JP7119172B1 - エレベータ制御装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 0007119172000001
【課題】乗りかごが設置された建物の管理者等が所望の乗車定員に即座に変更することが可能となるエレベータ制御装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態のエレベータ制御装置は、設定部と、変更部と、を備える。設定部は、乗りかごの操作盤での操作に従って、乗りかごの乗車定員を定格以下に設定する。変更部は、操作盤での操作に従って、乗りかごの動作モードを、少なくとも、設定部により設定された乗車定員により乗車制限を行う変更モード、または定格の乗車定員により乗車制限を行う通常モードのうちいずれかへの変更を可能とする。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御装置およびプログラムに関する。
従来、エレベータに乗車した利用者が定員になったことが検出されると、乗車制限を行う技術が開示されている。
特開2019-131395号公報 特開2012-184051号公報
ところで、昨今の感染症対策等により乗りかご内での人口密度が高くならないようにするためには乗車定員を定格よりも少なくする必要があるが、その際、都度エレベータの保守員等が出向いて設定変更する必要があり、乗車定員の設定を即座に変更することができないという課題がある。
実施形態のエレベータ制御装置は、設定部と、変更部と、を備える。設定部は、乗りかごの操作盤での操作に従って、乗りかごの乗車定員を定格以下に設定する。変更部は、操作盤での操作に従って、乗りかごの動作モードを、少なくとも、設定部により設定された乗車定員により乗車制限を行う変更モード、または定格の乗車定員により乗車制限を行う通常モードのうちいずれかへの変更を可能とする。
図1は、実施形態のエレベータ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態のエレベータの乗りかご内の構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態のエレベータの乗りかご内のかご内操作盤およびかご内出力部の構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態のエレベータ制御装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態のエレベータ制御装置における乗車定員を変更する設定動作の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に、実施形態に係るエレベータ制御装置およびプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、かつ、容易なもの、または、実質的に同一のものが含まれ、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態のエレベータ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、実施形態のエレベータ制御装置1のハードウェア構成について説明する。
図1に示すエレベータ制御装置1は、乗りかご10の昇降動作等についての全体的な制御を行う装置である。エレベータ制御装置1は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、メモリ部504と、通信I/F505と、通信I/F506と、通信I/F507と、駆動制御装置508と、を備えている。
CPU501は、ROM502およびメモリ部504のうち少なくともいずれかに記憶されたプログラムをRAM503に展開して、当該プログラムに従って動作することによりエレベータ制御装置1の全体の動作を制御する演算装置である。メモリ部504は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置であり、エレベータ制御装置1が備える各機能を実現するためのプログラムおよびデータ等を記憶している。
通信I/F505は、乗りかご10に備えられたかご内操作盤11、かご内出力部12および重量センサ20と通信するためのインターフェースである。例えば、通信I/F505は、乗りかご10に乗車している利用者がかご内操作盤11を操作することによって、かご内操作盤11から当該操作信号を受信する。また、通信I/F505は、かご内出力部12に対して表示出力または音声出力させるための出力信号をかご内出力部12へ送信する。また、通信I/F505は、重量センサ20により乗りかご10に乗車している利用者の重量が検出されると、重量センサ20から当該検出信号を受信する。なお、通信I/F505は、有線通信または無線通信のいずれの規格のインターフェースであってもよい。
通信I/F506は、建物の各階の乗場での乗車扉近傍に設置された乗場操作盤21および乗場出力部22と通信するためのインターフェースである。例えば、通信I/F506は、乗場にいる利用者が乗場操作盤21を操作することによって、乗場操作盤21から当該操作信号を受信する。また、通信I/F506は、乗場出力部22に対して表示出力または音声出力させるための出力信号を乗場出力部22へ送信する。なお、通信I/F506は、有線通信または無線通信のいずれの規格のインターフェースであってもよい。
