JP5263725B2 - ダブルデッキエレベータの制御装置 - Google Patents

ダブルデッキエレベータの制御装置 Download PDF

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本発明は、上下にかごが連結したダブルデッキエレベータの運転を制御するための制御装置に係り、特に上下のかご内に行先呼びの登録装置(かご呼び登録装置)がなく、各階の乗場に設置された登録装置(乗場行先呼び登録装置)で行先呼びの登録を行うダブルデッキエレベータの制御装置に関する。
超高層ビル等では、ビルのスペース効率を向上させるために、ビル内の縦の交通手段として、かご室を上下2段に構成した大量輸送が可能なエレベータが用いられる。このようなエレベータのことを「ダブルデッキエレベータ」と呼んでいる。このダブルデッキエレベータでは、上かごと下かごのどちらかに呼び登録があれば、その呼びに応答して走行する。
このようなダブルデッキエレベータにおいて、乗場行先呼び登録装置を採用したものがある。この乗場行先呼び登録装置は、各階の乗場にて行先階を事前に登録するための装置である。以下では、このような乗場行先呼び登録装置を用いたダブルデッキエレベータを対象として説明する。
建物には、「中抜け階」や「急行ゾーン」など、物理的に戸開が不可能な階が存在することがある(図2参照)。ダブルデッキエレベータの構造上、例えば上かごが行先呼びに応答し、「急行ゾーン」の上端の一つ上の階に停止すると、下かごは「急行ゾーン」に停止することになるため、そこで戸開することができない。
ここで、乗客が乗場で行先呼びを登録せずに、ドアが開いているかごに誤って乗車してしまうことがある。その際、他方のかごの応答階によっては、当該かごが「中抜け階」や「急行ゾーン」などの戸開禁止階で停止することもあり、新たな呼びが登録されるまでの間、閉じ込め状態となる。
また、乗場で行先呼びを登録していたにも拘わらず、エレベータ制御装置の異常により行先呼びが消去された状態で、戸開禁止階に停止してしまった場合も同様に閉じ込め状態となる。
従来、ダブルデッキエレベータにおいて、戸開禁止階に停止したときの運行制御として、特許文献1に開示されているものがある。これは、何らかの異常を検出した際に、上下かごを戸開可能な階へ移動させることで、閉じ込め状態を防ぐものである。
特開平7−41267号公報
しかしながら、上記特許文献1では、異常が発生したときに、上下かごを最寄階へ自動的に移動させるものである。したがって、上述したように、乗客が乗場で行先呼びを登録せずに誤って乗車してしまったような場合には、最寄階への移動は行われず、閉じ込め状態となる。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、乗客が乗場で行先呼びを登録せずに誤って乗車したかごが戸開禁止階で停止してしまった場合などにおいて、かご内の閉じ込め状態を防ぐことのできるダブルデッキエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上下のかご内に行先呼びを登録するための登録装置がなく、各階の乗場に設置された登録装置で行先呼びの登録を行うダブルデッキエレベータにおいて、建物の階床構成を示す階床データを記憶したテーブル手段と、上記乗場に設置された登録装置によって登録された行先呼びの情報を記憶する呼び登録手段と、上記上下かごの停止位置を検出するかご位置検出手段と、上記上下のかご内に設けられた所定の操作釦の入力を検出するかご内操作入力手段と、上記かご位置検出手段によって検出された上記上下のかごの停止位置と上記テーブル手段に記憶された階床データとを照らし合わせ、上記上下のかごのどちらか一方が戸開禁止階に停止しているか否かを判断する戸開禁止判断手段と、この戸開禁止判断手段によって上記上下かごのどちらか一方が戸開禁止階に停止していると判断され、かつ、上記呼び登録手段に行先呼びの情報が未登録であった場合に、上記かご内操作入力手段によって上記所定の操作釦の入力が検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開する運行制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、乗客が乗場で行先呼びを登録せずに誤って乗車したかごが戸開禁止階で停止してしまった場合などにおいて、かご内の閉じ込め状態を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のシステム構成を示す図である。
ダブルデッキエレベータは、かご枠11の中に上下に連結された2つの乗りかご12,13を有する。以下では、上に位置する乗りかご12のことを「上かご」、下に位置する乗りかご13のことを「下かご」と呼ぶことにする。
上かご12と下かご13は、図示せぬ連結機構によって昇降方向に連結されている。上かご12には、ドア14、戸開釦15、戸閉釦16が設けられている。同様に、下かご13にも、ドア17、戸開釦18、戸閉釦19が設けられている。
上かご12と下かご13は、巻上機20の駆動により、かご枠11と一体で昇降路内を昇降動作する。巻上機20にはロープ21が巻き掛けられており、その一端にかご枠11、他端にカウンタウェイト22が取り付けられている。巻上機20が駆動されると、ロープ21を介してかご枠11内の上かご12と下かご13がカウンタウェイト22と共につるべ式に移動することになる。
ここで、本実施形態のダブルデッキエレベータでは、上かご12と下かご13のそれぞれのかご室内に行先呼びを登録するための登録装置(通常、かご呼び登録装置と呼ばれる)がなく、各階の乗場に設置された乗場行先呼び登録装置31にて行先呼びの登録を行うように構成されている。
この乗場行先呼び登録装置31には、行先階を指定するための操作釦32と、登録階などを表示するための表示器33が設けられている。この乗場行先呼び登録装置31は、図示せぬ伝送ケーブルを介してエレベータ制御装置41に接続されている。
また、エレベータ制御装置41は、建物の機械室などに設置されている。このエレベータ制御装置41は、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータからなり、所定のプログラムの起動により、エレベータ全体の制御を行う。
ここで、本実施形態において、エレベータ制御装置41は、運行制御部42と、階床構成テーブル43と、戸開禁止判断部44と、呼び登録部45と、かご内操作入力部46とを備える。
運行制御部42は、上かご12と下かご13の運行制御を行う。この運行制御部42には、階床構成テーブル43、戸開禁止判断部44、呼び登録部45、かご内操作入力部46が接続される。
階床構成テーブル43には、建物の各階床の構成を示す階床データが予め記憶されている。戸開禁止判断部44は、この階床構成テーブル43に記憶された階床データとかご位置検出装置47によって電気的あるいは機械的に検出される上かご12と下かご13の停止位置とを照らし合わせて、戸開禁止階で停止しているか否かを判断する。
呼び登録部45は、各階の乗場に設置された乗場行先呼び登録装置31によって登録された行先階の呼び情報を受信して記憶する。かご内操作入力部46は、上かご12内に設けられた戸開釦15および戸閉釦16、下かご13内に設けられた戸開釦18および戸閉釦19の入力情報を検出し、運行制御部42に出力する。
次に、本発明の第1の実施形態の動作について説明する。
今、図2に示すような建物の階床構成を想定する。図2は上下かご12,13が戸開可能階で停止しているパターンを示す図である。
図中の「戸開可能階」は、通常の運転サービスの対象となる階であり、乗客が自由に乗り降りできる。これに対し、「不停止階」は、運転サービスの対象外であり、ここでの乗り降りはできない。ただし、物理的には戸開可能であり、非常時には、ここに乗りかごを停止させることもある。なお、本実施形態では、平常時の運転サービスを想定しているため、上記「不停止階」を戸開禁止階として扱うものとする。
