JPWO2020031231A1 - 運行管理装置および運行管理プログラム - Google Patents

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Abstract

運行管理装置(100)は、エレベータ(200)のかご(201)が停止した停止階での前記かごへの利用者の出入りを検出する出入り検出を行う。前記運行管理装置は、前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する。前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びであり、且つ、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記運行管理装置は、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定し、満員運行を行う。

Description

本発明は、かご内の状況に即してエレベータの運行管理を行う技術に関するものである。
従来のエレベータの運行管理装置は、かごの荷重が基準値以上である場合に満員と判定する。そして、運行管理装置は、乗場呼びに応じずかご呼びの最寄り階までかごを直行させる。
しかし、台車またはベビーカーを運ぶ利用者が乗車する場合、次のような状況が発生する。台車またはベビーカーを運ぶ利用者の重量当たりの専有面積は、利用者だけが乗車する場合に比べて広い。そのため、他の利用者が乗り込む空間的な余地がなくても、かごの荷重が基準値に満たなければ満員と判定されない。その結果、他の利用者が乗車できないにも関わらず乗場呼びに応じることとなって運行効率が低下する可能性がある。
特許文献1には、乗場で戸開した際にかごの荷重が増減しなかった場合に乗場呼びに応じないようにする機能を有する運行管理装置が開示されている。
特許第5738948号公報
特許文献1に開示された運行管理装置は、乗車中の利用者による意図的な直行運転を可能にしてしまう。
乗車中の利用者による意図的な直行運転とは、かごが満員でないにも関わらずかご内の利用者がかごを目的階へ直行させることである。
かご内の利用者は、目的階ではなく途中階(例えば乗車した階の次の階)へのかご呼びを登録し、途中階でかごから出ずに戸閉させる。この場合、途中階で戸開するがかごの荷重が増減しないため、かごが満員でなくてもかごが目的階へ直行する。
本発明は、かご内の状況に即した満員判定を可能にすることを目的とする。また、乗車中の利用者による意図的な直行運転を回避できるようにすることを目的とする。
本発明の運行管理装置は、
エレベータのかごが停止した停止階での前記かごへの利用者の出入りを検出する出入り検出を行う出入り検出部と、
前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する呼び判定部と、
前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びであり、且つ、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定する状態判定部とを備える。
本発明によれば、かご内の状況に即した満員判定が可能となる。例えば、以下のような状況における満員判定が可能となる。
乗場呼びによってかごが乗場に到着しても、乗場の利用者が乗り込む空間的な余地がかご内になく、且つ、かごから降りる利用者がいない場合、乗場の利用者がかごに乗り込むことはできない。本発明によれば、このような状況における満員判定が可能となる。
また、乗場呼びと出入りの不検出とを条件に満員判定されるため、乗車中の利用者による意図的な直行運転を回避することが可能となる。
実施の形態1におけるエレベータ200の構成図。 実施の形態1における運行管理装置100の構成図。 実施の形態1における運行管理方法のフローチャート。 実施の形態1における戸開管理処理(S110)のフローチャート。 実施の形態1における状態判定処理(S120)のフローチャート。 実施の形態1における運行管理処理(S130)のフローチャート。 実施の形態2における運行管理装置100の構成図。 実施の形態2における運行管理方法のフローチャート。 実施の形態2における戸開管理処理(S210)のフローチャート。 実施の形態2における出入り検出処理(S214)のフローチャート。 実施の形態2における状態判定処理(S220)のフローチャート。 実施の形態2における出入り検出処理(S214)の別例のフローチャート。 実施の形態2における状態判定処理(S220)の別例のフローチャート。 実施の形態3における運行管理方法のフローチャート。 実施の形態3における優先運行処理(S340)のフローチャート。 実施の形態3における優先運行処理(S340)のフローチャート。 実施の形態4における戸開管理処理のフローチャート。 実施の形態4における戸開管理処理の別例のフローチャート。 各実施の形態における運行管理装置100のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
かご内の状況に即してエレベータの運行管理を行う形態について、図1から図6に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいてエレベータ200の構成を説明する。
図1は、台車を運んでいる利用者がかご201に乗っており、別の利用者が乗場211で待っている様子を示している。
エレベータ200は、かご201を備える。
かご201は、かごドア202とかご操作盤203とセンサ204とを備える。
かごドア202は、かご201に設けられたドアである。
かご操作盤203は、かご201の中に設けられた操作盤であり、かご201の中の利用者によって操作される。
センサ204は、かごドア202に設置されたセンサであり、物体の通過を検出する。例えば、センサ204は、光センサであり、戸開中に遮蔽物を検出する。センサ204は、乗場ドア212に設置されてもよい。
エレベータ200は、各階の乗場211に、乗場ドア212と乗場操作盤213とを備える。
乗場ドア212は、乗場211に設けられたドアである。