通信I/F507は、建物の管理者等がエレベータ制御装置1により制御されるエレベータシステムを監視するための監視装置30と通信するためのインターフェースである。なお、通信I/F507は、有線通信または無線通信のいずれの規格のインターフェースであってもよい。
駆動制御装置508は、乗りかご10の昇降動作を行う巻き上げ部、および後述する乗りかご10の扉10aの開閉動作を行うためのアクチュエータ等を駆動するための制御装置である。
上述のCPU501、ROM502、RAM503、メモリ部504、通信I/F505~507および駆動制御装置508は、バスライン510を介して互いにデータ通信可能となっている。
かご内操作盤11は、乗りかご10内に備えられた、乗りかご10の動作を指令するための操作盤である。かご内出力部12は、乗りかご10内に備えられた、乗りかご10の運行状況等(現在の乗りかご10が位置する階床等)を表示、および各種アナウンスを音声出力するための出力部である。
重量センサ20は、乗りかご10の床下部分に備えられた、乗りかご10に乗車している利用者の重量を検出するセンサである。
乗場操作盤21は、乗場に備えられた、乗りかご10を呼ぶための操作盤である。乗場出力部22は、乗場に備えられた、乗りかご10の運行状況等を表示、および各種アナウンスを音声出力するための出力部である。
監視装置30は、乗りかご10を含むエレベータシステムが設置された建物の管理者等が当該エレベータシステムの動作を監視するためPC等の情報処理装置である。また、監視装置30は、乗りかご10に対して遠隔制御等を行うことも可能である。
乗りかご10は、利用者を収容して各階に垂直に輸送するエレベータである。なお、図1では、1つの乗りかご10を図示しているが、これに限定されるものではなく、複数の乗りかご10がエレベータ制御装置1により制御されるものとしてもよい。
なお、図1に示したエレベータ制御装置1のハードウェア構成は一例であり、図1に示す構成要素以外の要素を含むものとしてもよい。また、複数の乗りかご10を制御する場合、乗りかご10ごとにエレベータ制御装置1が備えられるものとしてもよい。
図2は、実施形態のエレベータの乗りかご内の構成の一例を示す図である。図3は、実施形態のエレベータの乗りかご内のかご内操作盤およびかご内出力部の構成の一例を示す図である。図2および図3を参照しながら、エレベータの乗りかご10内野構成について説明する。
図2に示すように、乗りかご10は、利用客が乗り降りするために開閉する扉10aと、かご内操作盤11と、かご内出力部12と、を有する。
かご内操作盤11は、上述のように、乗りかご10内に備えられた、乗りかご10の動作を指令するための操作盤である。かご内操作盤11は、図3(a)に示すように、行先階ボタン13a~13eと、開ボタン14aと、閉ボタン14bと、カバー15と、を含む。
行先階ボタン13a~13eは、行先階を指定(登録)するためのボタンである。また、後述するように、乗りかご10の動作モードが設定モードである場合、行先階ボタン13a~13eは、乗りかご10が変更モードで動作する場合の乗車定員を設定するために用いられる。
開ボタン14aは、乗りかご10が停止しているときに、扉10aを閉じるためのボタンである。閉ボタン14bは、乗りかご10が停止しているときに、扉10aを開くためのボタンである。
カバー15は、図3(b)に示すモード切替キースイッチ19aおよび設定ボタン19bを覆うためのカバーである。カバー15は、図3(a)に示すように、乗りかご10の通常利用時には閉状態となっている。
モード切替キースイッチ19aは、乗りかご10の動作モードを切り替えるためのキースイッチである。モード切替キースイッチ19aの操作により、動作モードを通常モード、設定モードおよび変更モードのうちいずれかに切り替えることができる。なお、動作モードを切り替えるためにはモード切替キースイッチ19aのようなキースイッチであることに限定されるものではなく、通常の押ボタンスイッチまたはセレクトスイッチ等の操作手段であってもよい。
通常モードは、デフォルト(例えば定格)の乗車定員(以下、通常定員と称する場合がある)により乗りかご10に対する乗車制限を行うための動作モードである。設定モードは、乗車定員を定格以下に変更するための動作モードである。変更モードは、設定モードで設定した乗車定員(以下、変更定員と称する場合がある)により乗りかご10に対する乗車制限を行うための動作モードである。
設定ボタン19bは、設定モードにおいて汎用的に用いられるボタンである。例えば、設定ボタン19bによって、変更モードで運行する期間を設定できるものとしてもよい。なお、設定ボタン19bは、必ずしも備えられている必要はない。
かご内出力部12は、上述のように、乗りかご10内に備えられた、乗りかご10の運行状況等を表示、および各種アナウンスを音声出力するための出力部である。かご内出力部12は、図3(a)に示すように、階床表示器16と、方向表示器17と、スピーカ18と、を含む。
階床表示器16は、現在乗りかご10が運行している階床および位置する階床を表示する表示器である。また、後述するように、乗りかご10の動作モードが設定モードである場合、階床表示器16は、設定する変更定員の人数を表示する。
方向表示器17は、乗りかご10が運行している方向(上、下)を表示する表示器である。
スピーカ18は、乗りかご10の運行状態、および扉10aの開閉動作の案内等を音声出力する音響装置である。
