗降車検出手段と、待ち客検出手段を乗場入場側へ通過した人数を待ち客人数として加算し、待ち客検出手段を乗場退場側へ通過した人数を待ち客人数から減算し、乗降車検出手段にて検出されかごに乗車した待ち客人数を乗車人数として加算し、乗降車検出手段にて検出されかごから降車した乗車客の人数を乗車人数から減算するエレベーター制御盤と、複数の階の乗場に設けられ、エレベーター制御盤で演算された複数の階それぞれの待ち客人数とかごに乗車している乗車人数、及び複数の階それぞれの乗場釦装置に登録された乗場呼びの方向を表示する表示器と、
を備えたものである。
この発明に係るエレベーターシステムによれば、乗場に設けられた表示器に、各階の乗場で待機する待ち客の人数やかごの乗車人数や乗場呼びの方向を示す情報を示すことで、目的階へ急ぐ人に対して乗場でかごを待つべきか否かの判断を容易とさせることができるという効果を有する。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターホールの正面図である。 この発明の実施の形態1における乗場人数表示器の拡大図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成ブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムのシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1における乗場人数表示器の表示内容についてのフロー図である。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1におけるエレベーターシステムについて、図面を参照して説明する。図1は、ある階床におけるエレベーターホールの正面図である。図1において、エレベーターの各乗場には、エレベーター利用者が上方の階床に向かう場合に押す乗場UP呼び釦と上記利用者が下方の階床に向かう場合に押す乗場DOWN呼び釦とからなり、釦を押下することにより上方向又は下方向の乗場呼びを登録し、該当方向の乗場呼び登録時にはボタン本体が点灯する乗場釦3が設置されている。また、エレベーターの各乗場には、エレベーターが通過中又は停止中の階床や進行方向等、現在におけるエレベーターの運行状況を表示する乗場インジケーター2が設置されている。
また、各階のエレベーター乗場付近には、エレベーターの待ち客検出手段として例えば投光部、受光部からなる一対のポスト6がエレベーターのドア4開閉方向に間隔をあけて設置されている。また、ポスト6には、ドア開閉方向と略直交する方向である利用客の進行方向に複数の素子が並べられた人感センサー5が設けられている。エレベーター利用客が、待ち客検出手段であるポスト6の人感センサー5を通過すると、通過したエレベーター利用者を検出し、後述のエレベーター制御盤に検出信号を送信する。
各階乗場のエレベータードア4上部には、待ち客検出手段であるポストの人感センサー5で検知した人数を「待ち」人数として表示させる乗場人数表示器1が設置されている。すなわち、乗場人数表示器1には、ポスト6に入場した利用客を待ち客として加算し、ポスト6から退場した利用客を待ち客から減算した人数が表示される。
また、乗場人数表示器1には、当該階の「待ち」人数だけでなく、各階の乗場で待つ「待ち」人数と、各階の待ち客が押下した乗場釦の方向も併せて表示する。これにより、目的階へ急ぐ待ち客やエレベーターホールにいる利用客が、エレベーターかごが到着するまでの階で待ち客がおおよそ何人乗車するかを判断することができ、かごが到着するまでに待ち客が乗車するであろう合計人数とかご内の乗車人数とから、かごが到着したときにおおよそ何人乗車可能かをその時点で判断できるので、上記待ち客や利用客に対して乗場でかごを待つべきかあるいは階段やエスカレーター等を利用するべきかの判断を容易とさせることができる。
さらに、乗場人数表示器1には、エレベーターかごに乗車中の乗客が存在する場合は、かご内の「乗車」人数も表示される。乗車人数のカウント方法は、エレベータードア4に設置された乗降車検出手段としてのドア光電装置8を用いて実施する。エレベーター乗車待ちの待ち客が乗場釦3にて乗場呼びを登録し、乗場インジケーター2でエレベーターの現在の階を確認しエレベーターの到着を待つ。該当階に到着し、エレベータードア4戸開中であって、待ち客である乗場乗車待ち利用客が乗車する際に、エレベータードア4に設置された光電装置にて乗車検知をし、さらに降車客がいる場合も乗車と同様にエレベーターからの降車をエレベータードア4に設置された光電装置で検知する。そしてその検出信号に基づき乗車人数のカウントを行う。