乗場操作盤213は、乗場211に設けられた操作盤であり、乗場211の利用者によって操作される。
エレベータ200は、巻上機およびブレーキなどを用いてかごを昇降させる方式のエレベータである。
エレベータ200は、かご駆動装置221とはかり222とドア駆動装置223とを備える。
かご駆動装置221は、かご201を昇降させる装置である。具体的には、かご駆動装置221は、巻上機およびブレーキなどであり、ロープ224を介してかご201と繋がっている。
はかり222は、かご201の荷重を計測するはかりであり、ロープ224を介してかご201と繋がっている。
ドア駆動装置223は、かごドア202と乗場ドア212との一対のドアを開閉する装置である。
さらに、エレベータ200は、運行管理装置100を備える。
運行管理装置100は、かご201の運行を管理する装置である。
図2に基づいて、運行管理装置100の構成を説明する。
運行管理装置100は、プロセッサ101とメモリ102と補助記憶装置103と入出力インタフェース104といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ101は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)である。
メモリ102は揮発性の記憶装置である。メモリ102は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ102はRAM(Random Access Memory)である。メモリ102に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置103に保存される。
補助記憶装置103は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置103は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリである。補助記憶装置103に記憶されたデータは必要に応じてメモリ102にロードされる。
入出力インタフェース104は、各種機器が接続されるポートである。具体的には、入出力インタフェース104には、かご駆動装置221とはかり222とドア駆動装置223とかご操作盤203と乗場操作盤213とセンサ204とのそれぞれが信号線を介して接続される。
運行管理装置100は、運行管理部111と戸開管理部112と出入り検出部113と荷重判定部114と呼び判定部115と状態判定部116といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置103には、運行管理部111と戸開管理部112と出入り検出部113と荷重判定部114と呼び判定部115と状態判定部116としてコンピュータを機能させるための運行管理プログラムが記憶されている。運行管理プログラムは、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
さらに、補助記憶装置103にはOS(Operating System)が記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
つまり、プロセッサ101は、OSを実行しながら、運行管理プログラムを実行する。
運行管理プログラムを実行して得られるデータは、メモリ102、補助記憶装置103、プロセッサ101内のレジスタ、または、プロセッサ101内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
メモリ102は、各種データを記憶する記憶部120として機能する。但し、他の記憶装置が、メモリ102の代わりに、又は、メモリ102と共に、記憶部120として機能してもよい。
運行管理装置100は、プロセッサ101を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ101の役割を分担する。
運行管理プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
***動作の説明***
運行管理装置100の動作は運行管理方法に相当する。また、運行管理方法の手順は運行管理プログラムの手順に相当する。
図3に基づいて、運行管理方法を説明する。
運行管理方法は、乗場呼び及びかご呼びを待っている状態において乗場呼び又はかご呼びが発生したときに実行される。
乗場呼びは、乗場211にかご201を呼ぶための命令であり、乗場操作盤213の操作によって発生する。
かご呼びは、指定された階にかご201を移動させるための命令であり、かご操作盤203の操作によって発生する。
ステップS101において、運行管理部111は、乗場呼び又はかご呼びを受け付ける。
具体的には、運行管理部111は、乗場操作盤213から乗場呼びを受信する。または、運行管理部111は、かご操作盤203からかご呼びを受信する。
乗場呼び又はかご呼びで指定された階を目的階という。
そして、運行管理部111は、かご201を目的階へ移動させる。
具体的には、運行管理部111は、かご駆動装置221を動作させることによって、かご201を目的階へ移動させる。かご駆動装置221は、かご201を目的階へ向けて走行させ、かご201を目的階で停止させる。
なお、運行管理部111は、かご201が目的階に到着するまでの間に新たに発生する乗場呼び及びかご呼びを受け付ける。
受け付けられた1つ以上の乗場呼びと受け付けられた1つ以上のかご呼びとによって指定された1つ以上の階のうち、かご201が最後に到着する階を最終目的階という。
ステップS110において、戸開管理部112は戸開管理を行う。
具体的には、戸開管理部112は、かごドア202と乗場ドア212との一対のドアを開閉する。
図4に基づいて、戸開管理処理(S110)を説明する。
ステップS111において、戸開管理部112は、かごドア202と乗場ドア212との一対のドアを開ける。
具体的には、戸開管理部112は、ドア駆動装置223を動作させることによって、一対のドアを開ける。
ステップS112において、戸開管理部112は、通常時間の経過を待つ。
通常時間は、一対のドアを開放する時間として予め決められた時間である。