なお、図3に示すかご内操作盤11およびかご内出力部12の構成は一例を示すものであり、当該構成に限定されるものではない。
また、乗りかご10の動作モードの切り替えを、かご内操作盤11におけるモード切替キースイッチ19aの操作により行うことに限定されるものではない。例えば、複数の乗りかご10が着床する乗場を想定した場合、各乗りかご10の動作モードの切り替えおよび変更定員の設定操作を乗りかご10ごとに行うには、作業の負担が大きくなる可能性がある。この場合、例えば、監視装置30からの遠隔指令によって複数の乗りかご10に対して一括で動作モードの切り替えおよび変更定員の設定が可能であるものとしてもよい。これによって、複数の乗りかご10が着床する乗場を想定した場合において、各乗りかご10の動作モードの切り替えおよび変更定員の設定作業の負担を軽減することができる。
図4は、実施形態のエレベータ制御装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、実施形態のエレベータ制御装置1の機能ブロックの構成について説明する。
図4に示すように、エレベータ制御装置1は、制御部101と、設定部102と、モード変更部103(変更部)と、表示制御部104と、音声制御部105と、記憶部106と、第1通信部107と、第2通信部108と、第3通信部109と、を有する。
制御部101は、乗りかご10の昇降動作および扉10aの開閉動作等の制御を行う処理部である。制御部101は、動作モードが変更モードである場合、乗りかご10が着床した階床において、通常モードの戸開時間よりも短い戸開時間で扉10aを戸開させる。これによって、乗りかご10が着床した際に、乗りかご10内の空気を素早く外気交換することができると共に、乗りかご10内の密閉状態を素早く解消することができ、運行効率の低下を抑制することができる。制御部101は、例えば、図1示した駆動制御装置508、およびCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
設定部102は、動作モードが設定モードである場合、乗りかご10内のかご内操作盤11に対する管理者の操作に従って、乗車定員を定格以下に変更する設置を行う処理部である。例えば、設定部102は、かご内操作盤11の1階に対応する行先階ボタン13aの押下回数を変更定員の人数として設定する。例えば、設定部102は、管理者によって行先階ボタン13aが4回押下された場合、変更定員を4人に設定する。この場合、表示制御部104は、設定部102により設定された変更定員を、階床表示器16に表示させる。これによって、管理者は、変更定員を視認しながら設定を行うことができる。そして、設定部102は、例えば、登録ボタンの代替として開ボタン14aが押下されると、設定した変更定員を記憶部106に記憶させて登録する。このように、乗りかご10に対する操作に用いるかご内操作盤11の各ボタンを、変更定員の設定に流用して用いるので、変更定員の設定のための専用ボタン等を設置する必要がない。
なお、変更定員の設定は、行先階ボタン13aで行うことに限定されるものではなく、他のボタンで行うものとしてもよい。また、行先階ボタン13a~13eの階数を人数であるものとして設定操作ができるものとしてもよい。例えば、設定部102は、設定モードにおいて、3階に対応する行先階ボタン13cが押下された場合、変更定員を3人に設定する。また、変更定員を人数で設定するのではなく、例えばkg単位で設定できるものとしてもよい。例えば、設定部102は、設定モードにおいて、行先階ボタン13a、行先階ボタン13c、行先階ボタン13eの順で押下された場合、135[kg]の重量値を変更定員として設定する。
また、設定部102は、動作モードが設定モードである場合、設定ボタン19bに対する操作に従って、変更モードで運行する期間を設定し、記憶部106に記憶させることができるものとしてもよい。この場合、動作モードが変更モードに変更されてから、設定部102により設定された期間の経過後に、モード変更部103は、動作モードを変更モードから通常モードに切り替える。なお、設定部102は、動作モードが設定モードである場合、設定ボタン19bに対する操作に従って、通常モードで運行する時間帯、および変更モードで運行する時間帯を設定できるものとしてもよい。例えば、出勤時および退勤時の混雑する時間帯では通常モードで運行し、その他の時間帯では変更モードで運行するように設定できるようにしてもよい。設定部102は、例えば、図1示したCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
モード変更部103は、乗りかご10内のかご内操作盤11のモード切替キースイッチ19aに対する管理者の操作に従って、動作モードを変更する処理部である。具体的には、モード変更部103は、モード切替キースイッチ19aに対する操作に従って、通常モード、設定モードおよび変更モードのうちいずれかの動作モードに切り替える。モード変更部103により動作モードが変更モードに切り替えられると、制御部101、表示制御部104および音声制御部105は、通常モードでの動作が不可となる。また、モード変更部103は、設定部102により変更モードで運行する期間が設定されている場合、動作モードを変更モードに切り替えてから、設定された期間が経過すると、動作モードを通常モードに切り替える。これによって、管理者は所望の期間だけ変更モードでエレベータを運行させることができ、また、変更モードのまま運行が継続されてしまう事態を回避することができる。なお、モード変更部103が動作モードを変更モードから通常モードに切り替えるタイミングとしては、上述のモード切替キースイッチ19aによる切り替え、および設定部102により設定された期間の経過のほか、例えば、監視装置30からの動作モード切替指令を受信したときであってもよい。モード変更部103は、例えば、図1示したCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