一方、「中抜け階」、「急行ゾーン」、「上方突出階」、「下方突出階」は、物理的には戸開不可能な階であり、戸開禁止階として扱われる。なお、「中抜け階」は1階床分、「急行ゾーン」は複数階床分の高さを有する。「上方突出階」は最上階の上に設けられ、「下方突出階」は最下階の下に設けられている。
このような階床構成を持つ建物では、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときの位置によって、図3および図4に示すように、上かご12と下かご13のどちらか一方が戸開禁止階で停止することがある。図3は上かご12が戸開禁止階、下かご13が戸開可能階で停止しているパターンを示す図、図4は上かご12が戸開可能階、下かご13が戸開禁止階で停止しているパターンを示す図である。
図5は第1の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS101)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS101a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS102,S107)。
図3のように、上かご12が「急行ゾーン」、「中抜け階」、「不停止階」、「上方突出階」のいずれかに停止し、下かご13が戸開可能階に停止していれば、運行制御部42は、上かご12が戸開禁止階で停止しているものと判断し、その判断結果を運行制御部42に出力する。また、呼び登録部45は、乗場行先呼び登録装置31に登録された行先呼びの情報を読み出し、運行制御部42に出力する。
ここで、上かご12が戸開禁止階で停止状態にあり、かつ、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合(ステップS102のYes,ステップS103のYes)、運行制御部42は、かご内操作入力部46を介して上かご12内の戸開釦15が押下されたか否かを判断する(ステップS104)。戸開釦15が押下された場合には(ステップS104のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、図2のような上下かごが戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12と下かご13を移動させる(ステップS105)。移動後、上かご12のドア14と下かご13のドア17をそれぞれ戸開する(ステップS106)。
一方、図4のように、上かご12が戸開可能階、下かご13が「急行ゾーン」、「中抜け階」、「不停止階」、「下方突出階」のいずれかに停止していた場合、戸開禁止判断部44は下かご13が戸開禁止階で停止しているものと判断し、その判断結果を運行制御部42に出力する。また、呼び登録部45は、乗場行先呼び登録装置31に登録された行先呼びの情報を読み出し、運行制御部42に出力する。
ここで、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあり、かつ、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合(ステップS107のYes,ステップS108のYes)、運行制御部42は、かご内操作入力部46を介して下かご13内の戸開釦18が押下されたか否かを判断する(ステップS109)。戸開釦18が押下された場合には(ステップS109のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、図2のような上下かごが戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12と下かご13を移動させる(ステップS105)。移動後、上かご12のドア14と下かご13のドア17をそれぞれ戸開する(ステップS106)。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS102のNo,S107のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS103のNo,S108のNo)、または、かご内戸開釦の入力がない場合(ステップS104のNo,S109のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
以上のように、かご内にかご呼び登録装置がなく、各階の乗場で行先呼びを登録するダブルデッキエレベータにおいて、戸開禁止階に停止しているかご内の戸開釦を検出し、上下かご戸開可能な最寄階へ移動して戸開することで、乗客が行先呼びを登録せずに誤ってかごにかご内に乗車してしまった場合での閉じ込め状態を防ぐことができる。
また、行先呼びを登録していたにもかかわらず、エレベータ制御装置の異常により行先呼びが消去され、戸開禁止階に停止してしまった場合の閉じ込め状態に対しても防止することができる。
さらに、かご内に標準的に設置されている戸開釦の操作によって戸開可能階への移動を行うようにしているので、新たな操作釦を増設することなく、閉じ込め状態を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、上下かごが最寄階に着床した後、両方のかごドアを戸開していたが、第2の実施形態では、最寄階に着床した後、移動前に戸開禁止階に停止していたかごのドアだけを戸開することを特徴とする。
なお、装置構成については上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略するものとし、ここでは処理の流れについて説明する。
図6は第2の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止している場合に、当該かご内の戸開釦の操作により戸開可能な最寄階へ移動させるまでの処理は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS201)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS201a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS202,S207)。
上かご12が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS202のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS203)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS203のYes)、運行制御部42は、上かご12内の戸開釦15の入力を検出することにより(ステップS204のYes)、階床構成テーブル43を参照して、上かご12と下かご13を戸開可能な最寄階へ移動させる(ステップS205)。
ここで、第2の実施形態では、上かご12と下かご13を最寄階へ移動させたとき、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた上かご12のドア14を戸開し、下かご13のドア17は戸閉状態を保持しておく(ステップS206)。
一方、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS207のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS208)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS209のYes)、運行制御部42は、下かご13内の戸開釦15の入力を検出することにより(ステップS209のYes)、階床構成テーブル43を参照して、上かご12と下かご13を戸開可能な最寄階へ移動させる(ステップS205)。
