JPH02147577A

JPH02147577A - エレベータ呼び登録装置

Info

Publication number: JPH02147577A
Application number: JP63303029A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Yoshiji; 吉次　達夫
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-11-30
Filing date: 1988-11-30
Publication date: 1990-06-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、エレベータの呼び登録装置に関するもので
ある。

（従来の技術）エレベータ乗場には、通常、昇り方向の呼び登録ボタン
と、降り方向の呼び登録ボタンとが設けられている。そ
して、目的とする階床が現在層る階床より上であれば昇
り方向の呼び登録ボタンを押し、下であれば降り方向の
呼び登録ボタンを押すようになっている。

従って、荷物等を両手に持っている場合には、−旦、荷
物を下ろしてから呼び登録ボタンを操作しなければなら
なかった。

一方、近年は不特定和者の音声を認識する音声認識技術
か向上したことに伴い、この音声認識を利用して上記不
具合を解消することが試みられている。すなわち、エレ
ベータ乗場にマイクロホンを設け、このマイクロホンを
通して得られる音声信号と、予め登録してある登録音声
とが一致するか否かを判定する、いわゆる、音声認識に
よって昇り方向、降り方向、および行先階の呼び登録を
可能にするエレベータの呼び登録装置が提案されるよう
になった。

この場合、エレベータ乗場が常に静寂であれば音声認識
に好都合であるが、エレベータ乗場の環境はこれとは逆
で、エレベータの待客の会話や乗場以外の音声あるいは
雑音をマイクロホンが拾ってしまい、その分だけ認識率
の低下を免れなかった。

そこで、認識率向上のために、マイクロホンの前に人が
居ることを検出する人検出装置を設け、この人検出装置
が人を検出した時に限ってマイクロホンを動作させて音
声を入力する方法が採用されつつある。

（発明が解決しようとする課題）上述したように、音声認識によるエレベータ呼び登録装
置を用いれば荷物等を両手で持っている場合でも、この
荷物を下ろさないで済み、しかも、人検出手段が人を検
出した時に限ってマイクロホンを動作させるようにして
４工率を向上させることができる。

しかしながら、この従来のエレベータ呼び登録装置にあ
っては、人がマイクロホンの前に来たことにより実際に
呼び登録が可能になったとしてもいつ発声してよいか分
からず、しかも、発生した後に正しい呼び登録がなされ
たか否かも分からないという不具合があった。

特に、正しい呼び登録がなされたか否かの判定ができな
い点は、目の不自由な人達には不便であった。

この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、声による登録の可否、登録の状態および登録内容の
確認ができ、従来装置と比較して格段に利用し昌いエレ
ベータ呼び登録装置を得ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）この発明は、人検出手段が人を検出したときに音声によ
る呼び登録が可能であることを表示する表示手段と、マ
イクロホンを通して呼び登録したときに、実際の呼び登
録の状態および登録内容を音声で報知する音声出力手段
とを備えたものである。

（作　用）この発明においては、人検出手段がマイクロホンの前に
人が居ることを検出すると、表示手段に音声呼び登録が
可能である旨の表示がなされるため利用者はこれに従つ
−ご発声すればよく、しかも、実際の呼び登録の状態お
よび登録内容が音声出力手段で報知されるので発声によ
る呼び登録の状態確認ができるため、従来装置と比較し
て格段に利用し昌くなっている。

（実施例）以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。

第２図は本実施例を構成する主要な要素の配置を説明す
るためエレベータ乗場の外観図である。

同図において、エレベータ乗場１の正面にエレベータド
ア２があり、その上部にポジションインジケータ３が、
右側方に乗場呼び登録ボタン４がそれぞれ設けられてい
る。また、乗場呼び登録ボタン４での登録の他に、音声
認識による登録を可能にするべく、この乗場呼び登録ボ
タン４の上部にマイクロホン５が設けられ、さらに、こ
れらの前に立つと予ａｌｌＪされる領域内に超音波を発
生して人が居るか否かを検出する人検出装置６が天井に
設けられている。また、マイクロホン５の上部の見やす
い位置には、利用者に対して音声呼び登録が可能である
ことを表示するための音声呼び登録可能表示灯７が設け
られる他、その近くには登録の状態および登録内容を音
声で報知するためのスピーカ１２が設けられている。

第１図は本実施例の全体的構成を示すブロック図である
。同図において、マイクロホン５の音声入力信号５ａと
、人検出装置６の人検出信号６ａとが音声認識装置８に
入力されるようになっている。この音声認識装置８の内
部には音声が登録されており、人検出信号６ａが加えら
れたことを条件にして音声入力信号５ａを取り込むと共
に、入力音声と登録音声とが一致するか否かを判定し、
一致したとき呼び登録許可信号８ａを呼び登録装置９に
与え、一致しないとき認識不可信号８Ｃを音声出力装置
１１に与える。ここで、呼び登録装置９は呼び登録許可
信号８ａの他に呼び登録ボタン４の呼び登録信号４ａを
受け、呼び登録信号９ａを音声出力装置１１に加えると
共に、呼び登録信号９ｂを呼び登録ボタン４に加え、さ
らに、呼び登録信号９Ｃをエレベータ制御用計算機１０
に与え、その呼び登録消去信号１０ａによって呼び登録
信号９ａ、９ｂ、９ｃを消去する。一方、人検出装置６
の人検出信号６ｂが音声呼び登録可能表示灯７に与えら
れたとき、この音声呼び登録灯７が点灯し、音声出力装
置１１に呼び登録信号９ａが入力されたとき、音声信号
１１ａがスピーカ１２に与えられる。

