JP2022147179A - エレベータの制御システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、エレベータの全体構成を示した概念図である。また、図2(A)は、エレベータの各階における乗場の構成を示した概念図であり、図2(B)は、エレベータの乗りかご1内の構成を示した概念図である。これらの図に示されるように、エレベータは、駆動機構2と、検出装置3と、登録装置4と、表示装置5と、エレベータ制御装置6と、を備える。以下、各部の構成について具体的に説明する。
駆動機構2(図1参照)は、昇降路内での乗りかご1の昇降を可能にするための機構であり、電動機21と、当該電動機21の動力で回転する綱車22と、当該綱車22に架けられた主ロープ23と、当該主ロープ23の片方の端部23aを支持するヒッチ部24Aと、主ロープ23のもう片方の端部23bを支持する支持部24Bと、釣合重り25と、乗りかご1を支持するプーリ26Aと、釣合重り25を支持するプーリ26Bと、を含んでいる。ここで本実施形態では、圧縮バネなどの弾性体(不図示)がヒッチ部24Aに設けられており、当該弾性体により、主ロープ23の端部23aがヒッチ部24Aにて弾性的に支持されている。また、綱車22の回転による主ロープ23の巻上げに伴ってプーリ26A及び26Bが上下逆方向に同じ距離だけ移動するように、主ロープ23のうちの綱車22とヒッチ部24Aとの間の部分にプーリ26Aが架けられ、主ロープ23のうちの綱車22と支持部24Bとの間の部分にプーリ26Bが架けられている。
検出装置3(図1参照)は、第1検出部31を含んでいる。ここで、第1検出部31は、乗りかご1への乗車又は当該乗りかご1からの降車を利用者が行うごとに、その乗りかご1に生じた荷重変化量Wを検出する。具体的には、第1検出部31は、ロードセルや距離センサ(近接センサを含む)などのセンサであり、乗りかご1に生じた荷重変化量Wを上記弾性体の変位量に基づいて検出する。尚、第1検出部31は、乗りかご1に生じた荷重変化量Wを検出できるものであれば、ヒッチ部24Aに設けられた弾性体の変位量に基づいて荷重変化量Wを検出するものに限らず、乗りかご1の床下に設けられた防振ゴムなどの弾性体の変位量に基づいて荷重変化量Wを検出するものなどに適宜変更されてもよい。
登録装置4(図2(A)及び(B)参照)は、各階の乗場に設置された呼びボタン41と、乗りかご1内に設置された行先階ボタン42と、を含んでいる。また、表示装置5(図2(A)参照)は、各階の乗場に設置されている。表示装置5には、乗りかご1内の混雑状況を利用者に伝えるべく、乗りかご1内の混雑度(例えば、乗りかご1内での床面積に対する利用者の占有面積の割合など)が、数字、色、画像などの手段で表示される。尚、表示装置5には、混雑状況の他に、乗りかご1の位置や登録済みの行先階などの様々な情報が表示されてもよい。
エレベータ制御装置6(図1参照)は、乗りかご1の動作を制御する装置であり、記憶部61と制御部62とを有する。記憶部61は、ROMやRAMなどのメモリであり、当該記憶部61には、エレベータの制御に必要な各種情報が保存される。本実施形態では、エレベータの制御に必要な情報の1つとして、乗車履歴Drが記憶部61に保存される。
[2-1]第1実施形態
図3は、本実施形態で用いられる乗車履歴Drを例示した概念図である。本実施形態では、第1検出部31で得られる第1荷重変化量Wd1のうちの最大値Wmaxと最小値Wminとが、乗車履歴Drに記録される。
図6(A)は、本実施形態で用いられる乗車履歴Drを例示した概念図である。本実施形態では、乗りかご1に利用者が乗車するごとに第1検出部31で得られる第1荷重変化量Wd1が、乗車履歴Drに記録される。尚、図6(A)では、乗車履歴Drとして、第1荷重変化量Wd1が大きいものから順にソートされたものが示されている。
図9(A)は、本実施形態で用いられる乗車履歴Drを例示した概念図である。本実施形態では、第2実施形態と同様、乗りかご1に利用者が乗車するごとに第1検出部31で得られる第1荷重変化量Wd1が、乗車履歴Drに記録される。尚、図9(A)では、乗車履歴Drとして、第1荷重変化量Wd1が大きいものから順にソートされたものが示されている。
図10(A)は、本実施形態で用いられる乗車履歴Drを例示した概念図である。本実施形態では、乗りかご1に利用者が乗車するごとに、第1検出部31で得られる第1荷重変化量Wd1と、乗車時の停止階にて乗りかご1内の行先階ボタン42で登録された全ての行先階Fdと、が互いに対応付けられた状態で、乗車履歴Drに記録される。より具体的には、乗車時の停止階にて登録された全ての行先階Fdの他に、それ以前の停止階にて登録された行先階Fdのうちの未達であるものも一緒に、第1荷重変化量Wd1に対応付けて乗車履歴Drに記録される。なぜなら、乗車時の停止階にて利用者が自身の行先階Fdを登録しようとしたときに、それ以前の停止階にて別の利用者によって登録済みになっている場合があり、そのような場合を考慮して、登録済みになっている行先階Fdも乗車時の停止階にて登録された行先階Fdとするためである。
図11は、本実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータの乗場の構成を示した概念図である。図11に示されるように、検出装置3は、乗りかご1への乗車又は当該乗りかご1からの降車を利用者が行うごとに当該利用者の背丈Hを検出する第2検出部32を更に含んでいてもよい。本実施形態では、第2検出部32は、かごドアの戸当り端に設置された複数の光電センサで構成される。尚、第2検出部32は、乗降時における利用者の背丈Hを検出できるものであれば、そのような構成に限定されない様々な構成のものに適宜変更されてもよい。以下、このような制御システムで用いられる乗車履歴Dr、及び、当該制御システムで実行される算出処理について、具体的に説明する。
