JP2011195225A - 視覚障害者用エレベータ及びその制御方法 - Google Patents

視覚障害者用エレベータ及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】視覚障害者用エレベータにおいて、利用者による操作ボタンの誤操作をなくすようにする。
【解決手段】エレベータ10は、利用者がエレベータ10を操作する操作盤12と、操作盤12に設けられる操作ボタン14と、利用者が操作ボタン14を押圧する押圧時間に基づいて操作ボタン14を登録する登録部42とを有する。登録部42の動作により、利用者による操作ボタン14の誤操作を防ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの乗場及びかごの操作ボタンの内容を表した点字名板を備えた視覚障害者用エレベータ及びその制御方法に関する。
従来から、エレベータの乗場に設置される乗場操作盤、またはかご内に設置されるかご操作盤の操作ボタン付近に、視覚障害者が操作ボタンの内容を理解できるように、操作ボタンの内容を表した点字名板を備えた視覚障害者用エレベータが知られている。
下記特許文献1には、操作ボタンと、操作ボタンに隣接して操作ボタンの内容を表した点字とを有する操作盤を備えるエレベータの視覚障害者誘導装置が記載されている。また、この特許文献1には、視覚障害者誘導装置が、視覚障害者が点字に触れた場合、触れた点字の表示内容を音声報知する音声装置を有することが示されている。音声装置の音声報知により、点字を理解することが困難な視覚障害者であっても、エレベータの操作ボタンの内容を認識できる。
下記特許文献2には、かごの戸が開状態であるときにかご内の負荷の変動を検出する検出部と、検出部により変動が検出された場合、戸閉めを抑制する抑制部とを有するエレベータの戸閉め抑制装置が記載されている。抑制部により負荷の変動時に戸閉めが抑制される、すなわち戸の閉動作の開始時間が遅くなるので、かごの乗降中、利用者が戸にぶつかりにくく、また戸に挟まれにくくなる。
特開2004−269196号公報 特開2008−230791号公報
従来の視覚障害者用エレベータを利用する視覚障害者は、操作盤の操作ボタンを操作するために、一般的に、操作ボタンの内容を表した点字名板を手探りで探す。この手探り途中に、視覚障害者の手が、目的としない操作ボタンに誤って触れてしまい、その操作ボタンが登録されてしまうという問題がある。この場合、エレベータが視覚障害者の目的としない運転を開始する、例えば目的階以外に向かうので、視覚障害者の移動に支障をきたしてしまう。
また、視覚障害者が音声案内により操作ボタンの誤操作に気付き、改めて目的とする操作ボタンを登録しても、従来のエレベータにおいては、誤操作による運転が終了した後に、目的とする操作ボタンに基づく運転が開始されるので、時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の目的は、利用者による操作ボタンの誤操作をなくすとともに、エレベータの運転効率の向上を図ることができる視覚障害者用エレベータ及びその制御方法を提供することにある。
本発明の視覚障害者用エレベータは、利用者がエレベータを操作する操作盤と、操作盤に設けられる操作ボタンと、利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録部と、を有することを特徴とする。
また、登録部は、押圧時間を計測するタイマーを有し、登録部は、タイマーにより計測された押圧時間が所定時間以上である場合、押圧されている操作ボタンを登録することができる。
また、利用者に向けて音声を出力するスピーカを有し、登録部は、利用者により操作ボタンが押圧された場合、スピーカを介して、その操作ボタンの登録条件を利用者に知らせることができる。
また、登録部は、操作ボタンが登録された場合、スピーカを介して、その旨を利用者に知らせることができる。
また、操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤の少なくとも一つであることが好適である。
また、別の発明の視覚障害者用エレベータは、利用者がエレベータを操作する操作盤と、操作盤に設けられる操作ボタンと、操作盤に設けられ、操作ボタンの内容を表した点字名板と、利用者が点字名板に触れたことを検出する検出部と、検出部の検出により、エレベータを通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替えるモード切替部と、モード切替部により視覚障害者用モードに切り替わった場合、利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録部と、を有することを特徴とする。
また、モード切替部により視覚障害者用モードに切り替わった場合、登録部によりかご内の操作ボタンが登録されるまで、かごのドアの閉動作を遅らせるドア閉動作遅延部を有することができる。
また、登録部は、押圧時間を計測するタイマーを有し、登録部は、タイマーにより計測された押圧時間が所定時間以上である場合、押圧されている操作ボタンを登録することができる。