ここで、第2の実施形態では、上かご12と下かご13を最寄階へ移動させたとき、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた下かご13のドア17を戸開し、上かご12のドア14は戸閉状態を保持しておく(ステップS206)。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS202のNo,S207のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS203のNo,S208のNo)、または、かご内戸開釦の入力がない場合(ステップS204のNo,S209のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
このように、最寄階に移動させたときに、その移動前に戸開禁止階に停止していたかごだけを戸開することで、上記第1の実施形態と同様に、乗客の閉じ込め状態を防ぐことができ、さらに、戸開可能階に停止していた他方のかごに乗客が誤って乗車することを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上記第1、第2の実施形態では、かご内の戸開釦の入力を検出したら、上下かごを戸開可能な最寄階へ移動していたが、第3の実施の形態では、かご内の戸開釦の入力を検出したときに、少なくとも戸開禁止階に停止していたかごが戸開可能な最寄階を探して、そこに移動させることを特徴とする。
なお、装置構成については上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略するものとし、ここでは処理の流れについて説明する。
図7は第3の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止している場合に、行先呼びの登録の有無と当該かご内の戸開釦の入力を確認するまでの処理は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS301)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS301a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS302,S307)。
上かご12が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS302のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS303)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS303のYes)、運行制御部42は、上かご12内の戸開釦15の入力を検出する(ステップS304)。
ここで、第3の実施形態では、戸開釦15の入力を検出したときに(ステップS304のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、少なくとも戸開禁止階に停止していた上かご12が戸開可能な最寄階を探して、そこに上かご12を移動させる(ステップS305)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
上かご12と下かご13の移動後、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた上かご12のドア14を戸開し、下かご13のドア17は戸閉状態を保持しておく(ステップS306)。
一方、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS307のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS308)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS308のYes)、運行制御部42は、下かご13内の戸開釦18の入力を検出する(ステップS309)。
ここで、第3の実施形態では、戸開釦18の入力を検出したときに(ステップS309のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、少なくとも戸開禁止階に停止していた下かご13が戸開可能な最寄階を探して、そこに下かご13を移動させる(ステップS305)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
上かご12と下かご13の移動後、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた下かご13のドア17を戸開し、上かご12のドア14は戸閉状態を保持しておく(ステップS306)。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS302のNo,S307のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS303のNo,S308のNo)、または、かご内戸開釦の入力がない場合(ステップS304のNo,S309のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
このように、上下かごの両方が戸開可能な最寄階ではなく、少なくとも戸開禁止階に停止していたかごを戸開可能な最寄階に移動させることで、「急行ゾーン」や「中抜け階」など、上下かごが戸開可能な連続した階が少ない建物に対して、最寄階への移動距離を短縮して、できるだけ早く乗客を救出することが可能となる。
(変形例1)
上記第1乃至第3の実施形態では、かご内の戸開釦の入力を検出したら、戸開可能な最寄階へ移動していたが、かご内の戸閉釦の入力を検出することにより、戸開可能な最寄階へ移動させるようにしても良い。
すなわち、例えば上かご12が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その上かご12内の戸閉釦16の入力を検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
同様に、下かご13が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その下かご13内の戸閉釦19の入力を検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
このように、戸開禁止階で停止してしまった場合に、当該かご内の戸閉釦の操作によって戸開可能な最寄階への移動を行うことでも、上記第1乃至第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
また、上記第1乃至第3の実施形態において、戸開釦または戸閉釦のどちらかの入力を検出することで、戸開可能な最寄階へ移動させるようにしても良い。
すなわち、例えば上かご12が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その上かご12内の戸開釦15または戸閉釦16の入力を検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
同様に、下かご13が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その下かご13内の戸開釦18または戸閉釦19の入力を検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