このように、乗場人数表示器1には、かご内の「乗車」人数、各階におけるかごを待つ「待ち」人数、各階で登録された「乗場釦の方向」、現在のかごの「運転状態」を表示することで、乗場で乗車待ちしている待ち客や新たにエレベーターホールに来たエレベーター利用客が、エレベーターの混雑状況や現在のエレベーター運転状態を確認することができる。
なお、乗場の待ち客やかご乗降車客を検知するために、例えば、光電センサだけでなく赤外線センサやカメラやマイクロフォンやドップラーセンサや通信用アンテナや、それらの組合せなどで構成されても良い。光電センサや赤外線センサやカメラやマイクロフォンやドップラーセンサは、乗客を検出するための音や光や電磁波などの信号を検出する。通信用アンテナとは、乗客が保持している携帯電話などの携帯型情報端末と通信し、携帯型情報端末を保持している乗客がドア前にいることを間接的に検出するための信号を検出するものである。
また、乗場人数表示器1に乗車負荷率を表示させても良い。乗車負荷率を表示させることで、乗車人数だけでなく実際のエレベーター負荷が表示器にて確認ができ、乗車待ちのエレベーター利用客に知らせることができる。
また、乗車人数が定員数又は乗車負荷率が100%を超えた場合にエレベーターに乗車できないことを乗場人数表示器1にて「満員」表示をさせ、エレベーター乗場釦3の登録を受付けなくしてもよい。これにより、かごに乗車しようとする客を満員であるかごに乗車できなくさせることができ、運転効率が向上する。
図2は、乗場人数表示器の拡大図であり、エレベーターの運転状態の変化を示すものである。エレベーター走行中は「走行中」と表示し、エレベーター戸開乗降車中は「乗降車中」と表示をすることで、乗場で乗車待ちをする待ち客にエレベーターの現在の状況を知らせることができる。
図3は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成ブロック図である。エレベーター機械室または昇降路内にはエレベーターの運転に係る全般を制御するエレベーター制御盤7が設置されており、このエレベーター制御盤7は、前記乗場人数表示器1等と伝送路により電気的に接続され、エレベーターの運行動作に応じて各種制御信号を通信している。
エレベーター利用客が人感センサ5を通過すると、人感センサ検知信号をエレベーター制御盤7へ伝送する。エレベーター制御盤7は、各階に設置されている人感センサから送信された人感センサ検知信号により検知した各階の「待ち」人数をそれぞれ演算し、各階に設置された乗場人数表示器1に待ち人数表示出力信号として伝送し、各「待ち」人数を乗場人数表示器1に出力する。
乗場釦3が押されることにより乗場釦登録信号がエレベーター制御盤7へ伝送され、エレベーター制御盤7が図示しないかごの運転を制御し、ドアの前で待機する待ち客はエレベーターの到着を待つ。また、各階で乗場釦3が押されると、エレベーター制御盤7は、各階の乗場釦3から送信された乗場釦の方向をそれぞれ、各階に設置された乗場人数表示器1に乗場釦方向表示出力信号として伝送し、それぞれの乗場釦の方向を乗場人数表示器1に出力する。
エレベーター走行中はエレベーター制御盤7から乗場人数表示器1へエレベーター運転状態出力信号を伝送し、「走行中」というエレベーターの運転状態表示を乗場人数表示器1へ出力する。エレベーターかご呼び又は乗場呼びに応答した後、ドアを戸開し乗客がかごに乗降車する際は、エレベーター制御盤7から乗場人数表示器1へエレベーター運転状態出力信号を伝送し、「乗降車中」というエレベーターの運転状態表示を乗場人数表示器1へ出力する。
乗場呼びのあった階にエレベーターが到着した後、エレベータードアを戸開し、エレベーター乗車待ち客がエレベーターに乗車する際に、エレベータードアに設置されたドア光電装置8を乗場側からかご側へ横切ることにより乗車が検知されると、エレベーター制御盤7へドア光電装置検知信号を伝送する。そして、エレベーター制御盤7は、ドア光電装置8で乗車が検出される度に乗車人数1を加算し、乗場人数表示器1へ乗車出力信号を伝送し、加算した「乗車」人数を乗場人数表示器1に出力する。