また、利用者に向けて音声を出力するスピーカを有し、登録部は、利用者により操作ボタンが押圧された場合、スピーカを介して、その操作ボタンの登録条件を利用者に知らせることができる。
また、登録部は、操作ボタンが登録された場合、スピーカを介して、その旨を利用者に知らせることができる。
また、操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤の少なくとも一つであることが好適である。
また、操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤とを含み、モード切替部は、検出部によりかご又は乗場操作盤に設けられる点字名板のいずれか一方の接触が検出された場合、通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替えることができる。
また、別の発明の視覚障害者用エレベータの制御方法は、利用者がエレベータを操作する操作盤と、操作盤に設けられる操作ボタンと、操作盤に設けられ、操作ボタンの内容を表した点字名板と、を有する視覚障害者用エレベータの制御方法において、利用者が点字名板に触れたことを検出する検出ステップと、検出ステップの検出により、エレベータを通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替えるモード切替ステップと、モード切替ステップにより視覚障害者用モードに切り替わったとき、利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の視覚障害者用エレベータ及びその制御方法によれば、利用者による操作ボタンの誤操作をなくすとともに、エレベータの運転効率の向上を図ることができる。
本実施形態に係る視覚障害者用エレベータのかご内に設けられるかご操作盤の構成を示す図である。 本実施形態に係る視覚障害者用エレベータの乗場に設けられる乗場操作盤の構成を示す図である。 本実施形態に係る視覚障害者用エレベータの構成を示す図である。 視覚障害者用エレベータの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る視覚障害者用エレベータの実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る視覚障害者用エレベータのかご内に設けられるかご操作盤の構成を示す図であり、図2は、本実施形態に係る視覚障害者用エレベータの乗場に設けられる乗場操作盤の構成を示す図であり、図3は、本実施形態に係る視覚障害者用エレベータの構成を示す図である。
視覚障害者用エレベータ(以降、単に「エレベータ」と記す)10は、利用者がエレベータ10を操作する操作盤12と、操作盤12に設けられる操作ボタン14と、操作盤12に設けられ、操作ボタン14の内容を表示した点字名板16とを有する。
操作盤12は、エレベータ10のかご内に設けられるかご操作盤18と、エレベータ10の乗場に設けられる乗場操作盤20を有する。
かご操作盤18は、図1に示されるように、操作ボタン14であるかご操作ボタン22と、点字名板であるかご点字名板24と、かごの現在位置及び移動方向を表示する表示部26と、利用者に向けて音声を出力するスピーカ28とを有する。
かご操作ボタン22は、行き先階を登録するための行き先階ボタン22aと、かごのドア30を開閉するための開ボタン22b,閉ボタン22cと、外部に連絡するための非常用呼びボタン22dとを有する。本実施形態の行き先階ボタン22aは、図1に示されるように、1から8階までの計8個である。しかし、行き先階ボタン22aの数は一例であって、本発明は行き先階ボタン22aの数8個に限定されない。
かご点字名板24は、内容を表示するかご操作ボタン22に隣接して設けられる。具体的には、かご点字名板24は、行き先階ボタン22aに対応する行き先階ボタン点字名板24aと、開ボタン22bに対応する開ボタン点字名板24bと、閉ボタン22cに対応する閉ボタン点字名板24cと、非常用呼びボタン22dに対応する非常用呼びボタン点字名板24dとを有する。これらの点字名板24a〜24dは、対応する上記のボタン22a〜22dに隣接してそれぞれ設けられる。
乗場操作盤20は、図2に示されるように、操作ボタン14である乗場操作ボタン32と、点字名板16である乗場点字名板34と、利用者に向けて音声を出力するスピーカ36とを有する。
図2に示される乗場操作盤20は、中間階の乗場に設置されるものである。よって、乗場操作ボタン32は、エレベータ10の行き先方向を登録するための上方向ボタン32aと、下方向ボタン32bとを有する。図には示さないが、乗場操作盤20が、最下階の乗場に設置される場合には、乗場操作ボタン32は上方向ボタン32aのみを有し、乗場操作盤20が、最上階の乗場に設置される場合には、乗場操作ボタン32は下方向ボタン32bのみを有する。
乗場点字名板34は、内容を表示する乗場操作ボタン32に隣接して設けられる。乗場点字名板34は、上方向ボタン32aに対応する上方向ボタン点字名板34aと、下方向ボタン32bに対応する下方向ボタン点字名板34bとを有する。
エレベータ10は、操作盤12に接続され、操作盤12からの入力情報、例えば行き先階ボタン22aの操作による行き先階情報に基づいて、このエレベータ10の運転を制御する制御部37を有する。