上述した制御システムは、乗りかご1を複数備えたエレベータにおいて、各乗りかご1内の総荷重Wtを算出する場合にも適用できる。この場合、エレベータ制御装置6は、乗りかご1に1つずつ対応させて設けられ、それらのエレベータ制御装置6が、群管理制御装置によって一元的に管理及び制御される。このようなエレベータの構成において、各乗りかご1内の混雑状況を利用者に伝えるためには、上述した制御処理(算出処理及び表示処理を含む)が、各乗りかご1のエレベータ制御装置6によって個別に実行されてもよいし、当該制御処理の一部又は全部が群管理制御装置にて纏めて実行されてもよい。
2 駆動機構
3 検出装置
4 登録装置
5 表示装置
6 エレベータ制御装置
H 背丈
W 荷重変化量
X 総荷重変数
21 電動機
22 綱車
23 主ロープ
23a、23b 端部
24A ヒッチ部
24B 支持部
25 釣合重り
26A、26B プーリ
31 第1検出部
32 第2検出部
41 呼びボタン
42 行先階ボタン
61 記憶部
62 制御部
62A 演算処理部
62B 補正処理部
62C 表示処理部
Dr 乗車履歴
Fd 行先階
Hd 検出値
W0 所定値
Wd 検出値
Wt 総荷重
Wd1 第1荷重変化量
Wd2 第2荷重変化量
Wmax 最大値
Wmin 最小値
Claims (7)
- 乗りかごに生じた荷重変化量を検出する第1検出部と、
前記乗りかごに利用者が乗車するごとに前記第1検出部で得られる前記荷重変化量の検出値の絶対値を第1荷重変化量とし、且つ、前記乗りかごから利用者が降車するごとに前記第1検出部で得られる前記荷重変化量の検出値の絶対値を第2荷重変化量として、前記第1荷重変化量の加算と前記第2荷重変化量の減算とにより、前記乗りかご内の総荷重を算出する演算処理部と、
前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量のうちの少なくとも一部が記録される乗車履歴と、
前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴に基づいて補正する補正処理部と、
を備える、エレベータの制御システム。 - 前記乗車履歴には、前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量のうちの最大値と最小値とが記録され、
前記補正処理部は、前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴内の前記最大値より大きい場合には当該最大値と同じ値に補正し、前記乗車履歴内の前記最小値より小さい場合には当該最小値と同じ値に補正する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - 前記乗車履歴には、前記乗りかごに利用者が乗車するごとに前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量が記録され、
前記補正処理部は、前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの最大のものより大きい場合には当該最大のものと同じ値に補正し、前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの最小のものより小さい場合には当該最小のものと同じ値に補正する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - 前記乗車履歴には、前記乗りかごに利用者が乗車するごとに前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量が記録され、
前記補正処理部は、前記乗りかごから利用者が降車するごとに、前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの最も近いものと同じ値に補正する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - 前記乗車履歴には、前記乗りかごに利用者が乗車するごとに、前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量と、乗車時の停止階にて登録された行先階と、が互いに対応付けられた状態で記録され、
前記補正処理部は、前記乗りかごから利用者が降車するごとに、前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの、降車時の停止階に一致する行先階が対応付けられているものを参照して補正する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - 前記乗りかごへの乗車又は当該乗りかごからの降車を利用者が行うごとに当該利用者の背丈を検出する第2検出部、を更に備え、
前記乗車履歴には、前記乗りかごに利用者が乗車するごとに、前記第1検出部で得られる前記第1荷重変化量と、前記第2検出部で得られる前記背丈の検出値と、が互いに対応付けられた状態で記録され、
前記補正処理部は、前記乗りかごから利用者が降車するごとに、前記演算処理部での減算に用いられる前記第2荷重変化量を、前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの、降車時に前記第2検出部で得られた前記背丈の検出値と一致する検出値が対応付けられているものを参照して補正する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - 前記乗車履歴に含まれている前記第1荷重変化量のうちの、前記補正処理部での前記第2荷重変化量の補正に用いられたものが、前記乗車履歴から削除される、請求項3~6の何れかに記載のエレベータの制御システム。
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