JP2007084237A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】満員のためのエレベータに乗りかごに乗り込めない乗客の待ち時間を短縮する。
【解決手段】再登録時間算出部9は同一階床の同一方向の最初の乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の再度の乗場呼びが登録されるまでの時間を算出する。再登録時間算出部9はこの算出した時間を前述した乗場呼びのあった階床情報と関連付けて算出時間記憶部10に記憶する。優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が予め定められた基準時間以下であると判別した場合には、算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間と関連付けられる階床を優先応答階床とする指示を示す制御信号をエレベータ制御装置2に出力する。すると、エレベータ制御装置2は乗りかごの現在の昇降方向に沿った方向の呼びに全て応答した上で、前述した優先応答階床の乗場呼びに応答する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数登録された呼びに順次応答するエレベータに関する。
従来、1台の乗りかごの昇降を制御するエレベータのうち、乗合全自動方式にしたがって各階床の乗場呼びやかご呼びに対し順次応答して乗りかごを昇降させるものがある。
図15は、従来の乗合全自動方式に対応したエレベータにおける各階床の呼びに対する応答順序の一例を示す図である。
このエレベータは複数の呼びが登録されている場合には乗りかご41の昇降方向に沿った方向の呼びに順次応答する。このエレベータは、これらの呼びに全て応答して乗りかご41の昇降方向と反対の方向の呼びがある場合には乗りかご41の昇降方向を反転させ、これらの呼びに順次応答する。
図15に示した例では、最上階である4階、3階、2階の下方向の乗場呼びに加え、最下階である1階のかご呼びが登録されている。2階乃至4階の乗場呼びは4階乗場43の乗場呼び釦44、3階乗場45の乗場呼び釦46、2階乗場47の乗場呼び釦48が乗客により操作されることで登録される。また、1階のかご呼びは乗りかご41内のかご内操作盤42を乗客が操作することで登録される。さらに、かご呼び登録をしても乗場呼びは点灯しない。
すると乗りかご41は最初に4階に着床したのち、3階、2階、1階の順に着床する。従って途中階から乗りかごが下の階に向けて発車して当該途中階の下方向の乗場呼びが再度登録されても、この途中階より上の階床の下方向の乗場呼びが登録されている場合には乗りかご41は当該途中階を通過し、前述した上の階床に着床した後で前述した途中階へ昇降することになる。
ここで、途中階の乗場呼びに応答して乗りかご41が着床したが満員の為にこの乗りかご41に当該途中階で待っていた乗客が乗り込むことができない場合で、当該途中階より下の階床の下方向の乗場呼びが登録されており、この途中階より上の階床の下方向の乗場呼びがさらに登録された場合を考える。この場合には、この途中階の乗場にいる乗客は当該途中階の乗場の下方向の乗場呼び釦を再度操作した上で長く待ち続けないと乗りかご41に乗り込むことができない。
このような乗客の手間を省く目的で、例えば特許文献1に開示されたように満員の為に乗りかごに乗り込めなかった場合に、同じ階床の乗場呼びを自動的に再登録するエレベータがある。
特開平2−52880号公報
特許文献1に開示されたようなエレベータは乗客が乗場呼び釦を再度操作する手間を省くことが出来る。しかし前述した途中階の乗場にいる乗客の長待ちを解消することはできない。
また、この昇降した乗りかごが前述した途中階に着床する前に再び満員になってしまった場合は、この途中階の乗客はまたしても乗りかごに乗り込むことができない。つまりこのようなエレベータは特定の階床の乗場にいる乗客の輸送効率が非常に悪くなる場合があり、この乗場にいる乗客の苛立ちの原因ともなる。
そこで、本発明の目的は、満員のための乗りかごに乗り込めない乗客の待ち時間を短縮することが可能になるエレベータを提供することにある。
すなわち、本発明に係わるエレベータは、乗合全自動方式により乗場呼びに応答して乗りかごが着床して当該乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の乗場呼びが再度登録されるまでの時間を計算し、この計算した時間が予め定めた条件を満たした場合で複数の呼びが登録されている場合に乗りかごの昇降方向に沿った呼びに応答した上で、再度登録された乗場呼びに優先応答して乗りかごを昇降させることを特徴とする。
本発明に係わるエレベータでは、乗合全自動方式により乗場呼びに応答して乗りかごが着床して当該乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の乗場呼びが再度登録されるまでの時間を計算し、この計算した時間が予め定めた条件を満たした場合で複数の呼びが登録されている場合に乗りかごの昇降方向に沿った呼びに応答した上で、再度登録された乗場呼びに優先応答して乗りかごを昇降させるので、満員のための乗りかごに乗り込めない乗客の待ち時間を短縮することができる。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご側の各種装置の構成例を示す模式図である。図2は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図である。
このエレベータは乗りかご1の昇降動作をエレベータ制御装置2が制御する。このエレベータが設置される建物の各階床の乗場には乗りかご1の呼び登録を行なうための乗場呼び釦4が乗場ドア5の近傍に設けられる。