制御部37は、検出部38と、モード切替部40と、登録部42と、ドア閉動作遅延部44とを有する。
検出部38は、利用者が点字名板16に触れたことを検出する。具体的には、操作盤12には、点字名板16への接触を検知するセンサ(図示せず)が設けられ、検出部38は、このセンサの検知信号によって利用者が点字名板16に触れたことを検出する。センサは、例えば静電式タッチセンサであり、導電体の点字名板16の裏面に積層して設けられ、利用者の指と点字名板16の近接によって生じる静電容量の変化により接触を検知する。
モード切替部40は、検出部38が、利用者が点字名板16に触れたことを検出した場合、エレベータ10のモードを、通常の運転を行なう通常運転モードから、視覚障害者に配慮した視覚障害者用モードに切り替える。ここで、点字名板16は、かご点字名板24と乗場点字名板34であり、検出部38が、これらの点字名板24,34のいずれか一方の接触を検出した場合、モード切替部40は、視覚障害者用モードに切り替えることができる。
一般的に、利用者が視覚障害者以外、すなわち正常な視覚を有する者である場合、その利用者は、目的とする操作ボタン14を直接押すことができる。しかし、利用者が視覚障害者である場合、その利用者は、そのような操作ができず、操作ボタン14の内容を表した点字名板16を手探りで探し、その後、目的とする操作ボタン14を押す。よって、利用者が視覚障害者である場合、その利用者は、目的とする操作ボタン14を押す前に、必ず、点字名板16に触れる。このような視覚障害者の動作特性を活かし、モード切替部40は、検出部38が、利用者が点字名板16に触れたことを検出した場合、利用者が視覚障害者であると判断し、エレベータ10のモードを視覚障害者用モードに切り替える。
登録部42は、エレベータ10のモードが視覚障害者用モードである場合、利用者が操作ボタン14を押圧する押圧時間に基づいて操作ボタン14を登録する。このような登録部42の登録動作により、利用者である視覚障害者による操作ボタン14の誤操作を防ぐことができる。以下、視覚障害者用モードにおける操作ボタン14の登録方法について具体的に説明する。
登録部42は、利用者が操作ボタン14を押圧する押圧時間を計測するタイマー46を有する。登録部42は、また、記憶部(図示せず)を有し、その記憶部には予め所定時間が記憶されている。登録部42は、タイマー46により計測された押圧時間が、記憶部の所定時間より大きい場合、押圧されている操作ボタン14を登録する。
これにより、利用者である視覚障害者が、操作ボタン14の内容を表した点字名板16を手探りで探している途中に、誤って目的としない操作ボタン14を押圧してしまった場合であっても、押圧時間が所定時間未満であれば、その操作ボタン14は登録されない。よって、利用者である視覚障害者による操作ボタン14の誤操作を防ぐことができる。なお、エレベータ10のモードが通常運転モードである場合、利用者が操作ボタン14を押圧すると、押圧時間の長さにかかわらず、その操作ボタン14は登録される。
また、登録部42は、利用者である視覚障害者により操作ボタン14が押圧された場合、スピーカ28,36を介して、その操作ボタン14の登録条件を利用者に知らせることができる。操作ボタン14の登録条件とは、上述したように操作ボタン14の押圧時間が所定時間以上のことである。例えば、利用者が4階の行き先階ボタン22aを押した場合、スピーカ28から「4階のボタンが押されました。そのボタンを登録するには、そのまま押し続けてください。」というアナウンスが流される。また、利用者が上方向ボタン32aを押した場合、スピーカ36から「上方向のボタンが押されました。そのボタンを登録するには、そのまま押し続けてください。」というアナウンスが流される。これらのようなアナウンスにより、利用者は、聴覚で操作ボタン14の操作が正しい否かを判断することができ、正しい場合には、そのまま押し続けて登録を待つ。一方、誤操作である場合には、操作ボタン14から手を離すことにより、その操作ボタン14の登録を未然に防ぐことができる。
また、登録部42は、操作ボタン14が登録された場合、スピーカ28,36を介して、その旨を利用者に知らせることもできる。例えば、利用者が4階の行き先階ボタン22aを押し続けて登録された場合、スピーカ28から「4階のボタンが登録されました。」というアナウンスが流される。また、利用者が上方向ボタン32aを押し続け登録された場合、スピーカ36から「上方向のボタンが登録されました。」というアナウンスが流される。これらのようなアナウンスにより、利用者は、聴覚で操作ボタン14が正確に登録されたか否かを判断することができ、利用者の不安が解消される。
ドア閉動作遅延部44は、エレベータ10のモードが視覚障害者用モードである場合、登録部42によりかご内の操作ボタン14が登録されるまで、かごのドア30の閉動作を遅らせる。言い換えれば、ドア閉動作遅延部44は、かご内の操作ボタン14が登録されてから、ドア30を閉じるように制御する。このようにドア30の閉動作を遅延させることにより、利用者である視覚障害者が、かごの乗降中に、閉じるドア30にぶつかる、または挟まれてしまうことを防止することができる。また、その利用者による操作ボタン14の登録より前にドア30が閉じて、エレベータ10が他の乗場の呼び登録で運転してしまうことを防止することができる。