ステップS113において、戸開管理部112は、一対のドアを閉める。
具体的には、戸開管理部112は、ドア駆動装置223を動作させることによって、一対のドアを閉める。
ステップS114において、出入り検出部113は、利用者の出入り検出を行う。
利用者の出入り検出は、停止階でのかご201への利用者の出入りを検出する処理である。
停止階は、かご201が停止した階、つまり、かご201が到着した目的階である。言い換えると、停止階は、かご201が現在停止している階である。
具体的には、出入り検出部113は、停止階でのセンサ204による物体通過検出を、停止階でのかご201への利用者の出入りとして検出する。
図3に戻り、ステップS102から説明を続ける。
ステップS102において、運行管理部111は、かご201が最終目的階に到着したか判定する。つまり、運行管理部111は、停止階が最終目的階であるか判定する。
かご201が最終目的階に到着した場合、処理は終了する。
かご201が最終目的階に到着していない場合、処理はステップS120に進む。
ステップS120において、状態判定部116は状態判定を行う。
具体的には、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態と空き状態とのいずれの状態であるか判定する。
満員状態は、新たな利用者がかご201に乗ることができない状態である。
空き状態は、新たな利用者がかご201に乗ることができる状態である。
図5に基づいて、状態判定処理(S120)を説明する。
ステップS121において、荷重判定部114は、かご201の荷重が基準値以上であるか判定する。
基準値は、かご201の最大積載重量に相当する値であり、予め決められている。
具体的には、はかり222がかご201の荷重を計測する。荷重判定部114は、はかり222からかご201の荷重を取得し、かご201の荷重を基準値と比較する。
かご201の荷重が基準値以上である場合、処理はステップS124に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態であると判定する。
かご201の荷重が基準値未満である場合、処理はステップS122に進む。
ステップS122において、状態判定部116は、停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されたか判定する。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出された場合、処理はステップS125に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が空き状態であると判定する。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されなかった場合、処理はステップS123に進む。
ステップS123において、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
例えば、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を示す情報を運行管理部111から取得する。停止階にかご201を呼ぶための乗場呼びがあった場合、停止階へのかご201の移動の要因は乗場呼びである。停止階にかご201を移動させるためのかご呼びがあった場合、停止階へのかご201の移動の要因はかご呼びである。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びであった場合、つまり、停止階への乗場呼びがあった場合、処理はステップS124に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態であると判定する。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びでなかった場合、処理はステップS126に進む。処理はステップS126に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が前回のかご201の状態から変化していないと判定する。
図3に戻り、ステップS130を説明する。
ステップS130において、運行管理部111は、停止階でのかご201の状態に応じて、通常運行または満員運行を行う。
通常運行は、乗場呼びとかご呼びとの両方に応じてかご201を移動させる運行である。
満員運行は、乗場呼びに応じずにかご呼びに応じてかご201を移動させる運行である。
ステップS130の後、処理はステップS110に進む。
図6に基づいて、運行管理処理(S130)を説明する。
ステップS131において、運行管理部111は、停止階でのかご201の状態を判定する。
停止階でのかご201の状態が空き状態である場合、処理はステップS132に進む。
停止階でのかご201の状態が満員状態である場合、処理はステップS133に進む。
ステップS132において、運行管理部111は通常運行を行う。
具体的には、運行管理部111は、受け付けられた1つ以上の乗場呼びと受け付けられた1つ以上のかご呼びとによって指定された1つ以上の階の中から、最寄りの階を選択する。そして、運行管理部111は、選択した階へかご201を移動させる。
ステップS133において、運行管理部111は満員運行を行う。
具体的には、運行管理部111は、受け付けられた1つ以上のかご呼びによって指定された1つ以上の階の中から、最寄りの階を選択する。そして、運行管理部111は、選択した階へかご201を移動させる。
***実施の形態1の効果***
運行管理装置100は、停止階での利用者の出入りがあったか確認する。利用者の出入りがなかった場合、運行管理装置100は、停止階への乗場呼びがあったか確認する。乗場呼びがあった場合、運行管理装置100は、かご内の状態を満員と判定する。
これにより、かごの荷重が基準値に満たないが空間的な余地がないために利用者が乗車できなかった場合に、以降の乗場呼びに応じずにかご呼びの最寄り階にかごを直行させることが可能となる。そのため、運行効率を維持することができる。さらに、乗車中の利用者による意図的な直行運転を回避することができる。
実施の形態2.
