JP2020083543A - エレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高齢者がアナウンスを聞き取りやすいエレベーターを提供する。【解決手段】エレベーター装置1は、複数階床の乗場間を移動する乗りかごと、乗りかごの利用者の中から高齢者を検知する検知部と、アナウンスパターンに基づくアナウンスを乗りかご内の出力部から出力する出力制御部と、第1のアナウンスパターンと、第2のアナウンスパターンとを記憶し、検知部により高齢者が検知された場合、第1のアナウンスパターンから切替えて第2のアナウンスパターンを出力制御部に出力する切替部とを有する。第2のアナウンスパターンは、第1のアナウンスパターンと比較して、高齢者がアナウンスをより明瞭に聴取可能となる特性を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、エレベーター装置に関する。
近年、高齢化社会が急速に進行しており、エレベーターにおいても、高齢者が利用しやすいように様々な工夫がなされている。
例えば特許文献1には、高齢者のための特殊運転機能を持たせたエレベーターが開示されている。かかるエレベーターでは、乗りかごの起動時や停止時の加減速を通常よりも緩やかにしたり、乗り場や乗りかご内での表示の色や輝度を認識しやすいものにしたり、アナウンスの音量を大きくしたり、ドアの開時間を延長したりする等の制御を、専用の操作ボタンの操作を契機として行っている。これにより、高齢者が利用しやすいエレベーターを実現できるとされている。
また、例えば特許文献2には、カメラ画像を用いて認識した乗りかご内の乗客の状況に応じて、乗客に適切なサービスを提供するエレベーター制御システムが開示されている。かかるエレベーター制御システムでは、高齢者の乗車を検知すると、エレベーターのドアの開時間を延長したり、ドアの閉じ速度を低下させたりする制御を行っている。
しかしながら、上述の特許文献1及び2では、高齢者の特徴が十分に考慮されているとは言えない。例えば、単に聴力低下という高齢者の特徴に基づいて、特許文献1に開示のように、アナウンスの音量を大きくするだけでは、高齢者がアナウンスを聞き取りやすくなるとは限らない。また、特許文献2では、アナウンスを聞き取ることに困難を伴うという高齢者の特徴については、そもそも着目されていない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高齢者がアナウンスを聞き取りやすいエレベーターを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明においては、エレベーター装置は、複数階床の乗場間を移動する乗りかごと、前記乗りかごの利用者の中から高齢者を検知する検知部と、アナウンスパターンに基づくアナウンスを前記乗りかご内の出力部から出力する出力制御部と、第1のアナウンスパターンと、第2のアナウンスパターンとを記憶し、前記検知部により高齢者が検知された場合、前記第1のアナウンスパターンから切替えて前記第2のアナウンスパターンを前記出力制御部に出力する切替部とを有し、前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンと比較して、高齢者がアナウンスをより明瞭に聴取可能となる特性を有することを特徴とする。
本発明によれば、高齢者がアナウンスを聞き取りやすいエレベーターを提供できる。
以下図面に基づき、本発明の実施例を詳述する。以下の実施例を説明するための各図面において、同一の参照番号で同一あるいは類似の機能を備えた構成要件を示し、後出の説明を省略する。また実施例及び変形例は、本発明の技術思想の範囲内及び整合する範囲内でその一部又は全部を組合せることができる。
<エレベーター装置の構成>
図1は、実施例のエレベーター装置の全体構成例を示す概略構成図である。本実施例では、複数の階床を有する建物内において1機のエレベーターの乗りかごを有するエレベーター装置が設置されている例を説明する。なお、本実施例においては、エレベーター装置の乗りかごの昇降駆動機構については、図示及び説明を省略している。
図1は、実施例のエレベーター装置の全体構成例を示す概略構成図である。本実施例では、複数の階床を有する建物内において1機のエレベーターの乗りかごを有するエレベーター装置が設置されている例を説明する。なお、本実施例においては、エレベーター装置の乗りかごの昇降駆動機構については、図示及び説明を省略している。
エレベーター装置1は、エレベーター制御装置2と、エレベーターの乗りかご3と、乗場操作盤6とを有する。乗りかご3は、昇降によって複数の階床の乗場間を移動する。乗りかご3には、かご制御装置31が備えられる。なお、本実施例では、エレベーター装置1は、1機のエレベーターの乗りかご3を有するとして説明するが、これに限らず、エレベーター装置1は、複数号機のエレベーターの乗りかご3を有してもよい。
エレベーター制御装置2は、エレベーター機械室または昇降路内に設けられ、乗りかご3の運転の制御及び管理を行う。エレベーター制御装置2は、乗りかご3のかご制御装置31と電気的に接続されている。乗りかご3のかご制御装置31は、乗りかご3内で登録された行先階の情報や、乗りかご3内での高齢者の検知結果を、エレベーター制御装置2に出力する。