このように、戸開禁止階で停止してしまった場合に、当該かご内の戸開釦または戸閉釦の操作によって戸開可能な最寄階への移動を行うことでも、上記第1乃至第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例3)
また、上記第1乃至第3の実施形態において、かご内の戸開釦の入力とかご内戸閉釦の入力を同時に検出したら、戸開可能な最寄階へ移動させるようにしても良い。
すなわち、例えば上かご12が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その上かご12内の戸開釦15と戸閉釦16の入力を略同時に検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
同様に、下かご13が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その下かご13内の戸開釦18と戸閉釦19の入力を略同時に検出したときに、戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
このように、戸開禁止階で停止してしまった場合に、当該かご内の戸開釦と戸閉釦の操作によって戸開可能な最寄階への移動を行うことでも、上記第1乃至第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かご内の戸開釦とかご内戸閉釦の同時入力を条件とすることで、釦本来の動作(つまり戸開釦は戸開動作、戸閉釦は戸閉動作)と閉じ込め時の救出動作とを明確に分けて制御することができ、誤動作を防ぐことができるといった利点がある。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上記第1乃至第3の実施形態では、最寄階への移動方向を選ぶことはできなかったが、第4の実施形態では、戸開釦と戸閉釦の操作によって移動方向を選択可能とすることを特徴とする。
なお、装置構成については上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略するものとし、ここでは処理の流れについて説明する。
図8は第4の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS401)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS401a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS402,S409)。
上かご12が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS402のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS403)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS403のYes)、運行制御部42は、上かご12内の戸開釦15と戸閉釦16のそれぞれの入力を検出する(ステップS404,S407)。
ここで、第4の実施形態では、戸開釦15の入力を検出したときに(ステップS404のYes)、運行制御部42は、移動方向として上り方向を選択する(ステップS405)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上かご12が上り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12を移動させて戸開する(ステップS406)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
また、戸閉釦16の入力を検出したときに(ステップS407のYes)、運行制御部42は、移動方向として下り方向を選択する(ステップS408)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上かご12が下り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12を移動させて戸開する(ステップS406)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
一方、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS409のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS410)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS410のYes)、運行制御部42は、下かご13内の戸開釦18と戸閉釦19のそれぞれの入力を検出する(ステップS411,S413)。
ここで、第4の実施形態では、戸開釦18の入力を検出したときに(ステップS411のYes)、運行制御部42は、移動方向として上り方向を選択する(ステップS412)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、下かご13が上り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに下かご13を移動させて戸開する(ステップS406)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
また、戸閉釦19の入力を検出したときに(ステップS413のYes)、運行制御部42は、移動方向として下り方向を選択する(ステップS414)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、下かご13が下り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに下かご13を移動させて戸開する(ステップS406)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS402のNo,S409のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS403のNo,S410のNo)、または、かご内戸開釦と戸閉釦の入力がない場合(ステップS404のNo,S407のNo,S411のNo,S413のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
なお、上記ステップS406において、最寄階を検索する場合に、上下かごの両方が戸開可能な最寄階を探すことでも良いし(第1の実施形態)、少なくとも戸開禁止階で停止していたかごが戸開可能な最寄階を探すことでも良い(第3の実施形態)。また、かごドアを戸開する場合に、戸開禁止階で停止していたかごのドアだけを戸開することでも良い(第2の実施形態)。
このように、かごが戸開禁止階で停止した場合に、そのかご内の戸開釦と戸閉釦の操作により移動方向を選択できるので、乗客が希望する方向へかごを移動させて戸開することができる。
(変形例4)
上記第4の実施形態では、かご内の戸開釦の操作により上り方向、戸閉釦の操作により下り方向へ移動させたが、かご内の戸閉釦の操作により上り方向、戸開釦の操作により下り方向へ移動させることでもよい。
すなわち、例えば上かご12が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その上かご12内の戸閉釦16の入力を検出したときに、上り方向を選択して戸開可能な最寄階への移動を行い、戸開釦15の入力を検出したときに、下り方向を選択して戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
同様に、下かご13が戸開禁止階で停止していた場合には、呼び登録部45に行先呼びが登録されていないことを確認した後、その下かご13内の戸閉釦19の入力を検出したときに、上り方向を選択して戸開可能な最寄階への移動を行い、戸開釦18の入力を検出したときに、下り方向を選択して戸開可能な最寄階への移動を行うようにする。