かご呼び行先階にて降車する場合は、エレベータードアに設置された乗降車検出手段であるドア光電装置8をかご側から乗場側へ横切ることにより降車を検知すると、エレベーター制御盤7へドア光電装置検知信号を伝送する。そして、エレベーター制御盤7は、ドア光電装置8で降車が検出される度に乗車人数1を減算し、乗場人数表示器1へ乗車出力信号を伝送し、減算した「乗車」人数を乗場人数表示器1に出力する。
なお、エレベーター制御盤7は、ドア光電装置8の代わりに、負荷検出の変化により乗車人数を検出しても良い。エレベーター制御盤7は、かご床に設けられ乗りかご内の乗車負荷を検出する負荷検出手段(図示略)の出力が増加方向に変化したことを検出すれば、検出した乗車負荷を乗車した人数に換算して乗車人数を加算し、負荷検出手段の出力が減少方向に変化したことを検出すれば、検出した乗車負荷を降車した人数に換算して乗車人数を減算して乗場人数表示器1に表示することができる。
なお、エレベーターに乗客が乗り込んだときにかご床に設けられた負荷検出手段から乗車負荷を負荷検出信号としてエレベーター制御盤7へ伝送し、乗場人数表示器1に表示させてもよい。このとき、許容人数が乗車した場合(乗車定員人数又は乗車負荷率100%のとき)はエレベーター制御盤7から各階の乗場釦3へ乗場釦登録不可信号を伝送し、乗場人数表示器1に満員表示させることができる。
次に、図4及び図5を用いて、本実施の形態1のエレベーターシステムにおける動作を説明する。
図4は、この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムのシステム構成図である。図5はこの発明の実施例におけるエレベーターシステムの動作フローチャートである。
図において、エレベーターの図示しない昇降路内には、乗客等を積載して上下方向に昇降するかご9が設けられている。また、昇降路内には、このかご9にかかる荷重を補償するための釣合い重り(図示略)が昇降自在に配置されている。そして、昇降路の頂部には、かご9及び釣合い重りを、主ロープを介して駆動するための巻上機が配設されている。巻上機は、各台制御装置5の制御の下、駆動綱車を回転駆動することによりかご9及び釣合い重りを反対方向に昇降させる。
エレベーター待機中あるいは走行中(ステップS101)でエレベーター利用客が乗場ポスト6をドアに近い側である乗場入場側へ通過(ステップS102)すると、ステップS103において、ドア光電装置検知信号が伝送されたエレベーター制御盤7は、「待ち」人数1を加算し、乗場人数表示器1へ乗車出力信号を伝送し、加算した「待ち」人数が乗場人数表示器1に表示される。また、各階に設けられた乗場人数表示器1にも上記階で表示された「待ち」人数が表示される。この場合、例えば図4に示すとおり、4階設置の乗場ポスト6を利用客1人が通過し、4階の乗場人数表示器1に「待ち」1人と表示されるとともに、他階である3階の乗場人数表示器1にも4階「待ち」1人と表示される。
ステップS104において、乗場ポスト6を通過したエレベーター待ち客により乗場釦3が登録されると、ステップS105で、各階の乗場人数表示器1に、乗場釦3が登録された階の乗場釦方向を表示する。この場合、例えば図4に示すとおり、3階で上方向の乗場釦が登録されると、4階等の乗場人数表示器1の3階表示部分に上方向の矢印が点灯する。
ステップS106では、エレベーターかご9が乗場釦3登録階へ走行し、到着後、エレベーター制御盤7はドア戸全開する。ドアが戸全開されると、ステップS107において、エレベーター制御盤7が、エレベーターかごが到着した階の乗場釦登録を消去すると同時に各階の乗場人数表示器1に表示されている到着階の乗場釦方向表示を消去する。
ステップS108で乗車待ちをしている待ち客がエレベーターに乗車したかをドア光電装置8が判断し、乗車したと判断した場合は、ステップS110に進み、乗車したと判断していない場合は、ステップS109に進む。
ステップS109ではエレベータードア戸開時間経過した又はエレベーター乗車客が存在し乗車客により戸閉釦が操作された場合には、ドア戸閉しエレベーターは走行する。このとき、乗場人数表示器1の「乗車」人数及び「待ち」人数の変更はない。
