JP6007862B2 - エレベータの音声案内装置 - Google Patents

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この発明は、エレベータの音声案内装置に関するものである。
従来におけるエレベータの音声案内装置においては、乗りかごの戸開を検知する検知手段と、乗りかご内の操作盤に設けられ検知手段からの検知信号により操作盤の位置を聴覚的に表示する表示音を発する音発生装置と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−031069号公報 実開平04−009870号公報 特開平06−072648号公報 特開2006−056700号公報
ところで、近年のエレベータにおいては、利用者の利便性を考慮して乗りかご内に複数の操作盤が設置されていることが多い。しかしながら、特許文献1に例示されるような従来のエレベータの音声案内装置においては、このような乗りかご内に複数の操作盤が設置された場合について全く考慮がなされていない。このため、利用者の近くに操作盤があるにも関わらず、より遠い別の操作盤の位置が案内されてしまい利便性が低下してしまうおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、乗りかご内に複数の操作盤が設置されている場合に、利用者にとって操作しやすい操作盤の位置を適切に案内することができるエレベータの音声案内装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの音声案内装置においては、エレベータの乗りかご内に設置された複数の操作盤と、前記乗りかご内の状況を撮影して画像として出力する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像に基づいて、前記乗りかご内の利用者の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された利用者の乗りかご内における位置に基づいて、前記複数の操作盤のうちから当該利用者に案内する操作盤を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内する案内手段と、を備えた構成とする。
この発明に係るエレベータの音声案内装置においては、乗りかご内に複数の操作盤が設置されている場合に、利用者にとって操作しやすい操作盤の位置を適切に案内することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの乗りかご内を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの乗りかご内を模式的に示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの乗りかご内を模式的に示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの乗りかご内を模式的に示す斜視図、図2はエレベータの乗りかご内を模式的に示す平面図、図3はエレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、エレベータの図示しない昇降路内に設けられた乗りかご10には、正面出入口11及び背面出入口12の2つの出入口が設けられている。正面出入口11は乗りかご10の正面側に設けられた出入口であり、背面出入口12は乗りかご10の背面側に設けられた出入口である。
乗りかご10内には、利用者が操作して所望する行先階を登録するための複数の操作盤が設置されている。具体的に、ここでは、まず、乗りかご10内における正面出入口11の左右両側の袖壁部に、正面側正操作盤20a及び正面側副操作盤20bがそれぞれ設置されている。
また、乗りかご10内における左右両側の内壁部には、車椅子用正操作盤20c及び車椅子用副操作盤20dがそれぞれ設置されている。これらの車椅子用操作盤は、車椅子利用者の利便性を考慮して他の操作盤と比較して若干低い位置に取り付けられている。そして、乗りかご10内における背面出入口12の左右両側の袖壁部に、背面側正操作盤20e及び背面側副操作盤20fがそれぞれ設置されている。
これらの各操作盤内には、乗りかご10内の利用者に対して音声を鳴動させて報知を行うための音声鳴動装置であるスピーカが設けられている。具体的には、正面側正操作盤20aには正面側正スピーカ21aが、正面側副操作盤20bには正面側副スピーカ21bが、それぞれ設けられている。
また、同様に、車椅子用正操作盤20cには車椅子用正スピーカ21cが、車椅子用副操作盤20dには車椅子用副スピーカ21dが、それぞれ設けられている。そして、背面側正操作盤20eには背面側正スピーカ21eが、背面側副操作盤20fには背面側副スピーカ21fが、それぞれ設けられている。
乗りかご10内には、乗りかご10内の状況を撮影して画像として出力する撮像手段であるカメラが設置されている。ここでは、撮像手段として、第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bの2台のカメラが設置される。これらのカメラは、それぞれ乗りかご10内における天井部近くの隅角部に配置される。より詳しくは、平面視において乗りかご10の対角線上に互いに対向して配置することが好ましい。