かごの荷重の変化に基づいてかごへの利用者の出入りを検出する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図7から図13に基づいて説明する。
***構成の説明***
エレベータ200の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
図7に基づいて、運行管理装置100の構成を説明する。
運行管理装置100は、さらに、荷重変化判定部117を備える。
運行管理プログラムは、さらに、荷重変化判定部117としてコンピュータを機能させる。
***動作の説明***
図8に基づいて、運行管理方法を説明する。
運行管理方法の手順は、実施の形態1における手順と同じである(図3参照)。
ステップS201において、運行管理部111は、乗場呼び又はかご呼びを受け付ける。
ステップS201は、実施の形態1におけるステップS101と同じである。
ステップS210において、戸開管理部112は戸開管理を行う。
ステップS210は、実施の形態1におけるステップS110に相当する。
図9に基づいて、戸開管理処理(S210)を説明する。
ステップS211において、戸開管理部112は、かごドア202と乗場ドア212との一対のドアを開ける。
ステップS212において、戸開管理部112は、通常時間の経過を待つ。
ステップS213において、戸開管理部112は、一対のドアを示す。
ステップS211からステップS213は、実施の形態1におけるステップS111からステップS113と同じである。
ステップS214において、出入り検出部113は、利用者の出入り検出を行う。
図10に基づいて、出入り検出処理(S214)を説明する。
ステップS2141において、荷重変化判定部117は、かご201の荷重が停止階で変化したか判定する。
具体的には、荷重変化判定部117は、一対のドアが開くとき(S211)にはかり222からかご201の荷重を取得する。この荷重を戸開時荷重という。さらに、荷重変化判定部117は、一対のドアが閉まるとき(S213)にはかり222からかご201の荷重を取得する。この荷重を戸閉時荷重という。そして、荷重変化判定部117は、戸閉時荷重を戸開時荷重と比較する。
かご201の荷重が停止階で変化したという判定結果が得られた場合、処理はステップS2143に進む。
かご201の荷重が停止階で変化しなかったという判定結果が得られた場合、処理はステップS2142に進む。
ステップS2142において、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
ステップS2142は、実施の形態1におけるステップS123(図5参照)と同じである。
停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びであったという判定結果が得られた場合、つまり、停止階へのかご呼びがあった場合、処理はステップS2143に進む。
停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びでなかったという判定結果が得られた場合、処理はステップS2144に進む。
ステップS2143において、出入り検出部113は、かご201の荷重が停止階で変化したという判定結果(S2141)を、停止階でのかご201への利用者の出入りとして検出する。
または、出入り検出部113は、停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びであったという判定結果(S2142)を、停止階でのかご201への利用者の出入りとして検出する。
ステップS2144において、出入り検出部113は、停止階でのかご201への利用者の出入りを検出しない。
図8に戻り、ステップS202から説明を続ける。
ステップS202において、運行管理部111は、かご201が最終目的階に到着したか判定する。
ステップS202は、実施の形態1におけるステップS102と同じである。
かご201が最終目的階に到着した場合、処理は終了する。
かご201が最終目的階に到着していない場合、処理はステップS220に進む。
ステップS220において、状態判定部116は状態判定を行う。
ステップS220は、実施の形態1におけるステップS120に相当する。
図11に基づいて、状態判定処理(S220)を説明する。
ステップS221において、荷重判定部114は、かご201の荷重が基準値以上であるか判定する。
ステップS221は、実施の形態1におけるステップS121(図5参照)と同じである。
かご201の荷重が基準値以上である場合、処理はステップS223に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態であると判定する。
かご201の荷重が基準値未満である場合、処理はステップS222に進む。
ステップS222において、状態判定部116は、停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されたか判定する。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出された場合、処理はステップS224に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が空き状態であると判定する。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されなかった場合、処理はステップS223に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態であると判定する。
図8に戻り、ステップS230を説明する。
ステップS230において、運行管理部111は、停止階でのかご201の状態に応じて、通常運行または満員運行を行う。
ステップS230は、実施の形態1におけるステップS130と同じである。
ステップS230の後、処理はステップS210に進む。
***実施の形態2の効果***
運行管理装置100は、停止階でのかごの荷重の変化があったか確認する。荷重の変化がなかった場合、運行管理装置100は、停止階へのかご呼びがあったか確認する。かご呼びがなかった場合、運行管理装置100は、かご内の状態を満員と判定する。
これにより、かごの荷重が基準値に満たないが空間的な余地がないために利用者が乗車できなかった場合に、以降の乗場呼びに応じずかご呼びの最寄り階にかごを直行させることが可能となる。そのため、運行効率を維持することができる。さらに、乗車した利用者の総重量が下車した利用者の総重量と同程度であっても、かごの状態が満員状態でなければ、満員運行を回避することができる。
***他の構成***
出入り検出処理(S214)に実施の形態1における出入り検出処理を組み合わせてもよい。
図12に基づいて、出入り検出処理(S214)を説明する。
ステップS2145において、出入り検出部113は、停止階でのセンサ204による物体通過検出があったか判定する。
停止階でのセンサ204による物体通過検出があった場合、処理はステップS2143に進む。そして、出入り検出部113は、停止階でのセンサ204による物体通過検出を、停止階でのかご201への利用者の出入りとして検出する。
停止階でのセンサ204による物体通過検出がなかった場合、処理はステップS2141に進む。
ステップS2141以降の処理は、図10において説明した通りである。
状態判定処理(S220)に実施の形態1における状態判定処理(図5参照)を組み合わせてもよい。
図13に基づいて、状態判定処理(S220)を説明する。
ステップS221からステップS224は、図11において説明した通りである。
ステップS222において、停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されなかった場合、処理はステップS225に進む。
ステップS225において、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
ステップS225は、実施の形態1におけるステップS123と同じである。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びであった場合、処理はステップS223に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が満員状態であると判定する。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びでなかった場合、処理はステップS226に進む。そして、状態判定部116は、停止階でのかご201の状態が前回のかご201の状態から変化していないと判定する。
実施の形態3.