ここで、詳しくは後述するが、エレベーターの乗りかご3の運転には、高齢者向けの運転態様の高齢者運転と、エレベーターの一般的な運転態様の通常運転とがある。かご制御装置31は、エレベーター制御装置2から、乗りかご3内での高齢者検知又は後述の乗場操作盤6による高齢者検知に応じて高齢者運転を行う切替指令を受信すると、乗りかご3に備えられる各種機器を、高齢者運転対応に切替える制御を行う。
エレベーター装置1は、図示しない電源装置と、電源装置からの電源供給状態を監視すると共にバックアップ電源を有する補助電源装置とを備えている。電源装置と補助電源装置とは、エレベーター機械室または昇降路内に設けられている。補助電源装置は、停電が発生して電源装置からの電源が遮断されると、電源装置からの電源からバックアップ電源へ自動的に切り換えることにより停電が発生してから電源装置からの電源が復旧するまでの期間に亘ってバックアップ電源をエレベーター制御装置2と乗りかご3とにそれぞれ供給する。
また、建物の各階床のエレベーター乗場4には、エレベーターの左右一対の開閉扉5と、利用者がエレベーターを利用する際の行先階が階上である階下であるかの情報を含む利用予約情報の登録を行うことができる乗場操作盤6とがそれぞれ設けられている。各階床のエレベーター乗場4に設けられる乗場操作盤6の構成は、概ね同一である。乗場操作盤6は、エレベーター制御装置2と電気的に接続されている。エレベーター制御装置2は、利用者が乗場操作盤6を操作して利用予約情報の登録を行うと、利用予約情報が乗場操作盤6からエレベーター制御装置2に入力される。
エレベーター制御装置2には、乗場操作盤6からの利用予約情報と、後述のかご内操作盤324(図5参照)から登録された利用者の行先階の情報と、乗りかご3の位置、乗りかご3の移動方向、及び乗りかご3の左右一対の開閉扉5及び開閉扉325(図2参照)のスライド開閉動作等を含む運転情報とがそれぞれ入力される。本実施例では、開閉扉325が駆動され、開閉扉5が開閉扉325に連動することで、開閉扉5及び開閉扉325が開閉するとするが、これに限定されるものではない。そして、エレベーター制御装置2は、利用予約情報と運転情報とに基づいて、エレベーターの運転を管理すると共に、利用予約情報を出力した乗場操作盤6が設けられている階床に乗りかご3を到達させるように運転を制御する。
<かご内及びご内操作盤>
図2は、実施例のかご内におけるかご内操作盤の一例を示す図である。図3は、実施例の乗りかごのかご内の一例を示す断面図である。図2(a)に示すように、乗りかご3のかご内32には、乗りかご3の開閉扉325が設けられる側に、かご内操作盤324が設けられている。かご内操作盤324は、乗りかご3のかご制御装置31(図5参照)と電気的に接続されている。
図2は、実施例のかご内におけるかご内操作盤の一例を示す図である。図3は、実施例の乗りかごのかご内の一例を示す断面図である。図2(a)に示すように、乗りかご3のかご内32には、乗りかご3の開閉扉325が設けられる側に、かご内操作盤324が設けられている。かご内操作盤324は、乗りかご3のかご制御装置31(図5参照)と電気的に接続されている。
かご内操作盤324は、情報表示部3241と、操作ボタン3243とを有する。情報表示部3241は、乗りかご3の位置及び乗りかご3の移動方向を表示する表示装置である。操作ボタン3243は、利用者による乗りかご3の行先階登録及び開閉扉325の開閉指示の入力を受け付ける入力装置である。情報表示部3241及び操作ボタン3243は、高齢者であっても情報表示部3241の表示内容の視認及び操作ボタン3243の操作を容易に行い得る程度の高さ方向の低い位置に設けられている。
なお、かご内操作盤324は、情報表示部3241及び操作ボタン3243の他に、非常時に用いられる非常時ボタン、マイク、及びスピーカーも備えるが、これらも高齢者が容易に扱い得る程度の高さ方向の低い位置に設けられている。
また、図2(a)及び図3に示すように、かご内32には、開閉扉325の上方の天枠部分に、乗りかご3に乗り込んだ利用者が高齢者であるかを画像認識等により判定するためにかご内32に存在する利用者を撮影するカメラ322が設けられている。なお、人物を検出できるものであれば、カメラ322に限らず、各種センサであってもよい。
また、図3に示すように、かご内32の床面326の床下には、インダクションループ323が設けられている。インダクションループ323は、後述の乗りかご3のかご制御装置31(図5参照)と電気的に接続されており、かご制御装置31によりオン及びオフが制御される。
なお、図2(b)は、かご内32におけるかご内操作盤の他例を示す。即ち、図2(a)に示すかご内操作盤324に限られず、図2(b)に示すように、乗りかご3のかご内32において、乗りかご3の開閉扉325が設けられる側にかご内操作盤324aが設けられ、乗りかご3の壁面にかご内操作盤324bが設けられてもよい。かご内操作盤324a及び324bは、乗りかご3のかご制御装置31(図5参照)と電気的に接続されており、情報の表示及び入力に関して同一の機能を有する。