また、乗場ドア5の上端部の近傍には乗りかご1の位置を表示する乗場インジケータ6が設けられる。乗りかご1の床下にはかご内荷重測定装置31が設けられる。かご内荷重測定装置31は乗りかご1内の荷重が一定以上の場合に、これを示す制御信号をエレベータ制御装置2に出力する。
また、乗りかご1内のかご操作盤3上にはかご内インジケータ7とかご内呼び釦8が設けられる。かご内インジケータ7は乗りかご1の位置を表示する。
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図である。
また、図3に示すように、各階床の乗場呼び釦4はエレベータ制御装置2および再登録時間算出部9と接続される。再登録時間算出部9は算出時間記憶部10と接続される。算出時間記憶部10は優先応答階選択部11と接続される。優先応答階選択部11はエレベータ制御装置2と接続される。
再登録時間算出部9は登録された乗場呼びに応答して乗りかご1が着床し、この乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の乗場呼びが再び登録されるまでの時間を算出する。算出時間記憶部10は再登録時間算出部9が算出した時間を記憶する。優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された時間の大小に基づいて、乗りかご1が通常運転から外れて優先応答する階床を選択する。
次に、以上説明した構成のエレベータの動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。
エレベータ制御装置2は乗客が各階床の乗場呼び釦4や乗りかご1内のかご内呼び釦7を操作することで乗場呼びやかご呼びを登録する。エレベータ制御装置2は通常運転時は呼びが複数登録されている場合には乗合全自動方式により乗りかご1の昇降方向に沿った方向の呼びに順次応答して乗りかごを昇降させる(ステップS1)。
乗場呼びに応答して乗りかご1が着床した場合にエレベータ制御装置2は、この解除された乗場呼びのあった階床および呼び方向の情報を再登録時間算出部9に出力する。再登録時間算出部9は計時機能を有する。再登録時間算出部9はエレベータ制御装置2からの情報を入力した場合に、この情報を前述した計時機能により当該情報を入力した時刻と関連付けて記憶する。
そして、再登録時間算出部9は乗場呼びが解除されて乗りかご1が発車した(ステップS2)後で、この階床の乗場呼び釦4を再び乗客が操作した場合(ステップS3のYES)に、この時刻を乗場呼び釦4のある階床および呼び方向の情報と関連付けて記憶する。
再登録時間算出部9は、このように記憶した情報をもとに同一階床の同一方向の最初の乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の再度の乗場呼びが登録されるまでの時間を算出する(ステップS4)。
再登録時間算出部9はこの算出した時間の情報を当該算出した時間と関わる乗場呼びのあった階床の情報と関連付けて算出時間記憶部10に記憶する。優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が予め定められた基準時間以下であるか否かを判別する(ステップS5)。
優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が前述した基準時間以下であると判別した場合(ステップS5のYES)には、算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間と関連付けられる階床を優先応答階床とする指示を示す制御信号をエレベータ制御装置2に出力する(ステップS6)。
なお、優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が前述した基準時間を超えると判別した場合には制御信号をエレベータ制御装置2に出力しない(ステップS5→S1)。これにより通常運転が維持される。
エレベータ制御装置2は優先応答階選択部11からの制御信号を入力すると、乗りかご1の現在の昇降方向に沿った方向の呼びに全て応答した上で、通常運転、つまり乗合全自動方式による運転を中止し、前述した制御信号で示される優先応答階床の乗場呼びに乗りかご1を応答させて乗りかご1を昇降させる(ステップS7)。
エレベータ制御装置2は乗りかご1が優先応答階床に着床して、この着床した乗りかご1に乗り込んだ乗客によるかご内呼び釦8の操作にしたがった当該乗りかご1の昇降が終了すると再び通常運転により乗りかご1を昇降させる(ステップS7→S1)。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータは、途中階の乗場呼びに応答して昇降した乗りかごが当該乗場呼びのあった階床に着床する前に満員となり、この途中階の乗客が乗りかご1に乗り込むことができない場合でも、乗りかご1が発車した後で、この乗りかご1の昇降方向に沿った呼びに順次応答した後で、この途中階の乗場呼びに優先応答する。よって途中階の乗場の乗客が乗りかご1に乗り込むまでの待ち時間を短縮することができる。これにより特定の階床、例えば最上階の乗場が定常的に混雑している場合であっても、途中階の乗場の乗客が乗りかご1に乗り込めない事態を防止することができる。つまり建物内の乗客の輸送を効率よく行なうことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成のうち図1乃至図3に示したものと同一部分の説明は省略する。本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご側の各種装置の構成は図1に示した構成と同様である。