このように、戸開釦と戸閉釦とで移動方向を変えても、上記第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、戸開釦と戸閉釦がどちらの方向に対応しているのかをかご内に明記しておくなどして、乗客に知らせておくことが好ましい。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
上記第4の実施形態では、かご内の戸開釦と戸閉釦の入力によって移動方向を決定していた。しかしながら、かごの停止位置によっては、釦操作によって指定された方向に移動させることができないことがある。
すなわち、図9に示すように、例えば上かごが「上方突出階」が停止している場合には、物理的に「上方突出階」よりも上の階に行くことはできない。同様に、下かごが「下方突出階」が停止している場合には、物理的に「下方突出階」よりも下の階に行くことはできない。
そこで、第5の実施形態では、上かごが「上方突出階」で停止している場合は、上かご内の戸開釦と戸閉釦のどちらの操作があっても、上かごを下り方向へ移動させ、下かごが「下方突出階」で停止している場合は、下かご内の戸開釦と戸閉釦のどちらの操作があっても、下かごを上り方向へ移動させることを特徴する。
なお、装置構成については上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略するものとし、ここでは処理の流れについて説明する。
図10は第5の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS501)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS501a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12が最上階の上に設けられた「上方突出階」または下かご13が最下階の下に設けられた「下方突出階」で停止しているか否かを判断する(ステップS502,S509)。
なお、上かご12が「上方突出階」以外の戸開禁止階に停止していた場合、あるいは、下かご13が「下方突出階」以外の戸開禁止階に停止していた場合には、上記第4の実施形態と同様の処理が実行される。
ここで、上かご12が「上方突出階」で停止状態にあった場合には(ステップS502のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS503)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS503のYes)、運行制御部42は、上かご12内の戸開釦15と戸閉釦16のそれぞれの入力を検出する(ステップS504,S507)。
ここで、第5の実施形態では、戸開釦15または戸閉釦16のどちらの入力を検出した場合でも(ステップS504のYes,S507のYes)、運行制御部42は、移動方向として下り方向を選択する(ステップS505,S508)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上かご12が下り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12を移動させて戸開する(ステップS506)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
一方、下かご13が「下方突出階」で停止状態にあった場合には(ステップS509のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS510)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS510のYes)、運行制御部42は、下かご13内の戸開釦18と戸閉釦19のそれぞれの入力を検出する(ステップS511,S513)。
ここで、第5の実施形態では、戸開釦18または戸閉釦19のどちらの入力を検出した場合でも(ステップS511のYes,S513のYes)、運行制御部42は、移動方向として上り方向を選択する(ステップS512,S514)。そして、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上り方向で戸開可能な最寄階を探し、そこに下かご13を移動させて戸開する(ステップS506)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
また、行先呼びが登録されている場合(ステップS503のNo,S510のNo)、または、かご内戸開釦と戸閉釦の入力がない場合(ステップS504のNo,S507のNo,S511のNo,S513のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
なお、上記ステップS506において、最寄階を検索する場合に、上下かごの両方が戸開可能な最寄階を探すことでも良いし(第1の実施形態)、少なくとも戸開禁止階で停止していたかごが戸開可能な最寄階を探すことでも良い(第3の実施形態)。また、かごドアを戸開する場合に、戸開禁止階で停止していたかごのドアだけを戸開することでも良い(第2の実施形態)。
このように、「上方突出階」や「下方突出階」のように移動方向が制限される特定の階床にかごが停止している場合に、戸開釦または戸閉釦に関係なく、その場所から移動可能な方向へかごを移動させることで、乗客は特に意識しなくとも、どちらかの釦を操作するだけで、戸開可能な最寄階へ行くことができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、戸開禁止階で停止したかご内の戸開釦の入力を検出したら、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させていた。これに対し、第6の実施形態では、戸開禁止階で停止したかご内の戸開釦の入力を検出した際に、そのときの戸開釦の入力パターンに基づいて行先階を検出し、その行先階へ当該かごを移動させて戸開することを特徴する。
なお、装置構成については上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略するものとし、ここでは処理の流れについて説明する。
図11は第6の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止している場合に、行先呼びの登録の有無を確認するまでの処理は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS601)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS601a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS602,S607)。
上かご12が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS602のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS603)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS603のYes)、運行制御部42は、上かご12内の戸開釦15の入力を検出する(ステップS604)。
ここで、第6の実施形態では、戸開釦15の入力を検出したときに(ステップS604のYes)、運行制御部42は、そのときの戸開釦15の入力パターンに基づいて行先階の登録を行う(ステップS605)。
例えば、図12に示すように、B1階〜6階までの階床を有する建物において、各階床に下の階から順に「1」〜「7」までの階床番号が割り当てられているものとする。