かご内操作盤324aの情報表示部3241a及び操作ボタン3243aは、高齢者以外を対象として設けられた表示装置及び入力装置である一方、かご内操作盤324bの情報表示部3241b及び操作ボタン3243bは、高齢者を対象として設けられた表示装置及び入力装置である。よって、情報表示部3241b及び操作ボタン3243bは、情報表示部3241a及び操作ボタン3243aと比較して、高齢者であっても情報表示部3241bの表示内容の視認及び操作ボタン3243bの操作を容易に行い得るような高さ方向のより低い位置に設けられている。
なお、かご内操作盤324bも、情報表示部3241b及び操作ボタン3243bの他に、非常時に用いられる非常時ボタン、マイク、及びスピーカーを備えるが、これらも高齢者が容易に扱い得る程度の高さ方向の低い位置に設けられている。
<乗場操作盤>
図4は、実施例の乗場操作盤の一例を示す図である。図4に示すように、乗場操作盤6は、高齢者以外向けの一般ボタン62と、高齢者向けの高齢者ボタン63とを備えている。
図4は、実施例の乗場操作盤の一例を示す図である。図4に示すように、乗場操作盤6は、高齢者以外向けの一般ボタン62と、高齢者向けの高齢者ボタン63とを備えている。
一般ボタン62は、利用者が操作して、エレベーターを利用して階上へ移動する利用予約情報の登録を行うための階上利用登録ボタン621と、エレベーターを利用して階下へ移動する利用予約情報の登録を行うための階下利用登録ボタン622とを含む。また、高齢者ボタン63は、利用者が操作して、エレベーターを利用して階上へ移動する利用予約情報の登録を行うための階上利用登録ボタン631と、エレベーターを利用して階下へ移動する利用予約情報の登録を行うための階下利用登録ボタン632とを含む。
階上利用登録ボタン631及び階下利用登録ボタン632は、階上利用登録ボタン621及び階下利用登録ボタン622と比較して、高齢者であっても視認及び操作を容易に行い得るように、より大型のボタンで構成され、かつ、高さ方向のより低い位置に設けられている。
なお、高齢者ボタン63を、一般ボタン62と比較して、より大型のボタンで構成し、高さ方向のより低い位置に設けることで、高齢者を表現したマーク等を設けず、操作しやすい高齢者ボタン63の操作へ、拒まれることなく高齢者を誘導することができる。このため、高齢者に“年寄り扱い”を意識させずに、高齢者を検知し、エレベーターの高齢者運転への切替えを実施して、高齢者に、疎外感を感じさせることなく、安心かつ快適にエレベーターを利用させることができる。
なお、高齢者ボタン63を含む乗場操作盤6及び高齢者判定処理部231は、第1の検知部の一例である。
<エレベーター装置の機能構成>
図5は、実施例のエレベーター装置の機能構成例を示すブロック図である。図5に示すように、エレベーター装置1は、エレベーター制御装置2と、乗りかご3と、乗場操作盤6とを有する。
図5は、実施例のエレベーター装置の機能構成例を示すブロック図である。図5に示すように、エレベーター装置1は、エレベーター制御装置2と、乗りかご3と、乗場操作盤6とを有する。
エレベーター制御装置2は、記憶部21と、制御部22と、高齢者運転制御部23とを有する。制御部22は、記憶部21と協働して、乗りかご3の昇降制御を含むエレベーター装置1の全体制御を行う。制御部22は、かご制御装置31の制御部312と電気的に接続されている。高齢者運転制御部23は、所定の記憶部(あるいは記憶部21)と協働してエレベーター装置1における高齢者運転を制御する。なお、制御部22と高齢者運転制御部23とは、CPU等の処理装置であるが、これらは統合されていてもよい。
高齢者運転制御部23は、各階床にそれぞれ設けられた乗場操作盤6と電気的に接続されている。乗場操作盤6は、CPU等の処理装置である制御部61と、一般ボタン62と、高齢者ボタン63とを有する。制御部61は、一般ボタン62及び高齢者ボタン63の操作の検知結果を、高齢者運転制御部23に出力する。
高齢者運転制御部23は、高齢者判定処理部231と、高齢者運転切替処理部232とを有する。
高齢者判定処理部231は、乗場操作盤6の制御部61による一般ボタン62及び高齢者ボタン63の何れが操作されたかの検知結果をもとに、乗場操作盤6のボタンの操作者が高齢者であるかを判定する。高齢者運転切替処理部232は、高齢者判定処理部231により乗場操作盤6のボタンの操作者が高齢者と判定されると、エレベーター制御装置2の制御部22を介して、乗りかご3の制御部312に、乗りかご3の開閉扉325の開時間延長指令を出力する。
高齢者運転切替処理部232は、後述のように、乗りかご3のかご制御装置31の高齢者判定処理部314による、乗りかご3に高齢者が乗り込んできたとの判定結果に応じて、乗りかご3の運転を高齢者運転に切替える。また、高齢者運転切替処理部232は、高齢者運転が終了すると、高齢者運転から通常運転に切替える。
乗りかご3は、かご制御装置31と、スピーカー321と、カメラ322と、インダクションループ323と、かご内操作盤324と、開閉扉325とを有する。スピーカー321と、カメラ322と、インダクションループ323と、かご内操作盤324とは、乗りかご3のかご内32に設けられる。スピーカー321は、かご内操作盤324の下側部分の、高齢者が出力アナウンスを容易に聴取し得るような高さ方向のより低い位置に設けられることが好ましい。