満員運行によってかごに通過された階の利用者を優先させる形態について、主に実施の形態1および実施の形態2と異なる点を図14から図16に基づいて説明する。
***構成の説明***
エレベータ200の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
運行管理装置100の構成は、実施の形態1または実施の形態2における構成と同じである(図2および図7を参照)。
***動作の説明***
図14に基づいて、運行管理方法を説明する。
ステップS301において、運行管理部111は、乗場呼び又はかご呼びを受け付ける。
ステップS301は、実施の形態1におけるステップS101と同じである。
ステップS310において、戸開管理部112は戸開管理を行う。
ステップS310は、実施の形態1におけるステップS110または実施の形態2におけるステップS210と同じである。
ステップS302において、運行管理部111は、かご201が最終目的階に到着したか判定する。
ステップS302は、実施の形態1におけるステップS102と同じである。
かご201が最終目的階に到着した場合、処理は終了する。
かご201が最終目的階に到着した場合、処理はステップS320に進む。
ステップS320において、状態判定部116は状態判定を行う。
ステップS320は、実施の形態1におけるステップS120または実施の形態2におけるステップS220と同じである。
ステップS330において、運行管理部111は、停止階でのかご201の状態に応じて、通常運行または満員運行を行う。
ステップS330は、実施の形態1におけるステップS130と同じである。
満員運行が行われた場合、処理はステップS303に進む。
満員運行が行われなかった場合、つまり、通常運行が行われた場合、処理はステップS310に進む。
ステップS303において、運行管理部111は、満員順方向における最終目的階にかご201が到着したか判定する。
満員順方向は、満員運行におけるかご201の移動方向である。上り運行中の停止階でかご201の状態が満員状態であると判定された場合、満員順方向は上り方向である。下り運行中の停止階でかご201の状態が満員状態であると判定された場合、満員順方向は下り方向である。
例えば、2階でのかご201の状態が満員状態であると判定された後の満員運行においてかご201が2階から上の階へ移動した場合、満員順方向は上り方向である。
例えば、9階でのかご201の状態が満員状態であると判定された後の満員運行においてかご201が9階から下の階へ移動した場合、満員順方向は下り方向である。
満員順方向における最終目的階にかご201が到着した場合、処理はステップS340に進む。
満員順方向における最終目的階にかご201が到着していない場合、処理はステップS310に進む。
ステップS340において、運行管理部111は優先運行を行う。
優先運行は、満員運行によってかご201に通過された階にかご201を呼ぶための乗場呼びを優先してかご201を移動させる運行である。
ステップS340の後、処理はステップS310に進む。
図15および図16に基づいて、優先運行処理(S340)を説明する。
ステップS341において、戸開管理部112は戸開管理を行う。
ステップS341は、ステップS310と同じである。
ステップS342において、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
ステップS342は、実施の形態1におけるステップS123(図5参照)と同じである。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びであった場合、処理はステップS343に進む。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びでなかった場合、処理はステップS348−1に進む。
ステップS343において、運行管理部111は、かご201が満員逆方向における最終目的階に到着するまで、満員逆方向への通常運行を行う。
満員逆方向は、満員運行におけるかご201の移動方向と逆の方向である。上り運行中の停止階でかご201の状態が満員状態であると判定された場合、満員逆方向は下り方向である。下り運行中の停止階でかご201の状態が満員状態であると判定された場合、満員逆方向は上り方向である。
例えば、2階でのかご201の状態が満員状態であると判定された後の満員運行においてかご201が2階から上の階へ移動した場合、満員逆方向は下り方向である。
例えば、9階でのかご201の状態が満員状態であると判定された後の満員運行においてかご201が9階から下の階へ移動した場合、満員逆方向は上り方向である。