今、乗客が戸開釦15を5回押下したとする。かご内操作入力部46では、図13に示すように、戸開釦15の入力信号を5回断続的に検出することにより、図示せぬ釦回数と階床番号との対応テーブルを参照して、階床番号「5」の信号を運行制御部42に出力する。これにより、運行制御部42は、呼び登録部45に4階を行先階として登録することになる。
このようにして、戸開釦15の操作により行先階が登録されると、運行制御部42は、上かご12をその行先階まで移動させる(ステップS606)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
上かご12と下かご13の移動後、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた上かご12のドア14を戸開し、下かご13のドア17は戸閉状態を保持しておく(ステップS607)。
一方、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあった場合には(ステップS608のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS609)。そして、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS609のYes)、運行制御部42は、下かご13内の戸開釦18の入力を検出する(ステップS610)。
ここで、第6の実施形態では、戸開釦18の入力を検出したときに(ステップS610のYes)、上述したように、運行制御部42は、そのときの戸開釦18の入力パターンに基づいて行先階の登録を行う(ステップS605)。そして、運行制御部42は、下かご13をその行先階まで移動させる(ステップS606)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
上かご12と下かご13の移動後、運行制御部42は、戸開禁止階で停止していた下かご13のドア17を戸開し、上かご12のドア14は戸閉状態を保持しておく(ステップS607)。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS602のNo,S608のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS603のNo,S609のNo)、または、かご内戸開釦の入力がない場合(ステップS604のNo,S610のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
このように、かご内の戸開釦の入力パターンによって行先呼び登録を行う構成とすることで、戸開禁止階で停止した場合に、乗客が戸開釦の操作により任意の階床を登録して、その階床へ行くことができる。
(変形例5)
上記第6の実施形態では、かご内の戸開釦を操作して行先階を任意に指定する構成としたが、図14に示すように、かご内の戸閉釦を操作して行先階を任意に指定する構成としても良い。図14の例では、乗客がかご内の戸閉釦を5回押下したことで、階床番号「5」が入力された場合を示している。この場合、4階が行先階として登録されることになる。
(変形例6)
また、図15に示すように、かご内の戸閉釦を押しながら、戸開釦を操作して行先階を任意に指定する構成としても良い。図15の例では、乗客がかご内の戸閉釦を押しながら、戸開釦を5回押下したことで、階床番号「5」が入力された場合を示している。この場合、4階が行先階として登録されることになる。このように、戸開釦と戸閉釦の2つを用いることで、通常の釦操作と区別することができる。
(変形例7)
また、図16に示すように、かご内の戸開釦を押しながら、戸閉釦を操作して行先階を任意に指定する構成としても良い。図16の例では、乗客がかご内の戸開釦を押しながら、戸閉釦を5回押下したことで、階床番号「5」が入力された場合を示している。この場合、4階が行先階として登録されることになる。このように、戸開釦と戸閉釦の2つを用いることで、通常の釦操作と区別することができる。
(変形例8)
また、図17に示すように、かご内の戸開釦と戸閉釦を同時に操作して行先階を任意に指定する構成としても良い。図17の例では、乗客がかご内の戸開釦と戸閉釦を同時に5回押下したことで、階床番号「5」が入力された場合を示している。この場合、4階が行先階として登録されることになる。このように、戸開釦と戸閉釦の2つを用いることで、通常の釦操作と区別することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態では、戸開禁止階に停止しているかご内の荷重から乗客の有無を判断し、かご内に乗客がいた場合に乗客に現状を説明すると共に、当該かごを戸開可能階まで移動させるための操作手順について報知することを特徴とする。
図18は第7の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のシステム構成を示す図である。なお、図18において、図1と同じ部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略するものとする。図1と異なる点は、エレベータ制御装置41に乗客判断部51と報知部52が備えられている点である。また、上かご12と下かご13のそれぞれに、荷重センサ61,62と、アナウンス装置63,64が設置されている。
乗客判断部51は、上かご12が戸開禁止階に停止した際に、荷重センサ61の検出信号に基づいて上かご12内の乗客の有無を判断する。また同様にして、乗客判断部51は、下かご13が戸開禁止階に停止した際に、荷重センサ62の検出信号に基づいて下かご13内の乗客の有無を判断する。
報知部52は、乗客判断部51によって上かご12内に乗客がいると判断された場合に、上かご12内に設置されたアナウンス装置63を通じて現状の説明と共に上かご12を戸開可能階まで移動させるための操作手順について報知する。また同様にして、報知部52は、乗客判断部51によって上かご12内に乗客がいると判断された場合に、下かご13内に設置されたアナウンス装置64を通じて現状の説明と共に上かご12を戸開可能階まで移動させるための操作手順について報知する。
荷重センサ61は、上かご12の底部に設置されており、上かご12の積載荷重を検出し、その検出信号をエレベータ制御装置41に出力する。荷重センサ62は、下かご13の底部に設置されており、下かご13の積載荷重を検出し、その検出信号をエレベータ制御装置41に出力する。
アナウンス装置63は、上かご12内に設置されたスピーカや表示装置などからなり、上かご12が戸開禁止階で停止した場合に報知部52から出力される所定のメッセージを音声出力または画面表示して乗客に知らせる。アナウンス装置64は、下かご13内に設置されたスピーカや表示装置などからなり、下かご13が戸開禁止階で停止した場合に報知部52から出力される所定のメッセージを音声出力または画面表示して乗客に知らせる。
図19は第7の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。
上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止している場合に、行先呼びの登録の有無を確認するまでの処理は、上記第1の実施形態と同様である。
すなわち、平常時の運転サービスにおいて、エレベータ(上かご12および下かご13)が停止したときに(ステップS701)、かご位置検出装置47によって上かご12と下かご13の位置が検出され、その位置情報が戸開禁止判断部44に与えられる(ステップS701a)。戸開禁止判断部44では、予め階床構成テーブル43に記憶された階床データを参照して、上かご12または下かご13が戸開禁止階で停止しているか否かを判断する(ステップS702,S708)。