かご制御装置31は、乗りかご3内の利用者の状況を検知したり、乗りかご3に備えられた各種機器の制御を行ったりする。かご制御装置31は、記憶部311と、制御部312と、アナウンス切替部313と、高齢者判定処理部314と、画像処理部315と、インダクションループ装置316とを有する。
制御部312は、エレベーター制御装置2の制御部22と電気的に接続されている。制御部312は、記憶部311と協働して乗りかご3に備えられた各機器の管理及び制御を行う。
また、制御部312は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介した高齢者運転切替処理部232からの開時間延長指令に応じて、開閉扉325の開閉制御の際、開閉扉325の開時間を、通常運転時の開時間よりもより長い時間へ延長する。
アナウンス切替部313は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介した高齢者運転切替処理部232からの高齢者用アナウンス切替指令及び通常アナウンス切替指令に応じて、後述の通常アナウンスパターン3131a及び高齢者用アナウンスパターン3131b(図6参照)を切替えて制御部312に出力する。制御部312は、アナウンス切替部313から出力された通常アナウンスパターン3131a及び高齢者用アナウンスパターン3131bに基づいて、スピーカー321から通常アナウンス又は高齢者用アナウンスを出力する。
高齢者判定処理部314は、カメラ322により撮影されたかご内32の利用者の画像が画像処理部315により画像処理された結果に基づいて、かご内32の利用者の画像の中に高齢者が存在するかを判定する。例えば、高齢者判定処理部314は、かご内32の利用者の画像から検出される利用者の頭部の追跡結果からこの利用者の乗り込み速度を解析し、所定以下の遅い乗り込み速度(あるいはかご内32に乗り込み完了するまでの所要時間が所定時間以上)の利用者を高齢者と判定する。あるいは、高齢者判定処理部314は、かご内32の利用者の画像から検出される利用者の顔から推定した年齢や姿勢(腰が曲がっている等)から、高齢者かどうかを判定してもよい。
高齢者判定処理部314は、判定結果を、乗りかご3の制御部312及びエレベーター制御装置2の制御部22を介して高齢者運転制御部23に出力する。カメラ322、高齢者判定処理部314及び画像処理部315は、第2の検知部の一例である。
インダクションループ装置316は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介した高齢者運転切替処理部232からのインダクションループ有効化指令及びインダクションループ無効化指令に応じて、インダクションループ装置316に対して、インダクションループ323の機能をオン及びオフにする指令を出力する。インダクションループ323の機能がオンにされると、スピーカー321からの出力と同様の音声が、インダクションループ323を介して乗りかご3内の補聴器利用者の補聴器に直接取り込まれる。
なお、上述した非常時に用いられるスピーカーからの出力も、スピーカー321からの出力と同様に、インダクションループ323を介して、乗りかご3内の補聴器利用者の補聴器に直接取り込まれる。つまり、乗りかご3内におけるあらゆる出力音声は、インダクションループ323の機能が有効化されると、乗りかご3内の補聴器利用者の補聴器に直接取り込まれようになる。
かご内操作盤324は、情報表示部3241と、制御部3242と、操作ボタン3243とを有する。制御部3242は、かご制御装置31の制御部312と電気的に接続されている。情報表示部3241は、制御部3242の制御のもと、エレベーター制御装置2の制御部22又は乗りかご制御装置31の制御部312から出力される乗りかご3の位置及び乗りかご3の移動方向等を含む各種情報を表示する。操作ボタン3243は、制御部3242の制御のもと、乗りかご3の利用者の操作による乗りかご3の行先階登録及び開閉扉325の開閉指示等の入力を受け付ける。制御部3242は、操作ボタン3243の操作検知を、乗りかご制御装置31の制御部312を介して、エレベーター制御装置2の制御部22に出力する。
<アナウンス切替部の構成>
図6は、アナウンス切替部の機能構成例を示すブロック図である。アナウンス切替部313は、乗りかご3のかご内32において、スピーカー321から出力して行先階への到着を利用者に事前に報知するアナウンスのパターンを切り替える。なお、アナウンスは、乗りかご3内の利用者に行先階への到着を事前に報知するものに限られず、乗りかご3内の利用者に階上及び階下の行先方向を報知するものやその他の情報を報知するもの、あるいは、エレベーター乗場4に設けられたスピーカーから出力されてエレベーターの待ち客に乗りかご3の到着等を報知するものであってもよい。