ステップS344において、戸開管理部112は戸開管理を行う。つまり、戸開管理部112は、満員逆方向における最終目的階に到着したかご201に対して戸開管理を行う。
ステップS344は、ステップS310と同じである。
ステップS345において、運行管理部111は、満員逆方向における最終目的階が満員逆方向において満員判定階以遠の階であるか判定する。
満員逆方向において満員判定階以遠の階とは、満員判定階と同じ階と満員逆方向において満員判定階よりも先の階とを意味する。
満員判定階は、かご201の状態が満員状態であると判定されて満員運転が開始された階である。満員判定階は、かご201の状態が満員状態であると判定されたときに記憶される。
例えば、満員判定階が2階であり、満員逆方向が下り方向であり、満員逆方向における最終目的階が1階であったと仮定する。この場合、満員逆方向における最終目的階(1階)は、満員逆方向(下り方向)において満員判定階(2階)よりも先の階である。
例えば、満員判定階が9階であり、満員逆方向が上り方向であり、満員逆方向における最終目的階が10階であったと仮定する。この場合、満員逆方向における最終目的階(10階)は、満員逆方向(上り方向)において満員判定階(9階)よりも先の階である。
満員逆方向における最終目的階が満員逆方向において満員判定階以遠の階である場合、処理はステップS346に進む。
満員逆方向における最終目的階が満員逆方向において満員判定階以遠の階でない場合、処理はステップS348−2に進む。
ステップS346において、運行管理部111は、未対応のかご呼びがあるか判定する。
未対応のかご呼びがある場合、処理はステップS347に進む。
未対応のかご呼びがない場合、処理はステップS348−3に進む。
ステップS347において、運行管理部111は、かご201を未対応のかご呼びで指定された目的階へかご201を移動させる。
ステップS348−1において、運行管理部111は、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階へかご201を移動させる。これにより、かご201は、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階へ直行する。
満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階とは、満員順方向において満員判定階の1つ先の階と同じである。
例えば、満員判定階が2階であり、満員逆方向が下り方向であった場合、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階は3階である。
例えば、満員判定階が9階であり、満員逆方向が上り方向であった場合、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階は8階である。
ステップS348−2およびステップS348−3は、ステップS348−1と同じである。
ステップS349において、運行管理部111は、満員順方向における通常運行を行う。つまり、運行管理部111は、未対応のかご呼びおよび未対応の乗場呼びに応じて、かご201を満員順方向に移動させる。
例えば、満員判定階が2階であり、満員順方向が上り方向であった場合、満員順方向における満員判定階の次の階は3階である。
***実施の形態3の効果***
運行管理装置100は、満員判定後に乗客がいない状態になると、満員判定時の走行方向から見て1つ先の階へかごを直行させる。
これにより、満員判定によってかごに通過された途中階でかごを待つ利用者を優先させることができる。
***他の構成***
表示器またはスピーカなどのアナウンス装置が乗場211に設置され、運行管理部111が以下のような処理を行ってもよい。
運行管理部111は、満員逆方向における最終目的階への通常運行(S343)を行う代わりに、アナウンス装置を用いて、乗場211でかご201を待つ利用者に対してかご201へ乗車しないように通知する。そして、運行管理部111は、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階へかご201を移動させる。これにより、かご201は、満員逆方向における満員判定階の1つ手前の階へ直行する。
ステップS348−1からステップS348−3において、運行管理部111は、満員順方向における満員判定階よりも先の階のうちの乗場呼びで指定されている階から満員判定階の最寄り階を選択し、選択した階へかご201を移動(直行)させてもよい。また、満員判定階で乗ることができなかった利用者を優先させるため、満員判定階へかご201を移動(直行)させてもよい。
実施の形態4.