表示制御部104は、かご内出力部12(階床表示器16および方向表示器17)および乗場出力部22の表示動作を制御する処理部である。動作モードが通常モードである場合、表示制御部104は、重量センサ20により検出された利用者の重量が通常定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をかご内出力部12に表示させる。動作モードが変更モードである場合、表示制御部104は、重量センサ20により検出された利用者の重量が変更定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をかご内出力部12に表示させる。これによって、乗りかご10に乗車する利用者の人数を定格よりも少ない人数に制限することができるため、乗りかご10内の人口密度を低減することができる。なお、定員(通常定員、変更定員)を超えたか否かの判定は、乗車する利用者一人あたりの体重を所定値(例えば65[kg])として、当該所定値と定員とを乗算した値以上の重量が重量センサ20により検出されたか否かにより行われるものとすればよい。表示制御部104は、例えば、図1示したCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
音声制御部105は、かご内出力部12(スピーカ18)および乗場出力部22の音声出力動作を制御する処理部である。動作モードが通常モードである場合、音声制御部105は、重量センサ20により検出された利用者の重量が通常定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をスピーカ18に音声出力させる。動作モードが変更モードである場合、音声制御部105は、変更モードで運行している旨をスピーカ18に音声出力させ、重量センサ20により検出された利用者の重量が変更定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をスピーカ18に音声出力させる。これによって、乗りかご10に乗車する利用者の人数を定格よりも少ない人数に制限することができるため、乗りかご10内の人口密度を低減することができる。音声制御部105は、例えば、図1示したCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
記憶部106は、設定部102により設定された変更定員等の情報を記憶する処理部である。記憶部106に登録された変更定員は、動作モードが変更モードである場合に、参照されて利用される。記憶部106は、図1に示したメモリ部504によって実現される。
第1通信部107は、乗りかご10に備えられたかご内操作盤11、かご内出力部12および重量センサ20と通信する処理部である。第1通信部107は、図1に示した通信I/F505、およびCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
第2通信部108は、建物の各階の乗場での乗車扉近傍に設置された乗場操作盤21および乗場出力部22と通信する処理部である。第2通信部108は、図1に示した通信I/F506、およびCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
第3通信部109は、監視装置30と通信する処理部である。第3通信部109は、図1に示した通信I/F507、およびCPU501によりプログラムが実行されることによって実現される。
なお、上述の設定部102、モード変更部103、表示制御部104および音声制御部105の一部または全部は、集積回路等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図4に示すエレベータ制御装置1の各処理部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4に示すエレベータ制御装置1で独立した処理部として図示した複数の処理部を、1つの処理部として構成してもよい。一方、図4に示すエレベータ制御装置1で1つの処理部が有する処理内容を複数に分割し、複数の処理部として構成するものとしてもよい。
図5は、実施形態のエレベータ制御装置における乗車定員を変更する設定動作の流れの一例を示すフローチャートである。図5を参照しながら、実施形態のエレベータ制御装置1における乗車定員を変更する設定動作の流れについて説明する。ここでは、例えば、感染症対策のため乗りかご10内の人口密度が高くならないようにするために、乗車定員をデフォルト(定格等)の乗車定員(通常定員)以下に変更することを想定する。
<ステップS11>
乗りかご10を含むエレベータシステムが設置された建物の管理者は、図3に示すように、乗りかご10内のかご内操作盤11のカバー15を開け、モード切替キースイッチ19aを設定モードに切り替える。すると、モード変更部103は、管理者のモード切替キースイッチ19aの切り替え操作に応じて、動作モードを設定モードに切り替える。そして、ステップS12へ移行する。