第1の実施形態で説明したように優先応答階床へ乗りかご1を昇降させる場合には他の階床の乗場呼びへの応答が遅れる。これにより優先応答階床と異なる階床の乗場にいる乗客は不安や苛立ちを覚える。この第2の実施形態にしたがったエレベータはこの問題を解消するものである。
図5は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図である。
このエレベータは第1の実施形態にしたがったエレベータと異なり各階床の乗場に優先応答中表示灯12を設けた構成である。この優先応答中表示灯12は乗りかご1が他階に優先して応答していることを表示する装置である。
次に、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの動作を説明する。図6は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。
このエレベータは、第1の実施形態で説明したステップS1乃至S6までの処理がなされた結果、エレベータ制御装置2が優先応答階選択部11からの制御信号を入力すると、この入力した制御信号で示される優先応答階床以外の階床の乗場の優先応答中表示灯12を点灯させる(ステップS8)。
図7は、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの優先応答中表示灯の表示例を示す図である。
図7に示すように、点灯した優先応答中表示灯12には「他階に優先応答中です」とのメッセージが表示される。以後は第1の実施形態で説明したステップS7の処理がなされる。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータによれば、優先応答中表示灯12を点灯することにより前述した他の階床の乗場にいる乗客は他階床の優先応答中であることを確認できる。よって当該乗客の不安や苛立ちを抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成のうち図1乃至図3に示したものと同一部分の説明は省略する。本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご側の各種装置の構成は図1に示した構成と同様である。
第1の実施形態で説明したように優先応答階床へ乗りかご1を昇降させる場合には他の階床の乗場呼びへの応答が遅れる。これにより優先応答階床と異なる階床の乗場にいる乗客は不安や苛立ちを覚える。第3の実施形態にしたがったエレベータはこの問題を第2の実施形態にしたがったエレベータと異なる手法で解消するものである。
図8は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図である。
このエレベータは、第1の実施形態にしたがったエレベータと異なり、各階床の乗場に乗場音声案内装置13を設けた構成である。この乗場音声案内装置13は乗りかご1が他階に優先して応答していることを音声により報知する装置である。
次に、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの動作を説明する。図9は、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。
このエレベータは、第1の実施形態で説明したステップS1乃至S6までの処理がなされた結果、エレベータ制御装置2が優先応答階選択部11からの制御信号を入力すると、このエレベータ制御装置2はこの入力した制御信号で示される優先応答階床以外の階床の乗場の乗場音声案内装置13に音声出力を指示する旨の制御信号を出力する。
乗場音声案内装置13はエレベータ制御装置2からの制御信号を入力すると、図示しない内部メモリから「他階に優先応答中です」との音声メッセージデータを読み出し、これを再生する(ステップS9)。以後は第1の実施形態で説明したステップS7の処理がなされる。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータによれば、乗場音声案内装置13が音声メッセージを再生することにより前述した他の階床の乗場にいる乗客は他階床の優先応答中であることを確認できる。よって当該乗客の不安や苛立ちを抑えることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエレベータの構成のうち図1乃至図3に示したものと同一部分の説明は省略する。本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご側の各種装置の構成は図1に示した構成と同様である。
図10は、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図である。
図10に示すように、このエレベータは、第1の実施形態にしたがったエレベータと異なり、各階床の乗場に優先応答中表示灯12を設ける代わりに乗場撮影装置20を設けた構成である。この乗場撮影装置20は乗場にいる乗客を撮影する装置である。
図11は、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図である。
図11に示すように、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータは混雑状況算出部21をさらに備える。各階床の乗場撮影装置20は混雑状況算出部21および優先応答階選択部11と接続される。混雑状況算出部21は優先応答階選択部11と接続される。
混雑状況算出部21は乗場撮影装置20による撮影結果に基づいて、この乗場撮影装置20が撮影した乗場の混雑状況を数値化する装置である。