上かご12が戸開禁止階で停止状態にあった場合に(ステップS702のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS703)。
ここで、第7の実施形態では、上かご12が戸開禁止階で停止状態にあり、かつ、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS703のYes)、乗客判断部51にて上かご12内の乗客の有無を判断する(ステップS704)。乗客判断部51では、上かご12に設置された荷重センサ61によって検出された荷重値が所定値以上であった場合に上かご12内に乗客がいるものと判断し、その判断結果を運行制御部42に送る。
運行制御部42は、この判断結果を受けて、報知部52を通じて上かご12内の乗客に対し、現在の状況と最寄階へ移動するための操作手順を報知する(ステップS705)。具体的には、図20(a),(b),(c)に示すように、例えば「行先呼びが登録されていません。」「現在戸開できない階で停止しています。」「戸開釦を押すと、最寄階まで移動して外に出ることができます。」といったような各メッセージを上かご12内に設置されたアナウンス装置63に出力する。これにより、上かご12内の乗客は現在の状況を把握して、戸開釦15を操作することができる。
戸開釦15の入力が検出されると(ステップS706のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上かご12を戸開可能な最寄階を探し、そこに上かご12を移動させて戸開する(ステップS707)。このとき、当然のことながら、上かご12と共に下かご13も移動することになる。
また、同様にして、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあった場合でも(ステップS708のYes)、運行制御部42は、行先呼びの登録の有無を確認する(ステップS709)。
ここで、第7の実施形態では、下かご13が戸開禁止階で停止状態にあり、かつ、呼び登録部45に行先呼びが登録されていない場合に(ステップS709のYes)、乗客判断部51にて下かご13内の乗客の有無を判断する(ステップS710)。乗客判断部51では、下かご13に設置された荷重センサ62によって検出された荷重値が所定値以上であった場合に下かご13内に乗客がいるものと判断し、その判断結果を運行制御部42に送る。
運行制御部42は、この判断結果を受けて、報知部52を通じて下かご13内の乗客に対し、図20(a),(b),(c)に示したように現在の状況と最寄階へ移動するための操作手順を報知する(ステップS705)。これにより、下かご13内の乗客は現在の状況を把握して、戸開釦18を操作することができる。
戸開釦18の入力が検出されると(ステップS706のYes)、運行制御部42は、階床構成テーブル43を参照して、上かご12を戸開可能な最寄階を探し、そこに下かご13を移動させて戸開する(ステップS707)。このとき、当然のことながら、下かご13と共に上かご12も移動することになる。
また、上下かごとも戸開禁止階で停止していない場合(ステップS702のNo,S708のNo)、または、行先呼びが登録されている場合(ステップS703のNo,S709のNo)、または、かご内戸開釦と戸閉釦の入力がない場合(ステップS706のNo)、運行制御部42は、上かご12と下かご13の最寄階への移動は行わない。
なお、上記ステップS707において、最寄階を検索する場合に、上下かごの両方が戸開可能な最寄階を探すことでも良いし(第1の実施形態)、少なくとも戸開禁止階で停止していたかごが戸開可能な最寄階を探すことでも良い(第3の実施形態)。また、かごドアを戸開する場合に、戸開禁止階で停止していたかごのドアだけを戸開することでも良い(第2の実施形態)。
このように、行先呼び登録をせずに誤って乗車してしまった乗客に対して、音声や表示にてかごの状況と操作手順について報知することで、乗客は閉じ込め状態に気づき、報知されたメッセージに従ってかご内の戸開釦を操作して戸開可能な最寄階へ行くことができる。
なお、ここではかご内の戸開釦の操作により戸開可能な最寄階へ移動させる場合を想定して説明したが、戸閉釦の操作や、戸開釦と戸閉釦の両方を操作する場合などであっても同様であり、その操作手順を報知することで、乗客はその報知されたメッセージに従って釦を操作して戸開可能な最寄階へ行くことができる。
また、かご内の乗客の有無を検出する方法としては、荷重センサによる方法に限らず、例えば監視カメラによって撮影された画像を解析するなどの方法もある。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明に第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のシステム構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの上下かごが戸開可能階で停止しているパターンを示す図である。 図3は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの上かごが戸開禁止階、下かごが戸開可能階で停止しているパターンを示す図である。 図4は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの上かごが戸開可能階、下かごが戸開禁止階で停止しているパターンを示す図である。 図5は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図6は第2の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図7は第3の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図8は第4の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図9は第5の実施形態におけるダブルデッキエレベータの上かごが「上方突出階」、下かごが「下方突出階」で停止しているパターンを示す図である。 図10は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図11は第6の実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図12は同実施形態における建物のフロア名と階床番号との対応関係を説明するための図である。 図13は同実施形態における戸開釦を断続的に入力するパターンを示す図である。 図14は同実施形態の変形例1として戸閉釦を断続的に入力するパターンを示す図である。 図15は同実施形態の変形例2として戸閉釦を押しながら、戸開釦を断続的に入力するパターンを示す図である。 図16は同実施形態の変形例3として戸開釦を押しながら、戸閉釦を断続的に入力するパターンを示す図である。 図17は同実施形態の変形例4として戸開釦と戸閉釦を同時に断続的に入力するパターンを示す図である。 図18は第7の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のシステム構成を示す図である。 図19は同実施形態におけるダブルデッキエレベータの運行制御処理を示すフローチャートである。 図20は同実施形態における報知メッセージの一例を示す図である。
符号の説明
11…かご枠、12…上かご、13…下かご、14…ドア、15…戸開釦、16…戸閉釦、17…ドア、18…戸開釦、19…戸閉釦、20…巻上機、21…ロープ、22…カウンタウェイト、31…乗場行先呼び登録装置、32…操作釦、33…表示器、41…エレベータ制御装置、42…運行制御部、43…階床構成テーブル、44…戸開判断部、45…呼び登録部、46…かご内操作入力部、47…かご位置検出装置、51…乗客判断部、52…報知部、61…荷重センサ、62…荷重センサ、63…アナウンス装置、64…アナウンス装置。