これらの第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bにより撮影された乗りかご10内の状況の画像は、図3に示すカメラ制御装置40へと送られる。カメラ制御装置40は、第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bの動作を制御するとともに、これらのカメラから送られてきた画像の処理を行う。
カメラ制御装置40は位置検出部41を備えている。位置検出部41は、第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bから出力された画像に基づいて、乗りかご10内の利用者の位置を検出する。
カメラ制御装置40の位置検出部41により検出された乗りかご10内における利用者の位置に関する情報は、かご制御装置50へと送られる。かご制御装置50は、乗りかご10の動作全般を制御するためのものである。かご制御装置50は、ゾーン判定部51、記憶部52、操作盤選択部53及び発音制御部54を備えている。
位置検出部41により検出された乗りかご10内における利用者の位置に関する情報は、かご制御装置50のゾーン判定部51へと入力される。かご制御装置50の記憶部52には、乗りかご10内の空間を平面視において分割することにより設定された領域(ゾーン)が、乗りかご10内に設けられた複数の操作盤20a〜20fのそれぞれに対応付けて予め記憶されている。ゾーン判定部51は、この記憶部52に記憶されている情報を参照し、位置検出部41により検出された乗りかご10内における利用者の位置が、乗りかご10内のどの領域(ゾーン)に属しているのかを判定する。
かご制御装置50の操作盤選択部53は、ゾーン判定部51により判定された領域に対応付けられて記憶部52に記憶された操作盤を利用者に案内する対象として選択する。このように、ゾーン判定部51及び操作盤選択部53は、位置検出部41により検出された利用者の乗りかご10内における位置に基づいて、複数の操作盤20a〜20fのうちから当該利用者に案内する操作盤を決定する決定手段を構成している。
以上の記憶部52と決定手段(ゾーン判定部51及び操作盤選択部53)とによる案内対象操作盤の決定動作について、図2を参照しながら具体的な例で説明する。前述したように乗りかご10内には、複数(ここでは6つ)の操作盤20a〜20fが設置されている。乗りかご10内の空間は、平面視において、これらの操作盤20a〜20fのそれぞれに対応して6つの領域A〜Fに分割されている。
記憶部52には、このようにして設定された領域A〜Fに関する情報が記憶される。この際、領域A〜Fは、それぞれ操作盤20a〜20fのいずれかに対応付けられる。この図2の例においては、領域Aは正面側正操作盤20aに、領域Bは正面側副操作盤20bに、それぞれ対応付けられている。また、領域Cは車椅子用正操作盤20cに、領域Dは車椅子用副操作盤20dに、それぞれ対応付けられている。そして、領域Eは背面側正操作盤20eに、領域Fは背面側副操作盤20fに、それぞれ対応付けられている。
このように、ある操作盤に対応付けられる領域は、当該操作盤の近くであって、当該操作盤を含み、かつ、当該操作盤以外の操作盤を含まないように設定されている。また、各領域A〜Fは、互いに重なり合うことがないようにも設定されている。
ゾーン判定部51は、位置検出部41により検出された利用者の位置が、領域A〜Fのうちのどの領域内にあるのかを判定する。そして、操作盤選択部53は、ゾーン判定部51により判定された領域に対応付けられている操作盤を利用者に案内する対象として選択する。
具体的に例えば、利用者が領域A内にいる場合には、操作盤選択部53は正面側正操作盤20aを案内対象として選択する。また、利用者が領域D内にいる場合には、操作盤選択部53は車椅子用副操作盤20dを案内対象として選択する。他の領域についても同様である。
かご制御装置50の発音制御部54は、各操作盤に設けられた音声鳴動装置(スピーカ)21a〜21fのうち、以上のようにして決定された案内対象の操作盤に設けられたものから案内用の音声を鳴動させる。この際に鳴動される案内用の音声の内容は、案内対象の操作盤の位置を利用者に知らせるものである。具体的に例えば、「操作盤はこちらです」という音声等が考えられる。
このように、発音制御部54と操作盤20a〜20fのそれぞれに設けられたスピーカ21a〜21fとは、決定手段(ゾーン判定部51及び操作盤選択部53)により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内する案内手段を構成している。
以上のように構成されたエレベータの音声案内装置においては、利用者が乗りかご10内に乗り込むと、その状況が第1のカメラ30a及び/又は第2のカメラ30bにより撮影される。そして、これらのカメラにより撮影された画像に基づいて、位置検出部41は、当該利用者の乗りかご10内における位置を検出する。
続いて、ゾーン判定部51は、位置検出部41により検出された当該利用者の位置が、領域A〜Fのうちどの領域内にあるのかを判定する。そして、操作盤選択部53は、操作盤20a〜20fのうちから、ゾーン判定部51により判定された領域に対応する操作盤を案内対象として選択する。
発音制御部54は、スピーカ21a〜21fのうち、操作盤選択部53により選択された操作盤に設けられているスピーカから、当該操作盤の設置位置を利用者に案内する音声を鳴動させる。このようにして、利用者は、自分の位置から近い操作盤の位置を知ることができる。