かごからの利用者の下車を支援する形態について、主に実施の形態1から実施の形態3と異なる点を図17および図18に基づいて説明する。
***構成の説明***
エレベータ200の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
運行管理装置100の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図2参照)。
***動作の説明***
戸開管理部112は、戸開管理を次のように行う。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びではなく、且つ、一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間にかご201への利用者の出入りが検出されなかったと仮定する。この場合、戸開管理部112は、通常時間の経過時には一対のドアを閉めずに、通常時間の経過時から延長時間が経過したときに一対のドアを閉める。
図17に基づいて、戸開管理処理を説明する。
ステップS401において、戸開管理部112は、かごドア202と乗場ドア212との一対のドアを開ける。
ステップS401は、実施の形態1におけるステップS111(図4参照)と同じである。
ステップS402において、戸開管理部112は、通常時間の経過を待つ。
ステップS402は、実施の形態1におけるステップS112(図4参照)と同じである。
ステップS403において、出入り検出部113は、利用者の出入り検出を行う。
ステップS403は、実施の形態1におけるステップS114(図4参照)と同じである。
ステップS404において、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
ステップS404は、実施の形態1におけるステップS123(図5参照)と同じである。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びであった場合、処理はステップS407に進む。
停止階へのかご201の移動の要因が乗場呼びでなかった場合、処理はステップS405に進む。
ステップS405において、戸開管理部112は、停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されたか判定する。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出されなかった場合、処理はステップS406に進む。
停止階でのかご201への利用者の出入りが検出された場合、処理はステップS407に進む。
ステップS406において、戸開管理部112は、延長時間の経過を待つ。
延長時間は、戸開時間を延長するために通常時間に追加される時間として予め決められた時間である。
ステップS407において、戸開管理部112は、一対のドアを閉める。
ステップS407は、実施の形態1におけるステップS113と同じである。
***実施の形態4の効果***
かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合に、運行管理装置100は戸開時間を延長する。
これにより、かごから下車したい利用者が下車できていない状況で戸開時間を延長することが可能となる。
***他の構成***
戸開管理部112は、戸開管理を次のように行ってもよい。
停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びであり、且つ、一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間にかご201への利用者の出入りが検出されなかったと仮定する。この場合、戸開管理部112は、通常時間の経過時には一対のドアを閉めずに、通常時間の経過時から延長時間が経過したときに一対のドアを閉める。
図18に基づいて、戸開管理処理を説明する。図18の戸開管理処理は、図17の戸開管理処理におけるステップS404をステップS404Bに置き換えた処理である。
ステップS404Bにおいて、呼び判定部115は、停止階へのかご201の移動の要因となった呼びの種類を判定する。
停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びであった場合、処理はステップS405に進む。
停止階へのかご201の移動の要因がかご呼びでなかった場合、処理はステップS407に進む。
***実施の形態の補足***
エレベータ200は、巻上機およびブレーキなどを用いてかごを昇降させる方式とは異なる方式のエレベータであってもよい。
例えば、エレベータ200は、油圧式エレベータであってもよい。
乗場操作盤213の操作以外の方法で乗場呼びが発生してもよい。その場合、乗場操作盤213は必須ではない。
例えば、利用者が所持するIDタグからの電波の受信、または、利用者が所持する携帯端末の操作によって、乗場呼びが発生してもよい。また、乗場に接近する利用者が検出された場合に乗場呼びを自動で発生させてもよい。例えば、乗場にカメラを設置し、カメラによって乗場を撮影し、撮影によって得られた映像を解析することによって、乗場に接近する利用者が検出される。また、入退室管理装置などの設備と連携して乗場呼びを発生させてもよい。
かごドア202または乗場ドア212にセンサ204を設置する代わりに、かご201または乗場211にカメラを設置してもよい。
カメラはかご201の出入り口を撮影し、出入り検出部113は撮影によって得られた映像をカメラから受信する。そして、出入り検出部113は、受信した映像を解析することによって、かご201への利用者の出入りを検出する。
出入り検出部113は、センサ204とカメラとの両方を用いて、かご201への利用者の出入りを検出してもよい。これにより、検出精度を高めることが可能となる。
運行管理装置100は、複数の装置で構成されてもよい。
例えば、運行管理部111と戸開管理部112と出入り検出部113と荷重判定部114と呼び判定部115と状態判定部116と荷重変化判定部117といった要素が互いに異なる装置で実現されてもよい。
図19に基づいて、運行管理装置100のハードウェア構成を説明する。
運行管理装置100は処理回路109を備える。
処理回路109は、運行管理部111と戸開管理部112と出入り検出部113と荷重判定部114と呼び判定部115と状態判定部116と荷重変化判定部117とを実現するハードウェアである。
処理回路109は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ102に格納されるプログラムを実行するプロセッサ101であってもよい。
処理回路109が専用のハードウェアである場合、処理回路109は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
運行管理装置100は、処理回路109を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路109の役割を分担する。
処理回路109において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、処理回路109はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
100 運行管理装置、101 プロセッサ、102 メモリ、103 補助記憶装置、104 入出力インタフェース、109 処理回路、111 運行管理部、112 戸開管理部、113 出入り検出部、114 荷重判定部、115 呼び判定部、116 状態判定部、117 荷重変化判定部、120 記憶部、200 エレベータ、201 かご、202 かごドア、203 かご操作盤、204 センサ、211 乗場、212 乗場ドア、213 乗場操作盤、221 かご駆動装置、222 はかり、223 ドア駆動装置、224 ロープ。

Claims (13)