<ステップS12>
管理者は、デフォルト(定格等)以下の乗車定員以下の所望の乗車定員の数だけ、かご内操作盤11の行先階ボタン13aを押下する。そして、設定部102は、行先階ボタン13aの押下回数を変更定員の人数として設定する。また、設定部102は、設定ボタン19bに対する管理者の操作に従って、変更モードで運行する期間を設定し、記憶部106に記憶させることができるものとしてもよい。そして、ステップS13へ移行する。
<ステップS13>
表示制御部104は、設定部102により設定された変更定員を、階床表示器16に表示させる。これによって、管理者は、変更定員を視認しながら設定を行うことができる。そして、ステップS14へ移行する。
<ステップS14>
管理者によって、所望の乗車定員の数だけ行先階ボタン13aが押下された場合(ステップS14:Yes)、ステップS15へ移行し、所望の乗車定員の数に達しない場合(ステップS14:No)、ステップS12へ戻る。
<ステップS15>
設定部102は、例えば、管理者によって登録ボタンの代替として開ボタン14aが押下されると、設定した変更定員を記憶部106に記憶させて登録する。そして、ステップS16へ移行する。
<ステップS16>
設定モードにおける設定終了後、管理者は、モード切替キースイッチ19aにより動作モードを切り替える。動作モードが変更モードに切り替えられた場合(ステップS16:変更モード)、ステップS17へ移行し、通常モードに切り替えられた場合(ステップS16:通常モード)、ステップS18へ移行する。
<ステップS17>
モード変更部103は、管理者のモード切替キースイッチ19aの切り替え操作に応じて、動作モードを変更モードに切り替える。そして、制御部101、表示制御部104および音声制御部105は、変更モードにも基づいて動作を開始する。この場合、制御部101、表示制御部104および音声制御部105は、通常モードでの動作が不可となる。例えば、音声制御部105は、変更モードで運行している旨をスピーカ18に音声出力させる。また、表示制御部104は、記憶部106に登録された変更定員を参照し、重量センサ20により検出された利用者の重量が変更定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をかご内出力部12に表示させる。また、音声制御部105は、重量センサ20により検出された利用者の重量が変更定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をスピーカ18に音声出力させる。これによって、乗りかご10に乗車する利用者の人数を定格よりも少ない人数に制限することができるため、乗りかご10内の人口密度を低減することができる。
<ステップS18>
モード変更部103は、管理者のモード切替キースイッチ19aの切り替え操作に応じて、動作モードを通常モードに切り替える。そして、制御部101、表示制御部104および音声制御部105は、通常モードにも基づいて動作を開始する。例えば、音声制御部105は、通常モードで運行している旨をスピーカ18に音声出力させる。また、表示制御部104は、重量センサ20により検出された利用者の重量が通常定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をかご内出力部12に表示させる。また、音声制御部105は、重量センサ20により検出された利用者の重量が通常定員に基づく上限値を超えた場合、その旨をスピーカ18に音声出力させる。
以上のように、本実施形態のエレベータ制御装置1では、設定部102は、乗りかご10のかご内操作盤11での操作に従って、乗りかご10の乗車定員を定格以下に設定し、モード変更部103は、かご内操作盤11での操作に従って、乗りかご10の動作モードを、少なくとも、設定部102により設定された乗車定員により乗車制限を行う変更モード、または定格の乗車定員により乗車制限を行う通常モードのうちいずれかへの変更を可能としている。これによって、乗りかご10の乗車定員を変更する場合に、都度エレベータの保守員等が出向いて設定変更する必要がなく、乗りかご10が設置された建物の管理者等が所望の乗車定員に即座に変更することが可能となる。
また、設定部102は、乗りかご10のかご内操作盤11の行先階ボタン(例えば行先階ボタン13a等)の押下操作に従って、乗りかご10の乗車定員を定格以下に設定することができる。これによって、乗りかご10に対する操作に用いるかご内操作盤11の各ボタンを、乗車定員の設定に流用して用いるので、乗車定員の設定のための専用ボタン等を設置する必要がない。
また、制御部101は、動作モードが変更モードである場合、乗りかご10が着床した階床において、通常モードにおける戸開時間よりも短い戸開時間で乗りかご10の扉10aを戸開させるものとしている。これによって、乗りかご10が着床した際に、乗りかご10内の空気を素早く外気交換することができると共に、乗りかご10内の密閉状態を素早く解消することができ、運行効率の低下を抑制することができる。
また、設定部102は、かご内操作盤11での操作に従って、変更モードで運行する期間を設定し、モード変更部103は、動作モードを変更モードに変更してから、設定部102により設定された期間の経過後に、動作モードを変更モードから通常モードに切り替えることができる。これによって、管理者は所望の期間だけ変更モードで乗りかご10を運行させることができ、また、変更モードのまま運行が継続されてしまう事態を回避することができる。