図6は、アナウンス切替部の機能構成例を示すブロック図である。アナウンス切替部313は、乗りかご3のかご内32において、スピーカー321から出力して行先階への到着を利用者に事前に報知するアナウンスのパターンを切り替える。なお、アナウンスは、乗りかご3内の利用者に行先階への到着を事前に報知するものに限られず、乗りかご3内の利用者に階上及び階下の行先方向を報知するものやその他の情報を報知するもの、あるいは、エレベーター乗場4に設けられたスピーカーから出力されてエレベーターの待ち客に乗りかご3の到着等を報知するものであってもよい。
図6に示すように、アナウンス切替部313は、記憶部3131と、切替制御部3132とを有する。記憶部3131は、不揮発性の記憶装置である。切替制御部3132は、CPU等の処理装置である。
記憶部3131は、高齢者以外向けの通常アナウンスパターン3131aと、高齢者向けの高齢者用アナウンスパターン3131bとを記憶している。通常アナウンスパターン3131aは、第1のアナウンスパターンの一例である。高齢者用アナウンスパターン3131bは、第2のアナウンスパターンの一例である。なお、本実施例でいう高齢者とは、加齢により、視覚、聴覚、又は歩行能力等の身体能力が、若年者や壮年者よりも低下した者である。
通常アナウンスパターン3131aは、通常開始タイミングa1と、通常アナウンススピードa2と、通常周波数a3と、通常アナウンスデータa4とを含む。高齢者用アナウンスパターン3131bは、高齢者用開始タイミングb1と、高齢者用アナウンススピードb2と、高齢者用周波数b3と、高齢者用アナウンスデータb4とを含む。
ここで、“開始タイミング”とは、アナウンスを開始するタイミングを規定する情報である。高齢者用開始タイミングb1は、乗りかご3の行先階への到着タイミングに先立って、通常開始タイミングa1よりも所定時間だけ開始タイミングが早い。
また、“アナウンススピード”とは、アナウンス速度を規定する情報である。無音区間を除く有音区間において、高齢者用アナウンススピードb2は、通常アナウンススピードa2よりも所定速度だけ遅い。
また、“周波数”とは、アナウンスの出力の音調の高低の周波数を規定する情報である。高齢者用周波数b3は、通常周波数a3よりも所定帯域だけ低い。高齢者用周波数b3は、例えば、周知の標準的な成人男性の発声の基本周波数である。
また、“アナウンスデータ”とは、アナウンスの音声データである。図7は、アナウンスデータの一例を示す図である。図7(a)は通常アナウンスデータa4の例を示し、図7(b)は高齢者用アナウンスデータb4の例を示す。
図7(a)の通常アナウンスデータa4と図7(b)の高齢者用アナウンスデータb4とは、行先階(図7の例では5階)への到着を利用者に事前に報知する同一のアナウンス内容を持つ音声データである。しかし、通常アナウンスデータa4が“まもなく5階に到着します”という1つのアナウンス文を含んだ音声データであるのに対して、高齢者用アナウンスデータb4は、“まもなく 5階 到着”のように、助詞を除外して単語毎に文章を区切り、単語間に所定時間の無音区間であるインターバルを設けた音声データとなっている。あるいは、高齢者用アナウンスデータb4は、“まもなく 5階に 到着 します”のように、文節で文章を区切り、文節間に所定時間のインターバルを設けた音声データであってもよい。あるいは、高齢者用アナウンスデータb4は、高齢者がより理解しやすい平易な表現のアナウンス内容の音声データであってもよい。
このように、高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aと比較して、アナウンスが、早いタイミングで開始され、ゆっくりとしたアナウンススピードで行われ、男性の低い声で行われ、単語又は文節で区切って行われ、アナウンスが明瞭に高齢者に聴取可能となる特性を有する。なお、高齢者用アナウンスパターン3131bは、この列挙した特性を1又は複数含むことに限られず、アナウンスが明瞭に高齢者に聴取可能となる他の特性を含んでもよく、例えば、同じアナウンス内容を所定回数だけ繰り返すものであってもよい。
<エレベーター運転制御処理>
図8は、実施例のエレベーター運転制御処理例を示すフローチャートである。図8に示すエレベーター運転制御処理は、一般ボタン62及び高齢者ボタン63の操作検知毎に、エレベーター制御装置2の高齢者運転制御部23により実行される処理である。
図8は、実施例のエレベーター運転制御処理例を示すフローチャートである。図8に示すエレベーター運転制御処理は、一般ボタン62及び高齢者ボタン63の操作検知毎に、エレベーター制御装置2の高齢者運転制御部23により実行される処理である。
先ず、高齢者運転制御部23は、高齢者ボタン63が操作されたかを判定する(ステップS11)。具体的には、高齢者運転制御部23の高齢者判定処理部231は、乗場操作盤6の制御部61が一般ボタン62及び高齢者ボタン63の何れの操作を検知したかを判定する。高齢者運転制御部23は、高齢者ボタン63の操作を検知した場合(ステップS11:Yes)、ステップS12に処理を移し、一般ボタン62の操作を検知した場合(ステップS11:No)、ステップS23に処理を移す。