  1. エレベータのかごが停止した停止階での前記かごへの利用者の出入りを検出する出入り検出を行う出入り検出部と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する呼び判定部と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びであり、且つ、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定する状態判定部と
    を備える運行管理装置。
  2. 前記かごに設けられたかごドアと前記停止階に設けられた乗場ドアとのいずれかに、物体の通過を検出するセンサが設置され、
    前記出入り検出部は、前記停止階での前記センサによる物体通過検出を、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りとして検出する
    請求項1に記載の運行管理装置。
  3. 前記出入り検出部は、前記停止階への前記かごの移動の要因がかご呼びであったという判定結果を、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りとして検出する
    請求項1または請求項2に記載の運行管理装置。
  4. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記かごの荷重が前記停止階で変化したか判定する荷重変化判定部を備え、
    前記出入り検出部は、前記かごの荷重が前記停止階で変化したという判定結果を、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りとして検出する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の運行管理装置。
  5. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記停止階での前記かごの状態が満員状態である場合に、乗場呼びに応じずにかご呼びに応じて前記かごを移動させる満員運行を行い、前記満員運行の後、前記満員運行によって前記かごに通過された階に前記かごを呼ぶための乗場呼び、を優先して前記かごを移動させる優先運行を行う運行管理部を備える
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の運行管理装置。
  6. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記かごが前記停止階に停止した後に、かごドアと前記停止階の乗場ドアとの一対のドアを開く戸開管理部を備え、
    前記戸開管理部は、前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びではなく、且つ、前記一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間に前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合に、通常時間の経過時には前記一対のドアを閉めずに通常時間の経過時から延長時間が経過したときに前記一対のドアを閉める
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の運行管理装置。
  7. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記かごが前記停止階に停止した後に、かごドアと前記停止階の乗場ドアとの一対のドアを開く戸開管理部を備え、
    前記戸開管理部は、前記停止階への前記かごの移動の要因がかご呼びであり、且つ、前記一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間に前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合に、通常時間の経過時には前記一対のドアを閉めずに通常時間の経過時から延長時間が経過したときに前記一対のドアを閉める
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の運行管理装置。
  8. エレベータのかごが停止した停止階での前記かごへの利用者の出入りを検出する出入り検出を行う出入り検出処理と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する呼び判定処理と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びであり、且つ、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定する状態判定処理
    としてコンピュータを機能させるための運行管理プログラム。
  9. エレベータのかごが停止した停止階で前記かごの荷重が変化したか判定する荷重変化判定部と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する呼び判定部と、
    前記停止階で前記かごの荷重が変化したという判定結果と、前記停止階への前記かごの移動の要因がかご呼びであったという判定結果とのそれぞれを、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りとして検出する出入り検出部と、
    前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定する状態判定部と
    を備える運行管理装置。
  10. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記停止階での前記かごの状態が満員状態である場合に、乗場呼びに応じずにかご呼びに応じて前記かごを移動させる満員運行を行い、前記満員運行の後、満員状態であると判定した階および前記満員運行によって前記かごに通過された階に前記かごを呼ぶための乗場呼び、を優先して前記かごを移動させる優先運行を行う運行管理部を備える
    請求項9に記載の運行管理装置。
  11. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記かごが前記停止階に停止した後に、かごドアと前記停止階の乗場ドアとの一対のドアを開く戸開管理部を備え、
    前記戸開管理部は、前記停止階への前記かごの移動の要因が乗場呼びではなく、且つ、前記一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間に前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合に、通常時間の経過時には前記一対のドアを閉めずに通常時間の経過時から延長時間が経過したときに前記一対のドアを閉める
    請求項9または請求項10に記載の運行管理装置。
  12. 前記運行管理装置は、さらに、
    前記かごが前記停止階に停止した後に、かごドアと前記停止階の乗場ドアとの一対のドアを開く戸開管理部を備え、
    前記戸開管理部は、前記停止階への前記かごの移動の要因がかご呼びであり、且つ、前記一対のドアが開いたときから通常時間が経過するときまでの間に前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合に、通常時間の経過時には前記一対のドアを閉めずに通常時間の経過時から延長時間が経過したときに前記一対のドアを閉める
    請求項9または請求項10に記載の運行管理装置。
  13. エレベータのかごが停止した停止階で前記かごの荷重が変化したか判定する荷重変化判定処理と、
    前記停止階への前記かごの移動の要因となった呼びの種類を判定する呼び判定処理と、
    前記停止階で前記かごの荷重が変化したという判定結果と、前記停止階への前記かごの移動の要因がかご呼びであったという判定結果とのそれぞれを、前記停止階での前記かごへの利用者の出入りとして検出する出入り検出処理と、
    前記停止階での前記かごへの利用者の出入りが検出されなかった場合、前記停止階での前記かごの状態が満員状態であると判定する状態判定処理
    としてコンピュータを機能させるための運行管理プログラム。
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