なお、エレベータ制御用計算機１０がエレベータ駆動モ
ータ１３を制御し、カウンタウェイト１４を有するエレ
ベータかご１５を昇降、停止させるようになっている。

上記のように構成された本実施例の動作を、第３図をも
参照し、第４図のフローチャートに従って説明する。

エレベータ利用者がエレベータ乗場１に来てマイクロホ
ン５の前の検出領域へに立つと人検出装置６がこれを検
出して、人検出信号６ａを音声認識装置８に、人検出信
号６ｂを音声呼び登録可能表示灯７にそれぞれ出力する
（ステップ１０１）。

音声呼び登録可能表示灯７は人検出信号６ｂを受けて第
３図に示すような音声呼び登録可能表示を行う（ステッ
プ１０２）。

また、音声認識装置８は、人検出信号６ａを受け、比較
動作可能となり、マイクロホン５からの音声入力信号５
ａが入力されるのを待ち（ステップ１０３）、マイクロ
ホン５からの音声入力信号５ａが入力されると、既に登
録されている音声と比較し、音声の一致があった場合に
は入力された音声入力信号５ａに対応した音声呼び登録
許可信号８ａを呼び登録装置９に出力する（ステップ１
０４、　１０５）。

呼び登録装置９より音声出力装置１１に呼び登録信号９
ａが入力されるとスピーカ１２に音声信号１１ｇが入力
されてスピーカ１２より音声メツセージが出力される（
ステップ１０６）。

つまり、マイクロホン５が１階のエレベータ乗場１に設
置されている場合に、１階の人検出装置６の検出範囲に
人が立ちマイクロホン５から音声２工装置８に既に登録
されている音声「上」が入力されると、１階昇り方向呼
び登録の許可信号８ａが呼び登録装置９に入力され、呼
び登録装置９は、１階昇り方向呼び登録信号９ａを音声
出力装置１１に与え音声出力装置１１は音声信号１１ａ
をスピーカ１２に与え音声「上、呼び登録しました」を
発生する。また、１階昇り方向呼び登録信号９ｂを呼び
登録ボタン４に与え、昇り方向呼び登録灯を点灯させる
。それと同時に、呼び登録装置９は、１階昇り方向呼び
登録信号９Ｃをエレベータ制御用計算機１０に与え、エ
レベータかご１４を１階呼びに応答させる。

そして、エレベータかご１４が１階に応答すると、エレ
ベータ制御用計算機１０は、１階の昇り方向呼び登録消
去信号１０ａを呼び登録装置９に出力し、呼び登録装置
９はこの呼び登録消去信号１０ａを受けて、それまで出
力していた１階昇り方向呼び登録信号９ａ、９ｂ、９ｃ
の出力を停止し、１階の昇り方向呼び登録灯を消灯させ
、１階昇り方向呼び登録を消去する。

前記ステップ１０１において、人検出装置６からの人検
出信号６ａが音声認識装置８に入力されない時には、こ
の音声認識装置８はその比較動作を禁止され、マイクロ
ホン５から音声入力信号５ａが与えられても、比較動作
を行なわない（ステップ１０７）。

また、上記ステップ１０３において、マイクロホン５か
ら音声入力信号５ａが入力されない場合、またステップ
１０４においてマイクロホン５からの音声入力信号５ａ
が予め登録された音声と一致しない場合も、音声による
呼び登録は行われず、音声認識装置８より認識不可信号
８Ｃが音声出力装置１１に出力され、音声出力装置１１
は音声信号１１ａをスピーカ１２に与え、音声「登録で
きません、もう−度登録して下さい」をスピーカ１２よ
り発生する（ステップ１０８）。

このようにして、エレベータ乗場１の音声人力用マイク
ロホン５の前に人が立っているかどうかを人検出装置６
により検出し、マイクロホン５の前に人が立った時、い
つ発声して呼び登録をして良いのかを、音声呼び登録可
能表示灯７に表示することができる。また、声により正
しい呼び登録ができたか否かを音声にてエレベータ利用
者に知らせることができる。

かくして、この実施例によれば、呼び登録をするための
発声時期、および呼び登録の結果が分からなかった従来
の装置に比べて格段に利用しやすくなっている。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかなようにこの発明によれば、
音声による呼び登録が可能であることを表示する表示手
段を設けたことにより何時、呼び登録のための発声をす
ればよいかの判断ができ、また、音声による呼び登録が
なされたときに登録の状態および登録内容を音声で報知
する音声出力手段を設けたことにより利用者の確認がで
きることとなり、従来装置と比べれば格段に利用し易く
なっている。

また、音声出力手段を設けたことにより目の不自由な人
達も安心して利用できるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第２図は同実施例の主要素の配置を示すエレベータ乗場
の外観図、第３図は同実施例の音声呼び登録可能表示灯
の表示例、第４図は同実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。４・・・呼び登録ボタン、５・・・マイクロホン、６・
・・人検出装置、７・・・音声呼び登録可能表示灯、８
・・・音声認識装置、９・・・呼び登録装置、ｌＯ・・
・エレベータ制御用計算機、１１・・・音声出力装置、
１２・・・スピーカ、１３・・・エレベータ駆動モータ
、１４・・・エレベータかご。

Claims

【特許請求の範囲】

エレベータ乗場にマイクロホンを設けると共に、このマ
イクロホンの前に人が居ることを検出する人検出手段を
設け、この人検出手段が人を検出したことを条件にして
音声認識手段が前記マイクロホンの入力音声と予め登録
してある登録音声とが一致するか否かを判定し、一致と
判定したとき登録音声に対応した呼び登録を行うエレベ
ータ呼び登録装置において、前記人検出手段が人を検出
したときに音声による呼び登録が可能であることを表示
する表示手段と、音声による呼び登録の状態および登録
内容を音声で報知する音声出力手段とを備えたことを特
徴とするエレベータ呼び登録装置。