ステップS12では、高齢者運転制御部23は、ステップS11で操作検知された高齢者ボタン63が設けられている階床(以下、乗車階と呼ぶ)に乗りかご3が到着すると、乗りかご3の開閉扉325を開状態にし、通常運転時よりも長い所定時間にわたって開状態を継続する開時間延長を行う。具体的には、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、乗車階に乗りかご3が到着すると、エレベーター制御装置2の制御部22を介して、乗りかご3のかご制御装置31の制御部312に、乗りかご3の開閉扉325の開時間延長指令を出力する。制御部312は、開時間延長指令を受けて、開閉扉325の開時間を延長する。開閉扉325の開時間が延長されると、歩行移動に困難を伴う高齢者であっても、余裕を持って安全に乗りかご3に乗り込むことができる。
続いて、高齢者運転制御部23は、乗りかご3のかご内32に設置されているカメラ322で高齢者を検知したかを判定する(ステップS13)。具体的には、かご制御装置31の高齢者判定処理部314は、乗車階に停止中の乗りかご3のかご内32に乗り込む人をカメラ322で撮影した画像を画像処理部315で画像処理した結果に基づいて、かご内32に乗り込む人のなかから高齢者を検知する。高齢者判定処理部314は、高齢者を検知した旨を、かご制御装置31の制御部312及びエレベーター制御装置2の制御部22を介して高齢者運転制御部23に出力する。このため、高齢者運転制御部23も、カメラ322で高齢者を検知することになる。高齢者運転制御部23は、高齢者を検知した場合(ステップS13:Yes)、ステップS14に処理を移し、高齢者を検知しなかった場合(ステップS13:No)、ステップS23に処理を移す。
ステップS14では、高齢者運転制御部23は、かご制御装置31の制御部312及びエレベーター制御装置2の制御部22を介して、かご内操作盤324から行先階の登録を受け付け、乗りかご3の開閉扉325を閉状態にして、高齢者運転を開始する。具体的には、高齢者運転制御部23は、高齢者運転として、次のステップS15〜S21を行う。
ステップS15では、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、高齢者用アナウンス切替えを行う。具体的には、高齢者運転切替処理部232は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介して、アナウンス切替部313に対して、高齢者用アナウンスパターン3131bを用いたアナウンスをスピーカー321から出力し得るように高齢者用アナウンス切替指令を出力する。アナウンス切替部313は、高齢者用アナウンス切替指令を受けて、かご制御装置31の制御部312に、高齢者用アナウンスパターン3131bを出力する。かご制御装置31の制御部312は、エレベーター制御装置2の制御部22の制御により、高齢者用アナウンスパターン3131bを用いて、かご内32の利用者に対して、例えば行先階への乗りかご3の到着を事前に報知するアナウンスをスピーカー321から出力することができるようになる。
続いて、ステップS16では、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、インダクションループ323をオンにする。具体的には、高齢者運転切替処理部232は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介して、インダクションループ装置316に対して、インダクションループ323の機能をオンにするインダクションループ有効化指令を出力する。インダクションループ装置316は、インダクションループ有効化指令を受けて、インダクションループ323の機能を有効化する。
例えば、腰の曲った高齢の補聴器利用者は、顔が下向きになるため、乗りかご3内でスピーカー321から出力されるアナウンスを聞き取りづらい状況になる。このような状況において、床下のインダクションループ323により、補聴器利用者は、乗りかご3内部でのアナウンスの音声を、インダクションループ323を介して補聴器に直接取り込み、アナウンス内容をより正確に把握することができるようになる。
続いて、高齢者運転制御部23は、制御部22の制御により、かご内操作盤324から登録された行先階まで乗りかご3を昇降させるサービスを実行し(ステップS17)、乗りかご3を行先階へ着床させる(ステップS18)。なお、高齢者運転制御部23は、ステップS17の処理の際に、通常運転時よりも、より低速で乗りかご3の開閉扉325を閉じ、乗りかご3を、より緩やかに加速させ、より低速で昇降させる制御を行ってもよい。さらに、高齢者運転制御部23は、ステップS17の処理の際に、通常運転時よりも、かご内操作盤324の情報表示部3241の表示色や輝度を、高齢者がより認識しやすいものに変更してもよい。また、高齢者運転制御部23は、ステップS18の処理の際に、通常運転時よりも、より低速で乗りかご3の開閉扉325を開き、乗りかご3をより緩やかな減速度で停止させる制御を行ってもよい。