次に、本実施形態に係るエレベータ10の制御動作の一例を、図4を用いて説明する。示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、利用者が点字名板16に触れたか否かが検出部38により判断される。このとき、点字名板16は、かごまたは乗場点字名板24,34のいずれか一方である。利用者と点字名板16の接触がある、すなわち検出部38による検出があった場合、ステップS102に進み、エレベータ10のモードがモード切替部40により視覚障害者用モードに切り替えられる。一方、利用者と点字名板16の接触がない、すなわち検出部38による検出がない場合には、エレベータ10のモードは通常運転モードのままであり、ステップS101で待機する。
そして、ステップS103において、ドア30の閉動作を遅らせる制御がドア閉動作遅延部44により開始させられ、ステップS104に進む。ステップS104では、利用者による操作ボタン14の押圧があったか否かが判断される。操作ボタン14の押圧があった場合、ステップ105に進み、操作ボタン14の登録条件がスピーカ28,36を介してアナウンスされる。一方、操作ボタン14の押圧がない場合、操作ボタン14が押圧されるまでステップS104で待機する。
次に、ステップS106において、操作ボタン14の押圧時間が所定時間以上であるか否かが登録部42により判断される。押圧時間が所定時間以上である場合、ステップS107に進み、その操作ボタン14が登録され、その旨がスピーカ28,36を介してアナウンスされ、エレベータ10の運転が開始される。一方、押圧時間が所定時間以上でない場合、その操作が誤操作でありキャンセルされたと判断され、ステップS104に戻る。
登録された操作ボタン14が乗場操作ボタン32である場合、エレベータ10はその乗場に移動してドア30が開く。なお、ドア30は、視覚障害者用モードのため、かご内のかご操作ボタン22が登録されるまで開状態のままである。ただし、ステップS104に戻った後、一定時間、かご操作ボタン22の押圧が無い場合、利用者はいないと判断し、モード切替部40により、エレベータ10のモードが視覚障害者用モードから通常運転モードに切り替えることもできる。
一方、登録された操作ボタン14がかご操作ボタン22、例えば行き先階ボタン22aである場合、エレベータ10は、ドア30を閉じて、登録された行き先階に移動する。
本実施形態のエレベータ10によれば、点字名板16を手探りで探すという視覚障害者の特性を生かして、簡易な構造で、利用者が視覚障害者であるか否かを判断することができる。また、利用者が視覚障害者である場合には、利用者による操作ボタン14の押圧時間の長さに基づいて操作ボタン14を登録するか否かが判断される。これにより、視覚障害者の手が、目的としない操作ボタンに誤って触れてしまい、その操作ボタンが登録されてしまうという誤操作を未然に防ぐことができる。誤操作がなくなると、エレベータ10の無駄な運転がなくなるので、運転効率が向上する。さらに、利用者は聴覚により操作内容を認識することができるので、利用者の不安が解消される。
本実施形態においては、エレベータ10が通常運転モードと視覚障害者用モードとを有する場合について説明したが、この構成に限定されない。エレベータ10が視覚障害者用モードのみを有することもできる。すなわち、操作ボタン14の誤操作を防止するため、全ての利用者による操作ボタン14の押圧時間の長さに基づいて操作ボタン14が登録される。この場合、エレベータ10の構成として、利用者が視覚障害者であるか否かを判断する機能、すなわち検出部38と、モードを切り替える機能、すなわちモード切替部40とを省くことができる。
また、本実施形態では、操作盤12がかご操作盤18と乗場操作盤20を有する場合について説明したが、この構成に限定されない。操作盤12がかご操作盤18と乗場操作盤20の少なくとも1つであってもよい。例えば、操作盤12がかご操作盤18のみである場合、図4に示される制御動作は、利用者がかご内に入ってから開始される。
10 視覚障害者用エレベータ、12 操作盤、14 操作ボタン、16 点字名板、18 かご操作盤、20 乗場操作盤、22 かご操作ボタン、24 かご点字名板、28,36 スピーカ、30 ドア、32 乗場操作ボタン、34 乗場点字名板、38 検出部、40 モード切替部、42 登録部、44 ドア閉動作遅延部、46 タイマー。

Claims (13)

  1. 利用者がエレベータを操作する操作盤と、
    操作盤に設けられる操作ボタンと、
    利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録部と、
    を有することを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  2. 請求項1に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    登録部は、押圧時間を計測するタイマーを有し、