次に、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの動作を説明する。図12は、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。
このエレベータは、第1の実施形態で説明したステップS1乃至S4までの処理の後、優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が予め定められた基準時間以下であるか否かを判別する(ステップS5)。
優先応答階選択部11は算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる時間が前述した基準時間以下であると判別した場合(ステップS5のYES)には、この情報に含まれる階床の乗場に設けられる乗場撮影装置20に撮影を指示するための制御信号を出力する。
乗場撮影装置20は優先応答階選択部11からの制御信号を入力すると乗場を撮影し、この撮影した画像を混雑状況算出部21に出力する(ステップS11)。混雑状況算出部21は乗場撮影装置20からの画像に含まれる人体の輪郭を識別する。混雑状況算出部21はこの識別した輪郭の数に基づいて、乗場撮影装置20が撮影した乗場にいる乗客の人数の推定値を算出する(ステップS12)。混雑状況算出部21はこの算出した人数の情報を優先応答階選択部11に出力する。
優先応答階選択部11は混雑状況算出部21から入力した数値が予め定められた基準値以上であるか否かを判別する(ステップS13)。
優先応答階選択部11は混雑状況算出部21から入力した数値が基準値以上であると判別した場合(ステップS13のYES)には、再度乗場呼びのあった階床の乗場が混雑しているのでこの乗場の階床の乗場呼びに優先応答する必要があるとみなし、算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる階床を優先応答階床とする指示を示す制御信号をエレベータ制御装置2に出力する(ステップS13→S6)。以後は第1の実施形態で説明したステップS7の処理がなされる。
一方、優先応答階選択部11は混雑状況算出部21から入力した数値が前述した基準値未満であると判別した場合には、再度乗場呼びのあった階床の乗場が混雑していないのでこの乗場の階床の乗場呼びに優先応答する必要がないとみなし、算出時間記憶部10に記憶された情報に含まれる階床の優先応答を無効として通常運転を継続する(ステップS13→S1)。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータによれば、同一階床の同一方向の乗場呼びが一定時間内に再度登録された場合でも、この階床の乗場が混雑していなければ当該階床の乗場呼びに対する優先応答を行なわない。よって他の階床の混雑している乗場への応答が遅れることがなくなるので乗客の輸送効率を向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態に係るエレベータの構成のうち図1乃至図3に示したものと同一部分の説明は省略する。本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成は図1に示した構成と同様であり、このエレベータの乗場側の各種装置の構成は図2に示した構成と同様である。
図13は、本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図である。
本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータのかご内荷重測定装置31は、通常の過荷重検出機能に加え、乗場に着床した乗りかご1内の荷重を必要に応じて逐次検出する機能を有する。
図13に示すように、本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータは、第1の実施形態にしたがったエレベータと比較して、かご内荷重測定装置31および荷重変動記憶部32および乗降人数算出部33をさらに備える。荷重変動記録部32はかご内荷重測定装置31が測定した乗りかご1内の荷重の変動値を記録する。乗降人数算出部33は荷重変動記録部32による記録結果に基づいて、乗りかご1と当該乗りかご1が着床した乗場との間の乗降人数の推定値を算出する。
次に、本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータの動作を説明する。図14は、本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態と同様に、エレベータ制御装置2は通常運転時は乗合全自動方式にしたがって乗りかご1を昇降させ(ステップS1)、乗りかご1が着床および戸開すると(ステップS21)、エレベータ制御装置2はかご内荷重測定装置31に乗りかご1内の荷重変動検出を指示するための制御信号を出力する。
かご内荷重測定装置31はエレベータ制御装置2からの制御信号を入力すると乗りかご1内の荷重を予め定められた時間間隔で検出し、この検出した値を荷重変動記録部32に逐次出力する。
乗りかご1が戸閉すると、エレベータ制御装置2はかご内荷重測定装置31に乗りかご1内の荷重変動の検出の停止を指示するための制御信号を出力する。かご内荷重測定装置31はエレベータ制御装置2からの制御信号を入力すると乗りかご1内の荷重変動の検出のための荷重の検出を停止する。
荷重変動記録部32はかご内荷重測定装置31からの荷重値のうち最大値と最小値の差を認識し、この値を図示しない内部メモリに記憶する(ステップS22)。荷重変動記録部32はこの記憶した値の情報を乗りかご1の着床時の当該乗りかご1内の荷重の変動値として乗降人数算出部33に出力する。