続いて、ステップS19では、高齢者運転制御部23は、行先階に乗りかご3が着床後、乗りかご3の開閉扉325を開状態にし、通常運転時よりも長い所定時間にわたって開状態を継続する開時間延長を行う。具体的には、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、行先階に乗りかご3が到着すると、エレベーター制御装置2の制御部22を介して、乗りかご3の制御部312に、乗りかご3の開閉扉325の開時間延長指令を出力する。乗りかご3の制御部312は、開時間延長指令を受けて、開閉扉325の開時間を延長する。開閉扉325の開時間が延長されると、歩行移動に困難を伴う高齢者であっても、余裕を持って安全に乗りかご3から降車することができる。
続いて、ステップS20では、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、ステップS16でオンにしたインダクションループ323をオフにする。具体的には、高齢者運転切替処理部232は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介して、インダクションループ装置316に対して、インダクションループ323の機能をオフにするインダクションループ無効化指令を出力する。インダクションループ装置316は、インダクションループ無効化指令を受けて、インダクションループ323の機能を無効化する。
続いて、ステップS21では、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、ステップS15で切替えた高齢者用アナウンスを通常アナウンスに戻す切替えを行う。具体的には、高齢者運転切替処理部232は、エレベーター制御装置2の制御部22及びかご制御装置31の制御部312を介して、アナウンス切替部313に対して、通常アナウンスパターン3131aを用いたアナウンスをスピーカー321から出力し得るように通常アナウンス切替指令を出力する。アナウンス切替部313は、通常アナウンス切替指令を受けて、かご制御装置31の制御部312に、通常アナウンスパターン3131aを出力する。かご制御装置31の制御部312は、エレベーター制御装置2の制御部22の制御により、通常アナウンスパターン3131aを用いて、かご内32の利用者に対して、例えば行先階への乗りかご3の到着を事前に報知するアナウンスをスピーカー321から出力することができるようになる。
続いて、ステップS22では、高齢者運転制御部23の高齢者運転切替処理部232は、ステップS14で開始した高齢者運転を終了する。続いて、ステップS23では、高齢者運転制御部23は、乗りかご3の通常運転を行う。
なお、以上で説明したエレベーター運転制御処理におけるステップS15とステップS16との処理は、処理順序を入れ替えてもよい。また、ステップS19とステップS20とステップS21との処理も、処理順序を適宜入れ替えてもよい。
本実施例によれば、エレベーター装置1において、高齢者が検知された場合、通常アナウンスパターン3131aから切替えて高齢者用アナウンスパターン3131bをスピーカー321から出力し得るように切替えるアナウンス切替部313とを有する。そして、高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aと比較して、高齢者がアナウンスをより明瞭に聴取可能となる特性を有するようにした。これにより、高齢者は、エレベーターの乗りかご3内でのアナウンスを聞き取りやすくなる。
また、アナウンス切替部313は、高齢者ボタン63を含む第1の検知部により高齢者が検知され、かつ、カメラ322及び画像処理部315を含む第2の検知部により高齢者が検知された場合に、通常アナウンスパターン3131aから切替えて高齢者用アナウンスパターン3131bをスピーカー321から出力し得るように切替えるようにした。このように、2段階で高齢者を検知することで、高齢者検知の精度を向上させることができる。
また、高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aが含む第1のアナウンス開始タイミングよりも早いタイミングの第2のアナウンス開始タイミングを含む。通常アナウンスパターン3131aと比較して、高齢者用アナウンスパターン3131bに基づくアナウンスがより速いタイミングで開始されることで、聴覚が衰えた高齢者であっても、なるべく早くアナウンスに気付くことができる。
また、高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aが含む第1のアナウンス速度よりも遅い第2のアナウンス速度を含む。通常アナウンスパターン3131aと比較して、高齢者用アナウンスパターン3131bに基づくアナウンスがよりゆっくりとした速度で行われることで、聴覚が衰えた高齢者であっても、アナウンス内容をより明瞭に聴取し、理解することができる。
また、高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aが含む第1のアナウンス周波数よりも低い帯域の第2のアナウンス周波数を含む。通常アナウンスパターン3131aと比較して、高齢者用アナウンスパターン3131bに基づくアナウンスがより低い男性の声で行われることで、聴覚が衰えた高齢者であっても、アナウンス内容をより明瞭に聴取し、理解することができる。