一方、ステップS108にて乗車待ち客がドア光電装置8を乗場側からかご側へ通過した場合は、エレベーター制御盤7は、「乗車」人数を加算し、加算した「乗車」人数を各階の乗場人数表示器1に表示するとともに、「待ち」人数を減算して各階の乗場人数表示器1に表示する(ステップS110)。なお、待ち客が乗車した際、かご9に設けられた負荷検出装置で検出された乗車負荷あるいはエレベーター制御盤7でカウントされた乗車人数に基づいて、エレベーター制御盤7が、エレベーター乗車客合計人数が所定値以上を超えたか(例えば満員か)否かを判定し、所定値以上を超えた場合(満員と判定した場合)に乗場人数表示器1に「満員」を点灯させ、同時に各階の乗場呼び登録を不可とすることができる。
ステップS111において、乗車した待ち客がカゴ行先釦で行先階登録をしたか判定をし、カゴ行先釦を登録しなかった場合はステップS109へ進む。ステップS111にて乗車客がカゴ行先釦で行先階を登録した場合は、ステップS112でかご行先階へエレベーターが走行し、行先階にてエレベーターが停車して戸全開になってから乗客がエレベーターから降車したかをドア光電装置8が判断する。エレベーターから降車していない場合はステップS109へ進み、一方、降車した場合はステップS113へ進む。
ステップS113において、エレベーター乗車客がエレベータードア光電装置8をかご側から乗場側へ通過すると、エレベーター制御盤7は、「乗車」人数を減算し、減算した「乗車」人数を各階の乗場人数表示器1に表示するとともに、「待ち」人数を加算して各階の乗場人数表示器1に表示する。このとき、秤装置による乗車負荷率を乗場人数表示器1に表示してもよい。
ステップS114において、エレベーターから降車した客が乗場ポスト6をエレベータードアから遠ざかる側である乗場退場側へ通過した場合は、エレベーター制御盤7は、「待ち」人数を減算し各階設置の乗場人数表示器1にその人数を表示する。一方、通過していない場合はステップS109へ進む。
図6は乗場人数表示器1の表示内容についてのフローチャートである。図6において、ステップS121において、エレベーター制御盤7は、エレベーターが停止中及び戸全開中かの判定を行い、エレベーターが停止中であり戸全開の場合に各階の乗場人数表示器1にエレベーターの運転状態として「乗降車中」と表示する(ステップS122)。ステップS121でnoの場合は、ステップS123へ進む。
次に、ステップS123でエレベーターが走行中かの判定を行い、エレベーターが走行中であれば各階の乗場人数表示器1にエレベーターの運転状態として「走行中」と表示する(ステップS124)。ステップS123でnoの場合は、ステップS125へ進む。
次に、ステップS125でエレベーターが停止待機中かの判定を行い、エレベーターが停止待機中であれば各階の乗場人数表示器1にエレベーターの運転状態として「待機中」と表示する(ステップS126)。ステップS125でnoの場合は、ステップS127へ進む。
次に、ステップS127でエレベーターが休止中かの判定を行い、エレベーターが休止中であれば各階の乗場人数表示器1にエレベーターの運転状態として「休止中」と表示する(ステップS128)。ステップS127でnoの場合は、ステップS121へ進む。
以上のように本発明の実施の形態1の構成によれば、目的階へ急ぐ待ち客やエレベーターホールにいる利用客が、エレベーターかご9が到着するまでの階で待ち客がおおよそ何人乗車するかを判断することができ、かごが到着するまでに待ち客が乗車するであろう合計人数とかご内の乗車人数とから、かご9が到着したときにおおよそ何人乗車可能かをその時点で判断できるので、上記待ち客や利用客に対して乗場でかごを待つべきかあるいは階段やエスカレーター等を利用するべきかの判断を容易とさせることができる。
また、本発明は、シングルカーだけでなく複数台制御エレベーターにも適用可能である。複数台制御エレベーターでの適用を考慮した場合、乗場ポスト6を通過した利用客にエレベーター号機を割り当て、その号機を利用客に知らせるとともに、号機に対応する乗場人数表示器1に待ち客として待ち客人数を表示することが考えられる。これにより、乗場人数表示器1を各号機毎に設ける必要がなくなる。もっとも、エレベーター一台ごとに乗場人数表示器1を設けてもよい。
また、乗場人数表示器1の位置はエレベータードアの上でなくドアの横でも構わない。また、ドア光電装置8は、必ずしもエレベータードアに設けられる必要はなく、乗客の乗降が判別できるドア付近の位置であれば構わない。また、乗場人数表示器1は必ずしも各階に設置しなくても良い。また、ドア光電装置8で乗客の人数を演算し、乗場ポスト6で待ち客の人数を演算しても良い。