    登録部は、タイマーにより計測された押圧時間が所定時間以上である場合、押圧されている操作ボタンを登録する、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  3. 請求項2に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    利用者に向けて音声を出力するスピーカを有し、
    登録部は、利用者により操作ボタンが押圧された場合、スピーカを介して、その操作ボタンの登録条件を利用者に知らせる、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  4. 請求項3に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    登録部は、操作ボタンが登録された場合、スピーカを介して、その旨を利用者に知らせる、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤の少なくとも一つである、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  6. 利用者がエレベータを操作する操作盤と、
    操作盤に設けられる操作ボタンと、
    操作盤に設けられ、操作ボタンの内容を表した点字名板と、
    利用者が点字名板に触れたことを検出する検出部と、
    検出部の検出により、エレベータを通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替えるモード切替部と、
    モード切替部により視覚障害者用モードに切り替わった場合、利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録部と、
    を有することを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  7. 請求項6に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    モード切替部により視覚障害者用モードに切り替わった場合、登録部によりかご内の操作ボタンが登録されるまで、かごのドアの閉動作を遅らせるドア閉動作遅延部を有する、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  8. 請求項6または7に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    登録部は、押圧時間を計測するタイマーを有し、
    登録部は、タイマーにより計測された押圧時間が所定時間以上である場合、押圧されている操作ボタンを登録する、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  9. 請求項8に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    利用者に向けて音声を出力するスピーカを有し、
    登録部は、利用者により操作ボタンが押圧された場合、スピーカを介して、その操作ボタンの登録条件を利用者に知らせる、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  10. 請求項9に記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    登録部は、操作ボタンが登録された場合、スピーカを介して、その旨を利用者に知らせる、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  11. 請求項6から10のいずれか1つに記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤の少なくとも一つである、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  12. 請求項6から10のいずれか1つに記載の視覚障害者用エレベータにおいて、
    操作盤は、かご内に設けられるかご操作盤と乗場に設けられる乗場操作盤とを含み、
    モード切替部は、検出部によりかご又は乗場操作盤に設けられる点字名板のいずれか一方の接触が検出された場合、通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替える、
    ことを特徴とする視覚障害者用エレベータ。
  13. 利用者がエレベータを操作する操作盤と、
    操作盤に設けられる操作ボタンと、
    操作盤に設けられ、操作ボタンの内容を表した点字名板と、
    を有する視覚障害者用エレベータの制御方法において、
    利用者が点字名板に触れたことを検出する検出ステップと、
    検出ステップの検出により、エレベータを通常運転モードから視覚障害者用モードに切り替えるモード切替ステップと、
    モード切替ステップにより視覚障害者用モードに切り替わったとき、利用者が操作ボタンを押圧する押圧時間に基づいて操作ボタンを登録する登録ステップと、
    を有することを特徴とする視覚障害者用エレベータの制御方法。
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