また高齢者用アナウンスパターン3131bは、通常アナウンスパターン3131aが含む第1のアナウンスデータの内容を示すアナウンス文を単語又は文節で区切り、単語間又は文節間に所定の無音区間を設けた第2のアナウンスデータを含む。通常アナウンスパターン3131aと比較して、高齢者用アナウンスパターン3131bに基づくアナウンスが、アナウンス内容の核心となる単語のみで行われることで、聴覚が衰えた高齢者であっても、アナウンス内容をより明瞭に聴取し、理解することができる。
また、高齢者が検知された場合に、インダクションループ323をオンにすることで、乗高齢の補聴器利用者は、乗りかご3内部でのアナウンスの音声を、インダクションループ323を介して補聴器に直接取り込み、スピーカー321からのアナウンス出力が補完されるので、アナウンス内容をより明瞭に聴取し、理解することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、矛盾しない限りにおいて、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成で置き換えたり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えたりすることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、追加、削除、置換、統合、及び分割をすることが可能である。
1……エレベーター装置、2……エレベーター制御装置、22……制御部、23……高齢者運転制御部、31……かご制御装置、62……高齢者ボタン、231……高齢者判定処理部、232……高齢者運転切替処理部、312……制御部、313……アナウンス切替部、314……高齢者判定処理部、315……画像処理部、316……インダクションループ装置、321……スピーカー、322……カメラ、323……インダクションループ、3131……記憶部、3131a……通常アナウンスパターン、3131b……高齢者用アナウンスパターン、3132……切替制御部
Claims (7)
- 複数階床の乗場間を移動する乗りかごと、
前記乗りかごの利用者の中から高齢者を検知する検知部と、
アナウンスパターンに基づくアナウンスを前記乗りかご内の出力部から出力する出力制御部と、
第1のアナウンスパターンと、第2のアナウンスパターンとを記憶し、前記検知部により高齢者が検知された場合、前記第1のアナウンスパターンから切替えて前記第2のアナウンスパターンを前記出力制御部に出力する切替部と
を有し、
前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンと比較して、高齢者がアナウンスをより明瞭に聴取可能となる特性を有する
ことを特徴とするエレベーター装置。 - 前記検知部は、
前記乗場で前記乗りかごの到着を待つ高齢者を検知する第1の検知部と、
前記乗場に到着した前記乗りかごに乗り込む利用者の中から高齢者を検知する第2の検知部と、を含み、
前記切替部は、
前記第1の検知部により高齢者が検知され、かつ、前記第2の検知部により高齢者が検知された場合に、前記第1のアナウンスパターンから切替えて前記第2のアナウンスパターンを前記出力制御部に出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置。 - 前記特性として、前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンが含む第1のアナウンス開始タイミングよりも早いタイミングの第2のアナウンス開始タイミングを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベーター装置。 - 前記特性として、前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンが含む第1のアナウンス速度よりも遅い第2のアナウンス速度を含む
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエレベーター装置。 - 前記特性として、前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンが含む第1のアナウンス周波数よりも低い帯域の第2のアナウンス周波数を含む
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のエレベーター装置。 - 前記特性として、前記第2のアナウンスパターンは、前記第1のアナウンスパターンが含む第1のアナウンスデータの内容を示すアナウンス文を単語又は文節で区切り、単語間又は文節間に所定の無音区間を設けた第2のアナウンスデータを含む
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のエレベーター装置。 - インダクションループをさらに有し、
前記検知部により高齢者が検知された場合に、前記インダクションループをオンにする
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のエレベーター装置。
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