なお、以上においては、第1のカメラ30a、第2のカメラ30bにより、乗りかご10内に乗り込んだ利用者が撮影された場合に、ほぼ直ちに操作盤の位置の音声案内を行う場合について説明した。
しかし、操作盤の位置の音声案内を行う条件については、次に述べるように種々の変形例を採用することが可能である。まず、第1の例として、乗りかご10が停止階で戸開してから予め定められた一定時間が経過してもいずれの操作盤も操作されなかった場合に、案内手段(発音制御部54及びスピーカ21a〜21f)により、操作盤の位置を利用者に音声で案内するというものがある。
この第1の例によれば、戸開してから一定時間が経過しても操作盤が操作されなかった事から、乗り込んだ利用者が視覚障害者等であって操作盤の位置の把握に手間取っている可能性を考慮して、適切に操作盤の位置を音声で案内することができる。
次に、第2の例として、乗りかご10が停止階で一度戸開してから戸閉してもいずれの操作盤も操作されなかった場合に、案内手段(発音制御部54及びスピーカ21a〜21f)により、操作盤の位置を利用者に音声で案内するというものが考えられる。この第2の例によっても、第1の例と同じく、必要な者に適切に音声案内を実施することができる。
また、第3の例として、乗りかご10内に予め定められた一定人数以上の利用者がいることが検出された場合には、案内手段(発音制御部54及びスピーカ21a〜21f)は操作盤が設置された位置の音声案内を行わないようにしてもよい。
既に多くの利用者が乗りかご10内にいる場合、どの操作盤の近くにもいずれかの利用者がいる可能性が高く、操作盤の位置を案内することはそぐわないと考えられる。したがって、このような場合においては操作盤の位置の音声案内を行わないようにすることで、不必要な音声案内を抑制することができる。
なお、乗りかご10内に予め定められた一定人数以上の利用者がいるか否かの判断は、第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bにより撮影された画像に基づいて行うことができる。あるいは、乗りかご10内の荷重を検出する秤装置を設けた上で、この秤装置の検出結果から乗りかご10内の人数を判断することもできる。
以上のように構成されたエレベータの音声案内装置は、エレベータの乗りかご0内に設置された複数の操作盤20a〜20fと、乗りかご内の状況を撮影して画像として出力する撮像手段である第1のカメラ30a及び第2のカメラ30bと、撮像手段から出力された画像に基づいて、乗りかご10内の利用者の位置を検出する位置検出部41と、位置検出部41により検出された利用者の乗りかご10内における位置に基づいて、複数の操作盤20a〜20fのうちから当該利用者に案内する操作盤を決定する決定手段であるゾーン判定部51及び操作盤選択部53と、決定手段により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内する案内手段である発音制御部54及びスピーカ21a〜21fと、を備えている。
このため、乗りかご内に複数の操作盤が設置されている場合に、特に視覚障害者である利用者にとって操作しやすい操作盤の位置を適切に案内することができる。また、利用者に近い操作盤の使用を促すことで、利用者が乗りかごに乗ってから行先階を登録するまでにかかる時間を短縮し、運転効率の向上を図るとともに、行先階が登録される前に乗りかごが出発してしまうことを防止することができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの乗りかご内を模式的に示す平面図である。
この実施の形態2においては、図4に示すように、実施の形態1で説明した領域A〜Fの他に、さらに非検出ゾーンとして領域Nが設定されている。この領域Nは、操作盤20a〜20fのいずれにも対応付けられていない状態で、記憶部52に記憶されている。領域Nは、乗りかご10内の平面視において、正面出入口11の略中央から乗りかご10内の中央部を経て背面出入口12の略中央へと繋がる領域として設定されている。
位置検出部41により検出された利用者の位置が領域N内にあるとゾーン判定部51により判定された場合には、領域Nにはいずれの操作盤も対応付けられていないため、操作盤選択部53は、音声案内対象の操作盤なしと判断する。そして、操作盤選択部53により音声案内対象の操作盤なしと判断された場合には、案内手段(発音制御部54及び音声鳴動装置)は操作盤が設置された位置の音声案内を行わない。
なお、前述した実施の形態1においては、音声鳴動装置を操作盤20a〜20fのそれぞれについてスピーカ21a〜21fとして設けていた。これに対し、この実施の形態2においては、音声鳴動装置の別の例として、乗りかご10内に1つのかご内スピーカ60を設けている。
この場合、発音制御部54は、常にかご内スピーカ60から操作盤の位置の案内用音声を鳴動させることになる。その際、案内用音声の具体的な内容としては、案内対象の操作盤の設置された方向等を含むものとなる。この場合の、操作盤の設置された方向は、利用者の位置と向きとから判断される。この実施の形態2のように、実施の形態1においてスピーカ21a〜21fに代えてかご内スピーカ60を設けるようにすることもできる。