乗降人数算出部33は荷重変動記録部32から入力した値の大小に基づいて乗りかご1と当該乗りかご1が着床した乗場との間の乗降人数の推定値を算出し、この値を優先応答階選択部11に出力する(ステップS23)。
優先応答階選択部11は乗降人数算出部33から入力した値が予め定められた基準値以上であるか否かを判別する(ステップS24)。
優先応答階選択部11は乗降人数算出部33から入力した値が前述した基準値以上であると判別した場合(ステップS24のYES)には、乗りかご1と当該乗りかご1が着床した乗場との間の乗降人数が多いのでこの乗場から乗りかご1が発車した後に当該乗場で待ち続ける乗客が少ないとみなし、通常運転を維持する(ステップS24→S26,S1)。
一方、優先応答階選択部11は乗降人数算出部33から入力した値が前述した基準値未満であると判別した場合(ステップS24のNO)には、乗りかご1と当該乗りかご1が着床した乗場との間の乗降人数が少なく、この乗場から乗りかご1が発車した後に当該乗場で待ち続ける乗客が多いとみなし、乗りかご1が発車した(ステップS25)後、この階床の乗場呼び釦4を再び乗客が操作した場合(ステップS3のYES)に、この時刻を乗場呼び釦4のある階床および呼び方向の情報と関連付けて記憶する。以後は、第1の実施形態で説明したステップS4以降の処理がなされる。
以上説明したように、本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータによれば、乗りかご1の着床階での乗客の乗降人数をおおよそ判断できることから、この乗降人数の少ない階床の乗場呼びに対して優先応答しない。よって、他の階床の混雑している乗場への応答が遅れることがなくなり、乗客の輸送効率を向上させることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗りかご側の各種装置の構成例を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図。 本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にしたがったエレベータの優先応答中表示灯の表示例を示す図。 本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図。 本発明の第3の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの乗場側の各種装置の構成例を示す模式図。 本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータのエレベータ制御装置の周辺装置の構成例を示すブロック図。 本発明の第5の実施形態にしたがったエレベータの動作の一例を示すフローチャート。 従来の乗合全自動方式に対応したエレベータにおける各階床の呼びに対する応答順序の一例を示す図。
符号の説明
1,41…乗りかご、2…エレベータ制御装置、3,42…かご内操作盤、4,44,46,48,50…乗場呼び釦、5…乗場ドア、6…乗場インジケータ、7…かご内インジケータ、8…かご内呼び釦、9…再登録時間算出部、10…算出時間記憶部、11…優先応答階選択部、12…優先応答中表示灯、13…乗場音声案内装置、20…乗場撮影装置、21…混雑状況算出部、31…かご内荷重測定装置、32…荷重変動記録部、33…乗降人数算出部、43,45,47,49…乗場。

Claims (5)

  1. 乗合全自動方式により乗場呼びに応答して乗りかごが着床して当該乗場呼びが解除されてから同一階床の同一方向の乗場呼びが再度登録されるまでの時間を計算する計算手段と、
    前記計算手段が計算した時間が予め定めた条件を満たした場合で複数の呼びが登録されている場合に前記乗りかごの昇降方向に沿った呼びに応答した上で前記再度登録された乗場呼びに優先応答して前記乗りかごを昇降させる応答制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記応答制御手段が前記再度登録された乗場呼びに応答して前記乗りかごを昇降させる場合に当該再度登録された乗場呼びのあった階床と異なる階床の乗場の表示手段に前記優先応答の旨を表示させる表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記応答制御手段が前記再度登録された乗場呼びに優先応答して前記乗りかごを昇降させる場合に当該再度登録された乗場呼びのあった階床と異なる階床の乗場の音声再生手段に前記優先応答の旨を示す音声を再生させる再生制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  4. 前記再度登録された乗場呼びのあった階床の乗場の混雑状況を検出する検出手段をさらに備え、
    前記応答制御手段は、
    前記計算手段が計算した時間および前記検出手段が検出した混雑状況が予め定められた条件を満たした場合に前記乗りかごの昇降方向に沿った呼びに応答した上で前記再度登録された乗場呼びに優先応答して前記乗りかごを昇降させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  5. 前記同一階床の同一方向の最初の乗場呼びに応答して着床した前記乗りかご内の荷重の変動幅を検出する検出手段をさらに備え、
    前記応答制御手段は、
    前記検出手段が検出した変動幅および前記計算手段が計算した時間が予め定めた条件を満たした場合に前記乗りかごの昇降方向に沿った呼びに応答した上で前記再度登録された乗場呼びに応答して前記乗りかごを昇降させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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