Claims (14)

  1. 上下のかご内に行先呼びを登録するための登録装置がなく、各階の乗場に設置された登録装置で行先呼びの登録を行うダブルデッキエレベータにおいて、
    建物の階床構成を示す階床データを記憶したテーブル手段と、
    上記乗場に設置された登録装置によって登録された行先呼びの情報を記憶する呼び登録手段と、
    上記上下かごの停止位置を検出するかご位置検出手段と、
    上記上下のかご内に設けられた所定の操作釦の入力を検出するかご内操作入力手段と、
    上記かご位置検出手段によって検出された上記上下のかごの停止位置と上記テーブル手段に記憶された階床データとを照らし合わせ、上記上下のかごのどちらか一方が戸開禁止階に停止しているか否かを判断する戸開禁止判断手段と、
    この戸開禁止判断手段によって上記上下かごのどちらか一方が戸開禁止階に停止していると判断され、かつ、上記呼び登録手段に行先呼びの情報が未登録であった場合に、上記かご内操作入力手段によって上記所定の操作釦の入力が検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開する運行制御手段と
    を具備したことを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  2. 上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記所定の操作釦の入力が検出されたときに、上記テーブル手段を参照して、上記上下かごがそれぞれに戸開可能な最寄階を検索し、そこに上記上下かごを移動させた後、両方のかごを戸開することを特徴とする請求項1記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  3. 上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記所定の操作釦の入力が検出されたときに、上記テーブル手段を参照して、上記上下かごがそれぞれに戸開可能な最寄階を検索し、そこに上記上下かごを移動させた後、上記戸開禁止階に停止していたかごだけを戸開することを特徴とする請求項1記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  4. 上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記所定の操作釦の入力が検出されたときに、上記テーブル手段を参照して、上記上下かごのうちの少なくとも上記戸開禁止階に停止していたかごが戸開可能な最寄階を検索し、そこに上記戸開禁止階に停止していたかごを移動させた後、当該かごだけを戸開することを特徴とする請求項1記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  5. 上記所定の操作釦とは、戸開を指示するための戸開釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦の入力が検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  6. 上記所定の操作釦とは、戸閉を指示するための戸閉釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸閉釦の入力が検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  7. 上記所定の操作釦とは、戸開を指示するための戸開釦と戸閉を指示するための戸閉釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦と上記戸閉釦のどちらか一方の入力が検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  8. 上記所定の操作釦とは、戸開を指示するための戸開釦と戸閉を指示するための戸閉釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦と上記戸閉釦の入力が同時に検出されたときに、当該かごを戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  9. 上記所定の操作釦とは、戸開を指示するための戸開釦と戸閉を指示するための戸閉釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦の入力が検出されたときに、移動方向として上方向を選択し、当該かごを上方向で戸開可能な最寄階へ移動させて戸開し、上記かご内操作入力手段によって上記戸閉釦の入力が検出されたときに、移動方向として下方向を選択し、当該かごを下方向で戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  10. 上記所定の操作釦とは、戸開を指示するための戸開釦と戸閉を指示するための戸閉釦であり、
    上記運行制御手段は、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦の入力が検出されたときに、移動方向として下方向を選択し、当該かごを下方向で戸開可能な最寄階へ移動させて戸開し、上記かご内操作入力手段によって上記戸閉釦の入力が検出されたときに、移動方向として上方向を選択し、当該かごを上方向で戸開可能な最寄階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  11. 上記戸開禁止階として、建物の最上階の上に設けられた上方突出階と最下階の下に設けられた下方突出階を含み、
    上記運行制御手段は、上記上かごが上記上方突出階で停止していると判断された場合には、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦と上記戸閉釦のどちらの入力が検出されても移動方向として下方向を選択し、上記下かごが上記下方突出階で停止していると判断された場合には、上記かご内操作入力手段によって上記戸開釦と上記戸閉釦のどちらの入力が検出されても移動方向として上方向を選択することを特徴とする請求項9または10記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  12. 上記かご内操作入力手段は、上記所定の操作釦の入力パターンに基づいて行先階を検出し、
    上記運行制御手段は、上記戸開禁止階で停止しているかごを上記かご内操作入力手段によって検出された行先階へ移動させて戸開することを特徴とする請求項1記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  13. 上記戸開禁止判断手段によって上記上下かごのどちらか一方が戸開禁止階に停止していると判断され、かつ、上記呼び登録手段に行先呼びの情報が未登録であった場合に、上記戸開禁止階に停止しているかご内の乗客の有無を判断する乗客判断手段と、
    この乗客判断手段によって当該かご内に乗客がいるものと判断された場合に、その乗客に対し、現在の状況と戸開可能階へ移動するための操作手順について報知する報知手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  14. 上記上下のかごのそれぞれに設置された荷重センサを備え、
    上記乗客判断手段は、上記荷重センサによって所定値以上の荷重が検出された場合に当該かご内に乗客がいるものと判断することを特徴とする請求項13記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
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