なお、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態のエレベータ制御装置1で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態のエレベータ制御装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態のエレベータ制御装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態のエレベータ制御装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述の実施形態のエレベータ制御装置1で実行されるプログラムは、上述した各機能部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)がROMからプログラムを読み出して実行することにより上述の各機能部が主記憶装置上にロードされ、各機能部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、上述の実施形態は、例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更および組み合わせを行うことができる。
1 エレベータ制御装置
10 乗りかご
10a 扉
11 かご内操作盤
12 かご内出力部
13a~13e 行先階ボタン
14a 開ボタン
14b 閉ボタン
15 カバー
16 階床表示器
17 方向表示器
18 スピーカ
19a モード切替キースイッチ
19b 設定ボタン
20 重量センサ
21 乗場操作盤
22 乗場出力部
30 監視装置
101 制御部
102 設定部
103 モード変更部
104 表示制御部
105 音声制御部
106 記憶部
107 第1通信部
108 第2通信部
109 第3通信部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 メモリ部
505~507 通信I/F
508 駆動制御装置
510 バスライン

Claims (7)

  1. 乗りかごの操作盤での操作に従って、前記乗りかごの乗車定員を定格以下に設定する設定部と、
    前記操作盤での操作に従って、前記乗りかごの動作モードを、少なくとも、前記設定部により設定された乗車定員により乗車制限を行う変更モード、または定格の乗車定員により乗車制限を行う通常モードのうちいずれかへの変更を可能とする変更部と、
    を備えたエレベータ制御装置。
  2. 前記操作盤は、前記乗りかごの行先階を登録するための行先階ボタンを含み、
    前記設定部は、前記行先階ボタンの押下操作に従って、前記乗りかごの乗車定員を定格以下に設定する請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記乗りかごは、表示器と、該乗りかごに乗車した利用者の重量を検出する重量センサと、を備え、
    前記動作モードが前記変更モードである場合、前記重量センサにより検出された利用者の重量が、前記設定部により設定された乗車定員に基づく上限値を超えた場合、その旨を前記表示器に表示させる表示制御部を、さらに備えた請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記乗りかごは、音声を出力する音響装置を、さらに備え、
    前記動作モードが前記変更モードである場合、変更モードで運行している旨を前記音響装置に音声出力させ、前記重量センサにより検出された利用者の重量が、前記設定部により設定された乗車定員に基づく上限値を超えた場合、その旨を前記音響装置に音声出力させる音声制御部を、さらに備えた請求項3に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記動作モードが前記変更モードである場合、前記乗りかごが着床した階床において、前記通常モードにおける戸開時間よりも短い戸開時間で該乗りかごの扉を戸開させる制御部を、さらに備えた請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記設定部は、前記操作盤での操作に従って、前記変更モードで運行する期間を設定し、
    前記変更部は、動作モードを変更モードに変更してから、前記設定部により設定された前記期間の経過後に、前記動作モードを前記変更モードから前記通常モードに切り替える請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  7. コンピュータに、
    乗りかごの操作盤での操作に従って、前記乗りかごの乗車定員を定格以下に設定する設定ステップと、
    前記操作盤での操作に従って、前記乗りかごの動作モードを、少なくとも、前記設定ステップで設定した乗車定員により乗車制限を行う変更モード、または定格の乗車定員により乗車制限を行う通常モードのうちいずれかへの変更を可能とする変更ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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