その他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの音声案内装置は、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、いずれの操作盤からも離れた乗りかご10における平面視略中央の領域については、いずれの操作盤も対応付けないようにすることで、いずれの操作盤も利用者にとりたてて近いとは言えないような状況における不必要な音声案内を抑制して、より適切に利用者が操作しやすい操作盤の位置を案内することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3に係るもので、エレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。
ここで説明するこの発明の実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、乗りかご内へと乗り込んだ利用者の位置からそれぞれの操作盤までの距離に基づいて、当該利用者に音声案内する対象の操作盤を選択・決定するようにしたものである。
すなわち、図5に示すように、この実施の形態3においては、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成が備えていたゾーン判定部51に代えて、距離算出部55がかご制御装置50に備えられている。
この距離算出部55は、記憶部52に記憶された情報を参照し、位置検出部41により検出された利用者の位置からそれぞれの操作盤20a〜20fまでの距離を算出する。このため、この実施の形態3においては、記憶部52にはそれぞれの操作盤20a〜20fの乗りかご10内における設置位置が予め記憶されている。
かご制御装置50が備える操作盤選択部53は、距離算出部55により算出された利用者から各操作盤20a〜20fまでの距離に基づいて、操作盤20a〜20fのうちから当該利用者に案内する操作盤を選択する。
この選択において、操作盤選択部53は、まず、各操作盤20a〜20fについて、距離算出部55により算出された利用者の位置までの距離を比較する。そして、利用者の位置までの距離が最も短い操作盤を、案内対象として選択する。
この際、操作盤選択部53は、距離算出部55により算出された利用者までの距離が予め定められた一定距離以上である操作盤は、当該利用者に案内する対象として選択しないようにしてもよい。操作盤20a〜20fのいずれにおいても利用者までの距離が一定距離以上であった場合、すなわち、利用者がいずれの操作盤からも一定距離以上離れていた場合には、操作盤選択部53は、当該利用者について案内対象となる操作盤はないと判断する。したがって、前述した実施の形態2の非検出ゾーン(領域N)を設定した場合に相当する作用効果を得ることができる。
案内手段(発音制御部54、及び、スピーカ21a〜21f又はかご内スピーカ60)は、以上のようにして操作盤選択部53により選択された操作盤の設置位置を利用者に音声で案内する。このようにして、利用者は、自分の位置から近い操作盤の位置を知ることができる。
なお、他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの音声案内装置においても、実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4に係るもので、エレベータの音声案内装置の構成を示すブロック図である。
ここで説明するこの発明の実施の形態4は、前述した実施の形態1から実施の形態3のいずれかの構成において、ある停止階において新たに乗車してきた利用者に対して、操作盤の設置位置の音声案内を実施するようにしたものである。
すなわち、図6に示すように、カメラ制御装置40には、新規乗客判定部42が備えられている。新規乗客判定部42は、撮像手段(第1のカメラ30a及び/又は第2のカメラ30b)から出力された画像に基づいて、乗りかご10内に新たに乗り込んできた利用者を判定する。
この判定は、例えば、乗りかご10が停止階に停止して戸開する直前に撮影された画像を一時的に保持しておき、戸開後に撮影された画像とこの保持しておいた画像とを比較することにより行うことができる。
位置検出部41は、新規乗客判定部42により乗りかご10内に新たに乗り込んできたと判定された利用者について、乗りかご10内の位置を検出する。乗りかご10の停止前に既に乗りかご10内にいた利用者については、その位置は検出されない。
決定手段(ゾーン判定部51又は距離算出部55、及び、操作盤選択部53)は、位置検出部41によりその位置が検出されない利用者については、案内対象となる操作盤の決定を行わない。したがって、既に乗りかご10内にいた利用者に対しては操作盤の位置の音声案内は行われず、新たに乗りかご10に乗り込んできた利用者に対して案内対象となる操作盤の選定と当該操作盤の位置の音声案内とが行われる。
なお、他の構成については実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様であって、その詳細説明は省略する。ここで、図5においては、かご制御装置50がゾーン判定部51を備えている構成、すなわち、実施の形態1又は実施の形態2の構成を図示しているが、ゾーン判定部51に代えて距離算出部55を備えた実施の形態3の構成を採用してもよい。
以上のように構成されたエレベータの音声案内装置においては、実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様の効果を奏することができるのに加えて、新たに乗車してきた利用者に対して操作盤の設置位置の音声案内を実施し、停止階において新たに乗車してきた利用者がいない場合には音声案内を実施しないようにすることができる。したがって、不必要な音声案内を抑制して必要時により適切な音声案内を実施することが可能である。