また、上述のとおり、エレベーター制御盤7は、かご内への利用者の乗り降りを検出する別の方法として、ドア光電装置8の代わりに、負荷検出の変化により乗車人数を検出しても良い。例えば、エレベーター制御盤7は、かご床に設けられ乗りかご内の乗車負荷を検出する負荷検出手段の出力が増加方向に変化したことを検出すれば、その変化量を乗車した人数に換算して乗車人数を加算し、負荷検出手段の出力が減少方向に変化したことを検出すれば、その変化量を降車した人数に換算して乗車人数を減算して乗場人数表示器1に表示することができる。なお、負荷検出手段は、乗車負荷の代わりにかごに設けた撮像カメラ等により乗車スペースを検出するものであっても良い。
1 乗場人数表示器
2 乗場インジケーター
3 乗場釦
4 エレベータードア
5 人感センサ
6 乗場ポスト
7 エレベーター制御盤
8 ドア光電装置
9 かご

Claims (6)

  1. 複数の階の乗場に設けられ、乗場呼びを登録する乗場釦装置と、
    前記複数の階の乗場に設けられ、前記乗場でかごを待つ待ち客を検出する待ち客検出手段と、
    前記複数の階のエレベータードア付近に設けられ、前記待ち客の前記かごへの乗車を検出し、前記かごに乗車している乗車客の降車を検出する乗降車検出手段と、
    前記待ち客検出手段を乗場入場側へ通過した人数を前記待ち客人数として加算し、前記待ち客検出手段を乗場退場側へ通過した人数を前記待ち客人数から減算し、前記乗降車検出手段にて検出され前記かごに乗車した前記待ち客の人数を乗車人数として加算し、前記乗降車検出手段にて検出され前記かごから降車した前記乗車客の人数を乗車人数から減算するエレベーター制御盤と、
    前記複数の階の乗場に設けられ、前記エレベーター制御盤で演算された前記複数の階それぞれの前記待ち客人数と前記かごに乗車している乗車人数、及び前記複数の階それぞれの前記乗場釦装置に登録された乗場呼びの方向を表示する表示器と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターシステム。
  2. 前記エレベーター制御盤は、前記乗降車検出手段を乗場側からかご側へ横切った場合に、前記乗車人数を加算し、前記乗降車検出手段をかご側から乗場側へ横切った場合に、前記乗車人数を減算することを特徴とする請求項1記載のエレベーターシステム。
  3. 複数の階の乗場に設けられ、乗場呼びを登録する乗場釦装置と、
    前記複数の階の乗場に設けられ、前記乗場でかごを待つ待ち客を検出する待ち客検出手段と、
    前記かごに設けられ前記かご内の乗車負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記待ち客検出手段を乗場入場側へ通過した人数を前記待ち客人数として加算し、前記待ち客検出手段を乗場退場側へ通過した人数を前記待ち客人数から減算し、前記負荷検出手段の出力が増加したことを検出すれば前記乗車負荷を換算した乗車人数を加算し、前記負荷検出手段の出力が減少したことを検出すれば前記乗車負荷を換算した乗車人数を減算するエレベーター制御盤と、
    前記複数の階の乗場に設けられ、前記エレベーター制御盤で演算された前記複数の階それぞれの前記待ち客人数と前記かごに乗車している乗車人数、及び前記複数の階それぞれの前記乗場釦装置に登録された乗場呼びの方向を表示する表示器と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターシステム。
  4. 前記エレベーター制御盤は、前記負荷検出手段により検出された前記かご内の乗車負荷あるいは乗車負荷率を前記表示器に表示することを特徴とする請求項3記載のエレベーターシステム。
  5. 前記負荷検出手段により検出された乗車負荷率あるいは前記エレベーター制御盤により演算された前記乗車人数が予め定められた所定値を超えた場合には、前記乗場釦の登録を不可とすることを特徴とする請求項4記載のエレベーターシステム。
  6. 前記エレベーター制御盤は、現在のエレベーターの運転状態を前記表示器に表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のエレベーターシステム。
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