10 乗りかご、 11 正面出入口、 12 背面出入口、 20a 正面側正操作盤、 20b 正面側副操作盤、 20c 車椅子用正操作盤、 20d 車椅子用副操作盤、 20e 背面側正操作盤、 20f 背面側副操作盤、 21a 正面側正スピーカ、 21b 正面側副スピーカ、 21c 車椅子用正スピーカ、 21d 車椅子用副スピーカ、 21e 背面側正スピーカ、 21f 背面側副スピーカ、 30a 第1のカメラ、 30b 第2のカメラ、 40 カメラ制御装置、 41 位置検出部、 42 新規乗客判定部、 50 かご制御装置、 51 ゾーン判定部、 52 記憶部、 53 操作盤選択部、 54 発音制御部、 55 距離算出部、 60 かご内スピーカ

Claims (10)

  1. エレベータの乗りかご内に設置された複数の操作盤と、
    前記乗りかご内の状況を撮影して画像として出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像に基づいて、前記乗りかご内の利用者の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された利用者の乗りかご内における位置に基づいて、前記複数の操作盤のうちから当該利用者に案内する操作盤を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内する案内手段と、を備えたことを特徴とするエレベータの音声案内装置。
  2. 前記複数の操作盤のそれぞれに対応付けて前記乗りかご内に設定された領域を予め記憶する記憶手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記記憶手段に記憶された情報を参照し、前記位置検出手段により検出された利用者の位置が属する前記領域を判定する領域判定手段と、
    前記領域判定手段により判定された領域に対応付けられて前記記憶手段に記憶された操作盤を利用者に案内する対象として選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの音声案内装置。
  3. 前記乗りかご内に、前記複数の操作盤のいずれにも対応付けられない領域が設定されたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの音声案内装置。
  4. それぞれの前記複数の操作盤の前記乗りかご内における設置位置を予め記憶する記憶手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記記憶手段に記憶された情報を参照し、前記位置検出手段により検出された利用者の位置からそれぞれの前記複数の操作盤までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された距離に基づいて利用者に案内する操作盤を選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの音声案内装置。
  5. 前記選択手段は、前記距離算出手段により算出された距離が予め定められた一定距離以上である操作盤は、利用者に案内する対象として選択しないことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの音声案内装置。
  6. 前記案内手段は、
    前記複数の操作盤のそれぞれに設けられた音声鳴動装置と、
    前記決定手段により決定された操作盤に設けられた前記音声鳴動装置から音声を鳴動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベータの音声案内装置。
  7. 前記撮像手段から出力された画像に基づいて、前記乗りかご内に新たに乗り込んできた利用者を判定する新規乗客判定手段を備え、
    前記位置検出手段は、前記新規乗客判定手段により前記乗りかご内に新たに乗り込んできたと判定された利用者について、前記乗りかご内の位置を検出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のエレベータの音声案内装置。
  8. 前記案内手段は、前記乗りかごが停止階で戸開してから予め定められた一定時間が経過してもいずれの操作盤も操作されなかった場合に、前記決定手段により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のエレベータの音声案内装置。
  9. 前記案内手段は、前記乗りかごが停止階で一度戸開してから戸閉してもいずれの操作盤も操作されなかった場合に、前記決定手段により決定された操作盤が設置された位置を利用者に音声で案内することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のエレベータの音声案内装置。
  10. 前記案内手段は、前記乗りかご内に予め定められた一定人数以上の利用者がいることが検出された場合には、操作盤が設置された位置の案内を行わないことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のエレベータの音声案内装置。
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